JPH0659552A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
- Publication number
- JPH0659552A JPH0659552A JP3043056A JP4305691A JPH0659552A JP H0659552 A JPH0659552 A JP H0659552A JP 3043056 A JP3043056 A JP 3043056A JP 4305691 A JP4305691 A JP 4305691A JP H0659552 A JPH0659552 A JP H0659552A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- writing
- light source
- data
- timing
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １つの感光体と１つの転写ドラムとを備えて
複数色の記録画像を得る構成で、本体系と書込み系とが
非同期で動作する場合の、感光体位置信号発生直後の書
込みによるドットずれに起因する色ずれをなくす。 【構成】 記録用光源１の他に、タイミング生成用光源
６を有するので、例えば１ライン走査域からタイミング
生成用光源６からのビームに基づきパルス生成手段１０
で断続的な位相同期用基準パルスＰｒを生成することに
より、記録時における書込み系と本体系とのタイミング
を検知して、記録用光源１を制御することで、副走査方
向のドットずれを低減させる。
複数色の記録画像を得る構成で、本体系と書込み系とが
非同期で動作する場合の、感光体位置信号発生直後の書
込みによるドットずれに起因する色ずれをなくす。 【構成】 記録用光源１の他に、タイミング生成用光源
６を有するので、例えば１ライン走査域からタイミング
生成用光源６からのビームに基づきパルス生成手段１０
で断続的な位相同期用基準パルスＰｒを生成することに
より、記録時における書込み系と本体系とのタイミング
を検知して、記録用光源１を制御することで、副走査方
向のドットずれを低減させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、１つの感光体と１つの
転写ドラムとを備えた構成で、複数色の記録画像を得る
ようにしたレーザプリンタ、デジタル複写機等の画像記
録装置に関する。
転写ドラムとを備えた構成で、複数色の記録画像を得る
ようにしたレーザプリンタ、デジタル複写機等の画像記
録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の画像記録装置としては、
例えば特開昭５７−１９７６４号公報に示されるものが
ある。これは、感光体が１回転する間に複数回の書込み
を行なうようにしたものであるが、ドラム径が大きくな
ってしまう。また、エンコーダパルスからの時間でゲー
トを開いて書込みを行なうように制御している。よっ
て、エンコーダ（即ち、本体系）と書込み系とが同期し
ていることが条件となる。
例えば特開昭５７−１９７６４号公報に示されるものが
ある。これは、感光体が１回転する間に複数回の書込み
を行なうようにしたものであるが、ドラム径が大きくな
ってしまう。また、エンコーダパルスからの時間でゲー
トを開いて書込みを行なうように制御している。よっ
て、エンコーダ（即ち、本体系）と書込み系とが同期し
ていることが条件となる。
【０００３】一方、本体系と書込み系とを非同期で動作
させるようにしたものがある。即ち、感光体からの位置
信号を基準に書込み系による書込みタイミングを制御し
たものである。
させるようにしたものがある。即ち、感光体からの位置
信号を基準に書込み系による書込みタイミングを制御し
たものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
非同期で動作している場合において、感光体位置信号発
生後の書込み状態によっては、最悪副走査方向に１ドッ
ト画像がずれて、色ずれを生ずることがある。また、書
込み幅が広い時にはライン終端側におけるドット位置精
度が劣化してしまうことがある。
非同期で動作している場合において、感光体位置信号発
生後の書込み状態によっては、最悪副走査方向に１ドッ
ト画像がずれて、色ずれを生ずることがある。また、書
込み幅が広い時にはライン終端側におけるドット位置精
