JP2697836B2 - レーザプリンタのレーザパワー制御装置 - Google Patents

レーザプリンタのレーザパワー制御装置

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JP2697836B2 JP63028499A JP2849988A JP2697836B2 JP 2697836 B2 JP2697836 B2 JP 2697836B2 JP 63028499 A JP63028499 A JP 63028499A JP 2849988 A JP2849988 A JP 2849988A JP 2697836 B2 JP2697836 B2 JP 2697836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はレーザプリンタに関し、特に、レーザ発光素
子の発光強度の調整に関する。
従来技術 例えばデジタル複写機においては、原稿画像を走査し
て画像データを得るデジタルスキヤナと、該画像データ
に基づいてレーザの出射を制御して帯電された感光体上
に画像対応の静電潜像を形成し、これを現像してトナー
像として、直接方式では、トナー像を形成した感光体を
定着器で加熱加圧してトナー像を感光体に定着し、転写
方式では、トナー像を記録シートに転写して記録シート
を定着器で加熱加圧してトナー像を記録シートに定着す
るレーザプリンタが用いられる。
レーザ発光素子が出射したレーザは、モータで回転駆
動されるポリゴンミラーで反射されて、感光体面を繰り
返し直線走査する。
この種のレーザプリンタでは、レーザ発光素子が出射
するレーザ光の強度(レーザパワー)が記録濃度に影響
するが、従来は、レーザ発光素子に定電流を通電するこ
とにより、レーザパワーを一定化しようとしている。
しかしながら、発光素子の発光強度が発光素子毎に異
なるので、1つの固定した定電流レベルで各レーザプリ
ンタの発光素子を通電すると、レーザプリンタ個々で記
録濃度が異なることになる。すなわち記録濃度のばらつ
きを生ずる。一方、ポリゴンミラーの回転速度が低(最
悪の場合は停止)のときにレーザ発光素子の付勢を開始
すると感光体の一点に長時間レーザが投射されて感光体
が疲労しもしくは劣化、これが記録濃度むらを生ずる。
また、レーザ発光素子の発光特性(レーザパワー/付勢
電流レベル)はその温度により変化する。すなわち定電
流付勢では、レーザ発光素子の温度変動により記録濃度
が変動する。
目的 本発明は、レーザリンタ個々の記録濃度を適切に調整
することを第1の目的とし、記録濃度の変動を防止する
ことを第2の目的とし、多数枚記録を通して記録濃度を
一定化することを第3の目的とする。
構成 本発明の第1態様は、帯電された感光体にレーザを照
射して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナ
ー像を形成し、トナー像を定着手段で定着処理する画像
形成装置であって、 前記定着装置の温度の立ち上がりを検出する検知手段
と、 前記検出手段が立ち上がりを検知した後に、レーザパ
ワーを調整するレーザパワー制御手段とを有することを
特徴とする。
例えば電源オンから定着ヒータの立上り完了までは、
通常ヒータの温度が低温(室温)から例えば165℃程度
まで急速に上昇し、プリンタ温度、すなわちレーザ発光
素子周りの温度も、これに対応して大なり小なり変化
し、仮にこの立上りまでにも記録処理を行なうとする
と、レーザ発光素子に過大な電流を供給するおそれがあ
り、またレーザパワー制御も不安定となるおそれがあ
り、更には、レーザパワーを安定化するために、連続し
て通電レベル制御を継続しなければならず、制御タスク
が重過ぎる。
これに対して、定着ヒータの立上りを待ってレーザパ
ワー制御を上述のように実施するので、このような問題
が解消する。定着ヒータが立上り中では、定着処理が不
完全になり易いので、このようなレーザ発光素子の付勢
開始タイミング制御は、レーザプリンタの記録特性にう
まく合致する。
前記第1態様の前記制御手段は、設定回数以上の画像
