JP3160303B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3160303B2
JP3160303B2 JP03967991A JP3967991A JP3160303B2 JP 3160303 B2 JP3160303 B2 JP 3160303B2 JP 03967991 A JP03967991 A JP 03967991A JP 3967991 A JP3967991 A JP 3967991A JP 3160303 B2 JP3160303 B2 JP 3160303B2
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  • Color, Gradation (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの感光体と1つの
転写ドラムとを備えた構成で、複数色の記録画像を得る
ようにしたレーザプリンタ、デジタル複写機等の画像記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像記録装置としては、
例えば特開昭57−19764号公報に示されるものが
ある。これは、感光体が1回転する間に複数回の書込み
を行なうようにしたものであるが、ドラム径が大きくな
ってしまう。また、エンコーダパルスからの時間でゲー
トを開いて書込みを行なうように制御している。よっ
て、エンコーダ(即ち、本体系)と光書込み系とが同期
していることが条件となる。
【0003】一方、本体系と光書込み系とを非同期で動
作させるようにしたものがある。即ち、感光体からの位
置信号を基準に光書込み系による書込みタイミングを制
御したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
非同期で動作している場合においては、感光体位置信号
発生後の書込み状態によっては、最悪1ドット画像がず
れて、色ずれを生ずることがある。また、プロセス、書
込み密度によっては必ずしもドット位置を合わせること
が色再現性をよくするものとはいえない場合もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、1つの感光体と1つの転写ドラムとを備え、前記感
光体からの位置信号を基準に開始する光書込み系による
書込みを複数回繰返し、複数色の画像を重ね合わせるこ
とによりカラー画像を得るようにした、本体系と光書込
み系とが非同期で動作する画像記録装置において、前記
光書込み系中に各々から発せられたビームが感光体上の
副走査方向に1ドット径をその個数で等分割したピッチ
で並ぶ状態に配設させた複数個の記録用光源を選択自在
に設け、書込み時の感光体からの位置信号と前記光書込
み系の同期信号との時間差を複数個の所定値と比較して
検出する検出手段と、検出された時間差に応じて前記
信号から前記ピッチの整数倍だけ副走査方向に進んだ
位置に記録ビームを形成する一つの記録用光源を選択す
る選択手段とを設けた。
【0006】この際、請求項2記載の発明では、個々の
記録用光源毎に書込みタイミングをずらして設定すると
ともに、設定された個々の書込みタイミング内で主走査
方向に1ドット径を記録用光源の個数で等分割したピッ
チの任意の位置に対応するタイミングで前記感光体上で
の書込み位置を可変自在とした。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、複数個の記録用光源
を所定位置関係でずらした状態で設け、感光体からの位
置信号と光書込み系の同期信号との時間差に応じて同期
信号から前記ピッチの整数倍だけ副走査方向に進んだ位
置に記録ビームを形成する何れか一つを選択して光書込
みを行なわせることにより、ドットずれ量を1/(光源
の個数)に抑えることができ、各色を重ね合わせた時の
色ずれを抑制できる。
【0008】この際、請求項2記載の発明によれば、個
々の記録用光源による主走査方向の書込み位置も可変で
あり、例えばプロセス条件、書込み密度等に応じて変え
ることで、より忠実な色再現が可能となる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図2に光書込み系の基本的な動作タイミング
を示す。領域aは、一般に、光源であるレーザダイオー
ドのパワー制御や走査ビームの位置検知信号Det.P発
生のために、光源を点灯させる期間として利用される。
走査ビームの位置検知信号Det.Pは、ライン同期信号
L.Sync 及び書込みデータ有効域信号L.Gate の発
