JP2000140957A - タレットパンチプレス - Google Patents
タレットパンチプレスInfo
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- JP2000140957A JP2000140957A JP10322485A JP32248598A JP2000140957A JP 2000140957 A JP2000140957 A JP 2000140957A JP 10322485 A JP10322485 A JP 10322485A JP 32248598 A JP32248598 A JP 32248598A JP 2000140957 A JP2000140957 A JP 2000140957A
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- eject
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 板材の位置決め時に成形加工部とダイとが干
渉せずかつダイの昇降動作の追従性が確実なタレットパ
ンチプレスの提供。 【解決手段】 上下のタレットを加工位置K1に回転位
置決め自在に設けたタレットパンチプレスにおいて、下
部タレット15に設けたダイホルダ43に装着したダイ
Dの下面に当接し、かつ下部タレットの下方に延伸した
イジェクトパイプ47を上下動自在に設け、ダイ下面に
当接するダイスペーサ71を挿入自在のスペーサ挿入装
置39を設け、ダイをパスライン下方の待避位置、パス
ラインPL上の加工位置に押し上げ自在のイジェクトパ
イプ昇降装置37を設け、自動金型交換位置の下部タレ
ットの下方に前記イジェクトパイプを押上自在のイジェ
クトシリンダを設け、該イジェクトパイプの昇降動作に
連動してイジェクトパイプ上に載置したダイを固定また
は開放するダイ固定手段を設けたことを特徴とするタレ
ットパンチプレス。
渉せずかつダイの昇降動作の追従性が確実なタレットパ
ンチプレスの提供。 【解決手段】 上下のタレットを加工位置K1に回転位
置決め自在に設けたタレットパンチプレスにおいて、下
部タレット15に設けたダイホルダ43に装着したダイ
Dの下面に当接し、かつ下部タレットの下方に延伸した
イジェクトパイプ47を上下動自在に設け、ダイ下面に
当接するダイスペーサ71を挿入自在のスペーサ挿入装
置39を設け、ダイをパスライン下方の待避位置、パス
ラインPL上の加工位置に押し上げ自在のイジェクトパ
イプ昇降装置37を設け、自動金型交換位置の下部タレ
ットの下方に前記イジェクトパイプを押上自在のイジェ
クトシリンダを設け、該イジェクトパイプの昇降動作に
連動してイジェクトパイプ上に載置したダイを固定また
は開放するダイ固定手段を設けたことを特徴とするタレ
ットパンチプレス。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタレットパンチプレ
スに関する。さらに詳細には、板材の移動位置決め時に
板材の成形加工部とダイとが干渉しない自動工具交換装
置(ATC)対応のタレットパンチプレスに関する。
スに関する。さらに詳細には、板材の移動位置決め時に
板材の成形加工部とダイとが干渉しない自動工具交換装
置(ATC)対応のタレットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスにおいて、板材の
下面に突出する形状を有する加工、例えば下向きの、バ
ーリング、ルーバー、切り起こし、またはエンボスなど
の成形加工を実施して、その板材をパスライン上(ダイ
上面)を移動させる場合、既に加工された下面に突出し
た成形加工部とダイとが干渉して板材を変形させたり板
材裏面に傷を付けるという問題がある。なお、成形加工
用のダイの上面の位置はパスラインより若干上方に設け
てある。
下面に突出する形状を有する加工、例えば下向きの、バ
ーリング、ルーバー、切り起こし、またはエンボスなど
の成形加工を実施して、その板材をパスライン上(ダイ
上面)を移動させる場合、既に加工された下面に突出し
た成形加工部とダイとが干渉して板材を変形させたり板
材裏面に傷を付けるという問題がある。なお、成形加工
用のダイの上面の位置はパスラインより若干上方に設け
てある。
【0003】上述の問題に対して、特開平2−2635
25号公報において、板材の移動位置決め時には、成形
加工金型(下型)の上面を一時パスライン位置(加工位
置)の下方に位置させ、加工時にパスライン位置(加工
位置)へ、一対の楔機構またはシリンダーを使用して上
昇させる技術が開示されている。
25号公報において、板材の移動位置決め時には、成形
加工金型(下型)の上面を一時パスライン位置(加工位
置)の下方に位置させ、加工時にパスライン位置(加工
位置)へ、一対の楔機構またはシリンダーを使用して上
昇させる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平2−26
3525号公報に開示された技術においては、成形加工
金型(下型)をパスライン位置(加工位置)へ上下動さ
せる時に、成形加工金型を下方へ付勢する特別の手段が
ないので、成形加工金型の昇降動作追従性に問題があ
る。
3525号公報に開示された技術においては、成形加工
金型(下型)をパスライン位置(加工位置)へ上下動さ
せる時に、成形加工金型を下方へ付勢する特別の手段が
ないので、成形加工金型の昇降動作追従性に問題があ
る。
【0005】本発明は上述の如き問題点を解決するため
に成されたものであり、本発明の課題は、板材の移動位
置決め時に成形加工部とダイとが干渉せず、かつダイの
パスライン位置に対する昇降動作の追従性が確実なタレ
ットパンチプレスを提供することである。
に成されたものであり、本発明の課題は、板材の移動位
置決め時に成形加工部とダイとが干渉せず、かつダイの
パスライン位置に対する昇降動作の追従性が確実なタレ
