JP6157091B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に形成される静電潜像をトナーによって現像し、現像されたトナー像を記録媒体上に転写、定着することによって記録媒体上に画像を形成する。感光体上に静電潜像を形成するため上記画像形成装置には光走査装置が用いられる。光走査装置は、レーザ光を出射するレーザ光源と、レーザ光源から出射されたレーザ光が感光体上を所定の方向に走査するようにレーザ光を偏向する回転多面鏡などの偏向装置を備える。感光体上を走査するレーザ光の光量を目標光量に制御するために、上記画像形成装置は、自動光量制御(APC:Automatic Power Control)を実行する。
APCは、レーザ光源から出射されたレーザ光の光量をフォトダイオードなどの光学センサを用いて検出し、で検出されるレーザ光の光量が目標光量に到達するように、レーザ光源に供給する駆動電流を徐々に調整する。
APCには、画像形成の準備を行う初期動作として実行される初期APCと画像形成中に実行する通常APCがある。通常APCは、例えば、感光体上を走査する期間にレーザ光の光量を制御するAPCである。一方、初期APCは、画像形成装置に画像データが入力された際の初期動作として、非点灯状態のレーザ光源に供給する駆動電流の値を決定する制御である。
特許文献1には、初期APCに関して記載されている。レーザ光源は発光素子の温度やレーザ光源の経時変化によって供給される駆動電流に対する発光量が変化する。初期APC時に過剰な駆動電流が供給されることによってレーザ光源が故障しないように、特許文献1に記載は、レーザ光源に供給する駆動電流を0から段階的に増加させてAPCを行うことによって、レーザ光を目標光量に制御する初期APCを開示している。
特開平7−171995号公報
しかしながら、特許文献1に記載の初期APCは、段階的に駆動電流を増加させるステップを実行するため、初期APCを開始してから、レーザ光源の光量が目標光量の近傍で安定して、画像形成が開始可能になるまでには、ある程度の長い制御時間が必要となるという課題がある。
特に、複数のレーザ光源を使用するマルチ光方式の場合には、まず、画像の書き出し位置を規定するための同期信号(以下、BD信号)の生成に使用する特定のレーザ光源について初期APCを行って、その光量を目標光量に近づけた後に、他のレーザ光源についてAPCを開始する。当該他のレーザ光源については、APCはポリゴンミラーによって偏向されたレーザ光が感光体上を露光しないタイミングで行う必要がある。そのようなタイミングを検出するためには、BD信号を生成するレーザ光の光量を、BD信号を生成可能な光量に調整する必要がある。つまり、特定のレーザ光源について初期APCを行った後に、他のレーザ光源の初期APCを行う。このため、特定のレーザ光源及び他のレーザ光源を含む全てのレーザ光源について、初期APCによって光量を目標光量に近づけた後に、画像形成が開始可能になるまでの時間は、単一のレーザ光源を使用する場合と比較して、さらに長くなってしまう。従って、初期APCを開始してから、レーザ光源の光量が目標光量に近づくまでの時間を短くする技術が必要となる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本発明は、光走査装置において、APCを実行する際に、レーザ光源の点灯後に、当該レーザ光源の光量を短時間に目標光量に近づけることを可能にする技術を提供することを目的としている。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本発明の一態様に係る画像形成装置は、感光体と、供給される駆動電流に基づく光量の光ビームをそれぞれ出力する第1の光源及び第2の光源と、前記第1の光源から出力される光ビームと前記第2の光源から出力される光ビームとを受光する位置に配置された受光素子を含み、前記受光素子が受光した光ビームの光量に応じた検出電圧を、当該光量の検出結果として生成する検出手段と、前記第1の光源及び前記第2の光源にそれぞれ対応する第1のコンデンサ及び第2のコンデンサと、前記第1のコンデンサの電圧及び前記第2のコンデンサの電圧を制御し、前記第1のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を前記第1の光源に供給し、前記第2のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を前記第2の光源に供給する駆動手段と、前記検出電圧と、目標光量に対応する基準電圧とを比較する比較手段と、を備え、前記駆動手段は、前記検出手段の検出結果を用いることなく前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサを充電し、当該充電を所定時間、実行したことに応じて当該充電を停止し、前記検出手段の検出結果を用いることなく充電された前記第1のコンデンサの電圧を、当該第1のコンデンサの電圧に応じた駆動電流が供給されることによって前記第1の光源から出力される光ビームを前記受光素子が受光することで前記検出手段によって生成された検出電圧が前記基準電圧に近づくように、前記比較手段による比較結果に応じて制御し、前記検出手段の検出結果を用いることなく充電された前記第2のコンデンサの電圧を、当該第2のコンデンサの電圧に応じた駆動電流が供給されることによって前記第2の光源から出力される光ビームを前記受光素子が受光することで前記検出手段が前記基準電圧に近づくように、前記比較手段による比較結果に応じて制御し、前記検出電圧に基づいて制御された前記第1のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を、画像データに基づいて前記第1の光源に供給し、前記検出電圧に基づいて制御された前記第2のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を、画像データに基づいて前記第2の光源に供給することによって、前記感光体を露光する光ビームを前記第1の光源及び前記第2の光源からそれぞれ出力させ、前記駆動手段は、前記第1のコンデンサの電圧に応じて前記第1の光源に供給する駆動電流を制御する第1の駆動部と、前記第2のコンデンサの電圧に応じて前記第2の光源に供給する駆動電流を制御する第2の駆動部とを備え、前記第1の駆動部及び前記第2の駆動部のそれぞれは、前記コンデンサに対して、前記基準電圧と、前記検出電圧との何れかに切り替えて電圧を印加するためのスイッチと、前記スイッチと前記コンデンサとの間に接続された抵抗素子とを備え、前記所定時間は、前記基準電圧と、前記コンデンサが充電された電圧に相当する所定の電圧と、前記コンデンサの静電容量及び前記抵抗素子の抵抗値により定まる時定数と、に依存して定まる期間であることを特徴とする。
本発明によれば、光走査装置において、APCを実行する際に、光源の点灯後に、当該光源の光量を短時間に目標光量に近づけることを可能にする技術を提供できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置100の概略的な断面図である。 本発明の実施形態に係る露光制御部10の構成と、露光制御部10及びシーケンスコントローラ47の接続関係とを示す図である。 本発明の実施形態に係るレーザ駆動装置31の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るAPC回路403の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るレーザ駆動装置31における発光シーケンスを示す図である。 本発明の実施形態に係るホールドコンデンサ505に対する入力電圧と出力電圧Vshとの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るレーザ駆動装置31に対して実行されるAPC動作の流れを示すフローチャートである。 レーザ駆動装置31における発光シーケンスとして、比較例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<画像形成装置100の構成>