生タイミングを規制する基準信号となる。これらの信号
は、レーザビーム走査用のポリゴンミラーが定速になる
と、本体系(感光体、転写ドラム等)の駆動に関係な
く、常に発生する。
【0010】ついで、感光体の位置信号HPと光書込み
系の位置検知信号Det.Pとの関係を図1に示す。位置
信号HPと位置検知信号Det.Pとは非同期であるの
で、各色毎に、これらの信号間の時間差としては、例え
ばt0〜t3のように変化し得る。ライン周期をTとする
と、図示例は、t0<T/4,T/2<t1<3T/4,
2>3T/4,T/4<t3<T/2とされている。
【0011】また、本実施例では、記録用光源として複
数個のレーザダイオードが用いられている。具体的に
は、4ビームを発するレーザダイオードアレイが用いら
れ、各々LD1〜LD4としたとき、記録媒体(感光体)
上での各々のビームの並びが図3に示すようになるよう
に配設されている。即ち、ビーム径をdとした時、副走
査方向に1ドット径を個数4で等分割し、d/4のピッ
チとなるように配設されている。4つのビームは主走査
方向には、dx(=d/4)なるピッチで配設されてい
る。
【0012】このような4ビームのレーザダイオードア
レイを光源として用いた構成における動作を図1及び図
3により説明する。今、初回の書込み時に位置検知信号
Det.Pがケースaのタイミングで発生したとする。こ
の時、位置信号HPとの時間差t0 はt0 <T/4であ
るので、位置信号HP発生後、1パルスのライン同期信
号L.Sync を検知したら、図3で副走査方向に最も進
んだ光源LD4 のビームで書込みを開始させて記録を行
なう。つまり、図のケースa中に示すように、正規の
ビームLD1 に対して副走査方向に3/4ドット進んだ
(これは、位置信号HPからほぼ1ライン周期時間Tに
相当する量だけ副走査方向に進んだことを意味する)ビ
ームLD4 で書込みを開始し、1ページ分の記録を全て
このビームLD4 により行なう。
【0013】一方、位置検知信号Det.Pがケースbの
タイミングで発生したとすると、時間差t1 はT/2<
1 <3T/4であるので、位置信号HP発生後、1パ
ルスのライン同期信号L.Sync を検知したら、光源L
2 のビームで書込みを開始させて記録を行なう。つま
り、図のケースb中に示すように、正規のビームLD
1 に対して副走査方向に1/4ドット進んだ(これも、
位置信号HPから1ライン周期時間相当量だけ副走査方
向に進んだことを意味する)ビームLD2 で書込みを開
始し、1ページ分の記録を全てこのビームLD2 により
行なう。
【0014】また、位置検知信号Det.Pがケースcの
タイミングで発生したとすると、時間差t2 はt2 >3
T/4であるので、位置信号HP発生後、1パルスのラ
イン同期信号L.Sync を検知したら、光源LD1 のビ
ームで書込みを開始させて記録を行なう。つまり、図
のケースc中に示すように、正規のビームLD1 で書込
みを開始し、1ページ分の記録を全てこのビームLD1
により行なう。
【0015】さらに、位置検知信号Det.Pがケースd
のタイミングで発生したとすると、時間差t3 はT/4
<t3 <T/2であるので、位置信号HP発生後、1パ
ルスのライン同期信号L.Sync を検知したら、光源L
3 のビームで書込みを開始させて記録を行なう。つま
り、図のケースd中に示すように、正規のビームLD
1 に対して副走査方向に1/2ドット進んだ(これも、
位置信号HPから1ライン周期時間相当量だけ副走査方
向に進んだことを意味する)ビームLD3 で書込みを開
始し、1ページ分の記録を全てこのビームLD3 により
行なう。
【0016】2回目以降の書込み時においても、初回と
同様の動作を行なわせることにより、図2に示すように
位置検知信号Det.Pと位置信号HPとの間の時間差に
バラツキがあっても、実際に書込まれるドットはほぼ同
じ位置(図2に図示例では、1/4ドット)を走査する
ことになる。即ち、ドットずれ量は、1/(ビーム数
4)となる。
【0017】このような書込み動作を行なわせるための
回路を図4に示す。まず、位置信号HPでカウント状態
となり位置検知信号Det.Pが出るまでクロックCLK
を計数するカウンタ1が設けられている。ここに、クロ
ックCLKは画素クロックを分周したものである。よっ
て、カウンタ1は位置信号HPと位置検知信号Det.P
との時間差を検出することになる。このカウンタ1の出
力は検出手段となる複数個、ここでは、3個のコンパレ
ータ2,3,4に入力されている。これらのコンパレー
タ2,3,4はマグニチュード・コンパレータであり、
