JP3959696B2 - 電子写真記録装置の露光制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真記録方法によって用紙上に画像を形成する画像形成装置に係り、特に、感光体の表面電位を安定に設定するのに好適な感光体の露光制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般によく知られている電子写真記録方法においては、感光体を一様に帯電させ、その上に記録する画像情報による露光を行い、これにより静電潜像を形成した後、その静電潜像を現像して、これに対応するトナー像を形成し、そのトナー像を記録紙に転写するようにしている。このような電子写真記録方法を用いてカラー画像の記録を行う方法も、種々開発されている。
【0003】
特開昭48−37148 号公報に開示された装置は、2色の画像情報による1回の露光後に、2色のトナーによりそれぞれ正規,反転現像し、2色のトナー像を得るものであり、小型で高速な2色の画像形成装置となっていた。
【0004】
特開平2−293765 号公報には3レベル画像形成において、白レベルを安定化するため、白レベルの電位を検出して露光出力を補正制御する画像形成方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、1回の露光により、感光体表面電位を、非露光部も含めて少なくとも3レベル以上の表面電位を作らなければならない。そこで、通常使われる非露光部表面電位と飽和露光表面電位との間に、少なくとも1レベルの中間表面電位を作らなければならない。この中間表面電位は、露光量に対して表面電位が飽和していない領域を使うため、露光量の多少の変動でも表面電位が大きく変動してしまう。この結果、白画像部にトナーが誤って付着してしまう現象、いわゆる当業者間でいうかぶりが発生し、画質を著しく劣化させてしまう。
【0006】
白画像部内の露光量の変動要因の一つに、光源である半導体レーザの発熱による発光出力変動がよく知られている。つまり半導体レーザに通電すると、pn接合部の温度が上昇し、通電電流を一定に保っても、発光出力が低下する。この結果、感光体の中間表面電位が変動し、白画像部内に正規、または反転現像されたトナーが現像されるようになる。前記従来装置では、この対策として記録するページの各ライン間の非画像部において半導体レーザを発光させ、通常半導体レーザ内に備えられているモニタ用のフォトディテクタにより発光出力を測定し、半導体レーザの通電電流にフィードバックする方式を取っている。しかし、前記従来技術では、各ライン毎に発光出力を補正するため、ライン内部で発生する半導体レーザの発光出力変動については補正することができなかった。
【0007】
本発明は、ライン内部で発生する半導体レーザの発光出力変動を補正することにより、かぶりのない、高画質な白画像部出力を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
画像信号に基づき、画素毎に半導体レーザの発光出力を複数レベルに変化させる発光出力制御部と、前記発光出力を測定する発光出力検出器と、前記発光出力がそれぞれ一定になるように前記半導体レーザの通電電流を操作する通電電流制御部とを備えた電子写真記録装置の露光制御装置において、前記発光出力検出器で、1頁の記録をする直前の用紙搬送方向の非画像部における、4ラインの中の第1ライン内画像部全域を、前記複数レベルの中の1レベルの前記発光出力0で非露光した直後の前記第1ライン方向のライン内非画像部で前記複数レベル中のPw、P1に相当する発光出力値Pw0、P10を測定し、前記4ラインの中の第2ライン内画像部全域を、前記複数レベルの中の1レベルの前記発光出力Pwで露光した直後の前記第2ライン方向のライン内非画像部で前記複数レベル中のPw、P1に相当する発光出力値Pww、P1wを測定し、前記4ラインの中の第3ライン内画像部全域を、前記複数レベルの中の1レベルの前記発光出力P1で露光した直後の前記第3ライン方向のライン内非画像部で前記複数レベル中のPw、P1に相当する発光出力値Pw1、P11を測定し、さらに、PwおよびP1それぞれの前記通電電流制御部は、前記測定により得たPw0−Pw1、Pw0−PwwおよびP10−P1w、P10−P11に相当するアナログ電圧をそれぞれのアナログ電圧の出力端子に印加し、前記画像信号によって前記アナログ電圧の出力端子をスイッチングし、コンデンサに充電放電を繰り返し、前記コンデンサの充電電圧を、1頁の記録をする用紙搬送方向の画像部におけるライン内画像部の発光出力の変動量電流値として前記通電電流に加算する発光出力補正部を備えた構成とした。
