JP2019219630A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質の画像を得ることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、レーザ光源1000からの光を感光ドラム708上に走査することで画像を形成する。複数の反射面を備えて反射面が光を反射することで感光ドラム708上を走査露光する回転多面鏡1002と、エンジン制御部1009と、複数の反射面の各面を判別し、形成する画像を表す画像データを判別された面ごとに補正して、補正後の画像データに応じてレーザ光源1000に光を出力させる画像制御部1007とが画像形成装置に設けられている。画像制御部1007は、補正後の画像データの少なくとも一部をエンジン制御部1009に出力するための出力部1027を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像データを生成する画像形成装置に関する。
レーザ等の光源を用いた電子写真方式の画像形成装置では、感光体を露光するためのスキャナユニットを有する。例えば光源としてレーザを用いたレーザスキャナユニットは、形成対象の画像を表す画像データに基づいてレーザ光を出射する光源、複数の反射面を備える回転多面鏡、及び走査レンズを備える。レーザスキャナユニットは、レーザ光をポリゴンミラーの反射面で偏向させ、走査レンズを透過させることで感光体を露光する。具体的には、レーザスキャナユニットは、ポリゴンミラーを回転させることにより感光体表面のレーザ光が照射されるスポット(露光位置)を移動させて走査を行う。これにより感光体には静電潜像が形成される。
レーザスキャナユニットでは、回転走査するポリゴンミラーの反射面からの反射光が複数のレンズ等の光学系を通して補正され、像担持体上で等速走査となるように画像が形成される。しかしながら、ポリゴンミラーの個体差等により、光学系だけでは補正しきれない補正残差が発生する場合があり、この場合には出力画像が歪んでしまう。
このような補正残差を解消するために、特許文献1は、各反射面で生成した主走査同期信号のずれから走査面を判別して反射面ごとに画像の倍率を補正する方法を開示する。特許文献2は、ポリゴンミラーの反射面ごとの主走査同期信号の周期を、主走査同期信号の受信を行う画像出力部に記憶しておくことで、ポリゴンミラーのどの反射面で走査しているかを判別する方法を開示する。
特開2013−117699号 特開2011−148142号
特許文献1、2に開示された方法では、走査されている反射面は画像出力部で判別され、反射面に応じた画像出力開始位置や倍率補正等の画像処理を行うことで精度の高い画像を生成している。
しかしながら、主走査同期信号にノイズが乗ってしまった場合には、画像出力部は、現在走査している反射面を正しく判別することができなくなる。また、各反射面の主走査同期信号の周期が近似している場合には、主走査同期信号のジッター等の影響によって、現在走査されている反射面を正しく判別することが困難となる場合もある。
また、走査されている反射面を判別する期間を制限して、所定の期間を経過しても反射面を正しく判別できない場合には、各反射面に応じた画像出力開始位置や倍率補正等の処理を行わないという手法も知られている。この手法では反射面に応じた補正が行われないので、形成される画像が充分に高画質とはならないおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高画質の画像を得ることができる技術を提供することを主たる目的とする。
本発明の画像形成装置は、光源からの光を感光体上に走査することで画像を形成し、複数の反射面を備えて前記光を前記反射面が反射することで前記感光体上を走査露光する回転多面鏡と、前記反射面によって反射された前記光を受光する受光部と、前記受光部が前記光を受光することに応じて所定の信号を出力する信号出力手段と、前記複数の反射面の各面を判別し、形成する画像を表す画像データを前記判別された面ごとに補正して、補正後の前記画像データに応じて前記光源に前記光を出力させる画像制御手段と、を有する。前記画像制御手段は、前記補正後の画像データの少なくとも一部を前記信号出力手段に出力するための出力部を有し、かつ、前記画像制御手段は、前記出力部からの出力を通じて前記信号出力手段に対して前記画像データの出力タイミングを表す信号を送信する。