ットパンチプレスを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として請求項1に記載のタレットパンチプレスは、上部
タレットと下部タレットを加工位置に回転位置決め自在
に設けてなるタレットパンチプレスにおいて、前記下部
タレットの金型ステーションに設けたダイホルダに装着
したダイ下面に当接し、かつ下部タレットの下方に延伸
した筒状のイジェクトパイプを上下動自在に設けると共
に、前記ダイ下面に当接するダイスペーサを挿入自在の
スペーサ挿入装置を設け、前記イジェクトパイプ上のダ
イをパスライン下方の待避位置、パスライン上の加工位
置の両位置に押し上げ自在のイジェクトパイプ昇降装置
を設けると共に、自動金型交換位置における下部タレッ
トの下方に前記イジェクトパイプを押上自在のイジェク
トシリンダを設け、前記イジェクトパイプに該イジェク
トパイプの昇降動作に連動してイジェクトパイプ上に載
置したダイを固定または開放するダイ固定手段を設けた
ことを要旨とするものである。
として請求項1に記載のタレットパンチプレスは、上部
タレットと下部タレットを加工位置に回転位置決め自在
に設けてなるタレットパンチプレスにおいて、前記下部
タレットの金型ステーションに設けたダイホルダに装着
したダイ下面に当接し、かつ下部タレットの下方に延伸
した筒状のイジェクトパイプを上下動自在に設けると共
に、前記ダイ下面に当接するダイスペーサを挿入自在の
スペーサ挿入装置を設け、前記イジェクトパイプ上のダ
イをパスライン下方の待避位置、パスライン上の加工位
置の両位置に押し上げ自在のイジェクトパイプ昇降装置
を設けると共に、自動金型交換位置における下部タレッ
トの下方に前記イジェクトパイプを押上自在のイジェク
トシリンダを設け、前記イジェクトパイプに該イジェク
トパイプの昇降動作に連動してイジェクトパイプ上に載
置したダイを固定または開放するダイ固定手段を設けた
ことを要旨とするものである。
【0007】請求項2に記載のタレットパンチプレス
は、請求項1に記載のタレットパンチプレスにおいて、
前記ダイ固定手段は、前記イジェクトパイプの外側に該
イジェクトパイプと共に昇降するレバー支持体を設け、
該レバー支持体にダイに設けた係止ピンに係脱可能な係
止爪を備えたカムレバーを回動可能に設け、前記係止ピ
ンと係止爪との係合を前記ダイホルダから前記ダイが離
脱時には開放し、挿入時には係合閉止するように設けた
ことを要旨とするものである。
は、請求項1に記載のタレットパンチプレスにおいて、
前記ダイ固定手段は、前記イジェクトパイプの外側に該
イジェクトパイプと共に昇降するレバー支持体を設け、
該レバー支持体にダイに設けた係止ピンに係脱可能な係
止爪を備えたカムレバーを回動可能に設け、前記係止ピ
ンと係止爪との係合を前記ダイホルダから前記ダイが離
脱時には開放し、挿入時には係合閉止するように設けた
ことを要旨とするものである。
【0008】請求項3に記載のタレットパンチプレス
は、請求項2に記載のタレットパンチプレスにおいて、
前記レバー支持体を常時下方に付勢するスプリングを設
けたことを要旨とするものである。
は、請求項2に記載のタレットパンチプレスにおいて、
前記レバー支持体を常時下方に付勢するスプリングを設
けたことを要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
によって説明する。
【0010】図1は本発明に係わる自動工具交換装置
(ATC)対応のタレットパンチプレスの概略正面図で
ある。
(ATC)対応のタレットパンチプレスの概略正面図で
ある。
【0011】図1を参照するに、タレットパンチプレス
1は、下部フレーム3の両側にコラム5、7を立設し、
このコラム5、7の上端に一体的に設けた上部フレーム
9を水平方向に懸架した謂わゆる門型フレームを備えて
いる。
1は、下部フレーム3の両側にコラム5、7を立設し、
このコラム5、7の上端に一体的に設けた上部フレーム
9を水平方向に懸架した謂わゆる門型フレームを備えて
いる。
【0012】上部フレーム9の下面には、複数のパンチ
Pを装着したパンチ支持部材である上部タレット11が
上部タレット回転軸13によって回転自在に支持してあ
る。
Pを装着したパンチ支持部材である上部タレット11が
上部タレット回転軸13によって回転自在に支持してあ
る。
【0013】前記上部タレット11に相対向して下部フ
レーム3の上面には、パンチPと対をなす複数のダイD
を装着した下部タレット15が設けてある。
レーム3の上面には、パンチPと対をなす複数のダイD
を装着した下部タレット15が設けてある。
【0014】この下部タレット15の外径は、前記上部
タレット11の外径より大径に設けてあり、下部タレッ
ト15を回転させる下部タレット回転軸17は、前記上
部タレット回転軸13から偏芯させて設けてある。ま
た、図1に示す如く、加工位置K1と自動金型(パン
チ)交換位置K2および自動金型(ダイ)交換位置K3
とが設けてある。
タレット11の外径より大径に設けてあり、下部タレッ
ト15を回転させる下部タレット回転軸17は、前記上
部タレット回転軸13から偏芯させて設けてある。ま
た、図1に示す如く、加工位置K1と自動金型(パン
チ)交換位置K2および自動金型(ダイ)交換位置K3
とが設けてある。
【0015】なお、前記パンチPおよびダイDは、上下
のタレット11、15上の円形軌道上に配置してあり、
また加工位置K1においてパンチPとダイDの中心が一
致する様に設けてある。
のタレット11、15上の円形軌道上に配置してあり、
また加工位置K1においてパンチPとダイDの中心が一
致する様に設けてある。
【0016】前記加工位置K1に位置決めしたパンチP
を打撃するため、上部フレーム9内に、例えば、流体圧
シリンダ19が設けてあり、このシリンダ19のピスト
ンロッドにラム21が設けてある。
を打撃するため、上部フレーム9内に、例えば、流体圧