まず、図1を参照して、実施形態に係る光走査装置及び画像形成装置の基本的な動作について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の概略的な断面図である。
画像形成装置100において、原稿給紙装置1に積載された原稿は、1枚ずつ順に原稿台ガラス2の表面に搬送される。原稿が原稿台ガラス2の表面に搬送されると、読取りユニット4のランプ部3が点灯し、かつ、読取りユニット4が矢印110の方向に移動しながら原稿に光を照射する。原稿からの反射光は、ミラー5,6,7を介してレンズ8を通過した後、イメージセンサ部9に入力されて、画像信号に変換される。イメージセンサ部9から出力される画像信号は、画像メモリ(図示せず)に一時的に格納される。その後、画像信号は、画像メモリから読み出されて、露光制御部10に入力される。
露光制御部10は、入力された画像信号(画像情報)に基づいて感光体11(例えば、感光ドラム)の表面を露光するためのレーザ光(光ビーム)を後述するレーザ光源から出射させる。感光体11は、レーザ光源から出射されたレーザ光によって走査される。レーザ光によって走査されることによって、感光体11の表面に静電潜像が形成される。また、電位センサ30は、感光体11の表面電位を検知するととともに、当該表面電位が所望の値になっているか監視する。現像器13は、感光体11の表面に形成された静電潜像をトナーによって現像する。現像器13によって現像されたトナー像は転写部16において記録材の表面に転写される。
転写部16においてトナー像が転写される記録材は、当該トナー像が転写部16に到達するタイミングに合わせて、記録材積載部14又は15から給紙及び搬送される。転写部16においてトナー像が転写された記録材は、定着部17に搬送される。定着部17は、トナー像を記録材の表面に定着させる。定着部17による定着処理の後、記録材は排紙部18から画像形成装置100の外部に排紙される。
転写部16における転写が行われた後、クリーナ25は、感光体11の表面に残留するトナーを回収することによって、感光体11の表面を清掃する。次に、補助帯電器26が感光体11の表面を除電することによって、次の画像形成の際に、1次帯電器28による帯電により感光体11が良好な帯電特性を得られるようにする。さらに、感光体11の表面の残留電荷を前露光ランプ27が消去した後、1次帯電器28が感光体11の表面を帯電させる。画像形成装置100は、以上の処理を繰り返すことによって、複数枚の記録材に対する画像形成を実行する。
<露光制御部10の構成>
図2は、本実施形態に係る露光制御部10の概略的な構成と、露光制御部10とシーケンスコントローラ47の接続の様子とを示す図である。シーケンスコントローラ47は、CPU(図示せず)を備え、当該CPUによって露光制御部10及び感光体11を制御する。同図に示すように、露光制御部10は、レーザ駆動装置31、コリメータレンズ35、絞り32、ポリゴンミラー33、f−θレンズ34、及びBDセンサ36を備える。レーザ駆動装置31は、レーザ光を出射する複数の発光点を備える半導体レーザ(レーザダイオード(LD))43を備え、かつ1個のフォトダイオード(PD)を備える。
次に、シーケンスコントローラ47の制御に基づく露光制御部10の動作について説明する。画像形成装置100に備えられるシーケンスコントローラ47は、レーザ駆動装置31に対して出力する制御信号S47を用いて、レーザ駆動装置31を制御する。シーケンスコントローラ47は、画像形成が開始されると、制御信号S47に基づいて半導体レーザ43の各発光点を点灯状態または非点灯状態に制御する。半導体レーザ43から出射した各レーザ光は、コリメータレンズ35及び絞り32を通過することによってほぼ平行光となった後に、所定のスポット径でポリゴンミラー33に入射する。
ポリゴンミラー33は、複数の鏡面を備え、矢印201の方向に等角速度で回転している。ポリゴンミラー33は、矢印201の方向への回転に伴って、入射した各レーザ光が連続的な角度で偏向されるように、各レーザ光を反射する。ポリゴンミラー33によって偏向された各レーザ光は、f−θレンズ34に入射する。f−θレンズ34は、入射した複数のレーザ光に対して、集光作用を与えるとともに、感光体11の表面を当該複数のレーザ光が走査する際の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を行う。これにより、当該複数のレーザ光は、感光体11の表面を矢印202の方向に等速で走査する。
ここで、BD(Beam Detect)センサ36は、ポリゴンミラー33によって反射されたレーザ光を検出するためのセンサである。BDセンサ36は、ポリゴンミラー33の各鏡面によって反射されるレーザ光のうち、特定の発光点から出射されたレーザ光を検知する。即ち、シーケンスコントローラ47は、特定の発光点から出射されるレーザ光がBDセンサ36を走査するように特定の発光点を制御する。BDセンサ36は、レーザ光を検出すると、レーザ光を検出したことを示す同期信号(BD信号)S36をシーケンスコントローラ47へ出力する。シーケンスコントローラ47は、BD信号S36を基準として画像データに基づく各発光点の点灯タイミングを制御する。
シーケンスコントローラ47は、BD信号S36がBDセンサ36から出力される周期を監視することによって、BDセンサ36によるレーザ光の検出周期を監視する。さらに、シーケンスコントローラ47は、当該監視結果に基づいて、ポリゴンミラー33の1回転周期が常に一定となるように、ポリゴンミラー33を駆動するポリゴンモータドライバ(図示せず)を、加速又は減速させる制御を行う。かかる制御によって、シーケンスコントローラ47は、ポリゴンミラー33を安定した回転状態にさせる。
<レーザ駆動装置31の構成>
次に、図3A及び図3Bを参照して、レーザ駆動装置31、及びレーザ駆動装置31に含まれるAPC回路403(APC回路403−1〜n)の構成について説明する。まず、図3Aを参照して、レーザ駆動装置31の構成について説明する。
レーザ駆動装置31は、半導体レーザ43を備え、半導体レーザ43は、複数(n個)の発光点(LD1〜LDn)と1個のフォトダイオード(PD)とを備えている。また、レーザ駆動装置31には、複数の発光点(LD1〜LDn)のそれぞれに対応して、APC回路403−1〜nが複数設けられている。
半導体レーザ43内のPDは、LD1〜LDnからのレーザ光を検知して、検知した光量に応じた電流Imを、電流/電圧変換器401に出力する。電流/電圧変換器401は、入力された電流Imを電圧に変換して出力する。増幅器402は、電流/電圧変換器401から出力された電圧のゲインを調整するための増幅器である。即ち、増幅器402は、LD1〜LDnからのレーザ光を検出したPDからの出力のゲインを調整する。増幅器402においてゲインが調整された電圧は、光量モニタ電圧Vpdとして、増幅器402からAPC回路403に供給される。なお、半導体レーザ43内のPD、電流/電圧変換器401、及び増幅器402は、各発光点からから出力されたレーザ光の光量を検出するために設けられている。
