JPH06114462A - パンチングマシン - Google Patents

パンチングマシン

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JPH06114462A
JPH06114462A JP7244193A JP7244193A JPH06114462A JP H06114462 A JPH06114462 A JP H06114462A JP 7244193 A JP7244193 A JP 7244193A JP 7244193 A JP7244193 A JP 7244193A JP H06114462 A JPH06114462 A JP H06114462A
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茂 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形加工時に板押え力を大きくし、非鉄金属
等の抗張力の異なる材料に対してもバリアブルに対応可
能とし、パンチ加工時には従来と同等のヒットレートが
発生可能となり、金型交換を迅速に行ない、板押えピス
トンが金型と共に回転するのを防ぐと共にフィードクリ
アランスをかせぎながら従来金型も使用でき、構造の単
純化により金型ガイド長さを長くできる。 【構成】 ワークWの両側に対向して設けられパンチP
およびダイDを装着して移動自在なパンチヘッド17お
よびダイヘッド19を備えてなるパンチングマシン1に
して、前記パンチヘッド17およびダイヘッド19にパ
ンチ用金型77およびダイ用金型127を装着あるいは
離隔自在に設けると共に、パンチヘッド17およびダイ
ヘッド19に内蔵されたインデックスを兼ねた流体圧に
より作動する板押えピストン47を設け、前記パンチ用
金型77およびダイ用金型127を支承したツールホル
ダ83A,83Bに前記板押えピストン47を係合、離
隔自在に設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンチングマシンに
係り、更に詳細には、パンチ加工と成形加工とを切替
え、成形加工時に板押え力を増大し、且つ、迅速な金型
交換を可能としたパンチングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチングマシンにてパンチ加工
と成形加工が行われていて、パンチ加工あるいは成形加
工時にワークを押えるための板押え部材が設けられてい
る。この板押え部材は、例えばスプリングの彈撥力を利
用してワークを押圧しているのが一般的であり、また、
板押え部材を油圧にて駆動してワークを押圧保持する例
もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチングマシンの板押え手段では、スプリングの
彈撥力にてワークを押圧する方式では、成形加工時に板
押え力が不足するという問題があり、また、押圧力を大
きくするとスプリングの形状も大きくなり、スペースも
大きくなり、高価なものとなる。
【0004】また、油圧にて駆動する方式では、成形加
工時には板押え力は増大し問題はないが、パンチ加工時
には油量が多くなりヒットレートが下がるという問題が
あり、複雑な油圧回路を必要としていた。更に、ワーク
を垂直状態で加工するパンチングマシンにあっては、大
口径の成形加工を両面にできないという問題もあった。
【0005】更に、金型を回転させ方向を変えて使用し
たい場合、ラムシリンダのピストン下端にて直接金型を
把握しているため、金型のみならずシリンダ部周辺まで
インデックスモータにより回転しなければならず、構造
が複雑になると共に、ガイド部が上昇し横方向荷重に対
して弱くなる。また、オイルシール等を回転するため、
駆動モータの容量を大きくし特殊なシールを使用する必
要がある。
【0006】なお更に、金型長さが決まっているため、
フィードクリアランスが大きくできない。フィードクリ
アランスは大きくしても20mm〜25mm程度であ
り、それ以上にすると金型ガイド部を長くしなければな
らず不都合が発生する。また、板押えとパンチを別の油
圧駆動にしたヘッド機構とした場合は、複雑になり使用
できないという問題もあった。
【0007】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、成形加工時に板押え力を大きくし、非鉄金属等
の抗張力の異なる材料に対してもバリアブルに対応可能
とし、パンチ加工時には従来と同様のヒットレートが発
生可能となり、金型交換を迅速に行ない、板押えピスト
ンが金型と共に回転するのを防ぐと共にフィードクリア
ランスをかせぎながら従来金型も使用でき、構造の単純
化により金型ガイド長さを長くできるパンチングマシン
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ワークの両側に対向して設けられパン
チ、ダイを装着して移動自在なパンチヘッドおよびダイ
ヘッドを備えてなるパンチングマシンにして、前記パン
チヘッドおよびダイヘッドにパンチ用金型およびダイ用
金型を装着あるいは離隔自在に設けると共に、パンチヘ
ッドおよびダイヘッドに内臓されたインデックスを兼ね
た流体圧により作動する板押えピストンを設け、前記パ
ンチ用金型およびダイ用金型を支承したツールホルダに
前記板押えピストンを係合、離隔自在に設けてパンチン