度が劣化してしまうことがある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、１つの感光体と１つの転写ドラムとを備え、前記感
光体からの位置信号を基準に開始する書込み系による書
込みを複数回繰返し、複数色の画像を重ね合わせること
によりカラー画像を得るようにした、本体系と書込み系
とが非同期で動作する画像記録装置において、前記書込
み系中に記録用光源とタイミング生成用光源とを設け
た。
は、１つの感光体と１つの転写ドラムとを備え、前記感
光体からの位置信号を基準に開始する書込み系による書
込みを複数回繰返し、複数色の画像を重ね合わせること
によりカラー画像を得るようにした、本体系と書込み系
とが非同期で動作する画像記録装置において、前記書込
み系中に記録用光源とタイミング生成用光源とを設け
た。
【０００６】また、請求項２記載の発明では、１ライン
走査域からタイミング生成用光源のビームに基づき断続
的な位相同期用基準パルスを生成するパルス生成手段を
設けた。
走査域からタイミング生成用光源のビームに基づき断続
的な位相同期用基準パルスを生成するパルス生成手段を
設けた。
【０００７】さらに、請求項３記載の発明では、パルス
生成手段から得られる断続的な位相同期用基準パルスに
同期したクロックを生成するＰＬＬ回路を設け、画像デ
ータに応じてこのクロックにより記録用光源を変調させ
るようにした。
生成手段から得られる断続的な位相同期用基準パルスに
同期したクロックを生成するＰＬＬ回路を設け、画像デ
ータに応じてこのクロックにより記録用光源を変調させ
るようにした。
【０００８】請求項４記載の発明では、少なくとも３ラ
イン分の書込みデータを保持するラインバッファと、ペ
ージの先頭ラインのデータのみ２ライン分保持させるよ
うに切換える切換え手段とを設けた。
イン分の書込みデータを保持するラインバッファと、ペ
ージの先頭ラインのデータのみ２ライン分保持させるよ
うに切換える切換え手段とを設けた。
【０００９】請求項５記載の発明では、初回の書込み時
の感光体からの位置信号と書込み系の同期信号との時間
差を検出する検出手段と、この時間差を所定値と比較し
て初回の書込みデータの設定を行なう設定手段とを設け
た。
の感光体からの位置信号と書込み系の同期信号との時間
差を検出する検出手段と、この時間差を所定値と比較し
て初回の書込みデータの設定を行なう設定手段とを設け
た。
【００１０】
【作用】請求項１記載の発明によれば、記録用光源の他
に、タイミング生成用光源を有するので、例えば請求項
２記載の発明のように１ライン走査域からタイミング生
成用光源からのビームに基づきパルス生成手段で断続的
な位相同期用基準パルスを生成することにより、記録時
における書込み系と本体系とのタイミングを検知して、
記録用光源を制御することで、副走査方向のドットずれ
が低減される。
に、タイミング生成用光源を有するので、例えば請求項
２記載の発明のように１ライン走査域からタイミング生
成用光源からのビームに基づきパルス生成手段で断続的
な位相同期用基準パルスを生成することにより、記録時
における書込み系と本体系とのタイミングを検知して、
記録用光源を制御することで、副走査方向のドットずれ
が低減される。
【００１１】この場合、請求項３記載の発明によれば、
ＰＬＬ回路を用いた多点同期方式とし、１ライン走査域
でクロックの位相同期が複数回行われるので、書込み幅
の広い場合であっても、ライン終端でのドットずれも低
減できる。
ＰＬＬ回路を用いた多点同期方式とし、１ライン走査域
でクロックの位相同期が複数回行われるので、書込み幅
の広い場合であっても、ライン終端でのドットずれも低
減できる。
【００１２】加えて、請求項４記載の発明によれば、少
なくとも３ライン分の書込みデータ用のラインバッファ
を有し、ページの先頭ラインのデータについては２ライ
ン分保持させるようにしたので、例えば請求項５記載の
発明のように、感光体位置信号と書込み系同期信号との
時間差をライン周期の半分なる所定値と比較して、その
結果により初回の書込みデータの設定を行なうことによ
り、例えば時間差がライン周期の半分より短い時には先
頭の同じ書込みデータを２ライン分書込ませることで、
各色を重ね合わせた時のドットずれを抑制できる。
なくとも３ライン分の書込みデータ用のラインバッファ
を有し、ページの先頭ラインのデータについては２ライ