シリンダ19が設けてあり、このシリンダ19のピスト
ンロッドにラム21が設けてある。
【0017】したがって、上部タレット11と下部タレ
ット15を図示省略のサーボモータで回転駆動すること
により、パンチPとダイDとで対をなす所望の金型セッ
トをラム21の直下の加工位置K1に位置決めすること
ができる。そして、金型セットを選択した後に流体圧シ
リンダ19を作動させれば、パンチPとダイDとの間に
後述の位置決め手段により位置決めされたワークWにパ
ンチング加工を行うことができる。
ット15を図示省略のサーボモータで回転駆動すること
により、パンチPとダイDとで対をなす所望の金型セッ
トをラム21の直下の加工位置K1に位置決めすること
ができる。そして、金型セットを選択した後に流体圧シ
リンダ19を作動させれば、パンチPとダイDとの間に
後述の位置決め手段により位置決めされたワークWにパ
ンチング加工を行うことができる。
【0018】前記下部フレーム3の上面には、下部タレ
ット15を囲繞するワークテーブル23が設けてある。
また、このワークテーブル23の上方には、Y軸駆動モ
ータ25で回転駆動されるY軸送りねじ27を介してY
軸方向(図1において左右方向)へ移動位置決め自在の
キャリッジベース29が設けてある。
ット15を囲繞するワークテーブル23が設けてある。
また、このワークテーブル23の上方には、Y軸駆動モ
ータ25で回転駆動されるY軸送りねじ27を介してY
軸方向(図1において左右方向)へ移動位置決め自在の
キャリッジベース29が設けてある。
【0019】前記キャリッジベース29には、図示省略
のX軸駆動モータとX軸送りねじを介して前記Y軸に直
交するX軸方向へ移動位置決め自在のX軸キャリッジ3
1が設けてあり、このX軸キャリッジ31に板状のワー
クWの端部を把持する複数のワーククランプ33が装着
してある。
のX軸駆動モータとX軸送りねじを介して前記Y軸に直
交するX軸方向へ移動位置決め自在のX軸キャリッジ3
1が設けてあり、このX軸キャリッジ31に板状のワー
クWの端部を把持する複数のワーククランプ33が装着
してある。
【0020】したがって、上部タレット11と下部タレ
ット15の間へのワークWの位置決めは、NC装置(図
示省略)の制御によりX軸駆動モータとY軸駆動モータ
を適宜に駆動することにより行うことができる。
ット15の間へのワークWの位置決めは、NC装置(図
示省略)の制御によりX軸駆動モータとY軸駆動モータ
を適宜に駆動することにより行うことができる。
【0021】図2は、前記加工位置K1における下部タ
レット15上のダイDを昇降自在のイジェクトパイプ4
7の上部に固定するダイ固定手段35と、加工位置K1
における下部フレーム3に設けたイジェクトパイプ昇降
装置37とスペーサ挿入装置39とを示したものであ
る。
レット15上のダイDを昇降自在のイジェクトパイプ4
7の上部に固定するダイ固定手段35と、加工位置K1
における下部フレーム3に設けたイジェクトパイプ昇降
装置37とスペーサ挿入装置39とを示したものであ
る。
【0022】なお、パスラインPLとは、ワークテーブ
ル23上を移動するワークWの移送位置を示すものであ
りダイDの上面とほぼ同一の高さを示す。
ル23上を移動するワークWの移送位置を示すものであ
りダイDの上面とほぼ同一の高さを示す。
【0023】前記下部タレット15上の金型ステーショ
ンには、ダイホルダベース41を設け、このダイホルダ
ベース41の上にダイホルダ43が一体的に取付て取付
てある。そして、ダイホルダ43には、前記ダイホルダ
ベース41の上面まで達するダイ装着孔45が設けてあ
る。
ンには、ダイホルダベース41を設け、このダイホルダ
ベース41の上にダイホルダ43が一体的に取付て取付
てある。そして、ダイホルダ43には、前記ダイホルダ
ベース41の上面まで達するダイ装着孔45が設けてあ
る。
【0024】また加工位置K1における下部タレット1
5の下の下部フレーム3上には、下部タレット15を支
承するディスクサポート46が設けてある。
5の下の下部フレーム3上には、下部タレット15を支
承するディスクサポート46が設けてある。
【0025】前記ダイホルダベース41には、イジェク
トパイプ47の胴部48を挿通するイジェクトパイプ挿
通孔49が設けてある。なお、イジェクトパイプ47の
胴部48の外径はダイ(下金型)装着孔45より若干小
径に設定してある。そして、ダイホルダ43のダイ装着
孔45の上方から挿通させたイジェクトパイプ47の頭
部のフランジ部51がダイホルダベース41上に上下動
可能に係止させてある。
トパイプ47の胴部48を挿通するイジェクトパイプ挿
通孔49が設けてある。なお、イジェクトパイプ47の
胴部48の外径はダイ(下金型)装着孔45より若干小
径に設定してある。そして、ダイホルダ43のダイ装着
孔45の上方から挿通させたイジェクトパイプ47の頭
部のフランジ部51がダイホルダベース41上に上下動
可能に係止させてある。
【0026】イジェクトパイプ47のフランジ部51よ
り下方の胴部48は、前記下部タレット15に設けたイ
ジェクトパイプ挿入孔53を貫通し下部タレット15の
下方に突出させてある。下部タレット15に設けたイジ
ェクトパイプ挿入孔53の下端部には、イジェクトパイ
プ47が通過自在の環状の蓋部材55が取付てある。ま
た、イジェクトパイプ47の下端部にはフランジ部材5
7が前記環状の蓋部材55に対面する様に取付てある。
そして、このフランジ部材57と環状の蓋部材55との
間に圧縮スプリング59が弾装してある。
り下方の胴部48は、前記下部タレット15に設けたイ
ジェクトパイプ挿入孔53を貫通し下部タレット15の
下方に突出させてある。下部タレット15に設けたイジ
ェクトパイプ挿入孔53の下端部には、イジェクトパイ
プ47が通過自在の環状の蓋部材55が取付てある。ま
た、イジェクトパイプ47の下端部にはフランジ部材5