形成毎に前記レーザパワーの調整を行なう。これによれ
ば、記録枚数が設定値以上になる毎に自動的に上記レー
ザパワー制御を上述のように実行するので、多数枚の連
続繰り返し記録を通しての、記録濃度の安定性が高い。
本発明の第2態様は、記録スタート指示手段および記
録枚数カウント手段を備え、帯電された感光体にレーザ
を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して
トナー像を形成し、トナー像を定着ヒータで定着処理す
るレーザプリンタの、レーザ発光素子に、指示されたレ
ベルの通電をするレーザドライバ; 前記レーザ発光素子の発光温度に対応するレベルの信
号を発生する検出手段; 前記検出手段が発生する信号をデジタルデータに変換
する変換手段; 基準値設定手段; 前記定着ヒータの温度立上りを検出する立上り検出手
段;および、 該立上り検出手段が立上りを検出した後の前記記録ス
タート指示手段の記録スタート指示に応答して前記レー
ザドライバに通電を指示し、前記デジタルデータを前記
基準値設定手段が指定する基準値と比較し、デジタルデ
ータが基準値になる方向に前記レーザドライバに与える
レベル指示を変更し、その後前記記録枚数カウント手段
のカウント値が設定値以上になる毎に前記デジタルデー
タを前記基準値設定手段が指定する基準値と比較し、デ
ジタルデータが基準値になる方向に前記レーザドライバ
に与えるレベル指示を変更するレーザパワー制御手段; を備える。
これによれば、定着ヒータの立上りを待って、記録ス
タート指示に応答してレーザパワー制御を上述のように
実施するので、レーザ発光素子周りの温度変化が小さく
レーザ発光素子のレーザパワーが安定し、レーザパワー
制御の精度と安定性が高い。加えて、記録スタート指示
に応答してレーザパワー制御を上述のように実行するの
で、記録スタート指示がある毎に、レーザパワーが適値
に補正され、したがって何回もの記録を通しての記録濃
度の安定性が高い。更に加えて、記録枚数カウント手段
のカウント値が設定値以上になる毎にレーザパワー制御
を上述のように実行するので、多数枚の連続繰り返し記
録を通しての、記録濃度の安定性が高い。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の実施例の説明より明らかになろう。
第1図に本発明の一実施例の機構部の概要を示す。原
稿供給装置2に載せられた原稿は一枚毎に、スキャナ3
上のコンタクトガラス板上に供給される。スキャナ3
は、該コンタクトガラス板上に供給された原稿を走査読
取して、階調画像データを得て、これを2値化して画像
メモリに書込み、操作・表示ボード1で入力されたコピ
ー枚数に相当する回数、後述するレーザプリンタのレー
ザドライバ13に2値画像データを繰り返し与える。
レーザプリンタにおいてはレーザドライバ13が2値画
像データに応じてレーザ発光素子20の通電をオン/オフ
し、かつ通電レベルを定める。レーザ発光素子20のレー
ザは、ポリゴンミラー24で反射され、f/θレンズ26a,26
b,26cを通して、またミラー27で反射されかつ防塵ガラ
ス28を通して感光体ドラム40に投射される。なお、ポリ
ゴンミラー24はモータ25mで回転駆動される。モータ25m
の回転に同期したパルスをロータリエンコーダ25rが発
生する。
感光体40は時計方向に回転駆動され、メインチャージ
ャ41でその表面が均一に荷電される。この荷電面にガラ
ス28を通してレーザが投射され、これにより荷電面は静
電潜像を呈する。荷電面の、記録に不要な部分はイレー
サ42で非現像レベルに除電される。静電潜像は現像器43
で現像されてトナー像となる。トナー像は、転写・分離
チャージャ63の真上で、カセット60から給紙コロ61で繰
り出され、レジストローラ62でトナー像始端の移動に同
期して送られてくる記録紙に、転写される。転写を終え
た記録紙は定着器64に送られ、そこで定着処理(加熱加
圧)されて排紙トレイ65に送り出される。転写を終えた
感光体面は、クリーニングユニット48でクリーニングさ
れる。