【0009】
ライン内画像部全域を前記数レベルの発光出力で露光した後の非画像部で、あるレベルの発光出力を測定する手段によって、各画像信号毎のあるレベルの発光出力をそれぞれ得る。前記説明により、ライン内画像部全域を最も高い発光出力で露光した後のあるレベルの発光出力が最低となり、ライン内画像部全域を最も低い発光出力(一般にはゼロ)で露光した後のあるレベルの発光出力が最高となる。
【0010】
実際の印字では、ライン内画像部中で画像信号が画素ごとに変化するため、光源のあるレベルの発光出力は、前記各画像信号毎のあるレベルの発光出力の最大と最小の間のレベルで、変動する。本発明では、前記画像信号からあるレベルの発光出力変動量を推定する手段によって、この変動量を、前記各画像信号毎のあるレベルの発光出力および前記各画像信号から推定する。最後に、前記発光出力変動量に相当する変動量電流を前記あるレベルに対応する通電電流に加算すれば、変動分をキャンセルすることができ、ライン内画像部においても、あるレベルの発光出力が安定に保たれる。
【0011】
上記あるレベルの発光出力を、中間表面電位に対応する発光出力とすれば、これにより、かぶりのない、高画質な白画像部出力を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1、2、5〜7及び表1により説明する。
【0013】
図1は本発明の画像形成装置の概略構成図である。1は静電潜像担持体である感光体ドラム、2は感光体ドラム表面を一様帯電するための帯電器、3は感光体表面に静電潜像を形成するレーザ光学系、14はレーザ光学系3内部の半導体レーザの発光出力を制御する露光制御装置、4は図示しないパーソナルコンピュータやワードプロセッサなどの画像源からの画像信号、5は第1現像器、12はその現像ロールに電圧を印加する第1現像バイアス電源、6は第2現像器、13はその現像ロールに電圧を印加する第2現像バイアス電源、7は再帯電器、8は用紙、9は転写器、10は定着器、11はクリーナである。
【0014】
図1に示した画像形成装置は以下のように動作する。感光体ドラム1は、矢印方向に回転する。まず、帯電器2で感光体ドラム1表面上を一様に帯電する。次に、感光体ドラム1表面上を、レーザ光学系3により、画像信号4によって変調されたレーザ光で感光体表面上を走査露光して、静電潜像を形成する。画像信号4は各画素毎に与えられる信号で、表1に示すような2ビットの信号(D1, D2)である。
【0015】
【表1】
【0016】
図2にレーザ光によるレーザ露光量Eと感光体表面電位Vsとの関係を示す。静電潜像は三つの電位レベルから成り、一つは露光されない第1色部V0、一つは露光量Ewで露光される白画像部Vw、さらに一つは露光量E1で露光される第2色部V1とする。なお表1には画像信号4とレーザ露光量E及び表面電位 Vsとの関係も示してある。
【0017】
第1及び第2現像バイアス電源12及び13を、特開昭48−37148 号公報に示されるように適当に設定すると、第1色部V0には第1現像器5の正帯電トナーのみが正規現像されるようになり、第2色部V1には第2現像器6の負帯電トナーのみが反転現像されるようになる。一方、白画像部Vwには電気的に、いずれのトナーも現像されない。表1に画像信号4と記録色との関係を示してある。第1現像器5と第2現像器6のトナーは帯電極性が反対であるので、再帯電器7でトナーを帯電して一方の極性に揃えてから、転写器9により矢印方向に移動する用紙8に転写して、さらに定着器10により定着して、最終画像を得るものである。一方、クリーナ11は転写後に感光体ドラム1上に残留するトナーをクリーニングして次回の記録に備える。
【0018】
