JP2001158130A - 電子写真装置のレーザ制御方法 - Google Patents

電子写真装置のレーザ制御方法

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JP2001158130A
JP2001158130A JP34429799A JP34429799A JP2001158130A JP 2001158130 A JP2001158130 A JP 2001158130A JP 34429799 A JP34429799 A JP 34429799A JP 34429799 A JP34429799 A JP 34429799A JP 2001158130 A JP2001158130 A JP 2001158130A
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laser
light
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Sachikazu Kono
祥和 河野
Kazutoshi Obara
一敏 小原
Kenichi Ito
健一 伊藤
Satoshi Ueda
智 上田
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真記録装置において、半導体レーザに
常時流すバイアス電流を半導体レーザのしきい値電流近
傍に設定することなく、良好な画像を得る。 【解決手段】 レーザ制御装置は、半導体レーザに駆動
電流を流すドライバ素子の出力電流立ち上がり特性と、
半導体レーザに常時流すバイアス電流値と、半導体レー
ザが発光し始めるしきい値電流値から、ホストから送ら
れてくる印字データのON時間に対する半導体レーザの
発光時間不足分を求め、その結果ホストから送られてく
る印字データのON時間を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストから送られ
てくる印字データのON時間を状況によって制御する電
子写真装置のレーザ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録装置においての半導
体レーザの制御方法として、半導体レーザにある一定の
バイアス電流を常時流しておき、半導体レーザの高速応
答性の向上や半導体レーザ自体の発光による温度上昇の
抑制を図っていた。このバイアス電流は通常、半導体レ
ーザの発光による感光体の電位降下が生じない電流値に
設定される。
【0003】しかし、このバイアス電流を半導体レーザ
のしきい値電流近傍に設定すると、半導体レーザは周囲
温度の変化や半導体レーザの素子劣化により特性が変動
してしまうため、半導体レーザが発光し、その結果、白
紙印刷領域において感光体の電位が降下してしまい、現
像される恐れがある。また、逆にバイアス電流値を低く
設定しすぎてしまうと感光体上の走査露光するときに半
導体レーザを発光させるために流す変調電流が大きくな
ってしまうため、高速応答性が低下する問題がある。こ
のため、周囲温度の変化や半導体レーザの素子劣化によ
る特性変動に対応したバイアス電流や変調電流の制御を
行う必要がある。
【0004】この半導体レーザ制御方法の一例として、
特開平8−139869公報には半導体レーザに供給す
る電流をステップ的に上げていき、そのときの半導体レ
ーザの発光光量が基準値を越えた後の2段目までの電流
値及びその発光光量値を利用して電流と発光光量の比例
関係式からしきい値電流と発光効率を算出し、その算出
結果からバイアス電流と変調電流を制御する方法が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では低出
力の半導体レーザを使用する電子写真記録装置が主流と
なりつつあり、そのために少ない発光光量で画像を潜像
することが可能な高感度の感光体が用いられるようにな
った。そのため、バイアス電流を半導体レーザのしきい
値電流近傍に設定してしまうと半導体レーザは微少な発
光光量で発光するため、白紙印刷領域においても感光体
の電位が降下してしまい、白紙印刷領域でうっすらと現
像が行われてしまう。この現象は通称かぶりと呼ばれて
いる。そのため、上記理由により白紙印刷領域のかぶり
を防止するためにバイアス電流を半導体レーザのしきい
値電流近傍に設定することが困難である。
【0006】本発明の目的は、バイアス電流を半導体レ
ーザのしきい値電流近傍に設定することなく、良好な画
像を得るために半導体レーザの状態に応じてホストから
送られてくる印字データのON時間を制御するレーザ制
御装置を提供することにある。また、本発明はバイアス
電流を低く設定することができるため、白紙印刷領域で
のかぶりを抑制し、半導体レーザの寿命悪化も防ぐこと
ができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半導体レーザの発光時間がホストから送ら
れてくる印字データのON時間と同じになるように、半
