JP2000094063A - タレットパンチプレス及び同装置を用いた成形加工方法 - Google Patents

タレットパンチプレス及び同装置を用いた成形加工方法

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JP2000094063A
JP2000094063A JP10268566A JP26856698A JP2000094063A JP 2000094063 A JP2000094063 A JP 2000094063A JP 10268566 A JP10268566 A JP 10268566A JP 26856698 A JP26856698 A JP 26856698A JP 2000094063 A JP2000094063 A JP 2000094063A
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die
turret
spacer
die sleeve
eject pipe
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JP10268566A
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Takayuki Fujiwara
隆之 藤原
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材の移動位置決め時に成形加工部とダイと
が干渉しないタレットパンチプレス及び同装置を用いた
成形加工方法の提供。 【解決手段】 複数の金型ステーションを備えたタレッ
トパンチプレスにおいて、下部タレットの金型ステーシ
ョンに設けたダイホルダ35にダイスリーブ41を昇降
可能に設け、該ダイスリーブの下面に当接するスペーサ
79をダイスリーブの下方に挿入自在のスペーサ挿入装
置39を設け、前記ダイスリーブ下面に当接し、かつ下
部タレット15の下方に延伸した筒状のイジェクトパイ
プ59を上下動自在に設けると共に、該イジェクトパイ
プを押し上げ自在のイジェクトパイプ昇降装置37を前
記下部タレットの下方に設け、前記加工位置における金
型ステーションのダイスリーブに装着したダイの上面を
パスラインPL位置にまたはパスライン位置から下方に
保持可能に設けたことを特徴とするタレットパンチプレ
ス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタレットパンチプレ
スに関する。さらに詳細には、板材の移動位置決め時に
板材の成形加工部とダイとが干渉しない自動工具交換装
置(ATC)対応のタレットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスにおいて、板材の
下面に突出する形状を有する加工、例えば下向きの、バ
ーリング、ルーバー、切り起こし、またはエンボスなど
の成形加工を実施して、その板材をパスライン上(ダイ
上面)を移動させる場合、既に加工された下面に突出し
た成形加工部とダイとが干渉して板材を変形させたり板
材裏面に傷を付けるという問題がある。なお、成形加工
用のダイの上面の位置はパスラインより若干上方にあ
る。
【0003】上述の問題に対して、成形加工部とダイと
が干渉しない様に板材を移動させるNC加工プラグラム
を作成するという方法が従来から用いられている。
【0004】また、自動工具交換装置(ATC)に多数
のパンチとダイのセットを用意しておいて、このパンチ
とダイのセットを1個ずつパンチプレスの加工ヘッドに
装着して加工する、謂わゆるシングルヘッド方式を用い
る場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のNC加工プラグ
ラムによる対応は、種々の成形加工に対応する加工プロ
グラムの作成が難しく、また、加工プログラムだけでは
全てのケースに対応できないという問題がある。
【0006】シングルヘッド方式のパンチプレスを用い
る方法は、自動工具交換装置(ATC)に多数の金型を
準備しなくてはならない上に、ATCを頻繁に作動させ
る必要がありATCに負担がかかるという問題がある。
【0007】本発明は上述の如き問題点を解決するため
に成されたものであり、本発明の課題は、板材の移動位
