JPH09141826A - 印刷胴 - Google Patents

印刷胴

Info

Publication number
JPH09141826A
JPH09141826A JP7307276A JP30727695A JPH09141826A JP H09141826 A JPH09141826 A JP H09141826A JP 7307276 A JP7307276 A JP 7307276A JP 30727695 A JP30727695 A JP 30727695A JP H09141826 A JPH09141826 A JP H09141826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
cylinder
printing cylinder
blanket
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7307276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3316359B2 (ja
Inventor
Yoshinori Nakaya
芳紀 中屋
Takuji Tsugawa
拓司 津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP30727695A priority Critical patent/JP3316359B2/ja
Priority to US08/741,664 priority patent/US5913266A/en
Priority to CN96121816A priority patent/CN1083770C/zh
Priority to DE19649182A priority patent/DE19649182C2/de
Publication of JPH09141826A publication Critical patent/JPH09141826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3316359B2 publication Critical patent/JP3316359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • F16C13/022Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
    • F16C13/024Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F13/00Common details of rotary presses or machines
    • B41F13/08Cylinders

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 撓み変形による軸方向の印圧変化を少くし
て、長尺化できる印刷胴。 【解決手段】 印刷胴20の両端面に、円環状に開口し
た開口部を印刷胴の軸方向に、印刷胴20長の1/3〜
1/4深さだけ穿設したリング状溝25を設けた。これ
により、印刷胴20の外周に発生する撓み変形が、印刷
胴20の中央部と両端部で同じにでき、撓み変形により
生じる軸方向の印圧の変化を低減させることができる。
従って、従来と同じ胴径の印刷胴20を長尺化しても、
印刷物には印圧の変化による、印刷胴の軸方向の印刷濃
淡が生じることがなくなり、高品質化が維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット輪転印
刷機等、種々の印刷機に装備するブランケット胴(ロー
ル)、版胴(ロール)、若しくはインキ溜から版胴へイ
ンキを転移させるフィードロール等、印刷機に使用され
る印刷胴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷機は、図12に示すように、
図示省略のインキ溜へ供給した印刷用のインキを、隣接
させたロールを相互に転接させるようにした、多数のロ
ールからなるインキロール群により順次転移させ、その
転移過程で適度に練って、薄いインキ被膜に形成した
後、版胴1に捲着され、印刷面が形成された印版2へ転
移させ、更にブランケット胴3の外周面に、捲着された
ブランケット4へ転写した後、上,下に配設されたブラ
ンケット胴3の外周面が転接して、走行するウエブ5の
両面へ印刷を施すよう構成されている。
【0003】また、ウエブ5が走行するシートパスライ
ン6の上,下に配設されるブランケット胴3の、一方の
みの印刷インキの転写を行うことにより、ウエブ5片面
への印刷ができるとともに、ウエブ5の進行方向に沿っ
て、複数組、通常4組のブランケット胴3を並設する事
によって多色刷り印刷ができるようになっている。とこ
ろで、このような印刷機で印刷を行う印版2は、ウエブ
5に施す印刷内容毎に、差替え交換する必要があり、捲
着される版胴1の外周面へ、印刷面を設けた長方形の印
版2の前、後端を挿入し、把持(固定)させるべく、版
胴1の軸方向の全域に亘って、スリット状溝7が形成し
てある。
【0004】また、近年の商業用オフセット輪転機に於
いては、ブランケット胴3の外周面に捲着されるブラン
ケット4に代えて、筒状ブランケット8使用の印刷機が
実用化され、ウエブ5進行方向に於ける非印刷部の長さ
Sa(図14参照)が、大幅に縮小されるようにして、
損紙を減少させ、印刷用紙代が節約できるようにしたも
のがある。すなわち、このような印刷機では、筒状ブラ