導体レーザに駆動電流を流すドライバ素子の出力電流立
ち上がり特性(傾き)と、半導体レーザに常時流すバイ
アス電流値と、半導体レーザが発光し始めるしきい値電
流値から、ホストから送られてくる印字データのON時
間を補正する。
【0008】また、1走査毎に半導体レーザが発光し始
めるしきい値電流値を求め、その結果から1走査毎にホ
ストから送られてくる印字データのON時間を補正す
る。
【0009】また、半導体レーザの発光光量が予め設定
した第1発光光量目標値になるように第1駆動電流を制
御する第1制御モードと、半導体レーザの発光光量が第
1発光光量目標値よりも強い予め設定した第2発光光量
目標値になるように第2駆動電流を制御する第2制御モ
ードと、第1駆動電流と第2駆動電流、及び第1発光光
量目標値と第2発光光量目標値から半導体レーザのしき
い値電流値を求め、その結果から1走査毎にホストから
送られてくる印字データのON時間を補正する。
【0010】このような上記手段を用いることにより、
半導体レーザの状態に応じてホストから送られてくる印
字データのON時間を制御するため、バイアス電流を半
導体レーザのしきい値電流近傍に設定することなく、良
好な画像を得ることができる。また、バイアス電流を低
く設定することができるため、白紙印刷領域でのかぶり
を抑制し、半導体レーザの寿命悪化も防ぐことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る半
導体レーザを用いたレーザ制御装置を説明する。
【0012】最初に、本発明の一実施例に係る記録装置
の構成及び動作原理について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、記録装置は感光体201の周囲を順
に帯電器202、半導体レーザ制御装置を備えた露光光
学部203、現像機204、転写器205、クリーナ2
06、イレーザ207が配置された構成となっている。
【0013】帯電器202で感光体201上を一様帯電
し、露光光学部203でホスト210から送られてくる
印字データ211に基づき、感光体201上を走査露光
する。次に現像機204により帯電したトナーを画像領
域に現像し、その後、転写器205でトナーを用紙20
9上に転写する。クリーナ206で感光体201上に残
留したトナーを除去し、イレーザ207で一様除電し、
始めの帯電に戻る。一方、用紙209上に転写されたト
ナーは定着器208によって用紙209上に固着され
る。以上が本発明の一実施例に係る記録装置の構成及び
動作原理の説明である。
【0014】次に、本発明の一実施例に係る露光光学部
203の構成及び動作原理について、図3を用いて説明
する。図3に示すように、露光光学部203は半導体レ
ーザ制御装置301、半導体レーザ302、回転多面鏡
303、ビーム検知器304で構成されている。
【0015】半導体レーザ制御装置301は、印字デー
タ211に基づき半導体レーザ302に適当な駆動電流
IDを流す。半導体レーザ302は駆動電流IDに基づ
き発光し、レーザビームは回転多面鏡303によって偏
向され、感光体201上を走査露光する。この時、書き
出し位置をそろえるために書き出し直前のレーザビーム
をビーム検知器304に導き、書き出し位置検出信号B
DTを得ている。また、半導体レーザ302に内蔵され
ている発光光量測定用のフォトディテクターから発光光
量に比例した電流IPが半導体レーザ制御装置301に
流れる。以上が本発明の一実施例に係る露光光学部20
3の構成及び動作原理の説明である。
【0016】次に、本発明の一実施例に係る半導体レー
ザ制御装置301の構成及び動作原理について、図8を
用いて説明する。図8に示すように、半導体レーザ制御
装置301はCPU101、アナログスイッチ102、
105、APC回路103、104、パルス変調回路1
06、ドライバIC107、バイアス電流回路108で
構成されている。
【0017】図3のビーム検知器304によって得られ
た書き出し位置検出信号BDTは、CPU101に入力
される。ここで、CPU101は書き出し位置検出信号
BDTをもとに、信号SW、SHを図4に示すようなタ
イミングで、アナログスイッチ102、105にそれぞ
れ入力される。信号SW、SHは、図1のアナログスイ
ッチ102、105をコントロールする信号である。
【0018】信号SWは、半導体レーザ302のPD出
力、及びドライバIC107をAPC回路103、10
4のどちらと接続するかをコントロールする信号であ
り、SWが論理1であれば、APC回路103と接続
し、論理0であれば、APC回路104と接続する。つ
まり、 APC回路103は第1制御モード用のAPC
回路であり、 APC回路104は第2制御モード用の
APC回路である。また、信号SHは、アナログスイッ
チ102の動作をコントロールする信号であり、SHが
論理1であれば、アナログスイッチ102は信号SWに
従ってAPC回路103、104のどちらかと接続して
サンプリングを行い、 論理0であれば、APC回路部
