JP2006198881A - 光走査装置及び光量制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非画像形成期間を有効に使用して外乱光の影響を受けることなく光量制御でき、画像に生じる濃度むらを低減することができる光走査装置及び光量制御方法を提供する。
【解決手段】 発光部50Aから出射される光ビームを感光体ドラム12に走査して画像を形成する画像形成期間以外の非画像形成期間内で発光部50Aのいずれかに光が入射する可能性がある所定期間(戻り光入射期間C)を除いた期間を光量制御期間APC1、APC2として、該光量制御期間APC1、APC2の全ての期間内に発光部50Aを順に駆動して光ビームを出射させ、光量センサ58で検知された該光ビームの発光光量に基づいて、各発光部50Aから出射される光ビームの光量制御を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の発光部を備えた光源を有し、該発光部から出射された光ビームを被走査面に走査させる光走査装置及び該光走査装置の光量制御方法に関する。
複数の発光部を備えた光源から出射される光ビームの各々を光偏向器(回転多面鏡等)で偏向して感光体上で同時に走査させ、1回の走査で複数本の走査線の走査を行う光走査装置を用いた画像形成装置は従来より知られている。複数本の光ビームによって複数本の走査線を同時に走査させて画像を形成する場合、個々の光ビームの光量のばらつきが画像上で濃度むらとして視認されるため、光量が一定になるように光量制御(APCともいう)を行う必要がある。
詳しくは、1走査期間内において画像形成期間以外の非画像形成期間で各発光部から光ビームを順次出射させて光量を検知し、検知した光量が所望の光量となるように駆動電流または電圧を調整して発光光量を調整する。そして、このときの駆動電流値(電圧値)を保持することで画像形成期間において各発光部から所望の光量の光ビームを出射させることができる。
なお、光走査装置の光源として用いられている端面発光型レーザは、正面から射出されるメインの光ビームとは別に、反対側からもバックビームと称する光ビームが射出されるため、このバックビームを光量検出に用いることができる。しかしながら、これと異なり面発光型レーザはバックビームが射出されない構造となっているため、光ビームの出射方向に光量センサを設け、光ビームの光量を検知している。このような構成では、光量制御中に外乱光、特に光偏向器で反射した光(戻り光)が発光部に再入射することがあり、光量制御を精度高く行うことができず、発光光量が不安定になってしまう、という問題が発生する。
この問題を解決するために、画像形成期間以外で戻り光が光量モニタに再入射するタイミングを回避して光量制御を実行する光走査装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、図7を参照しながら、従来の光走査装置の制御方法について説明する。図7は、従来の光走査装置の光ビームの1走査期間内の点灯タイミングを示したタイミングチャートである。(A)は、感光ドラムに対する画像書込み時の点灯タイミングを示したタイミングチャートである。A1は主走査同期信号出力期間、A2は画像形成期間を示している。(B)は、偏向器の偏向反射面により反射した光が戻り光として発光部に入射するタイミングを示したタイミングチャートであり、B1は戻り光入射期間を示している。(C)は、レーザ光量の検出のための光ビームの点灯タイミングを示したタイミングチャートである。C1は光量制御期間であり、このように光量制御期間C1をA2とB1以外の期間に設定することで戻り光の影響を防止している。
特開平4−331911号公報
しかしながら、同時に走査させる光ビーム(すなわち光ビームを発光する発光部)の数が多いと、光量制御期間を広範に確保する必要があり、戻り光の影響を回避することができなくなる。例えば、発光部が数十個ある面発光レーザアレイを用いた光走査装置の場合には、多くの光量制御期間が必要となる。そこで、図8の光量制御期間1に示されるように光量制御期間を広く設定した場合には、戻り光入射期間でも光量制御が行われ、戻り光の影響を受けてしまう。
また、この戻り光入射期間を回避するために、図8の光量制御期間2に示されるように、戻り光入射期間後に光量制御期間を設定すると、光量制御期間が不足して光量制御を十分に行うことができなくなる。そして光量制御が実行されない発光部の光ビームの光量は徐々に低下してしまい、形成された画像に濃度むらが生じてしまう。
