JPH09141349A - タレットパンチプレスにおけるダイ交換方法およびタレットパンチプレス - Google Patents

タレットパンチプレスにおけるダイ交換方法およびタレットパンチプレス

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JPH09141349A
JPH09141349A JP16367494A JP16367494A JPH09141349A JP H09141349 A JPH09141349 A JP H09141349A JP 16367494 A JP16367494 A JP 16367494A JP 16367494 A JP16367494 A JP 16367494A JP H09141349 A JPH09141349 A JP H09141349A
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die
turret
punch
punch press
turret punch
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JP16367494A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Aizawa
恒男 相澤
Tetsuji Hayashi
哲司 林
Takehara Tokuro
タケハラ トクロウ
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Amada Co Ltd
Amada Machinics Co Ltd
Amada Manufacturing America Inc
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Sonoike Co Ltd
Amada Manufacturing America Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部タレットにダイを全周強固に保持され、
しかも製造、組立て作業を容易にし、精度も得易くする
ようにしたタレットパンチプレスにおけるダイ交換方法
およびタレットパンチプレスを提供することにある。 【構成】 複数のパンチPを支承した上部タレット5と
上記各パンチPに対応する複数のダイDを支承した下部
タレット7を備えてなるタレットパンチプレス1におけ
るダイ交換方法にして、前記上部タレット5に形成した
ダイ保持部用通過部45を通過してチェンジャアーム7
9の先端に設けたダイ保持部109によってダイDを保
持し引き上げることによりダイDの交換を行うことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上,下部タレットに
装着されたパンチ,ダイとで協働してワークに打抜き加
工を行うタレットパンチプレスにおけるダイ交換方法お
よびタレットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタレットパンチプレスとしては、
複数のパンチを支承する上部タレットと複数のダイを支
承する下部タレットとが若干量の間隔を保ち上下に対向
して設けられ、かつ同期して回転されて選択されたパン
チとダイが加工位置に位置決めされるように構成されて
いる。
【0003】前記タレットパンチプレスにおいてダイを
交換する手段としては、特公昭59−52008号公報
や、特開平4−13424号公報などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のダイ交換を行う手段としての特公昭59−5200
8号公報では、ダイを側方から下部タレットへATCチ
ェンジャにより装着している。しかも下部タレット最外
周にはダイサポートも必要であり、ダイ交換時ダイ通路
を確保するため、ダイサポートを昇降させる必要があ
る。このために特別な機構を備えなければならない。
【0005】また、従来の特開平4−132424号公
報では、ダイをダイサポートも含めたブロックに装着
し、ブロック毎に側方からATCチェンジャにより装着
している。ブロツク4辺のうち3辺のみで下部タレット
から支持することになるため、支持が弱く、高負荷の加
工には耐えられないという問題がある。