各々T/4,T/2,3T/4を所定値として前記カウ
ンタ1出力とのビット比較演算を行なうものである。こ
れらのコンパレータ2,3,4の出力状態の組合せに応
じてレーザダイオードアレイ中の光源LD1〜LD4の何
れか一つを選択する選択手段としてのゲート回路5が設
けられている。
【0018】より具体的には、まず、位置信号HPはイ
ンバータ6、J−Kフリップフロップ7、Dフリップフ
ロップ8及びこれらのフリップフロップ7,8の出力を
入力とする排他的ORゲート9を介して信号S1 として
前記カウンタ1に入力される。ここに、フリップフロッ
プ8には1頁分の有効書込みライン数を指定する信号
F.Gate がインバータ10を介して入力されている。
また、位置信号HPは他方ではDフリップフロップ11
に直接入力され、このフリップフロップ11の出力は位
置検知信号Det.Pとともに次段のDフリップフロップ
12に入力され、これらのフリップフロップ11,12
の出力を入力とする排他的ORゲート13を介して信号
2 として前記カウンタ1に入力される。また、各コン
パレータ2,3,4の基準入力にはビット数を減らすた
めに、各々の所定値をn×w.clkでカウントした値の
出力ビットが入力されている。また、位置信号HPでイ
ネーブル状態となりライン同期信号L.Sync でゲート
を開かせるフリップロッロプ構成のラッチ14が設けら
れており、その出力S3 がゲート回路5に入力されてい
る。
【0019】このような回路構成により、まず、位置信
号HPが発生すると、信号S1,S2がともにHレベルと
なりカウンタ1が計数動作を開始する。ついで、位置検
知信号Det.Pが発生すると、フリップフロップ12の
出力QがHレベルとなるので、信号S2 はLレベルとな
る。これにより、カウンタ1は計数動作を停止し、位置
信号HPから位置検知信号Det.Pまでの時間差を保持
し、コンパレータ2,3,4に出力する。これらのコン
パレータ2,3,4は比較基準である所定値T/4,T
/2,3T/4とカウンタ1出力とのビット演算を行な
い、その大小関係をゲート回路5に出力する。
【0020】ところで、信号S1 がHレベルになると、
フリップフロップ4はイネーブル状態となり信号S3
位置信号HP発生後、最初のライン同期信号L.Sync
に同期してHレベルとなる。この信号S3 が入力された
ゲート回路5は、コンパレータ2出力に応じて光源LD
1〜LD4の内から何れか一つを選択する。
【0021】いま、各コンパレータ2,3,4の出力を
A,B,Cとした時、時間差tに応じて各出力は、表1
に示すようになる。
【0022】
【表1】
【0023】これに対応してゲート回路5を図5に示す
ようにインバータ15、排他的ORゲート16,17、
ANDゲート18,19,20,21及びデータと信号
3とを入力とするANDゲート22による回路構成と
すれば、時間差に応じた光源LD1〜LD4が選択され
る。
【0024】なお、信号F.Gate がHレベルになる
と、フリップフロップ11,12がクリアされ、この信
号F.Gate がLレベルに立下るとフリップフロップ8
がHレベルとなり、信号S1 がLレベルとなる。この信
号S1 がLレベルとなると、信号S3 はLレベルとな
り、スタート信号もLレベルとなる。ここに、F.Gat
e は1ページの有効書込みライン数を指定する信号で、
信号S3 と同時に発生し、この信号S3 が発生するとラ
イン同期信号L.Sync を計数し始める回路(図示せ
ず)によって生成される。
【0025】2回目以降の書込み時にも、上述した動作
が繰返される。
【0026】本実施例を一般論で説明すると、記録用光
源の個数をn個とすると、信号HP,Det.P間の時間
差tが、t<T/nの場合にはn番目の光源(n番目と
いうのは、図3中の光源LD4 のように副走査方向に一
番進んだものを差す)、T/n≦t<(n−1)T/n
の場合には(n−x)+1番目の光源(ただし、t=x
T/nであり、x=1〜n−2)、t≧(n−1)T/
nの場合には1番目の光源を選択して記録を行なわせる
ことにより、各色を重ね合わせた場合のドットずれを1
/nに抑えることができる。
【0027】このように、信号HP,Det.P間の時間
差に応じて光源LD1〜LD4の何れか一つを選択して記
録を行なわせることにより、各色を重ね合わせた時のド
ットずれが抑制される。
【0028】ところで、上述した説明は副走査方向を主
体としたものであるが、つぎに主走査方向のドット位置
について説明する。いま、各光源LD1〜LD4に対する
書込みタイミングを示す図6において、データ印字区間
であるL.Gate は各光源LD1〜LD4毎に設定されて
