JP2002072579A - 画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体

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JP2002072579A
JP2002072579A JP2000259254A JP2000259254A JP2002072579A JP 2002072579 A JP2002072579 A JP 2002072579A JP 2000259254 A JP2000259254 A JP 2000259254A JP 2000259254 A JP2000259254 A JP 2000259254A JP 2002072579 A JP2002072579 A JP 2002072579A
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Katsuhide Koga
勝秀 古賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ用のチップの選別やレーザ用のチップ
の温度制御を行うことなく、安定した光量制御を行うこ
とができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 CPU及びD/A変換回路55により複
数の異なるレーザビームのパワーに相当する比較器54
での電圧VREFを設定してAPC回路により設定した
パワーになるように制御し、各々のパワーでの前記像担
持体上の点灯走査後の該像担持体の表面電位を検出し、
前記設定されたレーザビームの複数のパワーデータと前
記検出された複数の電位データに基づいてレーザビーム
のパワーを決定する第1のモードと、該第1のモードで
決定されたレーザビームのパワーでの前記像担持体上の
点灯走査後の該像担持体の表面電位を検出し、該検出さ
れた電位データと前記第1のモードでのデータとに基づ
いてレーザビームのパワーを決定する第2のモードとを
実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像信
号に基づいてレーザ光源から画素変調されて出力された
レーザ光を感光体や、静電記録媒体等の像担持面上に導
光して、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を
形成する電子写真方式の画像形成装置及びその制御方法
並びに記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式のデジタルの画
像形成装置のレーザ駆動回路においては、1走査中のレ
ーザの光量を一定に保持するために、1走査中の光検出
区間でレーザ(レーザビーム)の出力を検出してレーザ
の駆動電流を1走査の間保持するという方法をとってい
る。
【0003】以下、上述したレーザの具体的な出力制御
方法を説明する。
【0004】この種の画像形成装置においは、1つのレ
ーザ発光ダイオードと1つのフォトダイオード(以下、
PDと呼ぶ)センサから構成されるレーザチップを用い
ており、バイアス電流源とパルス電流源の2つの電流源
をレーザー発光ダイオードに適用することによって、レ
ーザ発光ダイオードの発光特性の改善を図っている。
【0005】また、レーザ発光ダイオードの発光を安定
化させるために、PDセンサからの出力信号を用いてバ
イアス電流源に帰還をかけ、バイアス電流量の自動制御
を行っている。
【0006】即ち、PDセンサからの出力信号は電流電
圧変換器に入力され、ついで増幅器で増幅され、APC
回路に入力され、ついでこのAPC回路からバイアス電
流源に制御信号として供給される。この時、APC回路
の動作を図14及び図15を用いて説明する。
【0007】図14は従来例のAPC回路の構成を示す
回路ブロック図、図15は従来例のAPC時の各信号波
形を示すタイミングチャートである。
【0008】まずPDセンサからの電流電圧変換・増幅
された信号VPDが、図15に示すタイミングで図14
に示すAPC(Auto Power Control
の略)回路に入力され、APC回路内ではシーケンスコ
ントローラからフル点灯信号FULLが論理素子に出力
されている間に入力されるS/H信号によって、抵抗1
01を介して入力された信号VPDをアナログスイッチ
102を用いてサンプルし、コンデンサ103に充電し
た電荷をホールドし、このホールドされた電圧VSHと
所定の光量を発光するように予め設定された電圧VRE
Fとを比較期104で比較する。
【0009】この結果、電圧VSH<電圧VREFなら
ばバイアス電流に出力される制御VAPCはバイアス電
流を増加されるように制御され、電圧VSH>電圧VR
EFならびに制御信号VAPCはバイアス電流源にバイ
アス電流を減少させるように制御される。
【0010】上述した回路方式をAPC回路方式と言
い、従来レーザ発光ダイオードを駆動する回路方式とし
て一般的である。レーザ発光ダイオードは温度特性(以
下、単に温特という)を持っており、温度が高くなるほ
ど閾値電流の増大(図12)やスロープ効率の低下(図
13)により、一定の光量を得るための電流量は増加す
る。
【0011】また、レーザ用のチップは自己発熱するた
め、一定の電流を供給するだけでは一定の光量を得るこ
とができず、これらは画像形成に重大な影響を及ぼす。
【0012】このことを解決する手段として、1走査毎
に前述したAPC回路方式を用いて、PDセンサからの
光検出区間内のモニタ電流を監視して各走査毎の発光特
性が一定になるように、各走査毎に一定に流す電流量を
制御している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PDセ
ンサーからのモニタ電流が光量に比例するべきところ
が、レーザ用のチップによっては、このモニタ電流の温
特が非常に悪いものもあり、モニタ電流が一定になるよ
うに1走査中の駆動電流量を一定に制御しても、温度変
化によってモニタ電流が変化してしまうため、光量を一
定に制御できない場合があるという問題点があった。
【0014】例えばPDセンサからのモニタ電流の温特
が±0.2%/℃のレーザ用のチップがあるとすると、