ンケット8が、ブランケット胴3′の外周面に対しスリ
ーブ状に形成され、挿脱できるよう構成したもので、ブ
ランケット胴3′の両側を支持する軸受部のうち、片側
の軸受部を抜き取り、別位置へ移動して、所定のスペー
スを形成した後、筒状ブランケット8の挿脱を行なうよ
うにしている。
【0005】このようなブランケット胴3′において
は、図12に示す矢視B−Bにおける断面と同じ断面の
ブランケット胴の断面図である、図13に示すように、
ブランケット胴3′の軸心部に、両端部へ貫通する貫通
孔10を設けるとともに、この貫通孔10からブランケ
ット胴3′の径方向に空気吹出溝11を外周面まで貫通
させて、貫通孔10および空気吹出溝11を通して、ブ
ランケット胴3′の半径方向外側へ圧縮空気を吹き出
し、ブランケット胴3′外周面と筒状ブランケット8の
内周面の間に形成される隙間に、圧縮空気層を形成する
事によって、ブランケット8の挿脱を容易にするように
している。
【0006】また、このようなブランケット胴3′にお
いては、印刷が行われる通常運転時には、隙間への圧縮
空気の給送を停止し、ブランケット8がブランケット胴
3′に対してズレない様にして、密着させるようにして
ある。これによって、従来、図12に示す版胴1に設け
たスリット状溝7と同様に、ブランケット胴3の外周面
へ形成していたブランケット取付用のスリット溝が不要
になる。
【0007】このような、ブランケット胴3へ捲着する
ブランケット4から、ブランケット胴3′へ挿脱する筒
状ブランケット8への改善は、版胴1のスリット溝7、
つまりギャップの幅を小さく改善することと相俟って、
ギャップとギャップの係合による衝撃で発生する印圧変
化や、各種ショックが大幅に軽減できるようになる。す
なわち、これらの衝撃には、主として版胴1およびブラ
ンケット胴3の半径方向の運動(振動)、及び回転方向
に於ける角速度の変動(回転ムラ)がある。従って、こ
れらの衝撃の発生は、ダブリ、スラー、ショック目、ギ
ヤー目等の原因、つまり、印刷面に於けるインキの濃淡
ムラ、色ズレ、定期的に発生する帯状の印刷ムラ等種々
印刷障害の要因となるものである。
【0008】しかし、上述したような改善によって、版
胴1とブランケット胴3′の転接に伴うショックを大幅
に軽減できるため、高品質の印刷と高速運転が可能にな
った印刷機が実現できるようになった。さらに、このよ
うな改善、スリット溝7の幅を小さくでき、若しくはス
リット溝の形成が不要になること、に関連して、版胴
1、ブランケット胴3′等の剛性を低くできることか
ら、あえて、このようなロールを倍胴にする必要がな
く、駆動手段の小型化に加えて装置全体の小型軽量化が
可能になる利点もある。
【0009】このように、近年の印刷機は、技術的に
は、飛躍的に進歩して来ているのが実状である。しかし
ながら、現在機械幅を拡げて、すなわち、印刷を行うウ
エブ5の横巾を拡げて、更に損紙の減少と、生産効率の
向上を図りたいとする更なる改善が顧客ニーズとして出
てきている。
【0010】つまり、図14実線に示す如く、従来のウ
エブ5の表裏に、ブランケット胴の1回転で16頁の印
刷を行なっていたものを、一点鎖線に如く、機械幅を拡
げて両面で24頁の印刷を行えるように、ブランケット
胴1回転による多頁化を図り、 (1)ウエブ5の両幅端耳部に生じる損紙12の量を、
横幅方向に於ける相対的比率として減少させる。すなわ
ち、16頁印刷する毎に損紙12が発生していたのが、
24頁印刷する毎に損紙12が発生するようにして、損
紙12の比率を低減させる。 (2)折帳が多頁となる事で、製本ラインを集約でき
る。 (3)更に、生産性の向上を図る。 等々の改良を求めようとするものである。
【0011】しかしながら、これらの要求は、ブランケ
ット胴3,3′、版胴1をはじめとする、印刷中に使用
される印刷胴20の軸方向の長さを、LからL′に長く
する必要がある。この印刷胴20の長尺化は、印刷時に
おける印刷胴20の撓み変形が、大きな問題となって来
る。すなわち、印刷胴の回転軸としての振れが心配にな
るほか、ニップ圧で代表される印圧が、印刷胴20の中
央と両端部で不均一となる大きな問題が生じてくる。
【0012】この印刷胴20の撓み変形は、図15に示
す傾向で発生するものであるが、、上述した印圧の不均
一を解消すべく、変形を防止しようとすると、後述する
種々の不具合点が発生して来る。すなわち、印圧の不均
一の原因である印刷胴20の撓み減少対策として、印刷
胴20の胴径を大きくして撓み強度を高めることが、ま
ず考えられるが、この方法では、胴径の増大とともに、
軸受等周辺機器の大型化、駆動手段としてのモータの大
容量化に関連して、印刷機全体が大型化するといった別
の問題点が発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した顧
客ニーズを満すため、印刷機全体の大型化を招く軸受等
の周辺機器の大型化、若しくは駆動装置の大容量化が生
じることがなく、現状の胴径で軸方向長さを伸ばし、印
刷を行う印刷胴の横幅を拡大して、ブランケット胴1回
転で印刷できる頁数を増加し、ウエブ両横幅端にできる
非印刷部(損紙)の面積比率減少、生産の効率化、製本
ラインの集約化を図るとともに、印刷胴の軸方向長さを
長くすることによる撓み変形の印刷への影響が小さくで
きる印刷胴を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の請求
項1に示す印刷胴は、次の手段とした。 (1)印刷胴を構成するインキロール群、版胴、および
ブランケット胴のうちの、少くとも一つは、印刷胴の両
端面に於いて開口し、印刷胴と同心状の円周方向へ連続
