JP2594782Y2 - パンチングマシン - Google Patents

パンチングマシン

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JP2594782Y2
JP2594782Y2 JP1992015877U JP1587792U JP2594782Y2 JP 2594782 Y2 JP2594782 Y2 JP 2594782Y2 JP 1992015877 U JP1992015877 U JP 1992015877U JP 1587792 U JP1587792 U JP 1587792U JP 2594782 Y2 JP2594782 Y2 JP 2594782Y2
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重義 河野
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば金型自動交換
装置を備えたパンチングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式縦型パンチングマシンにお
いて、金型ヘッドに備えたパンチ、ダイを交換する際
は、人手により交換が行なわれているのが一般的であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した油
圧式縦型パンチングマシンでパンチ、ダイを交換するに
は、人手にて行なっているため、多くの困難と危険をと
もない、作業性を低下させるという問題があった。
【0004】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ため、自動的に金型を交換する金型交換装置を設け、作
業性の向上と危険防止を図ったパンチングマシンを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、垂直状態に保持されて移動自在なワー
クを跨ぐ態様で設けられたフレームにワークの両面側に
対応した位置へ移動自在な金型ヘッドを設けてなるパン
チングマシンにおいて、金型を備えた内ツールホルダを
着脱可能に支持する外ツールホルダを前記金型ヘッドに
着脱可能に設け、前記フレームに隣接して交換用の金型
を備えた複数の内ツールホルダを着脱自在に装着したツ
ールマガジンを設け、このツールマガジンにおける交換
位置とフレーム側の交換位置との間で前記外ツールホル
ダに対して前記内ツールホルダの交換を行なうチェンジ
ャを設けてパンチングマシンを構成した。
【0006】
【作用】この考案のパンチングマシンを採用することに
より、金型を交換する際は、ツールマガジンの空のツー
ルホルダを交換位置へ位置決めし、金型ヘッドに装着さ
れた金型を備えた内ツールホルダを支持した外ツールホ
ルダを交換位置に位置決めし、チェンジャにより外ツー
ルホルダから内ツールホルダを取り出し前記ツールマガ
ジンの空のツールホルダ内へ装着する。
【0007】そして、ツールマガジン内の所望する金型
を収納した内ツールホルダを交換位置へ位置決めし、チ
ェンジャを作動せしめて上記内ツールホルダを交換位置
にある外ツールホルダへ装着してパンチの自動交換を終
了する。
【0008】また、ダイヘッド部に装着された金型を備
えた内ツールホルダも、上述した同様の構成と操作によ
り交換され、ダイの自動交換が行なわれる。而して、人
手を使わないため危険性がなく、短時間で金型の交換が
図れる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】理解を容易にするために、先ず縦型パンチ
ングマシンの全体的構成について説明する。
【0011】図5を参照するに、縦型パンチングマシン
1は、矩形形状のベース3を備えており、X軸方向(図
5において左右方向)における中央部よりやゝ右側には
門型のフレーム5が立設されている。この門型のフレー
ム5は、下部フレーム5Dと、この下部フレーム5Dの
左右側に立設されたサイドフレーム5R,5Lと、この
サイドフレーム5R,5Lの上部に設けられた上部フレ
ーム5Uとで構成されている。
【0012】前記門型のフレーム5における上、下部フ
レーム5U,5Dの前側におけるベース3上にはC型形
状の前フレーム7Fが設けられていると共に、上、下部
フレーム5U,5Dの後側におけるベース3上にはC型
形状の後フレーム7Bが設けられている。この前、後フ
レーム7F,7Bの右側面(図5において前面)には複
数の平行なガイドレール9がX軸方向へ延伸して設けら
れている。
【0013】このガイドレール9には、複数の平行なロ
ッド11で接近離反自在に設けられた板材移送装置13
の一部材である左キャレッジ13Lと右キャレッジ13