図2に示したように、レーザ露光量EがEw付近は、特性の傾きが急になっており、レーザ露光量Eを正確にEwに設定しないと、感光体の表面電位Vsが Vwからずれてしまう。表面電位Vsが、VwよりV0側にずれれば、白画像部に第1現像器5の正帯電トナーが現像されるようになるし、VwよりV1側にずれれば、白画像部に第2現像器6の負帯電トナーが現像されるようになる。これはかぶりと呼ばれる現象であり、画質を著しく損なう。
【0019】
レーザ露光量Eを正確にEwに設定するためには、Ewに対応するレーザ光学系3内の半導体レーザ発光出力Pwを安定に保てばよい。これを実現するために以下のような、ライン毎に半導体レーザの発光出力を制御する露光制御装置14が使用されていた。
【0020】
図3に、ライン毎の露光制御装置14を示す。レーザ光学系3内の半導体レーザ素子301は、半導体レーザ302とフォトディテクタ303とからなっており、半導体レーザ302の発光出力は前記フォトディテクタ303で測定される。但し、フォトディテクタ303の応答性は半導体レーザ302よりも遅いので、測定が可能になるためには半導体レーザ302の発光出力を一定時間保持する必要がある。測定された、発光出力Pは、電圧の形で比較器304に入力される。比較器304のもう一方の端子には、目標発光出力Pwに相当する電圧が印加されている。
【0021】
P<Pw
のときは、発光出力が不足しているときで、比較器304は論理「1」を3ステート出力のバッファ305に出力する。本実施例の場合はバッファ305は、コントロール端子contが論理「0」で、論理「1」が入力されたとき5V、論理 「0」が入力されたとき0Vが出力され、コントロール端子contが論理「1」のときは、出力がハイインピーダンスになる。従ってこの場合、コントロール端子contが論理「0」ならば、コンデンサ306に充電され、電流源307に入力される、電流設定電圧が5Vに向かって上昇する。また逆に
P>Pw
のときは、発光出力が過多のときで、比較器304は論理「0」をバッファ305 に出力する。従って、コントロール端子contが論理「0」ならば、コンデンサ 306は放電され、電流源307に入力される、電流設定電圧が0Vに向かって下降する。
【0022】
一方、白画像記録時は画像信号4が(D1,D2)=(0,0)となり、電流スイッチング回路308がオンとなり、電流源307で設定された電流が半導体レーザ302を流れる。以上により、半導体レーザ302の発光出力は目標発光出力Pwに保たれる。
【0023】
なお、上記の例では、目標発光出力Pwについての露光制御装置を示したが、図2に示した、レーザ露光量E1に対応するレーザ光学系3内の半導体レーザ発光出力P1を安定に保つ露光制御装置も上例と同様に構成できる。但し半導体レーザ素子301は、共用するため、図3に示す、他レベルの露光制御装置のところに接続される。
【0024】
次に、図4に、コントロール端子contのタイミングチャートを示す。波形Pはレーザ光学系3内の半導体レーザ発光出力,波形BDTはビーム検知器による水平同期信号,波形contPwは発光出力Pwを安定に保つ制御装置のコントロール端子cont信号,波形contP1は発光出力P1を安定に保つ制御装置のコントロール端子cont信号を示す。水平同期信号BDTが立ち下がる(時刻A)と、発光出力Pは画像部に到達する(時刻B)まで白画像部の発光出力Pwとなる。フォトディテクタ303の応答時間後、contPwが「0」となり、発光出力Pwを安定に保つ制御装置が稼働する。画像部に到達する(時刻B)と、contPwが「1」となり、電流源307の電流値を維持する。発光出力Pは、画像部中、画像信号4に従ってP1,Pw,0のいずれかの値をとる(図中斜線部)。画像部が終わる(時刻C)と、発光出力Pは白画像部の発光出力Pwとなる。次の水平同期信号BDTの少し手前(時刻D)から、ビーム検知器で検知できるように発光出力PはP1となる。そこでフォトディテクタ303の応答時間後、contP1が「0」となり、発光出力P1を安定に保つ制御装置が稼働する。次の水平同期信号BDTが立ち下がる(時刻E)と、contPwが「1」となり、電流源307の電流値を維持する。以上が各ライン毎に繰り返される。
【0025】
しかし、上記露光制御装置ではライン毎の制御になるため、前述したようにライン内での発光出力変動に対応できない。そこで、図5に示すようなライン内の露光制御装置14の構成とすれば、ライン内での発光出力変動にも対応可能となる。