レーザ駆動装置31は、上述のように、シーケンスコントローラ47から出力される制御信号S47に含まれる種々の制御信号に基づいて、シーケンスコントローラ47によって制御される。この制御信号S47には、例えば、論理素子412に供給されるフル点灯信号FULLと、スイッチ408−1〜nに供給される制御信号OFF_LDと、APC回路403−1〜nに供給される制御信号OFF_APC*(OFF_APC*−1〜n)及びサンプル・ホールド信号S/H*(S/H*−1〜n)とが含まれる。また、制御信号S47には、後述する電流制御部506に出力する光量制御信号が含まれる。
APC回路403−1〜nには、シーケンスコントローラ47からの制御信号S47(制御信号OFF_APC*、及びサンプル・ホールド信号S/H*)が入力される。また、APC回路403−1〜nには、制御信号S47とは別に、シーケンスコントローラ47から基準電圧Vrefがデジタル・アナログ変換(D/A)回路417−1〜nを介して入力される。D/A回路417−1〜nは、それぞれ、シーケンスコントローラ47から入力される、基準電圧Vrefを示すデジタル値をアナログ値に変換して、基準電圧VrefとしてAPC回路403−1〜nに入力する。シーケンスコントローラ47による制御によって、APC回路403−1〜nは、複数のLD(LD1〜LDn)を一定の光量で発光させるために、それぞれ対応するLD(LD1〜LDn)の光量を調整する制御を行う。APC回路403−1〜nは、対応するLDの光量制御を、シーケンスコントローラ47からの制御信号S47に従って、基準電圧Vrefを基準として実行する。
変調部413は、LD1〜LDnに供給される駆動電流について、画像データ生成部(図示せず)等から入力される画像データ(画像情報)を用いて変調するための画像変調信号を、論理素子412に出力する。例えば、駆動電流に対してパルス幅変調(PWM)を行う場合には、変調部413は、画像データに応じた幅のパルス信号を、画像変調信号として論理素子412に出力する。論理素子412は、変調部413から出力される画像変調信号と、シーケンスコントローラ47から出力されるフル点灯信号FULLとの論理和を示す信号を、スイッチ409−1〜nに出力する。
図3Aに示すように、レーザ駆動装置31は、半導体レーザ43内のLD1〜LDnへそれぞれ駆動電流を供給する(通電させる)ための電流源404−1〜n及び407−1〜nを備えている。レーザ駆動装置31は、さらに、これらの電流源からLD1〜LDnのそれぞれへの電流の供給状態を切り替えるスイッチ408−1〜n及び409−1〜nを備えている。例えば、LD1に対する駆動電流は電流源404−1及び407−1から供給され、その供給状態はスイッチ408−1及び409−1によって切り替えられる。以下では、LD1〜LDnのうち、LD1に対応する電流源404−1及び407−1、並びに、スイッチ408−1及び409−1の動作を中心として説明するが、他のレーザ(LD2〜LDn)についてもLD1の場合と同様である。
LD1に対して駆動電流を供給するスイッチング電流源404−1及びバイアス電流源407−1は、電源とLD1との間に並列に接続されている。
バイアス電流源407−1は、LD1に対してバイアス電流を供給する。バイアス電流は、感光体11上の電位を変化させない光量のレーザ光をLD1から出射させるためにLD1に供給される電流である。スイッチ408−1がオンになることによって、LD1にはバイアス電流源407−1からバイアス電流が供給される。LD1にバイアス電流を供給することによって、LD1にバイアス電流を供給しなかった場合に比べて、LD1に下記のスイッチング電流を供給したときの目標光量に到達までの時間を短縮することができる。即ち、LD1にバイアス電流を供給することによって、スイッチング電流を供給したときのLD1の発光応答性を向上させることができる。本実施例では、説明を簡易にするために一定値のバイアス電流をLD1に供給するレーザ駆動装置を例示する。
スイッチング電流源404−1は、LD1に対してスイッチング電流を供給する。スイッチング電流は、感光体上の電位を変化させる光量のレーザ光をLD1から出射させるためにLD1に供給される電流であり、上述したバイアス電流に重畳してLD1に供給される。
APC回路403−1は、スイッチング電流源404−1に出力する電流制御信号Isw−1によって、スイッチング電流源404−1がLD1に供給する電流の値を制御する。スイッチング電流源404−1は、APC回路403−1から与えられた電流制御信号Isw−1に対応するスイッチング電流を、駆動電流としてLD1に供給する。スイッチング電流源404−1とLD1との間には、スイッチ409−1が接続されている。このため、スイッチング電流源404−1からLD1への駆動電流の供給は、スイッチ409−1のON/OFF状態に応じてON/OFFされる。
スイッチング電流源404−1及びバイアス電流源407−1からLD1までの間には、スイッチ408−1が接続されている。シーケンスコントローラ47は、スイッチ408−1に出力するOFF_LD信号を用いて、スイッチ408−1のON及びOFFを制御する。本実施形態では、シーケンスコントローラ47が出力するOFF_LD信号が、Hi状態('H')の場合にはスイッチ408−1がOFFとなり、Low状態('L')の場合にはスイッチ408−1がON状態となる。スイッチ408−1がON状態の場合、スイッチング電流源404−1及びバイアス電流源407−1からLD1へ電流が供給される。一方で、スイッチ408−1がOFF状態の場合、スイッチング電流源404−1及びバイアス電流源407−1からLD1への電流の供給が遮断される。
スイッチ408−1がON状態であり、かつ、スイッチ409−1がOFF状態である場合、スイッチング電流源404−1からLD1にスイッチング電流は供給されず、バイアス電流源407−1からLD1にバイアス電流が供給される。なお、スイッチ409−1は、変調部413から論理素子412を介して与えられる信号に基づいてON又はOFF状態となるように制御される。
スイッチ408−1がON状態であり、かつ、スイッチ409−1がON状態である場合、バイアス電流源407−1からのバイアス電流と、スイッチング電流源404−1からのスイッチング電流とが、駆動電流としてLD1に供給される。この場合、LD1から感光体11の表面に、当該表面に静電潜像を形成するために必要な光量のレーザ光が出力される。
<APC回路403(403−1〜n)の構成>
次に、図3Bを参照して、レーザ駆動装置31に含まれるAPC回路403−1〜nの構成について説明する。APC回路403−1〜nのそれぞれは、対応するLD(LD1〜LDn)に対するAPCを行う。以下では、説明の簡略化のため、LD1に対するAPC回路403−1によるAPCについてのみ説明するが、他のレーザ(LD2〜LDn)についても、LD1の場合と同様の制御を行うことによってAPCを実現できる。また、APC回路403−1〜nの構成は全て同一であるので、以下ではAPC回路403−1〜nをAPC回路403と表記する。