【0006】この発明の目的は、下部タレットにダイを
全周強固に保持され、しかも製造、組立て作業を容易に
し、精度も得易くするようにしたタレットパンチプレス
におけるダイ交換方法およびタレットパンチプレスを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のタレットパンチプレスにおけるダイ交換方
法は、複数のパンチを支承した上部タレットと上記各パ
ンチに対応する複数のダイを支承した下部タレットを備
えてなるタレットパンチプレスにおけるダイ交換方法に
して、前記上部タレットに形成したダイ保持部用通過部
を通過してチェンジャアームの先端に設けたダイ保持部
によってダイを保持し引き上げることによりダイの交換
を行うことを特徴とするものである。
【0008】また、この発明のタレットパンチプレス
は、複数のパンチを支承した上部タレットと上記各パン
チに対応する複数のダイを支承した下部タレットを備え
てなるタレットパンチプレスにして、前記上部タレット
の一部でかつ下部タレットのダイ装着領域に対応した位
置に、前記ダイを交換すべく上下動自在なチェンジャア
ームの先端に設けたダイ保持部が通過自在なダイ保持部
用通過部を形成せしめてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】前記タレットパンチプレスにおいて、前記
ダイ保持部用通過部が孔または切欠き部であることが望
ましいものである。
【0010】
【作用】以上のようなタレットパンチプレスにおけるダ
イ交換方法およびそのタレットパンチプレスとすること
により、上部タレットの一部でかつ下部タレットのダイ
装着領域に対応した位置に、通過自在なダイ保持部用通
過部を形成せしめたことにより上下動自在なチェンジャ
アームが上下動されてチェンジャアームの先端に設けた
ダイ保持部が前記ダイ保持部用通過部に通過されて下部
タレットに装着されたダイがダイ保持部で保持されて引
き上げられ、また新しい別のダイがダイ保持部に保持さ
れて下部タレットに装着されてダイの交換が行われる。
【0011】したがって、下部タレットにダイが全周強
固に保持され、しかも製造、組立て作業が容易であると
共に、精度も簡単に得られる。
【0012】ダイ保持用通過部を孔または切欠き部とす
ることにより、ダイ保持部用通過部が簡単に形成され
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、タレットパンチプレス本体につい
ては、既に公知の構成のものであるため詳細な図示と説
明を省略する。
【0014】図1および図2を参照するに、タレットパ
ンチプレス1は門型フレーム3を備えており、この門型
フレーム3内における中央には、回転自在な同径からな
る上部タレット5と下部タレット7とからなるタレット
9が、門型フレーム3に支承されている。
【0015】より詳細には、上部タレット5、下部タレ
ット7の円周上に複数のパンチPとダイDとからなる金
型が装着され、上部タレット5、下部タレット7に一体
的に設けた回転軸11,13が軸受15,17を介して
前記門型フレーム3に支承されている。この回転軸1
5,17には図3に示されているようにそれぞれスプロ
ケット19,21が嵌合されている。前記上部、下部タ
レット5,7を回転させるための駆動モータ23が設け
られており、この駆動モータ23の出力軸25には駆動
ギヤ27が嵌合されていると共に、この駆動ギヤ27に
噛合したギヤ29には上下方向へ延伸した回転軸31,
33が装着されている。この回転軸31,33にはスプ
ロケット35,37が嵌合されている。しかもスプロケ
ット35とスプロケット21,スプロケット37とスプ
ロケット19とにはチェン39,41が巻回されてい
る。また、前記回転軸31と33とを連結あるいは遮断
せしめるクラッチ43が前記回転軸31の上部に設けら
れている。
【0016】上記構成により、クラッチ43を作動せし
めて回転軸31と33とを連結せしめた状態で、駆動モ
ータ23を駆動せしめると、出力軸25、駆動ギヤ2
7,ギヤ29を介して回転軸31,33が回転されるか
ら、スプロケット35,37、チェン39,41、スプ
ロケット21,19および回転軸13,11を介して下
部タレット7、上部タレット5がそれぞれ同期して回転
されることになる。
【0017】クラッチ43を切って回転軸31と回転軸
