JP2012150397A - 光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012150397A
JP2012150397A JP2011010752A JP2011010752A JP2012150397A JP 2012150397 A JP2012150397 A JP 2012150397A JP 2011010752 A JP2011010752 A JP 2011010752A JP 2011010752 A JP2011010752 A JP 2011010752A JP 2012150397 A JP2012150397 A JP 2012150397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
emitting element
light beam
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011010752A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuta Nito
雄大 仁藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011010752A priority Critical patent/JP2012150397A/ja
Priority to US13/352,501 priority patent/US8878886B2/en
Publication of JP2012150397A publication Critical patent/JP2012150397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
    • B41J2/473Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror using multiple light beams, wavelengths or colours

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】受光センサに入射する走査光量をモニタしてAPCを行う際、光量変動に起因する画像濃度の不均一を防止する。
【解決手段】光走査装置は、複数のレーザ素子を備えるレーザを有し、複数のレーザ素子から出力される複数の光ビームを偏向して、被露光面である感光体を走査する。PDセンサは少なくとも偏向された光ビームによって一端側から他端側に走査される受光面PD2を備え、受光面で受光した光ビームの光量に応じたビーム検知信号を出力する。比較器407およびCPU411はビーム検知信号が示す光量レベルと予め定めた光量レベルと比較して、その比較結果に応じて駆動回路413を制御してレーザから出力される光ビームの光量を制御する光量調整制御を行う。この際、CPUは受光面において一端側に最も近い位置に位置する光ビームを選択して、当該光ビームに対応するレーザ素子について収束時間の間光量調整制御を行うようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、感光体などの被露光面に光ビームを走査する光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置に関し、特に、レーザビームプリンタ等の画像形成装置において、複数の光ビームで感光体を走査する際に用いられるレーザ光量制御に関する。
近年の光走査装置を備える画像形成装置では、印字速度の高速化および出力画像の高解像度化のために、半導体レーザなどの光源に備えられる発光素子(発光点)の数を増やして複数の光ビームで感光体を同時に走査して画像を形成する。
複数の光ビームを用いて感光体を走査する装置は、1つの発光素子を備える光走査装置においてポリゴンミラー(回転多面鏡)の回転速度を高速化した装置に比べて、ポリゴンミラーの回転速度を上げることなく、印字速度の高速化および出力画像の高解像度化を実現することができる。
光ビームの数を増加させるに当たって、垂直共振器面発光レーザ(以下、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER))を用いることが考えられる。VCSELは、端面発光レーザ(以下、EEL(Edge Emitting Laser))に比べて多ビーム化が容易である。
VCSELは、チップ面に対して垂直方向にのみ光が出射されるため、光ビームの光量を検出するために設けられるPD(フォトダイオード)をVCSEL素子に内蔵することができない。このため、VCSELを書き込み光源として用いる装置ではVCSELの外部にPDセンサを配置する必要がある。当該PDセンサが受光する光ビームの受光光量に基づいてVCSELから出射される光ビームの光量調整制御(Auto Power Control:APC)が行われる。
VCSELの外部に配置されたPDの受光光量に基づいてAPCを行う手法として、ポリゴンミラーによって走査光に変換された複数の光ビームの移動線上(走査線上)に1つのPDを配置し、PDの受光光量に基づいて複数の光ビームそれぞれの光量を制御する方法が知られている(特許文献1)。特許文献1には、複数の光ビームが1つのPDに同時に入射しないように、光ビームの移動方向(走査方向)における複数の光ビーム間の幅がPDの幅よりも広いビーム書き込み装置が記載されている。特許文献1によれば、複数の光ビームが同時にPDに入射しないためPDの受光結果は1つの光ビームの光量に対応するため、各光ビームの光量制御を精度よく行うことができる。
特開平9−230259号公報
しかしながら、特許文献1のような構成にすると光ビームの走査方向において隣接する光ビーム間の幅をPDの幅よりも広げる必要がある。すると、当該隣接する光ビームを出射する発光素子の間隔を広げなければならず、光源が大型化するという課題が生じる。
一方、光源を小型化するために光ビームの走査方向において隣接する光ビームの間隔がPDの幅よりも狭くなるように複数の発光素子を配列し、複数の発光素子を配列順に点灯させてAPCを行うと、隣接する光ビームがPDに同時に入射することになり光ビームの光量制御を精度よく行うことができない。例えば、第1の発光素子からの光ビームと第2の発光素子からの光ビームとが光ビームの走査方向において隣接し、第1の発光素子からの光ビームが第2の発光素子からの光ビームよりも先行して感光体を走査する装置について考える。第1の発光素子を発光させてAPCを行った後に第2の発光素子のAPCを行う場合、第1の発光素子が消灯するまで第2の発光素子のAPCを行うことはできない。第1の発光素子が消灯する前に第2の発光素子のAPCを開始すると、PDには第1の発光素子からの光ビームと第2の発光素子からの光ビームとが入射してしまう。そのPDの受光結果には第1の発光素子からの光ビームの光量が含まれるため、当該受光結果に基づいて第2の発光素子のAPCを実行すると、第2の発光素子からの光ビームの光量は所定の光量に制御されない。