APC回路403には、上述のように、LD1の目標光量に対応する基準電圧Vrefと、増幅器402から出力される光量モニタ電圧Vpdとが入力される。さらに、APC回路403には、シーケンスコントローラ47から出力される制御信号S47のうち、制御信号OFF_APC*と、サンプル・ホールド信号S/H*とが入力される。APC回路403において、基準電圧Vrefは、アナログスイッチ501及び電流制御部506に供給される。制御信号OFF_APC*は、アナログスイッチ501及び論理素子502に供給される。サンプル・ホールド信号S/H*は、論理素子502に供給される。
アナログスイッチ501の入力側には、光量モニタ電圧Vpdと、基準電圧Vrefとが入力される。アナログスイッチ501の出力側からは、シーケンスコントローラ47からの制御信号OFF_APC*に従って、光量モニタ電圧Vpdと基準電圧Vrefとの何れかが、出力電圧Vpd2として出力される。具体的には、アナログスイッチ501は、制御信号OFF_APC*が'H'の場合には光量モニタ信号Vpdを、制御信号OFF_APC*が'L'の場合には基準電圧Vrefを、出力電圧Vpd2として出力する。
論理素子502は、入力された制御信号OFF_APC*とサンプル・ホールド信号S/H*との論理積を示す信号を得るとともに、得られた信号の論理を反転(H→L、又はL→H)させた信号を出力する素子であり、NAND回路に相当する。論理素子502から出力された信号は、制御信号SELとしてアナログスイッチ504に供給される。
アナログスイッチ504は、サンプル・ホールド回路として機能する。アナログスイッチ504の入力側には、アナログスイッチ501の出力電圧Vpd2が抵抗素子503を介して印加される。アナログスイッチ504は、論理素子502から供給される制御信号SELに従って、入力側から入力された電圧を出力側から出力するか否かを切り替えることによって、サンプル状態とホールド状態とを切り替える。
具体的には、アナログスイッチ504は、制御信号SELが'H'の場合、アナログスイッチ501の出力側端子に対して接続された入力側端子と出力側端子とを内部で接続する。これにより、アナログスイッチ504は、アナログスイッチ501から抵抗素子503を介して入力側に印加された電圧を、出力側から出力する。一方で、アナログスイッチ504は、制御信号SELが'L'の場合、入力側をオープン(未接続側の入力側端子を出力側端子と接続)にする。
制御信号SELが'H'の場合には、アナログスイッチ501の出力電圧Vpd2が、抵抗素子503を介してホールドコンデンサ505に印加される。電圧Vpd2がホールドコンデンサ505に印加されることで、ホールドコンデンサ505は所定の時定数τで充電される。ホールドコンデンサ505は、充電によって蓄積された電荷量に応じて、その電圧が変化するとともに、LD1が点灯した点灯状態においては光量モニタ電圧Vpdに対応する電圧を出力する。一方で、制御信号SELが'L'に切り替わると、アナログスイッチ504の入力側がオープンとなる結果、ホールドコンデンサ505に生じている電圧がホールドされる。
このように、アナログスイッチ504及びホールドコンデンサ505は、制御信号SELが、'H'の場合にはサンプル状態であり、'L'の場合にはホールド状態である。充電されたホールドコンデンサ505の電圧Vshは、電流制御部506に入力される。なお、ホールドコンデンサ505が充電される際の時定数τは、抵抗素子503の抵抗値Rとホールドコンデンサ505の静電容量Cとに依存して、τ=RCとして定まる。また、後述するように、APCが実行される際に、サンプル状態にあるホールドコンデンサ505は、LD1が消灯した消灯状態において、予め定められた電圧Vtに充電される一方で、LD1が点灯した点灯状態において、光量モニタ電圧Vpdに充電される。
ホールドコンデンサ505がサンプル状態の場合、アナログスイッチ501による切替に応じて、基準電圧Vrefと、半導体レーザ43内のPDによって検出された光量に対応する光量モニタ電圧Vpdとの何れかが、ホールドコンデンサ505に印加される。即ち、本実施例において、アナログスイッチ501は、ホールドコンデンサ505に対して、基準電圧Vrefと光量モニタ電圧Vpdとの何れかに切り替えて電圧を印加するためのスイッチとして機能する。また、抵抗素子503は、当該スイッチとホールドコンデンサ505との間に接続された抵抗素子として機能する。さらに、本実施例において、アナログスイッチ501、抵抗素子503、及びアナログスイッチ504は、充電手段として機能する。
電流制御部506は、入力された基準電圧Vrefと、ホールドコンデンサ505の電圧Vshとに基づいて、スイッチング電流Iswの値を決定する。そして、電流制御部506は、決定したスイッチング電流Iswの値に対応する電流制御信号Iswをスイッチング電流源404(404−1〜n)に出力する。具体的には、APC回路403は、LD1が消灯状態から点灯状態となり、LD1から出力されるレーザ光による感光体11に対する光走査が開始されると、ホールドコンデンサ505の電圧を以下のように制御する。即ち、APC回路403は、消灯状態の間に充電された予め定められた電圧Vtを初期値として、スイッチング電流源404−1からLD1に供給される駆動電流を制御することで、ホールドコンデンサ505の電圧を制御する。電流制御部506は、決定したスイッチング電流値Isw(Isw−1)をスイッチング電流源404−1に出力することによって、スイッチング電流源404−1からLD1に供給される駆動電流を指定する。
このように、ホールドコンデンサ505は、蓄積された電荷量に応じた光量のレーザ光を光源(LD)から出力させる電荷蓄積手段として機能する。即ち、ホールドコンデンサ505は、蓄積された電荷量に応じた電圧を出力する電圧保持手段として機能する。また、電流制御部506及びスイッチング電流源404−1は、感光体11に対する光走査が開始されると、電荷蓄積手段(ホールドコンデンサ505)の電圧に応じた駆動電流を光源(LD)に供給する電流供給手段として機能する。さらに、電流制御部506は、電荷蓄積手段(ホールドコンデンサ505)の電圧を制御する制御手段としても機能する。
<レーザ駆動装置31におけるAPCの比較例>
次に、図7を参照して、本実施例に係るレーザ駆動装置31おけるAPCに対する比較例について説明する。以下では、説明の簡略化のため、LD1に対するAPC回路403(APC回路403−1)によるAPCについてのみ説明するが、他のレーザ(LD2〜LDn)についても、LD1の場合と同様の制御を行うことによってAPCを実現できる。
レーザ駆動装置31が備えるLDについてAPCを実行する場合、上述したように、消灯した状態のLDを点灯させてその光量を制御すると、光量が目標光量に十分に近づくまでにかなりの時間を要するおそれがある。図7は、以下で説明する実施例に対する比較例として示す、レーザ駆動装置31の発光シーケンスの一例を示している。同図では、画像形成装置100において画像形成を開始する前に行うAPCを含む動作モードを「初期APCモード」と称し、画像形成の開始後に行うAPCを含む動作モードを「通常APCモード」と称している。また、図7では、レーザ駆動装置31が備えるLDのうち、2つLD(LD1及びLD2)についての発光シーケンスを示している。ここでは、LD1は、BD信号の検出に使用するLDであり、複数のLDのうち、最初にAPCが実行されるLDであることを想定している。
図7では、まず、シーケンスコントローラ47は、初期APCモードによるAPCを開始するために、LD1のフル点灯信号FULLを'L'から'H'に切り替えて、LD1を点灯させる。さらに、シーケンスコントローラ47は、LD1のサンプル/ホールド信号S/H*(S/H*−1)を'L'から'H'に切り替えて、PDで検出されたLD1の光量のサンプルを行う状態に移行する。この状態において、検出されるLD1の光量が徐々に増加している。これは、検出されたLD1の光量が目標光量に近づくように、シーケンスコントローラ47が、LD1に供給する駆動電流を制御しているためである。