機内昇温やレーザ電流の温特が±0.2%/℃のレーザ
用のチップがあるとすると、機内昇温やレーザ用のチッ
プの自己昇温、使う環境を考慮するとレーザ用のチップ
の温度差は約30℃にもなるため、モニタ電流は±6%
もばらつくことになる。このモニタ電流を用いてAPC
制御すると、光量も±6%ばらついてしまう。
【0015】このようなモニタ電流の温特の悪いレーザ
用のチップであれば、APC制御をかけているにも関わ
らず、機内昇温やレーザ用のチップ自身の自己昇温によ
って、レーザの発光特性が変わってしまい、複数枚の出
力画像の初期と後期とで濃度差が生じ、画像品位を低下
させる原因となる。
【0016】またこうした不具合を解消するために、使
用するレーザ用のチップの選別や、ヒータやペルチェと
いった温度制御素子による温度制御が必要となり、コス
ト的にも高くなるという問題点があった。
【0017】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、レーザ用のチップの選別や
レーザ用のチップの温度制御を行うことなく、安定した
光量制御を行うことができる画像形成装置及びその制御
方法並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置及
びその制御方法並びに記憶媒体は次のように構成したも
のである。
【0019】(1)入力された画像信号に基づく画素変
調信号に従って出力されたレーザビームにより像担持体
上を走査して記録媒体上に画像形成を行う電子写真方式
の画像形成装置において、レーザビームの光量を検出す
る光量検出手段と、レーザビームのパワーを可変設定可
能な設定手段と、前記設定手段により設定されたレーザ
ビームのパワーとなるように前記光量検出手段により検
出された光量に応じてレーザビームのパワー制御を行う
パワー制御手段と、前記像担持体の表面電位を検出する
電位検出手段と、前記設定手段により設定されたレーザ
ビームのパワーデータ及び前記電位検出手段により検出
された電位データを保存する保存手段とを有し、前記設
定手段により設定された複数の異なるレーザビームのパ
ワー各々での前記像担持体上の点灯走査後の該像担持体
の表面電位を前記電位検出手段により検出し、前記設定
手段により設定されたレーザビームの複数のパワーデー
タと前記電位検出手段により検出された複数の電位デー
タに基づいて前記像担持体の所望の表面電位が得られる
レーザビームのパワーを決定する第1のモードと、該第
1のモードで決定されたレーザビームのパワーでの前記
像担持体上の点灯走査後の該像担持体の表面電位を前記
電位検出手段により検出し、該電位検出手段により検出
された電位データと前記第1のモードで設定されたレー
ザビームの複数のパワーデータと該第1のモードで前記
電位検出手段により検出された複数の電位データとに基
づいて前記像担持体の所望の表面電位が得られるレーザ
ビームのパワーを決定する第2のモードとを実行させる
モード実行手段を有するようにした。
【0020】(2)上記(1)の画像形成装置におい
て、第1のモードで設定手段により設定されたレーザビ
ームの複数のパワーデータと電位検出手段により検出さ
れた複数の電位データに基づいて像担持体の所望の表面
電位が得られるレーザビームのパワー及び第2のモード
で前記電位検出手段により検出された電位データと前記
第1のモードで設定されたレーザビームの複数のパワー
データと該第1のモードで前記電位検出手段により検出
された複数の電位データとに基づいて前記像担持体の所
望の表面電位が得られるレーザビームのパワーを演算す
る演算手段を有するようにした。
【0021】(3)上記(1)または(2)の画像形成
装置において、モード実行手段は第1のモードを画像形
成装置本体の電源投入後の1回目の画像形成時の直前に
実行させるようにした。
【0022】(4)上記(1)ないし(3)何れかの画
像形成装置において、第1のモードで設定されるレーザ
ビームのパワーの数は3個とした。
【0023】(5)上記(1)ないし(4)何れかの画
像形成装置において、モード実行手段は第2のモードを
画像形成装置本体の電源投入後の1回目の画像形成時以
外の画像形成時の直前に実行させるようにした。
【0024】(6)上記(1)ないし(4)何れかの画
像形成装置において、モード実行手段は第2のモードを
画像形成を開始してから所定枚数後或いは画像形成装置
本体の電源を投入してから所定時間経過後の次の画像形
成時の直前に実行させるようにした。
【0025】(7)上記(6)の画像形成装置におい
て、モード実行手段は第2のモードを実行させる所定時
間の間隔を徐々に長くするようにした。
【0026】(8)入力された画像信号に基づく画素変
調信号に従って出力されたレーザビームにより像担持体
上を走査して記録媒体上に画像形成を行う電子写真方式
の画像形成装置の制御方法において、レーザビームの光
量を検出する光量検出手段と、レーザビームのパワーを
可変設定可能な設定手段と、前記設定手段により設定さ
れたレーザビームのパワーとなるように前記光量検出手
段により検出された光量に応じてレーザビームのパワー
制御を行うパワー制御手段と、前記像担持体の表面電位
を検出する電位検出手段と、前記設定手段により設定さ
れたレーザビームのパワーデータ及び前記電位検出手段
により検出された電位データを保存する保存手段と設け
ておき、前記設定手段により設定された複数の異なるレ
ーザビームのパワー各々での前記像担持体上の点灯走査
後の該像担持体の表面電位を前記電位検出手段により検
出し、前記設定手段により設定されたレーザビームの複
数のパワーデータと前記電位検出手段により検出された
複数の電位データに基づいて前記像担持体の所望の表面
電位が得られるレーザビームのパワーを決定する第1の
モードと、該第1のモードで決定されたレーザビームの
パワーでの前記像担持体上の点灯走査後の該像担持体の
表面電位を前記電位検出手段により検出し、該電位検出
手段により検出された電位データと前記第1のモードで
設定されたレーザビームの複数のパワーデータと該第1
のモードで前記電位検出手段により検出された複数の電
位データとに基づいて前記像担持体の所望の表面電位が
得られるレーザビームのパワーを決定する第2のモード
とを実行させるようにした。