APCが行われる第1の発光素子が完全に消灯するまで待機してから第2の発光素子のAPCを開始することが考えられる。しかしながら、第2の発光素子からの光ビームのAPC開始時には既にその光ビームがPDに入射する位置にあり、その光ビームがPDの走査を終了するまでにAPCを完了するには時間が不足する。
上記の課題を解決するために、本発明の光走査装置は、感光体に静電潜像を形成するための光ビームを出射する第1の発光素子と第2の発光素子とを含む複数の発光素子を備える光源と、それぞれの発光素子から出射される光ビームが前記感光体を所定の方向に走査するように前記光ビームを偏向する走査手段と、前記偏向手段によって偏向された前記複数の発光素子からの光ビームが入射するように前記複数の光ビームの走査線上に配置される受光手段と、前記受光手段の受光結果に基づいて前記発光素子それぞれから出射される光ビームの光量を所定の光量に制御する光量制御を実行する制御手段と、を備え、前記光源は、前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子から出射される光ビームが同時に前記受光手段に入射するように、かつ前記第1の発光素子からの光ビームと前記第2の発光素子からの光ビームとが前記所定の方向において隣接するように前記第1の発光素子と前記第2の発光素子とが配列される光源であって、前記制御手段は、前記第1の発光素子からの光ビームの光量制御と前記第2の発光素子からの光ビームの光量制御とはそれぞれ異なる走査周期に実行することを特徴とする。
本発明によれば、第1の発光素子からの光ビームの光量制御と第2の発光素子からの光ビームの光量制御とはそれぞれ異なる走査周期に実行するため、第1の発光素子からの光ビームの光量制御及び第2の発光素子からの光ビームの光量制御の精度の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態による光走査装置が用いられた画像形成装置の一例の構成を示す図である。 図1に示す光走査装置22の一例の構成を詳細に示す図である。 図2に示すPDセンサの出力波形と画像書き出し位置(BD)を示す図である。 図2に示す光走査装置の制御系を示すブロック図である。 図3に示す第2のセンサ部PD2を走査する複数のレーザビームを示す図である。 図4に示すCPUの動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示す第2のセンサ部における走査光の位置におけるAPC制御を説明するための図であり、(a)は1走査目における走査光の位置を示す図、(b)は2走査目における走査光の位置を示す図、(c)は(a)および(b)におけるPDセンサの出力を説明するためのタイムチャートである。 第2の実施形態による光走査装置で用いられる制御系の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態による光走査装置が用いられた画像形成装置の一例について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による光走査装置が用いられた画像形成装置の一例の構成を示す図である。
図1を参照して、図1に示す画像形成装置は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の各色を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置である。
図示の画像形成装置1Aは、4つの感光ドラム(感光体)14、15、16、及び17を有しており、これら感光ドラム14、15、16、及び17に対面して中間転写体である中間転写ベルト(無端ベルト)13が配置されている。
この中間転写ベルト13は、駆動ローラ13a、二次転写対向ローラ13b、及びテンションローラ(従動ローラ)13cに張設され、断面視において、略三角形状に規定されている。そして、この中間転写ベルト13は、図中時計回りに回転する(実線矢印で示す方向に回転する)。
感光ドラム14、15、16、及び17は、中間転写ベルト13の回転方向に沿って配置されており、図示の例では、中間転写ベルト13の回転方向の最上流側から順に感光ドラム14、15、16、及び17が配置されている。
感光ドラム14の周囲には、帯電器27、現像器23、及びクリーナー31が配置されている。同様にして、感光ドラム15、16、及び17の周囲には、それぞれ帯電器28、29、及び30、現像器23、24、25、及び26、及びクリーナー31、32、33、及び34が配置されている。
帯電器27、28、29、及び30は、それぞれ感光ドラム14、15、16、及び17の表面を均一に帯電する。
感光ドラム14、15、16、及び17の上方には、光走査装置(露光制御部ともいう)22が配置され、光走査装置22は、後述するようにして、画像データに応じて感光ドラム14、15、16、及び17の表面をレーザビーム(光ビーム)によって走査する。
なお、図示の例では、感光ドラム14、15、16、及び17は、それぞれマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及びブラック(K)のトナーに対応しているものとする。
ここで、図1に示す画像形成装置1Aによる画像形成(プリント)動作について説明する。
図示の画像形成装置1Aは、2つのカセット給紙部1及び2と、1つの手差し給紙部3とを有している。これらカセット給紙部1及び2と手差し給紙部3とからは選択的に記録紙(転写紙)Sが給紙される。
カセット給紙部1及び2は、それぞれカセット4及び5を有しており、手差し給紙部3は、トレイ6を有している。転写紙Sは、カセットカセット4及び5又はトレイ6上に積載されており、ピックアップローラ7によって、最上位に位置する転写紙Sから順次ピックアップされる。そして、ピックアップされた転写紙Sは、フィードローラ8Aとリタードローラ8Bからなる分離ローラ対8によって、最上位に位置する転写紙Sのみ分離される。
カセット給紙部1又は2から送り出された転写紙Sは、搬送ローラ対9、10、及び11によってレジストローラ対12へ送られる。一方、手差し給紙部3から送られた転写紙Sは、直ちにレジストローラ対12に送られる。そして、転写紙Sはレジストローラ対12によって一旦その移動が停止されるとともに、斜行状態が矯正される。
ところで、画像形成装置1Aには、原稿給紙装置1が備えられ、原稿給紙装置1は、積載された原稿を1枚ずつ順番に原稿台ガラス19上に搬送する。原稿が原稿台ガラス19上の所定位置へ搬送されると、スキャナユニット4Aによって原稿面が照射されて、原稿からの反射光がミラー等を介してレンズに導かれる。そして、この反射光は、イメージセンサ部(図示せず)に光学像として結像される。
イメージセンサ部は、結像した光学像を、光電変換によって電気信号に変換する。この電気信号は、画像処理部(図示せず)に入力される。画像処理部は、電気信号をデジタル信号に変換した後、当該デジタル信号に対して必要な画像処理を施して、画像データとする。
この画像データは、直接的又は一旦画像メモリ(図示せず)に格納された後に、光走査装置(露光制御部)22に入力される。光走査装置22は、画像データに応じて半導体レーザー(図示せず)を駆動する。これによって、半導体レーザーからレーザビーム(光ビーム)が発光される。