33を遮断せしめると、上部タレット5が回転されずに
停止した状態で下部タレット7のみが回転されることに
なる。
【0018】駆動モータ23は上部タレット5用,下部
タレット7用個別に設け、両上,下部タレット5,7を
同時に回転あるいは下部タレット7のみ回転させてもよ
い。
【0019】前記上部タレット5の一部(図1,図2に
おいて右側)にはダイ保持用通過部としての切欠き部4
5が形成されている。
【0020】前記タレット9の左側は打抜き加工位置4
7が設けられており、この打抜き加工位置47に前記門
型フレーム3の上部フレームに設けられた図示省略の駆
動モータよりクランク軸49を回転し、コネクティング
ロッド51、ストライカ53を介して、パンチPとダイ
Dとが協働し打抜き加工位置47に位置決めされたワー
クWの所望位置にパンチング加工が行われる。なお、ス
トライカ53を上下動させる駆動源として流体圧により
作動するシリンダにても可能である。
【0021】前記門型フレーム3における下部には、固
定したセンタテーブル55が設けられており、このセン
タテーブル55の両側にはY軸方向(図1および図2に
おいて左右方向)へ移動自在な可動テーブル57が設け
られている。この可動テーブル57はY軸方向へ移動さ
れる際に、Y軸方向へ延伸した複数のガイド(図示省
略)に案内されてスムーズに移動される。
【0022】前記可動テーブル57の左端上にはキャレ
ッジベース59がX軸方向(図1において図面に直交し
た方向、図2において上下方向)へ延伸して設けられて
おり、このキャレッジベース59にはワーク移動位置決
め装置61が設けられている。すなわち、キャレッジベ
ース59は、Y軸方向へ移動せしめる例えばサーボモー
タ63よりボールスクリュのごときねじ棒65によりナ
ット部材(図示省略)を介して移動自在となっている。
そして、キャレッジベース59には、X軸方向へ移動自
在なキャレッジ67が設けられており、例えばサーボモ
ータ69よりボールスクリュのごときねじ棒71により
ナット部材(図示省略)を介して移動され、このキャレ
ッジ67にはワークWを把持する複数のワーククランプ
73が取付けられている。
【0023】上記構成により、キャレッジベース59が
Y軸方向へ移動されると共に、キャレッジ67がX軸方
向へ移動されることにより、ワーククランプ73に把持
されたワークWは、X軸、Y軸方向へ移動され、加工す
べき所望の位置が打抜き加工位置47に位置決めされパ
ンチング加工されることとなる。
【0024】前記上,下部タレット5,7の右側に隣接
してパンチ、ダイ交換装置75が設けられている。この
パンチ、ダイ交換装置75は、パンチ用チェンジャアー
ム77とダイ用チェンジャアーム79とを備えたツール
チェンジャ81と、パンチ金型セット83とダイDを収
納したツールマガジン85より構成されている。
【0025】より詳細には、上,下部タレット5,7に
おける打抜き加工位置47の反対側(対向側)にパンチ
P,ダイDの交換位置87が設けられている。この交換
位置87に隣接して前記ツールチェンジャ81が設けら
れている。
【0026】ツールチェンジャ81は、図4に併せて参
照するに、パンチ用チェンジャアーム77とダイ用チェ
ンジャアーム79を両側に備え、それぞれ回転自在な支
柱89A,89Bより突設して設けられている。この支
柱89A,89Bは上下両端を軸受91A,91Bを介
して門型フレーム3に回転自在に支承されている。駆動
系としては駆動モータ93A,93Bにより例えば歯車
等で構成された回転伝達部材95A,95Bにより支柱
89A,89Bは回転自在となっている。
【0027】前記パンチ用チェンジャアーム77の先端
にして上面に上下移動手段97として例えば流体圧にて
作動するシリンダ99が設けられている。このシリンダ
99のピストンロッド101の先端にはチャック103
と、このチャック103を作動させる流体圧作動のシリ
ンダ105を備えたブロック107が一体的に垂設され
ている。
【0028】前記チャック103の構成は、相対して設
けた把持爪109がピン111によりブロック107に
揺動自在に設けられ、把持爪109の先端にそれぞれ外
方向へ突出した突起部113が形成されていると共に、
把持爪109の後端にそれぞれ内方向へ突出した突起部
115が形成されている。また、相対して設けた把持爪
109のそれぞれの内側はテーパ面117が形成され、