103、104のどちらとも接続しないホールド状態に
なる。
【0019】つまり、図4に示すように書き出し位置検
出信号BDTから印字モードとなり記録が開始され、書
き出し位置検出信号BDTから時間Ta経過するとレー
ザビームは感光体201上の記録を終了し、第1制御モ
ードとなる。次に、書き出し位置検出信号BDTから時
間Tb経過すると第2制御モードとなり、書き出し位置
検出信号BDTから時間Tc経過すると補正モードとな
る。そして再び次のラインの書き出し位置検出信号BD
Tが来る。
【0020】次に、ドライバIC107の構成及び動作
原理について、図5を用いて説明する。ドライバIC1
07は内部に電流源とスイッチを持ち、切換信号CVD
によってスイッチを開閉する。切換信号CVDが論理1
であれば、スイッチを閉じ、出力電流IDは駆動電流制
御信号ICの電圧値に応じた電流を出力し、切換信号C
VDが論理0であれば、スイッチを開き、出力電流ID
は0となる。
【0021】次に、パルス変調回路106の構成及び動
作原理について、図6を用いて説明する。パルス変調回
路106はスイッチ601、遅延素子602、OR素子
で構成される。ホスト210から送られてくる印字デー
タ211はまずスイッチ601、OR素子に入力され
る。ここで、スイッチ601とは1つの入力端子と複数
の出力端子を持ち、切換制御信号PWCに従って、入力
端子を複数の出力端子の1つと接続するものである。ス
イッチ601の複数の出力端子はそれぞれ遅延時間の異
なった遅延素子602に接続されている。ここで遅延素
子602とは入力された信号をある任意の時間だけ遅延
させるものである。つまり、切換制御信号PWCによっ
て印字データ211をどれだけ遅延するかを選択し、遅
延された印字データ211は遅延されていないもとの印
字データ211とOR素子によって加算され、切換信号
CVDとなって出力される。結果的に切換信号CVD
は、入力された印字データ211のON時間を切換制御
信号PWCによって選択された遅延素子602の遅延時
間のみ伸ばしたものとなる。
【0022】次に、半導体レーザ制御装置301の各モ
ードについての一連の動作を図9のフローチャートを用
いて順に説明する。
【0023】まず始めに、STEP1として第1制御モ
ード、第2制御モードにおける発光光量目標値PL、P
H、及びバイアス電流IBを予め設定する。このとき、
発光光量目標値PHは、印字モード時の発光光量に設定
し、発光光量目標値PLは、PH以下に設定する。ま
た、バイアス電流IBは図1の定電流を発生させるバイ
アス電流回路108によって半導体レーザ302のしき
い値電流値Ithよりも十分低い値に設定する。
【0024】次に、STEP2の第1制御モードについ
て説明する。
【0025】第1制御モード時、図4に示すようにCP
U101の出力信号SW、SHが論理1となり、半導体
レーザ302のPD出力、及びドライバIC107はA
PC回路103と接続され、第1制御モードのサンプリ
ングが行われる。駆動電流制御信号ILCの電圧値に応
じた電流値ILが駆動電流IDとして半導体レーザ30
2に流れ、半導体レーザ302は発光する。発光光量は
フォトディテクタPDによって測定され、発光光量に比
例した電流IPがAPC回路103に入力される。 A
PC回路103は、予め設定されている第1制御モード
の発光光量目標値PLと実際の発光光量値を比較し、発
光光量値が目標値に比べて小さい場合は駆動電流制御信
号ILCを増加させるように制御する。その結果、駆動
電流ILが増加し、半導体レーザ302の発光光量値が
上がる。また、発光光量値が目標値に比べて大きい場合
は駆動電流制御信号ILCを減少させるように制御す
る。その結果、駆動電流ILが減少し、半導体レーザ3
02の発光光量値が下がる。
【0026】このような上記APC制御を行うことによ
って発光光量が安定し、第1制御モードが終わる頃に
は、半導体レーザ302の発光光量は第1制御モードの
発光光量目標値PLと等しくなる。また、このときの駆
動電流制御信号ILCの電圧値は、次の第1制御モード
まで保持される。
【0027】次に、STEP3の第2制御モードについ
て説明する。
【0028】第2制御モード時、図4に示すようにCP
U101の出力信号SWが論理0、SHが論理1とな
り、半導体レーザ302のPD出力、及びドライバIC
107はAPC回路104と接続され、第2制御モード
のサンプリングが行われる。駆動電流制御信号IHCの
電圧値に応じた電流値IHが駆動電流IDとして半導体
レーザ302に流れ、半導体レーザ302は発光する。
発光光量はフォトディテクタPDによって測定され、発
光光量に比例した電流IPがAPC回路104に入力さ
れる。 APC回路104は、予め設定されている第2
制御モードの発光光量目標値PHと実際の発光光量値を
比較し、第1制御モードと同様のAPC制御を行う。こ
の結果、発光光量が安定し、第2制御モードが終わる頃
には、半導体レーザ302の発光光量は第2制御モード
の発光光量目標値PHと等しくなる。また、このときの
駆動電流制御信号IHCの電圧値は、次の第2制御モー