【0027】(9)上記(8)の画像形成装置の制御方
法において、第1のモードで設定手段により設定された
レーザビームの複数のパワーデータと電位検出手段によ
り検出された複数の電位データに基づいて像担持体の所
望の表面電位が得られるレーザビームのパワー及び第2
のモードで前記電位検出手段により検出された電位デー
タと前記第1のモードで設定されたレーザビームの複数
のパワーデータと該第1のモードで前記電位検出手段に
より検出された複数の電位データとに基づいて前記像担
持体の所望の表面電位が得られるレーザビームのパワー
を演算手段により演算させるようにした。
【0028】(10)上記(8)または(9)の画像形
成装置の制御方法において、第1のモードを画像形成装
置本体の電源投入後の1回目の画像形成時の直前に実行
させるようにした。
【0029】(11)上記(8)ないし(10)何れか
の画像形成装置の制御方法において、第1のモードでは
設定された3個のレーザビームパワーで点灯走査を行う
ようにした。
【0030】(12)上記(8)ないし(11)何れか
の画像形成装置の制御方法において、第2のモードを画
像形成装置本体の電源投入後の1回目の画像形成時以外
の画像形成時の直前に実行させるようにした。
【0031】(13)上記(8)ないし(11)何れか
の画像形成装置の制御方法において、第2のモードを画
像形成を開始してから所定枚数後或いは画像形成装置本
体の電源を投入してから所定時間経過後の次の画像形成
時の直前に実行させるようにした。
【0032】(14)上記(13)の画像形成装置の制
御方法において、第2のモードを実行させる所定時間の
間隔を徐々に長くするようにした。
【0033】(15)入力された画像信号に基づく画素
変調信号に従って出力されたレーザビームにより像担持
体上を走査して記録媒体上に画像形成を行う電子写真方
式の画像形成装置に、レーザビームの光量を検出する光
量検出手段と、レーザビームのパワーを可変設定可能な
設定手段と、前記設定手段により設定されたレーザビー
ムのパワーとなるように前記光量検出手段により検出さ
れた光量に応じてレーザビームのパワー制御を行うパワ
ー制御手段と、前記像担持体の表面電位を検出する電位
検出手段と、前記設定手段により設定されたレーザビー
ムのパワーデータ及び前記電位検出手段により検出され
た電位データを保存する保存手段と設けておき、前記設
定手段により設定された複数の異なるレーザビームのパ
ワー各々での前記像担持体上の点灯走査後の該像担持体
の表面電位を前記電位検出手段により検出し、前記設定
手段により設定されたレーザビームの複数のパワーデー
タと前記電位検出手段により検出された複数の電位デー
タに基づいて前記像担持体の所望の表面電位が得られる
レーザビームのパワーを決定する第1のモードと、該第
1のモードで決定されたレーザビームのパワーでの前記
像担持体上の点灯走査後の該像担持体の表面電位を前記
電位検出手段により検出し、該電位検出手段により検出
された電位データと前記第1のモードで設定されたレー
ザビームの複数のパワーデータと該第1のモードで前記
電位検出手段により検出された複数の電位データとに基
づいて前記像担持体の所望の表面電位が得られるレーザ
ビームのパワーを決定する第2のモードとを実行させる
ことを実現させるためのプログラムを記憶媒体に格納し
た。
【0034】(16)上記(15)の記憶媒体に第1の
モードで設定手段により設定されたレーザビームの複数
のパワーデータと電位検出手段により検出された複数の
電位データに基づいて像担持体の所望の表面電位が得ら
れるレーザビームのパワー及び第2のモードで前記電位
検出手段により検出された電位データと前記第1のモー
ドで設定されたレーザビームの複数のパワーデータと該
第1のモードで前記電位検出手段により検出された複数
の電位データとに基づいて前記像担持体の所望の表面電
位が得られるレーザビームのパワーを演算手段により演
算させることを実現させるためのプログラムを格納し
た。
【0035】(17)上記(15)または(16)の記
憶媒体に第1のモードを画像形成装置本体の電源投入後
の1回目の画像形成時の直前に実行させることを実現さ
せるためのプログラムを格納した。
【0036】(18)上記(15)ないし(17)の記
憶媒体に第1のモードでは設定された3個のレーザビー
ムパワーで点灯走査を行うことを実現させるためのプロ
グラムを格納した。
【0037】(19)上記(15)ないし(18)何れ
かの記憶媒体に第2のモードを画像形成装置本体の電源
投入後の1回目の画像形成時以外の画像形成時の直前に
実行させることを実現させるためのプログラムを格納し
た。
【0038】(20)上記(15)ないし(18)何れ
かの記憶媒体に第2のモードを画像形成を開始してから
所定枚数後或いは画像形成装置本体の電源を投入してか
ら所定時間経過後の次の画像形成時の直前に実行させる
ことを実現させるためのプログラムを格納した。
【0039】(21)上記(20)の記憶媒体に第2の
モードを実行させる所定時間の間隔を徐々に長くするこ
とを実現させるためのプログラムを格納した。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本実施例を図面に基づいて
説明する。
【0041】図1は本発明に係る画像形成装置の全体構
成を示す断面図であり、図1を用いてデジタル複写機の
基本的な動作について説明する。
【0042】同図において、1は原稿給紙装置上であ
り、原稿給紙装置1上に積載された原稿は、1枚づつ順
次原稿台ガラス2面上に搬送される。原稿が搬送される
と、スキャナ部分のランプ3が点灯し、かつスキャナユ
ニット4が移動しても原稿を照射する。
【0043】原稿の反射光はミラー5,6,7を介して
レンズ8を通過し、その後イメージセンサ部9に入力さ
れた画像信号は、直接、あるいは、一旦図示しない画像
メモリに記憶され、再び読み出された後、露光制御部1
0に入力される。
【0044】露光制御部10が発生させる照射光によっ
て感光体11上に作られた潜像は、電位センサ(電位検
出センサ)100によって、感光体11上の電位が所望
の値になっているか監視され、次いで現像器13によっ
て感光体11上の潜像画像が現像される。
【0045】上記潜像とタイミングを合わせて転写部材
