JP2020040280A - 情報処理装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリゴンミラーの複数の反射面の特定にかかる時間を短縮する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、ポリゴンミラー203の反射面により偏向するレーザ光により感光ドラム104を走査するレーザスキャナユニット103、エンジン制御部119、及び画像制御部101を備える。エンジン制御部119は、レーザスキャナユニット103から出力されるBD信号に同期した作像用BD信号を生成する。画像制御部101は、反射面のそれぞれに対応する作像用BD信号のパルス周期の差分を表す差分情報を予めROM120に格納しておき、画像形成時に出力される作像用BD同期信号のパルス周期の差分を取得し、取得した差分とROM120に格納された差分情報とを比較することで反射面を特定する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像データの補正を行い、画像形成装置へ画像データを送信する情報処理装置及び当該情報処理装置が接続される画像形成装置に関する。
レーザ等の光源を用いた電子写真方式の画像形成装置、例えばレーザプリンタやデジタル複写機は、感光体を露光するための光学走査ユニット(レーザスキャナユニット)を有する。光学走査ユニットは、形成対象の画像を表す画像データに基づいてレーザ光を出射する光源、複数の反射面を備える回転多面体(ポリゴンミラー)、及び走査レンズを備える。光源から出射されたレーザ光は、回転多面体の反射面で反射・偏向され、走査レンズを透過して感光体を露光して、感光体上に静電潜像を形成する。その際、回転多面体を回転させることでレーザ光が照射される感光体上のスポット(露光位置)を移動させる回転走査が行われる。
レーザ光を偏向する回転多面体の反射面の形状は面毎に異なる。反射面の形状が面毎に異なると、それぞれの反射面で偏向されたレーザ光によって感光ドラムの外周面に形成される静電潜像が歪んでしまう。
静電潜像の歪みの一因は回転多面体の各反射面の特性が異なることである。そこで、回転多面体の各反射面を特定し、特定結果に基づいて歪み補正を行う技術が提案されている。特許文献1は、回転多面体の反射面数分の検出信号(同期信号)の周期データから抽出した基本波成分の位相を、予め対応付けられた位相情報と比較して反射面を特定する画像形成装置を開示する。特許文献2には、回転多面体の各反射面で生成した同期信号に基づいて反射面を特定し、特定結果に応じて反射面毎に画像の倍率を補正する画像形成装置を開示する。
特開2014−38165号公報 特開2013−117699号公報
反射面の特定に用いられる主走査同期信号は、感光体が走査される前に、反射面で偏向されたレーザ光を受光するセンサから出力される。センサは、回転多面鏡の回転に応じて各反射面で偏向されたレーザ光を連続して受光し、各反射面に対応した主走査同期信号を出力する。主走査同期信号は、感光体へのレーザ光の走査周期に対応する信号である。主走査同期信号の出力タイミングは、回転多面体の回転変動や測定誤差等により変動する。そのために従来は、画像形成が開始される前に、主走査同期信号の隣接するパルスの時間間隔の測定を複数回(例えば、32回)行い、その平均値を主走査同期信号の隣接するパルスの時間間隔の実測値として用いる。これにより回転変動や測定誤差の主走査同期信号への影響が最小限に抑制される。このように測定された主走査同期信号(平均値)の走査周期は、回転多面体の各反射面について予め測定された周期と比較される。周期の比較結果により各反射面が特定される。特定した反射面に応じた補正値により歪み補正が行われることで、反射面に起因する画像の歪みが抑制される。しかしながら、従来の方法では、画像形成が開始される前に主走査同期信号の隣接するパルスの時間間隔の測定を複数回(例えば、32回)行うための時間を要するため、画像形成動作が遅延して、印刷速度が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像形成における生産性の低下を抑制することを主たる目的とする。
本発明の情報処理装置は、感光体と、光を出力する光源、複数の反射面を有し、回転することで前記複数の反射面により前記光源から出力される前記光を連続して反射して前記感光体を走査する回転多面鏡、及び前記回転多面鏡によって反射された前記光を検出している間は第1レベルであり、前記光を検出していない間は第2レベルとなるパルス信号である検出信号を出力する検出部を備え、前記感光体に画像を形成するレーザスキャナユニットと、前記回転多面鏡の動作を制御するとともに、前記検出部から出力される前記検出信号に同期した同期信号を出力する制御手段と、を備える画像形成装置に接続され、前記反射面のそれぞれに対応する前記同期信号のパルス周期の第1差分を表す第1差分情報を予め格納する格納手段と、画像形成時に出力される同期信号のパルス周期の第2差分を取得し、取得した前記第2差分と前記格納手段に格納された前記第1差分情報とを比較することで反射面を特定する特定手段と、特定された反射面に応じた補正値により、形成する画像を表す画像データを補正して、補正後の画像データを前記レーザスキャナユニットへ出力する補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成における生産性の低下を抑制することができる。