具体的には、半導体レーザ43内のPDによって検出された、LD1の光量に対応する光量モニタ電圧Vpdが、APC回路403に入力される。APC回路403がサンプル状態である場合、ホールドコンデンサ505が光量モニタ電圧Vpdに充電される。電流制御部506は、ホールドコンデンサ505に充電された光量モニタ電圧Vpdと、目標光量に対応する基準電圧Vrefとを比較する。さらに、電流制御部506は、当該比較結果に基づいて、光量モニタ電圧Vpdが、基準電圧Vrefに近づくように、スイッチング電流Iswの電流値を決定する。スイッチング電流Iswの値は、電流制御信号(Isw−1)として、APC回路403からスイッチング電流源404−1に出力される。スイッチング電流源404−1は、電流制御信号(Isw−1)に対応する値のスイッチング電流Iswを、LD1に供給する。APC回路403は、サンプル状態である間に、光量モニタ電圧Vpdと基準電圧Vrefとに基づいて、スイッチング電流Iswを継続的に制御する。このようにして、シーケンスコントローラ47は、APC回路403を用いてLD1の光量を目標光量に制御する。
LD1の光量が目標光量に十分に近づき、BD信号を安定して検出できるようになると、シーケンスコントローラ47は、初期APCモードを終了し、通常APCモードに移行する。シーケンスコントローラ47は、通常APCモードによるAPCを開始すると、BD信号が検出されるごとに(光の1走査ごとに)、一定期間(Ts)、LD1をフル点灯状態にして光量のサンプルを行う。これにより、シーケンスコントローラ47は、LD1の光量が目標光量に近づくように、上述の初期APCモードの場合と同様に、LD1への駆動電流の制御を行うことで、APCを実行する。上述の初期APCモードにおけるAPCによって、LD1の光量は目標光量に十分に近づけられているために、初期APCモードの後に実行されるこの通常APCモードによるAPCでは、BD信号の検出ごとに実行される数回のAPCで、LD1の光量を目標光量に到達させる。
しかし、上述の初期APCモードにおけるAPCでは、例えば、LD1について、駆動電流を0から徐々に増加させることによって、LD1の光量を徐々に目標光量に近づける。このため、LD1の光量が目標光量に十分に近づき、BD信号が安定して検出できるようになるまでには、図7に示すように、ある程度の長い時間(T1)が必要となる。
さらに、LD2については、駆動電流を供給して点灯させて、その光量が目標光量に十分に近づくまでには、さらに長い時間が必要となる。図7に示すように、シーケンスコントローラ47は、初期APCモードから通常APCモードに移行した後に、LD2についてのフル点灯信号FULLを'L'から'H'に切り替えて、LD2を点灯させる。さらに、サンプル/ホールド信号S/H*を'L'から'H'に切り替えて、LD2の光量のサンプルを行うとともに、LD2の光量を目標光量に近づける制御を行うことで、LD2についてのAPCを行う。その後、BD信号が検出される周期(Tb)ごとに、LD1についての光量制御に続いて、LD2の光量制御を繰り返し行う。
このように、LD1についての初期APCモードによるAPCが終了した後に、通常APCモードにおいて、LD2について、消灯した状態から光量を徐々に目標光量に近づける制御を行うことでAPCを行う。このため、LD2の光量が目標光量に達するまでの時間は、LD1よりも長くなる。従って、複数のLDから出射されるレーザ光によって感光体を露光するマルチビーム方式の画像形成装置の場合には、複数のLDの光量を、APC(初期APCモード及び通常APCモード)により目標光量に制御するまでの時間が、全体としてさらに長くなる問題がある。例えば、LD2の光量制御を開始してから、その光量が目標光量に達するまでに要する時間T2は、おおよそTb×T1/Tsとなる。一例として、T1=10[ms]、Ts=10[μs]、Tb=500[μs]と仮定すると、T2=500[ms]となる。また、マルチビーム方式の画像形成装置の場合、全てのLDの光量が目標光量に達するまでの時間は、LDの数が増加すると、LDの数に比例して長くなってしまうことになる。
そこで、本実施例に係る画像形成装置では、レーザ駆動装置31について初期APCモードによるAPCを実行する際に、LDの点灯後に、当該LDの光量を短時間に目標光量に近づけるために、目標光量に近い光量から光量制御を開始できるようにする。具体的には、LDからレーザ光を出力させるために用いられる電圧を保持するホールドコンデンサを、感光体11に対する光走査の開始前のLDの消灯中に(点灯前に)、目標光量に対する基準電圧の近傍の予め定められた電圧に充電する。即ち、光走査の開始前のLDの消灯中に、目標光量に対する基準電圧の近傍の予め定められた電圧に対応する、所定の電荷量の電荷を、ホールドコンデンサに蓄積させる。ここで、ホールドコンデンサの電圧は、基準電圧との比較結果に基づいてLDに供給すべき駆動電流を決定するために使用される。本実施例では、LDを点灯させてLDの光量制御を開始する際には、ホールドコンデンサが基準電圧に近い電圧まで予め充電されているために、初期APCモードによるAPCの開始時に目標光量に近い光量でLDを点灯させることができる。その結果、初期APCモード及び通常APCモードによるAPCによって、LDの光量を短時間に目標光量に到達させることが可能になる。
また、本実施形態では、マルチビーム方式の画像形成装置の場合を想定している。マルチビーム方式の画像形成装置の場合には、全てのLDについて、光走査の開始前の消灯中に、対応するホールドコンデンサに所定の電荷量の電荷を蓄積させることで、当該ホールドコンデンサを予め定められた電圧に充電させておく。これにより、全てのLDについて、点灯後に、APCによって光量を短時間に目標光量に到達させることが可能になる。以下では、本実施形態において実行する。以下では、レーザ駆動装置31に対して実行される具体的な処理について、より詳細に説明する。
<レーザ駆動装置31におけるAPC>
次に、図4を参照して、本実施形態に係るレーザ駆動装置31におけるAPCについて説明する。以下では、説明の簡略化のため、LD1に対するAPC回路403(APC回路403−1)によるAPCについてのみ説明するが、他のレーザ(LD2〜LDn)についても、LD1の場合と同様の制御を行うことによってAPCを実現できる。
画像形成装置100において、LD1〜LDnのそれぞれの光量制御のために実行されるAPCは、上述したように、初期APCモードによるAPCと通常APCモードによるAPCとに分けられる。初期APCモードは、画像形成装置100において画像形成を開始する前に準備動作として行うAPCを含む動作モードである。初期APCモードによるAPCでは、各LDが完全に消灯している状態から各LDから出射されるレーザ光の光量を目標光量に近づけるように制御する。また、通常APCモードは、画像形成の開始後に行うAPCを含む動作モードである。通常APCモードによるAPCでは、各LDから出射され、感光体11を露光するレーザ光の光量を目標光量に制御する。