7が前記環状の蓋部材55に対面する様に取付てある。
そして、このフランジ部材57と環状の蓋部材55との
間に圧縮スプリング59が弾装してある。
【0027】上記構成により、イジェクトパイプ47は
常時下方に付勢された状態となっている。
常時下方に付勢された状態となっている。
【0028】前記ディスクサポート46の側方(図1、
図2の左方)の下部フレーム3上には、イジェクトパイ
プ昇降装置37が設けてある。このイジェクトパイプ昇
降装置37はイジェクトパイプ47を昇降させる第二流
体圧シリンダ61と、この第二流体圧シリンダ61をイ
ジェクトパイプ47の下へ出し入れする第一流体圧シリ
ンダ63とで構成してある。
図2の左方)の下部フレーム3上には、イジェクトパイ
プ昇降装置37が設けてある。このイジェクトパイプ昇
降装置37はイジェクトパイプ47を昇降させる第二流
体圧シリンダ61と、この第二流体圧シリンダ61をイ
ジェクトパイプ47の下へ出し入れする第一流体圧シリ
ンダ63とで構成してある。
【0029】前記下部フレーム3上には、第二流体圧シ
リンダ61をガイドするガイドレール65が、イジェク
トパイプ47の直下から、ディスクサポート46の左方
の外部まで敷設してある。なお、第二流体圧シリンダ6
1は下部フレーム3上に設けた第一流体圧シリンダ63
のピストンロッドに連結してある。
リンダ61をガイドするガイドレール65が、イジェク
トパイプ47の直下から、ディスクサポート46の左方
の外部まで敷設してある。なお、第二流体圧シリンダ6
1は下部フレーム3上に設けた第一流体圧シリンダ63
のピストンロッドに連結してある。
【0030】なお、ディスクサポート46は筒状になっ
ており、前記第二流体圧シリンダ61が出入可能な通過
孔67と、下部タレット15が回転した時にイジェクト
パイプ47の突出部が通過可能なイジェクトパイプ通過
孔69とが設けてある。
ており、前記第二流体圧シリンダ61が出入可能な通過
孔67と、下部タレット15が回転した時にイジェクト
パイプ47の突出部が通過可能なイジェクトパイプ通過
孔69とが設けてある。
【0031】上記構成において、第一流体圧シリンダ6
3を作動させて第二流体圧シリンダ61をイジェクトパ
イプ47の直下へ移動し、第二流体圧シリンダ61を適
宜なストローク量昇降させることにより、イジェクトパ
イプ47を適宜高さに昇降させることができる。すなわ
ち、イジェクトパイプ47を介してダイDを適宜な位置
へ、例えば、パスライン下方の待避位置、パンチング加
工位置であるパスライン位置、パスラインより若干上方
の成形加工位置または自動工具交換(ATC)を実施す
る位置(ATCライン)へ昇降移動させることができ
る。
3を作動させて第二流体圧シリンダ61をイジェクトパ
イプ47の直下へ移動し、第二流体圧シリンダ61を適
宜なストローク量昇降させることにより、イジェクトパ
イプ47を適宜高さに昇降させることができる。すなわ
ち、イジェクトパイプ47を介してダイDを適宜な位置
へ、例えば、パスライン下方の待避位置、パンチング加
工位置であるパスライン位置、パスラインより若干上方
の成形加工位置または自動工具交換(ATC)を実施す
る位置(ATCライン)へ昇降移動させることができ
る。
【0032】ダイホルダ43に装着されたダイDの底面
を支持するダイスペーサ71を挿入するためダイスペー
サ挿入口73がダイホルダ43の左側方に設けてある。
このダイスペーサ挿入口73はダイホルダ43の左側方
に開口している。
を支持するダイスペーサ71を挿入するためダイスペー
サ挿入口73がダイホルダ43の左側方に設けてある。
このダイスペーサ挿入口73はダイホルダ43の左側方
に開口している。
【0033】ダイホルダ43の左側にはスペーサ挿入装
置39が設けてある。スペーサ挿入装置39は前記下部
フレーム3に流体圧シリンダ40を水平に設け、この流
体圧シリンダ40のピストンロッドに前記イジェクトパ
イプ47のフランジ部51の厚みと同一の厚みを有し、
胴部48に係合するU字形の溝を備えたダイスペーサ7
1が連結してなるものである。
置39が設けてある。スペーサ挿入装置39は前記下部
フレーム3に流体圧シリンダ40を水平に設け、この流
体圧シリンダ40のピストンロッドに前記イジェクトパ
イプ47のフランジ部51の厚みと同一の厚みを有し、
胴部48に係合するU字形の溝を備えたダイスペーサ7
1が連結してなるものである。
【0034】上記構成において、ダイDがパスラインか
ら下方に下降した位置(図2に実線で示した状態)か
ら、イジェクトパイプ47を第二流体圧シリンダ61を
使用して、パスライン位置へ上昇させ、次にスペーサ挿
入装置39の流体圧シリンダ40を作動させて、ダイス
ペーサ71をダイスペーサ挿入口73からイジェクトパ
イプ47のフランジ部51の下面に挿入する。
ら下方に下降した位置(図2に実線で示した状態)か
ら、イジェクトパイプ47を第二流体圧シリンダ61を
使用して、パスライン位置へ上昇させ、次にスペーサ挿
入装置39の流体圧シリンダ40を作動させて、ダイス
ペーサ71をダイスペーサ挿入口73からイジェクトパ
イプ47のフランジ部51の下面に挿入する。
【0035】ダイスペーサ71を挿入した状態におい
て、ダイDの上面はパスラインPLに保持され、この状
態において通常のパンチング加工を実施することができ
る。
て、ダイDの上面はパスラインPLに保持され、この状
態において通常のパンチング加工を実施することができ
る。
【0036】なお、上述の如く、ダイスペーサ71をイ
ジェクトパイプ47のフランジ部51の下面に挿入した
状態においては、ダイDにかかる打ち抜き荷重は、ダイ
スペーサ71、ダイホルダベース41、下部タレット1
5およびディスクサポート46を介して下部フレーム3
に伝達されることになる。
ジェクトパイプ47のフランジ部51の下面に挿入した
状態においては、ダイDにかかる打ち抜き荷重は、ダイ
スペーサ71、ダイホルダベース41、下部タレット1