画像形成装置の構成図。 レーザスキャナユニットの説明図。 各反射面の特定処理のタイミングチャート。 (a)、(b)は、第1実施例のポリゴンミラーの説明図。 (a)〜(c)は、各反射面の特定処理の説明図。 反射面特定処理を表すフローチャート。 (a)〜(c)は、各反射面の特定処理の説明図。 反射面特定処理を表すフローチャート。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は、モノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置100は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であってもよい。また、画像形成装置100は、モノクロ及びカラーのいずれの形式であってもよい。以下に、画像形成装置100の構成及び機能について説明する。
画像形成装置100は、画像制御部101と、エンジン制御部102と、レーザスキャナユニット103、感光ドラム104、帯電器105、現像器106等を有する作像機構と、記録材を搬送する搬送機構と、転写ローラ107と、定着器108とを備える。画像制御部101は、図示しないホストコンピュータから取得する印字データを、画像形成装置100で印字可能な画像データ115に変換してレーザスキャナユニット103及びエンジン制御部102へ送信する。画像制御部101は、エンジン制御部102に通信線117を介して接続される。画像制御部101は、エンジン制御部102との間で通信線117を用いたシリアル通信等を行う。例えば画像制御部101は、作像機構の制御を行うためのコマンド信号を通信線117を介してエンジン制御部102に送信し、画像形成装置100の各部の状態を取得するためのステータス信号をエンジン制御部102から通信線117を介して受信する。
画像形成装置100は、記録材が収納されるカセット給紙部109を備える。カセット給紙部109に収納された記録材は、搬送機構により画像形成装置100内の搬送経路に給送される。搬送機構は、ピックアップローラ110、分離ローラ対111、搬送ローラ対112、113、及びレジストローラ対114を備える。ピックアップローラ110は、カセット給紙部109に収納された記録材を搬送経路に給紙する。給紙された記録材は、搬送手段としてのフィードローラと分離手段としてのリタードローラとからなる分離ローラ対111によって1枚ずつ分離される。分離された記録材は、複数の搬送ローラ対112、113により、搬送経路を、回転停止しているレジストローラ対114へ搬送される。なお、記録材は、画像形成装置100によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、樹脂シート、布、OHPシート、ラベル等である。
レジストローラ対114へ搬送された記録材は、先端がレジストローラ対114のニップに突き当てられる。レジローラ対14が停止状態で、搬送ローラ対113が回転状態であるために、記録材は、撓んでループを形成する。ループの形成により記録材の斜行状態が補正される。
感光体である感光ドラム104は、画像形成時に図中時計回りに回転し、表面が帯電器105によって均一に帯電される。光学走査ユニットであるレーザスキャナユニット103は、帯電した感光ドラム104上を、画像データ115に応じて変調されたレーザ光により露光して、感光ドラム104上に静電潜像を形成する。静電潜像は現像器106から供給されるトナーによって可視化される。このようにして感光ドラム104上にトナー像が形成される。
感光ドラム104にトナー像が形成されるタイミングに応じて、記録材は、レジストローラ対114によって転写ローラ107へ搬送される。転写ローラ107は、感光ドラム104との間に転写部を形成する。記録材は、転写部で感光ドラム104からトナー像が転写される。トナー像が転写された記録材は、定着器108へ搬送される。定着器108は、記録材を加熱及び加圧することで、トナー像を記録材に定着させる。トナー像が定着した記録材は、機外の排出トレイ130上へ排出される。なお、図示を省略したが、感光ドラム104の周囲には、トナー像の転写後に残留するトナーのクリーニングを行うためのクリーナが設けられる。
以上のようにして記録材への画像形成が行われる。いずれの動作も、画像制御部101とエンジン制御部102との間で、通信線117を介してコマンド信号やステータス信号をやり取りすることで実現される。
(レーザスキャナユニット)
図2は、レーザスキャナユニット103の説明図である。レーザスキャナユニット103は、エンジン制御部102及び画像制御部101により動作が制御される。画像制御部101は、本発明の情報処理装置に相当する。本実施形態では、画像制御部101とエンジン制御部102とは異なる基板に設けられる。
レーザスキャナユニット103は、レーザ光源201、コリメータレンズ202、ポリゴンミラー203、フォトダイオード204、ビーム検知センサ205、F−θレンズ206、及び折り返しミラー207を備える。以下、ビーム検知センサ205は、BD(Beam Detect)センサ205と称する。レーザスキャナユニット103は、画像制御部101から入力される画像データ115に応じてレーザ光源201の発光制御を行うレーザ制御部208を備える。