ドまで保持される。
【0029】次に、STEP4の補正モードについて説
明する。
【0030】第1制御モード、第2制御モードにより保
持されている駆動電流制御信号ILC、IHCの電圧値
はそれぞれモニタ信号ML、MHとしてCPU101に
入力される。ここで、CPU101は発光光量目標値P
L、PH、及びモニタ信号ML(IL)、MH(IH)の4
点から半導体レーザ302のしきい値電流値Ithを求
める。半導体レーザ302は図7に示すようにしきい値
電流値Ith以上では駆動電流に対して発光光量が直線
的に変化するため、任意の2点の駆動電流と発光光量が
分かれば、しきい値電流値を容易に求めることができ
る。
【0031】次に、印字データのON時間補正について
図1を用いて説明する。
【0032】通常、ホスト210から送られてくる印字
データ211に従って半導体レーザ302を発光させた
場合、ドライバIC107の立ち上がり特性(傾き)に
影響され、半導体レーザ302の発光時間は図1に示す
ように短くなってしまう。これは、駆動電流が常時流し
ているバイアス電流値から半導体レーザ302のしきい
値電流値に達するまでは半導体レーザ302が発光しな
いためにその時間分だけ半導体レーザ302の発光時間
が短くなってしまうからである。この問題はバイアス電
流を半導体レーザ302のしきい値電流値近傍に設定す
ることによって解決できるが、バイアス電流を半導体レ
ーザ302のしきい値電流値近傍に設定できない場合
は、半導体レーザ302の発光時間が不足してしまい、
印刷した画像のドットが全体的に細くなってしまう。
【0033】この問題を解決するために、駆動電流がバ
イアス電流値から半導体レーザ302のしきい値電流値
に達するまでの時間分をホスト210から送られてくる
印字データ211のON時間に加算する必要がある。そ
のために発光光量目標値PL、PH、及びモニタ信号M
L(IL)、MH(IH)の4点から求めた半導体レーザ3
02のしきい値電流値Ithと、バイアス電流値IB
と、予め分かっているドライバIC107の出力電流立
ち上がり特性(傾き)から、CPU101によって半導
体レーザ302の発光時間不足分を算出する。CPU1
01はその算出結果から切換制御信号PWCをパルス変
調回路106に出力し、パルス変調回路106によって
印字データ211に不足分を加算し、切換信号CVDと
してドライバIC107に入力する。上記制御の結果、
ホスト210から送られた印字データ211のON時間
と半導体レーザ302の発光時間が等しくなる。
【0034】次に、STEP5として半導体レーザ30
2を発光光量PHで強制発光させながらビーム検知器3
04を通過し、安定した書き出し位置検出信号BDTを
得ている。
【0035】次に、STEP6の印字モードについて説
明する。
【0036】ホスト210から送られてくる印字データ
211を補正モードによって求められた補正量のみ加算
し、切換信号CVDとしてドライバIC107に入力す
る。このとき、図4に示すように信号SWは論理0であ
り、ドライバIC107はAPC回路104と接続され
ているため、第2制御モードで保持されている駆動電流
制御信号IHCの電圧値に応じた電流値IHが駆動電流
IDとして半導体レーザ302に流れ、半導体レーザ3
02は補正後の印字データ(切換信号CVD)に応じて
発光光量PHで発光し、1走査分の走査露光を行う。そ
の後、1走査分の走査露光が終了するとSTEP2に戻
り、第1制御モード、第2制御モード、補正モード、B
DT検出、印字モードを繰り返し、印字を行う。
【0037】以上が本発明の一実施例の説明である。
【0038】なお、本実施例はパルス変調回路にスイッ
チ、遅延素子、OR素子によって印字データのON時間
補正を行っているが、ON時間を補正できるものであれ
ば、これに限られるものではない。例えば、位相の異な
った複数の基準クロックを用いて、補正量に合わせた基
準クロックを選択し、その基準クロックと同期させるこ
とによって印字データのON時間を補正するものでも何
ら問題ない。
【0039】また、本実施例は印字モードでの走査露光
を行うときの半導体レーザの発光光量として、第2制御
モードで制御された発光光量PHを用いているが、これ
に限られるものではない。本発明は、バイアス電流値と
半導体レーザのしきい値電流値と半導体レーザを駆動す
るドライバ素子の出力電流立ち上がり特性から印字デー
タのON時間を補正するものであるから、走査露光にお
ける半導体レーザの発光光量は変調しても何ら問題な
い。また、本実施例はバイアス電流を一定に設定してい
るが、1走査分の走査露光のみ一定であれば、特に変調
しても問題ない。
【0040】また、本実施例は半導体レーザに1つの光
源と1つの発光光量測定用フォトディテクタが1ユニッ
トに内蔵されている半導体レーザを使用しているが、こ
れに限られるものではない。例えば、2つ以上の複数の
光源が1ユニットで構成されている半導体レーザアレイ
を使用する場合においても、複数の光源に対してそれぞ
れ半導体レーザのしきい値電流値を算出し、それに基づ