本発明によれば、高画質の画像を形成することができる。
画像形成装置を有する複写機の例示的構成図。 レーザスキャナユニットの説明図。 面判別処理のフローチャート。 (a)〜(c)は、TOP信号、BD信号およびDATA信号のタイミングチャート。 (a)、(b)はBD信号周期およびジッターの説明図。 BD周期判別の説明図。 画像データマスク処理のフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を有する複写機7の例示的構成図である。複写機7は、画像読取装置(以下「リーダー」と記載する)700及び画像形成装置701を有する。本実施形態における画像形成装置701は白黒画像を形成するものであるが、画像形成装置701はカラー画像を形成するものであってもよい。画像形成装置701は、スキャナ等の画像読取装置700を備える。リーダー700は、原稿702から読み取った原稿画像を表す画像データを生成する。画像形成装置701は、リーダー700から取得した画像データに基づいて当該画像データに対応する画像をシート等の記録媒体に形成する。
詳細には、リーダー700は、原稿702の画像を照明ランプ703、ミラー群704A、B、C、及びレンズ705を介してカラーセンサ706に結像する。そして、原稿のカラー画像情報を、ブルー(Blue、以下「B」と記載する)、グリーン(Green、以下「G」と記載する)、レッド(Red、以下「R」と記載する)の色分解光ごとに読み取り、電気的な画像信号に変換する。リーダー700は、B、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、色変換処理部(図示せず)で色変換処理を行ない、白黒の画像データを得る。
画像形成装置701は、カセット給紙部718を有し、カセット給紙部718内に配置された転写紙は、ピックアップローラ719によって最上位から順に繰り出される。ピックアップローラ719によって繰り出された転写紙は、搬送手段としてのフィードローラと分離手段としてのリタードローラからなる分離ローラ対722によって最上位の転写紙のみが分離される。分離された転写紙は、複数の搬送ローラ対721,720に中継されて回転停止しているレジストローラ対723へと搬送される。
レジストローラ対723へ送られた転写紙の先端がレジストローラ対723のニップに突き当たって転写紙がループ状に変形すると、一旦搬送が停止される。このループの形成により転写紙の斜行状態が矯正される。
画像形成時には、感光体としての感光ドラム708が時計回りに回転し、一次帯電器709によって均一に帯電される。レーザスキャナユニット707により帯電した感光体708の上に、リーダー700で読み取られた画像に基づいてレーザ光の露光が開始され、感光ドラム708上に静電潜像を形成する。この静電潜像は現像器710から供給される黒色のトナーによって可視化される。
次に、図2を参照してレーザスキャナユニット707等の動作を詳細に説明する。レーザスキャナユニット707は、エンジン制御部1009及び画像制御部1007により動作が制御される。また、CPU(Central Processing Unit)1010は、画像制御部1007、レーザ制御部1008およびエンジン制御部1009を統括的に制御する。
本実施形態では、エンジン制御部1009が設けられる基板は、画像制御部1007が設けられる基板とは異なる基板である。エンジン制御部1009が設けられる基板は、画像制御部1007が設けられる基板とケーブルで繋がれて接続されている。しかしながら、これに限らず、エンジン制御部1009と画像制御部1007とを同じ基板に設けるなどの任意の構成を採用することが可能である。また、画像制御部1007は、後述する、ポリゴンミラー1002の各反射面の特性が格納されたメモリ1017を有する。さらに、画像制御部1007は、後述する補正された画像データを出力するための出力部1027を有する。出力部1027から出力される、補正された画像データの少なくとも一部は、送信ライン1037を通じてエンジン制御部1009に送信される。