するリング状をなし、かつ胴軸方向に、所定の深さを有
するリング状溝を内部形成したものとした。なお、リン
グ状溝の軸方向の深さは、印刷胴の設計条件により異る
が、印刷胴全長の1/4〜1/3程度にすることが実用
的であり、また、半径方向には、印刷胴外径の5〜10
%程度の外周肉厚が、形成される位置に設けることが実
用的である。
【0015】本発明の印刷胴は、上述(1)の手段によ
り、(1′)印刷胴中央と両側端部の撓み変形が、互い
に相殺される方向へ発生し、バランスする方向となる。
この作用により、印刷胴の撓みによる印刷胴中央部と両
端部で不均一になる、印圧変化を減少させることができ
る。これにより、現状と同等の周辺機器、および駆動装
置で作動できる、現状の胴径で軸方向長さを伸ばし、印
刷を行う印刷胴の横幅を拡大して、ブランケット胴1回
転で印刷できる頁数を増加し、ウエブ両横幅端にできる
非印刷部(損紙)の面積比率減少できるとともに、生産
の効率化、製本ラインの集約化を図ることができる。さ
らに、印刷胴の軸方向長さを長くすることによる、撓み
変形による印刷への影響を小さくでき、印刷物の不良品
の発生を防止することができる。
【0016】また、本発明の請求項2に示す印刷胴は、
上記(1)の手段に加え、次の手段とした。 (2)印刷胴の軸方向に、同心状に穿設されるリング状
溝の最深部、すなわち溝底部の形状を、応力集中を緩和
すべくリング状溝の終端部に、エッジ(鋭角)部をなく
した曲面に形成した。なお曲面の形状は、リング状溝の
終端部を単に丸くしたものでも、終端部の周辺に、リン
グ状溝の空間域より大きい空間域の曲面域を設けるよう
にしたものでも良く、要はリング状溝の最深部の金属疲
労等に伴う、亀裂、破損等を防止できるものであれば良
い。
【0017】本発明の印刷胴は、上述(2)の手段によ
り、上記(1′)に加え、(2′)印刷時、すなわち印
刷胴に印圧の発生するとき、応力が集中する、リング状
溝の最深部の応力集中が緩和でき、繰り返し荷重による
印刷胴への亀裂や破損を防止することができて、精度の
高い印刷ができる印刷胴の長期的維持、すなわち耐久性
向上を図ることができる。
【0018】また、本発明の請求項3に示す印刷胴は、
上記(1)の手段に加え、次の手段とした。 (3)印刷胴の軸方向に、同心状に穿設されたリング状
溝の内部の隙間(空間域)へ、弾性部材を嵌入した。な
お、弾性部材としては、印刷胴の急激な撓み変形を緩和
し、衝撃を小さくできるゴム等の弾性部材が好適であ
る。
【0019】本発明の印刷胴は、上述(3)の手段によ
り、上記(1′)に加え、(3′)印刷胴に印圧が発生
する、印刷時における印刷胴の撓み変形が減少し、振れ
(振動)を減衰させる事ができる。これにより、繰返し
荷重による印刷胴の破損を防止でき、精度の高い印刷胴
の長期的維持を図ることができる。
【0020】また、本発明の請求項4に示す印刷胴は、
上記(1)、又は(1),(2)の手段に加え、次の手
段とした。 (4)前記印刷胴が、筒状ブランケット胴等胴外周面へ
スリーブ状外筒を挿脱する形式のブランケット胴であ
り、かつ、胴直径方向へリング状溝を貫通して、印刷胴
外周面に開口する空気吹出溝と、リング状溝の両端面へ
の開口を閉鎖できるシール装置とを設けるものとした。
【0021】本発明の印刷胴は、上述(4)の手段によ
り、上述(1′)、又は(1′)(2′)に加え、胴外
周面へのスリーブ状のブランケット挿脱時に、ブランケ
ットの内周面とブランケット胴外周面との間の隙間に作
用させる圧縮空気の吹き出し性能が、軸方向の長尺化に
伴う撓みを防止するために、リング状溝を設けたにも拘
わらず圧縮空気の洩れをなくして、保持できる。これに
より、ブランケットの内径を圧力により、リング状溝を
設けないブランケット胴と同様膨らませることができ、
ブランケットの胴外周面への挿脱を、容易に行なうこと
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印刷胴の実施の一
形態を図面にもとづき説明する。図1は、本発明の印刷
胴の実施の第1形態を示す図で、図1(a)の上方は縦
断面図、下方は側面図、図1(b)は図1(a)に示す
矢視A−A正面図である。
【0023】図に示すように、本実施の形態における印
刷胴20においては、全長Lからなる胴中部分22の両
端面24に於いて、円周方向へ連続する円環状の開口が
設けられ、かつ、この開口から所定の深さ(l)を有す
る、リング状溝25が形成されている。このように、印
刷胴20の印圧がかかる胴中部分22に、リング状溝2
5を形成することにより、次のような効果が得られる。
【0024】すなわち、図2に示すように、胴中部分2
2の全長L、軸部21の片側の長さa、胴中部分22の
1端面24から軸方向に穿設したリング状溝25の深さ
lとし、胴中部分22の負荷される等分布荷重をw、軸
部21端部に作用する支点反力をRA とすると、曲げ
(撓み)変形に作用するモーメントMは、数1のように
なる。
【0025】
【数1】
【0026】但し、xは印刷胴20の軸方向の座標系
で、胴中部分22の中央CL(B点)を原点としてい
る。この場合、数1(3)式のL2 −4x2 は、x<L
/2であることから、必ずプラス値となり、合成モーメ
ントMxは、どこでも正の値となる。しかし、lが所定
の長さを持った場合、その範囲、すなわちリング状溝2
5が設けられた胴中部分22の外筒部には、支点反力R
A によるモーメントの発生は無い。(但し、wによるモ
ーメントの発生はある。) また、軸部21には、等分布荷重wによるモーメントの
発生は無い。(但しRaによるモーメントの発生はあ
る。) このことから、リング状溝25は、リング状溝25が穿