いて印字データのON時間を補正することにより適用で
きる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、半導体レーザの状態に
応じてホストから送られてくる印字データのON時間を
補正するため、バイアス電流を半導体レーザのしきい値
電流近傍に設定することなく、良好な画像を得ることが
できる。また、バイアス電流を低く設定することができ
るため、白紙印刷領域でのかぶりを抑制し、半導体レー
ザの寿命悪化も防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である印字データON時間
補正の動作波形を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る記録装置の模式図で
ある。
【図3】 図1の半導体レーザ制御装置を備えた露光光
学部の模式図である。
【図4】 半導体レーザ制御装置の信号及びモードのタ
イミングを示す模式図である。
【図5】 図1のドライバICの構成図である。
【図6】 図1のパルス変調回路の構成図である。
【図7】 レーザ駆動電流とレーザ発光光量の関係を示
すグラフである。
【図8】 本発明の一実施例に係る半導体レーザ制御装
置の構成図である。
【図9】 半導体レーザ制御処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101・・・CPU、102、105・・・アナログスイッ
チ、103、104・・・APC回路、106・・・パルス変
調回路、107・・・ドライバIC、108・・・バイアス電
流回路、201・・・感光体、202・・・帯電器、203・・
・露光光学部、204・・・現像機、205・・・転写器、2
06・・・クリーナー、207・・・イレーザ、208・・・定
着器、209・・・用紙、210・・・ホスト、211・・・印
字データ、301・・・半導体レーザ制御装置、302・・・
半導体レーザ、303・・・回転多面鏡、304・・・レーザ
ビーム検知器、601・・・スイッチ、602・・・遅延素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 智 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA03 AA32 AA54 AA55 AA56 AA61 AA63 CA09 2H076 AB02 AB05 AB16 AB22 DA17 DA19 DA21 DA22 DA32 5C051 AA02 CA07 DB08 DB30 DE03 DE05 DE30 EA00 5C074 AA02 AA08 AA09 AA15 BB03 BB26 CC01 CC22 CC26 DD08 DD11 DD30 EE02 EE06 GG02 HH02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、感光体上を帯電する帯電器
    と、帯電された感光体上をレーザ光によって走査露光す
    る回転多面鏡を用いた露光光学部と、半導体レーザの発
    光光量、及び半導体レーザの発光時間を制御するレーザ
    制御装置と、走査露光した画像領域を現像する現像機
    と、現像された画像を被記録物に転写する転写器とを有
    する記録装置のレーザ制御装置において、 レーザ制御装置は、半導体レーザに駆動電流を流すドラ
    イバ素子の出力電流立ち上がり特性と、半導体レーザに
    常時流すバイアス電流値と、半導体レーザが発光し始め
    るしきい値電流値から、ホストから送られてくる印字デ
    ータのON時間に対する半導体レーザの発光時間不足分
    を求め、その結果ホストから送られてくる印字データの
    ON時間を補正することを特徴とする電子写真装置のレ
    ーザ制御方法。
  2. 【請求項2】 レーザ制御装置は、1走査毎に半導体レ
    ーザが発光し始めるしきい値電流値を求め、その結果か
    ら1走査毎にホストから送られてくる印字データのON
    時間を補正することを特徴とする請求項1記載の電子写
    真装置のレーザ制御方法。
  3. 【請求項3】 レーザ制御装置は、半導体レーザの発光
    光量が予め設定した第1発光光量目標値になるように第
    1駆動電流を制御する第1制御モードと、半導体レーザ
    の発光光量が第1発光光量目標値よりも強い予め設定し
    た第2発光光量目標値になるように第2駆動電流を制御
    する第2制御モードと、第1駆動電流と第2駆動電流、
    及び第1発光光量目標値と第2発光光量目標値から半導
    体レーザのしきい値電流値を求め、その結果から1走査
    毎にホストから送られてくる印字データのON時間を補
    正する補正モードを有することを特徴とする請求項1乃
    至2記載の電子写真装置のレーザ制御方法。
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