レーザ光源1000は、レーザ素子の両端部からレーザ光を発光する。レーザ光源1000の後端から発光されたレーザ光は、フォトダイオード(PhotoDiode:PD)1003に入射し、電気信号に変換されてPD信号としてレーザ制御部1008に入力される。レーザ制御部1008は、その信号によりレーザ光源1000の出力光量の制御(Auto Power Control:APC)を行う。なお、APC制御には特に制限はなく、任意の手法を用いることができる。
レーザ光源1000の前端部から発光したレーザ光は、コリメータレンズ1001を介して収束されてポリゴンミラー(回転多面鏡)1002に照射される。本実施形態では、ポリゴンミラー1002は4面の反射面を有し、エンジン制御部1009から出力されるモータ駆動信号(Acc/Dec)に応じて、ポリゴンモータによって図中反時計回りに回転駆動される。ポリゴンミラー1002に照射されたレーザ光は、ポリゴンミラー1002の反射面によって感光ドラム708の方向へ偏向されて走査露光する。ポリゴンミラー1002が回転することで、偏向角が変化する。偏向角の変化により、レーザ光は、感光ドラム708上を一方向に走査する。本実施形態では、レーザ光は、感光ドラム708を図2の右から左方向へ走査する。レーザ光は、感光ドラム708を等速で走査するようにF−θレンズ1005によって光路が補正され、折り返しミラー1006を介して感光ドラム708に照射される。
ポリゴンミラー1002によって偏向されたレーザ光は、レーザ光の受光部としてのビームディテクト(Beam Detect: BD)センサ1004に入射される。本実施形態のBDセンサ1004は、レーザ光が感光ドラム708の走査を開始する前にレーザ光を検出できる位置に配置される検出部である。具体的には、例えばBDセンサ1004は、図2に示すように、ポリゴンミラー1002によって反射されたレーザ光が通過する領域のうち、感光ドラム708の走査領域の外側の領域でかつレーザ光の走査方向(主走査方向)において上流側の位置に配置される。これにより、ポリゴンミラー1002に照射されたレーザ光は反射され、回転走査されるレーザ光の一部がBD1004に入射されてBD信号が生成される。
BDセンサ1004は、検出したレーザ光に基づいて、検出信号であるBD信号を生成し、エンジン制御部1009へ送信する。従って、BDセンサ1004は、反射されたレーザ光を受光することに応じて作像用BD信号を出力する信号出力手段として動作する。BD信号は、レーザ光を検出している間だけ第1レベルであり、レーザ光を検出していない間に第1レベルとは異なる第2レベルとなるパルス信号である。エンジン制御部1009は、BDセンサ1004からのBD信号を作像用BD信号として画像制御部1007に出力する。エンジン制御部1009は、取得したBD信号に基づいて、ポリゴンミラー1002の回転周期が所定の周期で安定するように、ポリゴンモータを制御する。例えばエンジン制御部1009は、BD信号の周期が所定周期に対応する周期になることで、ポリゴンミラー1002の回転周期が所定周期になったと判断する。エンジン制御部1009は、BD信号に応じてモータ駆動信号を調整することで、ポリゴンミラー1002の回転が所定周期で安定するように、フィードバック制御を行う。
エンジン制御部1009は、後述する反射面の判別後に、レジストローラ対723により、停止していた記録媒体の搬送を再開し、レーザスキャナユニット707、感光ドラム708、帯電器709、現像器710等からなる作像機構部に画像の形成を開始させる。この結果、レジセンサ730は、搬送が再開された記録媒体を検出する。レジセンサ730での検出結果に基づくタイミング信号(以下、「TOP信号」と称す。)は、エンジン制御部1009及び画像制御部1007に送信される。エンジン制御部1009は、TOP信号の取得を契機に、レーザスキャナユニット707、感光ドラム708、帯電器709、現像器710等からなる作像機構部に画像の形成を開始させる。TOP信号は、ページの先頭タイミングを表す信号である。
本実施形態では、ポリゴンミラー1002が安定して回転した後に、ポリゴンミラー1002の各反射面の形状の個体差や取り付けによる傾きによる画像の歪みを以下のように補正する。
<画像補正時の画像制御部の動作>
