JPH11334139A - 画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体

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JPH11334139A
JPH11334139A JP14964698A JP14964698A JPH11334139A JP H11334139 A JPH11334139 A JP H11334139A JP 14964698 A JP14964698 A JP 14964698A JP 14964698 A JP14964698 A JP 14964698A JP H11334139 A JPH11334139 A JP H11334139A
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scanning
scanning speed
image
beam interval
interval
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JP14964698A
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Takahiro Endo
隆洋 遠藤
Shiyoutaro Yoshimura
祥太朗 吉村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光ビームを用いて感光体に光書き込み
を行うマルチビーム書き込み方式の画像形成装置におい
て、複数の隣接する光ビームに対して各々のビームに対
応する水平同期信号を検出して、画像書き出し位置を精
度良く合わせることができるようにする。 【解決手段】 半導体レーザ101から複数のレーザ光
を出力させ、ポリゴンミラー105を介して感光ドラム
を走査させて画像形成を行う。また、BDセンサ106
によりポリゴンミラー105からの光ビームを画像形成
領域外の所定位置で検出し、CPU108によりビーム
間隔を計測する。そして、スキャナ回転数切換手段10
7により切り換えた画像形成時より遅い回転数のときの
ビーム間隔とそのときの回転数とから画像形成時の規定
のビーム間隔を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光ビームを
用いて感光体に光書き込みを行うマルチビーム書き込み
方式の画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の光ビームを用いて光書き込
みを行うマルチビーム書き込み方式の画像形成装置が提
案されている。図7はこのようなマルチビーム書き込み
方式によるレーザプリンタの一例を示す構成図である。
【0003】図7において、1はレーザプリンタで、コ
ンピュータ等の外部機器31に接続され、外部機器31
の制御に基づいて記録紙にプリントを行う。外部機器3
1はレーザプリンタ1のビデオコントローラ27に各種
制御信号及び画像情報を供給し、ビデオコントローラ2
7からビデオ信号が出力される。プリント制御部26
は、レーザプリンタ1内の各部を制御するための制御回
路により構成されている。
【0004】図8は図7のレーザプリンタ1の動作タイ
ミングを示す図である。ビデオコントローラ27は、図
8の(a)に示すように、外部機器31からのRDY信
号がTRUE(真)になると、図8の(b)のようにP
RINT信号をTRUEとし、プリント制御部26に送
信する。プリント制御部26はPRINT信号がTRU
Eになると、図8の(f),(g)のように、メインモ
ータ23及びポリゴンモータ14の駆動を開始する。
【0005】そして、メインモータ23の駆動によっ
て、感光ドラム17,定着部9の定着ローラ及び排紙ロ
ーラ11が回転を開始する。その後、プリント制御部2
6は半導体レーザ13の光量制御を開始するとともに、
一次帯電器19,現像器20,転写帯電器21の高圧の
駆動を順次行う。
【0006】プリント制御部26は、図8の(g)のよ
うにポリゴンモータ14の駆動開始から時間T1を経過
し、ポリゴンモータ14の回転が定常状態になると、図
8の(h)のように給紙クラッチ24をオン(ON)に
して給紙ローラ5を駆動し、給紙カセット2内の記録紙
Sをレジストローラ6に向けて給紙する。そして、プリ
ント制御部26は記録紙Sがレジストローラ6に到達す
るタイミングで、図8の(c)のようにVSREQ信号
をビデオコントローラ27に出力し、かつ図8の(h)
のように給紙クラッチ24をオフ(OFF)にして給紙
ローラ5の駆動を停止する。
【0007】一方、ビデオコントローラ27は外部機器
31からの画像情報のドットイメージへの展開を終えて
VDO信号の出力の準備を完了すると、図8の(c)の