積載部14、あいるは転写部材積載部15より記録用
紙、記録用のフィルム等の転写部材(転写材)が搬送さ
れ、転写部16において、上記現像されたトナー機が転
写部材上に転写される。転写されたトナー像は定着部1
7にて転写部材に定着された後、排紙用の搬送路21を
通り排紙部(排紙ローラともいう)18より装置外部に
排出される。
【0046】転写後の感光体11の表面をクリーナ25
で清掃し、クリーナ25で清掃された感光体11の表面
を補助帯電器26で除電して1次帯電器28において良
好な帯電を得られるようにした上で、感光体11上の残
留電荷を前露光ランプ27で消去し、1次帯電器28で
感光体11の表面を帯電し、この工程を繰り返すことで
複数枚の画像形成を行う。
【0047】なお、19は転写材の後端を検知するセン
サ、20は片面プリントされた転写部材をそのまま排出
するか、搬送路22,23,24に導くかの切り替えと
行うためのフラッパであり、両面プリント時にはセンサ
19により転写材の後端が検知されると排紙ローラ18
を逆回転させてフラッパ20は配送路22,23,24
に導く方向に切り替わる。
【0048】図2は図1の露光制御部10の構成を示す
図である。図2において、31は半導体レーザ発光部で
ある。半導体レーザ発生部31のチップ43にはレーザ
光の一部を検出するPDセンサ(光量検出手段)が設け
られ、PDの検出信号を用いてレーザ発光ダイオードの
APC制御を行う。
【0049】半導体レーザ発生部31から発したレーザ
ビームはコリメータレンズ35及び絞り32によりほぼ
平行光となり、所定のビーム径で回転多面鏡33に入射
する。回転多面鏡33は矢印で示す方向に等角速度の回
転を行っており、この回転に伴って、入射した光ビーム
が連続的に角度を変える偏向ビームとなって反射され
る。
【0050】偏向ビームとなった光はf−θレンズ34
により集光作用を受ける。一方、f−θレンズは同時に
走査の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正
を行うために、光ビームは、像担持体としての感光体1
1上に図の矢印の方向に等速で結合走査される。
【0051】なお、36は回転多面鏡33からの反射光
を検出するビームディテクト(以下、BDと呼ぶ)セン
サであり、BDセンサ36の検出信号は回転多面鏡33
の回転と画像データの書き込みの同期をとるための同期
信号として用いられる。
【0052】次に、本実施例のレーザ制御回路について
図3,図4を用いて説明する。図3は一実施例のレーザ
駆動回路の構成を示す回路ブロック図、図4は図3のA
PC回路の構成を示す回路ブロック図である。
【0053】図3において、43はレーザ用のチップで
あり、1つのレーザ発光ダイオード43Aと1つのPD
センサ43Bから構成され、バイアス電流源41とパル
ス電流源42の2つの電流源をレーザ発光ダイオード4
3Aに適用することによって、レーザ発光ダイオード4
3Aの発光特性の改善を図っている。
【0054】また、レーザ発光ダイオード43Aの発光
を安定化させるために、PDセンサ(光量検出手段)4
3Bからの出力信号を用いてバイアス電流源41に帰還
をかけ、バイアス電流量の自動制御を行っている。即
ち、PDセンサ43Bからの出力信号は電流電圧(I/
V)変換器44に入力され、ついで増幅(Gain)器
45で増幅され、APC回路(パワー制御手段)46に
入力され、ついでこのAPC回路46からのバイアス電
流源41に制御信号として供給される。
【0055】この時のAPC回路46の動作を図4を用
いて説明する。
【0056】まず、PDセンサ43Bからの電流電圧変
換・増幅された信号VPDが、ACPの回路46に入力
され、APC回路46内ではシーケンスコントローラ4
7からフル点灯信号FULLが論理素子40に出力され
ている間に入力されるS/H信号によって、抵抗51を
介して入力された信号VPDをアナログスイッチ52を
用いてサンプルし、コンデンサ53に充電した電荷をホ
ールドし、このホールドされた電圧VSHと不図示のC
PUからD/A変換回路55を介して入力された電圧V
REFとを比較器54で比較することで、電圧VSH<
電圧VREFならばバイアス電流源41に出力される制
御信号VAPCはバイアス電流を増加させるように制御
され、電圧VSH>電圧VREFならば制御信号VAP
Cはバイアス電流源41にバイアス電流を減少させるよ
うに制御される。
【0057】上記のように本実施例では、APC回路4
6に図4に示すようにD/A変換回路55を追加してい
る。従来例では固定値VREFとサンプルホールドVS
Hを比較器で比較してAPC制御信号VAPCを生成し
ていたが、本実施例ではVREFを不図示のCPUから
可変設定可能としている。このようにD/A変換回路5
5及び不図示のCPUはレーザビームのパワーを可変設
定可能な設定手段を構成している。
【0058】次に、本実施例のシーケンスを図5,図6
及び図7を用いて説明する。図5は一実施例のパワー制
御動作を示すフローチャート、図6は図5のフル電制シ
ーケンスを示すフローチャート、図7は図5の簡易電制
シーケンスを示すフローチャートであり、図5〜図7の
動作は不図示のROMに格納されているプログラムに基
づいて不図示のCPU(モード実行手段)の指示により
実行される。
【0059】図5において、まずメインスイッチが入っ
てから最初のコピーかどうか判断する(ステップS10
1)。最初のコピーであれば(ステップS101YE
S)、第1のモードであるフル電制シーケンス(詳細は
図6を用いて後述する)を実行する(ステップS10
3)。また、最初のコピーでなければ(ステップS10
1NO)、第2のモードである簡易電制シーケンス(詳
細は図7を用いて後述する)を実行する(ステップS1
02)。
【0060】その後、コピーが開始され(ステップS1
04)、コピーが終了したか判断される(ステップS1
05)。コピーが終了すれば(ステップS105YE
S)、本シーケンスを終了する。複数枚コピー等でまだ
コピーが終了していない場合(ステップS105N
O)、予め決められた所定枚数コピーしたか(所定間隔
経過したか)判断され(ステップS106)、所定枚数
までコピーしていない場合(ステップS106NO)判
断され(ステップS106)、所定枚数までコピーして