レーザビームは、ポリゴンミラー(回転多面鏡)を含む走査系を介して感光ドラム14、15、16、及び17の表面を照射する。このレーザビームは、感光ドラム14、15、16、及び17上を主走査方向(感光ドラム14、15、16、及び17の軸方向)に沿って走査される。
感光ドラム14、15、16、及び17は、図中実線矢印で示す方向(副走査方向)に回転しており、これによって、感光ドラム14、15、16、及び17は、レーザビームによって副走査方向にも走査されることになる。レーザビームの走査によって、感光ドラム14、15、16、及び17上には、画像データに応じた静電潜像が形成されることになる。
図示の例では、まず、最上流側に位置する感光ドラム14が、マゼンタ成分の画像データに基づいてレーザビームLMによって露光される。これによって、感光ドラム14上に静電潜像を形成する。そして、感光ドラム14上の静電潜像は、現像器23によって現像されて、マゼンタ(M)トナー像とされる。
次に、感光ドラム14の露光開始から所定の時間が経過すると、感光ドラム15が、シアン成分の画像データに基づいてレーザビームLCによって露光される。これによって、感光ドラム15上に静電潜像を形成する。そして、感光ドラム15上の静電潜像は、現像器24によって現像されて、シアン(C)トナー像とされる。
さらに、感光ドラム15の露光開始から所定の時間が経過すると、感光ドラム16が、イエロー成分の画像データに基づいてレーザビームLYによって露光される。これによって、感光ドラム16上に静電潜像を形成する。そして、感光ドラム16上の静電潜像は、現像器25によって現像されて、イエロー(Y)トナー像とされる。
そして、感光ドラム16の露光開始から所定の時間が経過すると、感光ドラム17が、ブラック成分の画像データに基づいてレーザビームLBによって露光される。これによって、感光ドラム17上に静電潜像を形成する。そして、感光ドラム17上の静電潜像は、現像器25によって現像されて、ブラック(K)トナー像とされる。
感光ドラム14上のMトナー像は、転写帯電器90によって中間転写ベルト13上に転写される。同様にして、感光ドラム15、16、及び17から、それぞれCトナー像、Yトナー像、及びKトナー像が、転写帯電器91、92、及び93によって中間転写ベルト13上に転写される。
これによって、中間転写ベルト13上に、順次Mトナー像、Cトナー像、Yトナー像、及びKトナー像が重ね合わされて、転写されることになり、中間転写ベルト13上には、一次転写像としてカラートナー像が形成される。
なお、転写後、感光ドラム14、15、16、及び17に残留するトナーは、それぞれクリーナー31、32、33、及び34によって除去される。
レジストローラ対12で一旦停止した転写紙Sは、レジストローラ対12の駆動によって2次転写位置T2に搬送される。ここでは、中間転写ベルト13上のカラートナー像と転写紙Sの先端との位置を合わせるタイミングで、レジストローラ対12が回転駆動されて、転写紙Sが2次転写位置T2に搬送される。
2次転写位置T2には、2次転写ローラ40と2次転写対向ローラ13bとが配置されており、2次転写位置T2において、中間転写ベルト13上のカラートナー像が2次転写像として転写紙S上に転写される。
2次転写位置T2を通過した転写紙Sは、定着装置35へ送られる。この定着装置35は、定着ローラ35A及び加圧ローラ35Bを有している。転写紙Sは、定着ローラ35Aと加圧ローラ35Bとによって形成されるニップ部を通過する際、定着ローラ35Aによって加熱されるとともに、加圧ローラ35Bによって加圧される。これによって、2次転写像を転写紙S上に定着する。
定着処理済み転写紙Sは、搬送ローラ対36によって排出ローラ対37へ送られ、排出ローラ対37によって排出トレイ38上へ排出される。
ところで、画像形成装置の高速化及び高画質化に対処するため、レーザ光源に用いる半導体レーザにおいてビーム数を複数にすることによってポリゴンミラーによる一度の走査で複数の走査ライン(走査線)を露光することが行われている。
ここで、多ビームの半導体レーザを画像形成装置に用いた例について説明する。
図2は、図1に示す光走査装置22の一例の構成を詳細に示す図である。
図2を参照すると、図示の光走査装置22は、光源として半導体レーザ(ここでは、レーザ光源(LD101))を用いており、半導体レーザは、第1の発光素子、第2の発光素子、および第3の発光素子を含む複数の発光素子(レーザ素子)有している。そして、LD101によって複数のレーザビーム(光ビーム)の照射を行う。
画像形成装置1Aの高速化及び高画質化のため、LD101におけるレーザビームの数を複数にして、ポリゴンミラーによる一度の走査で複数の走査ライン(走査線)の露光を行うようにしている。
LD101から発光されたレーザビームは、コリメータレンズ102によってほぼ平行な光に変換された後、開口絞り103によってその光束が制限されて、所定のビーム径でシリンドリカルレンズ104を通過する。シリンドリカルレンズ104は、感光ドラム107の副走査方向(回転方向)に対して所定の屈折力を有しており、レーザビームを副走査方向の断面内においてポリゴンミラー105の反射面105−aに結像させる。
ポリゴンミラー105は、モータ(図示せず)によって等角速度で回転駆動されている。レーザビームは、ポリゴンミラー105の回転に伴って、連続的に角度を変える偏向ビームに変換される。そして、偏向ビームは、トーリックレンズ406−aおよび回折光学素子406−bを介して感光ドラム107の主走査方向(感光ドラム107の軸方向)に走査されて、感光ドラム107上に潜像が形成される。なお、上述のトーリックレンズ406−aは主走査方向においてそのレンズ面が非球面形状とされている。
図示のように、被露光面である感光ドラム107において画像領域外の光走査領域(以下非画像領域)には反射ミラー108が配置され、この反射ミラーで反射された走査光(レーザビーム)は、ビーム検出センサであるPD(フォトダイオード)センサ109に入射する。つまり、ポリゴンミラー105によって偏光走査されたレーザビームは、反射ミラー408で反射されて、PDセンサ109の受光面を走査する。
PDセンサ109は、受光面に入射したレーザビームを検出する(受光結果を出力する)。そして、当レーザビームの検出タイミングに応じて感光ドラム107に対する画像の書き出しタイミングが制御される。さらに、PDセンサ109で検出されたレーザビーム光量が予め設定された光量となるように、LD101のAPC(光量調整制御)が行われる。
ここで、APCに当たっては、LD101が所定の期間点灯されて、PDセンサ109によってレーザビームの光量を検出する。そして、検出された光量に応じてLDの駆動電流が制御される。この際、走査ライン間(走査線間)の非画像領域においてライン毎にAPCが行われる。
図示の例では、PDセンサ109は所謂2分割PDセンサであり、走査光を受光して、画像書き出し位置(露光開始位置:BD)の検出と光量検出とを行って、光量検出に応じてAPCが行われる。
図3は、図2に示すPDセンサ109の出力波形と画像書き出し位置(BD)を示す図である。