ン分保持させるようにしたので、例えば請求項５記載の
発明のように、感光体位置信号と書込み系同期信号との
時間差をライン周期の半分なる所定値と比較して、その
結果により初回の書込みデータの設定を行なうことによ
り、例えば時間差がライン周期の半分より短い時には先
頭の同じ書込みデータを２ライン分書込ませることで、
各色を重ね合わせた時のドットずれを抑制できる。
【００１３】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図１及び図２により多点同期方式の書込み系
の構成及び作用を説明する。記録用光源となる記録用レ
ーザダイオード（記録用ＬＤ）１から出射されたビーム
はポリゴンミラー２で偏向され、ｆθレンズ３を通った
後、ミラー４により反射されて感光体５に導かれる。こ
こに、記録用ＬＤ１とは別個にタイミング生成用光源と
なる基準パルス発生用レーザダイオード（基準パルス発
生用ＬＤ）６が設けられている。この基準パルス発生用
ＬＤ６は記録用ＬＤ１と主走査方向には同一位置に向け
てビームを出射させるものであり、ポリゴンミラー２の
同一反射面において上下方向（副走査方向）にある間隔
をおいて入射するように配設されている。よって、基準
パルス発生用ＬＤ６からのビームもポリゴンミラー２に
より偏向走査され、ｆθレンズ３を通った後、ミラー４
を通り越して感光体５と等価位置に配置されたグレーテ
ィング７を走査する。グレーティング７を透過したビー
ムはレンズアレイ８により複数の受光素子９ａ〜９ｅに
集光され、断続的な位相同期用基準パルスＰｒが発生さ
れる。即ち、グレーティング７、レンズアレイ８及び受
光素子９ａ〜９ｅがパルス生成手段１０を形成する。
る。まず、図１及び図２により多点同期方式の書込み系
の構成及び作用を説明する。記録用光源となる記録用レ
ーザダイオード（記録用ＬＤ）１から出射されたビーム
はポリゴンミラー２で偏向され、ｆθレンズ３を通った
後、ミラー４により反射されて感光体５に導かれる。こ
こに、記録用ＬＤ１とは別個にタイミング生成用光源と
なる基準パルス発生用レーザダイオード（基準パルス発
生用ＬＤ）６が設けられている。この基準パルス発生用
ＬＤ６は記録用ＬＤ１と主走査方向には同一位置に向け
てビームを出射させるものであり、ポリゴンミラー２の
同一反射面において上下方向（副走査方向）にある間隔
をおいて入射するように配設されている。よって、基準
パルス発生用ＬＤ６からのビームもポリゴンミラー２に
より偏向走査され、ｆθレンズ３を通った後、ミラー４
を通り越して感光体５と等価位置に配置されたグレーテ
ィング７を走査する。グレーティング７を透過したビー
ムはレンズアレイ８により複数の受光素子９ａ〜９ｅに
集光され、断続的な位相同期用基準パルスＰｒが発生さ
れる。即ち、グレーティング７、レンズアレイ８及び受
光素子９ａ〜９ｅがパルス生成手段１０を形成する。
【００１４】このような基準パルスＰｒはＰＬＬ回路１
１に入力されている。ＰＬＬ回路１１は図２に示すよう
に構成されている。まず、分周器１２により１／Ｎに分
周された電圧制御発振器（ＶＣＯ）１３の帰還信号Ｐ1
は基準パルスＰｒとともに位相比較器（ＰＤ）１４に入
力される。位相比較器１４では両者の位相差に応じた電
圧を出力し、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）１５により平
滑化する。この後、増幅器（図示せず）により増幅さ
れ、電圧制御発振器１３に入力される。電圧制御発振器
１３の出力クロック（即ち、１／Ｎに分周された帰還信
号Ｐ1 ）は基準パルスＰｒに位相同期し、さらに位相比
較器１４から入力される電圧Ｖｃにより発振周波数が制
御され、安定したクロックが得られる。よって、ＰＬＬ
回路１１から出力されるクロックＰ0 により記録用ＬＤ
１を画像データに応じて変調することにより、ライン終
端でのドットずれの低減された良好なる画像が得られ
る。
１に入力されている。ＰＬＬ回路１１は図２に示すよう
に構成されている。まず、分周器１２により１／Ｎに分
周された電圧制御発振器（ＶＣＯ）１３の帰還信号Ｐ1
は基準パルスＰｒとともに位相比較器（ＰＤ）１４に入
力される。位相比較器１４では両者の位相差に応じた電
圧を出力し、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）１５により平
滑化する。この後、増幅器（図示せず）により増幅さ