【0026】
図5に、ライン内の露光制御装置14の装置構成を示す。本装置は、図3に示したライン毎の露光制御装置14に新機能を付加したものであるので、その部分のみ説明する。フォトディテクタ303によって測定された半導体レーザ302の発光出力Pは、マイクロコンピュータ501のアナログ電圧入力端子ADに導かれ、マイクロコンピュータ501内部に格納される。マイクロコンピュータ501は、後述する計算を行い、結果をアナログ電圧出力端子DA1及びDA2に出力する。一方、画像信号4(D1,D2)はデコーダ502で、表1に示すようにE1,Ew,0の3種類の信号にデコードされ、サンプルホールダ503の3つのスイッチE1,Ew,0を断続する。これらスイッチE1,Ew,0は、電気抵抗504を経て、コンデンサ505に導かれる。コンデンサ505の充電電圧は、電圧加算器506に導かれる。充電速度は電気抵抗504とコンデンサ505の容量Cとによって決まるが、1ライン記録する時間でほぼ90%充電が完了するように選定する。コンデンサ306の充電電圧は、電圧加算器506に導かれ、コンデンサ505の充電電圧と加算され、電流源307の電流設定電圧となる。
【0027】
次に、図6に前記装置のタイミングチャートを示す。波形Pはレーザ光学系3内の半導体レーザ発光出力,波形BDTはビーム検知器による水平同期信号,波形ADPwは発光出力Pwを安定に保つ制御装置の電圧入力端子ADの入力タイミングを、波形ADP1は発光出力P1を安定に保つ制御装置の電圧入力端子ADの入力タイミングを示す。まず、発光出力Pwを安定に保つ制御装置について説明する。1頁の記録をする直前の非画像部の4ラインで、ライン毎の露光制御を停止する。具体的には、図4に示す、信号contPwを発生しないようにする。すると、図3の電流源307の設定電流はこの4ラインのみ一定になる。まず、水平同期信号BDTが立ち下がる(時刻A)と、発光出力Pは画像部に到達する(時刻B)まで白画像部の発光出力Pwとなり、画像部に到達する(時刻B)と、第1ラインでは、画像部全域を発光出力0で露光する(つまり非露光)。その後、画像部が終わる(時刻C)と、発光出力Pは、ライン内画像部全域を発光出力0で露光した直後の発光出力Pwに相当する発光出力Pw0が測定される。第2ラインでは、同様に、ライン内画像部全域を発光出力Pwで露光した直後の発光出力Pwに相当する発光出力Pwwが測定される。第3ラインでも、同様に、ライン内画像部全域を発光出力P1で露光した直後の発光出力Pwに相当する発光出力Pw1が測定される。半導体レーザの発熱の関係からそれらの大小関係は、Pw0>Pww>Pw1となる。第4ラインでは、再び画像部全域を発光出力0で露光し、半導体レーザを冷却する。これと同時に図5のアナログ電圧出力端子DA1及びDA2に、それぞれ、Pw0−Pw1,Pw0−Pwwに相当するアナログ電圧を出力する。第4ラインでは、画像部全域を発光出力0で露光するため、コンデンサ505はほぼ放電する。第5ラインからは、アナログ電圧出力DA1及びDA2は変更せず、画像信号(画像部外も含む)によってサンプルホールダ503をスイッチングしコンデンサ505に充電放電を繰り返す。前記コンデンサ505の充電電圧は、発光出力Pwの、ライン内での変動量を推定するものである。一般に、発光出力Pw近傍では、レーザの発光出力の変化量と駆動電流の変化量は比例するため、前述したようにコンデンサ306の充電電圧を、電圧加算器506により、前記コンデンサ505の充電電圧と加算して、電流源307の電流設定電圧とすれば、レーザの発光出力の変動は抑えることができる。この、画像信号から発光出力の変動量を推定する方法は、上記したような電気回路的なもののほかに、同じ思想でコンピュータのプログラムで実現することもできる。電気回路的なものは、高速で動作可能で量子化誤差がない。プログラムによるものはより柔軟な、画像信号から発光出力の変動量の推定を可能にする。
【0028】