図3において、PDセンサ109は、第1および第2のセンサ部PD1およびPD2(第1の受光部および第2の受光部)を備えている。第2のセンサ部PD2は第1のセンサ部PD1よりもレーザビーム(走査光)が走査される方向の下流側に位置する。走査光がPDセンサ109の受光面を走査すると、まず、第1のセンサ部PD1から第1のビーム検出信号が出力され、続いて、第2のセンサ部PD2から第2のビーム検出信号が出力される。
ここでは、第1および第2のビーム検出信号をそれぞれPD1およびPD2で表すことにする。そして、第1のセンサ部PD1の一端側(レーザビーム走査方向の上流側)に当接して第2のセンサ部PD2が一体的に配置されている。第2のセンサ部PD2は、第1のセンサ部PD1がレーザビームによって走査される前に走査される。第1のセンサ部PD1はレーザビームによって一端側から他端側に走査される。
BD信号、つまり、同期信号は、第1および第2のビーム検出信号PD1およびPD2を比較することによって生成される。つまり、図示のように、第1のビーム検出信号PD1のレベルが第2のビーム検出信号PD2のレベル以下となると、BD信号はハイ(H)レベルからロウ(L)レベルとなる。そして、第1のビーム検出信号PD1のレベルが第2のビーム検出信号PD2のレベル以上となると、BD信号はLレベルからHレベルとなる。
ここでは、ノイズ等による誤検知を防止するため、第1のビーム検出信号PD1の下限がクリップされる。そして、BD信号(同期信号)をトリガーとして、第2のビーム検出信号を用いてAPCが行われる。
なお、第2のセンサ部PD2を走査光が走査した際にAPCが行われるようにAPCタイミングを定めることができればよいので、基準となるレーザビームが第2のセンサ部PD2を通過したことを検知する信号であれば、トリガーとなる信号は同期信号でなくてもよい。例えば、第2のセンサ部PD2の出力に対して閾値を設定して、その出力が閾値を越えると論理が反転する信号を用いるようにしてもよい。
図4は図2に示す光走査装置の制御系を示すブロック図である。
図2および図4を参照して、まず、図2に示すLD101の1つのレーザ素子(例えば、最初に点灯されるレーザ素子)を定電流でフル点灯させ、レーザビームでPDセンサ109を走査する。これによって、前述したようにして、BD信号(同期信号)が生成される。ここで、PDセンサ109を急峻に応答させて、同期信号を生成する際のジッタを低減させるため、レーザ素子をフル点灯する。
同期信号の検出の後、第2のセンサ部PD2を走査するAPC対象となるレーザ素子を発光させて、APC動作に切り替わる。この際、BD検出とAPC対象のレーザ素子とが異なる場合には、BD信号の検出後、BD検出のためのレーザ素子とAPC対象のレーザ素子の配列ピッチ間隔分だけ、位相をずらしてAPCシーケンスが開始される。
レーザビームの走査によって、第1のセンサ部PD1で発生した電流は、I−V(電流−電圧)変換部403で電圧に変換された後、増幅器405で増幅される。増幅器405の出力側にはツェナーダイオード408が接続されており、これによって、増幅器405の出力(つまり、第1のビーム検出信号)はクリップされる。同様に、第2のセンサ部PD2で発生した電流は、I−V変換部404で電圧(第2の電圧)に変換された後、増幅器406で増幅される。
増幅器405の出力および増幅器406の出力(つまり、第2のビーム検出信号)は比較器407(同期信号生成手段)に与えられ、比較器407は第1および第2のビーム検出信号を比較して、その比較結果に応じて、前述のように同期信号409を出力する。そして、この同期信号409はCPU411に与えられる。なお、第2のビーム検出信号はモニタ値410として半導体レーザ駆動回路413に与えられる。
画像形成装置1Aに備えられた画像処理装置412(画像データ入力手段)で処理された画像データがCPU411に与えられる。メモリ414には、APCに要する時間が予め測定されて収束時間として格納されている。CPU411はAPCの収束に必要とされる時間(収束時間)だけ半導体レーザ駆動回路413を制御してAPCを行う。
続いて、APCが完了した後のレーザ切り替え方法について説明する。
図5は、図3に示す第2のセンサ部PD2を走査する複数のレーザビームを示す図である。図5においては、n個(nは2以上の整数)=4の発光素子(S1、S2、S3、S4)が示されており、これらの発光素子から出射されるレーザビームは第2のセンサ部PD2上をビーム走査速度vで走査されるものとする。
図7は、4つの発光素子から出射されるレーザビームがPD109を走査する様子を説明するための図である。図7中のL1は発光素子S1から出射されるレーザビームの照射位置を示す。以下、この照射位置をレーザビームL1とする。同様に、L2は発光素子S2から出射されるレーザビームの照射位置、L3は発光素子S3から出射されるレーザビームの照射位置、L4は発光素子S4から出射されるレーザビームの照射位置を示す。以下、それぞれレーザビームL2、レーザビームL3、レーザビームL4とする。なお、図7(a)及び(b)において、各レーザビームを示す楕円内に斜線が付してあるレーザビームに対応する発光素子が点灯しており、斜線が付していないレーザビームに対応する発光素子は点灯していないものとする。
図7(a)は1走査目にAPCを実行するために発光させる発光素子を示している。図7(b)は2走査目にAPCを実行するために発光させる発光素子を示している。
図7(a)および(b)に示すように、発光素子S1と発光素子S3のAPCを1走査目に行い、発光素子S2と発光素子S4のAPCを2走査目に行う。即ち、本実施例の光走査装置または画像形成装置はレーザビームの走査方向において隣接する光ビームのAPCを異なる走査周期に実行する。
図7(a)の左図に示すように、まずレーザビームL1がPD2に入射する。CPUは、PDからの出力に基づいてレーザビームL1の光量が所定の光量になるように発光素子S1に供給する電流値を制御する。図7(a)の右図は、図7(a)の左図の状態から各レーザビームが図中の矢印方向に移動(走査)した状態、かつ発光素子S1のAPCが終了した直後の状態を示す図である。この状態において発光素子S2から出射されるレーザビームL2のスポットの位置は図7(a)の右図に示す通りである。この場合、発光素子S2のAPCが終了する前にレーザビームL2がPD2を通過してしまう。そのため、1走査目には発光素子S2のAPCを行わず、光量の検出時間が十分に確保できる発光素子S3のAPCを実行する。
一方、CPUは、2走査目において1走査目においてAPCを実行しなかった発光素子S2、S4のAPCを実行する。図7(b)の左図に示すように、まずレーザビームL1後にL2がPD2に入射する。この時、発光素子S1は非点灯状態、発光素子S2は点灯状態に制御される。CPUは、PDからの出力に基づいてレーザビームL2の光量が所定の光量になるように発光素子S1に供給する電流値を制御する。図7(a)の右図は、図7(a)の左図の状態から各レーザビームが図中の矢印方向に移動(走査)した状態、かつ発光素子S1のAPCが終了した直後の状態を示す図である。この状態において発光素子S2から出射されるレーザビームL2のスポットの位置は図7(a)の右図に示す通りである。この場合、発光素子S2のAPCが終了する前にレーザビームL2がPD2を通過してしまう。そのため、1走査目には発光素子S2のAPCを行わず、光量の検出時間が十分に確保できる発光素子S3のAPCを実行する。