5およびディスクサポート46を介して下部フレーム3
に伝達されることになる。
【0037】次に、前述のダイ固定手段35について、
図3および図4を参照しながら説明する。
図3および図4を参照しながら説明する。
【0038】前記下部タレット15のイジェクトパイプ
挿入孔53内に位置するイジェクトパイプ47の胴部4
8の周囲にはリング状のロッド支持体75が一体的に設
けてある。このロッド支持体75の外側にイジェクトパ
イプ47に沿って上方向に延伸すると共に下方に付勢し
たレバー支持体77が立設してある。
挿入孔53内に位置するイジェクトパイプ47の胴部4
8の周囲にはリング状のロッド支持体75が一体的に設
けてある。このロッド支持体75の外側にイジェクトパ
イプ47に沿って上方向に延伸すると共に下方に付勢し
たレバー支持体77が立設してある。
【0039】すなわち、前記ロッド支持体75には、レ
バー支持体77の受け座を備えたレバー支持体77より
小径の穴を設けてあり、この小径の穴を通して下方に延
びるスプリング受け79をレバー支持体77の下端部に
取付てある。そして、このスプリング受け79の下端部
にはスプリング受座81が設けてある。
バー支持体77の受け座を備えたレバー支持体77より
小径の穴を設けてあり、この小径の穴を通して下方に延
びるスプリング受け79をレバー支持体77の下端部に
取付てある。そして、このスプリング受け79の下端部
にはスプリング受座81が設けてある。
【0040】上述のスプリング受座81の下面と前記ロ
ッド支持体75との間にはコイルスプリングなどの圧縮
スプリング83を弾装してある。
ッド支持体75との間にはコイルスプリングなどの圧縮
スプリング83を弾装してある。
【0041】前記レバー支持体77の上端部にはヒンジ
ピン85を介してカムレバー87が回動可能に軸支して
ある。このカムレバー87の上端には前記ダイホルダ4
3に装着したダイDの底部から水平に突出する係止ピン
89に係合して、ダイDが上方に移動しない様に係止す
る係止爪91が設けてある。また、ヒンジピン85側の
カムレバー87には、後述のピン97に当接するカム係
合部88が設けてある。
ピン85を介してカムレバー87が回動可能に軸支して
ある。このカムレバー87の上端には前記ダイホルダ4
3に装着したダイDの底部から水平に突出する係止ピン
89に係合して、ダイDが上方に移動しない様に係止す
る係止爪91が設けてある。また、ヒンジピン85側の
カムレバー87には、後述のピン97に当接するカム係
合部88が設けてある。
【0042】前記ダイホルダ43のダイ装着孔45及び
ダイホルダベース41のイジェクトパイプ挿通孔49の
外周にはダイ装着孔45及びイジェクトパイプ挿通孔4
9から放射状に延びる垂直なレバー通過溝93がダイホ
ルダ43の上面からダイホルダベース41の底面に至る
まで設けてある。また、上述のレバー通過溝93内には
前記カムレバー87の外側のカム面95に係合する水平
なピン97が設けてある。
ダイホルダベース41のイジェクトパイプ挿通孔49の
外周にはダイ装着孔45及びイジェクトパイプ挿通孔4
9から放射状に延びる垂直なレバー通過溝93がダイホ
ルダ43の上面からダイホルダベース41の底面に至る
まで設けてある。また、上述のレバー通過溝93内には
前記カムレバー87の外側のカム面95に係合する水平
なピン97が設けてある。
【0043】なお、打ち抜き形状に方向性のあるダイD
には、方向を規制するための方向キー94が設けてあ
り、ダイホルダ43には方向キーに係合するキー溝96
が設けてある。
には、方向を規制するための方向キー94が設けてあ
り、ダイホルダ43には方向キーに係合するキー溝96
が設けてある。
【0044】上記構成において、イジェクトパイプ47
は常時下方に付勢された状態にあり、また、前記ロッド
支持体75に垂直に立設したレバー支持体77も、圧縮
スプリング83によって常時下方に付勢されているの
で、レバー支持体77にヒンジピン85で連結されたカ
ムレバー87の頭部は前記水平なピン97に係合し、カ
ムレバー87の係止爪91がダイDの係止ピン89の上
部に係止した状態となりダイDを下方に付勢した状態を
維持している。
は常時下方に付勢された状態にあり、また、前記ロッド
支持体75に垂直に立設したレバー支持体77も、圧縮
スプリング83によって常時下方に付勢されているの
で、レバー支持体77にヒンジピン85で連結されたカ
ムレバー87の頭部は前記水平なピン97に係合し、カ
ムレバー87の係止爪91がダイDの係止ピン89の上
部に係止した状態となりダイDを下方に付勢した状態を
維持している。
【0045】次に自動工具交換装置(ATC)とこのA
TCを使用してダイDを交換する方法について説明す
る。
TCを使用してダイDを交換する方法について説明す
る。
【0046】再度、図1を参照するに、タレットパンチ
プレス1の右方の隣接した位置に、パンチプレスにおけ
る自動工具交換装置である自動金型交換装置101が設
けてある。この自動金型交換装置101は、ツールチェ
ンジャー103と金型マガジン105とから構成されて
いる。
プレス1の右方の隣接した位置に、パンチプレスにおけ
る自動工具交換装置である自動金型交換装置101が設
けてある。この自動金型交換装置101は、ツールチェ
ンジャー103と金型マガジン105とから構成されて
いる。
【0047】ツールチェンジャー103のパンチ交換ア
ーム107は、前記上部タレット11の自動金型交換位
置K2において、パンチの装着または抜き取りを行い、
ダイ交換アーム109は、下部タレット15の自動金型
交換位置K3においてダイの装着または抜き取りを行う
様に設けてある。
ーム107は、前記上部タレット11の自動金型交換位
置K2において、パンチの装着または抜き取りを行い、
ダイ交換アーム109は、下部タレット15の自動金型
交換位置K3においてダイの装着または抜き取りを行う
様に設けてある。