レーザ光源201は、発光素子により二方向へレーザ光を出射する。レーザ光源201から一方向へ出射されたレーザ光はフォトダイオード204に入射する。フォトダイオード204は、入射されたレーザ光を、光量に応じて電気信号に変換し、PD信号としてレーザ制御部208へ送信する。レーザ制御部208は、PD信号に基づいて、レーザ光が所定の光量となるように、レーザ光源201の出力光量制御(APC:Auto Power control)を行う。ここでは、一般的なAPC制御が行われるため、詳細説明を省略する。
レーザ光源201から他の一方向へ出射されたレーザ光は、コリメータレンズ202を介してポリゴンミラー203に照射される。ポリゴンミラー203は、複数の反射面を有し、エンジン制御部102から出力されるモータ駆動信号に応じて、不図示のポリゴンモータによって回転駆動される回転多面鏡である。本実施形態のポリゴンミラー203は、4面の反射面を有する。ポリゴンモータは、エンジン制御部102から出力されるモータ駆動信号に応じてポリゴンミラー203を回転駆動する。
ポリゴンミラー203に照射されたレーザ光は、反射面によって感光ドラム104の方向へ偏向される。ポリゴンミラー203が回転することで、偏向角が変化する。偏向角の変化により、レーザ光は、感光ドラム104上を一方向に走査する。本実施形態では、レーザ光は、感光ドラム104を図2の右から左方向へ走査する。レーザ光は、感光ドラム104を等速で走査するようにF−θレンズ206によって光路が補正され、折り返しミラー207を介して感光ドラム104に照射される。1つの反射面による走査により、主走査方向に1ライン分の静電潜像が形成される。ポリゴンミラー203の回転により複数の反射面が連続して感光ドラム104を走査し、且つ感光ドラム104が主走査方向に直交する副走査方向に回転することで、感光ドラム104には1ライン分の静電潜像が連続して形成される。これにより感光ドラム104に1ページ分の静電潜像が形成される。
ポリゴンミラー203によって偏向されたレーザ光は、感光ドラム104を照射する前にBDセンサ205に受光される。本実施形態のBDセンサ205は、レーザ光が感光ドラム104の走査を開始する前にレーザ光を検出できる位置に配置される検出部である。具体的には、例えばBDセンサ205は、図2に示すように、ポリゴンミラー203によって反射されたレーザ光が通過する領域のうち、感光ドラム104を照射する領域の外側の領域且つレーザ光の走査方向(主走査方向)において上流側の領域に配置される。これにより、ポリゴンミラー203に照射されたレーザ光は、反射面により反射され、その一部がBDセンサ205に受光される。
BDセンサ205は、レーザ光を受光している間に第1レベルとなり、レーザ光を受光していない間に第2レベルとなるパルス信号であるBD(Beam Detect)信号118を出力する。BD信号118は、感光ドラム104へのレーザ光の走査に同期して出力される検出信号である。本実施形態では、第1レベルをロー(Low)レベル、第2レベルをハイ(High)レベルとして説明するが、この論理は逆であってもよい。
BD信号118は、BDセンサ205からエンジン制御部102へ送信される。エンジン制御部102は、取得したBD信号118に基づいて、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期になるように、ポリゴンモータを制御する。エンジン制御部102は、BD信号118の周期が所定周期になることで、ポリゴンミラー203の回転周期が所定周期で安定していると判断する。つまりエンジン制御部102は、BD信号118に基づいてモータ駆動信号を調整することで、ポリゴンミラー203の回転が所定周期で安定するように、フィードバック制御を行う。
エンジン制御部102は、BD信号118の同期信号である作像用BD信号116を画像制御部101へ送信する。BD信号118及び作像用BD信号は116、レーザ光が感光ドラム104を走査する1走査周期を示す。エンジン制御部102は、ポリゴンミラー203の回転が安定すると、レジストローラ対114により、停止していた記録材の搬送を再開する。
記録材の搬送を再開すると、エンジン制御部102は、BD信号118をそのまま作像用BD信号116として画像制御部101へ出力する。複数ページの画像形成を行う場合、エンジン制御部102は、1ページ分の画像形成が終了すると、作像用BD信号116の出力を一旦停止し、次の記録材の搬送を再開すると作像用BD信号116を再び出力する。
画像制御部101は、CPU(Central Processing Unit)及び画像処理部を内蔵するSOC(System-On-Chip)119を備える。画像制御部101は、制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)120及びワークメモリとして用いられるRAM(Ramdon Access Memory)121を備える。CPUは、ROM120に格納される制御プログラムを実行することで、画像形成装置100の動作を制御する。CPUは、画像制御部101、エンジン制御部102、及びレーザ制御部208の動作を統括的に制御する。