いま、APC対象のレーザ素子の光量調整が完了すると、CPU411は、第2のセンサ部PD2においてその一端側(第1のセンサ部PD1側)に最も近い位置に位置するレーザビームを選択光ビームとして選択する。そして、CPU411は当該選択光ビームに対応するレーザ素子のAPC開始を半導体レーザ駆動回路413に指示する。
つまり、CPU411は、メモリ414に格納されたAPC収束時間、第2のセンサ部PD2上におけるビームピッチ、ビームスポット径、および走査速度に応じて、第2のセンサ部PD2を走査しかつ第1のセンサ部PD1に最も近いレーザビームを選択する。
例えば、CPU411は、式(1)の条件を満たすレーザビームを示すビーム番号のうち最小のビーム番号で示されるレーザビームをAPC対象のレーザビームとして特定する。
(n−2)×dL+dL’>v×(tapc) (1)
但し、図5に示すように、dLは第2のセンサ部PD2上におけるビームピッチ間隔、dL’はビームピッチ間隔からスポット径を減算した値、そして、tapcは光量調整制御(APC収束時間)に要した時間である。
図6は、図4に示すCPU411の動作を説明するためのフローチャートである。また、図7は、図3に示す第2のセンサ部PD2における走査光の位置におけるAPCを説明するための図である。図7(a)の左図は1走査目における走査光S1〜S4の位置を示す図であり、図7(b)は2走査目における走査光S1〜S4の位置を示す図である。図7(c)は図7(a)および図7(b)におけるPDセンサ109の出力を説明するためのタイムチャートである。
ここでは、説明の便宜上、図2に示すLD101は4つの発光素子(レーザ素子)S1〜S4を有しているものとし、発光素子S1〜S4から出力されるレーザビームもそれぞれ符号S1〜S4で表すものとする。
図4、図6、および図7を参照して、いま、画像形成シーケンスが開始されると、CPU411は半導体レーザ駆動回路413を駆動制御して、レーザ素子S1を定電流で発光させる(ステップS602)。そして、CPU411は同期信号を検知したか、つまり、同期信号(BD)を受信したか否かを判定する(ステップS603)。同期信号を受信しないと(ステップS603において、NO)、CPU411はレーザ素子S1の定電流発光を継続する。
一方、同期信号を受信すると(ステップS603において、YES)、CPU411はレーザ素子S1の光量制御を開始する(ステップS604)。CPU411は、予め設定されたAPC制御時間(収束時間)が経過したか否かについて判定する(ステップS605)。APC制御時間が経過しないと(ステップS605において、NO)、CPU411はステップS604に戻って、レーザ素子S1の光量制御を続行する。
APC制御時間が経過すると(ステップS605において、YES)、CPU411は、前述したようにして、次にAPCを行うレーザ素子を計算して選択する(ステップS606)。例えば、次にAPCを行うレーザ素子がレーザ素子S3であるとすると、CPU411は半導体レーザ駆動回路413を駆動制御して、レーザ素子S3の光量制御を行う(ステップS607)。
そして、CPU411は再度APC制御時間が経過したか否かについて判定する(ステップS608)。APC制御時間が経過しないと(ステップS608において、NO)、CPU411はステップS607に戻って、レーザ素子S3の光量制御を続行する。
APC制御時間が経過すると(ステップS608において、YES)、CPU411はVIDEO(画像)モードに移行する(ステップS609)。そして、CPU411は半導体レーザ駆動回路413を画像データに応じて駆動制御して、LD101を発光させる。
続いて、CPU411は画像形成を続行するか否かについて判定する(ステップS610)。画像形成を続行しないと判定すると(ステップS610において、NO)、CPU411は画像形成シーケンスを終了する。
一方、画像形成を続行すると判定すると(ステップS610において、YES)、CPU411は、半導体レーザ駆動回路413を駆動制御して、レーザ素子S1を定電流で発光させる(ステップS611)。そして、CPU411は同期信号を受信したか否かを判定する(ステップS612)。同期信号を受信しないと(ステップS612において、NO)、CPU411はレーザ素子S1の定電流発光を継続する。
一方、同期信号を受信すると(ステップS612において、YES)、CPU411はレーザ素子S2の光量制御を開始する(ステップS613)。そして、CPU411は、APC制御時間が経過したか否かについて判定する(ステップS614)。APC制御時間が経過しないと(ステップS614において、NO)、CPU411はステップS613に戻って、レーザ素子S2の光量制御を続行する。
APC制御時間が経過すると(ステップS614において、YES)、CPU411は、前述したようにして、次にAPCを行うレーザ素子を計算して選択する(ステップS615)。例えば、次にAPCを行うレーザ素子がレーザ素子S4であるとすると、CPU411は半導体レーザ駆動回路413を駆動制御して、レーザ素子S4の光量制御を行う(ステップS616)。
そして、CPU411はAPC制御時間が経過したか否かについて判定する(ステップS617)。APC制御時間が経過しないと(ステップS617において、NO)、CPU411はステップS616に戻って、レーザ素子S4の光量制御を続行する。
APC制御時間が経過すると(ステップS617において、YES)、CPU411はVIDEOモードに移行する(ステップS618)。そして、CPU411は半導体レーザ駆動回路413を画像データに応じて駆動制御して、LD101を発光させる。
続いて、CPU411は画像形成を続行するか否かについて判定する(ステップS619)。画像形成を続行しないと判定すると(ステップS619において、NO)、CPU411は画像形成シーケンスを終了する。一方、画像形成を続行すると判定すると(ステップS619において、YES)、CPU411は、ステップS603に戻って処理を続行する。
このようにして、上述の動作を繰り返すと、1走査において複数のレーザビームについてAPCを行うことができる。
第1の実施形態では、光ビームが第2のセンサ部に入射するタイミングでAPCを開始しているので、1つの光ビームについてそのAPCが長期化することを防止することができる。この結果、光量変動に起因する画像濃度の不均一を防止することができる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態による光走査装置の一例について説明する。
ここでは、第1の実施形態と同様にして、2分割のPDセンサ109によって走査光を受光して、画像書き出し位置検出とAPCを行う。
図8は、第2の実施形態による光走査装置で用いられる制御系の一例を示すブロック図である。ここでは、図4に示す制御系と同一の構成要素については同一の参照番号を付し、その説明を省略する。また、CPUおよび半導体レーザ駆動回路の機能が第1の実施形態とは異なるので、ここではそれぞれ符号811および813は付す。