【0048】なお、前記自動金型交換位置K2およびK
3は、上下のタレット11、15を上面から見て、前記
加工位置K1から時計方向に約225度回転した位置に
設けてある。また、手動で金型交換をする場合には、前
記自動金型交換位置K2およびK3の反対側である13
5度に位置する付近で実施する様になっている。
3は、上下のタレット11、15を上面から見て、前記
加工位置K1から時計方向に約225度回転した位置に
設けてある。また、手動で金型交換をする場合には、前
記自動金型交換位置K2およびK3の反対側である13
5度に位置する付近で実施する様になっている。
【0049】先端に公知の金型グリッパー111、11
3を備えた前記パンチ、ダイ交換アーム107、109
は、駆動モータM1によりギヤをG1、G2介して回転
自在に設けた支柱115に上下方向(Z軸方向)に移動
位置決め自在に設けてある。
3を備えた前記パンチ、ダイ交換アーム107、109
は、駆動モータM1によりギヤをG1、G2介して回転
自在に設けた支柱115に上下方向(Z軸方向)に移動
位置決め自在に設けてある。
【0050】また、前記金型マガジン105は駆動モー
タM2により、ギヤG3、G4を介して回転自在な支柱
117に、パンチPを多数貯蔵可能なパンチ用金型タレ
ット119と、ダイDを多数貯蔵可能なダイ用金型タレ
ット121が設けてある。
タM2により、ギヤG3、G4を介して回転自在な支柱
117に、パンチPを多数貯蔵可能なパンチ用金型タレ
ット119と、ダイDを多数貯蔵可能なダイ用金型タレ
ット121が設けてある。
【0051】上記の自動金型交換装置101により、前
記金型交換アーム107、109を自動金型交換位置K
2、K3に位置決めし、金型交換アーム107、109
を下降させて、金型グリッパー111、113でパンチ
およびダイを把持して、パンチおよびダイを上方に引き
抜き、金型交換アーム107、109を回転させて、前
記金型マガジン105にパンチおよびダイを格納する。
記金型交換アーム107、109を自動金型交換位置K
2、K3に位置決めし、金型交換アーム107、109
を下降させて、金型グリッパー111、113でパンチ
およびダイを把持して、パンチおよびダイを上方に引き
抜き、金型交換アーム107、109を回転させて、前
記金型マガジン105にパンチおよびダイを格納する。
【0052】また、金型マガジン105から必要なパン
チおよびダイを取りだして、上下タレット11、15の
空いた金型ステーションに装着することができる。
チおよびダイを取りだして、上下タレット11、15の
空いた金型ステーションに装着することができる。
【0053】上述のダイ交換のときには、前記自動金型
交換位置K3における下部タレット15の下方の下部フ
レーム3上に設けたイジェクトパイプ47押し上げ用の
イジェクトシリンダ123を使用する。
交換位置K3における下部タレット15の下方の下部フ
レーム3上に設けたイジェクトパイプ47押し上げ用の
イジェクトシリンダ123を使用する。
【0054】イジェクトシリンダ123を作動させて、
ダイDがダイ装着孔45から完全に抜ける位置までイジ
ェクトパイプ47を押し上げると、前述のダイ固定手段
35も同時に上昇し、レバー支持体77の上端部のヒン
ジピン85を介して連結したカムレバー87のカム面9
5がピン97に係合した状態で上昇し、上昇限の若干手
前において、カムレバー87のカム係合部88がピン9
7に当接する。
ダイDがダイ装着孔45から完全に抜ける位置までイジ
ェクトパイプ47を押し上げると、前述のダイ固定手段
35も同時に上昇し、レバー支持体77の上端部のヒン
ジピン85を介して連結したカムレバー87のカム面9
5がピン97に係合した状態で上昇し、上昇限の若干手
前において、カムレバー87のカム係合部88がピン9
7に当接する。
【0055】カムレバー87のカム係合部88がピン9
7に当接後更に上昇すると、カムレバー87はヒンジピ
ン85を軸にして時計回りに回動させられて、ダイDの
係止ピン89を押さえていたカムレバー87の係止爪9
1が係止ピン89から離脱する。したがって、自動金型
交換装置101によるダイDの交換を行うことができ
る。
7に当接後更に上昇すると、カムレバー87はヒンジピ
ン85を軸にして時計回りに回動させられて、ダイDの
係止ピン89を押さえていたカムレバー87の係止爪9
1が係止ピン89から離脱する。したがって、自動金型
交換装置101によるダイDの交換を行うことができ
る。
【0056】また、自動金型交換装置101によって、
新規のダイDをイジェクトパイプ47上に載置した後
に、イジェクトシリンダ123を下降させれば、ダイD
の下降につれて、カムレバー87のカム係合部88とピ
ン97との係合が解除され、カムレバー87のカム面9
5がピン97に押圧されて、カムレバー87が反時計方
向に回動させられ、ダイDの係止ピン89に係合係止す
る。
新規のダイDをイジェクトパイプ47上に載置した後
に、イジェクトシリンダ123を下降させれば、ダイD
の下降につれて、カムレバー87のカム係合部88とピ
ン97との係合が解除され、カムレバー87のカム面9
5がピン97に押圧されて、カムレバー87が反時計方
向に回動させられ、ダイDの係止ピン89に係合係止す
る。
【0057】したがって、ダイDをイジェクトパイプ4
7上に固定した状態でダイホルダ43のダイ装着孔45
に確実に挿入することができる。
7上に固定した状態でダイホルダ43のダイ装着孔45
に確実に挿入することができる。
【0058】次に、成型加工の実施について説明する。
始めに、成形加工用の金型(パンチとダイのセット)が
装着された金型ステーションを前記加工位置K1に位置
決めする。
始めに、成形加工用の金型(パンチとダイのセット)が
装着された金型ステーションを前記加工位置K1に位置
決めする。
【0059】次に、前述の図2に示したイジェクトパイ
プ昇降装置37の第一流体圧シリンダ63を作動させ、