れ、電圧制御発振器１３に入力される。電圧制御発振器
１３の出力クロック（即ち、１／Ｎに分周された帰還信
号Ｐ1 ）は基準パルスＰｒに位相同期し、さらに位相比
較器１４から入力される電圧Ｖｃにより発振周波数が制
御され、安定したクロックが得られる。よって、ＰＬＬ
回路１１から出力されるクロックＰ0 により記録用ＬＤ
１を画像データに応じて変調することにより、ライン終
端でのドットずれの低減された良好なる画像が得られ
る。
【００１５】ついで、図３により書込み系の基本的な動
作タイミングを示す。斜線を施して示す領域ａは、一般
に、光源であるレーザダイオードＬＤ１のパワー制御や
走査ビームの位置検知信号Ｄet．Ｐ発生のために、光源
を点灯させる期間として利用される。走査ビームの位置
検知信号Ｄet．Ｐは、書込み同期信号Ｌ．Ｓync 及び書
込みデータ有効域信号Ｌ．Ｇate の発生タイミングを規
制する基準信号となる。これらの信号は、レーザビーム
走査用のポリゴンミラー３が定速になると、本体系（感
光体５、転写ドラム等）の駆動に関係なく、常に発生す
る。
作タイミングを示す。斜線を施して示す領域ａは、一般
に、光源であるレーザダイオードＬＤ１のパワー制御や
走査ビームの位置検知信号Ｄet．Ｐ発生のために、光源
を点灯させる期間として利用される。走査ビームの位置
検知信号Ｄet．Ｐは、書込み同期信号Ｌ．Ｓync 及び書
込みデータ有効域信号Ｌ．Ｇate の発生タイミングを規
制する基準信号となる。これらの信号は、レーザビーム
走査用のポリゴンミラー３が定速になると、本体系（感
光体５、転写ドラム等）の駆動に関係なく、常に発生す
る。
【００１６】ついで、感光体の位置信号ＨＰと書込み系
の位置検知信号Ｄet．Ｐとの関係を図４に示す。位置信
号ＨＰと位置検知信号Ｄet．Ｐとは非同期であるので、
各色毎に、これらの信号間の時間差としては、例えばｔ
0〜ｔ3のように変化し得る。図示例は、ｔをライン周期
とすると、ｔ0＞ｔ／２，ｔ1＝ｔ／２，ｔ2＜ｔ／２，
ｔ3 ＞ｔ／２とされている。
の位置検知信号Ｄet．Ｐとの関係を図４に示す。位置信
号ＨＰと位置検知信号Ｄet．Ｐとは非同期であるので、
各色毎に、これらの信号間の時間差としては、例えばｔ
0〜ｔ3のように変化し得る。図示例は、ｔをライン周期
とすると、ｔ0＞ｔ／２，ｔ1＝ｔ／２，ｔ2＜ｔ／２，
ｔ3 ＞ｔ／２とされている。
【００１７】さらに、本実施例では、データ読出し部は
図５に示すように構成されている。まず、少なくとも３
ライン分の書込みデータを保持する３つのラインバッフ
ァ１６，１７，１８が設けられ、ホスト機側から順次送
られてくる画像データは切換え機１９によりこれらのラ
インバッファ１６，１７，１８に対して切換え出力され
る。また、これらのラインバッファ１６，１７，１８の
出力側には切換え機２０が設けられている。この切換え
機２０は後述する書込みタイミング検出回路からの選択
信号ＳＥＬ１，ＳＥＬ２に応じてラインバッファ１６，
１７の何れかのデータをページ先頭データとして書込み
系に送るかを判断し切換える。ラインバッファ１８のデ
ータ転送が始まると切換え機２０は切換え機１９に対し
て信号Ｓ7 を出力し、新たなデータ転送を指示する。ラ
インバッファ１７から書込み系へのデータ転送が始まる
と、ホストからラインバッファ１６へ新たなデータが書
込まれ、ラインバッファ１８から書込み系へのデータ転
送が始まるとホストからラインバッファ１７へ新たなデ
ータが書込まれるというように、データの読出されたバ
ッファに新しいデータが書込まれる。
図５に示すように構成されている。まず、少なくとも３
ライン分の書込みデータを保持する３つのラインバッフ
ァ１６，１７，１８が設けられ、ホスト機側から順次送
られてくる画像データは切換え機１９によりこれらのラ
インバッファ１６，１７，１８に対して切換え出力され
る。また、これらのラインバッファ１６，１７，１８の
出力側には切換え機２０が設けられている。この切換え
機２０は後述する書込みタイミング検出回路からの選択
信号ＳＥＬ１，ＳＥＬ２に応じてラインバッファ１６，
１７の何れかのデータをページ先頭データとして書込み
系に送るかを判断し切換える。ラインバッファ１８のデ
ータ転送が始まると切換え機２０は切換え機１９に対し
て信号Ｓ7 を出力し、新たなデータ転送を指示する。ラ
インバッファ１７から書込み系へのデータ転送が始まる
と、ホストからラインバッファ１６へ新たなデータが書