設された胴中部分22に発生する支点反力RA による、
モーメントMxの影響を軽減させる効果を持つことがわ
かる。なお、数1(1)、数1(2)に示すモーメント
xw、Mx A に起因して、印刷胴20は図3に示す如
く変形する。
【0027】次に、一般的な印刷胴20を例に、胴中部
分端面24、および胴中部分22の中央である、図2に
示すA点およびB点の撓み変形についての、モデル計算
例を示す。図2において、L=1500mm、w=0.
67kg/mm、a=100mm、φD1 =80mm、
φD3 =170mm、φD2 =φD4 として計算する
と、A点とB点の、それぞれにおける撓みの差δを求め
ると、図4に示す状態となる。すなわち、前述した印刷
胴20の形状、および荷重条件のもと、リング状溝25
の内、外径φD2 =φD4 =150〜160mmにすれ
ば、リング状溝25の深さl=500〜600mmにお
いて、A点である胴中部分22端部とB点である胴中部
分22中央との撓み量が略等しくなり、撓み量差(変位
差)δ=0になる点が存在する。
【0028】すなわち、リング状溝25の深さlを、胴
中部分22の全長Lの1/4〜1/3程度に穿設するこ
とにより、胴中部分22の端部A点と胴中部分22の中
央B点は、略同じ撓みになり、胴中部分22の軸方向に
おける印圧を略同じにでき、実用的な効果が期待できる
事がわかる。また、リング状溝25を設ける部分の胴中
部分22の外筒の肉厚は、外筒の変位と軸の剛性とで決
めれば良いが、略胴中部分20外径(φD3 )の5〜1
0%にすることが実用的である。
【0029】次に、図5は本発明の印刷胴の実施の第2
形態を示す図で、ブランケット胴の部分断面図である。
本実施の形態は、筒状ブランケット27を外周面に挿脱
して使用するブランケット胴26への、本発明を適用し
た実施の第2形態を示すものである。本実施の形態のブ
ランケット胴26は、従来技術において説明したと同様
に、筒状ブランケット27の挿脱を助けるべく、ブラン
ケット胴26の軸心部に貫通孔28を設けるとともに、
ブランケット胴26の両軸端部近傍に位置させて、貫通
孔28からブランケット胴26の外周面に連通する、空
気吹出溝29を径方向に穿設している。このため、実施
の第1形態で説明した、リング状溝25をブランケット
胴26に加工した場合、位置的に空気吹出溝28がリン
グ状溝25を径方向に貫通することになる。従って、ブ
ランケット27の挿脱時に、ブランケット胴26外周面
の隙間に注入する圧縮空気が、リング状溝26開口する
ブランケット胴26両端面24から外部へ漏洩し、ブラ
ンケット27の内周面とブランケット胴26外周面の間
の隙間に空気層の形成ができず、効果的に機能しなくな
る。
【0030】このために、本実施の形態においては、リ
ンク状溝25の開口部が設けられている、ブランケット
胴26の両端面に、O−リング保持具31を介し、O−
リング30を取り付け、胴中部分端面24に開口する開
口部を閉鎖するようにした。なお、このOーリング30
は、シートパッキン等、他のシール部材に代えることも
できるものであり、要するに、リング状溝25を設けた
ことによる、実施の第1形態で述べた作用効果が得られ
るとともに、筒状ブランケット27の挿脱時のリング状
溝25の開口部からの、圧縮空気の流出を防止できるも
のであれば良い。
【0031】本実施の形態のブランケット胴26によれ
ば、上述した構成により、リング状溝25は、実施の第
1形態で説明したものと同様に機能し、かつ軸心部の貫
通孔28から供給する圧縮空気の漏れをなくす事ができ
るため、従来型と同様に、筒状ブランケット27の挿脱
をスムーズに行なうことができ、筒状ブランケット27
の採用による、前述した利点を享受でき、高品質の印刷
と高速運転ができる印刷機とすることができるものであ
る。
【0032】次に、図6は本発明の印刷胴の実施の第3
形態を示す図で、ブランケット胴の部分断面図である。
本実施の形態は、実施の第2形態と同様に、筒状ブラン
ケット27を外周面に挿脱して使用するブランケット胴
26への、本発明を適用した形態を示すものである。本
実施の形態では、リング状溝25のブランケット胴26
の両端面24への開口部に於いて、フランジ32を介
し、2個のリング33,34を取り付けて、圧縮空気の
漏れを防止するようにした点が、実施の第2形態とは異
るようにしたものである。また、本実施の形態では、実
施の第2形態と同様の作用効果が得られるほか、リング
状溝25の開口部の閉鎖を、より確実にできる作用効果
を有する。
【0033】図7は本発明の印刷胴の実施の第4形態を
示す部分断面図である。本実施の形態では、印刷胴20
の軸方向に穿設したリング状溝25の最深部、すなわ
ち、溝底部の形状を半径Rの曲面35にて形成し、エッ
ジ(鋭角)部をなくしたものである。本実施の形態のよ
うに、リング状溝25の最深部を曲面35の加工をする
ことにより、印刷胴20の撓み変形によって発生する、
溝底部への応力集中を緩和することができ、金属疲労等
に伴う胴中部分22の亀裂、破損をなくし、精度の長期
的維持(耐久性向上)を図ることができるものである。
なお、最深部の曲面加工は、図に点線で示すように、リ
ング状溝25の幅より大きい曲面35′を、胴中部分2
2の内部に設けるようにすることもできる。これによ
り、溝底部への応力集中がより緩和され、印刷胴20耐
久性向上がより図れるようにする。
【0034】次に、図8は本発明の印刷胴の実施の第5
形態を示す部分断面図である。本実施の形態では、印刷
胴20の胴中部分22の軸方向に穿設したリング状溝
(2)の内部の隙間(空間域)へ、ゴム等の弾性部材3