グマシンを構成した。
【0009】また、この発明は、ワークの両側に対向し
て設けられパンチ、ダイを装着して移動自在なパンチヘ
ッドおよびダイヘッドを備えてなるパンチングマシンに
して、前記パンチヘッドおよびダイヘッドにパンチ用金
型およびダイ用金型を装着あるいは離隔自在な前記パン
チ用金型およびダイ用金型を装着した旋回アームを設け
ると共に、前記パンチングマシンに隣接して前記旋回ア
ームにて引出されたパンチ用金型およびダイ用金型の近
傍にツールチェンジャを設け、このツールチェンジャに
て金型交換を行なう複数の交換用の金型ホルダを備えた
ツールマガジンを設けてパンチングマシンを構成した。
【0010】更に、この発明は、ワークの両側に対向し
て設けられパンチ、ダイを装着して移動自在なパンチヘ
ッドおよびダイヘッドを備えてなるパンチングマシンに
して、前記パンチヘッドおよびダイヘッドにパンチ用金
型およびダイ用金型を装着あるいは離隔自在に設けると
共に、ラムシリンダに設けられたラムを囲繞して板押え
用シリンダを設け、この板押え用シリンダに装着された
板押えピストンのストローク量を制御せしめてパンチ用
金型を装着したツールホルダの位置を調整自在に設けて
パンチングマシンを構成した。
【0011】
【作用】この発明のパンチングマシンを採用することに
より、パンチ用金型およびダイ用金型を支承したツール
ホルダに板押えピストンを係合、離脱自在に設けてある
ため、成形加工時は、板押えピストンを伸長してツール
ホルダを突出せしめワークを押圧して成形加工が施され
る。このため、流体圧力を調節することにより板の押圧
力は自由に調節でき、ワークの材質により押圧力を適合
させる。また、パンチ加工時は、板押えピストンによる
押圧力を作用させず従来と同等の構成による。
【0012】また、金型交換は、パンチ用金型およびダ
イ用金型を装着した旋回アームを設け、この旋回アーム
の近傍に金型交換を行なうツールチェンジャを設け、こ
のツールチェンジャに金型を装着、離脱自在となすツー
ルマガジンを設けて金型交換が行なわれる。このため、
比較的重量の重い大口径金型の交換を人手を使わず迅速
にできる。
【0013】更に、板押えシリンダに装着された板押え
ピストンのストローク量を制御せしめることによって、
パンチ用金型を装着したツールホルダの位置が調整され
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、この発明を実施するパンチングマ
シンは、ワークを垂直状態に保持してパンチング加工を
行なう縦型パンチングマシンや、ワークを水平状態に保
持してパンチング加工を行なうパンチングマシンに適用
される。
【0015】先ず縦型パンチングマシンの全体的構成に
ついて説明する。
【0016】図6を参照するに、縦型パンチングマシン
1は、矩形形状のベース3を備えており、X軸方向(図
6において左右方向)における中央部よりやや右側には
門型フレーム5が立設されている。この門型フレーム5
は、下部フレーム5Dと、この下部フレーム5Dの左右
側に立設されたサイドフレーム5R,5Lと、このサイ
ドフレーム5R,5Lの上部に設けられた上部フレーム
5Uとで構成されている。
【0017】前記門型フレーム5における上、下部フレ
ーム5U,5Dの前側におけるベース3上にはC型形状
の前フレーム7Fが設けられていると共に、上、下部フ
レーム5U,5Dの後側におけるベース3上にはC型形
状の後フレーム7Bが設けられている。この前、後フレ
ーム7F,7Bの右側面(図6において前面)には複数
の平行なガイドレール9がX軸方向へ延伸して設けられ
ている。
【0018】このガイドレール9には、複数の平行なロ
ッド11で接近離反自在に設けられた板材移送装置13
の一部材である左キャレッジ13Lと右キャレッジ13
RとがX軸方向へ移動自在に設けられている。この左、
右キャレッジ13L,13Rは例えば駆動モータ、ボー
ルねじなどによってX軸方向に沿って門型フレーム5に
おけるサイドフレーム5Lと5Rとに形成されたギャッ
プ5G間を移動されるものであると共に、接近離反され
るようになっているものである。また、左、右キャレッ
ジ13L,13Rの上、下には複数のワーククランプ1
5が設けられており、このワーククランプ15でワーク
Wが垂直方向に保持されるものである。
【0019】前記門型フレーム5におけるサイドフレー
ム5R,5Lにはそれぞれパンチヘッド17、ダイヘッ
ド19が上部フレーム5Uに取付けられた上下駆動モー
タ21,23によってY軸方向(図6において上下方
向)へ移動されるようになっている。また、上部フレー
ム5UにはパンチP、ダイDを回転割出して位置決めを
する駆動モータ25が設けられている。
【0020】前記後フレーム7Bの図6において前側に
はパンチP、ダイDを複数ストックしてあるツールマガ
ジン27が設けられていると共に、ツールマガジン27
の左側すなわち門型フレーム5におけるサイドフレーム
5R側にはパンチP、ダイDを自動交換するためのチェ
ンジャ29が設けられている。しかも、前記ツールマガ
ジン27内には、駆動モータ31によってそれぞれ平行
して駆動される図示省略の2個のチェーンと、このチェ
ーンに設けられた多数のフックと、このフックに取付け
られたパンチP、ダイDが備えられている。
【0021】上記構成により、ツールマガジン27に収
容されたパンチP、ダイDから交換すべきパンチP、ダ