いない場合(ステップS106NO)、コピーが終了す
れば(ステップS105YES)本シーケンスを終了す
る。
【0061】ステップS106で所定枚数に達した場合
(ステップS106YES)、簡易電制シーケンスを実
行して(ステップS107)コピーが終了するまでステ
ップS105〜S107を繰り返し実行する。ここで
は、ステップS106はコピーを開始してから所定枚数
コピーしたか判断しているが、メインスイッチをオンし
てから所定時間経過したかを判断してもよい。この際、
所定時間を徐々に長くする。
【0062】次に、フル電制シーケンスを図6を用いて
詳述する。
【0063】ドラム電制シーケンスに入ると、まず変数
iを0に初期化して(ステップS201)、ドラム表面
電位が所望の電位Egになるように帯電させる(ステッ
プS202)。次にステップS203でi=1となり、
i>3でないので(ステップS206)、ドラム表面を
照射(点灯走査)させる。
【0064】この時のドラム表面電位を電位センサ10
0で読み取り、読み取った値を不図示のA/D変換回路
でA/D変換し、そのA/D変換されたデータをレーザ
パワーD(1)に対する電位データE(D(1))とし
て不図示のメモリに保存する(ステップS208)。
【0065】同様に、i=2、i=3の時も、レーザパ
ワーD(2)に対する電位データE(D(2))、レー
ザパワーD(3)に対する電位データE(D(3))を
不図示のメモリ(保存手段)に保存し(ステップS20
3〜S208)、3個の電位データが保存された時点で
i=4となるため、ステップS204でYESと判断さ
れ、レーザを消灯させる(ステップS209)。
【0066】そして、これら3個の電位データを用いて
所望のコントラストEcntが得られるレーザパワーD
を不図示のCPU(演算手段)により演算により決定し
て(ステップS210)、D/A変換回路55に設定す
ると共に不図示のメモリに保存して(ステップS21
1)、フル電制シーケンスを終了する。
【0067】上記レーザパワーDの演算方法について、
図8を用いて詳述する。
【0068】図8は一実施例のフル電制シーケンス時の
レーザパワー設定とドラム表面電位との関係を示す図で
あり、縦軸をドラム表面電位、横軸をレーザパワー設定
値としている。Eg,Ecntは前述した通り、それぞ
れ固定値の所望のドラム表面帯電電位と所望のコントラ
ストである。従って、Eg−Ecntの値が仮に図8に
示すように電位データE(D(2))と電位データE
(D(3))の間にある場合、所望の設定値としてレー
ザパワーDは線形補間から D={(Eg−Ecnt)(D(3)−D(2))−E
(D(2))D(3)+E(D(3))D(2)}/
{E(D(3))−E(D(2))} となる。
【0069】なお、電位データE(D(1))と電位デ
ータE(D(2))の間にある場合も同様に演算でき
る。
【0070】ここで、ステップS204でi>3かどう
か判断しているのは、本実施例の線形補間では3点用い
ているためであり、更に精度良く補正をかける場合はこ
の数を増やせば良い。
【0071】次に、簡易電制シーケンスを図7を用いて
詳細に説明する。
【0072】簡易電制シーケンスに入ると、まずドラム
表面電位が所望の電位Egになるように帯電させる(ス
テップS301)。次に、前回設定されたレーザパワー
DでレーザパワーDでレーザをフル点灯させ(ステップ
S302)、その時のドラム表面電位を前述の電位セン
サ100で読み取り(ステップS303)、読み取った
値を不図示のA/D変換回路でA/D変換し、そのA/
D変換されたデータをレーザパワーDに対する電位デー
タE′(D)として不図示のメモリに保存する(ステッ
プS304)。
【0073】そして、レーザを消灯し(ステップS30
5)、フル電制シーケンス時に保存された電位データE
(D(1))、E(D(2))、E(D(3))と簡易
電制シーケンス時に保存された電位データE′(D)と
から補正後のレーザパワーを演算により決定して(ステ
ップS306)、D/A変換回路55に設定すると共に
不図示のメモリに更新保存して(ステップS307)、
簡易電制シーケンスを終了する。
【0074】この時の補正値演算方法を図9を用いて詳
述する。
【0075】図9は一実施例の簡易電制シーケンス時の
レーザパワー設定値とドラム表面電位との関係を示す図
であり、同図において、細実線はフル電制シーケンス時
に測定・保存されたデータを示すグラフ線である。これ
に対して、太実線は簡易電制シーケンス時に測定された
電位データE′(D)から推測されるグラフ線であり、
細実線と傾きは同じである。
【0076】フル電制シーケンス時に設定されたレーザ
パワー(レーザパワーD/A設定値)Dでレーザを点灯
させた時に得られるドラム電位が、このグラフのように
ずれていた場合、フル電制シーケンス時に演算された補
間演算式からまず仮のレーザパワー設定値xを求める。
xは以下の式になる。 x={(D(3)−D(2))E′(D)−E(D
(2))D(3)+E(D(3))D(2)}/{E
(D(3))−E(D(2))} 次に、細実線と太実線は傾きが同じであることから x−D=D−y ∴y=2D−x 上記xを代入して求まるyが、y>D(2)を満たせ
ば、このyを補正後の設定値であるレーザパワーD′と
して保存する。
【0077】y<D(2)の場合、つまり演算後の値y
がグラフの不連続点をまたぐ場合を図10,図11を用
いて説明する。
【0078】この時、上述した式で求めたyは図10に
示すようになる。同図のD(2)〜D(3)区間の細実
線をD(1)方向に伸ばしたグラフを点線グラフで示
す。また、同図の円で囲んだ部分の拡大図を図11に示
す。
【0079】まず上述した式で求めたyと点線グラフの
交点E″(y)を求めると、 E″(y)={E(D(3))−E(D(2))}y+
E(D(2))D(3)−E(D(3))D(2)}/
{D(3)−D(2)} このE″(y)とD(1)〜D(2)区間の細実線との
交点y′を求めると、 y′={(D(2)−D(1))E″(y)−E(D
(1))D(2)+E(D(2))D(1)}/{E
(D(2)−E(D(1))) となる。このy′を補正後のレーザパワーD′として保
存すれば、レーザをフル点灯させた時には所望のドラム