込まれ、ラインバッファ１８から書込み系へのデータ転
送が始まるとホストからラインバッファ１７へ新たなデ
ータが書込まれるというように、データの読出されたバ
ッファに新しいデータが書込まれる。
【００１８】このような構成において、図４及び図５を
参照して基本動作を説明する。今、初回の書込み時に、
位置検知信号Ｄet．Ｐがケースａのタイミングで発生し
たとする。この時、位置信号ＨＰとの時間差ｔ0 はｔ0
＞ｔ／２であるので、位置信号ＨＰ発生後、１パルスの
書込み同期信号Ｌ．Ｓync 、つまり、図４に示すａ１の
タイミングからラインバッファ１８のデータの書込みを
開始させる。位置検知信号Ｄet．Ｐがケースｂのタイミ
ングで発生したとすると、ｔ1 ＝ｔ／２であるので、ｂ
１で示すタイミングからラインバッファ１７のデータの
書込みを開始させる。位置検知信号Ｄet．Ｐがケースｃ
のタイミングで発生したとすると、この時、時間差ｔ2
＜ｔ／２であるので、ｃ１で示すタイミングでラインバ
ッファ１８のデータの書込みを、ｃ２で示すタイミング
でラインバッファ１８のデータの書込みを開始させる。
この時、ページ先頭では同じデータを保持するので、２
ライン同じデータを書込むことになる。ちなみに、この
場合、ケースａ，ｂと同様にｃ１のタイミングでライン
バッファ１８のデータの書込みを行なうと、ｃ２のタイ
ミング時にはラインバッファ１８のデータ（２ライン
目）を書込むこととなり、２回目以降の書込みタイミン
グがケースｄの時には書込みがｄ１のタイミングからと
なるので、最大１ドットのずれを生ずる。
参照して基本動作を説明する。今、初回の書込み時に、
位置検知信号Ｄet．Ｐがケースａのタイミングで発生し
たとする。この時、位置信号ＨＰとの時間差ｔ0 はｔ0
＞ｔ／２であるので、位置信号ＨＰ発生後、１パルスの
書込み同期信号Ｌ．Ｓync 、つまり、図４に示すａ１の
タイミングからラインバッファ１８のデータの書込みを
開始させる。位置検知信号Ｄet．Ｐがケースｂのタイミ
ングで発生したとすると、ｔ1 ＝ｔ／２であるので、ｂ
１で示すタイミングからラインバッファ１７のデータの
書込みを開始させる。位置検知信号Ｄet．Ｐがケースｃ
のタイミングで発生したとすると、この時、時間差ｔ2
＜ｔ／２であるので、ｃ１で示すタイミングでラインバ
ッファ１８のデータの書込みを、ｃ２で示すタイミング
でラインバッファ１８のデータの書込みを開始させる。
この時、ページ先頭では同じデータを保持するので、２
ライン同じデータを書込むことになる。ちなみに、この
場合、ケースａ，ｂと同様にｃ１のタイミングでライン
バッファ１８のデータの書込みを行なうと、ｃ２のタイ
ミング時にはラインバッファ１８のデータ（２ライン
目）を書込むこととなり、２回目以降の書込みタイミン
グがケースｄの時には書込みがｄ１のタイミングからと
なるので、最大１ドットのずれを生ずる。
【００１９】このような制御を行なわせるために書込み
タイミング補正回路の構成例を図６に示す。まず、位置
信号ＨＰが発生するとタイマ２１が動作し、ライン周期
ｔの１／２の期間だけＨレベルとなるパルスＳ1 を生成
する。パルスＳ1 がＨレベルの期間に位置検知信号Ｄe
t．Ｐが発生するとＡＮＤゲート２２の出力に画素クロ
ックｗ．clk に同期した位置検知信号Ｄet．Ｐが現れ、
フリップフロップ２３の出力Ｓ2 がＬレベルからＨレベ
ルに変化する。パルスＳ1 がＨレベルの期間に位置検知
信号Ｄet．Ｐが発生しない場合には出力Ｓ2 は変化せず
Ｌレベルのままとなる。
タイミング補正回路の構成例を図６に示す。まず、位置
信号ＨＰが発生するとタイマ２１が動作し、ライン周期
ｔの１／２の期間だけＨレベルとなるパルスＳ1 を生成
する。パルスＳ1 がＨレベルの期間に位置検知信号Ｄe
t．Ｐが発生するとＡＮＤゲート２２の出力に画素クロ
ックｗ．clk に同期した位置検知信号Ｄet．Ｐが現れ、
フリップフロップ２３の出力Ｓ2 がＬレベルからＨレベ
ルに変化する。パルスＳ1 がＨレベルの期間に位置検知
信号Ｄet．Ｐが発生しない場合には出力Ｓ2 は変化せず
Ｌレベルのままとなる。
【００２０】一方、位置信号ＨＰはＪ−Ｋフリップフロ
ップ２４、Ｄフリップフロップ２５及びこれらのフリッ
プフロップ２４，２５の出力を入力とする排他的ＯＲゲ
ート２６を介して信号Ｓ3 として検出手段としてのフリ
ップフロップ２７，２８，２９に入力されている。ここ