VSREQ信号がTRUEであることを確認した後、図
8の(d)に示すようにVSYNC信号をTRUEとす
る。そして、これに同期して図8の(e)のように時間
Tv後に、1ページ分の画像データとしてVDO信号の
出力を開始する。
【0008】このとき、プリント制御部26は図8の
(i)のようにVSYNC信号の立ち上がりから時間T
3後にレジストローラクラッチ25をオンにし、レジス
トローラ6を駆動している。このレジストローラ6の駆
動は、図8の(i)のように記録紙Sの後端がレジスト
ローラ6を通過するまでのT4時間行う。また、この間
プリント制御部26は、ビデオコントローラ27からの
VDO信号に応じて半導体レーザ13を駆動する。
【0009】半導体レーザ13は後述するように2つ設
けられていて、プリント制御部26では各々の半導体レ
ーザをVDO信号に応じて駆動し、2つの半導体レーザ
13から発したレーザ光はスキャナユニット7のポリゴ
ンミラー15の回転によって直線状の走査光に変換され
る。そして、2つの半導体レーザ13のレーザ光はミラ
ー16によって感光ドラム17に照射される。このよう
にして、各々VDO信号に応じて変調された2つのレー
ザ光を同時に感光ドラム17上に走査することによっ
て、感光ドラム17上に2ラインの潜像が形成され、以
下同じ動作を繰り返すことによって感光ドラム17上に
1ページ分の潜像が形成される。
【0010】上記感光ドラム17に形成された潜像は現
像器20によって現像され、その後転写帯電器21によ
って記録紙Sにそのトナー像が転写されるとともに、作
像部8のクリーナ22によって残留トナーが除去され
る。転写を終了すると、記録紙Sは定着器9に搬送され
てトナー像が記録紙Sに定着された後、排紙ローラ11
によって機外の排紙トレイ12に排紙される。また、続
けて次のページのプリントを行う場合は、プリント制御
部26は図8の(b)のように時間T5後に再びPRI
NT信号をTRUEとし、1ページ目のプリントと同様
の制御を行う。
【0011】図9はスキャナユニット7の構成図であ
り、上から見たときの各部の配置関係を示している。プ
リント制御部26から出された画像信号に基づいて、レ
ーザドライバ83,84は半導体レーザ13を駆動す
る。この半導体レーザ13の各出力部80,81から発
光されたレーザ光は、レンズ212を通り、スキャナモ
ータドライバ71により駆動されるポリゴンモータ14
によって定常回転で回転するポリゴンミラー15で反射
され、更にレンズ73,74を経てBDミラー75で反
射されてBDセンサ77に入射する。BDセンサ77に
レーザ光が入射すると、規定の光量値に達したことを検
知して水平同期信号としてのパルスを出力する。プリン
ト制御部26はこの水平同期信号を画像書き出し位置を
揃えるために用いる。
【0012】図10はBDセンサ77の受光面59に入
射されるレーザ光を模式的に示したものである。レーザ
光の間隔を画素密度並に狭めることは物理的に困難であ
るため、図10のように2本のレーザ57,58を主走
査方向に対して傾けて配置することによって、副走査方
向のレーザ間隔を画素密度に応じて狭めている。したが
って、主走査方向に対して2本のレーザ光はある程度の
間隔を持つ。
【0013】図11の(a)は2本のレーザ光がBDセ
ンサ206上に走査したとき実際にBDセンサ77に照
射される光波形、図11の(b)はBDセンサ77の出
力波形をそれぞれ示している。2本のレーザビーム間隔
に対して、BDセンサ77のスリットを小さくとる構成
になっているが、BDセンサ77の応答速度がレーザビ
ーム間隔に対し遅いことから、BDセンサ77から出力
されるレーザ光の光量変化は図11の(b)に示すよう
な連続した波形になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像形成装置は
上記のように構成されており、応答速度の遅いBDセン
サに上述のようなビーム間隔の狭いレーザ光が入力され
ると、2個のレーザ光がある間隔をおいて入射している
にもかかわらず、1個のパルス出力しか得られないとい
う問題点があった。
【0015】従来ではこのように、複数のレーザ光に対
して各々のレーザ光に対応する水平同期信号を得ること
ができないので、最初のレーザ光の水平同期信号を基
に、ある一定の遅延を持たせてそれ以外のレーザ光の画
像書き出し位置を合わせる方法などが試みられている。
【0016】しかしながら、一定の遅延を持たせて書き
出し位置を合わせる方法は、各機体ごとに遅延時間が異
なるため、ビーム光ごとの画像書き出し位置が揃わなく
なるという問題点があった。
【0017】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、複数の隣接する光ビームに対して各
々の光ビームに対応する水平同期信号を検出して、画像