本実施形態の初期APCモードは、各LDへの駆動電流の供給が開始される前の、各LDが消灯した消灯状態において、ホールドコンデンサ505を、予め定められた電圧Vtに充電する、初期充電動作を含む。この初期充電動作は、例えば、画像形成装置100の起動時、あるいは、記録材に転写すべき画像の形成を開始する前の準備動作時に実行されればよい。ここでは、画像形成装置100の準備動作時に、初期充電動作が実行されるものとする。
また、本実施形態の初期APCモードでは、初期充電動作の終了後に、各LDへの駆動電流の供給が開始された後の、各LDが点灯した点灯状態において、各LDの光量を所定の目標光量近傍の光量に制御するAPCを実行する。このAPCでは、各LDに駆動電流(スイッチング電流)の供給が開始されると、ホールドコンデンサ505の電圧は、電圧Vtを起点として、PDにより検出された光量に対応する光量モニタ電圧Vpdに充電される。さらに、ホールドコンデンサ505に充電された光量モニタ電圧Vpdと基準電圧Vrefとの比較結果に基づいて、スイッチング電流が制御される。このAPCでは、後述するように、光量モニタ電圧Vpdが、電圧=0からではなく、目標光量に対応する基準電圧Vrefの近傍の電圧Vtから基準電圧Vrefに近づくように制御される。即ち、基準電圧Vref近傍の電圧Vtから光量モニタ電圧Vpd(各LDの光量に対応)に基づく駆動電流(光量)の制御を開始することで、より短時間に、各LDの光量が短時間に目標光量に制御されることになる。その後、本実施形態の画像形成装置100は、画像形成を開始すると、初期APCモードから通常APCモードに移行して、所定のタイミングにおいて通常APCモードによるAPCを実行する。以下では、図4の発光シーケンスに沿って、初期APCモードによる初期充電動作、並びに、初期APCモード及び通常APCモードによるAPCについて、それぞれ詳細に説明する。
(初期APCモードによる初期充電動作)
シーケンスコントローラ47は、画像形成装置100における画像形成の開始前(図4の時刻421以前)の初期状態において、OFF_LD信号として'H'を出力する。この状態では、スイッチ408−1はOFFであり、LD1へのバイアス電流及びスイッチング電流は供給されない。従って、LD1は消灯状態にあるため、APC回路403に入力される光量モニタ電圧Vpdは0である。また、初期状態では、'H'のサンプル・ホールド信号S/H*と、'H'の制御信号OFF_APC*とが、シーケンスコントローラ47からAPC回路403に出力されている。
シーケンスコントローラ47は、時刻421において、制御信号OFF_APC*を'H'から'L'にする。これにより、アナログスイッチ501は、光量モニタ電圧Vpdではなく基準電圧Vrefを、出力電圧Vpd2として出力する。また、制御信号OFF_APC*が'H'、サンプル/ホールド信号S/H*が'L'であるため、制御信号SELは'H'となる。このため、アナログスイッチ504によってホールドコンデンサ505がサンプル状態となる。従って、時刻421において、基準電圧Vref(=電圧Vpd2)が、抵抗素子503を介してホールドコンデンサ505に印加され始める。
基準電圧Vrefは、予め定められた期間Tc(図4で時刻421から時刻422までの期間)、ホールドコンデンサ505に印加される。期間Tcは、基準電圧Vrefによってホールドコンデンサ505の充電を開始してから、当該ホールドコンデンサ505が予め定められた電圧Vtに充電されるまでの期間として定められる。時刻422になると、シーケンスコントローラ47は、制御信号OFF_APC*を'L'から'H'にする。これにより、制御信号SELが'H'から'L'に変化して、アナログスイッチ504によってホールドコンデンサ505がホールド状態に変化する。その結果、時刻422において、ホールドコンデンサ505は、予め定められた電圧Vtに時定数τで充電されて、当該電圧でホールドされた状態となる。その後、時刻423において、初期充電動作を終了して、初期APCモードによるAPCの実行に切り替わる。
(期間Tcの設定)
ここで、図5を参照しながら、期間Tcについて説明する。同図において、波形511は、アナログスイッチ501の出力電圧Vpd2を示しており、時刻421に対応する時間t=0において、電圧0から基準電圧Vrefに切り替わる、ステップ状の波形となっている。また、波形512は、基準電圧Vrefが抵抗素子503を介してホールドコンデンサ505に印加された際の、ホールドコンデンサ505の電圧Vshを示している。ホールドコンデンサ505には、抵抗素子503を介した基準電圧Vrefの印加によって、電荷が蓄積される。その結果、ホールドコンデンサ505の電圧Vshは、ホールドコンデンサ505の静電容量C及び抵抗素子503の抵抗値Rにより定まる時定数τ=RCで緩やかに増加している。
図5に示すホールドコンデンサ505の電圧Vsh(波形512)は、波形511に対するステップ応答であり、一般に、
Vsh=Vref(1−exp(−t/τ)) (1)
として表される。ここで、電圧Vshが予め定められた電圧Vtとなる時間tをTcとすると、Tcは、基準電圧Vrefと、電圧Vtと、時定数τとに依存して定まることがわかる。
また、電圧Vtは、基準電圧Vrefに対する比率として予め指定されてもよい。即ち、目標光量を基準とした、電圧Vtに対応する光量の比率x(%)として、電圧Vtが指定されてもよい。この場合、ホールドコンデンサ505を充電する期間Tcは、比率xを用いて、式(1)から次式のように求められる。
Tc=−τ×ln(1−x/100) (2)
式(2)によって、比率xと、時定数τとを用いて、期間Tcを算出することができる。なお、Tcは、シーケンスコントローラ47によって算出されればよい。シーケンスコントローラ47は、算出した期間Tc、基準電圧Vrefをホールドコンデンサ505に印加するように、制御信号OFF_APC*の切り替えを行えばよい。
図5では、一例として、比率xとして、80,90,95(%)とした場合について示している。式(2)を用いることによって、
x=80(%),Tc(T80)=1.61τ
x=90(%),Tc(T90)=2.30τ
x=95(%),Tc(T95)=2.97τ
と求められる。図5に示すように、比率xを増加させることによって、電圧Vshが比率xに対応する電圧(0.80Vref,0.90Vref,0.95Vref)になる間での期間Tcが長くなることがわかる。従って、初期充電動作の後に実行されるAPCによる光量制御において、目標光量に近い光量から制御を開始しようとすればするほど、初期充電動作におけるホールドコンデンサ505を充電するために必要な期間Tcが長くなることになる。このため、初期充電動作への割り当てに許容される期間内で、期間Tcを設定する必要がある。なお、目標光量を変更したとしても、比率xで期間Tcを指定していれば、式(2)に示すように、目標光量に依存せずに期間Tcは一定となる。
(初期APCモード及び通常APCモードによるAPC)
画像形成装置100において、上述の初期充電動作が完了すると、時刻423において、初期APCモードによるAPCの実行に移行する。時刻423において、シーケンスコントローラ47は、OFF_LD信号を'H'から'L'に切り替えて、各LDへの駆動電流の供給を開始することによって、各LDを点灯状態にする。その際、APC回路403内の電流制御部506は、各LDの消灯状態において充電されたホールドコンデンサ505の電圧Vsh(=Vt)に応じて、各LDに供給すべき駆動電流(スイッチング電流値Isw)を決定する。