画像制御部101は、作像用BD信号116を所定数取得すると、作像用BD信号116に同期して、レーザ制御部208への画像データ115の出力を開始する。この際、画像制御部101は、レーザ光を反射する反射面を特定し、特定した反射面に応じた補正値により画像データを補正して出力する。レーザ制御部208は、画像データ115に基づいてレーザ光源201を点滅駆動し、感光ドラム104上に画像データに応じた画像(静電潜像)を形成するためのレーザ光を発生させる。点滅駆動されたレーザ光は、F−θレンズ206を通過することでポリゴンミラー203による角速度一定の走査から感光ドラム104上で等速走査となるように補正された後、折り返しミラー207を介して感光ドラム104上に静電潜像を形成する。
図3は、ポリゴンミラー203の各反射面の特定処理のタイミングチャートである。上記の通り、エンジン制御部102によりポリゴンミラー203が安定して回転駆動されると、エンジン制御部102から画像制御部101へ作像用BD信号116が入力される。画像制御部101は、作像用BD信号116に基づいてポリゴンミラー203の各反射面の特定処理を行う。
ポリゴンミラー203の各反射面で反射されたレーザ光を受光することで、BDセンサ205はBD信号118を出力する。作像用BD信号116は、BD信号118に同期する。そのために作像用BD信号116は、各反射面の形状の差によってパルス周期が異なる。画像制御部101は、作像用BD信号116のパルス周期を測定する。従来、画像制御部101は、ポリゴンミラー203の回転変動や測定誤差を考慮して、例えば4つの反射面のそれぞれに対して作像用BD信号116の周期を32回(つまり、ポリゴンミラー203の32回転分)測定し、その平均周期を求める。
画像制御部101は、必要な数の周期測定が終わるまで繰り返し作像用BD信号の周期を測定し、その平均周期に基づいて反射面を特定する。画像制御部101は、反射面を特定すると、予め測定された各反射面の特性に合わせて画像の倍率や書き出し位置等の補正値に応じた補正を行う。画像制御部101は、補正後の画像データ115をレーザ制御部208へ出力する。作像用BD信号のパルス周期を測定から補正後の画像データ115までが、「面特定」の期間に行われる。エンジン制御部102は、画像制御部101から画像データ115を取得しており、これにより1ページ分の画像形成の終了を判断することができる。エンジン制御部102は、1ページ分の画像形成が終了すると、作像用BD信号116の出力を停止し、次の記録材の搬送を再開すると作像用BD信号116を再び出力する。作像用BD信号116の出力が停止される期間は、「BD停止」の期間である。
(第1実施例)
図4は、第1実施例のポリゴンミラーの説明図である。
図4(a)は、本実施例のポリゴンミラーを示す。このポリゴンミラー401は、回転軸400を中心に回転方向Rに回転する。ポリゴンミラー401は、4つの反射面a、b、c、dを有している。4つの反射面a、b、c、dは、少なくとも、回転方向Rにおいて隣接する2つの反射面の長さ(回転方向Rにおける長さ)が異なる。そのために、走査時にレーザ光を反射する面の長さが、反射面毎に差を有する。
反射面の長さの差は、BDセンサ205から出力されるBD信号118のパルス周期(以下、単に「周期」という)の差として表れる。反射面の長さの差によりBD信号118の周期の差が、ポリゴンミラー401の回転変動や、BDセンサ205のレーザ光の測定誤差に起因するBD信号118の周期の差よりも大きくなるように、ポリゴンミラー401の各反射面a、b、c、dが形成される。
各反射面の長さに差を設けることで、以下に説明するように、反射面の特定を行うために必要なBD信号118(作像用BD信号116)の周期の測定期間を短縮することができる。図4(b)は、作像用BD信号と画像データとのタイミングチャートである。画像制御部101は、「面特定」の期間に測定した作像用BD信号116の周期に基づいて反射面の特定を行い、特定した反射面に応じた補正値により画像データを補正して出力する。エンジン制御部102は、1ページ分の画像形成が終了すると、作像用BD信号116の出力を停止し、次の記録材の搬送を再開すると作像用BD信号116を再び出力する。
図5は、ポリゴンミラー401の各反射面の特定処理の説明図である。
図5(a)は、ポリゴンミラー401の各反射面a、b、c、dによるBD信号118の周期(BD周期)の説明図である。画像制御部101は、作像用BD信号116により、ポリゴンミラー401の反射面aに対応するBD周期Ta、反射面bに対応するBD周期Tb、反射面cに対応するBD周期Tc、反射面dに対応するBD周期Tdを測定する。ここでは、画像制御部101は、作像用BD信号116の立ち下がりエッジを検出するタイミングによりBD周期を測定する。
画像制御部101は、各反射面の前後の反射面のBD周期を比較して、その差分情報を取得する。差分情報は、隣接する反射面同士のBD周期の差分に関する情報であり、例えば、反射面aのBD周期Taに対して、隣接する反射面bのBD周期Tbが長いか短いかを表す長短情報である。図5(a)の場合、BD周期TbはBD周期Taよりも短い、BD周期TcはBD周期Tbよりも長い、BD周期TdはBD周期Tcよりも長い、BD周期TaはBD周期Tdよりも短いことを表す差分情報が得られる。差分情報は、事前に、例えば画像形成装置100の製造時に測定することで得られる。
画像制御部101は、差分情報に基づいて、ポリゴンミラー401の回転方向Rに隣接する反射面間の差分情報の変化パターンを取得する。図5(a)の場合、差分情報の変化パターンは、「短」→「長」→「長」→「短」となる。差分情報及び差分情報の変化パターンは、所定のメモリ、例えばRAM121の不揮発性な記憶領域、SOC119のレジスタ、或いはROM120等に予め格納される。
画像形成時に画像制御部101は、作像用BD信号116によりBD周期を測定し、その測定結果から差分情報及び差分情報の変化パターンを取得する。画像制御部101は、取得した差分情報及び差分情報の変化パターンと、予めメモリに格納された差分情報及び差分情報の変化パターンとを比較することで、反射面を特定する。
図5(b)は、画像形成時のBD信号118(作像用BD信号116)を例示する。この場合、画像制御部101は、BD周期T1、T2、T3を測定する。画像制御部101は、BD周期T2を測定した際に、BD周期T1との比較により「T2はT1より短い」という差分情報を取得する。画像制御部101は、BD周期T3を測定した際に、BD周期T2との比較により、「T3はT2より長い」という差分情報を取得する。画像制御部101は、「短」→「長」となる差分情報の変化パターンを取得する。差分情報の変化パターンは、BD周期Tb→BD周期Tcのときの差分情報の変化パターンに相当する。そのために画像制御部101は、BD周期T3がBD周期Tcであると判別することができる。画像制御部101は、判別したBD周期Tcに応じた反射面cを特定する。
図5(c)は、画像形成時の他のBD信号118(作像用BD信号116)を例示する。この場合、画像制御部101は、BD周期T2を測定した際に、BD周期T1との比較により「T2はT1より長い」という差分情報を取得する。画像制御部101は、BD周期T3を測定した際に、BD周期T2との比較より「T3はT2より短い」という差分情報を取得する。「長」→「短」となる差分情報の変化パターンは、BD周期Td→BD周期Taのときの差分情報の変化パターンに相当する。そのために画像制御部101は、BD周期T3がBD周期Taであると判別することができる。画像制御部101は、判別したBD周期Taに応じた反射面aを特定する。
画像制御部101は、一つの反射面を特定することができれば、それ以降の反射面を作像用BD信号116に応じて順次特定することができる。これは、ポリゴンミラー401の回転により反射面が順に切り替わり、画像制御部101が、その都度、作像用BD信号116を取得するためである。
図6は、反射面特定処理を表すフローチャートである。この処理は、予めメモリに差分情報及び差分情報の変化パターンを格納する処理と、画像形成時に反射面を特定する処理と、を含む。ここでは、図5に示すBD信号118(作像用BD信号116)に応じた処理の例を説明する。
画像制御部101は、ポリゴンミラー401を構成する4つの反射面a、b、c、dについてBD周期Ta、Tb、Tc、Tdを測定する(S601)。全反射面のBD周期Ta、Tb、Tc、Tdの測定が終了すると(S602:Y)、画像制御部101は、各BD周期Ta、Tb、Tc、Tdに基づいて、差分情報及び差分情報の変化パターンを取得して、メモリに格納する(S603)。
画像制御部101は、画像形成装置100の動作時に画像形成処理が開始されることで、エンジン制御部102から作像用BD信号116を取得する(S604:Y)。画像制御部101は、作像用BD信号116を3周期分取得して、BD周期T1、T2、T3を測定する(S605)。画像制御部101は、測定した3つのBD周期T1、T2、T3に基づいて、差分情報及び差分情報の変化パターンを取得する(S606)。
画像制御部101は、S603の処理でメモリに格納された差分情報及び差分情報の変化パターンと、S606の処理で取得した差分情報及び差分情報の変化パターンと、を比較する(S607)。画像制御部101は、比較結果に応じて反射面を特定する(S608)。
このようにBD周期の差分情報を比較することで、ポリゴンミラー401の反射面の特定を迅速に行うことができるために、反射面の特定に要する時間が短縮される。反射面の特定時間が短縮されることで、印刷時間が短縮する。
以上の説明では、差分情報の変化パターンとして「長」、「短」の情報を用い、この情報に基づいて反射面の特定処理が行われる。このような処理により、例えばBD周期を正確に測定して数値的な比較を行うことで反射面の特定処理を行う場合に比べて、反射面の特定処理が単純になり、特定処理を迅速に行うことができる。
(第2実施例)
本実施例のポリゴンミラー401は、図4(a)と同様に反射面の長さがそれぞれ異なるが、長短の関係は、図4(a)とは異なる。ここでは、BD周期の差分情報(長短情報)が長短の繰り返しになるように、ポリゴンミラー401の反射面の長さが設定されている。
図7は、ポリゴンミラー401の各反射面の特定処理の説明図である。
図7(a)は、ポリゴンミラー401の各反射面a、b、c、dによるBD信号118の周期(BD周期)の説明図である。画像制御部101は、作像用BD信号116により、ポリゴンミラー401の反射面aに対応するBD周期Ta’、反射面bに対応するBD周期Tb’、反射面cに対応するBD周期Tc’、反射面dに対応するBD周期Td’を測定する。ここでは、画像制御部101は、作像用BD信号116の立ち下がりエッジを検出するタイミングによりBD周期を測定する。