書き出し位置を精度良く合わせることが可能な画像形成
装置及びその制御方法並びに記憶媒体を提供することを
目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置及びその制御方法並びに記憶媒体は、次のように構成
したものである。
【0019】(1)画像信号に応じて変調された光ビー
ムを感光体に走査させて画像を形成する画像形成装置に
おいて、複数の光ビームを出力する光源と、該複数の光
ビームにより感光体及びその周囲の画像形成領域外を走
査する走査手段と、前記画像形成領域外の所定位置で光
ビームを検出することにより水平同期信号を発生する水
平同期検出手段と、該水平同期検出手段により検出され
た光ビームのビーム間隔を計測する計測手段とを備え、
画像形成時の走査速度より遅い走査速度にてビーム間隔
を計測するようにした。
【0020】(2)上記(1)の構成において、光源は
複数のレーザ素子を有したレーザ光源であるようにし
た。
【0021】(3)上記(1)または(2)の構成にお
いて、走査手段の走査速度を切り換える切換手段を有
し、画像形成時より遅い走査速度に切り換えたときに計
測したビーム間隔とその走査速度とにより画像形成時の
ビーム間隔を算出するようにした。
【0022】(4)上記(1)または(2)の構成にお
いて、計測手段により計測したビーム間隔と予め設定さ
れたビーム間隔を比較する比較手段と、それらのビーム
間隔が一致したときの走査手段の走査速度を検出する走
査速度検出手段とを有し、該走査速度検出手段により検
出された走査速度と前記予め設定されたビーム間隔から
画像形成時のビーム間隔を算出するようにした。
【0023】(5)画像信号に応じて変調された光ビー
ムを感光体に走査させて画像を形成する画像形成装置の
制御方法において、光源から出力した複数の光ビームに
より感光体及びその周囲の画像形成領域外を走査し、そ
の画像形成領域外の所定位置で光ビームを検出すること
により水平同期信号を発生するとともに、検出した光ビ
ームのビーム間隔を計測し、画像形成時の走査速度より
遅い走査速度にてビーム間隔を計測するようにした。
【0024】(6)上記(5)の構成において、光源は
複数のレーザ素子を有したレーザ光源であるようにし
た。
【0025】(7)上記(5)または(6)の構成にお
いて、走査手段の走査速度を切り換えて、画像形成時よ
り遅い走査速度にしたときに計測したビーム間隔とその
走査速度とにより画像形成時のビーム間隔を算出するよ
うにした。
【0026】(8)上記(5)または(6)の構成にお
いて、計測手段により計測したビーム間隔と予め設定さ
れたビーム間隔を比較し、それらのビーム間隔が一致し
たときの走査手段の走査速度を検出し、検出された走査
速度と前記予め設定されたビーム間隔から画像形成時の
ビーム間隔を算出するようにした。
【0027】(9)画像信号に応じて変調された光ビー
ムを感光体に走査させて画像を形成するためのプログラ
ムを記憶した記憶媒体において、光源から出力した複数
の光ビームにより感光体及びその周囲の画像形成領域外
を走査し、その画像形成領域外の所定位置で光ビームを
検出することにより水平同期信号を発生するとともに、
検出した光ビームのビーム間隔を計測し、画像形成時の
走査速度より遅い走査速度にてビーム間隔を計測するた
めのプログラムを記憶した。
【0028】(10)上記(9)の構成において、光源
は複数のレーザ素子を有したレーザ光源であるようにし
た。
【0029】(11)上記(9)または(10)の構成
において、走査手段の走査速度を切り換えて、画像形成
時より遅い走査速度にしたときに計測したビーム間隔と
その走査速度とにより画像形成時のビーム間隔を算出す
るためのプログラムを記憶した。
【0030】(12)上記(9)または(10)の構成
において、計測手段により計測したビーム間隔と予め設
定されたビーム間隔を比較し、それらのビーム間隔が一
致したときの走査手段の走査速度を検出し、検出された
走査速度と前記予め設定されたビーム間隔から画像形成
時のビーム間隔を算出するためのプログラムを記憶し
た。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明の第1
の実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1
は本実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0032】図1において、101は画像露光用光源で
ある半導体レーザで、複数のレーザ素子を有するマルチ
ビームレーザであり、ビーム(A)102とビーム
(B)103をポリゴンミラー105に向けて照射す
る。ポリゴンミラー105は、スキャナモータ104に
よって一定速度で回転しながらレーザビームを反射させ
ることにより、レーザビームを水平方向に一定速度で走