6を嵌入したものである。本実施の形態のように、弾性
部材36を隙間に充填することにより、印刷胴20の撓
み変形の急激な変動を弾性部材36で緩和する事がで
き、ショック(振動)等を減少できるものである。
【0035】これにより、実施の第4形態と同様に印刷
胴20の耐久性を向上させることができる。また、本実
施の形態を、図5および図6に示す、前述した径方向に
空気吹出溝29を設ける、ブランケット胴26に採用す
れば、O−リング30,33,34を設けることなく、
リング状溝25の胴中部分端面24への開口を閉鎖し
て、筒状ブランケット27挿脱時の圧縮空気の流出を防
止することができる。
【0036】以上、本発明の印刷胴20の実施の形態に
ついて説明したが、第2形態および第3形態を除く印刷
胴は、インキロール、版胴、ブランケット胴等々適用す
る印刷胴の形式によって実施の形態の一部、或いは複数
の構成を適宜組合せて採用する事ができるものである。
さらに、本発明は上述した実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於いて種
々変更を加え得るものである。
【0037】次に、上述した、印刷胴20の胴中部分2
2にリング状溝25を設ける工程について補足説明す
る。図9(a)は、工程の第1例を示すもので、印刷胴
20の胴中部分22の両端部の直径を、胴中部分22の
直径φD3 よりも小径の胴径φdに加工しておき、内側
へ所定の溝幅hと、溝深さlに相当する段差を有するス
リーブ37を、小径の胴中部分外周面に嵌装した後、ス
リーブ37の先端の直径φD3 の胴中部分22との付き
合わせ部を、全周に渡って溶接する。続いて、溶接歪等
を修正すべく軸部21を回転基準として、スリーブ3
7、および胴中部分22の外周を切削、或いはピーリン
グ加工(研削)にて、加工し、継目のない真円の印刷胴
20に形成する。
【0038】なお、工程の第2例を示す図9(a)に示
すように、胴中部分22に設ける小径部に、リング状溝
25に相当する、所定の溝幅hと溝深さlを穿設して、
内側に段差を設けないスリーブ37′を嵌装して、第1
例と同様に、印刷胴20を形成するようにすることもで
きる。
【0039】図10(a)は、工程の第3例を示すもの
で、胴中部分22の両端部へ、所定の溝幅hと溝深さl
に相当する段差を形成しておき、段差のない胴中部分2
2と同じ長さのストレートのスリーブ(筒)38に圧入
する。つまり焼き嵌めにて一体化し、継目のない真円の
印刷胴20に形成する。
【0040】なお、工程の第4例を示す図10(b)に
示すように、胴中部分22の両端部へ、リング状溝25
の内径と同径の小径部を設けておき、これに、内側に所
定の溝幅hと溝深さlに相当する段差を両端部に設けた
スリーブ38′を、焼き嵌めにて、一体化し真円の印刷
胴20に形成することもできる。また、図11は、工程
の第5例を示すもので、旋盤により、リング状溝25を
バイト39を介して、切削するようにしたものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷胴に
よれば、請求項1に示す構成により、印刷胴の軸方向両
側端へ所定の深さでもって、リング状に加工形成した溝
により、係合する印刷胴との接触圧に起因して発生す
る、軸方向中央と両側端部の撓み変形の方向が逆向きに
なる。
【0042】これによって、胴の撓み変形差を大幅に低
減させることが可能となり、巾方向で均等な印圧が得ら
れるので、従来型と同一直径にした印刷胴にした場合で
も、全長をより長く形成する事ができ、 (1)版胴1回転で印刷できる頁数を増加する事ができ
る。 (2)ウエブ横幅の拡大により、横幅端へ形成される面
積当りの損紙を減少させる事ができる。 (3)折帳が多頁となる事により後工程製本ラインが集
約できる。 (4)撓み変形が減少する事により、同一軸方向長さの
印刷胴では軸受を外側部へ配設でき、加工、組立及びメ
ンテナンスが容易になる。 (5)印刷品質の向上と高速化による生産性の向上が図
れる。 (6)印刷胴に限定される事なく、ガイドローラ、フィ
ードローラ、その他種々のローラ類に於いて広範囲に応
用する事ができる。
【0043】また、請求項2および請求項3に示す構成
により、 (7)印刷胴へのリング溝の形成によって生じる応力の
集中を緩衝、緩和でき、直径方向の振動を減少させ得る
ことから、種々の面で印刷品質の向上が図れ、かつ胴の
耐久性(精度維持)が増大する。
【0044】さらに、請求項4に示す構成により、 (8)エアーシールにより、筒状ブランケットの挿脱時
に空気層を形成する圧縮空気の吹き出し機能を、維持、
安定化する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷胴の実施の第1形態を示す図で、
図1(a)は、上方が縦断面図、下方が側面図を示す部
分断面図、図1(b)は、図1(a)に示す矢視A−A
正面図、
【図2】図1に示す印刷胴の全体縦断面図と、印刷胴に
負荷される荷重の状態を示す図、
【図3】図1に示す印刷胴の軸方向の撓み変形を示す模
式図、
【図4】図1に示す印刷胴のリング状溝の深さと、印刷
胴中央部と両端部の撓み変位差とを、リング状溝の内径
をパラメータにして示す図、
【図5】本発明の実施の第2形態を示す印刷胴一端部の
部分断面図、
【図6】本発明の実施の第3形態を示す印刷胴一端部の
部分断面図、
【図7】本発明の実施の第4形態を示す印刷胴一端部の
部分断面図、
【図8】本発明の実施の第5形態を示す印刷胴一端部の
部分断面図、
【図9】図1に示す印刷胴の製作法の第1例、および第
2例を示す図で、図9(a)は第1例を示す部分断面
