JPH10123441A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH10123441A
JPH10123441A JP27428696A JP27428696A JPH10123441A JP H10123441 A JPH10123441 A JP H10123441A JP 27428696 A JP27428696 A JP 27428696A JP 27428696 A JP27428696 A JP 27428696A JP H10123441 A JPH10123441 A JP H10123441A
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JP
Japan
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laser
laser element
signal
switching
recording apparatus
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JP27428696A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tomioka
康弘 冨岡
Shoji Maruyama
昌二 丸山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のレーザ素子の消耗を早めることなく、
複数のレーザ素子を用いて良好な画像形成を行なえ、ま
た、レーザ素子の故障を容易に検出できる記録装置を提
供する。 【解決手段】 エンジン制御部300は、2つの半導体
レーザ208、209をそれぞれ駆動するレーザドライ
バ213、214に画像信号/VDO1、/VDO2を
入力することにより感光体上に画像を記録する。また、
感光体の記録領域外に相当する所定位置に設けられた/
BDセンサ207により、水平同期信号が検出される
が、この水平同期信号(/BD)はエンジン制御部30
0が信号/LON1、ないし/LON2をレーザドライ
バ213、ないし214に入力することにより、半導体
レーザ208、209のいずれによっても発生可能とす
る。信号/LON1、/LON2の切り換えは、ページ
間、あるいは走査ごとに行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレーザビー
ムを感光体上で走査させて露光を行なう記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザビームを用いて感光体
を感光させ画像等の潜像を形成し、トナー等を吸着させ
て可視化し、紙などの記録媒体に出力する電子写真方式
の記録装置が知られている。この種の記録装置では、複
数のレーザビームを発生するために複数のレーザ素子を
備えたものが知られている。
【0003】図7は、この種の記録装置の構成を示した
ものである。図7において、記録装置100内には、着
脱可能なプロセスカートリッジ101が設けられる。プ
ロセスカートリッジ101内部には静電潜像を形成する
ための感光体ドラム102、および感光体ドラム102
を一様に帯電するための帯電ローラ102a、レーザビ
ームにより感光ドラム102上に形成された静電潜像を
トナーにて現像するための現像器102bが設けられて
いる。感光体ドラム102、帯電ローラ102a、およ
び現像器102bはトナーの消耗とともにプロセスカー
トリッジ101ごと交換される。
【0004】符号200はスキャナユニットであり、レ
ーザビームを感光体ドラム102上で走査するためのも
のである。スキャナユニット200の内部構造は後述す
るが、半導体レーザ201aのレーザビームを走査させ
るための回転多面鏡(ポリゴンミラー)202aが内蔵
されている。
【0005】符号103は、感光体ドラム102上に形
成されたトナー像を紙などの所定材料から成る記録媒体
(以下、単に用紙という)に転写する転写ローラ帯電
器、104は用紙上のトナーを溶融して用紙に定着させ
る定着器、105は定着器104の位置を用紙が通過し
たことを検出する排出センサ、106は定着された用紙
を機外に排出する排出ローラ、107は用紙先端を検出
するためのレジストセンサ、109は用紙を積載してお
く用紙サイズがあらかじめわかるカセット、108はカ
セット109より用紙を給紙するための給紙ローラであ
る。
【0006】図8はスキャナユニット200の内部構造
を詳細に示している。図8のスキャナユニット200で