この問題を解決するために、図9に示されるように、光量制御を複数の走査期間にわたり分割して実行する方法も考えられる。ここでの光量制御は戻り光入射期間後の光量制御期間のみで実行され、各光量制御期間では最大4個分の発光部の光量制御が実行できるとすると、図10に示されるように、第1走査期間では1〜4番目までの発光部の光量が制御され、次の第2走査期間では、5〜8番目の発光部の光量が制御され、第3走査期間では、9〜12番目の発光部が光量制御され、第4走査期間では、13〜16番目の発光部が光量制御される。すなわち、4走査期間で全ての発光部の光量制御が終了する。これにより、同一発光点に対して次の光量制御が実行されるのは3走査期間後となる。
この方法では、複数の走査期間を使用して発光部全ての光量制御が行うことができるが、1走査期間の光量制御期間が非常に短いため、光量を制御した発光部に対して次の光量制御が実行されるのは、分割した走査期間数分だけ後になり光量制御の間隔が大きくあいてしまう。従って、光量制御が実行されない間は光量が低下し続け、濃度むらが生じてしまう。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、非画像形成期間を有効に使用して外乱光の影響を受けることなく光量制御でき、画像に生じる濃度むらを低減することができる光走査装置及び光量制御方法を提供することをを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光走査装置は、光ビームを出射する複数の発光部を備えた光源と、前記発光部から出射された光ビームを被走査面に走査させる走査光学系と、前記発光部から出射された光ビームの発光光量を検知する検知手段と、前記光ビームを被走査面に走査して画像を形成する画像形成期間以外の非画像形成期間内で前記発光部のいずれかに光が入射する可能性がある所定期間を除いた期間を光量制御期間として、該光量制御期間の全ての期間内に前記発光部の各々を順に駆動し、前記検知手段で検知された発光光量に基づいて、前記発光部から出射される光ビームの光量を制御する制御手段と、を含んで構成されている。
このような構成により、非画像形成期間内で発光部のいずれかに光が入射する可能性がある所定期間を除いた期間を光量制御期間とすることができるため、例えば、非画像形成期間内に外乱光が発光部に入射する可能性がある所定期間があっても、外乱光の影響を受けることなく光量制御を行うことができる
また、光量制御期間の全ての期間内に発光部の各々を順に駆動するようにしたため、例えば、所定期間前の光量制御期間で可能な限りの数の発光部を順に駆動して光量制御し、所定期間中は光量制御を停止し、所定期間後の光量制御期間では残りの発光部を順に駆動して光量制御を行うことができるため、所定期間を回避して連続して発光部の光量制御を行うことができる。これにより非画像形成期間を有効に利用することができるため、1走査期間内で多くの発光部の光量制御を行うことができる。
また、前記制御手段は、前記走査光学系による1走査期間内の前記光量制御期間の全ての期間内に全ての前記発光部の光量制御が終了しない場合には、次走査期間以降の前記光量制御期間に残りの発光部の各々を順に駆動して該発光部の光ビームの光量を制御することができる。
これにより、1走査期間内で全ての発光部の光量制御を行うことができない場合には、複数の走査期間にわたり光量制御を行うことができる。このとき、本発明によれば、1走査期間の光量制御期間の全ての期間内で可能な限りの光量制御を実施し、次の走査期間以降では、各走査期間内の光量制御期間の全ての期間を利用して、前回の走査期間における光量制御期間の全ての期間内で光量制御できなかった残りの発光部を可能な限りの数だけ順に駆動して光量制御することができるため、同じ発光部について光量制御を行ってから次の光量制御を行うまでの時間を短縮することができる。従って、光量低下を抑制することができる。
前記所定期間は、前記光ビームが前記走査光学系で反射した反射光が前記発光部に入射する戻り光入射期間とすることができる。
これにより、発光部に入射する可能性のある外乱光の中で、特に光量が高い走査光学系からの戻り光を回避することができる。