画像制御部101は、各反射面の前後の反射面のBD周期を比較して、その差分情報を取得する。図7(a)の場合、BD周期Tb’はBD周期Ta’よりも短い、BD周期Tc’はBD周期Tb’よりも長い、BD周期Td’はBD周期Tc’よりも短い、BD周期Ta’はBD周期Td’よりも長いことを表す差分情報が得られる。本実施例では、隣接する反射面による差分情報を「第1差分情報」という。
画像制御部101は、差分情報に基づいて、ポリゴンミラー401の回転方向Rに隣接する反射面との間の差分情報の変化パターンを取得する。図7(a)の場合、この差分情報の変化パターンは、「短」→「長」→「短」→「長」となる。つまり差分情報の変化パターンは、「長」と「短」が交互に現れる長/短の繰り返しパターンである。この場合、差分情報の変化パターンに基づいて反射面を特定することが困難となる。例えば「長」の場合、最初の「長」と2番目の「長」の両側はいずれも「短」であり、両方の「長」を区別することができない。
そのために第1差分情報の他に、画像制御部101は、回転方向Rで2つ前の反射面のBD周期との差分情報を取得する。本実施例では、2つ前の反射面との差分情報を「第2差分情報」という。図7(a)の場合、BD周期Tb’はBD周期Td’より短い、BD周期Tc’はBD周期Ta’より長い、BD周期Td’はBD周期Tb’より長い、BD周期Ta’はBD周期Tc’より短いことを表す第2差分情報が得られる。
第1差分情報及び第2差分情報は、事前に、例えば画像形成装置100の製造時に測定することで得られる。また、第1差分情報の変化パターン及び第2差分情報の変化パターンも、事前に得られる。図7(a)の場合、第1差分情報の変化パターン(第1変化パターン)は、「短」→「長」→「短」→「長」である。第2差分情報の変化パターン(第2変化パターン)は「短」→「長」→「長」→「短」である。第1差分情報、第2差分情報、及び第1変化パターン、第2変化パターンは、所定のメモリ、例えばRAM121の不揮発性な記憶領域、SOC119のレジスタ、或いはROM120等に予め格納される。
画像形成時に画像制御部101は、作像用BD信号116によりBD周期を測定し、その測定結果から差分情報及び差分情報の変化パターンを取得する。画像制御部101は、取得した差分情報及び差分情報の変化パターンと、予めメモリに格納された第1差分情報及び第1変化パターン或いは第2差分情報及び第2変化パターンと、を比較することで、反射面を特定する。
図7(b)は、画像形成時のBD信号118(作像用BD信号116)を例示する。この場合、画像制御部101は、BD周期T1’、T2’、T3’を測定する。画像制御部101は、BD周期T2’を測定した際に、1つ前のBD周期T1’との比較により「T2’はT1’より長い」という差分情報を取得する。画像制御部101は、BD周期T3’を測定した際に、1つ前のBD周期T2’との比較により、「T3’はT2’より短い」という差分情報を取得する。また、画像制御部101は、BD周期T3’を測定した際に、2つ前のBD周期T1’との比較により、「T3’はT1’より長い」という差分情報を取得する。
本実施例では、画像形成時のBD信号118(作像用BD信号116)に基づいて取得する、1つ前の反射面による差分情報を「第3差分情報」という。第3差分情報による変化パターンを「第3変化パターン」という。画像形成時のBD信号118(作像用BD信号116)に基づいて取得する、2つ前の反射面による差分情報を「第4差分情報」という。第4差分情報による変化パターンを「第4変化パターン」という。
ここで、図7(a)を参照して、前後の面において第1差分情報の変化パターンが「長」→「短」となるのは「Tc’→Td’」及び「Ta’→Tb’」である。このうち、第2差分情報で変化パターンが長いとされるのはBD周期Td’である。そのために画像制御部101は、BD周期T3’がBD周期Td’であると判別することができる。画像制御部101は、判別したBD周期Td’に応じた反射面dを特定する。
図7(c)は、画像形成時の他のBD信号118(作像用BD信号116)を例示する。この場合、画像制御部101は、BD周期T2’を測定した際に、1つ前のBD周期T1’との比較により「T2’はT1’より長い」という差分情報を取得する。画像制御部101は、BD周期T3’を測定した際に、1つ前のBD周期T2’との比較より「T3’はT2’より短い」という差分情報を取得する。また、画像制御部101は、BD周期T3’を測定した際に、2つ前のBD周期T1’との比較により、「T3’はT1’より短い」という差分情報を取得する。
第1変化パターンが「長」→「短」となるのは「Tc’→Td’」及び「Ta’→Tb’」である。このうち、第2差分情報で変化パターンが短いとされるのはBD周期Tb’である。そのために画像制御部101、BD周期T3’がBD周期Tb’であると判別することができる。画像制御部101は、判別したBD周期Tb’に応じた反射面bを特定する。
画像制御部101は、一つの反射面を特定することができれば、それ以降の反射面を作像用BD信号116に応じて順次特定することができる。これは、ポリゴンミラー401の回転により反射面が順に切り替わり、画像制御部101が、その都度、作像用BD信号116を取得するためである。