は、半導体レーザ208、209が設けられている。半
導体レーザ208、209は画像信号に応じてON/O
FF駆動される。
【0007】半導体レーザ208、209の駆動はエン
ジン制御部300からの画像信号に応じてレーザドライ
バ213、214によりそれぞれ制御される。符号21
0は半導体レーザ208、209から放射されるレーザ
光の拡散放射を平行光にするためのコリメータレンズ、
212は平行光にされたレーザ光を縦方向にのみ縮める
シリンドリカルレンズである。
【0008】回転多面鏡202aは回転多面鏡を回転す
るためのスキャナモータ202により回転駆動される。
スキャナモータ202の回転はスキャナモータドライバ
201によりエンジン制御部300からの駆動信号に基
づいて制御される。
【0009】符号203は回転多面鏡で反射されたレー
ザ光を再び平行光に戻すためのトーリックレンズ、20
4は回転多面鏡と感光体ドラムの光路長を補正するため
の結像レンズである。
【0010】符号207は回転多面鏡により走査され水
平同期ミラー205上で反射したレーザ光を受光し各主
走査ライン毎の書き込み開始位置を決定するための水平
同期信号/BD(以下ローレベル能動の信号については
/を付したアルファベットで示す)を出力する有効画像
領域外の所定位置に設けられた受光素子(以後BDセン
サと呼ぶ)である。
【0011】このBDセンサ207は、基準値以上の光
量を検知したことにより/BD信号を出力する。この基
準値は、BDセンサ207自身が受光光量の最大値をホ
ールドし、このホールドされた最大値に応じて自動的に
設定する。ホールドした受光光量の最大値からの基準値
算出は、受光光量の最大値に所定の定数(1/2など)
を乗じるなど、所定の計算式に基いて行なうことができ
る。
【0012】決定された基準値に対してある一定以上の
光量差を持つレーザビームが入射されると、BDセンサ
207はアクティブ(ローレベル)出力を生じる。
【0013】符号206は反射ミラーで、感光体ドラム
102と平行に配置される。すなわち、図8の左右方向
が感光体ドラム102の長手方向に沿った走査方向に対
応する。
【0014】図9は装置の制御系を示している。図9に
おいて、エンジン制御部300は、BDセンサ207の
出力する水平同期信号(以下単に/BD信号と記す)、
およびプリンタコントローラ301の出力に基づきスキ
ャナモータドライバ201、レーザドライバ213、2
14の動作を制御する。プリンタコントローラ301
は、ホストコンピュータなどから記録データを受信し、
ビットマップに展開した上、半導体レーザ208、20
9にそれぞれ入力すべき画像信号/VDO1,/VDO
2をエンジン制御部300に入力する。
【0015】すなわち、エンジン制御部300は、プリ
ンタコントローラ301よりプリント信号(以下/PR
NT信号)を受け取るとスキャナモータドライバ201
に対するスキャナドライブ信号(以下/SCNON信
号)をONにし、スキャナモータ202を回転させる。
【0016】スキャナモータ202が定常回転に達する
とスキャナモータドライバ201は/SCNRDY信号
をアクティブにする。これを受けてエンジン制御部30
0は/BD信号を得るために/LON信号をアクティブ
にする。
【0017】この図9の従来構成では、/LON信号
は、レーザドライバ213にのみ入力され、水平同期信
号である/BD信号を形成するために使用される半導体
レーザは208のみである。/LON信号がレーザドラ
イバ213に入力されると、半導体レーザは208が点
灯し、BDセンサ207が走査され、/BD信号が発生
される。
【0018】このようにして、/BD信号が得られると
エンジン制御部300は一定周期で/LON信号を出力
するようになる。このようにして、毎走査毎に/BD信
号が得られるようになる。
【0019】また、主走査方向の記録領域を定めるた
め、/BD信号を受けてから一定期間の後に/ENBL
1、/ENBL2信号をローレベルとし、印字領域分の
走査時間経過後にハイレベルにする。
【0020】一方、プリンタコントローラ301は/B
D信号を受けてから一定時間の後に1ラインのドット情
報により構成された画像信号/VDO1、/VDO2信
号をレーザドライバ213、214に入力し、半導体レ
ーザ208、209をそれぞれ駆動する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、水平同期信号である/BD信号を得る
ために点灯するレーザを常に1つの半導体レーザ(20
8)から出力しているために、このレーザ素子の負担が