第1b図に、第1a図に示すデジタル複写機の、レーザプ
リンタの露光走査光学系を示す。レーザ発光素子20が出
射するレーザは、その一部がフォトセンサ19に投射さ
れ、他部がコリメートメンズ21,アパーチャ32および第
1シリンドリカルレンズ22を通してポリゴンミラー24に
投射される。ポリゴンミラー24が定速回転するので、レ
ーザは、感光体40の軸と平行に直線移動(記録走査)す
ることになる。
第2図に、前述の実施例の電気回路系統の構成概要を
示す。この実施例では、マイクロプロセッサ(以下CPU
と称す)5に、インターフェイス4を介して・操作・表
示ボード1およびデジタルスキャナ3が接続されてい
る。原稿供給装置2はスキャナ3に接続されており、ス
キャナ3により、原稿供給(コンタクトガラス板への供
給)および排紙(コンタクトガラス板上からの排出)の
制御を受ける。
CPU5には、シリアル通信ラインを介してCPU6が接続さ
れている。このCPU6はシーケンス制御等、記録処理制御
を行なうものであり、これに、インターフェイス7を介
して、感光体駆動系8,給紙駆動系9,高圧電源ユニット1
0,イレーサドライバ11,現像ユニット43,定着ユニット6
4,PLLドライバ15およびD/Aコンバータ12が接続されてい
る。
CPU6の、第1のA/D変換入力ポートAN1には露光レーザ
の基準強度設定用の可変抵抗器VRが、第2のA/D変換入
力ポートAN2には光強度検出回路14からの、フォトセン
サ19の強度検出信号(レーザ受光強度が高いと高レベル
のアナログ信号)が、また、第3のA/D変換入力ポートA
N3には定着温度検出信号(アナログ)が印加される。
PLLドライバ15は、CPU6から駆動指示信号が到来する
と、モータ25mに通電し、モータ25mの回転速度が、設定
速度に極く近接しかつドライバ15の内部に有するパルス
発生器の発生パルスに対してロータリエンコーダ25rが
発生するパルスの位相差が所定範囲内になったときに、
同期ロック信号を発生してこれをCPU6に与えると共に、
位相同期運転すなわちPLL制御を開始する。これにより
ポリゴンミラー24の回転速度が、前記パルス発生器が発
生する定周期パルスの周波数で定まる一定速度に安定す
る。
第3a図に、CPU5とCPU6で実行される制御動作を示す。
なお、CPU5は操作・表示ボード1のキースイッチの操作
の読取りとそれに応答した表示と、キースイッチ入力に
対応したコピーパラメータの演算と、スキャナ3への原
稿読取指示を行ない、スキャナ3から原稿供給装置2の
原稿なし信号等を受ける。コピーパラメータ等々のデー
タおよび記録開始指示等々の制御信号は、シリアル通信
ラインを通してCPU6に転送する。CPU6は、それにインタ
ーフェイス7を介して接続された記録処理要素の状態情
報をCPU5に転送する。第3a図は、このようなCPU5,6間の
転送をも含めて、CPU5および6の共働で実行される制御
動作を示している。
第3a図を参照する。電源が投入される(ステップ1:以
下カッコ内ではステップという語を省略する)とCPU5,6
は、初期化(2)を実行する。初期化(2)において
は、出力ポートに待機時出力信号を出力し、内部レジス
タ,カウンタ,タイマー,フラグ等をクリアしてから、
複写条件レジスタに標準複写条件データを設定する。す
なわち出力を安全状態をもたらすものに設定し、複写条
件を標準値に設定する。
次にCPU5,6は、状態検出(3)を実行し、コピー処理
に関連する要素の状態信号を読込んでそれらをチェック
して異常か否かを判定する(4)。異常であると異常処
理(5)に進んで操作・表示ボード1に異常を報知す
る。各部が正常であると、ヒータ立上げ設定(6)を行
なう。これにおいては、Hsレジスタ(内部レジスタ)に
ヒータオン指定を示すHを書込み、出力ポートHsにHを
出力する(これにより定着器64のヒータに通電が開始さ
れる)。
さて、前述の「ヒータ立上げ設定」(6)を実行する
とCPU3は、次に操作ボード読取(7)を実行する。この
操作ボード読取(7)では、先に設定している標準条件
と異なるキーイン入力があると、キーイン入力で指定さ