図、図9(b)は第2例を示す部分断面図、
【図10】図1に示す印刷胴の製作法の第3例、および
第4例を示す図で、図10(a)は第3例を示す部分断
面図、図10(b)は第4例を示す部分断面図、
【図11】図1に示す印刷胴の製作法の第5例を示す部
分断面図、
【図12】印刷機に於ける印刷胴の配置例説明図、
【図13】従来のブランケット胴の一端部の部分断面
図、
【図14】印刷機に対する顧客ニーズ(要求)の傾向例
説明図、
【図15】従来の印刷胴に作用する印圧に起因した、印
刷胴の変形傾向を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 版胴 2 印版 3,3′ ブランケット胴 4 ブランケット 5 ウエブ 6 シートパスライン 7 スリット状溝 8 筒状ブランケット 10 貫通孔 11 空気吹出溝 12 損紙 20 印刷胴 21 軸部 22 胴中部分 23 軸 24 胴中部分端面 25 リング状溝 26 ブランケット胴 27 筒状ブランケット 28 貫通孔 29 空気吹出溝 30 O−リング 31 O−リング保持具 32 フランジ 33 O−リング 34 O−リング 35,35′ 曲面 36 弾性部材 37,37′ スリーブ 38,38′ スリーブ 39 バイト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ溜に供給した印刷インキを隣接部
    で順次転移させ、転移過程で薄いインキ被膜にするイン
    キロール群、前記インキロール群の最終のロールから前
    記インキ被覆が転移する印刷面を具える印版を外周面に
    捲着した版胴、および前記印刷面に転移した前記印刷イ
    ンキを転写させて、走行するウエブ面に転接して印刷す
    るブランケットを外周面に被着したブランケット胴から
    なる印刷胴において、前記印刷胴の少くとも1つに、同
    心状のリング状溝を両端面から軸方向に穿設したことを
    特徴とする印刷胴。
  2. 【請求項2】 軸方向に穿設された前記リング状溝の溝
    底部に、応力集中を緩和する曲面が形成されていること
    を特徴とする請求項1の印刷胴。
  3. 【請求項3】 軸方向に穿設された前記リング状溝の内
    部に、弾性部材が充填されていることを特徴とする請求
    項1の印刷胴。
  4. 【請求項4】 前記印刷胴が、前記リング状溝を径方向
    に貫通して、外周面に吹出口を設けた空気吹出溝と、前
    記リング状溝が開口する両端面に、前記開口を閉鎖する
    シール装置とが設けられ、外周面にスリーブ状の前記ブ
    ランケットが被着されるブランケット胴を含むことを特
    徴とする請求項1、又は請求項2の印刷胴。
JP30727695A 1995-11-27 1995-11-27 印刷胴 Expired - Fee Related JP3316359B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30727695A JP3316359B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 印刷胴
US08/741,664 US5913266A (en) 1995-11-27 1996-10-31 Printing cylinder having annular groove
CN96121816A CN1083770C (zh) 1995-11-27 1996-11-25 印刷滚筒
DE19649182A DE19649182C2 (de) 1995-11-27 1996-11-27 Druckzylinder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30727695A JP3316359B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 印刷胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09141826A true JPH09141826A (ja) 1997-06-03
JP3316359B2 JP3316359B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=17967184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30727695A Expired - Fee Related JP3316359B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 印刷胴

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5913266A (ja)
JP (1) JP3316359B2 (ja)
CN (1) CN1083770C (ja)
DE (1) DE19649182C2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1297951A2 (en) 2001-10-01 2003-04-02 Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho Three-part plate cylinder with lateral and circumferential adjustments for registration