最後に、図7に本実施例の効果を示す。図7は、用紙上に図に示すような2色(反転現像の第1色1Cと正規現像の第2色2C)のべた画像を記録する場合であり、以下の波形は図中に示す走査線上における各種信号を示す。図7(1)に、画像信号4及びライン毎の露光制御だけの場合の発光出力Pを、図7(2)にその時の感光体表面電位変動及びかぶりの様子を、図7(3)にその時の半導体レーザPN接合部の発熱量及びその温度(推定)を示す。1C記録時は強露光するため半導体レーザの発熱が多く、PN接合部温度が上昇し、発光出力Pが減少する。しかし、図2に特性を示したとおり、感光体表面電位は飽和しているため、あまり変わらない。しかし1Cべた画像の、図中すぐ右横の白画像部では、この温度上昇の影響が大きく、図(2)に示すように表面電位が高くなり正規現像トナー2Cが現像されて、いわゆるかぶりとなる。図7(3)に示すように、半導体レーザPN接合部の温度は徐々に冷却されるため、このかぶりの影響は、実際の実験では1Cべた画像の右側数センチ程度(数μsec)に影響が現れる。これに対し、図5に示すライン内の露光制御を施すと、以下のようになる。図7(4)に、補正前後の電流設定値を、図7(5)に補正後の発光出力Pを示す。前記コンデンサ505の充電電圧は、図7(3)に示す、半導体レーザの温度波形とほぼ同等になる。従ってこれを、白画像部において、コンデンサ306の充電電圧に加算すれば図7(4)のようになる。これにより発光光量Pwは補正されて図7(5)のように熱の影響を受けずに一定になる。これによりかぶりが発生しなくなり、画質が向上する。
【0029】
一方、1Cべた部を露光する発光出力P1については、図7(5)に示すように熱による影響がある。これについても同様の回路で安定化できる。図6に、示したように、ADP1のタイミングで、それぞれ図に示すような発光出力P10,P1w,P11を測定すれば、あとは発光出力Pwのときと同様な手順で、発光出力P1を、熱の影響を受けずに一定にすることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によると、ライン内部で発生する半導体レーザの発光出力変動を補正することができるため、かぶりのない高画質な白画像部出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略構成図。
【図2】レーザの露光量Eと感光体表面電位Vsとの関係図。
【図3】ライン毎の露光制御装置。
【図4】図3の装置のタイミングチャート。
【図5】ライン内の露光制御装置。
【図6】図5の装置のタイミングチャート。
【図7】本実施例の効果。
Claims (1)
- 画像信号に基づき、画素毎に半導体レーザの発光出力を複数レベルに変化させる発光出力制御部と、前記発光出力を測定する発光出力検出器と、前記発光出力がそれぞれ一定になるように前記半導体レーザの通電電流を操作する通電電流制御部とを備えた電子写真記録装置の露光制御装置において、前記発光出力検出器で、1頁の記録をする直前の用紙搬送方向の非画像部における、4ラインの中の第1ライン内画像部全域を、前記複数レベルの中の1レベルの前記発光出力0で非露光した直後の前記第1ライン方向のライン内非画像部で前記複数レベル中のPw、P1に相当する発光出力値Pw0、P10を測定し、前記4ラインの中の第2ライン内画像部全域を、前記複数レベルの中の1レベルの前記発光出力Pwで露光した直後の前記第2ライン方向のライン内非画像部で前記複数レベル中のPw、P1に相当する発光出力値Pww、P1wを測定し、前記4ラインの中の第3ライン内画像部全域を、前記複数レベルの中の1レベルの前記発光出力P1で露光した直後の前記第3ライン方向のライン内非画像部で前記複数レベル中のPw、P1に相当する発光出力値Pw1、P11を測定し、さらに、PwおよびP1それぞれの前記通電電流制御部は、前記測定により得たPw0−Pw1、Pw0−PwwおよびP10−P1w、P10−P11に相当するアナログ電圧をそれぞれのアナログ電圧の出力端子に印加し、前記画像信号によって前記アナログ電圧の出力端子をスイッチングし、コンデンサに充電放電を繰り返し、前記コンデンサの充電電圧を、1頁の記録をする用紙搬送方向の画像部におけるライン内画像部の発光出力の変動量電流値として前記通電電流に加算する発光出力補正部を備えたことを特徴とする電子写真記録装置の露光制御装置。
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