れる複写条件に複写条件レジスタの内容を更新する。キ
ーインがある毎にこれを行なう。
次にCPU5は、複写条件レジスタの内容に基づいてコピ
ー処理パラメータを演算し、CPU5,6はそれを複写処理要
素(3,8〜11,43)に設定する(8)。そしてCPU6は定着
温度Thを読込む(9)。すなわち、定着ユニット64の定
着温度検出信号Th(入力ポートAN3)をデジタルデータ
に変換して読込む。次にCPU6は、定着温度Thが165℃以
上かをチェックする(10)。なお、先の「ヒータ立上げ
設定」(6)から、ヒータは連続通電されているので、
定着温度Thは比較的に高い速度で上昇しつつある。定着
温度Thが165℃未満であると、CPU5,6は「操作ボード読
取」(7)に戻る。さて、定着温度Thが165℃以上にな
ると、ステップ10から「ヒータ抑制の設定」(11)に進
む。
この「ヒータ抑制の設定」(11)では、内部割込1を
許可し、内部割込1タイマをスタートし、Hsレジスタに
L(ヒータ通電停止)を更新書込みする。なお、その後
タイマがタイムオーバすると内部割込1(Hsレジスタが
LであるときにはそれをHにしてヒータに通電し、Hで
あるときにはそれをLにしてヒータの通電を遮断)を実
行しその中で再度タイマ)をスタートする。この内部割
込1の実行により、定着器64のヒータは、T1の間オン、
次のT1の間オフの形で、2T1周期で間欠的にオンとされ
る。ヒータのオンデューティがしたがって50%であるの
で、定着温度Thの上昇速度は比較的に低い。これは、定
着温度Thの目標温度範囲を175〜176℃に設定しており、
その範囲を大きく越える定着温度Thのオーバシュートを
抑制するためである。
「ヒータ抑制の設定」(11)を実行するとCPU6は、定
着温度Thが176℃になるのを待つ(12)。すなわち、定
着温度Thを読込んでそれが176℃以上かをチェックす
る。176℃になるとHsレジスタLに(非通電指定)を書
込み(13)、ウオームアップ終了フラグレジスタWFFに
H(ウオームアップ終了)を書込んで内部割込1を禁止
し内部割込2を許可する(14)。この後には、内部割込
2にT2周期で進むが、WFFの内容がHであるので、内部
割込2において、まず定着温度Thを読込み、定着温度Th
が175℃以下か、あるいは176℃以上かをチェックし、17
5℃以下のときにはHsレジスタにHを書込んでヒータに
通電し、タイマT2をスタートしてメインルーチンに戻
り、176℃以上のときにはHsレジスタにLを書込んでヒ
ータの通電を遮断し、タイマT2をスタートしてメインル
ーチンに戻る。以後、この内部割込2の実行により、定
着温度Thは略165℃〜176℃に安定する。
次にCPU5は、ステップ14でウオームアップ終了フラグ
レジスタWFFにHを書込むと、操作・表示ボード1のス
タートキーの下部にあるレディ表示ランプを点灯する
(15)。そして操作・表示ボード1のスタートキーの押
下(コピースタート指示の入力)を待つ(16,17)。こ
れを待っている間に、他のキーや操作子が操作される
と、これに対応して複写条件レジスタの内容を更新して
コピー処理パラメータを再演算して所要の複写要素に設
定する(18,19)。
スタートキーが押されると、「コピー制御」(20)を
実行する。この「コピー制御」(20)で、入力で指定さ
れた枚数(入力がなかったときには標準値である一枚)
分のコピー処理シーケンスを実行し、その間に各部の異
常検出を行なって、異常がなく該枚数のコピーを終了す
ると、「操作ボード読取」(16)に戻る。
第3b図および第3c図に、CPU6が実行する「コピー制
御」(20)の内容を示す。これに進むとCPU6は、感光体
駆動系8にスタートを指示して感光体40の回転を開始さ
せ(21)、PLLドライバ15にスタートを指示してポリゴ
ンミラー24の回転を開始させ(22)、スキャナ3に原稿
供給および画像読取のスタートを指示する(23A)。CPU
6は次に供給駆動系9にレジストローラ62までの給紙を
行なわせる(23B)。次にCPU6は、PLLドライパ15が同期