イDはチェンジャ29を介してツールマガジン27へ入
れ換えされることになる。
【0022】次に、この実施例の主要部であるパンチ用
金型を備えたパンチヘッド17について、更に詳細に説
明する。なお、ダイ用金型を備えたダイヘッド19につ
いては、同一の部材で構成されているため、図示と説明
を省略する。
【0023】図1および図2を参照するに、門型フレー
ム5に走行用LMガイド33を介してパンチヘッド17
は上下方向(Y軸方向)へ移動自在に設けられている。
パンチヘッド17の本体であるラムキャリア17Aには
一体的に、前記門型フレーム5に当接する受圧部35が
設けられていると共に、ブラケット37が設けられ、こ
のブラケット37に流体圧により作動するシリンダ39
が設けられている。このシリンダ39のピストンロッド
41に連結してラム43が設けられ、ラム43は前記ラ
ムキャリア17Aに一体的に設けられたラムガイド17
Bに挿入され移動自在に設けられている。
【0024】前記ラムキャリア17Aの内部にインデッ
クス兼板押えシリンダ45が装着され、このインデック
ス兼板押えシリンダ45の内部にインデックス兼板押え
ピストン47が移動自在に設けられている。なお、イン
デックス兼板押えピストン47の片端には蓋体49が一
体的に設けられ、他端の先端部には歯部51が刻設され
ている。更に、図示を省略したが流体圧発生源よりイン
デックス兼板押えシリンダ45に圧力流体を供給、排出
するための配管53がラムキャリア17Aに連結され、
流路55Aより油室57Aへ、流路55Bより油室57
Bへ連通している。なお、符号59,61,63はいず
れも油洩れを防止する密封用パッキングである。
【0025】前記インデックス兼板押えピストン47の
先端外周にはスプライン溝65が形成され、このスプラ
イン溝65と噛合するスプライン歯67を備えたインデ
ックスギヤ69が前記インデックス兼板押えシリンダ4
5に締結部材により一体的に設けられている。そして、
前記インデックスギヤ69の外周にはウォーム歯71が
刻設され、このウォーム歯71に噛合するウォーム73
が、前記ラムキャリア17Aに支承され、ウォーム73
の内を貫通するスプライン軸75により回転される。
【0026】上記構成により、図示を省略した駆動モー
タによりスプライン軸75を回転しウォーム73を回す
と、ウォーム73に噛合したインデックスギヤ69が回
転して、スプライン歯67よりスプライン溝65を介し
てインデックス兼板押えピストン47が回転する。ま
た、インデックス兼板押えシリンダ45に形成した油室
57Aあるいは57Bに圧力流体を流路55A,55B
より供給することにより、インデックス兼板押えピスト
ン47は出没する。
【0027】一方、パンチ用金型77は、公知の構成で
あり詳細な説明を省略するが、パンチPを内装した板押
え79はリフタスプリング81を介してツールホルダ8
3A,83Bに装着され、ツールホルダ83A,83B
はホルダスプリング85を介して金型ホルダ87A,8
7Bに装着されている。そして、この金型ホルダ87
A,87Bはホルダ89に装着され、このホルダ89は
図1に示されているごとく軸91に、ホルダ89の旋回
軸部89Aに装備されたベアリング93を介して回動自
在に設けられている。前記軸91はパンチヘッド17で
あるラムキャリア17Aに締結部材により一体的に固着
されている。なお、パンチPのパンチ頭PTと板押え7
9との間にストリッパスプリング95が介装されてい
る。
【0028】更に、前記ツールホルダ83A,83Bの
片端(インデックス兼板押えピストン47側)には、イ
ンデックス兼板押えピストン47に刻設された歯部51
に噛合、離脱自在な歯部97が刻設されている。このツ
ールホルダ83A,83Bの異なる点は、使用目的によ
り選択されて装着されるもので、金型ホルダ87Aに当
接する当接面99の距離L1を異にして、パンチ加工用
としてのツールホルダ83AのL1寸法はパンチPとダ
イDとの距離L2に対して、L2>L1あるいは、L1
=0となし、成形加工用としてのツールホルダ83Bの
L寸法は、L2<L1となっている。
【0029】すなわち、成形加工時には、ツールホルダ
83Bの先端にてワークWを押圧固定せしめることがで
きる。
【0030】なお更に、金型ホルダ87A,87Bの回
転止めとしてホルダ89側にインデックスブレーキ10
1が設けられ、このインデックスブレーキ101は流体
圧により作動するシリンダボディ103の内部にピスト
ン105が設けられ、ピストン105に一体的に設けた
ピストンロッド107の先端が、前記金型ホルダ87
A,87Bに設けた係合穴109に挿入、離脱自在とな
っている。また、ホルダ89の位置決めとし公知の構成
である金型ホルダショットピン111が前記ラムキャリ
ア17Aに設けられ、金型ホルダショットピン111の
ピン113が、ホルダ89に設けた係合穴115に挿
入、離脱自在となっている。
【0031】ホルダ89の旋回軸部89Aに設けたウォ
ームホイール117は、ラムキャリア17Aが設けた回
転用モータ119に連結したウォーム軸121に噛合
し、回転用モータ119の駆動により、図1に2点鎖線
で示されているごとくホルダ89は例えば180度旋回
自在となっている。
【0032】なお、符号123は走行用ボールスクリュ
であり、パンチヘッド17のラムキャリア17Aに装着
したナット部材125に螺合し、図示を省略した上下駆
動モータ21の駆動によりパンチヘッド17がY軸方向
へ移動自在となっている。また、符号127は、ダイD
を備えたダイ用金型であり、図中F−F線で示すライン
はパスラインである。
【0033】上述したごとき構成により、その作用とし
ては図2乃至図5を参照するに、図2および図3はパン
チング加工時の作用を示し、図4および図5は成形加工
時の作用を示す。
【0034】まず、パンチング加工時の作用を説明す
る。図2は加工前の状態図であり、図3は加工時の状態
図である。加工前は、ツールホルダ83Aであるパンチ
加工用のもの、すなわち、L1寸法がL2>L1かL1
=0のものが金型ホルダ87Aに装着されていて、金型
ホルダ87Aに設けたホルダスプリング85により所定
位置に保持されている。そして、金型ホルダ87Aはイ
ンデックスブレーキ101を作動せしめピストンロッド
107を金型ホルダ87Aに設けた係合穴109に係合
させて固定させておく。なお、パンチ用金型77はツー
ルホルダ83A内に装着された状態で、図2に示す状態
にホルダ89は位置決めされている。
【0035】一方、パンチヘッド17側は、流路55A
より油室57Aへ圧力流体を供給し、インデックス兼板
押えピストン47を縮小した状態としておく。すなわ
ち、インデックス兼板押えピストン47に形成した歯部
51とツールホルダ83Aに形成した歯部97とは離隔
した状態にある。
【0036】次に、パンチング加工時は、図3を参照す
るに、流路を切換え流路55Bより油室57Bへ圧力流
体を供給する。油室57Bへ圧力流体が供給されるとイ
ンデックス兼板押えピストン47は突出し、インデック
ス兼板押えピストン47に形成した歯部51とツールホ
ルダ83Aに形成した歯部97とが噛合する。
【0037】この状態で必要に応じてパンチPの位置決
めをすることができる。すなわち、図示を省略したがパ
ンチPを回転割出して位置決めをする駆動モータ25を
駆動しスプライン軸75を回転せしめる。スプライン軸
75の回転はウォーム73に伝達され、ウォーム73と
噛合したインデックスギヤ69が回転すると、インデッ
クスギヤ69の内径側に形成したスプライン歯67と、
インデックス兼板押えピストン47に形成したスプライ
ン溝65とが係合しているので、インデックス兼板押え
ピストン47は回転され、インデックス兼板押えピスト
ン47は前述した動作でツールホルダ83Aと噛合して
いるので、ツールホルダ83Aに回転が伝達されてパン
チPを所望する位置に位置決めすることができる。
【0038】パンチPの位置決めが終了したら、更にイ
ンデックス兼板押えピストン47を突出させて、ツール
ホルダ83Aは金型ホルダ87Aの当接面99に突当
る。この状態よりラム43を作動させてパンチPとダイ
Dとで協働してワークWにパンチング加工が施される。
なお、ワークWは板押え79にて押えられるが、ツール
ホルダ83AはワークWの面を押圧することがない。
【0039】成形加工時は、図4および図5を参照する
に、図4は成形加工前の状態図であり、図5は成形加工
時の状態図である。なお、前述したパンチ加工時の構成
部材と異なる部材は成形用金型128であるツールホル
ダ83Bと金型ホルダ87Bと成形パンチPsで他は同
一部材であるため、異なる部材であるツールホルダ83
Bと金型ホルダ87Bの作用についてのみ重点的に説明
する。
【0040】加工前(図4参照)は、ツールホルダ83
Bである成形加工用のものは、L1寸法はL2寸法より
大きく、金型ホルダ87Bにはパンチング加工用の金型
ホルダ87Aに形成した当接面99が無く、ツールホル
ダ83Bはホルダスプリング85により保持されてい
る。なお、ツールホルダ83Bは前述したパンチング加
工用のツールホルダ83Aと同径である。
【0041】成形加工時は、図5を参照するに、流路を
切換え流路55Bより油室57Bへ圧力流体を供給す
る、油室57Bへ圧力流体が供給されるとインデックス
兼板押えピストン47は突出し、インデックス兼板押え
ピストン47に形成した歯部51とツールホルダ83B
に形成した歯部97とが噛合する。更にインデックス兼
板押えピストン47を突出し金型ホルダ87Bに対して
ツールホルダ83Bを突出せしめ、ツールホルダ83B
の先端面でワークWを押圧しワークWを固定せしめる。
そして、ラム43を作動させて成形パンチPsと成形ダ
イDsとで協働してワークWに成形加工が施される。
【0042】なお、インデックス兼板押えピストン47
の押圧力は流体圧の圧力を変更することにより変化させ
ることができるので、ワークWの材質が、非鉄金属等の
抗張力の異なる材質に対しても、バリアブルに対応可能
となる。
【0043】上述したごとき構成と作用により、パンチ
ング加工時は、従来と同等の高速低音加工ができ、成形
加工時は、板押え力が大きいため高品質で大口径金型加
工ができると共に、多種材料に対応可能である。
【0044】次に、この実施例の第2の主要部である金
型交換装置129について説明する。
【0045】再び図1を参照するに、パンチヘッド17
であるラムキャリア17Aに接して、パンチ用金型77
を備えたホルダ89が軸91を回動支点として、回転用
モータ119の駆動により例えば本実施例のごとく18
0度回転する。なお、この回転角は限定するものではな
い。
【0046】ホルダ89が180度旋回した位置、すな
わち、図1の図中にて2点鎖線で示す金型交換位置K1
に複数(本実施例で2個)の金型ホルダ131を備えた
サブマガジン133が、図示を省略したが駆動モータ等
により旋回自在に設けられている。そして金型ホルダ1
31の金型交換位置K1の直上に第1のチェンジャ29
Aが設けられている。
【0047】この第1のチェンジャ29Aの構成は、公
知の構成のものを採用しているため詳細な説明を省略す
る。第1のチェンジャ29Aは、駆動モータ135より
回転伝達部材137を介して螺旋溝139を備えた駆動
軸141が設けられ、この駆動軸141に備えた螺旋溝
139に係合する駒143を備えた交換用軸145が設
けられ、この交換用軸145の先端に金型把持部材14
7が装着されている。
【0048】上記構成により、駆動モータ135を駆動
せしめると、回転伝達部材137を介して駆動軸141
が回転する。駆動軸141の回転により螺旋溝139に
係合した駒143を備えた交換用軸145が前後に移動
し、交換用軸145の先端に設けた金型把持部材147
にて、サブマガジン133の空の金型ホルダ131へホ
ルダ89により取出されたパンチ用金型77を収納す
る。また、次工程金型が装着された金型ホルダ131よ
り、パンチ用金型77をホルダ89の空の金型ホルダ8
7A、あるいは87B内へ装着したりすることができ
る。
【0049】前記サブマガジン133の他側の金型交換
位置K2の直上には、ツールマガジン27に備えた金型
ホルダ27Aがセットされ、この金型ホルダ27Aの直
上に第2のチェンジャ29Bが設けられている。なお、
第2のチェンジャ29Bは、前述した第1のチェンジャ
29Aと全く同一構成のものであり、説明を省略する。
【0050】上記構成により、その作用としては、使用
済のパンチ用金型77を交換するには、金型ホルダショ
ットピン111の係合を解除し、ホルダ89を180度
旋回させ使用済のパンチ用金型77を金型交換位置K1
に位置決めする。この金型交換位置K1へはサブマガジ
ン133の空の金型ホルダ131が既に位置決めされて
いて、第1のチェンジャ27Aを駆動し、交換用軸14
5に設けた金型把持部材147によりホルダ89に装着
された使用済のパンチ用金型77をサブマガジン133
の空の金型ホルダ131内へ移し、サブマガジン133
を180度旋回してツールマガジン27の空の金型ホル
ダ27A内へ第2のチェンジャ29Bにて移して交換作
業を終了する。
【0051】次工程金型をパンチヘッド17へ装着する
には、既に前述した交換工程にてサブマガジン133の
金型ホルダ131には次工程金型であるパンチ用金型7
7あるいは成形用金型129が金型交換K1へ位置決め
されているので、第1のチェンジャ29Aの駆動により
パンチ用金型77あるいは成形用金型129をサブマガ
ジン133よりホルダ89内へ収納する。そして、ホル
ダ89を180度旋回してパンチ用金型77あるいは成
形用金型129をパンチヘッド17の軸芯へ一致させ、
金型ホルダショットピン111を作動させてホルダ89
を固定させ、パンチング加工あるいは成形加工が行なわ
れる。
【0052】而して、迅速な金型交換が行えると共に、
重量の重い大口径金型の交換が可能となっている。な
お、ダイDの交換については、同一構成であるため図示
と説明を省略する。
【0053】図7に示されているものは金型交換の別の
実施例である。すなわち、前述した実施例と異なる構成
部材は、旋回自在なホルダ149には両側にパンチ用金
型77および成形用金型128を装着自在となり、次工
程金型の待機位置である金型交換位置K1にツールマガ
ジン27の空の金型ホルダ27Aが位置決めされ、この
金型ホルダ27Aへ金型を挿着したり、金型ホルダ27
Aに装着された金型をホルダ149へ移し換えたりする
チェンジャ29を備えて構成されている。なお、前述し
た実施例ではサブマガジン133と第1のチェンジャ2
9Aを設けたが、本実施例は設ける必要がない。また、
其の他の構成と作用は第1の実施例と全く同一である。
【0054】上記構成により、ツールマガジン27より
次工程に必要なパンチ用金型77あるいは成形用金型1
28がチェンジャ29により、ホルダ149の待機側の
金型ホルダ87Aあるいは87B内へ装着されている。
【0055】而して、作業終了後の金型を交換する際
は、ホルダ149を180度旋回させることにより所望
する次工程金型と交換することができ、迅速な交換を可
能とし設備部材の減少を図ったものである。
【0056】図8に示されている実施例は他の実施例を
示している。すなわち、本実施例は横型パンチングマシ
ンに適用されたものである。
【0057】プレス加工機201は、フレーム203上
に設けられX軸方向へ延伸したリニアガイド205に案
内されてX軸方向へ往復動可能なワークキャレッジスラ
イダ(以下、単にスライダという。)207を有してい
る。
【0058】スライダ207は、複数のワーククランプ
209を備え、このクランプ209により加工板材Wを
着脱可能にワークパスラインに沿って水平支持するよう
になっており、スライダ207は下底部に設けられたラ
ック(図示省略)によりX軸モータ211に連動連結さ
れたピニオン(図示省略)と噛合し、X軸方向へ往復駆
動されるようになっている。
【0059】フレーム203には門型フレーム213が
フレーム203をY軸方向に跨ぐように取付けられてい
る。また、フレーム203内には門型フレーム213が
フレーム203と同一位置にてフレーム203をY軸方
向に横切って延在する下部フレーム215が設けられて
いる。
【0060】門型フレーム213にはリニアガイド(図
示省略)によりパンチヘッド217が、また、下部フレ
ーム215にはリニアガイド(図示省略)によりダイヘ
ッド219が各々Y軸方向に往復可能に取付けられてい
る。
【0061】パンチヘッド217とダイヘッド219
は、ワークパスラインを挟んで上下に整合対向し、パン
チの如き上部金型221を交換可能に支持し、また、ダ
イヘッド219は、ダイの如き下部金型223を交換可
能に支持するようになっている。
【0062】門型フレーム213にはY軸サーボモータ
225が取付けられている。Y軸サーボモータ225は
ベルト式同期駆動装置227により上部ボールねじ(図
示省略)と下部ボールねじ(図示省略)とに同期駆動連
結され、パンチヘッド217と、ダイヘッド219とを
Y軸方向へ互いに同期往復駆動するようになっている。
【0063】また、パンチヘッド217における上部金
型221とダイヘッド219における下部金型223
は、各々垂直な中心軸線周りに回転可能となっており、
門型フレーム213に取り付けられたインデックスモー
タ229により各々割出し回転駆動され、回転姿勢を可
変設定されるようになっている。
【0064】また、ワークテーブル装置231は、スラ
イダ207による加工板材Wの移動方向(X軸方向)に
直交する方向、すなわち、Y軸方向に細分化されてフレ
ーム203内に配置された多数のワーク支持ベルト23
3を備えており、このワーク支持ベルト233は、フロ
ント側ベルト233F、リヤー側ベルト233Rとに分
離され、それぞれ独立して配設されている。
【0065】更に、フレーム203の一方側には金型交
換装置235を構成する一部材であるパンチ用ツールマ
ガジン235Aとダイ用ツールマガジン235Bが設け
られていて、このパンチ用、ダイ用のツールマガジン2
35A,235Bより金型を取出したり、用済後の金型
を収納したりするため、前述した第1実施例と同等な交
換用部材が設けられている。すなわち、パンチ用サブマ
ガジン237Aとダイ用サブマガジン237Bと、この
各マガジン部へ金型を挿脱する第1のツールチェンジャ
239と第2のツールチェンジャ241が設けられ、そ
の交換手段は第1実施例と全く同一のため説明を省略す
る。
【0066】また、前記パンチヘッド217とダイヘッ
ド219の構成も図示を省略してあるが、全く第1実施
例と同一構成である。而して、その効果も第1実施例と
同等の効果を発揮することができる。
【0067】図9には第3実施例が示されている。すな
わち、本実施例は前述した図8に示されているプレス加
工機201に採用されているパンチヘッド217の別実
施例であり、同一部材には同一符号を付して説明を省略
する。
【0068】まず、図8および図9を参照するに、フレ
ーム203のX軸方向中央に門型フレーム213が設け
られ、ワークWはワーククランプ209にて把持され、
ワーククランプ209はワークキャレッジスライダ20
7に取付けられX軸モータ211によりフレーム203
上をX軸方向に移動、位置決めされる。前記門型フレー
ム213の上部と下部フレーム215に夫々パンチヘッ
ド217、ダイヘッド219とパンチである上部金型2
21とダイである下部金型223が、Y軸方向(図8に
おいて前後方向、図9において図面に直交する方向)へ
移動自在となっている。
【0069】次に、図9を参照しつつパンチヘッド21
7について更に詳細に説明する。なお、ダイヘッド21
9については、パンチヘッド217の構成と同一である
ため図示と説明を省略する。
【0070】パンチヘッド217は、ラムシリンダ24
3とパンチヘッド本体245とで構成されている。ラム
シリンダ243は、門型フレーム213にLMガイド2
47を介してラムシリンダ支持部材249が、Y軸方向
へ移動自在に支承され、図示を省略したがラムシリンダ
駆動用モータよりボールネジ251を介してラムシリン
ダ支持部材249は移動され、このラムシリンダ支持部
材249にラムシリンダ243が装着されている。そし
て、ラムシリンダ243のラム253の先端には打撃子
255がボルト等の締結部材により固着されている。
【0071】前記ラム253の外周にはブッシュ257
を介して板押えシリンダ259を構成する内筒261が
装着され、この内筒261は外筒263にボルト等によ
り固着されていて、外筒263は前記ラムシリンダ支持
体249に固着されている。そして、前記内筒261と
外筒263の内部に板押えピストン265が装着されて
いる。なお、符号267はエンドプレートである。
【0072】一方、パンチヘッド本体245は、LMガ
イド269を介して門型フレーム213に装着され、Y
軸方向へ移動自在となっている。すなわち、図示を省略
したがY軸移動用モータよりボールネジ271を介して
Y軸方向へ移動自在となり、パンチヘッド本体245の
内部にはツールホルダハウジング273がベアリング2
75を介して回転自在に支承されている。そして、ツー
ルホルダハウジング273の外周にはウォームホイール
277が装着されていて、このウォームホイール277
にウォーム軸279が噛合している。
【0073】ウォーム軸279はスプライン軸281に
沿ってパンチヘッド本体245と共にY軸方向へ移動自
在となり、スプライン軸281は前記門型フレーム21
3に沿ってY軸方向へ延伸され、インデックスモータ2
29(図8参照)により回転駆動される。