第二流体圧シリンダ61をイジェクトパイプ47の下方
位置まで移動させると共に、この第二流体圧シリンダ6
1を作動させ、イジェクトパイプ47をダイDの上面が
パスラインPLより若干上方に位置する高さまで上昇保
持させる。
プ昇降装置37の第一流体圧シリンダ63を作動させ、
第二流体圧シリンダ61をイジェクトパイプ47の下方
位置まで移動させると共に、この第二流体圧シリンダ6
1を作動させ、イジェクトパイプ47をダイDの上面が
パスラインPLより若干上方に位置する高さまで上昇保
持させる。
【0060】上述の状態において、前記流体圧シリンダ
19を作動させて上部タレット11に装着された成形加
工用のパンチPを打撃することにより成形加工を行うこ
とができる。
19を作動させて上部タレット11に装着された成形加
工用のパンチPを打撃することにより成形加工を行うこ
とができる。
【0061】なお、上述の成形加工時にダイDにかかる
荷重は第二流体圧シリンダ61が受けるので下部タレッ
ト15に荷重がかかることはない。また、成形加工終了
後のワークの移動時には、流体圧シリンダ40を作動さ
せて、イジェクトパイプ47のフランジ部51の下面に
挿入したダイスペーサ71を抜き取った後に、第二流体
圧シリンダ61を下降させて、前述の図2に実線で示す
如く、ダイDの上面をパスラインPLより下方の位置に
下降させることにより、下方に突出した成形加工部とダ
イDとが干渉することを回避することができる。
荷重は第二流体圧シリンダ61が受けるので下部タレッ
ト15に荷重がかかることはない。また、成形加工終了
後のワークの移動時には、流体圧シリンダ40を作動さ
せて、イジェクトパイプ47のフランジ部51の下面に
挿入したダイスペーサ71を抜き取った後に、第二流体
圧シリンダ61を下降させて、前述の図2に実線で示す
如く、ダイDの上面をパスラインPLより下方の位置に
下降させることにより、下方に突出した成形加工部とダ
イDとが干渉することを回避することができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1、請求項2または請求項3に記
載の発明によれば、自動工具交換装置(ATC)を備え
たタレットパンチプレスにおいて、加工ステーションの
ダイの上面をパスライン位置またはパスライン位置の上
方へ移動させると同時に、加工位置以外の金型ステーシ
ョンのダイの上面をパスラインより低い位置に降下させ
た状態にして通常のパンチング加工または成形加工を行
うとことができる。
載の発明によれば、自動工具交換装置(ATC)を備え
たタレットパンチプレスにおいて、加工ステーションの
ダイの上面をパスライン位置またはパスライン位置の上
方へ移動させると同時に、加工位置以外の金型ステーシ
ョンのダイの上面をパスラインより低い位置に降下させ
た状態にして通常のパンチング加工または成形加工を行
うとことができる。
【0063】したがって、板材下面に突出する成形加工
部が加工位置以外のダイに干渉することがなく、成形加
工を含む製品のレイアウトの制約がない。また、ダイの
昇降動作時において、ダイとイジェクトパイプとの接触
が分離することがなく、ダイホルダへのダイの装着を確
実に行うことができる。
部が加工位置以外のダイに干渉することがなく、成形加
工を含む製品のレイアウトの制約がない。また、ダイの
昇降動作時において、ダイとイジェクトパイプとの接触
が分離することがなく、ダイホルダへのダイの装着を確
実に行うことができる。
【0064】したがって、自動工具交換装置(ATC)
を使用したタレットパンチプレスの自動運転時の信頼性
が向上する。
を使用したタレットパンチプレスの自動運転時の信頼性
が向上する。
【図1】本発明に係わる自動工具交換装置(ATC)対
応のタレットパンチプレスの概略正面図である。
応のタレットパンチプレスの概略正面図である。
【図2】図1のタレットパンチプレスの加工位置K1に
おける下部タレットの断面の説明図。
おける下部タレットの断面の説明図。
【図3】図2のダイ固定手段の拡大説明図。
【図4】図3のダイ固定手段の上面図。
1 タレットパンチプレス 3 下部フレーム 5,7 コラム 9 上部フレーム 11 上部タレット 13 上部タレット回転軸 15 下部タレット 17 下部タレット回転軸 19 流体圧シリンダ 21 ラム 23 ワークテーブル 25 Y軸駆動モータ 27 Y軸送りねじ 29 キャリッジベース 31 X軸キャリッジ 33 ワーククランプ 35 ダイ固定手段 37 イジェクトパイプ昇降装置 39 スペーサ挿入装置 41 ダイホルダベース 43 ダイホルダ 45 ダイ装着孔 46 ディスクサポート 47 イジェクトパイプ 48 胴部 49 イジェクトパイプ挿通孔 51 フランジ部 53 イジェクトパイプ挿入孔 55 蓋部材 57 フランジ部材 59 圧縮スプリング 61 第二流体圧シリンダ 63 第一流体圧シリンダ 65 ガイドレール 67 通過孔 69 イジェクトパイプ通過孔 71 ダイスペーサ 73 ダイスペーサ挿入口 75 ロッド支持体 77 レバー支持体 79 スプリング受け 81 スプリング受座 83 圧縮スプリング 85 ヒンジピン 87 カムレバー 88 カム係合部 89 係止ピン 91 係止爪 93 レバー通過溝 95 カム面 97 ピン 101 自動金型交換装置 103 ツールチェンジャー 105 金型マガジン 107 パンチ交換アーム 109 ダイ交換アーム 111,113 金型グリッパー 115,117 支柱 119 パンチ用金型タレット 121 ダイ用金型タレット 123 イジェクトシリンダ D ダイ K1 加工位置 K2,K3 自動金型交換位置 M1,M2 駆動モータ G1,G2,G3,G4 ギヤ P パンチ W ワーク
Claims (3)
- 【請求項1】 上部タレットと下部タレットを加工位置
に回転位置決め自在に設けてなるタレットパンチプレス