このテーパ面117に接する三角形状をした押圧部11
9を備えたピストンロッド121が前記シリンダ105
内に組込まれている。更に、前記把持爪109の先端に
形成された突起部113が係合、離脱自在な段付穴12
3がパンチPの頭部PH に形成されている。
【0029】上記構成により、シリンダ105を作動せ
しめピストンロッド121を突出せしめると、ピストン
ロッド121の先端に設けた三角形状の押圧部119
は、相対して設けた把持爪109に形成したテーパ面1
19を揺動しながらピン111を揺動支点として把持爪
109をそれぞれ外方向へ開く。把持爪109が外方向
へ開くと、把持爪109の先端に形成した突起部113
にてパンチPの頭部PHに形成した段付穴123に係合
して、パンチPを把持することができる。
【0030】また、シリンダ105を作動せしめピスト
ンロッド121が引き込むと、ピストンロッド121に
設けた押圧部119は把持爪109の突起部115を押
圧し、把持爪109は閉状態となりパンチPの段付穴1
23より係合が解放される。
【0031】前記ダイ用チェンジャアーム79の先端に
は、ダイDを収容したダミーダイホルダ125が着脱可
能に設けられている。また、前記支柱89Aの上部はダ
イ用チェンジャアーム79を昇降せしめるダイ用チェン
ジャアーム昇降シリンダ127が設けられている。な
お、前記下部タレット7の円周上には、図1に示されて
いるように、ダイホルダDHが設けられ、このダイホル
ダDHにダイDが交換可能に装着される。前記のダイホ
ルダDHが設けられた下部タレット7には図4に示され
ているように、上下方向へ貫通した穴7Hが形成されて
いる。
【0032】前記門型フレーム3の上部フレーム3Uに
は、図1に示されているように、ダイ押下げシリンダ1
29が設けられており、このダイ押下げシリンダ129
に装着されたピストンロッド131の先端(下端)には
ダイ押下げブロック133が一体化されている。また、
門型フレーム3の下部フレーム3Dにはダイ突上げシリ
ンダ135が設けられており、このダイ突上げシリンダ
135に装着されたピストンロッド137の先端(上
端)にはダイ突上げブロック139が一体化されてい
る。
【0033】上記構成により、ダイ押下げシリンダ12
9を作動せしめると、ピストンロッド131が下降して
交換位置87に位置決めされたダイ用チェンジャアーム
79の先端に設けられたダミーダイホルダ125に収容
されているダイDがダイ押下げブロック133により押
下げられることになる。また、ダイ突上げ用シリンダ1
35を作動せしめると、ピストンロッド137が上昇し
て、交換位置87に位置決めされたダイ用チェンジャア
ーム79の先端に設けられた空のダミーダイホルダ12
5に、ダイ突上ブロック139によりダイホルダDH内
のダイDが突上げられて収容されることになる。
【0034】ツールマガジン85は、図1および図2を
参照するに、支柱141の上段にパンチ用円盤143と
下段にダイ用円盤145が設けられている。このパンチ
用、ダイ用円盤141,143に収納されているパンチ
金型セット83とダイDを収容したダミーダイルホルダ
125は、前述した上,下部タレット5,7の交換位置
87に対応した交換位置153にセットされる。
【0035】前記支柱141は両端を軸受147を介し
て門型フレーム3に回転自在に支承されている。駆動系
としては駆動モータ149より例えば歯車等で構成され
た回転伝達部材151により支柱141は回転自在とな
っている。なお、駆動モータ149と前述したツールチ
ェンジャ75の駆動モータ93A,93Bとは、交換位
置87,153にパンチ用、ダイ用のチェンジャアーム
77,79およびパンチ用、ダイ用の円盤143,14
5をセットするため、回転制御により行われる。
【0036】上記構成より、駆動モータ149を駆動せ
しめ回転伝達部材151を介して支柱141に設けたパ
ンチ用円盤143とダイ用円盤145を回転させると、
所望するパンチPとダミーダイホルダ125が交換位置
153へ位置決めされることになる。
【0037】上述した構成としたことにより、まずダイ
Dを自動交換する作用を説明すると、図3に示したクラ
ッチ43を入れて上部,下部タレット5,7を回転せし
めて、上部タレット5に形成せしめた切欠き部45を交
換位置87に割出し停止せしめる。この状態において、