大きくこの特定のレーザ素子だけの劣化を早めてしまう
問題があった。
【0022】これにより複数のレーザ素子間で光量に差
が生じてしまい、画像に濃度差を生じ、これら複数のレ
ーザ素子により同時走査を行なうと、良好な画像形成を
行なうことができない問題があった。また、レーザが故
障した場合においては複数のレーザのうち、どのレーザ
が故障しているかを検出することが非常に困難であっ
た。
【0023】本発明の課題は、特定のレーザ素子の消耗
を早めることなく、複数のレーザ素子を用いて良好な画
像形成を行なえ、また、レーザ素子の故障を容易に検出
できる記録装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明では、複数のレーザビームを感光体上で走査
させて露光を行なう記録装置において、複数のレーザ素
子と、前記レーザ素子により発生されたレーザビームを
感光体の記録領域外に相当する所定位置において検出す
ることにより、レーザビームの走査開始位置を決定する
水平同期信号を発生する水平同期信号検出手段と、前記
複数のレーザ素子の中で前記水平同期信号発生のために
点灯させるレーザ素子を切り換える制御手段を備えた構
成を採用した。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態につき詳細に説明する。なお、以下の実施形態にお
いて、ハードウェアの構成は図7、図8に示す構成と同
様であるものとする。
【0026】[実施形態1]図1は本発明の第1の実施
形態として、プリンタの制御系を示している。また、図
2は図1の構成における各信号のタイミングを示したも
のである。
【0027】図1の実施形態においては、図9の従来構
成と異なり、レーザドライバ213のみならずレーザド
ライバ214にも水平同期信号(/LON1、/LON
2)を入力できるようになっている。その他の構成は図
9と同様である。
【0028】図2では、2ページ分の記録動作が示され
ている(PAGE)。プリンタコントローラ301より
プリント信号(以下/PRNT信号)を受け取ると、エ
ンジン制御部300は、スキャナモータドライバ201
に対するスキャナドライブ信号(以下/SCNON信
号)をONにし、スキャナモータ202を回転させる。
そして、スキャナモータ202が定常回転に達すると、
エンジン制御部300は/BD信号を得るために、/L
ON1信号をアクティブ(ローレベル)にする。これに
より、レーザドライバ213により半導体レーザ208
が点灯し、/BD信号が発生される。
【0029】プリンタコントローラ301は、入力デー
タに応じて画像データを展開し、2本のレーザビームで
同時記録すべき画像信号/VDO1、/VDO2を生成
し、この画像信号/VDO1、/VDO2は、エンジン
制御部300を介してレーザドライバ213、214に
それぞれ入力される。1ページの記録期間中、/ENB
L1および/ENBL2信号がアクティブ(ローレベ
ル)となり、半導体レーザ208、209により/BD
信号に同期して2ラインづつ感光体ドラムが感光され
る。なお、感光動作前の帯電、また、その後の現像、定
着動作については周知であるので、ここでは詳細な説明
は省略する。
【0030】1ページ目の印字が終了すると、エンジン
制御部は今まで/BD信号の出力を得るために行なって
きた/LON1信号の駆動を止め、/LON2信号に切
り換えて半導体レーザの駆動を行なう。すなわち、/L
ON1信号のレーザドライバ213への入力が停止さ
れ、/LON2信号がレーザドライバ214に入力され
る。
【0031】これにより、半導体レーザ209が水平同
期信号、すなわち/BD信号の発生に用いられるように
なる。2ページ目の記録は1ページ目と同様に実行され
る。
【0032】2ページ目の記録が終了すると、エンジン
制御部は/LON2信号の駆動を止め、再度/LON1
信号に切り換えて半導体レーザ208により/BD信号
を発生させる。このようにして、水平同期信号発生を得
るために行なうレーザ照射に2つの半導体レーザ208
を交互にページ単位で切り換えて用いる。
【0033】なお、/LON1、/LON2信号の切り
換えは、少なくとも、次に印字されるページの画像信号
がプリンタコントローラから入力される前に、スキャナ
モータが1回転以上するタイミングで行なう。例えば、
/ENBL1、/ENBL2信号をローレベル(アクテ
ィブ)からハイレベルにするときに同時に切り換えても
よいし、レジストセンサが紙無しから紙ありを検出した
ときに切り換えても十分間に合う。
【0034】このように、2つの半導体レーザをページ