置決め時に成形加工部とダイとが干渉しないタレットパ
ンチプレス及び同装置を用いた成形加工方法を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、請求項1に記載のタレットパンチプレスは、複
数の金型ステーションを備えた上部タレットと下部タレ
ットを加工位置に回転位置決め自在に設けてなるタレッ
トパンチプレスにおいて、前記下部タレットの金型ステ
ーションに設けたダイホルダにダイスリーブを昇降可能
に設け、該ダイスリーブの下面に当接するスペーサを挿
入自在に設けると共に、該スペーサをダイスリーブの下
方に挿入自在のスペーサ挿入装置を設け、前記ダイスリ
ーブ下面に当接し、かつ下部タレットの下方に延伸した
筒状のイジェクトパイプを上下動自在に設けると共に、
該イジェクトパイプを押し上げ自在のイジェクトパイプ
昇降装置を前記下部タレットの下方に設け、前記加工位
置における金型ステーションのダイスリーブに装着した
ダイの上面をパスライン位置にまたはパスライン位置か
ら下方に保持可能に設けたことを要旨とするものであ
る。
【0009】請求項2に記載のタレットパンチプレス
は、請求項1に記載のタレットパンチプレスにおいて、
前記スペーサ挿入装置が、前記下部タレットの側方に流
体圧シリンダを設け、該流体圧シリンダのピストンロッ
ドに前記ダイスリーブ下面に当接して荷重を受ける受圧
部と下面に当接しない逃げ溝部とを有するスペーサを設
けてなり、前記イジェクトパイプ昇降装置が、前記下部
タレットの側方に設けた第一流体圧シリンダに前記イジ
ェクトパイプを鉛直方向に押し上げる第二流体圧シリン
ダを設けてなることを要旨とするものである。
【0010】請求項3に記載の成形加工方法は、複数の
金型ステーションを備えた上部タレットと下部タレット
を加工位置に回転位置決め自在に設けてなるタレットパ
ンチプレスにおいて、前記下部タレットの金型ステーシ
ョンに設けたダイホルダに、下方に付勢されたダイスリ
ーブを昇降可能に設け、該ダイスリーブの下面に当接す
るスペーサを挿入自在に設けると共に、該スペーサをダ
イスリーブの下方に挿入自在のスペーサ挿入装置を設
け、前記ダイスリーブ下面に当接し、かつ下部タレット
の下方に延伸した筒状のイジェクトパイプを上下動自在
に設けると共に、該イジェクトパイプを押し上げ自在の
イジェクトパイプ昇降装置を前記下部タレットの下方に
設け、前記加工位置における金型ステーションのダイス
リーブに装着したダイの上面をパスライン位置にまたは
パスライン位置から下方に保持可能に設けたタレットパ
ンチプレスにおいて、前記イジェクトパイプ昇降装置に
より加工位置に位置決めしたダイの上面をパスライン位
置に保持して成形加工を行うことを要旨とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
【0012】図1は本発明に係わる自動工具交換装置
(ATC)対応のタレットパンチプレスの概略正面図で
ある。
【0013】図1を参照するに、タレットパンチプレス
1は、下部フレーム3の両側にコラム5、7を立設し、
このコラム5、7の上端に一体的に設けた上部フレーム
9を水平方向に懸架した謂わゆる門型フレームを備えて
いる。
【0014】上部フレーム9の下面には、複数のパンチ
Pを装着したパンチ支持部材である上部タレット11が
上部タレット回転軸13によって回転自在に支持してあ
る。
【0015】前記上部タレット11に相対向して下部フ
レーム3の上面には、パンチPと対をなす複数のダイD
を装着した下部タレット15が設けてある。
【0016】この下部タレット15の外径は、前記上部
タレット11の外径より大径に設けてあり、下部タレッ
ト15を回転させる下部タレット回転軸17は、前記上
部タレット回転軸13から偏芯させて設けてある。ま
た、図1に示す如く、加工位置K1と自動金型(パン
チ)交換位置K2および自動金型(ダイ)交換位置K3
とが設けてある。
【0017】なお、前記パンチPおよびダイDは、上下
のタレット11、15上の円形軌道上に配置してあり、
また加工位置K1においてパンチPとダイDの中心が一
致する様に設けてある。
【0018】前記加工位置K1に位置決めしたパンチP
を打撃するため、上部フレーム9内に、例えば、流体圧
シリンダ19が設けてあり、このシリンダ19のピスト
ンロッドにラム21が設けてある。