また、本発明の光量制御方法は、光ビームを出射する複数の発光部を備えた光源と前記発光部から出射された光ビームを被走査面に走査させる走査光学系とを有する光走査装置の光量制御方法であって、前記光ビームを被走査面に走査して画像を形成する画像形成期間以外の非画像形成期間内で発光部のいずれかに光が入射する可能性がある所定期間を除いた期間を光量制御期間として、該光量制御期間の全ての期間内に前記発光部の各々を順に駆動し、該順に駆動した前記発光部の各々の発光光量を検知し、該検知した発光光量に基づいて前記発光部から出射される光ビームの光量を制御するものである。
本発明の光量制御方法も、本発明の光走査装置と同様に作用するため、非画像形成期間を有効に使用して外乱光の影響を受けることなく光量制御でき、画像に生じる濃度むらを低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、非画像形成期間を有効に使用して、外乱光の影響を受けることなく光量制御でき、画像に生じる濃度むらを低減することができる、という優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成図である。画像形成装置10は、図示しない駆動手段により所定の回転速度で矢印A方向に回転される感光体ドラム12を備えており、感光体ドラム12の上方には、感光体ドラム12の外周面を帯電させる帯電器14が設けられている。
帯電器14の上方には光ビーム走査装置16が配置されている。詳細は後述するが、光ビーム走査装置16は、光源から射出される複数本の光ビームを、形成すべき画像に応じて変調すると共に、主走査方向に偏向し、感光体ドラム12の外周面上を感光体ドラム12の軸線と平行に走査させる。これにより、感光体ドラム12の外周面上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム12の側方には現像装置18が配置されている。現像装置18には4個の現像器18Y,18M,18C,18Kが設けられている。現像器18Y,18M,18C,18Kは各々現像ローラ20を備え、内部に各々Y,M,C,Kの色のトナーを貯留している。各現像器18Y,18M,18C,18Kは、感光体ドラム12の外周面上の静電潜像を現像する。また感光体ドラム12を挟んで現像装置18の反対側には、感光体ドラム12の外周面を除電する機能及び外周面上に残留している不要トナーを除去する機能を備えた除電・清掃器22が配置されている。
このような構成により、感光体ドラム12が1回転する毎に、感光体ドラム12の外周面上には、Y,M,C,Kのトナー像が互いに重なるように順次形成され、感光体ドラム12が4回転した時点で感光体ドラム12の外周面上にフルカラーのトナー像が形成される。
また、感光体ドラム12の略下方には無端の中間転写ベルト24が配設されている。中間転写ベルト24はローラ26,28,30に巻掛けられており、外周面が感光体ドラム12の外周面に接触するように配置されている。ローラ26〜30は図示しないモータの駆動力が伝達されて回転し、中間転写ベルト24を矢印B方向に回転させる。
中間転写ベルト24を挟んで感光体ドラム12の反対側には転写器32が配置されており、感光体ドラム12の外周面上に形成されたトナー像は転写器32によって中間転写ベルト24の画像形成面に転写される。転写後、感光体ドラム12の外周面のうち転写されたトナー像を担持していた領域は、除電・清掃器22によって清掃される。
中間転写ベルト24よりも下方側にはトレイ34が配置されており、トレイ34内には記録材料としての用紙Pが多数枚積層された状態で収容されている。トレイ34の左斜め上方には取り出しローラ36が配置されており、取り出しローラ36による用紙Pの取り出し方向下流側にはローラ対38、ローラ40が順に配置されている。積層状態で最も上方に位置している記録紙は、取り出しローラ36が回転されることによりトレイ34から取り出され、ローラ対38、ローラ40によって搬送される。
また、中間転写ベルト24を挟んでローラ30の反対側には転写器42が配置されている。ローラ対38、ローラ40によって搬送された用紙Pは、中間転写ベルト24と転写器42の間に送り込まれ、中間転写ベルト24の画像形成面に形成されたトナー像が転写器42によって転写される。転写器42よりも用紙Pの搬送方向下流側には、定着ローラ対を備えた定着器44が配置されており、トナー像が転写された用紙Pは、転写されたトナー像が定着器44によって溶融定着された後に画像形成装置10の機体外へ排出され、図示しない排紙トレイ上に載置される。
次に図2を参照し、光ビーム走査装置16について説明する。光ビーム走査装置16はm(mは少なくとも2以上)個の発光部50Aから光ビームを射出する面発光レーザアレイ50を備えている。なお、図2では簡略化のために発光部50Aを4個のみ図示したが、面発光レーザをアレイ化して成る面発光レーザアレイ50は、数十本の光ビームを射出するように構成することができる。
面発光レーザアレイ50の光ビーム射出側には、コリメータレンズ52、ハーフミラー54が順に配置されている。面発光レーザアレイ50から射出された光ビームは、コリメータレンズ52によって略平行光束にされた後にハーフミラー54に入射される。ハーフミラー54に入射した光ビームは、透過光と反射光に分けられ、透過光は副走査方向にパワーをもつシリンダレンズ62へ、反射光は光量センサ58の受光部58Aへ入射する。光量センサ58は受光部58Aで受光された光ビームの光量を検出する。
なお、面発光レーザは、露光に用いる光ビームが射出される側と反対側からは光ビームが射出されないため、このように、光ビームの出射方向に光量センサ58の受光部58Aを設け、光ビームの光量を検出・制御している。
一方、シリンダレンズ62を透過した光ビームは矢印C方向に回転する光偏向器66により偏向される。偏向された光ビームはfθレンズ70により等速に走査するよう補正されへ感光体ドラム12の外周面上に照射される。このとき同時に感光体ドラム12が副走査方向(矢印D方向)に回転することで画像が形成される。
また、fθレンズ70の光ビーム射出側には、光ビームの走査範囲のうち走査開始側の端部(SOS:Start Of Scan)に相当する位置にピックアップミラー76が配置されており、ピックアップミラー76の光ビーム射出側にはビーム位置検出センサ(SOSセンサ)78が配置されている。面発光レーザアレイ50から射出された光ビームは、光偏向器66の各反射面のうちの光ビームを反射している面が、入射ビームをSOSに相当する方向へ反射する向きとなったときに、ピックアップミラー76で反射されてSOSセンサ78に入射される。光ビームが入射したときにSOSセンサ78からは主走査同期信号が出力される。この信号は、光偏向器66の回転に伴って感光体ドラム12の外周面上を走査される光ビームを変調して静電潜像を形成するにあたり、各回の主走査における変調開始タイミング(画像書込みタイミング)の同期をとるために用いられる。
続いて、画像形成装置10の制御装置のうち、光ビーム走査装置16の面発光レーザアレイ50からの光ビームの射出を制御する部分(以下、この部分を制御部80と称する)の構成について、図3を参照して説明する。制御装置は、画像形成装置10によって形成すべき画像を表す画像データを記憶するための記憶部82を内蔵しており、記憶部82に記憶された画像データは、画像形成装置10によって画像が形成される際に制御部80の変調信号生成手段84に入力される。
変調信号生成手段84にはSOSセンサ78が接続されている。変調信号生成手段84は、記憶部82から入力された画像データを、面発光レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームの何れかに各々対応するm個の画像データに分解する。この画像データに基づき、SOSセンサ78から入力された信号によって検知されるSOSのタイミングを基準として、面発光レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームの各々をオンオフさせるタイミングを規定するm個の変調信号を生成し、レーザ駆動回路(LDD)86に出力する。
LDD86には駆動量制御手段88が接続されており、面発光レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームを、変調信号生成手段84から入力された変調信号に応じたタイミングでオンオフすると共に、オン時の光ビームの光量を、駆動量制御手段88から入力される駆動量設定信号に対応する光量にするためのm個の駆動電流を生成し、面発光レーザアレイ50のm個の面発光レーザに各々供給する。
これにより、面発光レーザアレイ50からは、変調信号に応じたタイミングでオンオフされると共に、オン時の光量が駆動量設定信号に対応する光量とされたm本の光ビームが射出され、このm本の光ビームが感光体ドラム12の外周面上を各々走査・露光されることで、感光体ドラム12の外周面上に静電潜像が形成される。この静電潜像が現像装置18によりトナー像として現像され、このトナー像が転写器32,42による転写を経て用紙Pに転写され、定着器44によって用紙Pに溶融定着されることで、用紙Pに画像が記録されることになる。
光量設定部90は、光ビームの予め定められた光量設定値を光量設定信号としてレベル変更手段92に通知する。
また、駆動量制御手段88は、面発光レーザアレイ50から射出されるm本の光ビームの光量が各々所定値となるようにLDD86に対して駆動量設定信号を出力し、LDD86から出力される駆動電流の大きさを制御する。
駆動量制御手段88は、光ビームによって感光体ドラム12を露光する画像形成期間以外の非画像形成期間内に設定された光量制御期間に、面発光レーザアレイ50の単一の発光部50Aから光ビームを射出させると共に、射出させる光ビーム(光ビームを出射する発光部50A)を1,2,…,mと順次切り替える光量制御用駆動信号をLDD86に出力する。なお、ここでは、前回の画像形成期間終了後から次の画像形成期間に対応する主走査同期信号が出力されるまでの期間が1走査期間内の非画像形成期間とされ、この非画像形成期間内で光偏向器66の反射面により反射した光が戻り光として発光部50Aに入射する戻り光入射期間を除いた期間が1走査期間内の光量制御期間として設定されている。
なお、戻り光入射期間は、例えば、光偏向器66の反射面が面発光レーザアレイ50の発光部50Aと向かい合った状態になる期間とすることができ、光学的計算により予め求めておくことができる。
面発光レーザアレイ50から射出された光ビームの一部はハーフミラー54によって分離・反射されて光量センサ58に入射され、上記により、各光ビームの光量が光量センサ58によって各々検出されることになる。光量センサ58はレベル変更手段92に接続されており、光量センサ58による光量検出値は、光量検出信号としてレベル変更手段92に入力される。
光量設定部90から光量設定信号として通知された光量設定値及び光量センサ58から光量検出信号として通知された光量検出値は、レベル変更手段92を経由して駆動量制御手段88へ通知される。駆動量制御手段88は、光量設定値と光量検出値を比較し、露光に用いる主光ビームの光量を光量設定値に対応する値にするための駆動量設定信号をLDD86に出力する。LDD86はそれに応じた駆動電流を面発光レーザアレイ50の各面発光レーザ(発光部50A)に供給する。
次に、本実施の形態の面発光レーザアレイ50の各発光部50Aから出射される光ビームの光量を制御する光量制御動作について説明する。
図4は、本実施の形態における、1走査期間内の光量制御期間を示したタイミングチャートである。(A)には、主走査同期信号の出力期間Aが示され、(B)には、画像形成期間Bが示され、(C)には、光偏向器66の反射面により反射した光が戻り光として発光部50Aに入射する戻り光入射期間Cが示され、(D)には、光量の検出のための光ビームの点灯期間(すなわち光量制御を行う光量制御期間)が示されている。図4(C)に示されるAPC1及びAPC2が各々光量制御期間である。APC1は戻り光入射期間Cの前の光量制御期間であり、APC2は、戻り光入射期間Cの後の光量制御期間である。
戻り光は、走査に使用している光偏向器66の反射面の隣面での反射光が発光部50Aに入射するものであり、図4に示されるように、画像形成期間B外で発生する。
戻り光が発光部50Aに入射すると光量が不安定になり、正確な光量制御ができないため、戻り光入射期間Cを除いた非画像形成期間を光量制御期間とする。ここでは、図4に示されるように非画像形成期間内の戻り光入射期間を除いた複数の期間APC1及びAPC2を光量制御期間とし、この複数の光量制御期間で光量制御を行う。
例えば、光量制御期間APC1内で光量制御可能な最大発光部数及びAPC2内で光量制御可能な最大発光部数が各々16個である場合であって、かつ、面発光レーザアレイ50の発光部50Aが32個である場合には、光量制御期間APC1で1〜16番目の発光部50Aの光量を制御する。戻り光入射期間Cでは、光量制御を停止する。戻り光入射期間Cの直後の光量制御期間APC2が到来したときには、光量制御期間APC1で最後に光量制御された16番目の発光部50Aの次の発光部50A(すなわち17番目の発光部50A)から光量制御を開始し、光量制御期間APC2では、17〜32番目の発光部50Aの光量を制御する。
詳しくは、光量制御期間APC1で、駆動量制御手段88は、まず1番目の発光部50Aから光ビームが出射されるように光量制御用駆動信号をLDD86に出力する。これにより、光量センサ58では該1番目の発光部50Aから出射される光ビームの光量が検出され、該光量に応じた光量検出信号が出力される。駆動量制御手段88は、該光量検出信号と、レベル変更手段92からの光量設定値を比較し、該発光部50Aの光ビームの光量を光量設定値に対応する値にするための駆動量設定信号をLDD86に出力する。これにより、1番目の発光部50Aの光量制御が終了する。続いて、駆動量制御手段88は、2番目の発光部50Aから光ビームが出射されるように光量制御用駆動信号をLDD86に出力する。この光ビームの光量を光量センサ58により検出し、上記と同様に2番目の発光部50Aの光量制御を行う。同様に、3〜16番目の発光部50Aを順に駆動して光量制御を行う。
戻り光入射期間Cでは、駆動量制御手段88は、光量制御用駆動信号の出力を停止する。これにより、光ビームは出射されず、この期間では光量制御は行われない。
次に光量制御期間APC2が到来したときには、駆動量制御手段88は、17番目の発光部50Aから光ビームが出射されるように光量制御用駆動信号をLDD86に出力する。この光ビームの光量を光量センサ58により検出し、上記と同様に光量制御を行う。同様に、18〜32番目の発光部50Aを順に駆動して光量制御を行う。
このように、戻り光入射期間C前後の光量制御期間APC1、APC2において、連続して光量制御が実行される。これにより、1走査期間内の光量制御期間APC1及びAPC2の全ての期間内で全ての発光部50Aから出射される光ビームの光量を制御することができると共に、戻り光入射期間を回避して、精度高く光量制御を行うことができる。
なお、高速化を図るため走査スピードを早くすると、それに伴って光偏向器66の回転数が増速する。これにより、1走査期間の時間が短くなり、それに伴い光量制御可能な時間も短くなる。従って、1走査期間内で全ての発光部50Aについての光量制御を行うことができない場合には、複数の走査期間にわたって各発光部50Aの光量制御を行う。
図5は、光量制御を複数の走査期間に分割して実行し、さらにその1走査期間の非画像形成期間内で戻り光入射期間を除いた光量制御期間で、可能な限りの発光部の光量制御を実行するときのタイミングチャートである。
図5(A)には、主走査同期信号の出力期間Aが示され、(B)には、画像形成期間Bが示され、(C)には、戻り光入射期間Cが示され、(D)には、複数の光量制御期間が示されている。
光量制御期間APC1及びAPC2は第1走査期間内の光量制御期間である。光量制御期間APC3及びAPC4は、第2走査期間内の光量制御期間である。ここでは、1つの走査期間内に戻り光入射期間Cを挟んで2つの光量制御期間が設定される。
光量制御は、例えば、1走査期間の全光量制御期間内で光量制御可能な最大発光部数が6個であり、面発光レーザアレイ50の発光部50Aが16個であるとすると、図6に示されるような順序で行われる。
第1走査期間では1〜6番目の発光部50Aを順に駆動して光量制御し、第2走査期間では7〜12番目の発光部50Aを順に駆動して光量制御し、第3走査期間では13〜16番目の発光部50Aを順に駆動して光量制御する。なお、この第3走査期間では、あと2個分の発光部50Aの光量制御が可能であるため、16番目の発光部50Aの光量制御終了後引き続き1、2番目の発光部50Aを順に駆動して光量制御する。第4走査期間では3〜8番目の発光部50Aを順に駆動して光量制御する。
従って、図6に示されるように、同一発光部50Aについて光量制御されてから次の光量制御が実行されるのは1または2走査期間後となり、同一発光点について光量制御されてから次の光量制御が実行されるまでの時間間隔が短くなる。これに対して、従来の光量制御方法では、非画像形成期間を有効に使用していないため、図10に示されるように、同一発光点に対して次の光量制御が実行されるまでの間隔が長くなる。
従って、上記で説明したように、非画像形成期間を有効に使用し、戻り光入射期間を除く全ての期間を光量制御期間として、各光量制御期間にわたり発光部50Aを順に駆動して光量制御することにより、同一発光部50Aに対して次の光量制御が実行されるまでの時間を短縮できる。これにより、各発光部の光量が低下することを抑制できる。