に、フリップフロップ２５にはページ分の有効書込みラ
イン数を指定する信号Ｆ．Ｇate がインバータ３０を介
して入力されている。この信号Ｓ3 がＨレベルになる
と、フリップフロップ２７，２８，２９は何れもイネー
ブル状態となり、フリップフロップ２７の出力Ｓ4 は位
置信号ＨＰ発生後最初の書込み同期信号Ｌ．Ｓync で、
フリップフロップ２９の出力Ｓ5 は２パルス目の書込み
同期信号Ｌ．Ｓync で各々Ｈレベルとなる。バッファ３
１，３２により選択された出力Ｓ0 は出力Ｓ4 とともに
切換え機２０に対するセレクト信号ＳＥＬ１，２として
出力される。
ップ２４、Ｄフリップフロップ２５及びこれらのフリッ
プフロップ２４，２５の出力を入力とする排他的ＯＲゲ
ート２６を介して信号Ｓ3 として検出手段としてのフリ
ップフロップ２７，２８，２９に入力されている。ここ
に、フリップフロップ２５にはページ分の有効書込みラ
イン数を指定する信号Ｆ．Ｇate がインバータ３０を介
して入力されている。この信号Ｓ3 がＨレベルになる
と、フリップフロップ２７，２８，２９は何れもイネー
ブル状態となり、フリップフロップ２７の出力Ｓ4 は位
置信号ＨＰ発生後最初の書込み同期信号Ｌ．Ｓync で、
フリップフロップ２９の出力Ｓ5 は２パルス目の書込み
同期信号Ｌ．Ｓync で各々Ｈレベルとなる。バッファ３
１，３２により選択された出力Ｓ0 は出力Ｓ4 とともに
切換え機２０に対するセレクト信号ＳＥＬ１，２として
出力される。
【００２１】図７に示すタイミングチャートの例で、左
半分に示すケース(１)ではｔ4 ＞ｔ／２、即ち図４中に
示したケースａの例であり、切換え信号Ｓ0としては信
号Ｓ4が選択される。また、図７において右半分に示す
ケース(２)ではｔ5 ＜ｔ／２、即ち図４中に示したケー
スｃの例であり、切換え信号Ｓ0 としては信号Ｓ5 側が
選択される。つまり、信号Ｓ4 がＨレベルになると書込
みを開始するが、切換え信号Ｓ0 がＬレベルであればラ
インバッファ１７のデータから書込みを始め、切換え信
号Ｓ0 がＨレベルであればラインバッファ１６のデータ
から書込みを始める。
半分に示すケース(１)ではｔ4 ＞ｔ／２、即ち図４中に
示したケースａの例であり、切換え信号Ｓ0としては信
号Ｓ4が選択される。また、図７において右半分に示す
ケース(２)ではｔ5 ＜ｔ／２、即ち図４中に示したケー
スｃの例であり、切換え信号Ｓ0 としては信号Ｓ5 側が
選択される。つまり、信号Ｓ4 がＨレベルになると書込
みを開始するが、切換え信号Ｓ0 がＬレベルであればラ
インバッファ１７のデータから書込みを始め、切換え信
号Ｓ0 がＨレベルであればラインバッファ１６のデータ
から書込みを始める。
【００２２】なお、１ページの有効書込みライン数を指
定する信号Ｆ．Ｇate は切換え信号Ｓ0 が発生すると書
込み同期信号Ｌ．Ｓync を計数し始める回路（図示せ
ず）によって生成され、この信号Ｆ．Ｇate がＨレベル
になるとフリップフロップ２３がクリアされ、この信号
Ｆ．Ｇate がＬレベルに立下るとフリップフロップ２５
がＨレベルとなり、信号Ｓ3 がＬレベルとなる。この信
号Ｓ3 がＬレベルとなると、信号Ｓ4，Ｓ5がともにＬレ
ベルとなり、切換え信号Ｓ0 もＬレベルとなる。
定する信号Ｆ．Ｇate は切換え信号Ｓ0 が発生すると書
込み同期信号Ｌ．Ｓync を計数し始める回路（図示せ
ず）によって生成され、この信号Ｆ．Ｇate がＨレベル
になるとフリップフロップ２３がクリアされ、この信号
Ｆ．Ｇate がＬレベルに立下るとフリップフロップ２５
がＨレベルとなり、信号Ｓ3 がＬレベルとなる。この信
号Ｓ3 がＬレベルとなると、信号Ｓ4，Ｓ5がともにＬレ
ベルとなり、切換え信号Ｓ0 もＬレベルとなる。
【００２３】２回目以降の書込み時にも、上述した動作
が繰返される。
が繰返される。
【００２４】このように、初回の書込み時において、信
号ＨＰ，Ｄet．Ｐ間の時間差がライン周期ｔの半分以下
に短い時には、先頭の書込みデータを２ライン分書き、
２回目以降の書込み時には、その時の位置信号ＨＰと位
置検知信号Ｄet．Ｐとの時間差がライン周期の半分より
短い時には先頭のデータを２ライン書込むことにより、
各色を重ね合わせた時のドットずれが抑制される。
号ＨＰ，Ｄet．Ｐ間の時間差がライン周期ｔの半分以下
に短い時には、先頭の書込みデータを２ライン分書き、
２回目以降の書込み時には、その時の位置信号ＨＰと位