図8は、反射面特定処理を表すフローチャートである。この処理は、予めメモリに差分情報及び差分情報の変化パターンを格納する処理と、画像形成時に反射面を特定する処理と、を含む。ここでは、図7に示すBD信号118(作像用BD信号116)に応じた処理の例を説明する。
画像制御部101は、ポリゴンミラー401を構成する4つの反射面a、b、c、dについてBD周期Ta’、Tb’、Tc’,Td’を測定する(S801)。全反射面のBD周期Ta’、Tb’、Tc’、Td’の測定が終了すると(S802:Y)、画像制御部101は、各BD周期Ta’、Tb’、Tc’、Td’に基づいて第1差分情報及び第1変化パターンを取得して、メモリに格納する(S803)。
画像制御部101は、第1変化パターンが長/短の繰り返しであるか否かを判定する(S804)。第1変化パターンが長/短の繰り返しである場合(S804:Y)、画像制御部101は、各BD周期Ta’、Tb’、Tc’、Td’に基づいて第2差分情報及び第2変化パターンを取得して、メモリに格納する(S805)。
画像制御部101は、画像形成装置100の動作時に画像形成処理が開始されることで、エンジン制御部102から作像用BD信号116を取得する(S806:Y)。画像制御部101は、作像用BD信号116を3周期分取得して、BD周期T1’、T2’、T3’を測定する(S807)。画像制御部101は、測定した3つのBD周期T1’、T2’、T3’に基づいて、1面前のBD周期との差を表す第3差分情報及び第3変化パターンを取得し、且つ2面前のBD周期との差を表す第4差分情報及び第4変化パターンを取得する(S808)。画像制御部101は、メモリに格納された第2差分情報及び第2変化パターンと、S808の処理で取得した第3、第4差分情報及び第3、第4変化パターンと、を比較する(S809)。画像制御部101は、比較結果に応じて反射面を特定する(S810)。
第1変化パターンが長/短の繰り返しである場合(S804:Y)、画像制御部101は、画像形成装置100の動作時に画像形成処理が開始されることで、エンジン制御部102から作像用BD信号を取得する(S811:Y)。画像制御部101は、作像用BD信号を3周期分取得して、各作像用BD信号によるBD周期T1’、T2’、T3’を測定する(S812)。画像制御部101は、測定した3つのBD周期T1’、T2’、T3’に基づいて、1面前のBD周期との差を表す第3差分情報及び第3変化パターンを取得する(S813)。画像制御部101は、メモリに格納された第1差分情報及び第1変化パターンと、S813の処理で取得した第3差分情報及び第3変化パターンと、を比較する(S814)。画像制御部101は、比較結果に応じて反射面を特定する(S815)。
このようにBD周期の差分情報を比較することで、ポリゴンミラー401の反射面の特定を迅速に行うことができるために、反射面の特定に要する時間が短縮される。反射面の特定時間が短縮されることで、印刷時間が短縮する。
以上の説明では、差分情報の変化パターンとして「長」、「短」の情報を用い、この情報に基づいて反射面の特定処理が行われる。このような処理により、例えばBD周期を正確に測定して数値的な比較を行うことで反射面の特定処理を行う場合に比べて、反射面の特定処理が単純になり、特定処理を迅速に行うことができる。
以上のように1つ前の反射面によるBD周期との第1差分情報では反射面の特定が困難な場合には、2つ前の反射面によるBD周期との第2差分情報を用いて反射面の特定が行われる。これにより正確な反射面の特定が可能となる。なお、必要に応じて3つ以上前の反射面によるBD周期との差分情報を用いて反射面の特定が行われてもよい。
第1実施例及び第2実施例において、差分情報は、回転方向Rの前側の反射面のBD周期により測定されてもよく、或いは回転方向Rの後側の反射面のBD周期により測定されてもよい。差分情報の変化パターンは、長短で表される他に、正数(プラス「+」)及び負数(マイナス「−」)により表されてもよい。ポリゴンミラー401の反射面数は、4面に限らない。例えば3面や5面以上の反射面を有するポリゴンミラーであっても、上記のような処理により、迅速な反射面の特定が可能である。
以上のようにレーザ光を反射する長さがそれぞれ異なる複数の反射面を有するポリゴンミラー401を用いて画像形成を行うことで、反射面の特定が容易且つ迅速に可能になる。画像形成装置100は、BD信号により各反射面のBD周期を測定し、各BD周期の差の変化パターンにより、容易に反射面を特定することが可能である。画像形成装置100は、特定した反射面に応じた補正値で補正した画像データにより画像形成を行うことで、短時間で、高画質な画像を記録材に形成することができる。

Claims (12)

  1. 感光体と、
    光を出力する光源、複数の反射面を有し、回転することで前記複数の反射面により前記光源から出力される前記光を連続して反射して前記感光体を走査する回転多面鏡、及び前記回転多面鏡によって反射された前記光を検出している間は第1レベルであり、前記光を検出していない間は第2レベルとなるパルス信号である検出信号を出力する検出部を備え、前記感光体に画像を形成するレーザスキャナユニットと、
    前記回転多面鏡の動作を制御するとともに、前記検出部から出力される前記検出信号に同期した同期信号を出力する制御手段と、を備える画像形成装置に接続され、
    前記反射面のそれぞれに対応する前記同期信号のパルス周期の第1差分を表す第1差分情報を予め格納する格納手段と、