査させる。また、レーザビームの走査路上には、該レー
ザビームが照射されると水平方向の画像書き出し位置検
出用の水平同期信号(BD信号)を発生させる光センサ
であるBDセンサ106が配置されている。
【0033】上記スキャナモータ104の回転数は、C
PU108がスキャナ回転数切換手段107を制御する
ことにより、画像形成時の回転数と画像形成時よりも低
速の回転数のどちらかの回転数に切り替えることができ
る。またBDセンサ106からのBD信号はCPU10
8に入力され、CPU108はビーム(A)によるBD
信号とビーム(B)によるBD信号の間隔を検出するこ
とができるようになっている。
【0034】ここで、上記ポリゴンミラー105は走査
手段として、複数のビーム(A),ビーム(B)を感光
ドラム(図示せず)及びその周囲の画像形成領域(記録
領域)外を走査させ、その画像形成領域外の所定位置で
BDセンサ(水平同期検出手段)106はビームを検出
することにより水平同期信号を発生する。また、CPU
108はBDセンサ106により検出されたビームのビ
ーム間隔を計測する計測手段として機能し、画像形成時
の走査速度(スキャナ回転数)より遅い走査速度にてビ
ーム間隔を測定した計測結果とそのときの走査速度とか
ら画像形成時のビーム間隔を算出するようにしている。
【0035】次に、本実施例における2つのBD信号検
出法について、図2のタイムチャート及び図3のフロー
チャートを用いて説明する。この図2,図3に示す制御
処理は、所定のプログラムに従って図1のCPU108
により実行されるものである。
【0036】まず、CPU108はスキャナ回転数切換
手段107を低速回転モードにセットし(ステップS
1)、スキャナモータ105を起動(オン)させる(ス
テップS2)。
【0037】そして、スキャナ回転数が図2におけるN
1に安定するまでの時間t0が経過した後(ステップS
3)、BDセンサ106からのBD信号からビーム
(A)のBD信号とビーム(B)のBD信号の間隔t1
を検出し(ステップS4)、CPU108はスキャナ回
転数N1とそのときのBD間隔t1から規定回転数N2
のときのBD間隔t2を算出する(ステップS5)。
【0038】上記BD間隔と回転数は逆比例関係にある
ため、規定回転数時のBD間隔t2は、t2=t1×
(N1/N2)の式で求めることができる。
【0039】したがって、ビーム(A)のBD信号から
t2後に見かけ上のビーム(B)のBD信号があること
がわかるため、ビーム(A)とビーム(B)のそれぞれ
に対するBD信号を分離した形で得ることができる。
【0040】このように、本実施例では、複数のレーザ
の水平同期信号の間隔を、スキャナモータ104が規定
回転数よりも低い回転数のときに測定し、その値から規
定回転数時の水平同期信号の間隔を算出しているため、
レーザ光源の距離が近いかまたはBDセンサ106の応
答速度が遅い場合でも、各々のレーザ光源の水平同期信
号を分離した形で得ることができる。
【0041】したがって、複数のレーザ光源を有するマ
ルチビーム書き込み方式の画像形成装置において、精度
良く独立した水平同期信号を得ることができるので、画
像書き出し位置を正確に合わせることができ、ジッタの
小さい良好な画像を得ることができる。
【0042】また、各々のレーザ光源に対応する水平同
期信号を得られる構成にしているため、各々のレーザ光
源の故障検知にも応用することができる。
【0043】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。図4は本実施
例の画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【0044】図4において、201は画像露光用光源で
ある半導体レーザで、複数のレーザ素子を有するマルチ
ビームレーザであり、ビーム(A)202とビーム
(B)203をポリゴンミラー205に向けて照射す
る。ポリゴンミラー205は、スキャナモータ204に
よって一定速度で回転しながらレーザビームを反射させ
ることにより、レーザビームを水平方向に一定速度で走
査させる。また、レーザビームの走査路上には、該レー
ザビームが照射されると水平方向の画像書き出し位置検
出用の水平同期信号(BD信号)を発生させる光センサ
であるBDセンサ206が配置されている。
【0045】上記スキャナモータ204の回転数はスキ
ャナ回転数検出手段207からの検出信号によりCPU
208にて検出される。またBDセンサ206からのB
D信号もCPU208に入力され、これによりCPU2
08はビーム(A)によるBD信号とビーム(B)によ
るBD信号の間隔を検出することができる。
【0046】ここで、図4の各部の構成は図1のものと
同一であるが、CPU208は、BDセンサ206の検
出信号から計測したビーム間隔と予め設定されたビーム