クラッチ43を切って下部タレット7のみを回転できる
状態にする。
【0038】そして、ダイ用チェンジャアーム79を回
転せしめて空のダミーダイホルダ125を前記切欠き部
45の上方位置に停止せしめると共にダイ用チェンジャ
アーム昇降シリンダ127を作動せしめてダイチェンジ
ャアーム79を切欠き部45に位置決めせしめる。相対
向したダイ用チェンジャアーム79の他端は交換位置1
53に停止される。ダイ突上げシリンダ135を作動せ
しめてピストンロッド137を上降せしめると、ダイつ
突上げブロック139によりダイホルダDH内のダイD
が空のダミーダイホルダ135に装着される。
【0039】この間、他方のダイチェンジャアーム79
の先端はツールマガジン85の交換位置153にある交
換用のダイDを収容したダミーダイホルダ125を把持
せしめる。ダイ用チェンジャアーム79を180度回動
せしめて停止させる。すなわち、交換位置87には新し
いダイDを収容したダミーダイホルダ125が、交換位
置153にはすでに使用したダイDを収容したダミーダ
イホルダ125が位置決めされる。
【0040】この状態でダイ用押下げシリンダ129を
作動せしめると、ピストンロッド131が下降してダイ
押下げブロック131でダイDを押し下げてダイホルダ
DHにダイDが装着される。また、交換位置153では
ダイ用円盤145に使用したダイDを収容したダミーダ
イホルダ125が保管されてダイDの交換が行われる。
【0041】このように、切欠き部45を交換位置87
に位置決めした状態で、下部タレット7を回動せしめて
交換したいダイDを交換位置87を位置決めした後は上
述した動作を繰り返すことにより次々とダイDの交換を
行うことができる。したがって、上部タレット5の一部
に切欠き部45を形成せしめるだけで、下部タレット5
に交換したダイDを全周強固に保持することができる。
しかも上部タレット5に切欠き部45のみを形成せしめ
るだけであるから、製造、組立て作業を容易に、精度も
得易くすることができる。
【0042】パンチPを交換する場合には、図3に示し
たクラッチ43を入れて、上部,下部タレット5,7を
回転せしめて、交換するパンチPを交換位置87に割出
し停止せしめる。
【0043】そして、パンチ用チェンジャアーム77を
回転せしめて空のチャック103を前記切欠き部45の
上方位置に停止せしめる。相対向した空のチャック10
3は交換位置153の上方位置に停止される。シリンダ
99を作動せしめてピストンロッド101を下降せしめ
ると、把持爪109がパンチ金型セット83のパンチP
の段付穴123に入ると共にシリンダ105を作動せし
めてピストンロッド121を下降せしめると把持爪10
9が開いてパンチ金型セット83のパンチPを係合せし
める。
【0044】この状態でピストンロッド101を上昇せ
しめてパンチ金型セット83を引き上げ上部タレット5
の上面よりパンチ金型セット83が突出させた状態で停
止せしめる。この間、他方のチャック103はツールマ
ガジン85の交換位置153にある交換用パンチ金型セ
ット83を同様にして把持爪109で係合せめると共に
引き上げる。パンチ用ダイチェンジャアーム77を18
0度回動せしめて停止させる。すなわち、交換位置87
には新しいパンチ金型セット83が、交換位置153に
はすでに使用したパンチ金型セット83が把持爪109
で係合されている。
【0045】この状態で各シリンダ99を作動せしるて
ピストンロッド101を下降せしめると、パンチ金型セ
ット83がそれぞれ上部タレット5、パンチ用円盤14
3に装着される。次いで、各シリンダ105を作動せし
めてピストンロッド121を上昇せしめると把持爪10
9がそれぞれ閉じてパンチ金型セット83から解放され
る。把持爪109を上昇せしめることによりパンチPの
交換が行われる。
【0046】本実施例のパンチPとダイDの交換は同時
に行うことができないから、1個のチェンジャアームと
して、パンチP、ダイDの交換をそれぞれ行うようにし
てもよい。この場合にはツールマガジン85の方も1個
の円盤にパンチP,ダイDをそれぞれ収納しておけばよ
い。1個のチェンジャアームを用い、かつ図1のように
パンチ,ダイ用個別にツールマガジンを設けた場合は、
さらにダイ用チェンジャアーム79はパンチPのツール
マガジンとの干渉を避けるために水平方向へ伸縮できる