【0019】したがって、上部タレット11と下部タレ
ット15を図示省略のサーボモータで回転駆動すること
により、パンチPとダイDとで対をなす所望の金型セッ
トをラム21の直下の加工位置K1に位置決めすること
ができる。そして、金型セットを選択した後に流体圧シ
リンダ19を作動させれば、パンチPとダイDとの間に
後述の位置決め手段により位置決めされたワークWにパ
ンチング加工を行うことができる。
【0020】前記下部フレーム3の上面には、下部タレ
ット15を囲繞するワークテーブル23が設けてある。
また、このワークテーブル23の上方には、Y軸駆動モ
ータ25で回転駆動されるY軸送りねじ27を介してY
軸方向(図1において左右方向)へ移動位置決め自在の
キャリッジベース29が設けてある。
【0021】前記キャリッジベース29には、図示省略
のX軸駆動モータとX軸送りねじを介して前記Y軸に直
交するX軸方向へ移動位置決め自在のX軸キャリッジ3
1が設けてあり、このX軸キャリッジ31に板状のワー
クWの端部を把持する複数のワーククランプ33が装着
してある。
【0022】したがって、上部タレット11と下部タレ
ット15の間へのワークWの位置決めは、NC装置(図
示省略)の制御によりX軸駆動モータとY軸駆動モータ
を適宜に駆動することにより行うことができる。
【0023】図2は、前記加工位置K1における下部タ
レット15上のダイDをパスラインPLに対して昇降さ
せるダイホルダ35と、加工位置K1における下部フレ
ーム3に設けたイジェクトパイプ昇降装置37とスペー
サ挿入装置39とを示したものである。
【0024】なお、パスラインPLとは、ワークテーブ
ル23上を移動するワークWの移送位置を示すものであ
りダイDの上面とほぼ同一の高さを示す。
【0025】ダイホルダ35は、下部タレット15上に
同心円状に設けた複数の円形トラック上に、下部タレッ
ト15の中心から放射状に配置した小径サイズ(呼称
1.25′または1/2′)の金型ステーションのそれ
ぞれに設けてある。
【0026】上述のダイホルダ35は、下部タレット1
5上にスペーサ保持体41を設け、このスペーサ保持体
41にダイスリーブ装着孔43を備えたダイスリーブ保
持体45がボルトなどの締結手段46により一体的に固
定してある。
【0027】前記ダイスリーブ装着孔43には、圧縮ス
プリング47により下方に付勢されたダイスリーブ49
が上下方向に摺動可能に嵌合してある。
【0028】更に詳細には、前記ダイスリーブ保持体4
5のダイスリーブ装着孔43の周囲に、下面側から上方
に向けた複数のスプリング取付け穴51が設けてあり、
このスプリング取付け穴51にショルダーボルト53が
垂設してある。
【0029】そして、上述のショルダーボルト53に挿
入したリング状のスプリング受け55と取付け穴51の
間に前記圧縮スプリング47が弾装してある。前記ダイ
スリーブ49の下部にはフランジ部が設けてあり、この
フランジ部が前記スプリング受け55に係合する様に設
けてある。
【0030】前記スペーサ保持体41には、前記下部タ
レット15の中心から外径方向に延伸し、外径部に開口
する水平なスペーサ案内溝57が設けてある。また、ダ
イスリーブ49の下部には、スペーサ保持体41と下部
タレット15とを上下方向に摺動自在に貫通するイジェ
クトパイプ59が設けてあり、このイジェクトパイプ5
9の頭部のフランジ部がこのスペーサ案内溝57内に係
止してある。
【0031】すなわち、前述のダイスリーブ49の下面
が、上述のイジェクトパイプ59の上面に前記圧縮スプ
リング47によって、押圧付勢されて常時当接する様に
設けてある。
【0032】前述の加工位置K1における下部タレット
15の下方の下部フレーム3には、前記下部タレット1
5にかかる荷重を受ける筒状のディスクサポート61が
設けてあり、このディスクサポート61の内部の上方位
置まで前記イジェクトパイプ59の下部が延伸させて設
けてある。また、ディスクサポート61の側壁には、下
部タレット15が回転したときに前記イジェクトパイプ
59が通過可能な切り欠き63が設けてある。
【0033】前記イジェクトパイプ昇降装置37は前記
下部フレーム3に水平に設けた第一流体圧シリンダ65
と、この第一流体圧シリンダ65のピストンロッド67
に設けた鉛直方向に伸縮作動する第二流体圧シリンダ6
9などからなっている。
【0034】前記下部フレーム3に第二流体圧シリンダ
69をディスクサポート61の内部までガイドするガイ
ドレール71が水平に敷設してある。そして、この第二
流体圧シリンダ69には、ガイドレール71に摺動自在
に係合する直線運動ベアリングの如きガイド部材が(図
示省略)が設けてある。
【0035】第二流体圧シリンダ69のピストンロッド
には前述のイジェクトパイプ59の下端部に当接可能な
イジェクトパイプ押圧部材75が設けてある。なお、前
記ディスクサポート61には第二流体圧シリンダ69が
通過できる様に側部に切り欠き73が設けてある。
【0036】前記スペーサ挿入装置39は、前記下部フ
レーム3に流体圧シリンダ77を水平に設け、この流体
圧シリンダ77のピストンロッド78に前記ダイスリー
ブ49の下方のスペーサ案内溝57に挿入するスペーサ
79を設けてなるものである。
【0037】上記構成のダイホルダ35の動作について
以下に説明する。
【0038】図2に示すダイホルダ35の状態は、下部
タレット15を回転させて前述の加工位置K1へ使用す
るダイを位置決めした状態であり、イジェクトパイプ昇
降装置37の第一流体圧シリンダ65とスペーサ挿入装
置39の流体圧シリンダ77とが非作動状態にあり、第
二流体圧シリンダ69がディスクサポート61内の2本
のイジェクトパイプ59の下方位置から左方に待避する
と共に、スペーサ79がスペーサ保持体41のスペーサ
案内溝57から完全に抜けた状態である。
【0039】その結果、ダイスリーブ49は圧縮スプリ
ング47によって下方に押圧されて、ダイスリーブ49
の下面がイジェクトパイプ59の上面に当接する位置ま
で下降した状態となる。
【0040】なお、ダイスリーブ49が上述の様に下降
した位置において、ダイスリーブ49に装着されたダイ
Dの上面は前述のパスラインPLから若干下方の位置に
在る様に設定してある。
【0041】次に通常のパンチング加工を行う場合、図
3に示す如く、イジェクトパイプ昇降装置37の第一流
体圧シリンダ65を作動させ、第二流体圧シリンダ69
をイジェクトパイプ59の下方位置まで移動させると共
に、この第二流体圧シリンダ69を作動させ、イジェク
トパイプ押圧部材75でイジェクトパイプ59を上方に
持ち上げ、ダイDの上面がパスラインPLに一致する位
置まで上昇させる。
【0042】上述の如く、ダイDの上面がパスラインP
Lに一致する位置まで上昇させた状態において、スペー
サ挿入装置39の流体圧シリンダ77を作動させ、図4
に示す如く、スペーサ79をダイホルダーベース41の
スペーサ案内溝57に挿入する。
【0043】スペーサ79をダイスリーブ49の下に挿
入すると、ダイスリーブ49はスペーサ79上に支持さ
れ、ダイスリーブ49に装着したダイDの上面はパスラ
インPLに保持される。
【0044】なお、パンチング加工時のスクラップを機
外に落下排出させるため、スペーサ79を挿入した後、
第二流体圧シリンダ69をイジェクトパイプ59の下方
から待避させる。第二流体圧シリンダ69が待避する
と、前記イジェクトパイプ59の頭部のフランジ部が前
記スペーサ案内溝57に係止する位置まで下降する。な
おまた、上述のスペーサ79には、イジェクトパイプ5
9の頭部のフランジ部と干渉しない様にU字形の逃げ溝
81が形成してある。
【0045】上述の図4に示す状態において通常のパン
チング加工を行うことができる。
【0046】再度、図1を参照するに、タレットパンチ
プレス1の右方の隣接した位置に、パンチプレスにおけ
る自動工具交換装置である自動金型交換装置101が設
けてある。この自動金型交換装置101は、ツールチェ
ンジャー103と金型マガジン105とから構成されて
いる。
【0047】ツールチェンジャー103のパンチ交換ア
ーム107は、前記上部タレット11の自動金型交換位
置K2において、パンチの装着または抜き取りを行い、
ダイ交換アーム109は、下部タレット15の自動金型
交換位置K3においてダイの装着または抜き取りを行う
様に設けてある。
【0048】なお、前記自動金型交換位置K2およびK
3は、上下のタレット11、15を上面から見て、前記
加工位置K1から時計方向に約225度回転した位置に
設けてある。また、手動で金型交換をする場合には、前
記自動金型交換位置K2およびK3の反対側である13
5度に位置する付近で実施する様になっている。