置検知信号Ｄet．Ｐとの時間差がライン周期の半分より
短い時には先頭のデータを２ライン書込むことにより、
各色を重ね合わせた時のドットずれが抑制される。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項１記載の発明によれば、記録用光源の他に、
タイミング生成用光源を設けたので、例えば請求項２記
載の発明のように１ライン走査域からタイミング生成用
光源からのビームに基づきパルス生成手段で断続的な位
相同期用基準パルスを生成することにより、記録時にお
ける書込み系と本体系とのタイミングを検知して、記録
用光源を制御することで、副走査方向のドットずれを低
減させることができる。
で、請求項１記載の発明によれば、記録用光源の他に、
タイミング生成用光源を設けたので、例えば請求項２記
載の発明のように１ライン走査域からタイミング生成用
光源からのビームに基づきパルス生成手段で断続的な位
相同期用基準パルスを生成することにより、記録時にお
ける書込み系と本体系とのタイミングを検知して、記録
用光源を制御することで、副走査方向のドットずれを低
減させることができる。
【００２６】この場合、請求項３記載の発明によれば、
ＰＬＬ回路を用いた多点同期方式とし、１ライン走査域
でクロックの位相同期を複数回行なうようにしたので、
書込み幅の広い場合であっても、ライン終端でのドット
ずれも低減することができる。
ＰＬＬ回路を用いた多点同期方式とし、１ライン走査域
でクロックの位相同期を複数回行なうようにしたので、
書込み幅の広い場合であっても、ライン終端でのドット
ずれも低減することができる。
【００２７】加えて、請求項４記載の発明によれば、少
なくとも３ライン分の書込みデータ用のラインバッファ
を有し、ページの先頭ラインのデータについては２ライ
ン分保持させるようにしたので、例えば請求項５記載の
発明のように、感光体位置信号と書込み系同期信号との
時間差をライン周期の半分なる所定値と比較して、その
結果により初回の書込みデータの設定を行なうことによ
り、例えば時間差がライン周期の半分より短い時には先
頭の同じ書込みデータを２ライン分書込ませることで、
各色を重ね合わせた時のドットずれを抑制することがで
きる。
なくとも３ライン分の書込みデータ用のラインバッファ
を有し、ページの先頭ラインのデータについては２ライ
ン分保持させるようにしたので、例えば請求項５記載の
発明のように、感光体位置信号と書込み系同期信号との
時間差をライン周期の半分なる所定値と比較して、その
結果により初回の書込みデータの設定を行なうことによ
り、例えば時間差がライン周期の半分より短い時には先
頭の同じ書込みデータを２ライン分書込ませることで、
各色を重ね合わせた時のドットずれを抑制することがで
きる。
【図１】本発明の一実施例を示す多点同期方式の書込み
系の概略斜視図である。
系の概略斜視図である。
【図２】ＰＬＬ回路を示すブロック図である。
【図３】書込み系の基本動作を示すタイミングチャート
である。
である。
【図４】位置信号ＨＰと位置検知信号Ｄet．Ｐとの関係
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
【図５】データ読出し部の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図６】書込みタイミング補正回路を示すブロック図で
ある。
ある。
【図７】その動作例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】 １ 記録用光源 ５ 感光体 ６ タイミング生成用光源 １０ パルス生成手段 １１ ＰＬＬ回路 １６，１７，１８ ラインバッファ １９，２０ 切換え手段 ２７，２８，２９ 検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０３Ｇ 15/01 １１２ Ａ 15/04 １１６ 9122−2Ｈ (72)発明者 今河 進 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコー内
Claims (5)
- 【請求項１】 １つの感光体と１つの転写ドラムとを備
え、前記感光体からの位置信号を基準に開始する書込み
系による書込みを複数回繰返し、複数色の画像を重ね合
わせることによりカラー画像を得るようにした、本体系