いる。即ち、光源LD1 が選択されるとL.Gate (1)
のタイミングで書込みが行われ、光源LD3 が選択され
るとL.Gate(3)のタイミングで書込みが行われるこ
とになる。なお、各L.Gateの遅延時間d0は図3に
示した主走査方向のビーム間ピッチdxを補正するため
のものである。
【0029】このようなドット形成位置は、設定された
個々の書込みタイミング内で可変的とされている。その
タイミング制御は図7により行われる。即ち、図6中に
示した各光源毎の信号L.Gate (1)〜(4)は周期tw
の画素クロック(クロック0)に同期して発生するが、
そのクロックを基準として光源個数分の1、つまり1/
4ずつ、即ちtw/4ずつ位相の遅れたクロック1,
2,3を生成する。これらのクロックの立上りでデータ
をラッチし、ビットが形成される。ここで、クロックは
プロセス条件、書込み密度、色情報を考慮して最適な色
再現が行われるように選択される。例えば、1色目(縦
縞模様)をクロック0、2色目(横縞模様)をクロック
1、3色目(斜め縞模様)をクロック2、4色目(点分
散模様)をクロック3で形成した時のドット形成は、図
8に模式的に示すようなものとなる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1の発明によれば、複数個の記録用光源を所
定位置関係でずらした状態で設け、感光体からの位置信
号と光書込み系の同期信号との時間差に応じて同期信号
から前記ピッチの整数倍だけ副走査方向に進んだ位置に
記録ビームを形成する一つを選択して光書込みを行なわ
せるようにしたので、ドットずれ量を1/(光源の個
数)に抑えることができ、各色を重ね合わせた時の色ず
れを抑制することができ、加えて、請求項2記載の発明
によれば、個々の記録用光源による主走査方向の書込み
位置も所定位置関係なる条件で可変としたので、例えば
プロセス条件、書込み密度等に応じて主走査方向の書込
み位置を変えることで、より忠実な色再現を可能とする
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す位置信号HPと位置検
知信号Det.Pとの関係及び選択するビームを示すタイ
ミングチャートである。
【図2】光書込み系の基本動作を示すタイミングチャー
トである。
【図3】複数の光源によるビーム配設状態を示す模式図
である。
【図4】ブロック図である。
【図5】ゲート回路を示すブロック図である。
【図6】動作例を示すタイミングチャートである。
【図7】主走査方向のドット形成位置制御を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】そのドット形成の模様を示す模式図である。
【符号の説明】 2,3,4 検出手段 5 選択手段 LD1〜LD4,LDA1〜LDA4,LDB1〜LDB4
録ビーム t0〜t3 時間差 HP 位置信号 Det.P 同期信号 T 1ライン周期

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの感光体と1つの転写ドラムとを備
    え、前記感光体からの位置信号を基準に開始する光書込
    み系による書込みを複数回繰返し、複数色の画像を重ね
    合わせることによりカラー画像を得るようにした、本体
    系と光書込み系とが非同期で動作する画像記録装置にお
    いて、前記光書込み系中に各々から発せられたビームが
    感光体上の副走査方向に1ドット径をその個数で等分割
    したピッチで並ぶ状態に配設させた複数個の記録用光源
    を選択自在に設け、書込み時の感光体からの位置信号と
    前記光書込み系の同期信号との時間差を複数個の所定値
    と比較して検出する検出手段と、検出された時間差に応
    じて前記同期信号から前記ピッチの整数倍だけ副走査方
    向に進んだ位置に記録ビームを形成する一つの記録用光
    源を選択する選択手段とを設けたことを特徴とする画像
    記録装置。
  2. 【請求項2】 個々の記録用光源毎に書込みタイミング
    をずらして設定するとともに、設定された個々の書込み
    タイミング内で主走査方向に1ドット径を記録用光源の
    個数で等分割したピッチの任意の位置に対応するタイミ
    ングで前記感光体上での書込み位置を可変自在としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
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