ように伸縮用シリンダを設けるようにしてもよい。さら
に、ダイ用チャンジャアーム79に伸縮用シリンダを設
けずにパンチマガシンを1個切欠いてダイ用チェンジャ
アーム79を上下に通過できるようにしてもよい。
【0047】また、チェンジャアーム,ツールマガジン
はダイ用のみであっても構わない。すなわち、加工板厚
が変るだけで、パンチPは同じでダイDのみ適正クリア
ランスのものに交換する場合もある。
【0048】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。上部タレット5の1部
に切欠き部45を形成せしめる代りに穴であっても構わ
ない。
【0049】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この請求項1,2による発明によれば、上部
タレットの1部にダイ保持部用通過部を形成せしめるよ
うにしたので、下部タレットに交換したダイを全周強固
に保持することができる。ダイを交換できるように上部
タレットにダイ保持部用通過部を形成せしめるだけであ
るから、製造、組立て作業を容易に行うことができると
共に加工精度を得易くすることができる。
【0050】また、請求項3による発明によれば、ダイ
保持部用通過部を孔または切欠き部とすることにより、
ダイ保持部用通過部を簡単に形成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例のタレットパンチ
プレスとパンチ,ダイ交換装置とを示す側面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った拡大断面図
である。
【図3】上部,下部タレットを回転せしめる駆動部の説
明図である。
【図4】ツールチェンジャの拡大側面断面図である。
【符号の説明】 1 タレットパンチプレス 5 上部タレット 7 下部タレット 45 切欠き部(ダイ保持部用通過部) 75 パンチ,ダイ交換装置 77 パンチ用チェンジャアーム 79 ダイ用チェンジャアーム 85 ツールマガジン 87 交換位置 109 把持爪 P パンチ D ダイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592178820 アマダ・エムエフジー・アメリカ・インコ ーポレイティド AMADA MANUFACTURING AMERICA INCORPORAT ED アメリカ合衆国 90638 カリフォルニア 州 ラミラダ ノーサムストリート 14646 (72)発明者 相澤 恒男 神奈川県小田原市小竹735 (72)発明者 林 哲司 神奈川県小田原市小竹893−14 (72)発明者 トクロウ タケハラ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ハシ エンダ ハイツ市 エルムハーベンドライ ブ 16508

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパンチを支承した上部タレットと
    上記各パンチに対応する複数のダイを支承した下部タレ
    ットを備えてなるタレットパンチプレスにおけるダイ交
    換方法にして、前記上部タレットに形成したダイ保持部
    用通過部を通過してチェンジャアームの先端に設けたダ
    イ保持部によってダイを保持し引き上げることによりダ
    イの交換を行うことを特徴とするタレットパンチプレス
    におけるダイ交換方法。
  2. 【請求項2】 複数のパンチを支承した上部タレットと
    上記各パンチに対応する複数のダイを支承した下部タレ
    ットを備えてなるタレットパンチプレスにして、前記上
    部タレットの一部でかつ下部タレットのダイ装着領域に
    対応した位置に、前記ダイを交換すべく上下動自在なチ
    ェンジャアームの先端に設けたダイ保持部が通過自在な
    ダイ保持部用通過部を形成せしめてなることを特徴とす
    るタレットパンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記ダイ保持部用通過部が孔または切欠
    き部であることを特徴とする請求項2記載のタレットパ
    ンチプレス。
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