なお、上述した実施の形態では、駆動電流の大きさを制御することにより、各発光部50Aから出射される光ビームの光量を制御する例について説明したが、これに限定されず、例えば駆動電圧の大きさを制御することにより、光量を制御するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、非画像形成期間から戻り光入射期間のみを除いた期間を光量制御期間として設定する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、戻り光入射期間に加え他の外乱光が入射する期間も除いた期間を光量制御期間として設定することもできる。他の外乱光とは、例えば、光ビーム走査装置が光ビームを反射するハウジング内に収容されていた場合に、光ビームが乱反射して発光部に入射する場合がある。このような外乱光が入射する期間も予め実験等により求めておき、該期間を除く期間を光量制御期間として設定しておけば、更に光量制御の精度がアップする。
また、上述した実施の形態では、1走査期間内において、光量制御期間をAPC1及びAPC2の2期間で構成する例について説明したが、これに限定されず、3期間以上の期間で構成することもできる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 光ビーム走査装置の概略構成図である。 画像形成装置の制御装置のうち、光ビーム走査装置の面発光レーザアレイからの光ビームの射出を制御する制御部の構成を示した図である。 1走査期間内の光量制御期間を示したタイミングチャートである。 光量制御を複数の走査期間に分割して実行し、さらにその1走査期間の非画像形成期間内で戻り光入射期間を除いた光量制御期間で、可能な限りの発光部の光量制御を実行するときのタイミングチャートである。 複数の発光部に対する光量制御の順序を説明する説明図である。 従来の光走査装置の光ビームの1走査期間内の点灯タイミングを示したタイミングチャートである。 戻り光入射期間を考慮せずに光量制御期間を広く設定した場合と、戻り光入射期間後のみに光量制御期間を設定した場合の光ビームの点灯タイミングを示したタイミングチャートである。 光量制御を複数の走査期間にわたり分割して実行する場合の従来の光量制御期間を示したタイミングチャートである。 従来の光量制御方法において、複数の発光部に対する光量制御の順序を説明する説明図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 感光体ドラム
16 光ビーム走査装置
50 面発光レーザアレイ
50A 発光部
58 光量センサ
58A 受光部
66 光偏向器
80 制御部
88 駆動量制御手段
90 光量設定部
92 レベル変更手段

Claims (4)

  1. 光ビームを出射する複数の発光部を備えた光源と、
    前記発光部から出射された光ビームを被走査面に走査させる走査光学系と、
    前記発光部から出射された光ビームの発光光量を検知する検知手段と、
    前記光ビームを被走査面に走査して画像を形成する画像形成期間以外の非画像形成期間内で前記発光部のいずれかに光が入射する可能性がある所定期間を除いた期間を光量制御期間として、該光量制御期間の全ての期間内に前記発光部の各々を順に駆動し、前記検知手段で検知された発光光量に基づいて、前記発光部から出射される光ビームの光量を制御する制御手段と、
    を含む光走査装置。
  2. 前記制御手段は、前記走査光学系による1走査期間内の前記光量制御期間の全ての期間内に全ての前記発光部の光量制御が終了しない場合には、次走査期間以降の前記光量制御期間に残りの発光部の各々を順に駆動して該発光部の光ビームの光量を制御する請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記所定期間は、前記光ビームが前記走査光学系で反射した反射光が前記発光部に入射する戻り光入射期間である請求項1または請求項2記載の光走査装置。
  4. 光ビームを出射する複数の発光部を備えた光源と前記発光部から出射された光ビームを被走査面に走査させる走査光学系とを有する光走査装置の光量制御方法であって、
    前記光ビームを被走査面に走査して画像を形成する画像形成期間以外の非画像形成期間内で発光部のいずれかに光が入射する可能性がある所定期間を除いた期間を光量制御期間として、該光量制御期間の全ての期間内に前記発光部の各々を順に駆動し、該順に駆動した前記発光部の各々の発光光量を検知し、該検知した発光光量に基づいて前記発光部から出射される光ビームの光量を制御する
    光量制御方法。
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