画像制御部1007における画像補正処理を図3、図4(a)〜(c)および図5(a)、(b)を参照して説明する。なお、図3は画像形成処理を表すフローチャート、図4(a)〜(c)はTOP信号、BD信号およびDATA信号のタイミングチャート、図5(a)、(b)はBD信号周期およびジッターの説明図である。
図4(a)〜(c)において、TOPはTOP信号、BDはBD信号を表し、DATA[0]〜DATA[n]は、画像データ信号を表す。図4(a)は、面判別が成功した例、(b)はBD周期が所定の範囲内にないことから面判別を再実行した例、(c)はBD周期から面判別ができないことから面判別を再実行した例をそれぞれ示す。
後述するように、画像制御部1007は、エンジン制御部に面判別の開始および完了を通知する。この通知を行うデータラインとして、本実施形態では、画像データ信号であるDATA[0]を用いてこの通知を行う。
レーザ制御部1008は、画像データ信号に応じてレーザ出力を行うが、面判別期間中は、画像形成は行わない。従って、面判別期間中にレーザ制御部1008に画像データ信号が入力された場合にはレーザ出力を防ぐ必要がある。このことから、本実施形態では、レーザ制御部1008にマスク機能を設け、マスク機能が有効化されている間は画像データが入力されてもレーザ出力を行わないものとした。また、エンジン制御部1009は、面判別期間に不要なレーザ出力が行われないように、レーザ制御部1008のマスク機能の有効化及び解除を制御する。
以下、図3を参照して面判別処理を説明する。なお、本実施形態では、DATA信号を送信するための信号線のうちの1つ(DATA[0])がエンジン制御部1009に接続される。エンジン制御部1009によりポリゴンミラー1002が安定して回転駆動されると、画像制御部1007は、ポリゴンミラー1002の各反射面を判別する処理を開始する。そのために、画像制御部1007は、BD信号が検知されたかを判定する(S1)。
BD信号が検知されない場合、画像制御部1007は、再度S1を実行する。BD信号が検知された場合、画像制御部1007は、図4(a)のように面判別期間にDATA信号(DATA[0])を“0” (ローレベル)から“1” (ハイレベル)にする。これにより、ポリゴンミラー1002の各反射面を判別するためにBD信号の周期測定を開始したことをエンジン制御部1009に通知する(S2)。図4(a)〜(c)の各例において、このDATA[0]が0から1になるタイミングは一致している。
ここで、本実施形態では、4つの面を有するポリゴンミラー1002を使用している。従って、図5(a)に示されるように、ポリゴンミラー1002の各反射面で生成されたBD信号は、ポリゴンミラー1002の各反射面の形状の差によって微小に周期が違う信号として観測することができる。図5(a)に示されるように、面番号3に対応するBD信号は、面番号1、2および4に対応するBD信号よりも周期が長くなっている。画像制御部1007は、ポリゴンミラー1002の各反射面について、対応するBD信号の周期(BD周期)測定を開始する(S3)。
図5(b)に示されるように、ポリゴンミラー1002の各反射面で生成されたBD信号には、ポリゴンミラー1002の回転変動や測定誤差によりBD周期にばらつき(ジッター)が生じる。図示されるように、ジッターによってBD周期は理論値よりも長くなる場合もあり、また、短くなる場合もある。画像制御部1007は、測定したBD周期が所定範囲内にあるかを判定する(S4)。この所定の範囲は、例えば図5(b)に示されるBD周期とジッターとにより定めることができる。
測定したBD周期が所定範囲外である場合(S4:N)、画像制御部1007は、範囲外のBD周期が検知されたと判定し、ステップS3に戻りBD周期の測定を再実行する。
測定したBD周期が所定の範囲内である場合(S4:Y)、画像制御部1007では、ポリゴンミラー1002の回転変動や測定誤差を考慮して、ポリゴンミラーの各反射面について、BD周期を所定回数測定する。例えば、ポリゴンミラーの各反射面をそれぞれA面、B面、C面およびD面とすると、各面について、BD周期を32回(ポリゴンミラー32回転分)測定し、その平均値をそれぞれ求める(S5)。