RとがX軸方向へ移動自在に設けられている。この左、
右キャレッジ13L,13Rは例えば駆動モータ、ボー
ルねじなどによってX軸方向に沿って門型のフレーム5
におけるサイドフレーム5Lと5Rとに形成されたギャ
ップ5G間を移動されるものであると共に、接近離反さ
れるようになっているものである。また、左、右キャレ
ッジ13L,13Rの上、下には複数のワーククランプ
15が設けられており、このワーククランプ15でワー
クWが垂直方向に保持されるものである。
【0014】前記門型のフレーム5におけるサイドフレ
ーム5R,5Lにはそれぞれパンチヘッド17、ダイヘ
ッド19が上部フレーム5Uに取付けられた上下駆動モ
ータ21,23によってY軸方向(図5において上下方
向)へ移動されるようになっている。また、上部フレー
ム5UにはパンチP、ダイDを回転割出して位置決めを
する駆動モータ24が設けられている。
【0015】前記後フレーム7Bの図5において前側に
はパンチP、ダイDを複数ストックしてあるツールマガ
ジン25が設けられていると共に、ツールマガジン25
の左側すなわち門型のフレーム5におけるサイドフレー
ム5R側にはパンチP、ダイDを自動交換するためのチ
ェンジャ27が設けられている。また、前記右キャレッ
ジ13R上には金型反転装置29が設けられていて、パ
ンチP、ダイDを交換可能なように反転可能になってい
る。しかも、前記ツールマガジン25内には、駆動モー
タ31によってそれぞれ平行して駆動される図示省略の
2個のチェーンと、このチェーンに設けられた多数のフ
ックと、このフックに取付けられたパンチP、ダイDが
備えられている。
【0016】上記構成により、ツールマガジン25に収
容されたパンチP、ダイDから交換すべきパンチP、ダ
イDをチェンジャ27で受け取り、前記金型反転装置2
9へ供給すると共に、また、金型反転装置29からチェ
ンジャ27を介してツールマガジン25へ入れ換えされ
ることになる。この金型反転装置29とパンチヘッド1
7、ダイヘッド19との間でパンチP、ダイDの交換が
行なわれることになる。
【0017】前記パンチヘッド17とダイヘッド19を
上下動させる駆動系と、パンチPとダイDの位置決めを
する駆動系は、図6を参照するに、門型のフレーム5に
おける上部フレーム5Uに設けた取付フレーム33に前
記上下駆動モータ21,23が取付けられている。この
上下駆動モータ21,23には出力軸を介してY軸方向
(図6において上下方向)へ延伸したボールねじ35が
連動連結されている。このボールねじ35は門型のフレ
ーム5における上部、下部フレーム5U,5Dに取付け
られた軸受(図示省略)に回転自在に支承され、しか
も、ボールねじ35にはナット部材37が螺合されてお
り、この各ナット部材37は前記パンチヘッド17とダ
イヘッド19に一体化されている。
【0018】上記構成により、上下駆動モータ21,2
3を同期して駆動せしめると、出力軸を介してボールね
じ35が回転される。このボールねじ35の回転により
ナット部材37を介してパンチヘッド17、ダイヘッド
19がY軸方向へ移動されることになる。前記パンチヘ
ッド17とダイヘッド19内には図示省略の流体圧シリ
ンダが備えられていて、流体源より流体圧シリンダに流
体を供給、排出することによって、パンチヘッド17、
ダイヘッド19に装着されたパンチPとダイDがZ軸方
向(図6において左右方向)へ往復移動されてワークW
にパンチング加工が行なわれることになる。
【0019】また、門型のフレーム5における上部フレ
ーム5Uに設けた取付フレーム33に前記駆動モータ2
4が取付けられている。この駆動モータ24には出力軸
を介してY軸方向へ延伸したボールスプライン39Aが
連動連結されている。このボールスプライン39Aは門
型のフレーム5における上部フレーム5Uに設けた取付
フレーム33に取付けられた軸受41に回転自在に支承
され、しかも、プーリ43Aが係合されている。ボール
スプライン39Aはパンチヘッド17に装着されてい
る。そして、図示を省略したがパンチヘッド17内に設
けた回転伝達部材に係合されている。
【0020】更に、ダイヘッド19にもボールスプライ
ン39Bが装着され、取付フレーム33に取付けられた
軸受41に回転自在に支承され、しかも、ボールスプラ
イン39Bの軸端に前述したボールスプライン39Aに
装着されたプーリ43Aと同一径のプーリ43Bが装着
されていて、このプーリ43Bと前記プーリ43Aとに
タイミングベルト44等が掛回されている。
【0021】上記構成により、駆動モータ24を駆動せ
しめると、出力軸を介してボールスプライン39Aが回
転される。このボールスプライン39Aの回転によりプ
ーリ43A、タイミングベルト44、プーリ43Bに回