図示の制御系(光走査制御装置とも呼ぶ)は、収束判定回路(収束判定手段)815およびカウンタ814を有している。第1の実施形態で説明したように、同期信号を検出すると、CPU811はAPC対象のレーザ素子を発光させて、APCモードに移行する。この際、CPU811はカウンタ814のカウントアップを開始する。このカウンタ814はAPCの収束に要した時間(収束時間)を計測するためのものである。
第2のセンサ部PD2で発生した電流は、I−V変換部404で電圧に変換され、増幅器406で増幅された後、モニタ値410として半導体レーザ駆動回路813に与えられる。
このモニタ値410は半導体レーザ駆動回路813から収束判定回路815に与えられ、収束判定回路815はモニタ値410(光量レベル)が予め定められた目標値(目標光量レベル)に収束したか否かについて判定する。
収束判定回路815によってモニタ値410が目標値に収束したと判定されるまで、CPU811は、半導体レーザ駆動回路813を制御してAPC対象のレーザ素子に対して引き続きAPCを行う。
一方、収束判定回路815によってモニタ値410が目標値に収束したと判定されると、CPU811はAPC対象のレーザ素子を切り替える。この際、CPU811は、カウンタ814のカウンタ値を読み込んで、カウンタ814をリセット(クリア)する。
収束判定回路815がAPC対象のレーザ素子の光量が目標値に収束したと判定すると、前述したように、収束判定回路815からCPU811に収束検知信号が送られる。これによって、CPU811はカウンタ814によってカウントされたカウント値(APC収束時間)と第2のセンサ部PD2におけるビームピッチ、ビームスポット径、および走査速度とに基づいて、第2のセンサ部PD2を走査しかつ第1のセンサ部PD1に最も近いレーザビームを選択する。このレーザビームの選択は、前述した式(1)に応じて行われる。
第2の実施形態では、収束判定回路によってモニタされた光量が目標光量となったか否かについて判定しているので、1レーザビーム当たりのAPCに要する時間を最小限に抑えることができ、1走査中にAPCを行うビーム数を多くすることができる。
(第3の実施形態)
ここでは、レーザビームの走査速度が変化した場合の動作について説明する。一般に、レーザビームの走査速度は、次の場合に変化する。その一つは、ポリゴンミラーの回転数を減少させて、高解像度の印刷に対応する場合である。二つ目は、厚紙に印刷を行う際、トナーの定着を良好とするためプロセススピードを遅くする場合である。
このように、高解像度の印刷又は紙種に応じてポリゴンミラーの回転速度を変化させた際には、プロセススピードに応じてAPC対象となるレーザ素子を切り替える。プロセススピードの変化に応じて、PDセンサを通過するレーザビームの走査速度が変化する。この結果、APC対象となるレーザ素子を切り替える必要が生じる。
図示はしないが、図4に示すCPU411又は図8に示すCPU811には、プロセススピードが与えられ、CPU411又はCPU811はプロセススピードが変更されると、図6で説明したステップS606およびS615において、APC対象となるレーザ素子を決定する。
第3の実施形態では、画像モードの切り替え等に起因するプロセススピードの変化に応じて、APC対象のレーザ素子を切り換えているので、プロセススピードに応じて効率よく全レーザビームに対してAPCを行うことができる。
(第4の実施形態)
ここでは、APCが完了したレーザ素子を消灯するとともに、次のAPC対象となるレーザ素子を発光させてAPCを行う。図7を参照すると、いま、1走査目においてレーザビームS1に係るAPCを完了すると、CPU411又はCPU811はレーザ素子S1の消灯とレーザ素子S2の点灯を同一の点灯タイミングで行う。レーザ素子S1およびS2を同時に消灯/発光させると、第2のセンサ部PD2には常にレーザビームが照射されるようになる。
このことは、第2のセンサ部PD2の出力電流を大きく変化させることなく、次のレーザ素子に対するAPCに移行できることを意味する。つまり、後続のレーザ素子については、第2のセンサ部PD2の応答時間を待つことなく、CPU411又は811は直ちにAPCを行うことができる。
その結果、後続のレーザビームについてはAPC収束時間を短縮することができる。なお、2走査目においては、レーザビームS2およびS4に対して1走査目と同様の制御が行われる。
第4の実施形態では、1つのレーザ素子の消灯と他のレーザ素子の点灯とを同一のタイミングで行っているので、第2のセンサ部PD2に対する入射光量が大きく変化することなく、第2のセンサ部PD2の応答時間を待つことなく直ちに他のレーザ素子についてAPCに行うことができる。
上述の説明から明らかなように、図4および図8において、CPU411又は811および半導体レーザ駆動回路413又は813が光量制御手段として機能し、CPU411又は811が選択手段として機能する。または、CPU411又は811および半導体レーザ駆動回路413又は813が第1の点灯制御手段および第2の点灯制御手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を、光走査装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有する制御プログラムを、光走査装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。
この際、制御方法及び制御プログラムの各々は、少なくとも検知ステップ、光量制御ステップ、および制御実行ステップを有することになる。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 半導体レーザ
105 ポリゴンミラー
109 PDセンサ
411,811 CPU
412 画像処理装置
413,813 半導体レーザ駆動回路
414 メモリ
814 カウンタ
815 収束判定回路

Claims (6)

  1. 感光体に静電潜像を形成するための光ビームを出射する第1の発光素子と第2の発光素子とを含む複数の発光素子を備える光源と、
    それぞれの発光素子から出射される光ビームが前記感光体を所定の方向に走査するように前記光ビームを偏向する走査手段と、
    前記偏向手段によって偏向された前記複数の発光素子からの光ビームが入射するように前記複数の光ビームの走査線の上に配置される受光手段と、
    前記受光手段の受光結果に基づいて前記発光素子それぞれから出射される光ビームの光量を所定の光量に制御する光量制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記光源は、前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子から出射される光ビームが同時に前記受光手段に入射するように、かつ前記第1の発光素子からの光ビームと前記第2の発光素子からの光ビームとが前記所定の方向において隣接するように前記第1の発光素子と前記第2の発光素子とが配列される光源であって、
    前記制御手段は、前記第1の発光素子からの光ビームの光量制御と前記第2の発光素子からの光ビームの光量制御とはそれぞれ異なる前記光ビームの走査周期に実行することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光源は前記複数の発光素子に含まれる第3の発光素子を備え、
    前記第3の発光素子は、前記所定の方向において前記第1の発光素子からの光ビームと前記第3の発光素子からの光ビームとの間に前記第2の発光素子からの光ビームが位置するように前記光源に配置され、
    前記制御手段は、前記第1の発光素子からの光ビームの光量制御と前記第3の発光素子からの光ビームの光量制御とを前記光ビームの同一の走査周期に実行することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記受光手段は、前記複数の発光素子のうち所定の発光素子からの光ビームを受光することによって前記複数の発光素子から前記光ビームを出射するタイミングを制御するための同期信号を生成する第1の受光部と、前記制御手段が前記複数の発光素子の前記光量制御を実行するために前記光ビームを受光し、前記第1の受光部に対して前記光ビームが走査される方向の下流側に配置される第2の受光部と、を備え、
    前記制御手段は、前記第2の受光部にいずれか1つの発光素子からの光ビームが入射するように前記同期信号に基づいて複数の発光素子それぞれの点灯タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  4. 感光体と、
    前記感光体に静電潜像を形成するための光ビームを出射する第1の発光素子と第2の発光素子とを含む複数の発光素子を備える光源と、
    それぞれの発光素子から出射される光ビームが前記感光体を所定の方向に走査するように前記光ビームを偏向する走査手段と、
    前記偏向手段によって偏向された前記複数の発光素子からの光ビームが入射するように前記複数の光ビームの走査線の上に配置される受光手段と、
    前記受光手段の受光結果に基づいて前記発光素子それぞれから出射される光ビームの光量を所定の光量に制御する光量制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記光源は、前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子から出射される光ビームが同時に前記受光手段に入射するように、かつ前記第1の発光素子からの光ビームと前記第2の発光素子からの光ビームとが前記所定の方向において隣接するように前記第1の発光素子と前記第2の発光素子とが配列される光源であって、
    前記制御手段は、前記第1の発光素子からの光ビームの光量制御と前記第2の発光素子からの光ビームの光量制御とはそれぞれ異なる前記光ビームの走査周期に実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記光源は前記複数の発光素子に含まれる第3の発光素子を備え、
    前記第3の発光素子は、前記所定の方向において前記第1の発光素子からの光ビームと前記第3の発光素子からの光ビームとの間に前記第2の発光素子からの光ビームが位置するように前記光源に配置され、
    前記制御手段は、前記第1の発光素子からの光ビームの光量制御と前記第3の発光素子からの光ビームの光量制御とを前記光ビームの同一の走査周期に実行することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記受光手段は、前記複数の発光素子のうち所定の発光素子からの光ビームを受光することによって前記複数の発光素子から前記光ビームを出射するタイミングを制御するための同期信号を生成する第1の受光部と、前記制御手段が前記複数の発光素子の前記光量制御を実行するために前記光ビームを受光し、前記第1の受光部に対して前記光ビームが走査される方向の下流側に配置される第2の受光部と、を備え、 前記制御手段は、前記第2の受光部にいずれか1つの発光素子からの光ビームが入射するように前記同期信号に基づいて複数の発光素子それぞれの点灯タイミングを制御することを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
JP2011010752A 2011-01-21 2011-01-21 光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置 Pending JP2012150397A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011010752A JP2012150397A (ja) 2011-01-21 2011-01-21 光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置
US13/352,501 US8878886B2 (en) 2011-01-21 2012-01-18 Light beam scanning device and image forming apparatus that perform light amount control

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011010752A JP2012150397A (ja) 2011-01-21 2011-01-21 光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012150397A true JP2012150397A (ja) 2012-08-09

Family

ID=46543878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011010752A Pending JP2012150397A (ja) 2011-01-21 2011-01-21 光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8878886B2 (ja)
JP (1) JP2012150397A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015222295A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 キヤノン株式会社 光走査装置および画像形成装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233686A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Canon Inc レーザー駆動装置および画像形成装置
JP6681046B2 (ja) * 2016-05-20 2020-04-15 株式会社リコー 光走査装置、装置、物体装置、光走査方法及び同期信号取得方法