において、前記下部タレットの金型ステーションに設け
たダイホルダに装着したダイ下面に当接し、かつ下部タ
レットの下方に延伸した筒状のイジェクトパイプを上下
動自在に設けると共に、前記ダイ下面に当接するダイス
ペーサを挿入自在のスペーサ挿入装置を設け、前記イジ
ェクトパイプ上のダイをパスライン下方の待避位置、パ
スライン上の加工位置の両位置に押し上げ自在のイジェ
クトパイプ昇降装置を設けると共に、自動金型交換位置
における下部タレットの下方に前記イジェクトパイプを
押上自在のイジェクトシリンダを設け、前記イジェクト
パイプに該イジェクトパイプの昇降動作に連動してイジ
ェクトパイプ上に載置したダイを固定または開放するダ
イ固定手段を設けたことを特徴とするタレットパンチプ
レス。 - 【請求項2】 前記ダイ固定手段は、前記イジェクトパ
イプの外側に該イジェクトパイプと共に昇降するレバー
支持体を設け、該レバー支持体にダイに設けた係止ピン
に係脱可能な係止爪を備えたカムレバーを回動可能に設
け、前記係止ピンと係止爪との係合を前記ダイホルダか
ら前記ダイが離脱時には開放し、挿入時には係合閉止す
るように設けたことを特徴とす請求項1に記載のタレッ
トパンチプレス。 - 【請求項3】 前記レバー支持体を常時下方に付勢する
スプリングを設けたことを特徴とする請求項2に記載の
タレットパンチプレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10322485A JP2000140957A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | タレットパンチプレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10322485A JP2000140957A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | タレットパンチプレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000140957A true JP2000140957A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18144171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10322485A Pending JP2000140957A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | タレットパンチプレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000140957A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001334323A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-04 | Amada Co Ltd | パンチプレス |
JP2007130656A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Murata Mach Ltd | 成形ダイを備えたパンチプレス |
CN108086905A (zh) * | 2018-01-26 | 2018-05-29 | 襄阳亚舟重型工程机械有限公司 | 用于凿孔、安装锚杆的复合式钻臂和具有该钻臂的凿岩车 |
US10507508B2 (en) | 2009-12-18 | 2019-12-17 | Amada Company, Limited | Punch press |
CN113974074A (zh) * | 2021-10-30 | 2022-01-28 | 湖南省湘当当食品有限责任公司 | 一种卤香干生产用制作装置 |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP10322485A patent/JP2000140957A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001334323A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-04 | Amada Co Ltd | パンチプレス |
JP4547068B2 (ja) * | 2000-05-24 | 2010-09-22 | 株式会社アマダ | パンチプレス |
JP2007130656A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Murata Mach Ltd | 成形ダイを備えたパンチプレス |
US10507508B2 (en) | 2009-12-18 | 2019-12-17 | Amada Company, Limited | Punch press |
CN108086905A (zh) * | 2018-01-26 | 2018-05-29 | 襄阳亚舟重型工程机械有限公司 | 用于凿孔、安装锚杆的复合式钻臂和具有该钻臂的凿岩车 |
CN108086905B (zh) * | 2018-01-26 | 2024-02-06 | 襄阳亚舟重型工程机械有限公司 | 用于凿孔、安装锚杆的复合式钻臂和具有该钻臂的凿岩车 |
CN113974074A (zh) * | 2021-10-30 | 2022-01-28 | 湖南省湘当当食品有限责任公司 | 一种卤香干生产用制作装置 |
CN113974074B (zh) * | 2021-10-30 | 2023-12-19 | 湖南省湘当当食品有限责任公司 | 一种卤香干生产用制作装置 |
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