【0074】前記ツールホルダハウジング273にはツ
ールホルダ283がキー285を介して装着され、ツー
ルホルダ283の回転を止め、且つ、ツールホルダ28
3の上端に設けたフランジ283Aが、ツールホルダハ
ウジング273上のリフタスプリング287に載ってい
るため、ツールホルダ283はツールホルダハウジング
273に対して上下動が自在となっている。なお、ツー
ルホルダ283には上部金型221が装着されている
が、この上部金型221は公知のものであり、詳細な図
示と説明を省略する。
【0075】前記板押えシリンダ259に装着された板
押えピストン265の先端部には回転機構部289が設
けられている。より詳細には、図10、図11および図
12を併せて参照するに、リング状をした板押えピスト
ン265の先端に回転リング291が若干の隙間を保っ
て取り付けられている。その取付手段としては、回転リ
ング291の外周に形成した溝293に、板押えピスト
ン265の外周に複数個配設したリングブラケット29
5が挿着されて、回転リング291には板押えピストン
265に保持されている。
【0076】前記回転リング291の上面には複数個
(本実施例では4個)のローラ297が接していて、こ
のローラ297はローラブラケット299にピン301
を介して回転自在に支承され、ローラブラケット299
は弾機303として例えば皿ばね等が装着されている。
そして、前記ローラブラケット299は板押えピストン
265の切欠部305内にボルト307により若干の隙
間S1(図11参照)を保って保持されている。なお、
符号309はバネ座である。
【0077】上記構成により、通常時はローラ297が
弾機303の弾撥力により回転リング291に当接して
いるので、回転リング291と板押えピストン265は
接触することなく隙間S2(図11参照)が保たれてい
るので、自由に回転リング291は回転可能となってい
る。なお、ローラ297は回転リング291の段付部2
91aに沿って設けられているので回転を容易としてい
る。
【0078】そして、板押えシリンダ259に圧油を供
給し板押えピストン265を突出せしめると、ツールホ
ルダ283に接し、更に圧油を供給することによりツー
ルホルダ283の下面でワークWを押圧する。この時、
弾機303は縮少し回転リング291と板押えピストン
265は接するので、大きな面積で力を伝達することが
できる。すなわち、この状態でパンチング加工あるいは
成形加工が行なわれる。
【0079】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、まず、上部金型221を支承したツールホルダ2
83の下面と下部金型223の上面との間隔L1(フィ
ードクリアランス)は、ワークWに上向き成形加工がさ
れてもワークWが通過できるように、通常のタレットパ
ンチプレスより大きくしてある。
【0080】パンチング加工時は、板押えピストン26
5を、板押えシリンダ259の流量コントロールにより
途中まで下げると、ツールホルダ283もツールホルダ
ハウジング273に対して下降し、上部金型221を備
えたツールホルダ283と下部金型223との間隔が小
さくなる(図9の図中に示すL2寸法)。
【0081】この状態でラムシリンダ243を作動させ
上部金型221をストロークさせてパンチング加工が行
なわれる。このため、ストロークが短くなり高ヒット数
となる。また、上部金型221には、通常のタレットパ
ンチプレスのパンチと同様にストリッパプレートも付い
ており、それでワークWを押えることができ、上部金型
221のみのストロークであるから軽量で高ヒット数と
なる。
【0082】成形加工時は、板押えピストン265を下
降させ、ツールホルダ283にてワークWを押圧する。
この時、板押えピストン265は回転リング291を介
して押圧するので、回転リング291は大径であるため
ワークWを強固に押えられ、精度良く歪みなく成形加工
ができる。
【0083】なお、パンチング加工あるいは成形加工の
いずれの場合でも、インデックスさせる時は、上部金型
221を備えたツールホルダ283と回転リング291
は接しており、ツールホルダ283を浮かすリフタスプ
リング287に弾機303の弾撥力は勝っている状態で
ある。このため、ツールホルダ283はローラ297上
を回転リング291と共にスムースに回転でき、板押え
ピストン265は回転しないので、上部金型221を自
由にインデックスでき、板押えピストン265に設けた
シール部材の磨耗等がなくなる。更に、構造が単純とな
ったため、金型ガイド長さも長くすることができ、従来
金型も使用可能である。
【0084】なお、この発明は、前述した各実施例に限
定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、この金型は
タレットパンチプレスにも装備可能である。
【0085】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、オートインデックスのジ
ョイントを板押さえピストンと兼用できる構成とし、構
成部材の減少を図ると共に、パンチ加工時は現状と同等
の高速低音加工ができる。また、成形加工時は板押さえ
ピストンを介してツールホルダにてワークの面を押圧す
るので、板押力が大きく高品質な大口径金型加工を可能
にすることができる。
【0086】また、成形加工時に押圧力を調節すること
により多種材料に対応可能となり、且つ、従来金型も使
用可能である。
【0087】更に、旋回自在なホルダを設けツールマガ
ジン間にて金型交換を行うことにより、迅速な交換と大
口径金型の交換を可能にすることができる。
【0088】なお更に、板押えシリンダに装着された板
押えピストンのストローク量を制御せしめることによっ
て、パンチ用金型を装着したツールホルダの位置が調整
されて、フィードクリアランスを調整することができ、
成形加工とパンチング加工の両者を容易に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部であるパンチヘッドと金型交
換装置を示し、図6におけるI−I線に沿った拡大断面
説明図である。
【図2】図1に置けるII矢視部の拡大図であり、パンチ
加工時の作用説明図である。
【図3】パンチ加工時の作用説明図である。
【図4】成形加工時の作用説明図である。
【図5】成形加工時の作用説明図である。
【図6】この発明を実施する一実施例の縦型パンチング
マシンの全体的構成を示す斜視説明図である。
【図7】この発明の第2実施例を示す金型交換装置の概
略構成を示す説明図である。
【図8】この発明の第2実施例を示し、プレス加工機の
全体的構成を示す斜視説明図である。
【図9】この発明の第3実施例を示すパンチヘッドの断
面図である。
【図10】図9におけるX−X線に沿った拡大断面図で
ある。
【図11】図10におけるXI−XI線に沿った拡大断面図
である。
【図12】図11におけるXII −XII 線に沿った断面図
である。
【符号の説明】
1 縦型パンチングマシン 17 パンチヘッド 19 ダイヘッド 27 ツールマガジン 27A 金型ホルダ 29A,29B 第1、第2のチェンジャ 47 インデックス兼板押さえピストン 77 パンチ用金型 83A,83B ツールホルダ 89 ホルダ(旋回アーム) 127 ダイ用金型 131 金型ホルダ 133 サブマガジン 201 プレス加工機 217 パンチヘッド 219 ダイヘッド 221 上部金型(パンチ用金型) 223 下部金型(ダイ用金型) 235A パンチ用ツールマガジン 235B ダイ用ツールマガジン 237A パンチ用サブマガジン 237B ダイ用サブマガジン 239 第1のツールチェンジャ 241 第2のツールチェンジャ 243 ラムシリンダ 253 ラム 259 板押えシリンダ 265 板押えピストン 283 ツールホルダ 289 回転機構部 P パンチ D ダイ K1,K2 金型交換位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの両側に対向して設けられパン
    チ、ダイを装着して移動自在なパンチヘッドおよびダイ
    ヘッドを備えてなるパンチングマシンにして、前記パン
    チヘッドおよびダイヘッドにパンチ用金型およびダイ用
    金型を装着あるいは離隔自在に設けると共に、パンチヘ
    ッドおよびダイヘッドに内蔵されたインデックスを兼ね
    た流体圧により作動する板押えピストンを設け、前記パ
    ンチ用金型およびダイ用金型を支承したツールホルダに
    前記板押えピストンを係合、離隔自在に設けてなること
    を特徴とするパンチングマシン。
  2. 【請求項2】 ワークの両側に対向して設けられパン
    チ、ダイを装着して移動自在なパンチヘッドおよびダイ
    ヘッドを備えてなるパンチングマシンにして、前記パン
    チヘッドおよびダイヘッドにパンチ用金型およびダイ用
    金型を装着あるいは離隔自在な前記パンチ用金型および
    ダイ用金型を装着した旋回アームを設けると共に、前記
    パンチングマシンに隣接して前記旋回アームにて引出さ
    れたパンチ用金型およびダイ用金型の近傍にツールチェ
    ンジャを設け、このツールチェンジャにて金型交換を行
    なう複数の交換用の金型ホルダを備えたツールマガジン
    を設けてなることを特徴とするパンチングマシン。
  3. 【請求項3】 ワークの両側に対向して設けられパン
    チ、ダイを装着して移動自在なパンチヘッドおよびダイ
    ヘッドを備えてなるパンチングマシンにして、前記パン
    チヘッドおよびダイヘッドにパンチ用金型およびダイ用
    金型を装着あるいは離隔自在に設けると共に、ラムシリ
    ンダに設けられたラムを囲繞して板押え用シリンダを設
    け、この板押え用シリンダに装着された板押えピストン
    のストローク量を制御せしめてパンチ用金型を装着した
    ツールホルダの位置を調整自在に設けてなることを特徴
    とするパンチングマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002143945A (ja) * 2000-11-06 2002-05-21 Amada Eng Center Co Ltd パンチプレスおよびパンチプレスに対するパンチ、ダイの交換方法
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CN115178649A (zh) * 2022-09-09 2022-10-14 南通旭之初新材料科技有限公司 一种金属板材加工用冲压设备

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