表面電位E(D)が得られることになる。
【0080】簡易電制シーケンスが実行される度に、同
様の手順で補正後のレーザパワーD′を設定すれば、常
に安定して所望のドラム表面電位が得られる。
【0081】上述したように、メインスイッチをオンし
た後の1回目の画像形成時の前にフル電制して目標ドラ
ム表面電位がえられるレーザパワーDを決定し、メイン
スイッチをオンした後の1回目の画像形成時以外の画像
形成時の前か、画像形成を開始してから所定枚数或いは
所定時間経過後の画像形成時の前に、前述したレーザパ
ワーDで簡易電制して目標ドラム表面電位が得られるレ
ーザパワーD′を決定することによって大量コピーによ
るレーザの自己昇温や、電源投入からの時間経過による
画像形成装置本体の昇温といった温度変化によるモニタ
電流のばらつきがあったとしても、像担持体上の電位が
常に一定に保たれるようにレーザのパワーを制御するの
で、PDセンサのモニタ電流の温度特性を補正でき、よ
り安定した光量制御が可能となる。
【0082】このように本実施例では、入力された画像
信号に応じて画素変調信号を生成し、前記変調信号に応
じてレーザビームを像担持体上に照射し、画像情報を書
き込み可視像化する手段を有し、その像を転写部材上に
転写、定着して画像を形成する画像形成装置において、
レーザパワーを可変設定可能な設定手段を構成するD/
A変換回路を有し、画像形成装置のメインスイッチをオ
ンした後の1回目の画像形成時の前に、前記設定手段に
異なるレーザパワー設定値を複数回設定し、レーザを点
灯させ、それぞれの点灯走査後に対する像担持体上表面
電位を電位センサにて測定・保存し、それを基に最適な
コントラストがえられるレーザパワーを演算・決定する
第1のモードと、第1のモードで決定した設定値にてレ
ーザ点灯させ、点灯走査後の像担持体上表面電位を電位
センサにて測定し、最適なコントラストが得られるレー
ザパワーを再演算・決定する第2のモードを有し、第2
のモードは、メインスイッチをオンした後の1回目の画
像形成時以外の画像形成時野前か、画像形成を開始して
から所定枚数或いは所定時間経過後の画像形成時野前に
実施することによっても、温度変化によるモニタ電流の
ばらつきがあったとしても、像担持体上の電流が常に一
定に保たれるようにレーザのパワーを制御するので、P
Dセンサのモニタ電流の温度特性を補正でき、より安定
した画像形成が可能となるため、レーザのPDセンサか
らのモニタ電流の温度特性が悪いレーザであっても、ド
ラム表面電位が常に一定に保たれるようにレーザのパワ
ーを制御することが可能となり、これによりより安定し
た画像形成が可能となるため、従来のようにレーザの選
別や、ヒータ・ペルチェ等により温度制御をすることな
く、画像品位の良好な画像形成装置を提供できる。
【0083】なお、本実施例では、装置として説明した
が、本発明はこれに限らず、上述した制御方法またはこ
の制御方法を実現させるためのプログラムを格納した記
憶媒体としても実施可能である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ用のチップの選別やレーザ用のチップの温度制御
を行うことなく、安定した光量制御を行うことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面
【図2】 図1の露光制御部の構成を示す図
【図3】 一実施例のレーザ制御回路の構成を示す回路
ブロック図
【図4】 図3のAPC回路の構成を示す回路ブロック
【図5】 一実施例のパワー制御動作を示すフローチャ
ート
【図6】 図5のフル電制シーケンスを示すフローチャ
ート
【図7】 図5の簡易電制シーケンスを示すフローチャ
ート
【図8】 一実施例のフル電制シーケンス時のレーザパ
ワー設定値とドラム表面電位との関係を示す図
【図9】 一実施例の簡易電制シーケンス時のレーザパ
ワー設定値とドラム表面電位との関係を示す推測図
【図10】 一実施例の簡易電制シーケンス時のレーザ
パワー設定値とドラム表面電位との関係を示す推測図
【図11】 図10の円で囲んだ部分を示す拡大図
【図12】 温度上昇に伴う閾値電流の変化を示す図
【図13】 温度上昇に伴うスロープ効率の低下を示す
【図14】 従来例のAPC回路の構成を示す回路ブロ
ック図
【図15】 従来例のAPC時の各信号波形を示すタイ
ミングチャート
【符号の説明】 31 半導体レーザ発生部 43 チップ 43A レーザ発光ダイオード 43B PDセンサ(光量検出手段) 46 APC回路(パワー制御手段) 47 シーケンスコントローラ 55 D/A変換回路(設定手段) 100 電位センサ(電位検出センサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 H04N 1/04 104A 5C074 1/23 103 Fターム(参考) 2C362 AA53 AA54 AA55 AA56 AA57 AA61 AA66 2H027 DA02 DA07 DA38 DA46 EA02 EC03 EC07 EE07 EF07 EF08 2H076 AB05 AB12 DA04 DA06 DA17 DA22 5C051 AA02 CA07 DE30 5C072 AA03 HA02 HA13 HB02 UA11 UA13 XA05 5C074 AA09 BB03 BB26 CC26 DD08 EE02 EE20

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号に基づく画素変調信
    号に従って出力されたレーザビームにより像担持体上を
    走査して記録媒体上に画像形成を行う電子写真方式の画
    像形成装置であって、レーザビームの光量を検出する光
    量検出手段と、レーザビームのパワーを可変設定可能な
    設定手段と、前記設定手段により設定されたレーザビー
    ムのパワーとなるように前記光量検出手段により検出さ
    れた光量に応じてレーザビームのパワー制御を行うパワ
    ー制御手段と、前記像担持体の表面電位を検出する電位
    検出手段と、前記設定手段により設定されたレーザビー
    ムのパワーデータ及び前記電位検出手段により検出され
    た電位データを保存する保存手段とを有し、前記設定手
    段により設定された複数の異なるレーザビームのパワー
    各々での前記像担持体上の点灯走査後の該像担持体の表
    面電位を前記電位検出手段により検出し、前記設定手段
    により設定されたレーザビームの複数のパワーデータと
    前記電位検出手段により検出された複数の電位データに
    基づいて前記像担持体の所望の表面電位が得られるレー
    ザビームのパワーを決定する第1のモードと、該第1の
    モードで決定されたレーザビームのパワーでの前記像担
    持体上の点灯走査後の該像担持体の表面電位を前記電位
    検出手段により検出し、該電位検出手段により検出され
    た電位データと前記第1のモードで設定されたレーザビ
    ームの複数のパワーデータと該第1のモードで前記電位
    検出手段により検出された複数の電位データとに基づい
    て前記像担持体の所望の表面電位が得られるレーザビー
    ムのパワーを決定する第2のモードとを実行させるモー
    ド実行手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 第1のモードで設定手段により設定され
    たレーザビームの複数のパワーデータと電位検出手段に
    より検出された複数の電位データに基づいて像担持体の
    所望の表面電位が得られるレーザビームのパワー及び第
    2のモードで前記電位検出手段により検出された電位デ
    ータと前記第1のモードで設定されたレーザビームの複
    数のパワーデータと該第1のモードで前記電位検出手段
    により検出された複数の電位データとに基づいて前記像
    担持体の所望の表面電位が得られるレーザビームのパワ
    ーを演算する演算手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 モード実行手段は第1のモードを画像形
    成装置本体の電源投入後の1回目の画像形成時の直前に
    実行させることを特徴とする請求項1または2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 第1のモードで設定されるレーザビーム
    のパワーの数は3個であることを特徴とする請求項1な
    いし3何れか記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 モード実行手段は第2のモードを画像形
    成装置本体の電源投入後の1回目の画像形成時以外の画
    像形成時の直前に実行させることを特徴とする請求項1
    ないし4何れか記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 モード実行手段は第2のモードを画像形
    成を開始してから所定枚数後或いは画像形成装置本体の
    電源を投入してから所定時間経過後の次の画像形成時の
    直前に実行させることを特徴とする請求項1ないし4何
    れか記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 モード実行手段は第2のモードを実行さ
    せる所定時間の間隔を徐々に長くすることを特徴とする
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 入力された画像信号に基づく画素変調信
    号に従って出力されたレーザビームにより像担持体上を
    走査して記録媒体上に画像形成を行う電子写真方式の画
    像形成装置の制御方法であって、レーザビームの光量を
    検出する光量検出手段と、レーザビームのパワーを可変
    設定可能な設定手段と、前記設定手段により設定された
    レーザビームのパワーとなるように前記光量検出手段に
    より検出された光量に応じてレーザビームのパワー制御
    を行うパワー制御手段と、前記像担持体の表面電位を検
    出する電位検出手段と、前記設定手段により設定された
    レーザビームのパワーデータ及び前記電位検出手段によ
    り検出された電位データを保存する保存手段とを設けて
    おき、前記設定手段により設定された複数の異なるレー
    ザビームのパワー各々での前記像担持体上の点灯走査後
    の該像担持体の表面電位を前記電位検出手段により検出
    し、前記設定手段により設定されたレーザビームの複数
    のパワーデータと前記電位検出手段により検出された複
    数の電位データに基づいて前記像担持体の所望の表面電
    位が得られるレーザビームのパワーを決定する第1のモ
    ードと、該第1のモードで決定されたレーザビームのパ
    ワーでの前記像担持体上の点灯走査後の該像担持体の表
    面電位を前記電位検出手段により検出し、該電位検出手
    段により検出された電位データと前記第1のモードで設
    定されたレーザビームの複数のパワーデータと該第1の
    モードで前記電位検出手段により検出された複数の電位
    データとに基づいて前記像担持体の所望の表面電位が得
    られるレーザビームのパワーを決定する第2のモードと
    を実行させることを特徴とする画像形成装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】 第1のモードで設定手段により設定され
    たレーザビームの複数のパワーデータと電位検出手段に
    より検出された複数の電位データに基づいて像担持体の
    所望の表面電位が得られるレーザビームのパワー及び第
    2のモードで前記電位検出手段により検出された電位デ
    ータと前記第1のモードで設定されたレーザビームの複
    数のパワーデータと該第1のモードで前記電位検出手段
    により検出された複数の電位データとに基づいて前記像
    担持体の所望の表面電位が得られるレーザビームのパワ
    ーを演算手段により演算させることを特徴とする請求項
    8記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 第1のモードを画像形成装置本体の電
    源投入後の1回目の画像形成時の直前に実行させること
    を特徴とする請求項8または9記載の画像形成装置の制
    御方法。
  11. 【請求項11】 第1のモードでは設定された3個のレ
    ーザビームパワーで点灯走査を行うことを特徴とする請
    求項8ないし10何れか記載の画像形成装置の制御方
    法。
  12. 【請求項12】 第2のモードを画像形成装置本体の電
    源投入後の1回目の画像形成時以外の画像形成時の直前
    に実行させることを特徴とする請求項8ないし11何れ
    か記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 第2のモードを画像形成を開始してか
    ら所定枚数後或いは画像形成装置本体の電源を投入して
    から所定時間経過後の次の画像形成時の直前に実行させ
    ることを特徴とする請求項8ないし11何れか記載の画
    像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 第2のモードを実行させる所定時間の
    間隔を徐々に長くすることを特徴とする請求項13記載
    の画像形成装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 入力された画像信号に基づく画素変調
    信号に従って出力されたレーザビームにより像担持体上
    を走査して記録媒体上に画像形成を行う電子写真方式の
    画像形成装置に、レーザビームの光量を検出する光量検
    出手段と、レーザビームのパワーを可変設定可能な設定
    手段と、前記設定手段により設定されたレーザビームの
    パワーとなるように前記光量検出手段により検出された
    光量に応じてレーザビームのパワー制御を行うパワー制
    御手段と、前記像担持体の表面電位を検出する電位検出
    手段と、前記設定手段により設定されたレーザビームの
    パワーデータ及び前記電位検出手段により検出された電
    位データを保存する保存手段とを設けておき、前記設定
    手段により設定された複数の異なるレーザビームのパワ
    ー各々での前記像担持体上の点灯走査後の該像担持体の
    表面電位を前記電位検出手段により検出し、前記設定手
    段により設定されたレーザビームの複数のパワーデータ
    と前記電位検出手段により検出された複数の電位データ
    に基づいて前記像担持体の所望の表面電位が得られるレ
    ーザビームのパワーを決定する第1のモードと、該第1
    のモードで決定されたレーザビームのパワーでの前記像
    担持体上の点灯走査後の該像担持体の表面電位を前記電
    位検出手段により検出し、該電位検出手段により検出さ
    れた電位データと前記第1のモードで設定されたレーザ
    ビームの複数のパワーデータと該第1のモードで前記電
    位検出手段により検出された複数の電位データとに基づ
    いて前記像担持体の所望の表面電位が得られるレーザビ
    ームのパワーを決定する第2のモードとを実行させるこ
    とを実現させるためのプログラムを格納したことを特徴
    とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】 第1のモードで設定手段により設定さ
    れたレーザビームの複数のパワーデータと電位検出手段
    により検出された複数の電位データに基づいて像担持体
    の所望の表面電位が得られるレーザビームのパワー及び
    第2のモードで前記電位検出手段により検出された電位
    データと前記第1のモードで設定されたレーザビームの
    複数のパワーデータと該第1のモードで前記電位検出手
    段により検出された複数の電位データとに基づいて前記
    像担持体の所望の表面電位が得られるレーザビームのパ
    ワーを演算手段により演算させることを実現させるため
    のプログラムを格納したことを特徴とする請求項15記
    載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 第1のモードを画像形成装置本体の電
    源投入後の1回目の画像形成時の直前に実行させること
    を実現させるためのプログラムを格納したことを特徴と
    する請求項15または16記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 第1のモードでは設定された3個のレ
    ーザビームパワーで点灯走査を行うことを実現させるた
    めのプログラムを格納したことを特徴とする請求項15
    ないし17何れか記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 第2のモードを画像形成装置本体の電
    源投入後の1回目の画像形成時以外の画像形成時の直前
    に実行させることを実現させるためのプログラムを格納
    したことを特徴とする請求項15ないし18何れか記載
    の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 第2のモードを画像形成を開始してか
    ら所定枚数後或いは画像形成装置本体の電源を投入して
    から所定時間経過後の次の画像形成時の直前に実行させ
    ることを実現させるためのプログラムを格納したことを
    特徴とする請求項15ないし18何れか記載の記憶媒
    体。
  21. 【請求項21】 第2のモードを実行させる所定時間の
    間隔を徐々に長くすることを実現させるためのプログラ
    ムを格納したことを特徴とする請求項20記載の記憶媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014044266A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2014059396A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法

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