ごとに水平同期信号発生に交互に用いることにより、特
定のレーザ素子の消耗を早めることなく、複数のレーザ
素子を用いて良好な画像形成を行なえる。本実施形態に
よれば、従来のような濃度むらなどを生じることがな
い。
【0035】また、半導体レーザの切り換えタイミング
を、少なくとも次に印字すべき画像信号が入力される前
に回転多面鏡が一回転以上するタイミングで行なうこと
により、画像形成を開始するまでに回転多面鏡の各面の
反射率の差やレーザ間の特性の違いによる水平同期信号
検出誤差をなくし、ページ内での水平同期信号のばらつ
きをなくすことができる。
【0036】[実施形態2]実施形態1では、ページご
とに水平同期信号発生に用いる半導体レーザを切り換え
ているが、1走査(2ライン)ごとに水平同期信号発生
に用いる半導体レーザを切り換えるようにしてもよい。
【0037】図3は本発明の第2の実施形態を示したも
ので、図1との違いは、エンジン制御部300から、B
Dセンサ207に、水平同期信号発生の基準値を決定す
るための受光光量の最大値のホールドを行なうか、行な
わないかを切り換える/BDENBL信号が入力される
よう構成した点である。その他の構成は図1と同じであ
る。図4は図3の構成におけるタイミングチャート図で
あり、図4においては/BDENBL信号のタイミング
が追加されている。
【0038】図4において、基本的な記録動作は図2と
同様であるが、本実施形態においては、1走査(2ライ
ン)ごとに水平同期信号発生に用いる半導体レーザを切
り換える。
【0039】すなわち、エンジン制御部300は、/B
D信号出力を得るためにホールド許可信号/BDENB
Lと/LON1信号を出力し、受光光量の最大値をホー
ルドする。
【0040】次に/BD信号出力を得るタイミングにな
ると、/LON2信号を出力する。このときはホールド
許可信号/BDENBLの出力は行なわない。次に/B
D信号出力を得るタイミングになると今度はホールド許
可信号/BDENBLと/LON1信号を出力し、受光
光量の最大値をホールドする。以下はこの制御を繰り返
す。
【0041】このように、本実施形態においては、BD
センサに対して水平同期信号発生の基準値を決定するた
めの受光最大光量のホールドを行なうか否かを選択する
ようにし、エンジン制御部300は特定のレーザ素子
(半導体レーザ208)が発生するレーザ光についての
み、水平同期信号発生の基準値を決定するための受光最
大光量ホールドを行なうように制御を行なう。ホールド
された受光最大光量は、もちろん、いずれのレーザ素子
のレーザ光に関しても/BD信号発生のための基準値と
して用いられる。
【0042】本実施形態においては、水平同期信号発生
に関して、特定のレーザに対してのみ水平同期信号発生
の基準値を決定するための受光最大光量のホールドを行
なうことが可能になり、水平同期信号発生のためのレー
ザを切り換えても該ホールド値が安定するため、安定し
た水平同期信号を得ることができる。また、ホールド選
択期間以外は水平同期信号発生の基準値を決定するため
の受光最大光量のホールドを行なわないため、外来ノイ
ズによリ、ホールド値が変動してしまうことも防止でき
る。
【0043】なお、本実施形態でも、2つのレーザ素子
が1走査(2ライン)ごとに切り換えられており、特定
のレーザ素子の消耗を早めることなく、複数のレーザ素
子を用いて良好な画像形成を行なえる。
【0044】[実施形態3]本実施形態は、/BDセン
サの受光最大光量のホールド値に応じてレーザ素子を切
り換えるものである。
【0045】図5は本実施形態の制御系を示しており、
図1との違いは、BDセンサ207から最大受光光量の
ホールド値(HOLD)がエンジン制御部300に入力
される点である。図6は本実施形態における動作を示し
たタイミングチャートである。
【0046】1ページ目の制御は、図2と同様で、ここ
では/LON1がレーザドライバ213に入力され、/
BD信号の発生には半導体レーザ208が使用されてい
る。
【0047】1ページ目の印字が終了すると、エンジン
制御部300は、図2と同様に/BD信号出力を得るた
めに駆動する信号を/LON1から/LON2へ切り換
える。
【0048】この切り換えのときに、エンジン制御部は
BDセンサ207の最大受光光量のホールド値(HOL
D)を入力し、A/D変換し、内部に記憶する(記憶値
をV1とする)。
【0049】そして、2ページに入りレーザ素子を切り
換えた後、2ページ目の印字が終了するまでに同様にB
Dセンサ207の最大受光光量のホールド値(HOL
D)を入力し、これをV2として、このV2を1ページ