間隔を比較する比較手段と、それらのビーム間隔が一致
したときの走査手段(ポリゴンミラー105)の走査速
度(回転速度)を検出する走査速度検出手段を構成し、
検出した走査速度と上記予め設定されたビーム間隔から
画像形成時のビーム間隔を算出するようにしている。
【0047】次に、本実施例における2つのBD信号検
出法について、図5のタイムチャート及び図6のフロー
チャートを用いて説明する。この図5,図6に示す制御
処理は、所定のプログラムに従って図4のCPU208
により実行されるものである。
【0048】まず、CPU208はスキャナモータ20
5を起動させ(ステップS11)、BDセンサ206か
らのBD信号からビーム(A)のBD信号とビーム
(B)のBD信号の間隔をモニタし、BD間隔が所定の
間隔t3になった瞬間に(ステップS12)、スキャナ
モータ205の回転数N3を検出し(ステップS1
3)、t3とN3の値からCPU208のスキャナモー
タ205が規定回転数N2のときのBD間隔t2を算出
する(ステップS14)。
【0049】上記BD間隔と回転数は逆比例関係にある
ため、規定回転数時のBD間隔t2は、t2=t3×
(N3/N2)の式で求めることができる。
【0050】したがって、ビーム(A)のBD信号から
t2後に見かけ上のビーム(B)のBD信号があること
がわかるため、ビーム(A)とビーム(B)のそれぞれ
に対するBD信号を分離した形で得ることができ、上述
の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0051】本実施例では、スキャナモータ205の立
ち上げの途中でBD間隔を算出するようにしているた
め、短時間でBD間隔算出が行える。また、スキャナ回
転数を切り替える必要がないため、スキャナ回転切換手
段を必要としない。
【0052】なお、上述の各実施例の制御処理手順のプ
ログラムは、磁気テープやディスク等の記憶媒体に記憶
させておくことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の光ビームの水平同期信号の間隔を走査速度が画像
形成時よりも遅いときに計測し、その値から画像形成時
(規定回転数時)の水平同期信号の間隔を算出するよう
にしたため、ビーム光源の距離が近いかまたはセンサの
応答速度が遅い場合でも、各々のビーム光源の水平同期
信号を分離した形で得ることができる。
【0054】したがって、複数のビーム光源を有するマ
ルチビーム書き込み方式の画像形成装置において、精度
良く独立した水平同期信号を得ることができるので、画
像書き出し位置を正確に合わせることができ、ジッタの
小さい良好な画像を得ることができる。
【0055】また、各々のビーム光源に対応する水平同
期信号を得られる構成にしているため、各々のビーム光
源の故障検知にも応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
【図2】 第1の実施例の動作を示すタイムチャート
【図3】 第1の実施例の動作を示すフローチャート
【図4】 本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
【図5】 第2の実施例の動作を示すタイムチャート
【図6】 第2の実施例の動作を示すフローチャート
【図7】 従来例を示す構成図
【図8】 従来例の動作を示すタイミング図
【図9】 スキャナユニットの構成を示す図
【図10】 従来例におけるBDセンサの模式図
【図11】 従来例におけるBDセンサの出力波形図
【符号の説明】
101,102 半導体レーザ(光源) 102,202 ビーム 103,203 ビーム 104,204 スキャナモータ 105,205 ポリゴンミラー(走査手段) 106,206 BDセンサ(水平同期検出手段) 107 スキャナ回転数切換手段 108,208 CPU(計測手段,比較手段,走査速
度検出手段) 207 スキャナ回転数検出手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に応じて変調された光ビームを
    感光体に走査させて画像を形成する画像形成装置におい
    て、複数の光ビームを出力する光源と、該複数の光ビー
    ムにより感光体及びその周囲の画像形成領域外を走査す
    る走査手段と、前記画像形成領域外の所定位置で光ビー
    ムを検出することにより水平同期信号を発生する水平同
    期検出手段と、該水平同期検出手段により検出された光
    ビームのビーム間隔を計測する計測手段とを備え、画像
    形成時の走査速度より遅い走査速度にてビーム間隔を計
    測することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 光源は複数のレーザ素子を有したレーザ