ロック信号を送って来たかをチェックし、それがまだ来
ていないと、それが到来するのを待つ(24)。同期ロッ
ク信号を受けるとCPU6は、レーザ通電レベルレジスタLP
に、標準値LSを書込み、レジスタLPの内容をD/Aコンバ
ータ12に出力してレーザドライバ13にレーザオン(発
光)を指示する(25)。これによりレーザ発光素子20
に、標準値Lsの通電が行なわれ、これに対応した強度の
レーザを発光素子20が出射する。
CPU6は次に、発光強度調整(26a)を実行する。これ
においてはまず、入力ポートAN1のアナログ電圧(レー
ザパワー基準値信号)をデジタルデータに変換して基準
値レジスタDAN1に書込み(261)、次に入力ポートAN2の
アナログ電圧(レーザパワー検出信号)をデジタルデー
タに変換して検出値レジスタDAN2に書込む(262)。そ
してこれらのデジタルデータDAN1(レジスタDAN1のデー
タ),DAN2(レジスタDAN2のデータ)が示す値を比較す
る(263)。
ステップ263のチェックで、DAN2>DAN1のときには、
レジスタLPの内容を1小さい数値を示すものに更新し
て、更新したデータをD/Aコンバータ12に出力する(26
4)。これにより、レーザ発光素子20の通電レベルが1
ステップ低くなり、発光強度が少し低くなる。CPU6は、
また入力ポートAN1のアナログ電圧をデジタルデータに
変換して基準値レジスタDAN1に書込み(265)、次に入
力ポートAN2のアナログ電圧をデジタルデータに変換し
て検出値レジスタDAN2に書込み(266)、DAN2≦DAN1で
あるかをチェックする(267)。そうでないと、またス
テップ264〜267を実行する。DAN2≦DAN1になると、1コ
ピー処理(27)に進む。
ステップ263のチェックで、DAN2>DAN1でないときに
は、レジスタLPの内容を1大きい数値を示すものに更新
して、更新したデータをD/Aコンバータ12に出力する(2
68)。これにより、レーザ発光素子20の通電レベルが1
ステップ高くなり、発光強度が少し高くなる。CPU6は、
また入力ポートAN1のアナログ電圧をデジタルデータに
変換して基準値レジスタDAN1に書込み(269)、次に入
力ポートAN2のアナログ電圧をデジタルデータに変換し
て検出値レジスタDAN2に書込み(270)、DAN2≧DAN1で
あるかをチェックする(271)。そうでないと、まずス
テップ268〜271を実行する。DAN2≧DAN1になると、1コ
ピー処理(27)に進む。
1コピー処理(27)では、CPU6は、一枚の記録紙にス
キャナ3が読んでいる画像を記録するコピーシーケンス
制御を行なう。そしてその中の適当なタイミングで、コ
ピー枚数カウンタ(1原稿の繰り返しコピー枚数カウン
ト用)Nを1カウントアップし、かつ、全枚数カウンタ
(操作・表示ボード1でスタートで入力されてからの通
算コピー枚数)Mを1カウントアップする。
1コピー処理(27)を実行する毎にCPU6は、全枚数カ
ウンタMのカウント値Mが10a(aは自然数:10aは10の
倍数)になったかをチェックし(28)、なっていると、
発光強度調整(26B)を実行する。この発光強度調整(2
6B)の内容は、先に説明した発光強度調整(26A)の内
容と同様である。
全枚数カウンタMのカウント値Mが10の倍数でないと
き、あるいは10の倍数であって発光強度調整(26B)を
実行したときに、CPU6は、コピー枚数カウンタNのカウ
ント値Nが、操作・表示ボード1で指定されたコピー枚
数npになったかをチェックする(29)。そしてnpになっ
ていると、コピー枚数はカウンタNをクリアする(3
0)。CPU5は、コピー枚数カウンタNのカウント値Nがn
pになったときにスキャナ3に原稿更新を指示し、未処
理原稿が原稿供給装置2にあると、それがコンタクトガ
ラス板上に供給される。Nが設定枚数np未満のとき、お
よび、次原稿があるときには、次の1コピー処理(27)
を実行する。未処理原稿がなくなるとスキャナ3が次原
稿なしをCPU5に知らせ、CPU5がCPU6にコピー終了を知ら
せる。CPU6はこれに応答してコピーエンド処理を開始し