画像制御部1007は、BD周期を必要回数測定したかを判定し(S5)、必要回数に達していない場合には(S5:N)、再度S4を実行する。BD周期の測定が必要回数に達した場合(S5:Y)、BD周期の測定を終了してポリゴンミラーの面の判別を行う。BD周期判別の説明図は、図6(a)〜(c)を参照して後述する。画像制御部1007は、面の判別が完了したかを判定し(S6)、完了していない場合(S6:N)には再度S3を実行し、完了した場合(S6:Y)には、各反射面の判別処理が完了したことをエンジン制御部1009に通知する(S7)。図4(a)〜(c)に示されるように、画像制御部1007は、面判別期間にDATA信号(DATA[0])を“1”から“0”にすることで、ポリゴンミラー1002の各反射面の判別処理が完了したことをエンジン制御部1009に通知する。
エンジン制御部1009は、ポリゴンミラー1002の各反射面の判別が完了したとの通知を画像制御部1007から受信すると、レジストローラ対723で一旦停止していた転写紙の搬送を再開する。これにより、原稿の読取処理が開始される。転写紙の先端がレジストローラ対723の下流側に配置されたレジセンサ730に達すると、レジセンサ730は、エンジン制御部1009へと、画像描画開始のタイミング信号(TOP信号)を入力する。このTOP信号は、エンジン制御部1009から画像制御部1007へと入力される。
一方、画像制御部1007は、S7を実行した後に、TOP信号が入力されたかを判定し(S8)、入力がない場合(S8:N)には再度S8での判定を繰り返す。
入力された場合(S8:Y)には、画像制御部1007は、予め測定しておいた各反射面の特性をメモリ1017から読み出す。その後、画像制御部1007は、ポリゴンミラー1002の各反射面を判別した結果に基づき、読み出された各反射面の特性に応じて、リーダー700から得られた画像に対して倍率や書き出し位置などについての補正を行う。本実施形態では、画像制御部1007は、リーダー700から入力される、形成される画像を表す画像データに対し、ポリゴンミラー1002の判別された面ごとに補正を行う。
画像制御部1007は、補正後の画像を、入力されるBD信号に同期してレーザ制御部1008への画像データ(DATA)として出力する。レーザ制御部1008は、画像制御部1007から受信した補正後の画像データに基づき半導体レーザ1000を点滅駆動することにより、感光ドラム708上に画像を形成するためのレーザ光を発生させる。この点滅駆動されたレーザ光は、F−θレンズ1005を通過することでポリゴンミラー1002による角速度一定の走査から感光ドラム708上で等速走査となるように補正された後に折り返しミラー1006を介して感光ドラム708上に潜像を形成する。現像器710は潜像を現像し、トナー像を形成して画像形成が行われる(S9)。
なお、形成されたトナー像は、転写紙がレジストローラ対723によって転写ローラ711との当接部である転写部に送られることで、転写紙上に転写される。さらに、転写部を通過した転写紙は、画像定着手段である定着装置724へ送られ、転写紙が定着装置724内のローラで加熱および加圧されることで、転写されたトナー像がシート面に定着される。定着装置724を通過した定着処理済み転写紙が機外の排出トレイ725上へ排出されることで、印刷ジョブが完了する。画像制御部1007は、S9を実行した後に、印刷ジョブが完了したかを判定し(S10)、完了していない場合(S10:N)には再度S8を実行する。これにより必要なページ数のトナー像が形成されて転写紙に転写される。画像制御部1007は、印刷ジョブが終了している場合(S10:Y)には、処理を終了する。
次に、BD周期がすべて所定の範囲内にあって面判別が成功した場合(図4(a))、BD信号が所定の範囲外にあって面判別が失敗した場合(図4(b))の面判別完了タイミングについて説明する。また、BD周期がすべて所定の範囲内にあるが、BD周期からの面判別ができなかった場合(図4(c))の面判別完了タイミングについても説明する。図4(a)〜(c)の各例に示されるように、画像制御部1007がS2でBD周期測定を開始する時点では、DATA[0]が0から1になるタイミングは一致している。