目で入力したV1と比較して、ある一定以下(すなわ
ち、/LON1信号で駆動されるレーザ光量と/LON
2信号で駆動されるレーザ光量の差が一定以上)になっ
た場合には、以降の/BD信号出力を得るために駆動す
る信号は/LON1で行なう。
【0050】図6では、2ページ目の記録が開始された
直後に、/LON1への切り換えが行なわれ、半導体レ
ーザ208により/BD信号が発生されている。
【0051】本実施形態では、/LON1信号で駆動さ
れるレーザ光量よりも/LON2信号で駆動されるレー
ザ光量がある一定以上低下した場合について述べている
が、逆の場合には/LON2信号に切り換えて/BD信
号出力を得れば良いことはいうまでもない。
【0052】たとえば、水平同期信号発生に2つのレー
ザ素子をページごとに交互に用いる場合、あるページを
記録しその際のホールド値を入力し、その記憶値と比較
して新たに使用することになったレーザ素子による光量
が一定以上低下した場合、その素子を使用せず、元のレ
ーザ素子のほうを水平同期信号発生に用いればよい。
【0053】このように本実施形態においては、BDセ
ンサの受光最大光量のホールド値を出力させ、エンジン
制御部は水平同期信号出力を得るために駆動するレーザ
の切り換えを行なうときのホールド値を記憶し、切り換
え後のホールド値がある一定以上低下したら切り換え前
のレーザに切り換えることにより確実な水平同期信号出
力を得ることができる。
【0054】なお、ホールド値が低下して、あるレーザ
素子を不使用とする場合には、適当なエラーメッセージ
を必要に応じて表示器などに表示することが考えられ
る。これにより、ユーザに装置の修理、点検を促すこと
ができる。
【0055】[実施形態4]本実施形態は、レーザ素子
が故障しているかどうかを検出するものである。本実施
形態の制御系の構成は図5と同様であるが、本実施形態
のBDセンサ207は、ホールドされた受光最大光量に
内部で所定の変調をかけ、この変調されたホールド値
(HOLD)を出力するものとする。
【0056】あるページの記録中、エンジン制御部30
0が/BD信号出力を得るために/LON1信号をアク
ティブにすると、これによりBDセンサ207はレーザ
光を受光し、受光光量の最大値をホールドする。
【0057】ホールドされた受光最大光量はBDセンサ
207内部で変調され、電圧VaとしてHOLD端子か
ら出力される。エンジン制御部300は、この出力され
たVaと、あらかじめエンジン制御部300に記憶され
ている所定の想定光量に相当する電圧Vbとの比較を行
なう。この想定光量に相当する電圧Vbは、BDセンサ
207の特性、およびレーザ素子の特性から予め決定さ
れ、エンジン制御部300内部のメモリに記憶させてお
く。
【0058】実際にBDセンサ207のHOLD端子か
ら出力された電圧Vaと想定光量に相当する電圧Vbの
差が一定以上認められた場合においては/LON1信号
で駆動されるレーザに異常が生じたと判断する。ここで
は、/LON1信号で駆動されるレーザ素子に対応する
処理を示したが、本実施形態は/LON2信号で駆動さ
れるレーザ素子の場合についても適用できるのはいうま
でもない。
【0059】また、2つ以上のレーザ素子を同時に点灯
させて水平同期信号を発生させる場合でも、同様にし
て、想定光量に相当する電圧とBDセンサから出力され
るホールド値を変調した電圧を比較することで異常を判
断できる。この場合は、水平同期信号発生のため2つ以
上のレーザ素子を同時に点灯させているので、異常を判
断した後には、どのレーザが異常であるかを検出するた
めに、水平同期信号をとるレーザを1つづつ減少させ、
想定光量に相当する電圧とホールド値に相当する電圧の
差が一定範囲内に入ったときに、どのレーザが異常を生
じているかを検出できる。なお、水平同期信号をとるレ
ーザを1つづつ減少させる場合、受光光量が変動するの
で必要に応じて想定光量に相当する電圧を補正すること
が考えられる。
【0060】このように本実施形態では、BDセンサか
らの最大受光量の変調出力と、あらかじめ記憶した想定
光量を比較することで、使用中のレーザ素子そのものの
異常を検出する点に特徴がある。
【0061】なお、BDセンサ207が行なう最大受光
量のホールド値の変調は、たとえば、レーザ素子やBD
センサ207の稼働時間などのデータにより行なうこと
が考えられる。これにより、異常を検出するための最大
受光量のホールド値をレーザ素子やBDセンサ207の
稼働時間などのパラメータにより補正し、適切な異常検
出を行なうことができる。
【0062】使用中のレーザ素子の異常が検出された場