(32)、メインルーチン(のステップ16)に戻る。
以上に説明したCPU6の制御動作により、操作・表示ボ
ード1のコピースタートキーが操作された直後の第1枚
目のコピー処理の直前(画像走査読取は開始されてい
る)に、発光強度調整(26A)が実行され、その後は、
コピー枚数が10の整数倍の値になる毎に発光強度調整
(26B)が実行される。
第4図に、これらの発光強度調整による、レーザ発光
素子20のレーザパワーの推移を示す。なお、第4図は、
標準値(Ls:ステップ25)が、比較的に低い値に設定さ
れている場合を示す。この例では、前述の発光強度調整
(26A)の実行により、レーザ発光素子20のレーザパワ
ーDAN2が、低から高にステップ状に上昇し、これが始め
て、可変抵抗VRで設定された基準値DAN1以上になったと
きに、そこで調整が停止する。この調整(26A)の終了
後10枚のコピーを終了した時点で、発光素子20のレーザ
パワーが基準値DAN1を越えているので、発光強度調整
(26B)の実行により、レーザ発光素子20のレーザパワ
ーDAN2が、高から低にステップ状に下降し、これが始め
て、可変抵抗VRで設定された基準値DAN1以下になったと
きに、そこで調整が停止する。この調整(26B)の終了
後、更に10枚のコピーを終了した時点で、発光素子20の
レーザパワーが基準値DAN1未満であるので、発光強度調
整(26B)の実行により、レーザ発光素子20のレーザパ
ワーDAN2が低から高にステップ上に上昇し、これが始め
て、可変抵抗VRで設定された基準値DAN1以上になったと
きに、そこで調整が停止する。
以上のようにこの実施例では、レーザ発光素子20の発
光強度をフォトセンサ19で検出しその検出信号をデジタ
ル変換して、それが可変抵抗VRで設定された基準値にな
る方向にレーザドライバ13に与える通電レベル指示を変
更するので、レーザ発光素子20の発光強度が可変抵抗VR
で指示されるものに調整される。したがって、個々のレ
ーザプリンタにおいて、可変抵抗VRで最適な記録濃度
(基準値)を設定し得る。温度変動などによりレーザ発
光素子のレーザ強度が変動すると、これを補償するよう
にレーザ発光素子20の通電レベルが調整されるので、各
レーザプリンタにおいて、記録濃度が、可変抵抗VRで設
定された値に安定化する。
上記実施例では更に、ポリゴンミラー駆動モータ25m
の同期ロック(第3b図のステップ24)を条件にレーザ発
光素子20を発光付勢して(ステップ25)発光強度調整
(26A)を実行するので、感光体40に対するレーザ走査
速度が、記録走査時の定速度と実質上等しくなってから
レーザ発光素子20が付勢されるので、感光体40が部分的
に長時間レーザ照射にさらされることがなくなり、感光
体40の疲労や劣化がなくなり記録濃度むらを生じない。
例えば電源オンから定着ヒータの立上り完了までは、
通常ヒータの温度が低温(室温)から例えば165℃程度
まで急速に上昇し、プリンタ温度、すなわちレーザ発光
素子20周りの温度、もこれに対応して大なり小なり変化
し、仮にこの立上りまでにも記録処理を行なうとする
と、レーザ発光素子20に過大な電流を供給するおそれが
あり、またレーザパワー制御も不安定となるおそれがあ
り、更には、レーザパワーを安定化するために、連続し
て通電レベル制御を継続しなければならず、制御タスク
が重過ぎる、等の問題を生ずるが、上記実施例では更
に、定着ヒータの、定着温度範囲への立上り終了(第3a
図のステップ12)を条件に、プリントレディ(ステップ
15)として記録処理を可能するので、すなわちレーザ発
光を許可するので、このような問題が解消する。定着ヒ
ータが立上り中では、定着処理が不完全となり易いの
で、このようなレーザ発光素子20の付勢開始タイミング
制御は、レーザプリンタの記録特性にうまく合致する。
上記実施例では更に、操作・表示ボード1のスタート
キースイッチの閉に応答して(第3a図のステップ17)コ
ピー制御(20)を実行し、この実行において、レーザ発
光素子20に通電して(25)、発光強度調整(26A)を行