ここで、ホールドコンデンサ505の電圧は、図4に示すように、初期APCモードにおける初期充電動作によって、目標光量に対応する基準電圧Vref近傍の電圧Vtまで充電されている。このため、決定される駆動電流は、目標光量に対応する駆動電流に近い電流値となる。その結果、その後に、BD信号の検出に応じて行われる数回のAPCで、各LDの光量を短時間に目標光量に制御されることになる。図4では、時刻423の後、シーケンスコントローラ47は、各LDをフル点灯状態にしてBD信号の検出を行っている。また、シーケンスコントローラ47は、BD信号を2回安定して検出した時点で、サンプル/ホールド信号S/H*を切り替えて(H→L)、ホールドコンデンサ505をホールド状態からサンプル状態に切り替えている。これにより、期間424において初期APCモードによる初回のAPCが実行されて、ホールドコンデンサ505の電圧が、電圧Vt(初期値)から目標光量に対応する基準電圧Vrefに近づいている。
その後、期間424によるAPCを完了して画像形成を開始すると、画像形成装置100は、初期APCモードから通常APCモードに移行する。各LDから出力されたレーザ光による感光体11の1走査ごとに(BD信号が検出されるごとに)、一定の期間(期間425及び426)、APC動作を繰り返し行っている。図4では、期間425及び426において、ホールドコンデンサ505の電圧Vshが基準電圧Vrefに十分に近い値となっている。即ち、各LDの光量が目標光量に十分に近い光量に制御されており、目標光量に達しているとみなせる。
また、図4では、1つのLDの発光シーケンスについてのみ示しているが、本実施形態では、n個のLD(LD1〜LDn)について同様の発光シーケンスを実行する。上述のように、APC回路403(403−1〜n)は、n個のLDに対してそれぞれ設けられているため、各LDについて、図4に示した発光シーケンスをそれぞれ実行すればよい。
<レーザ駆動装置31におけるAPCの流れ>
次に、図4及び図5を参照して説明したレーザ駆動装置31における一連のAPC動作(初期APCモード及び通常APCモード)の流れについて、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図6に示す各ステップの処理は、シーケンスコントローラ47のCPU(図示せず)が、メモリ等に予め格納された制御プログラムをRAM(図示せず)に読み出して実行することによって、画像形成装置100上で実現される。また、シーケンスコントローラ47は、画像形成装置100の電源投入(ON)時に図6の処理を開始して、電源がOFFになった時点で、処理を終了するものとする。
S601で、シーケンスコントローラ47のCPU(以下、単に「CPU」と称する。)は、画像形成が開始される前に、例えば、ユーザが画像形成装置100の操作部(図示せず)を介して入力した指示に基づいて、期間Tcを設定する。期間Tcは、上述のように、式(1)又は式(2)に基づいて設定することができる。即ち、CPUは、ユーザが比率x(%)を設定できるように操作部の制御を行えばよい。その後、CPUは、処理をS602へ進める。
S602で、CPUは、画像形成を開始するか否かを判定する。ここで、CPUは、画像形成コマンドの入力等に応じて、画像形成を開始するか否かを判定する。CPUは、S602において画像形成を開始しないと判定した場合、S602の判定を繰り返す一方で、S602において画像形成を開始すると判定した場合、S603へ処理を進める。
S603で、CPUは、上述の初期APCモードを開始するとともに、まず、初期充電動作を開始する。即ち、レーザはまだ点灯させず、消灯状態のままで、ホールドコンデンサ505を比率xに基づく電圧Vtに充電させる処理を開始する。具体的には、CPUは、APC回路403に出力する制御信号OFF_APC*を'H'から'L'に切り替えるとともに、時間t=0として計時を開始する。その後、S604で、CPUは、S603で制御信号OFF_APC*を切り替えてから、期間Tcが経過した(t≧Tcが満たされた)か否かを判定する。ここで、CPUは、期間Tcが経過したと判定すると、処理をS605に進め、制御信号OFF_APC*を、'L'から'H'に戻す。これにより、ホールドコンデンサ505が、電圧0から電圧Vt(目標光量に対応する基準電圧Vrefのx%に相当する電圧)に充電された状態となる。
次に、S606で、CPUは、ポリゴンミラー33の駆動を開始するとともに、各レーザ(LD1〜LD4)に対する駆動電流の供給を開始することで、各レーザを点灯させて、フル点灯状態とする。これにより、画像形成装置100は、(初期APCモードによる)APCを開始する。CPUは、代表するレーザからのレーザ光がBDセンサ36で受光されることで、BD信号が検出されると、S607で、各LDのAPCを開始する(図4の期間424)。
次に、S608で、CPUは、各レーザに対して画像情報に基づく駆動電流(スイッチング電流)の供給を開始することで、画像形成を開始する。これにより、画像形成装置100は、初期APCモードから通常APCモードに移行する。画像形成の開始後、CPUは、レーザ光を用いたBD信号の検出に応じて、(通常APCモードによる)APCを実行すればよい。その後、S609で、CPUは、画像形成コマンドで指定された処理が完了したか否かを判定することによって、画像形成を終了すべきか否かを判定する。ここで、CPUは、画像形成処理を終了すべきではないと判定する限り、S609の判定を繰り返す一方で、終了すべきと判定した段階で、S610へ処理を進める。S610で、CPUは、各レーザを消灯させて、処理をS602に戻す。これにより、画像形成装置100は、再び画像形成を開始するまでの間、待機状態となる。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置は、ホールドコンデンサの電圧に基づいて制御される駆動電流に応じたレーザ光を出力するLDについて、APCを行う際に、LDの点灯時にホールドコンデンサに予め蓄積されている電荷量に応じた電圧を初期値として、その後にホールドコンデンサの電圧に充電される光量モニタ電圧が基準電圧に近づくように、LDに供給する駆動電流を制御する。ホールドコンデンサは、感光体に対する光走査が開始される前の、LDが消灯した状態において、予め電荷が蓄積される。LDが点灯した状態になると、ホールドコンデンサは、LDの点灯時に予め蓄積されている電荷量に応じた電圧を出力し、その後、LDの光量に対応する電圧を出力する。これにより、光走査装置は、LDの点灯前にホールドコンデンサに予め蓄積させた電荷量に応じた電圧を初期値として、LDの光量に対応する電圧を基準電圧に近づけるように、LDに供給する駆動電流(即ち、ホールドコンデンサの電圧)を制御する。本実施形態によれば、ホールドコンデンサに予め電荷を蓄積していない場合と比較して、より目標光量に対応する基準電圧に近い電圧から、ホールドコンデンサの電圧を当該基準電圧に近づけることが可能になる。即ち、APCを実行する際に、LDの点灯後に、当該LDの光量をより短時間に目標光量に近づけることが可能になる。
より具体的には、光走査装置は、当該LDを点灯させる前に、ホールドコンデンサを目標光量に対応する基準電圧に近い予め定められた電圧に充電させておけばよい。これにより、APCを行う際に、当該予め定められた電圧を初期値として、ホールドコンデンサの電圧が基準電圧に近づくことになる。即ち、LDの点灯後に、LDの光量の制御を、目標光量に近いレベルから開始できるために、短時間に目標光量に制御することが可能になる。
なお、本実施例の画像形成装置において、目標光量はBDセンサ36に入力されるレーザ光の光量である。BDセンサ36に入射させる光量は一定であることが望ましい。BDセンサ36から出力される信号の立ち上がり、立ち下がり速度は、BDセンサ36に入射するレーザ光の光量に依存する。即ち、BDセンサ36に入射させる光量を変化させると、BDセンサ36から出力される立ち上がり速度及び立ち下がり速度がレーザ光の光量に応じて変化してしまう。そのため、常に画像の書き出し位置を一致させるためには、BDセンサ36に入射させるレーザの光量を一定にすることが望ましい。
一方、感光体11上に静電潜像を形成すべく感光体11上を露光するレーザ光の光量は次のように制御する。本実施例の画像形成装置には、感光体11上の表面で電荷を測定するための電位センサ30が設けられている。シーケンスコントローラ47は、所定のタイミングで帯電器28によって帯電された感光体11を複数のレーザ光で露光して、感光体11上に複数の潜像パターンを形成する。複数の潜像パターンそれぞれは、電位センサ30によって電位が検出される。シーケンスコントローラ47は、複数の潜像パターンのうち所定の電位で形成された潜像パターンを選択し、その潜像パターンに対応するレーザ光の光量を、感光体11上を露光するレーザ光の光量に設定する。なお、画像形成装置に濃度センサを取り付け、潜像パターンではなく、複数の濃度のトナーパターンから感光体11上を露光するレーザ光の光量を設定しても良い。
制御信号S47に含まれる光量制御信号は、感光体11上を走査するレーザ光の光量を目標光量に対してどの程度に制御するかを示す信号(制御係数)である。シーケンスコントローラ47は、光量制御信号をAPC回路403の電流制御部506に出力する。電流制御部506は、感光体11上を走査するレーザ光の光量が、目標光量(Vshに対応する光量)に対して制御係数を乗算した光量に制御されるようにスイッチング電流Iswを制御する。
即ち、本実施例の画像形成装置は、BDセンサ36に入射させるレーザ光の光量を上記目標光量(第1の光量)に制御する。一方、本実施例の画像形成装置は、感光体11上に潜像を形成すべく感光体11上を走査するレーザ光の光量を目標光量と電位センサの検出結果に基づいて第2の光量に制御する。
また、本実施形態では、マルチビーム方式の画像形成装置における複数のLDのそれぞれについて、その点灯前に、対応するホールドコンデンサを予め定められた電圧に充電させておく。これにより、当該複数のLDの全てについて、光量の制御を、目標光量に近いレベルから開始できる。従って、本実施形態によれば、マルチビーム方式の画像形成装置において特に問題となる、APCによって目標光量に到達するまでに要する時間を、短くすることが可能なる。

Claims (3)

  1. 画像形成装置であって、
    感光体と、
    供給される駆動電流に基づく光量の光ビームをそれぞれ出力する第1の光源及び第2の光源と、
    前記第1の光源から出力される光ビームと前記第2の光源から出力される光ビームとを受光する位置に配置された受光素子を含み、前記受光素子が受光した光ビームの光量に応じた検出電圧を、当該光量の検出結果として生成する検出手段と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源にそれぞれ対応する第1のコンデンサ及び第2のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサの電圧及び前記第2のコンデンサの電圧を制御し、前記第1のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を前記第1の光源に供給し、前記第2のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を前記第2の光源に供給する駆動手段と、
    前記検出電圧と、目標光量に対応する基準電圧とを比較する比較手段と、を備え、
    前記駆動手段は、
    前記検出手段の検出結果を用いることなく前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサを充電し、当該充電を所定時間、実行したことに応じて当該充電を停止し、
    前記検出手段の検出結果を用いることなく充電された前記第1のコンデンサの電圧を、当該第1のコンデンサの電圧に応じた駆動電流が供給されることによって前記第1の光源から出力される光ビームを前記受光素子が受光することで前記検出手段によって生成された検出電圧が前記基準電圧に近づくように、前記比較手段による比較結果に応じて制御し、
    前記検出手段の検出結果を用いることなく充電された前記第2のコンデンサの電圧を、当該第2のコンデンサの電圧に応じた駆動電流が供給されることによって前記第2の光源から出力される光ビームを前記受光素子が受光することで前記検出手段が前記基準電圧に近づくように、前記比較手段による比較結果に応じて制御し、
    前記検出電圧に基づいて制御された前記第1のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を、画像データに基づいて前記第1の光源に供給し、前記検出電圧に基づいて制御された前記第2のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を、画像データに基づいて前記第2の光源に供給することによって、前記感光体を露光する光ビームを前記第1の光源及び前記第2の光源からそれぞれ出力させ、
    前記駆動手段は、前記第1のコンデンサの電圧に応じて前記第1の光源に供給する駆動電流を制御する第1の駆動部と、前記第2のコンデンサの電圧に応じて前記第2の光源に供給する駆動電流を制御する第2の駆動部とを備え、
    前記第1の駆動部及び前記第2の駆動部のそれぞれは、
    前記コンデンサに対して、前記基準電圧と、前記検出電圧との何れかに切り替えて電圧を印加するためのスイッチと、
    前記スイッチと前記コンデンサとの間に接続された抵抗素子と
    を備え、
    前記所定時間は、前記基準電圧と、前記コンデンサが充電された電圧に相当する所定の電圧と、前記コンデンサの静電容量及び前記抵抗素子の抵抗値により定まる時定数と、に依存して定まる期間である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動手段は、前記検出手段の検出結果を用いることなく前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサを充電している間、前記第1のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を前記第1の光源に供給せず、前記第2のコンデンサの電圧に応じた駆動電流を前記第2の光源に供給しないことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段の検出結果を用いることなく前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサを充電するモードを前記駆動手段に実行させるための信号と、前記検出手段によって生成された前記検出電圧に基づいて前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの電圧を制御するモードを前記駆動手段に実行させるための信号と、を前記駆動手段に出力する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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