【0049】先端に公知の金型グリッパー111、11
3を備えた前記パンチ、ダイ交換アーム107、109
は、駆動モータM1によりギヤをG1、G2介して回転
自在に設けた支柱115に上下方向(Z軸方向)に移動
位置決め自在に設けてある。
【0050】また、前記金型マガジン105は駆動モー
タM2により、ギヤG3、G4を介して回転自在な支柱
117に、パンチPを多数貯蔵可能なパンチ用金型タレ
ット119と、ダイDを多数貯蔵可能なダイ用金型タレ
ット121が設けてある。
【0051】上記の自動金型交換装置101により、前
記金型交換アーム107、109を自動金型交換位置K
2、K3に位置決めし、金型交換アーム107、109
を下降させて、金型グリッパー111、113でパンチ
およびダイを把持して、パンチおよびダイを上方に引き
抜き、金型交換アーム107、109を回転させて、前
記金型マガジン105にパンチおよびダイを格納する。
【0052】また、金型マガジン105から必要なパン
チおよびダイを取りだして、上下タレット11、15の
空いた金型ステーションに装着することができる。
【0053】なお、上述のダイ交換のときには、前記自
動金型交換位置K3における下部タレット15の下方の
下部フレーム3上に前記エジェクターパイプ59を上方
に押し上げるためのエジェクトシリンダ131が設けて
ある。
【0054】したがって、エジェクトシリンダ131を
進出させれば、エジェクターパイプ59が上方に押し上
げられて、自動金型交換装置101によるダイの抜き取
りが容易となる。
【0055】以下に本発明のタレットパンチプレスを使
用した成形加工方法について説明する。
【0056】始めに、前記ダイスリーブ49に成形加工
用の金型(パンチとダイのセット)が装着された金型ス
テーションを前記加工位置K1に位置決めする。
【0057】次に、前述の図3に示す如く、イジェクト
パイプ昇降装置37の第一流体圧シリンダ65を作動さ
せ、第二流体圧シリンダ69をイジェクトパイプ59の
下方位置まで上昇移動させると共に、この第二流体圧シ
リンダ69を作動させ、イジェクトパイプ押圧部材75
でイジェクトパイプ59を上方に持ち上げ、ダイDの上
面がパスラインPLに一致する位置まで上昇保持させ
る。
【0058】上述の状態において、前記流体圧シリンダ
19を作動させて上部タレット11に装着された成形加
工用のパンチPを打撃することにより成形加工を行うこ
とができる。
【0059】なお、上述の成形加工時にダイDにかかる
荷重は流体圧シリンダ19が受けるので下部タレット1
5に荷重がかかることはない。また、成形加工終了後の
ワークの移動時には、第二流体圧シリンダ69を下降さ
せて前述の図2に示すごとく、ダイDをパスラインPL
より下方の位置に下降させることにより、下方に突出し
た成形加工部とダイとが干渉することを回避することが
できる。
【0060】
【発明の効果】請求項1または請求項2に記載の発明に
よれば、下部タレットの金型ステーションにイジェクト
パイプ昇降装置を設けたので、ダイの上面をパスライン
位置へ移動させると同時に、加工位置以外の金型ステー
ションのダイの上面をパスラインより低い位置に降下さ
せた状態にして加工を行うとことができる。従って、板
材下面に突出する成形加工部が加工位置以外のダイに干
渉することがなく、成形加工を含む製品のレイアウトの
制約がほとんどない。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、ダイスリ
ーブを昇降させるためのイジェクトパイプ昇降装置を利
用して成形加工を行うことができる。また、成形加工部
が加工位置以外のダイに干渉することがなく、成形加工
を含む製品のレイアウトの制約がほとんどない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動工具交換装置(ATC)対
応のタレットパンチプレスの概略正面図である。
【図2】図1のタレットパンチプレスの加工位置K1に
おける下部タレットの断面図。
【図3】イジェクトパイプ昇降装置の動作状態を説明す
る図。
【図4】ダイスリーブ下面へのスペーサの挿入状態を説