    光源であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 走査手段の走査速度を切り換える切換手
    段を有し、画像形成時より遅い走査速度に切り換えたと
    きに計測したビーム間隔とその走査速度とにより画像形
    成時のビーム間隔を算出することを特徴とする請求項1
    または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 計測手段により計測したビーム間隔と予
    め設定されたビーム間隔を比較する比較手段と、それら
    のビーム間隔が一致したときの走査手段の走査速度を検
    出する走査速度検出手段とを有し、該走査速度検出手段
    により検出された走査速度と前記予め設定されたビーム
    間隔から画像形成時のビーム間隔を算出することを特徴
    とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像信号に応じて変調された光ビームを
    感光体に走査させて画像を形成する画像形成装置の制御
    方法において、光源から出力した複数の光ビームにより
    感光体及びその周囲の画像形成領域外を走査し、その画
    像形成領域外の所定位置で光ビームを検出することによ
    り水平同期信号を発生するとともに、検出した光ビーム
    のビーム間隔を計測し、画像形成時の走査速度より遅い
    走査速度にてビーム間隔を計測するようにしたことを特
    徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 光源は複数のレーザ素子を有したレーザ
    光源であることを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置の制御方法。
  7. 【請求項7】 走査手段の走査速度を切り換えて、画像
    形成時より遅い走査速度にしたときに計測したビーム間
    隔とその走査速度とにより画像形成時のビーム間隔を算
    出するようにしたことを特徴とする請求項5または6記
    載の画像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 計測手段により計測したビーム間隔と予
    め設定されたビーム間隔を比較し、それらのビーム間隔
    が一致したときの走査手段の走査速度を検出し、検出さ
    れた走査速度と前記予め設定されたビーム間隔から画像
    形成時のビーム間隔を算出するようにしたことを特徴と
    する請求項5または6記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 画像信号に応じて変調された光ビームを
    感光体に走査させて画像を形成するためのプログラムを
    記憶した記憶媒体において、光源から出力した複数の光
    ビームにより感光体及びその周囲の画像形成領域外を走
    査し、その画像形成領域外の所定位置で光ビームを検出
    することにより水平同期信号を発生するとともに、検出
    した光ビームのビーム間隔を計測し、画像形成時の走査
    速度より遅い走査速度にてビーム間隔を計測するための
    プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 光源は複数のレーザ素子を有したレー
    ザ光源であることを特徴とする請求項9記載の記憶媒
    体。
  11. 【請求項11】 走査手段の走査速度を切り換えて、画
    像形成時より遅い走査速度にしたときに計測したビーム
    間隔とその走査速度とにより画像形成時のビーム間隔を
    算出するためのプログラムを記憶したことを特徴とする
    請求項9または10記載の記憶媒体。
  12. 【請求項12】 計測手段により計測したビーム間隔と
    予め設定されたビーム間隔を比較し、それらのビーム間
    隔が一致したときの走査手段の走査速度を検出し、検出
    された走査速度と前記予め設定されたビーム間隔から画
    像形成時のビーム間隔を算出するためのプログラムを記
    憶したことを特徴とする請求項9または10記載の記憶
    媒体。
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US7834901B2 (en) 2003-11-18 2010-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus which executes an image quality control

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