と書込み系とが非同期で動作する画像記録装置におい
て、前記書込み系中に記録用光源とタイミング生成用光
源とを設けたことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項２】 １ライン走査域からタイミング生成用光
源のビームに基づき断続的な位相同期用基準パルスを生
成するパルス生成手段を設けたことを特徴とする請求項
１記載の画像記録装置。 - 【請求項３】 パルス生成手段から得られる断続的な位
相同期用基準パルスに同期したクロックを生成するＰＬ
Ｌ回路を設け、画像データに応じてこのクロックにより
記録用光源を変調させるようにしたことを特徴とする請
求項２記載の画像記録装置。 - 【請求項４】 少なくとも３ライン分の書込みデータを
保持するラインバッファと、ページの先頭ラインのデー
タのみ２ライン分保持させるように切換える切換え手段
とを設けたことを特徴とする請求項３記載の画像記録装
置。 - 【請求項５】 初回の書込み時の感光体からの位置信号
と書込み系の同期信号との時間差を検出する検出手段
と、この時間差を所定値と比較して初回の書込みデータ
の設定を行なう設定手段とを設けたことを特徴とする請
求項４記載の画像記録装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3043056A JPH0659552A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 画像記録装置 |
| US07/842,526 US5294944A (en) | 1991-03-06 | 1992-02-26 | Color image forming apparatus having means for properly superimposing image colors on each other |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3043056A JPH0659552A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 画像記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659552A true JPH0659552A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=12653222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3043056A Pending JPH0659552A (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-08 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659552A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7271824B2 (en) | 2001-09-28 | 2007-09-18 | Ricoh Company, Ltd. | Pixel clock generating apparatus, optical writing apparatus using a pixel clock, imaging apparatus, and method for generating pixel clocks |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP3043056A patent/JPH0659552A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7271824B2 (en) | 2001-09-28 | 2007-09-18 | Ricoh Company, Ltd. | Pixel clock generating apparatus, optical writing apparatus using a pixel clock, imaging apparatus, and method for generating pixel clocks |
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