    画像形成時に出力される同期信号のパルス周期の第2差分を取得し、取得した前記第2差分と前記格納手段に格納された前記第1差分情報とを比較することで反射面を特定する特定手段と、
    特定された反射面に応じた補正値により、形成する画像を表す画像データを補正して、補正後の画像データを前記レーザスキャナユニットへ出力する補正手段と、を備えることを特徴とする、
    情報処理装置。
  2. 前記格納手段は、隣接する反射面による同期信号に基づく前記第1差分情報を格納し、
    前記特定手段は、画像形成時に、隣接する反射面による同期信号に基づいて前記第2差分を取得することを特徴とする、
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記特定手段は、前記第1差分情報が表す前記第1差分の変化パターンと、前記第2差分の変化パターンとを比較することで反射面の特定を行うことを特徴とする、
    請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記格納手段は、前記第1差分情報が、前記第1差分が長短の繰り返しであることを表す場合に、2つ前の反射面による同期信号とのパルス周期の差分を表す第2差分情報をさらに格納し、
    前記特定手段は、画像形成時に出力される前記同期信号に基づいて2つ前の反射面による同期信号とのパルス周期の差分を表す第3差分を取得し、前記第2差分及び前記第3差分と前記格納手段に格納された前記第1差分情報及び第2差分情報とを比較することで、反射面を特定することを特徴とする、
    請求項2又は3記載の情報処理装置。
  5. 前記特定手段は、前記第1差分情報が表す前記第1差分の変化パターンと前記第2差分の変化パターンとを比較し、前記第2差分情報が表す差分の変化パターンと前記第3差分の変化パターンとを比較することで、反射面の特定を行うことを特徴とする、
    請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記回転多面鏡の前記複数の反射面は、隣接する2つの反射面の前記光を反射する長さが異なり、
    前記格納手段は、反射面が前記光を反射する長さに応じたパルス周期の前記同期信号に基づく前記第1差分情報を格納し、
    前記特定手段は、反射面が前記光を反射する長さに応じたパルス周期の前記同期信号に基づいて前記第2差分を取得することを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の情報処理装置。
  7. 前記回転多面鏡の前記複数の反射面は、それぞれ前記光を反射する長さが異なり、
    前記格納手段は、反射面が前記光を反射する長さに応じたパルス周期の前記同期信号に基づく前記第1差分情報を格納し、
    前記特定手段は、反射面が前記光を反射する長さに応じたパルス周期の前記同期信号に基づいて前記第2差分を取得することを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の情報処理装置。
  8. 感光体と、
    光を出力する光源、複数の反射面を有し、回転することで前記複数の反射面により前記光源から出力される前記光を連続して反射して前記感光体を走査する回転多面鏡、及び前記回転多面鏡によって反射された前記光を検出している間は第1レベルであり、前記光を検出していない間は第2レベルとなるパルス信号である検出信号を出力する検出部を備え、前記感光体に画像を形成するレーザスキャナユニットと、
    前記回転多面鏡の動作を制御するとともに、前記検出部から出力される前記検出信号に同期した同期信号を出力する制御手段と、
    前記反射面のそれぞれに対応する前記同期信号のパルス周期の第1差分を表す第1差分情報を予め格納する格納手段と、
    画像形成時に出力される同期信号のパルス周期の第2差分を取得し、取得した前記第2差分と前記格納手段に格納された前記第1差分情報とを比較することで反射面を特定する特定手段と、
    特定された反射面に応じた補正値により、形成する画像を表す画像データを補正して、補正後の画像データを前記レーザスキャナユニットへ出力する補正手段と、を備えることを特徴とする、
    画像形成装置。
  9. 前記回転多面鏡の前記複数の反射面は、隣接する2つの反射面の前記光を反射する長さが異なることを特徴とする、
    請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記回転多面鏡の前記複数の反射面は、それぞれ前記光を反射する長さが異なることを特徴とする、
    請求項8記載の画像形成装置。
  11. 前記回転多面鏡の前記複数の反射面は、それぞれ前記光を反射する長さの差が、前記検出部の前記光の測定誤差に起因する検出信号のパルス周期の差よりも大きくなるように形成されることを特徴とする、
    請求項8〜10のいずれか1項記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記回転多面鏡の回転周期が所定周期で安定すると、前記検出信号に同期して前記同期信号を出力することを特徴とする、
    請求項8〜11のいずれか1項記載の画像形成装置。
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