なうようにしているので、記録スタート指示がある毎
に、レーザパワーが適値に補正され、したがって何回も
の記録を通しての記録濃度の安定性が高い。
上記実施例では更に、全枚数カウンタMのカウント値
が10の倍数になる毎に発光強度調整(26B)を実行する
ので、記録枚数が10の倍数になる毎に自動的に上記レー
ザパワー調整が実行され、多数枚の連続繰り返し記録を
通しての、記録濃度の安定性が高い。
効果 例えば電源オンから定着ヒータの立上り完了までは、
通常ヒータの温度が低温(室温)から例えば165℃程度
まで急速に上昇し、プリンタ温度、すなわちレーザ発光
素子周りの温度も、これに対応して大なり小なり変化
し、仮にこの立上りまでにも記録処理を行なうとする
と、レーザ発光素子に過大な電流を供給するおそれがあ
り、またレーザパワー制御も不安定となるおそれがあ
り、更には、レーザパワーを安定化するために、連続し
て通電レベル制御を継続しなければならず、制御タスク
が重過ぎる。
本発明では、定着装置の温度の立ち上がりを検出する
検知手段と、該検出手段が立ち上がりを検知した後に、
レーザパワーを調整するレーザパワー制御手段とを有し
て、定着ヒータの立上りを待ってレーザパワー制御を実
施するので、このような問題が解消する。定着ヒータが
立上り中では、定着処理が不完全になり易いので、この
ようなレーザ発光素子の付勢開始タイミング制御は、レ
ーザプリンタの記録特性にうまく合致する。
また、上記制御手段が、設定回数以上の画像形成毎に
前記レーザパワーの調整を行なうので、記録枚数が設定
値以上になる毎に自動的に上記レーザパワー制御が実行
され、多数枚の連続繰り返し記録を通しての、記録濃度
の安定性が高い。
また、本発明は、記録スタート指示手段および記録枚
数カウント手段を備え、帯電された感光体にレーザを照
射して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナ
ー像を形成し、トナー像を定着ヒータで定着処理するレ
ーザプリンタの、レーザ発光素子に、指示されたレベル
の通電をするレーザドライバ;前記レーザ発光素子の発
光強度に対応するレベルの信号を発生する検出手段;前
記検出手段が発生する信号をデジタルデータに変換する
変換手段;基準値設定手段;前記定着ヒータの温度立上
りを検出する立上り検出手段;および、該立上り検出手
段が立上りを検出した後の前記記録スタート指示手段の
記録スタート指示に応答して前記レーザドライバに通電
を例示し、前記デジタルデータを前記基準値設定手段が
指定する基準値と比較し、デジタルデータが基準値にな
る方向に前記レーザドライバに与えるレベル指示を変更
し、その後前記記録枚数カウント手段のカウント値が設
定値以上になる毎に前記デジタルデータを前記基準値設
定手段が指定する基準値と比較し、デジタルデータが基
準値になる方向に前記レーザドライバに与えるレベル指
示を変更するレーザパワー制御手段;を備えので、定着
ヒータの立上りを待って、記録スタート指示に応答して
レーザパワー制御が実施され、レーザ発光素子周りの温
度変化が小さくレーザ発光素子のレーザパワーが安定
し、レーザパワー制御の精度と安定性が高い。加えて、
記録スタート指示に応答してレーザパワー制御を上述の
ように実行するので、記録スタート指示がある毎に、レ
ーザパワーが適値に補正され、したがって何回もの記録
を通しての記録濃度の安定性が高い。更に加えて、記録
枚数カウント手段のカウント値が設定値以上になる毎に
レーザパワー制御を上述のように実行するので、多数枚
の連続繰り返し記録を通しての、記録濃度の安定性が高
い。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明の一実施例の機構部の概要を示すブロッ
ク図、第1b図は第1a図に示すポリゴンミラー24周りの機
構を詳細に示す拡大平面図である。 第2図は本発明の一実施例の電気系統の構成を示すブロ
ック図、第3a図,第3b図および第3c図は第2図に示すマ
イクロプロセッサ5および6の制御動作を示すフローチ
ャートである。 第4図は、第1b図に示すレーザ発光素子20の発光強度の