JP2008087480A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Bhs Corrugated Maschinen-& Anlagenbau Gmbh 少なくとも片面に裏打ちされる段ボールウェブを作り出すための機械
JP2010526695A (ja) * 2007-05-15 2010-08-05 ゴス インターナショナル アメリカス インコーポレイテッド 慣性の変動が低減された胴及び方法
WO2010116505A1 (ja) 2009-04-09 2010-10-14 株式会社 ゴス グラフィック システムズ ジャパン 印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機
JP2012218695A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Nsk Ltd 電動式ステアリング装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050229800A1 (en) * 2004-04-20 2005-10-20 Heidelberger Druckmaschinen Ag Plate cylinder with larger diameter central image area
SE527845C2 (sv) * 2004-11-03 2006-06-20 Sandvik Intellectual Property En stödvals för en rotationsknivenhet och en rotationsknivenhet med en dylik stödvals
JP2006297734A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Komori Corp 印刷機のエア吹き装置
DE102006014968A1 (de) * 2006-03-31 2007-10-04 Man Roland Druckmaschinen Ag Rotationskörper einer Rollendruckmaschine
US8206277B2 (en) * 2008-04-30 2012-06-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Idler roller assembly having a roller and a shaft the roller being formed such that it remains parallel to contacted media despite deflection of the shaft
JP6148418B1 (ja) * 2016-02-24 2017-06-14 日本タングステン株式会社 ロータリーカッター用ロールおよびロータリーカッター
CN109484008A (zh) * 2018-10-18 2019-03-19 南宁七彩虹印刷机械有限责任公司 一种新型印刷机压印滚筒设计方法
CN110566367B (zh) * 2019-08-20 2021-09-03 西安航天动力技术研究所 一种降低双脉冲固体发动机隔层应变的燃烧室
EP3792061A1 (de) * 2019-09-11 2021-03-17 Flint Group Germany GmbH Verfahren zur montage bzw. demontage eines holzylinders auf bzw. aus einem weiteren zylinder und montagehilfe

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US242058A (en) * 1881-05-24 sohtjrmann
DE14574C (de) * W. R. SCHÜRMANN in Düsseldorf Neuerung in Konstruktion von Walzen
US2048005A (en) * 1934-12-20 1936-07-21 Hoe & Co R Cylinder for printing machines
FR96189E (fr) * 1968-12-19 1972-05-19 Rhone Poulenc Sa Nouvelles résines thermostables.
DE2131914A1 (de) * 1971-06-26 1972-12-28 Koenig & Bauer Schnellpressfab Druckwerkszylinder fuer Rotationsdruckmaschinen
US3750246A (en) * 1971-09-13 1973-08-07 Gulf & Western Syst Co Composite roll
DE2239550A1 (de) * 1972-08-11 1974-02-28 Berstorff Gmbh Masch Hermann Walze mit durchbiegungsausgleich
FI50002C (fi) * 1974-02-01 1975-11-10 Ahlstroem Oy Tela.
NL8003073A (nl) * 1980-05-28 1982-01-04 Stork Screens Bv Drukcilinder voorzien van een uitwendige bekleding, alsmede werkwijze en inrichting voor het bekleden van een cilinderoppervlak.