画像制御部1007は、図3のS4を実行する際に、測定されたBD周期が所定の範囲内にあるかを判定する。測定されたBD周期が所定の範囲内である場合、画像制御部1007はS5に処理を進めるが、測定されたBD周期が所定の範囲内になく、1面〜4面のどの周期にも一致しない場合には再度S3を実行することになる。図4(b)は、この場合の例を示しており、図中の「範囲外のBD周期」で示されるBD信号の周期はいずれも他のBD周期の半分程度となっており、所定の範囲内にないと判定されている。従って、図中の「面判別再実行」で示されるように画像制御部1007はS3を再実行し、その結果、図4(b)の面判別完了のタイミングは、図4(a)よりも遅れている。
一方、S4において、測定されたBD周期がすべて所定の範囲内にあると判定されてS5でBD周期を必要回数測定したと判定(S5:Y)された後であっても、BD周期から面判別ができない場合もある。その例を図4(c)に示す。詳細には、画像制御部1007は、S6において、図6(a)に示される1面〜4面のBD周期と、図6(b)に示される実際に測定された各反射面(図中A〜D面で示される)のBD周期とを比較し、A〜D面が1〜4面のどの面に対応するかを判別する。なお、A面〜D面のBD周期は、S5で各反射面についてBD周期を32回測定して得られた平均値である。
図6(b)の例では、画像制御部1007は、例えば各反射面の周期の長短のパターンマッチングなどの手法を用いてA面=2面、B面=3面、C面=4面、D面=1面であると判別している。例えば、1面と3面とがそれぞれ周期が最短、最長となり、2面と4面とが周期の長さが類似しており、この関係は、実際に測定したB面とD面およびC面とA面とでも成立していることから面の判別を行うことができる。一方、図6(c)のように測定されたA〜D面の場合には、A〜D面のどの面を1面に対応させてもこのような周期の長短パターンは成立しないので、A面〜D面と1〜4面との判別を行うことができない。この場合、画像制御部1007は、S3に戻りBD周期の測定を再実行し(S6)、面判別を再実行する。
その結果、図4(c)では、範囲外のBD周期は検出されていないものの、S6での面判別失敗により面判別を再実行しており、その結果面判別完了が遅れている。
<エンジン制御部の動作>
エンジン制御部1009における面判別期間の画像データマスク処理を、図2および図7のフローチャートに従って説明する。なお、別途記載のない限り、図7に示される動作はエンジン制御部1009が実行する。
上述したように、画像制御部1007は、前記画像データの出力タイミングを表す信号として、面判別開始および面判別完了をDATA信号(DATA[0])により通知する。従って、エンジン制御部1009は、面判別が完了するまでは、レーザ制御部1008に画像データが入力されても半導体レーザ1000が駆動しないように画像データ(DATA)のマスク機能を有効化する(S101)。
次に、エンジン制御部1009は、ポリゴンミラー1002の回転駆動を行い(S102)、DATA信号(DATA[0])を観測して画像制御部1007が面判別処理を開始するまで待機する(S103)。エンジン制御部1009は、DATA信号(DATA[0])を観測し、画像制御部1007の面判別処理が完了するまで待機する(S104)。画像制御部1007による面判別が完了すると、エンジン制御部1009は、レーザ制御部1008の画像データ(DATA)のマスク機能を解除して(S105)処理を終了する。
以上の構成により、面判別が完了するまでの期間において、面判別開始、面判別完了を通知するための信号によって半導体レーザ1000が駆動されてしまうことが防がれる。なお、本実施形態では面判別の開始および完了を画像データの最下位ビット(DATA[0])を用いて通知しているが、通知に用いる信号は最下位ビット(DATA[0])に限られず、任意のビットを用いることができる。
上述した実施形態ではリーダー700で原稿を読み取って得られた画像について画像形成を行うものとしたが、本発明はリーダーから読み取られた画像についての画像形成に限られるものではない。本発明は、文書ファイルや画像ファイルの印刷など、任意の画像についての画像形成にも適用可能である。
DATA信号を送信するための信号線のうちの一本であるDATA[0]がエンジン制御部1009に接続されている。しかし、その他のDATA[1]をエンジン制御部1009に接続してもよく、あるいは、複数の信号線をエンジン制御部1009に接続してもよい。