変化を示すグラフである。 1:操作・表示ボード(記録スタート指示手段) 2:原稿供給装置、3:スキャナ 4:インターフェイス 5,6:マイクロプロセッサ(変換手段,レーザパワー制御
手段,立上り検出手段,記録枚数カウント手段) 7:インターフェイス、8:感光体駆動系 9:給紙駆動系、10:高圧電源ユニット 11:イレーサドライバ、12:D/Aコンバータ 13:レーザドライバ(レーザドライバ) 14:光強度検出回路、15:PLLドライバ(モータドライ
バ) 19:フォトセンサ(検出手段) 20:レーザ発光素子(レーザ発光素子) VR:可変抵抗(基準値設定手段)、21:コリメートレンズ 22:シリンドリカルレンズ 24:ポリゴンミリー(ポリゴンミラー) 25m:モータ、25r:ロータリエンコーダ 26a〜26c:f/θレンズ、27:ミラー 28:防塵ガラス、32:アパーチャ 40:感光体、41:メインチャージャ 42:イレースランプ、43:現像器 60:カセット、61;給紙コロ 62:レジストローラ、63:転写・分離チャージャ 64:現像器、65:排紙トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−146456(JP,A) 特開 昭62−30466(JP,A) 特開 昭60−238869(JP,A) 特開 昭57−84674(JP,A) 特開 昭62−160468(JP,A) 特開 昭58−121058(JP,A) 特開 昭61−126574(JP,A) 特開 昭60−123880(JP,A) 特開 昭58−149062(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電された感光体にレーザを照射して静電
    潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナー像を形成
    し、トナー像を定着手段で定着処理する画像形成装置で
    あって、 前記定着装置の温度の立ち上がりを検出する検知手段
    と、 前記検出手段が立ち上がりを検知した後に、レーザパワ
    ーを調整するレーザパワー制御手段とを有することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、設定回数以上の画像形成
    毎に前記レーザパワーの調整を行なう請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】記録スタート指示手段および記録枚数カウ
    ント手段を備え、帯電された感光体にレーザを照射して
    静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナー像を
    形成し、トナー像を定着ヒータで定着処理するレーザプ
    リンタの、レーザ発光素子に、指示されたレベルの通電
    をするレーザドライバ; 前記レーザ発光素子の発光強度に対応するレベルの信号
    を発生する検出手段; 前記検出手段が発生する信号をデジタルデータに変換す
    る変換手段; 基準値設定手段; 前記定着ヒータの温度立上りを検出する立上り検出手
    段;および、 該立上り検出手段が立上りを検出した後の前記記録スタ
    ート指示手段の記録スタート指示に応答して前記レーザ
    ドライバに通電を指示し、前記デジタルデータを前記基
    準値設定手段が指定する基準値と比較し、デジタルデー
    タが基準値になる方向に前記レーザドライバに与えるレ
    ベル指示を変更し、その後前記記録枚数カウント手段の
    カウント値が設定値以上になる毎に前記デジタルデータ
    を前記基準値設定手段が指定する基準値と比較し、デジ
    タルデータが基準値になる方向に前記レーザドライバに
    与えるレベル指示を変更するレーザパワー制御手段; を備えるレーザプリンタのレーザパワー制御装置。
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