DE3342054C2 (de) * 1983-11-22 1986-01-30 Bwg Bergwerk- Und Walzwerk-Maschinenbau Gmbh, 4100 Duisburg Walze für Walzwerke
US4722212A (en) * 1985-11-06 1988-02-02 United Engineering Rolling Mills, Inc. Self-compensating roll
DE3543704A1 (de) * 1985-12-11 1987-06-19 Md Papierfabrik Pasing Nicolau Vorrichtung und verfahren zum bedrucken einer bahn
US4819258A (en) * 1986-11-28 1989-04-04 Bennett X-Ray Corp. Auto-setting of KV in an x-ray machine after selection of technic factors
US4813258A (en) * 1987-01-14 1989-03-21 United Engineering, Inc. Assembled flexible edge roll
US4895070A (en) * 1988-07-11 1990-01-23 Birow, Incorporated Liquid transfer assembly and method
US5093974A (en) * 1990-04-12 1992-03-10 United Engineering Inc. Bendable sleeved roll
US5111930A (en) * 1991-03-18 1992-05-12 International Rolling Mill Consultants, Inc. Non-warping table rolls
DE4112515C2 (de) * 1991-04-17 1994-08-04 Roland Man Druckmasch Verstellbare Walzenanordnung
JPH04137872U (ja) * 1991-06-10 1992-12-22 徳山曹達株式会社 印刷用版胴
DE4342159C2 (de) * 1993-12-10 1997-04-10 Roland Man Druckmasch Formzylinder für eine hülsenförmige Druckform
DE4432816A1 (de) * 1994-09-15 1996-03-21 Roland Man Druckmasch Druckwalze für den kanallosen Druck

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1297951A2 (en) 2001-10-01 2003-04-02 Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho Three-part plate cylinder with lateral and circumferential adjustments for registration
US6786147B2 (en) 2001-10-01 2004-09-07 Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho Three-part plate cylinder with lateral and circumferential adjustments for registration
JP2008087480A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Bhs Corrugated Maschinen-& Anlagenbau Gmbh 少なくとも片面に裏打ちされる段ボールウェブを作り出すための機械
JP2010526695A (ja) * 2007-05-15 2010-08-05 ゴス インターナショナル アメリカス インコーポレイテッド 慣性の変動が低減された胴及び方法
WO2010116505A1 (ja) 2009-04-09 2010-10-14 株式会社 ゴス グラフィック システムズ ジャパン 印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機
JP2012218695A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Nsk Ltd 電動式ステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1083770C (zh) 2002-05-01
DE19649182A1 (de) 1997-05-28
US5913266A (en) 1999-06-22
CN1154911A (zh) 1997-07-23
JP3316359B2 (ja) 2002-08-19
DE19649182C2 (de) 2001-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09141826A (ja) 印刷胴
US6000336A (en) Applicator cylinder with sleeve having recesses therein to receive grippers in a sheet-fed press
US5507228A (en) Printing cylinder
JP3442372B2 (ja) 特にオフセットロール紙輪転印刷機のためのゴム胴スリーブ
JP2708373B2 (ja) オフセット印刷版およびオフセット印刷版の製造方法
US6401615B1 (en) Press roller with interchangeable external sleeve
US7316183B2 (en) Sleeve with multiple layer structure for printing presses and method for its manufacture
US7571677B2 (en) Printing unit having transfer cylinder with compressible layer
US20080141876A1 (en) Coupling device for the driving of a printing device cylinder
JP3370167B2 (ja) 管状印刷スリーブの列形成を低減する装置
JPH07205566A (ja) ブランケット胴と共に使用されるブランケット
JP3457932B2 (ja) 円筒状ブランケット及びブランケット胴並びに印刷機
JP2000033686A (ja) 印刷機、特にオフセット輪転機用の印刷装置
JP2003514696A (ja) 輪転印刷機の胴の支承部
JP2009196269A (ja) 輪転印刷機
US20090044713A1 (en) Gravure Printing-Form Sleeve and Production Thereof
US5890430A (en) Impression cylinder having a multiple diameter and a sheet guiding foil
JP6461027B2 (ja) インキローラ及び印刷機
US20080276814A1 (en) Web press and method for producing the press
US20070006753A1 (en) Web-fed rotary press having sleeve-shaped printing blankets
JP2002293057A (ja) 円筒状ブランケット及び印刷機
CA1080543A (en) System for vacuum mounting for blanket and printing plate in offset presses
JP3575861B2 (ja) オフセット印刷版、オフセット印刷機の版胴、オフセット印刷機及びオフセット印刷版の製造方法
JP3905749B2 (ja) ブランケット胴用基軸ローラ及びブランケット胴
CN115872213A (zh) 一种易更换的大幅面自展平导向辊

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020507

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees