JP2013145277A - 画像形成装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単一の受光手段で画像書き出し位置検出と光量制御を行う際の画像書き出し位置のずれや色ずれの発生を低減することを可能とした画像形成装置、制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、CPU201、PDセンサ202等を備える。CPU01は、画像書き出しタイミングの検出時においては、PDセンサ202の出力が一定値となるようにPDセンサ出力を設定する。また、CPU01は、APCを行う期間(自動光量制御時)においては、PDセンサ202の出力がレーザ光の光量に従って変化するようにPDセンサ出力を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、感光体にレーザ光を走査して画像形成を行う際の画像書き出し位置の制御とレーザ光の光量の制御が可能な画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、感光体にレーザ光を走査して静電潜像を形成し、静電潜像を現像し転写することで記録紙に画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置がある。電子写真方式でカラーの画像形成を行う画像形成装置について簡単に説明する。図8に画像形成装置の全体構成を示すが、以下では画像形成装置の主要部について説明する。
画像形成装置には、感光体ドラム1、2、3、4、現像器5、6、7、8、中間転写ベルト9等が配置されている。画像形成時は、感光体ドラム1、2、3、4の順にレーザユニット10からレーザ光を照射し露光することで静電潜像を形成する。感光体ドラム1、2、3、4上の静電潜像は、各々、現像器5、6、7、8により各色のトナー像に可視化現像される。感光体ドラム1、2、3、4上のトナー像は、中間転写ベルト9が回転する過程で感光体ドラム1、2、3、4と転写帯電器11、12、13、14との間の1次転写部を順次通過することで、中間転写ベルト上に重ねて転写される。
他方、複数の給紙部15、16、17から選択的に記録紙Sの給紙を行い、それぞれ対応する搬送ローラ対18、19、20等を介してレジストローラ対21へ記録紙Sを搬送する。レジストローラ対21は、中間転写ベルト9上のトナー像と記録紙先端との位置を合わせるタイミングをとって回転が開始されることにより、2次転写ローラ22と2次転写対向ローラ23とが当接する2次転写部Tに記録紙Sを送る。これにより、記録紙Sにトナー像が転写される。
2次転写部Tを通過した記録紙Sは、定着部24へ送られる。記録紙Sが定着部24内の定着ローラ24Aと加圧ローラ24Bの間のニップ部を通過する過程で、定着ローラ24Aにより加熱され、加圧ローラ24Bにより加圧されてトナー像が定着される。定着部24を通過した記録紙Sは、搬送ローラ対25によって排出ローラ対26へ送られ、更に機外の排出トレイ27上へ排出される。以上の動作によって、記録紙Sの片面に画像形成を行う片面モードの印刷が行われる。
次に、画像形成装置の感光体ドラムに対する露光について説明する。図9に画像形成装置の走査光学系の構成例を示す。
走査光学系は、半導体レーザ401、コリメータレンズ402、開口絞り403、シリンドリカルレンズ404、ポリゴンミラー405、光学素子406(トーリックレンズ406a、回折光学素子406b)等を備える。半導体レーザ401から出射されたレーザ光は、各々、コリメータレンズ402、開口絞り403、シリンドリカルレンズ404を通過し、ポリゴンミラー405の反射面405aで反射される。その後、レーザ光は、トーリックレンズ406a、回折光学素子406bを通過し感光体ドラム407上に結像される。
コリメータレンズ402は、半導体レーザ401から出射されたレーザ光である発散光束(光ビーム)を略平行光束に変換する。開口絞り403は、通過光束を制限する。シリンドリカルレンズ404は、副走査方向にのみ既定の屈折力を有しており、開口絞り403を通過した光束を副走査断面内でポリゴンミラー405の反射面405aに結像させる。
ポリゴンミラー405は、ポリゴンモータ(不図示)等により一定速度で回転駆動され、反射面405aに結像したレーザ光を偏向走査する。光学素子406は、fθ特性を有し、屈折部と回折部とを備える。屈折部は、主走査方向と副走査方向とで互いに異なるパワーを有するトーリックレンズ406aから構成される。トーリックレンズ406aの主走査方向のレンズ面は非球面形状を有する。回折部は、主走査方向と副走査方向とで互いに異なるパワーを有する長尺の回折光学素子406bから構成される。
フォトダイオード(以下PD)センサ409は、図9に示すように感光体ドラム407の画像領域より外側の光走査領域(以下非画像領域)に設置されている。ポリゴンミラー405により偏光走査するレーザ光は、反射ミラー408で反射し、PDセンサ409の受光面を走査する。PDセンサ409は、入射したレーザ光を検出する。レーザ光の検出タイミングを基に、感光体ドラム407への画像書き出しタイミングの制御を行うと共に、検出したレーザ光の光量が設定光量となるように半導体レーザ401から出力するレーザ光の光量を制御する自動光量制御(以下APC)を行う。
APCの方式としては、レーザを一定期間点灯して、レーザに内蔵あるいは外部に設けたレーザ光検出用のPD(フォトダイオード)によりレーザ光の発光光量を検出し、検出した発光光量に応じてレーザの駆動電流を制御する方式がある。該方式では、レーザ光の走査ライン間の非画像領域で走査ライン毎にAPCを行う。
図9に示したような走査光学系を有する画像形成装置において、印字速度の高速化、高解像度化に対応するため、発光するレーザの数を増やして複数のビーム(レーザ光)を同時に走査して画像形成を行う技術が提案されている。発光するレーザの数を増やす方法では、ポリゴンモータの回転速度の高速化により画像書き込み速度を上げる方法に比べて、ポリゴンモータの回転速度や画像クロックを上げることなく、高速化、高解像度化が可能となる。
そのため、ポリゴンモータの高速化による短寿命化、スキャナの昇温、騒音の問題を引き起こすことなく、また、画像クロックの高速化によるレーザ駆動回路や伝送経路の高速化対策を行う必要がなく、画像書き込み速度を上げることができる。
特に、面発光レーザ(VCSEL)は、単一チップ面上に複数のビームを配列することが可能であり、ビーム数を増やすことが比較的容易である。一方で、面発光レーザは、チップ面の垂直方向に光を出射するためPDを内蔵することができないため外部にPDを配置し、チップ面上から出射したレーザ光を基にAPCを行う必要がある。
図9に示した走査光学系においては、感光体ドラム407の画像領域より外側の非画像領域に設置したPDセンサ409の出力結果を基にAPCを行う構成を示している。また、走査光学系においては、単一のPDセンサ409により、感光体ドラム407に静電潜像を形成するための画像書き出し位置の検出と、レーザ光の光量検出を行う構成を示している。
このように走査光(レーザ光)を検出してAPCを行う方式では、感光体ドラム上を走査するレーザ光を基にAPCを行う。そのため、レーザにPDを内蔵した構成でAPCを行う方式と比べて、ポリゴンミラー等の光学系による光量損失の影響を受けづらく、感光体ドラム上での露光光量を高精度に制御できる。また、単一のPDを用いる方式では、画像書き出し位置検出用のPDと光量制御用のPDを個別に設ける方式に比べて、部品点数が少なくなり、省スペース化、低コスト化が可能となる。
走査光を検出してAPCを行う方式として、複数のビームを走査する光走査装置において、走査線上に配置された外部PD上を光走査する際に、ビーム毎に発光とAPCの制御を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、単一の受光手段によって、主走査方向の画像書き出し位置の制御とレーザ光量の制御を行う技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−146025号公報 特開2008−74098号公報
しかしながら、上記の従来技術において、単一のPDセンサを用いて画像書き出し位置検出とAPCを行う場合、APCの光量目標値の変化に伴い感光体ドラム上の主走査方向における画像位置が所定の位置からずれるという問題がある。PDセンサの出力は、PDセンサ出力値によって立ち上がりと立ち下がりのタイミングに位相ズレが発生する。図10にPDセンサへの入射光量の変動に対するPDセンサ出力波形を示す。
図10に示す例のようにPDセンサの出力がPDセンサへの入射光量に対して変化する場合、入射光量に対するPDセンサの出力変化によってエッジ検出位置がずれてしまう。一方、PDセンサへの入射光量はレーザ光量の調整前後で変化するため、画像濃度を一定に保つなどの目的でレーザ光量の調整を行う場合、PDセンサへの入射光量が変化し、PDセンサ出力のエッジ検出位置のズレが発生する。図10ではレーザ光量の調整例として調整光量Aと調整光量Bを示している。
このように、単一のPDセンサで画像書き出し位置検出と光量調整(光量制御)を行う光走査装置では、画像濃度調整等の制御を行うためにレーザ光量を調整し制御する場合、PDセンサへの入射光量の変化に伴いPDセンサの出力タイミングが変化してしまう。そのため、主走査方向の画像位置のずれや色ずれが発生するという問題がある。
本発明の目的は、単一の受光手段で画像書き出し位置検出と光量制御を行う際の画像書き出し位置のずれや色ずれの発生を低減することを可能とした画像形成装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、光ビームを出射する光源と、前記光ビームが感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを受光し、受光光量に応じた信号を出力する受光手段と、前記受光手段が受光することに応じて生成される前記信号の生成タイミングに基づいて、画像データに応じた前記光ビームの出射タイミングを制御するタイミング制御手段と、前記信号の強度に基づいて前記光源から出射する前記光ビームの光量を制御する光量制御手段と、前記出射タイミングを制御するために前記受光手段から出力される前記信号の強度を所定の値に制御し、前記光ビームの光量を制御するために前記受光手段が受光する受光光量を所定のゲインで補正する信号制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受光手段が受光することに応じて生成される信号の生成タイミングに基づいて、画像データに応じた光ビームの出射タイミングを制御する。これにより、感光体の画像書き出し位置のずれや色ずれの発生を低減することが可能となる。光ビームの光量制御時には、信号の強度に基づいて光源から出射する光ビームの光量を制御する。これにより、画像濃度に応じて光ビームの光量調整を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要部の制御系の構成を示すブロック図である。 画像形成装置のPDセンサの出力とゲインを示す図である。 PDセンサ上におけるレーザ光スポットの走査位置とPDセンサ出力波形を示す図である。 PDセンサ出力のエッジを基準として制御される画像書き出しタイミング、PDセンサのエッジ検出期間、APC期間を示すタイムチャートである。 PDセンサへの入射光量の設定値に対するPDセンサ出力波形とエッジ検出用の光量閾値を示す図である。 画像形成装置のPDセンサ出力のエッジ検出期間のゲイン1設定とAPC期間のゲイン2設定に係る処理を示すフローチャートである。 PDセンサの出力のゲインを一定とした時のPDセンサへの入射光量の変化に対するPDセンサ出力波形を示す図である。 画像形成装置の全体構成を示す構成図である。 画像形成装置の走査光学系の構成例を示す斜視図である。 従来例に係るPDセンサへの入射光量の変動に対するPDセンサ出力波形を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態の画像形成装置は、電子写真方式で画像形成を行うものであり、図8及び図9に示したような感光体ドラム、現像器、定着部、給紙部等を備えているが、詳細は上述した通りであり説明は省略する。まず、本実施の形態の画像形成装置の制御の概要を説明する。感光体ドラムの画像領域より外側の非画像領域に配置した単一のPDセンサにより走査光(レーザ光)を検出することで、感光体ドラムの画像書き出し位置の検出とAPC(レーザ光の自動光量制御)を行う。
感光体ドラムの画像書き出し位置は、PDセンサ出力のエッジ検出位置を基に制御し、PDセンサ出力のエッジ検出時においては、PDセンサ出力が上がるようにPDセンサ出力のゲインを設定する。APCはPDセンサ出力のエッジ検出後に行う。APCの期間においては、PDセンサ出力が入射光量に対して線形に動作する範囲で、PDセンサ出力のゲインを設定する。以下、画像形成装置の主要部の構成及び制御の詳細について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要部の制御系の構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置は、CPU201、PDセンサ202、I−V変換回路203、増幅器204、比較器205、APC制御部206、半導体レーザ駆動回路207、書き出し位置制御部208、画像処理部209を備えている。
まず、構成を説明する。CPU201は、画像形成装置各部の制御を司るものであり、増幅器204の増幅率の切り換え、比較器205の閾値の設定などの各種制御を行う。また、CPU201は、制御プログラムに基づき図6のフローチャートに示す処理を実行する。PDセンサ202は、感光体ドラムを走査するレーザ光の走査ライン上に且つ感光体ドラムの画像領域より外側の非画像領域に配置されており、半導体レーザ(光源)から出射されたレーザ光(光ビーム)を検出する。そして、PDセンサ202は、受光光量に応じた信号を出力する。
I−V変換回路203は、PDセンサ202から入力される電流を電圧値に変換する。増幅器204は、I−V変換回路203から出力される電圧値を増幅する。比較器205は、増幅器204の出力値(電圧値)とCPU201により設定された閾値とを比較し、比較結果に対応した信号をCPU201に出力する。APC制御部206は、半導体レーザの駆動電流の増減を半導体レーザ駆動回路207に指示する。
半導体レーザ駆動回路207は、APC制御部206からの半導体レーザの駆動電流の増減指示に基づき半導体レーザを駆動する。書き出し位置制御部208は、増幅器204の出力と画像処理部209の出力に基づき、感光体ドラムに静電潜像を形成するための画像書き出し位置を制御する。画像処理部209は、感光体ドラムに形成する静電潜像に対応した画像データを生成し半導体レーザ駆動回路207に出力する。
次に、動作を説明する。画像形成装置において半導体レーザから出射されたレーザ光(走査光)が、ポリゴンモータにより回転駆動されるポリゴンミラー(偏向手段)の反射面で反射されPDセンサ202へ入射すると、PDセンサ202は電流を発生する。この場合、レーザ光が感光体ドラム上(感光体上)を走査するようにポリゴンミラーでレーザ光を偏向するように、CPU201により制御される。I−V変換回路203は、PDセンサ202から入力された電流を電圧値に変換し増幅器204に出力する。増幅器204は、I−V変換回路203から出力された電圧値を増幅する。
増幅器204の出力は、比較器205、APC制御部206、書き出し位置制御部208にそれぞれ入力される。画像処理部209は、PDセンサ202の出力から設定時間が経過した後、感光体ドラムに形成する静電潜像に対応した画像データを読み出し、半導体レーザ駆動回路207に出力する。以上の動作によって、PDセンサ202の出力を基に感光体ドラムに対する画像書き出しタイミングの設定が行われる。
APC制御部206は、増幅器204により増幅されたPDセンサ202の出力に応じて、半導体レーザ駆動回路207に対し半導体レーザの駆動電流の増減を指示する。比較器205は、増幅器204により増幅されたPDセンサ202の出力値(電圧値)と、CPU201により予め設定された閾値とを比較する。CPU201は、比較器205の比較結果に応じてPDセンサ出力のエッジ検出を行い、エッジ検出タイミングに応じて増幅器204の増幅率の切り換えを指示する。上記閾値の設定は、レーザ光の光量設定値(光量目標値)に応じて行われる。
本実施の形態の画像形成装置において、CPU201は、本発明のタイミング制御手段、光量制御手段、信号制御手段を実現するための例であり、PDセンサ202は、本発明の受光手段を実現するための例である。
即ち、CPU201は、ポリゴンミラーによって偏向されたレーザ光をPDセンサ202で受光して受光光量に応じて生成する信号の生成タイミングに基づいて、画像データに応じたレーザ光の出射タイミングを制御する。また、CPU201は、信号の強度に基づいて半導体レーザから出射するレーザ光の光量を制御する。また、CPU201は、出射タイミングを制御するためにPDセンサ202から出力される信号の強度を所定の値に制御し、レーザ光の光量を制御するためにPDセンサ202が受光する受光光量を所定のゲインで補正する。
図2は、画像形成装置のPDセンサの出力とゲインを示す図である。
図2において、光量A、光量Bは、画像形成装置で形成する画像の濃度調整により発生するレーザ光の光量の設定値の変更前後の光量値を示している。図示の特性の飽和領域においては、PDセンサ202の出力のゲインを増減させてもPDセンサ202の出力の変化が小さい。また、図示の特性の線形領域においては、PDセンサ202の出力のゲインの増減比率に対してPDセンサ出力が線形に変化する。
レーザ光の光量の設定値の変更前後におけるPDセンサ202の入射光量に対して、PDセンサ出力が飽和するようにゲイン設定することで、レーザ光量の設定値の変更前後のPDセンサ出力の変化を抑えることができる。反対に、PDセンサ202への入射光量に対して、PDセンサ出力が線形に変化する線形領域にゲイン設定することで、レーザ光の光量レベルに応じてPDセンサ出力が変化するため、PDセンサ出力をモニタすることでレーザ光の光量の検出が可能となる。
本実施の形態では、画像書き出しタイミングを検出するためのPDセンサ202の出力のエッジ検出時(画像書き出しタイミングの検出時)において、図2の特性を用いて、PDセンサ出力が飽和する飽和領域でPDセンサ202のゲイン設定(ゲイン1)を行う。これにより、PDセンサ202への入射光量によらずPDセンサ出力のエッジ検出タイミングが一定となり、画像濃度の調整前後での画像書き出しタイミングの変動を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、APC時(レーザ光の光量制御時)において、図2の特性を用いて、PDセンサ202の出力が入射光量に対して線形に変化する線形領域でPDセンサ202のゲイン設定(ゲイン2)を行う。これにより、PDセンサ202への入射光量の検出を可能とし、PDセンサ出力を基にAPCを行うことができる。
次に、画像形成装置において半導体レーザから発光させたレーザ光がPDセンサ202を通過する時のPDセンサ出力のエッジ検出及びAPC動作について説明する。
図3は、PDセンサ上におけるレーザ光スポットの走査位置とPDセンサ出力波形を示す図である。
図3において、本実施の形態では、PDセンサ202の出力の立ち上がりエッジを検出し、更に画像書き出し位置を検出し、立ち上がりエッジの検出後にAPCを行う。APC期間においては、PDセンサ202の出力目標値になるように、半導体レーザの駆動電流を増減させることで半導体レーザから発光させるレーザ光の光量を制御する。PDセンサ出力のエッジ検出期間とAPC期間で、PDセンサ202の出力のゲイン設定の切り換えを行う。
上述したように、PDセンサ202の出力のエッジ検出時のPDセンサ202の出力のゲインをPDセンサ202の入射光量に対して飽和する領域に設定することで、PDセンサ202の立ち上がり時間を入射光量によらず一定としている。また、APC期間においては、PDセンサ202の出力のゲインが入射光量に対して線形に変化するようにゲイン設定するため、目標光量に対してAPCが行われる。
次に、本実施の形態のPDセンサ202の出力ゲイン切り換えタイミング及び画像書き出しタイミングについて説明する。
図4は、PDセンサ出力のエッジを基準として制御される画像書き出しタイミング、PDセンサのエッジ検出期間、APC期間を示すタイムチャートである。
図4において、各タイミングは、PDセンサ202の出力のエッジを開始点として、基準クロックのカウント値に対して予め設定された期間でCPU201により決定している。まず、APCは、エッジ検出後の期間T1で実行される。次に、画像領域における画像書き出しタイミングは、予め設定された期間(T1+T2)で制御される。
第一の走査によって検出されたPDセンサ出力のエッジ検出パルスより、期間(T1+T2+T3+T4)が経過した後に次の走査におけるエッジ検出期間の設定をCPU201により行う。CPU201は、以上の動作によってAPC期間、エッジ検出期間、画像書き出しタイミングを設定し、前記タイミングに応じてPDセンサ202の出力のゲイン設定を行う。
図5は、PDセンサへの入射光量の設定値に対するPDセンサ出力波形とエッジ検出用の光量閾値を示す図である。
図5において、PDセンサ202の出力のエッジ検出を行うための比較器205の閾値(光量A閾値、光量B閾値)は、画像形成装置での画像形成(印字)に用いるレーザ光の光量目標値と等しくなるように設定される。図5の例では閾値(光量A閾値、光量B閾値)を基準としてAPC期間における光量の切り換え(光量A、光量B)を行う。増幅器204の増幅率を半導体レーザから発光させるレーザ光の光量目標値(光量設定値)に応じて切り換えることで、増幅器204の出力値の収束時間を短縮化することができる。
次に、本実施の形態の画像形成装置の特徴的な制御について図6のフローチャートを参照しながら説明する。
図6は、画像形成装置のPDセンサ出力のエッジ検出期間のゲイン1設定とAPC期間のゲイン2設定に係る処理を示すフローチャートである。
図6において、画像形成装置のCPU201は、ポリゴンミラーを駆動するポリゴンモータの回転開始を指示すると(ステップS1)、PDセンサ202の出力のエッジ検出期間に対応したPDセンサ202の出力のゲイン1の設定を行う(ステップS2)。次に、CPU201は、光量目標値に対するエッジ検出閾値を設定し(ステップS3)、半導体レーザからレーザ光を発光させる(ステップS4)。
以上の設定により、CPU201は、PDセンサ上にレーザ光スポットが走査するタイミングでPDセンサ出力のエッジ検出を行う。CPU201は、PDセンサ出力のエッジを検出したか否かを判定する(ステップS5)。CPU201は、ステップS5でのエッジ検出判定結果によりPDセンサ出力のエッジを検出すると、APC期間に対応したPDセンサ202の出力のゲイン2の設定(APCモード設定)を行う(ステップS6)。
次に、CPU201は、APCを実行し(ステップS7)、設定時間の経過後にAPCを終了する(ステップS8)。また、CPU201は、APCの終了後、設定時間の経過後に次のPDセンサ出力のエッジ検出前にPDセンサ202の出力のゲイン1の設定を行う(ステップS2)。その後、CPU201は、ポリゴンモータの回転を停止する(ステップS9)。以上の動作により、走査ライン毎にPDセンサ202の出力ゲインの設定及び切り換えを行う。
以上、PDセンサ202の出力のエッジ検出時のPDセンサ202の出力のゲインを上げ、PDセンサ202の出力を飽和させることにより、画像書き出しタイミングのズレを防ぐ方法について説明した。一方で、PDセンサ202の出力を飽和させる方法としては、PDセンサ202の出力のエッジ検出時のレーザ光の光量を上げる方法がある。
図7は、PDセンサ202の出力のゲインを一定とした時のPDセンサへの入射光量の変化に対するPDセンサ出力波形を示す図である。
図7において、半導体レーザから発光させるレーザ光の光量を上げるとPDセンサ202の出力が飽和し、レーザ光の光量変化に対するPDセンサ出力の変化が小さくなる。PDセンサ出力のエッジ検出時においては、レーザ光の光量を上げてPDセンサ出力を一定とする。APC期間においては、レーザ光の光量を調整光量まで下げて(画像領域発光光量)APCを実行する。これにより、APCの調整値が変化してもPDセンサ202による感光体ドラムの画像書き出し位置の検出を一定にすることができる。
なお、この場合、飽和領域に発光させるレーザ光の光量は、APCを実行した後の調整光量に対して予め設定された比率で発光させるようにする。以上、PDセンサ202の出力のエッジ検出期間のレーザ光の光量をPDセンサ出力の飽和領域まで発光させることで、PDセンサ202の出力のゲインの切り換えと同様の効果が得られる。
本実施の形態では、以上述べた動作により、PDセンサ202へのレーザ光の入射光量に対するPDセンサ出力が飽和する飽和領域にゲイン設定を行ことで、PDセンサ202の出力のエッジ検出タイミングを一定とする。これにより、画像書き出しタイミングの変動、色ずれを防ぐことができる。
また、APC期間においては、PDセンサ202の出力がPDセンサ202へのレーザ光の入射光量に対して線形に変化する線形領域にゲイン設定する。これにより、PDセンサ202へのレーザ光の入射光量の検出を可能とし、PDセンサ出力を基にAPCを行うことができる。
また、レーザ光の光量設定値に応じてPDセンサ202の出力のゲインを切り換えるためのエッジ検出閾値を調整することで、ゲインの切り換えに要する時間の短縮化が可能となる。また、PDセンサ202の出力のゲインを切り換える方法の他に、PDセンサ出力のエッジ検出時のレーザ光の光量を上げるように光量制御することで、同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像書き出しタイミングの検出時(出射タイミングの制御時)においては、PDセンサ202の出力が一定値となるようにPDセンサ出力を設定する。これにより、PDセンサ出力のエッジ検出タイミングを一定に保ち、感光体ドラムの画像書き出し位置のずれや色ずれの発生を低減することが可能となる。APCを行う期間(自動光量制御時)においては、PDセンサ202の出力がレーザ光の光量に従って変化するようにPDセンサ出力を設定する。これにより、画像濃度に応じてレーザ光の光量調整を行うことが可能となる。
また、画像書き出しタイミングの検出時(出射タイミングの制御時)においては、PDセンサ202のゲインを上げて、PDセンサ出力が飽和する領域で動作するようにPDセンサ出力を設定する。これにより、PDセンサ202への入射光量の変化に関わらずPDセンサ出力を一定に制御することができる。APCを行う期間においては、PDセンサ202のゲインを下げて、PDセンサ出力がPDセンサ202への入射光量に対して線形に変化する領域で動作するようにPDセンサ出力を設定する。これにより、高精度にレーザ光の光量調整を行うことが可能となる。
また、画像書き出しタイミングの検出時(出射タイミングの制御時)においては、PDセンサ202への入射光量を上げて、PDセンサ出力が飽和する領域で動作するようにPDセンサ出力を設定する。これにより、PDセンサ出力を一定に制御することができる。APCを行う期間においては、PDセンサ202への入射光量を下げて、PDセンサ出力がPDセンサ202への入射光量に対して線形に変化する領域で動作するようにPDセンサ出力を設定する。これにより、APCの調整値が変化しても感光体ドラムの画像書き出し位置の検出を一定にすることが可能となる。
〔他の実施の形態〕
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。前記プログラムは、画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラムコードを有する。
201 CPU
202 PDセンサ
206 APC制御部
207 半導体レーザ駆動回路
208 書き出し位置制御部

Claims (6)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームが感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを受光し、受光光量に応じた信号を出力する受光手段と、
    前記受光手段が受光することに応じて生成される前記信号の生成タイミングに基づいて、画像データに応じた前記光ビームの出射タイミングを制御するタイミング制御手段と、
    前記信号の強度に基づいて前記光源から出射する前記光ビームの光量を制御する光量制御手段と、
    前記出射タイミングを制御するために前記受光手段から出力される前記信号の強度を所定の値に制御し、前記光ビームの光量を制御するために前記受光手段が受光する受光光量を所定のゲインで補正する信号制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記出射タイミングの制御時には、前記受光手段のゲインを上げて、前記受光手段の出力が飽和する領域で動作するように前記受光手段の出力を設定し、
    前記光ビームの光量制御時には、前記受光手段のゲインを下げて、前記受光手段の出力が前記受光手段への入射光量に対して線形に変化する領域で動作するように前記受光手段の出力を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出射タイミングの制御時には、前記受光手段への入射光量を上げて、前記受光手段の出力が飽和する領域で動作するように前記受光手段の出力を設定し、
    前記光ビームの光量制御時には、前記受光手段への入射光量を下げて、前記受光手段の出力が前記受光手段への入射光量に対して線形に変化する領域で動作するように前記受光手段の出力を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記光量制御手段は、前記受光手段の出力のエッジを検出するための閾値を基準として、前記光源から出射する前記光ビームの光量の切り換えを行い、
    前記閾値は、前記画像形成装置での画像形成に用いる光ビームの光量目標値と等しくなるように設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 光ビームを出射する光源と、前記光ビームが感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームを受光し、受光光量に応じた信号を出力する受光手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記受光手段が受光することに応じて生成される前記信号の生成タイミングに基づいて、画像データに応じた前記光ビームの出射タイミングを制御するタイミング制御工程と、
    前記信号の強度に基づいて前記光源から出射する前記光ビームの光量を制御する光量制御工程と、
    前記出射タイミングを制御するために前記受光手段から出力される前記信号の強度を所定の値に制御し、前記光ビームの光量を制御するために前記受光手段が受光する受光光量を所定のゲインで補正する信号制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラムコードを有するプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017021131A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 株式会社リコー 光走査装置、画像表示装置、物体装置及び光走査方法
JP2019109350A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 スタンレー電気株式会社 光走査装置

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