また、上述した実施形態では、レーザ制御部とエンジン制御部1009とは別個のものとしているが、例えばエンジン制御部1009の機能をレーザ制御部1008に一体化してもよい。この場合、画像制御部1007は、DATA信号を送信するための信号線のうち1本あるいは複数本の信号線を通じて、レーザ制御部1008へと面判別の開始、終了を表す信号を送信する。そして、レーザ制御部1008は、送信された信号に応じて、レーザ出力のマスク機能を有効化するか無効化するかを判定する。
さらに、上述した実施形態では、反射面を判別する処理が開始および完了したことを表す信号は、画像制御部1007からエンジン制御部1009に送信され、画像データの出力やレジストローラ対723の駆動がエンジン制御部1009により行われる。従って、例えば反射面の判別処理の開始および完了をCPU1010に通知する信号を追加する場合に比較してコストを抑えることができる。また、画像制御部1007とCPUとを接続するCPU間通信を行う場合よりも処理を高速化することができるので、ダウンタイムを短くすることができる。
なお、上述した実施形態では、画像制御部1007が面判別の開始および完了をエンジン制御部1009に出力している。従って、面判別が失敗した場合でも、再度面判別を行ってポリゴンミラー1002の各反射面に応じた補正を行うことで、形成される画像の画質低下を抑制することが可能である。

Claims (7)

  1. 光源からの光を感光体上に走査することで画像を形成する画像形成装置であって、
    複数の反射面を備えて前記光を前記反射面が反射することで前記感光体上を走査露光する回転多面鏡と、
    前記反射面によって反射された前記光を受光する受光部と、
    前記受光部が前記光を受光することに応じて所定の信号を出力する信号出力手段と、
    前記複数の反射面の各面を判別し、形成する画像を表す画像データを前記判別された面ごとに補正して、補正後の前記画像データに応じて前記光源に前記光を出力させる画像制御手段と、を有し、
    前記画像制御手段は、前記補正後の画像データの少なくとも一部を前記信号出力手段に出力するための出力部を有し、かつ、前記画像制御手段は、前記出力部からの出力を通じて前記信号出力手段に対して前記画像データの出力タイミングを表す信号を送信することを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 前記出力部と前記信号出力手段とは、前記補正後の画像データの少なくとも一部を送信するための送信ラインにより接続されており、前記画像制御手段は、前記画像データの出力タイミングを表す信号を、前記送信ラインを通じて前記信号出力手段に送信することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像制御手段は、前記反射面の判別開始および判別完了を表す信号を、前記出力部を通じて前記信号出力手段に送信することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記信号出力手段は、前記反射面の判別開始から判別完了までの間は、前記光源から光が出力されないように前記光源を制御することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記信号出力手段は、前記反射面の判別が終了した後に、前記画像データの出力を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体に形成された画像が転写される記録媒体を搬送するための搬送手段をさらに有し、
    前記信号出力手段は、前記反射面の判別完了を表す信号を受信した後に、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送を開始させることを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像制御手段は、前記反射面ごとに反射面の特性を格納する格納手段(1017)をさらに有し、
    前記画像制御手段は、前記特性に応じて、前記形成する画像を表す画像データを前記判別された面ごとに補正することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
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