明する図。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 3 下部フレーム 9 上部フレーム 11 上部タレット1 15 下部タレット 19 流体圧シリンダ 21 ラム 23 ワークテーブル 25 Y軸駆動モータ 27 Y軸送りねじ 29 キャリッジベース 31 X軸キャリッジ 33 ワーククランプ 35 ダイホルダ 37 イジェクトパイプ昇降装置 39 スペーサ挿入装置 41 スペーサ保持体 43 ダイスリーブ装着孔 45 ダイスリーブ保持体 47 圧縮スプリング 49 ダイスリーブ 51 スプリング取付け穴 53 ショルダーボルト 55 スプリング受け 57 スペーサ案内溝 59 イジェクトパイプ 61 ディスクサポート 63 切り欠き 65 第一流体圧シリンダ 67 ピストンロッド 69 第二流体圧シリンダ 71 ガイドレール 73 切り欠き 75 イジェクトパイプ押圧部材 77 流体圧シリンダ 78 ピストンロッド 79 スペーサ 81 逃げ溝 D ダイ K1 加工位置 K2 自動金型(パンチ)交換位置 K3 自動金型(ダイ)交換位置 PL パスライン W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金型ステーションを備えた上部タ
    レットと下部タレットを加工位置に回転位置決め自在に
    設けてなるタレットパンチプレスにおいて、前記下部タ
    レットの金型ステーションに設けたダイホルダにダイス
    リーブを昇降可能に設け、該ダイスリーブの下面に当接
    するスペーサを挿入自在に設けると共に、該スペーサを
    ダイスリーブの下方に挿入自在のスペーサ挿入装置を設
    け、前記ダイスリーブ下面に当接し、かつ下部タレット
    の下方に延伸した筒状のイジェクトパイプを上下動自在
    に設けると共に、該イジェクトパイプを押し上げ自在の
    イジェクトパイプ昇降装置を前記下部タレットの下方に
    設け、前記加工位置における金型ステーションのダイス
    リーブに装着したダイの上面をパスライン位置にまたは
    パスライン位置から下方に保持可能に設けたことを特徴
    とするタレットパンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ挿入装置が、前記下部タレ
    ットの側方に流体圧シリンダを設け、該流体圧シリンダ
    のピストンロッドに前記ダイスリーブ下面に当接して荷
    重を受ける受圧部と下面に当接しない逃げ溝部とを有す
    るスペーサを設けてなり、前記イジェクトパイプ昇降装
    置が、前記下部タレットの側方に設けた第一流体圧シリ
    ンダに前記イジェクトパイプを鉛直方向に押し上げ自在
    の第二流体圧シリンダを設けてなることを特徴とする請
    求項1に記載のタレットパンチプレス。
  3. 【請求項3】 複数の金型ステーションを備えた上部タ
    レットと下部タレットを加工位置に回転位置決め自在に
    設けてなるタレットパンチプレスにおいて、前記下部タ
    レットの金型ステーションに設けたダイホルダにダイス
    リーブを昇降可能に設け、該ダイスリーブの下面に当接
    するスペーサを挿入自在に設けると共に、該スペーサを
    ダイスリーブの下方に挿入自在のスペーサ挿入装置を設
    け、前記ダイスリーブ下面に当接し、かつ下部タレット
    の下方に延伸した筒状のイジェクトパイプを上下動自在
    に設けると共に、該イジェクトパイプを押し上げ自在の
    イジェクトパイプ昇降装置を前記下部タレットの下方に
    設け、前記加工位置における金型ステーションのダイス
    リーブに装着したダイの上面をパスライン位置にまたは
    パスライン位置から下方に保持可能に設けたタレットパ
    ンチプレスにおいて、前記イジェクトパイプ昇降装置に
    より加工位置に位置決めしたダイの上面をパスライン位
    置に保持して成形加工を行うことを特徴とする成形加工
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002361343A (ja) * 2001-06-06 2002-12-17 Amada Eng Center Co Ltd パンチ加工部を備えた加工機

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