合、前記実施形態と同様に、水平同期信号を発生するた
めのレーザ素子を他のレーザ素子に切り換えることによ
り記録処理を続行することができる。また、レーザ素子
の異常が検出された場合、適当なエラーメッセージを必
要に応じて表示器などに表示することが考えられる。
【0063】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、複数のレーザ素子の中で水平同期信号発生のために
点灯させるレーザ素子を切り換える制御手段を備えるこ
とにより、特定のレーザ素子の消耗を早めることなく、
複数のレーザ素子を用いて良好な画像形成を行なえる。
【0064】さらに、水平同期信号発生のために点灯さ
せるレーザ素子の切り換えを、少なくとも次に記録され
るページの画像信号が入力される前に前記回転多面鏡が
一回転以上するタイミングで行なうことにより、画像形
成を開始するまでに回転多面鏡の各面の反射率の差やレ
ーザ間の特性の違いによる最大受光光量のホールド誤差
がなくなり、ページ内での水平同期信号のばらつきをな
くし、複数のレーザ素子を用いて良好な画像形成を行な
える。
【0065】また、水平同期信号検出手段に水平同期信
号発生に用いられる基準値を決定するための受光光量の
最大値をホールドするか否かを制御する制御入力端子を
設け、特定のレーザを点灯させるときのみ制御入力端子
を介して受光光量の最大値のホールドを許可することに
より、安定した水平同期信号を発生でき、複数のレーザ
素子を用いて良好な画像形成を行なえる。
【0066】また、水平同期信号検出手段にホールドし
た前記受光光量の最大値を前記制御手段に出力する手段
を設け、水平同期信号発生のために点灯させるレーザ素
子を切り換えた場合、レーザ素子を切り換える前のホー
ルド値とレーザ素子を切り換えた後のホールド値を比較
し、切り換えた後のホールド値がレーザ素子を切り換え
る前のホールド値よりも一定以上低下した場合には、水
平同期信号発生のために点灯させるレーザ素子を他のレ
ーザ素子に切り換える確実な水平同期信号を得ることが
でき、複数のレーザ素子を用いて良好な画像形成を行な
える。
【0067】また、水平同期信号検出手段にホールドし
た受光最大光量に対応したデータを出力する手段を設
け、点灯中のレーザ素子に対して想定される基準データ
と出力手段から出力されたデータを比較することによ
り、点灯中のレーザ素子の異常を検出することにより、
レーザ素子の故障を容易に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるプリンタの制
御系を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるプリンタの動
作を示したタイミング図である。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるプリンタの制
御系を示したブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるプリンタの動
作を示したタイミング図である。
【図5】本発明の第3の実施形態におけるプリンタの制
御系を示したブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態におけるプリンタの動
作を示したタイミング図である。
【図7】従来のプリンタのハードウェア構造を示した説
明図である。
【図8】図7のスキャナユニットの構造を示した説明図
である。
【図9】従来のプリンタの制御系を示したブロック図で
ある。
【符号の説明】
100 記録装置 101 プロセスカートリッジ 102 感光体ドラム 102a 帯電ローラ 102b 現像器 200 スキャナユニット 201 スキャナモータドライバ 202 スキャナモータ 207 BDセンサ 208 半導体レーザ 209 半導体レーザ 213 レーザドライバ 214 レーザドライバ 300 エンジン制御部 301 プリンタコントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザビームを感光体上で走査さ
    せて露光を行なう記録装置において、 複数のレーザ素子と、 前記レーザ素子により発生されたレーザビームを感光体
    の記録領域外に相当する所定位置において検出すること
    により、レーザビームの走査開始位置を決定する水平同
    期信号を発生する水平同期信号検出手段と、 前記複数のレーザ素子の中で前記水平同期信号発生のた
    めに点灯させるレーザ素子を切り換える制御手段を備え
    たことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段による前記水平同期信号発
    生のために点灯させるレーザ素子の切り換えが、記録す
    べき画像のページ毎に行なわれることを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段による前記レーザビームの
    走査は、回転多面鏡により行なわれ、前記制御手段によ
    る前記水平同期信号発生のために点灯させるレーザ素子
    の切り換えが、少なくとも、次に記録されるページの画
    像信号が入力される前に前記回転多面鏡が一回転以上す
    るタイミングで行なわれることを特徴とする請求項2に
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記水平同期信号検出手段は、基準値以
    上の光量を検知したことにより水平同期信号を発生する
    とともに、前記基準値は受光したレーザビームの光量の
    最大値をホールドし、このホールドされた最大値に応じ
    て自動的に決定されることを特徴とする請求項1に記載
    の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段による前記水平同期信号発
    生のために点灯させるレーザ素子の切り換えは、レーザ
    ビームの1走査ごとに行われることを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記水平同期信号検出手段は前記水平同
    期信号発生に用いられる基準値を決定するための受光光
    量の最大値をホールドするか否かを制御する制御入力端
    子を有し、前記制御手段は、特定のレーザを点灯させる
    ときのみ前記制御入力端子を介して受光光量の最大値の
    ホールドを許可することを特徴とする請求項5に記載の
    記録装置。
  7. 【請求項7】 前記水平同期信号検出手段は、ホールド
    した前記受光光量の最大値を前記制御手段に出力する手
    段を有し、水平同期信号発生のために点灯させるレーザ
    素子を切り換えた場合、前記制御手段は、レーザ素子を
    切り換える前のホールド値とレーザ素子を切り換えた後
    のホールド値の比較を行ない、レーザ素子を切り換えた
    後のホールド値がレーザ素子を切り換える前のホールド
    値よりも一定以上低下した場合には、水平同期信号発生
    のために点灯させるレーザ素子を他のレーザ素子に切り
    換えることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記水平同期信号検出手段は、ホールド
    した受光最大光量に対応したデータを出力する手段を有
    し、一方、前記制御手段は点灯中のレーザ素子に対して
    想定される基準データと前記出力手段から出力された前
    記データを比較することにより、点灯中のレーザ素子の
    異常を検出することを特徴とする請求項4に記載の記録
    装置。
JP27428696A 1996-10-17 1996-10-17 記録装置 Pending JPH10123441A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083601A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Canon Inc 画像形成装置
US7515167B2 (en) 2000-03-30 2009-04-07 Ricoh Company, Ltd. Multi-beam scanning device and image forming apparatus using the scanning device
JP2009300638A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置
JP2012212042A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Brother Ind Ltd 光走査型ディスプレイ
JP2017013268A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置、画像形成装置、光走査方法

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