KR20200143151A (ko) * 2019-06-14 2020-12-23 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 빔의 위치 변화 감지를 이용한 화상 정렬
US11287760B1 (en) * 2021-01-25 2022-03-29 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with variable light emission intentsity and computer-readable nonvolatile recording medium therefor

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315278A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2009090524A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Canon Inc 画像形成装置、レーザ発光装置及びそれらの制御方法
JP2009157014A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP2010214892A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び光走査制御プログラム
JP2010281869A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Sharp Corp 光ビーム走査光学系及び光学走査装置並びに画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH059704Y2 (ja) * 1987-12-11 1993-03-10
JPH09230259A (ja) * 1996-01-25 1997-09-05 Canon Inc 複数ビーム書込装置
JP4197556B2 (ja) * 1998-12-15 2008-12-17 株式会社東芝 ビーム光走査装置
US7643046B2 (en) * 2005-12-21 2010-01-05 Ricoh Company, Ltd. Laser beam scanning device, image forming apparatus, and laser beam detecting method by the laser beam scanning device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315278A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2009090524A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Canon Inc 画像形成装置、レーザ発光装置及びそれらの制御方法
JP2009157014A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP2010214892A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び光走査制御プログラム
JP2010281869A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Sharp Corp 光ビーム走査光学系及び光学走査装置並びに画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015222295A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 キヤノン株式会社 光走査装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20120188323A1 (en) 2012-07-26
US8878886B2 (en) 2014-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8994768B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus including optical scanning apparatus
JP5078836B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
US9091955B2 (en) Image forming apparatus
JP2012150397A (ja) 光走査装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに画像形成装置
JP5409460B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5930751B2 (ja) 画像形成装置
JP5783688B2 (ja) 画像形成装置
JP4929894B2 (ja) 画像形成装置
JP6238649B2 (ja) 画像形成装置
JP5713702B2 (ja) 画像形成装置
JP2012103492A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2012151336A (ja) 画像形成装置
US10365599B2 (en) Image forming apparatus with write start timing determination
JP2013145277A (ja) 画像形成装置、制御方法、及びプログラム
US10126675B2 (en) Image forming apparatus
US8659633B2 (en) Light source control apparatus used in image forming apparatus using electrophotography process, control method therefor, storage medium storing control program therefor, and image forming apparatus
JP5938377B2 (ja) 光走査装置、及び画像形成装置
JP2019197176A (ja) 画像形成装置及び情報処理装置
JP2006159502A (ja) 画像形成装置
JP2013156520A (ja) 画像形成装置
JP2019211722A (ja) 情報処理装置及び画像形成装置
JP2018025821A (ja) 光走査装置
JP2018010160A (ja) 画像形成装置、及びその制御方法
JP2013025232A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2016198898A (ja) 光書込装置と画像形成装置及び光源ユニットの異常検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150818