転が伝達され、ボールスプライン39Bが回転される。
すなわち、ボールスプライン39Aと39Bは同期して
回転することとなり、パンチヘッド17およびダイヘッ
ド19に内蔵された回転伝達部材を介して、パンチPと
ダイDの位置決めを行なうことができる。なお、符号4
5は前記板材移送装置13の駆動系である駆動モータで
あり、符号46はボールねじである。
【0022】より詳細には、図4を参照しつつパンチP
とダイDの位置割出し機構について説明する。なお、本
図においては、パンチ側の位置割出し機構について図示
と説明を行なうが、ダイ側の位置割出し機構について
は、パンチ側の位置割出し機構と全く同一機構であり図
示と説明を省略する。
【0023】パンチヘッド17は、サイドフレーム5R
にY軸方向(図4において図面に直交する方向)へ延伸
した例えばLMガイド用レール47が設けられていて、
このLMガイド用レール47にパンチヘッド17のパン
チヘッド本体49に装着されたLMガイド51が係合
し、パンチヘッド本体49に装着されナット部材37
(図示省略)に螺合したボールねじ35によりパンチヘ
ッド本体49は摺動自在となっている。
【0024】前記パンチヘッド本体49の後端側(図4
において右側)には油圧ラムシリンダ53が装着されて
いて、油圧ラムシリンダ53はY軸方向へ延伸して設け
たボールスプライン軸55により案内されている。ま
た、油圧ラムシリンダ53内には先端にラム57を備え
たピストン59が内蔵され、前記ラム57は球面状を成
している。なお、符号58はシール部材である。
【0025】ラム57は前記パンチヘッド本体49内に
装着され回転自在なパンチングヘッド部61と連結さ
れ、パンチングヘッド部61に設けた押え板63により
離脱が防止されている。更に、パンチングヘッド部61
の先端にはパンチチップ65を係止するため、パンチチ
ップ65に形成された鍔部67がX軸方向より挿入され
る溝部69と、挿入されたパンチチップ65が離隔しな
いための止めピン71が設けられ、この止めピン71は
例えば空気圧により出入され、止めピン71は常時突出
してパンチチップ65を係止する方向に付勢するスプリ
ング73が内蔵されている。
【0026】なお更に、パンチングヘッド部61の内周
にはスプライン溝75が形成され、このスプライン溝7
5に係合する回転伝達装置76を構成するウォームホイ
ール77が装着されている。ウォームホイール77には
ウォームシャフト79が噛合され、ウォームシャフト7
9には軸芯に沿って前記ボールスプライン39Aが挿入
されている。
【0027】上記構成により、油圧ラムシリンダ53に
圧油を供給しピストン59を前進させると、ラム57に
よりパンチングヘッド部61は前進し、パンチングヘッ
ド部61に装着されたパンチPとしてのパンチチップ6
5とダイDとで、協働してワークWにパンチング加工が
施される。なお、パンチチップ65の位置決め割出しを
行なう際は、図外の前記駆動モータ24を駆動せしめる
とボールスプライン39Aは回転し、ウォームシャフト
79が回転することにより、ウォームシャフト79に噛
合したウォームホイール77が回転する。
【0028】ウォームホイール77はスプライン溝75
を介してパンチングヘッド部61に係合されているの
で、パンチングヘッド部61が回転し、パンチングヘッ
ド部61に装着されたパンチチップ65は所望の角度に
割出し位置決めがなされる。
【0029】このため、パンチチップ65の割出し位置
決め時に、回転力は油圧ラムシリンダ53に設けたラム
57には伝達されず球面摺動部R面で摺動するのみで、
ラム57と一体的に設けたピストン59には伝達されな
いので、ピストン59に設けたシール部材58の寿命を
害することがなく、シール抵抗により駆動モータ24の
出力を増大させる必要もない。
【0030】前記パンチチップ65はボルト81等によ
り内ツールホルダ83に一体的に設けられ、パンチチッ
プ65には板押え85が装着され、この板押え85の複
数箇所に押ボルト87が設けられている。押ボルト87
は前記内ツールホルダ83を貫通し内ツールホルダ83
と押ボルト87間に弾機89が装着されて、常時板押え
85を引込方向へ付勢している。
【0031】一方、押ボルト87の直上には、前記パン
チヘッド本体49の複数箇所に内蔵された流体圧作動の
板押え用シリンダ91が設けられ、この板押え用シリン
ダ91のピストン93の先端にはスラスト軸受95が装
着されている。なお、ピストン93の先端と前記押ボル
ト87の上端は、常時は若干の間隔を有していて、板押
え85の下降限を図4の図中に2点鎖線で示してある。
【0032】上記構成により、板押え用シリンダ91に
流体圧を供給しピストン93を突出方向へ押出させる
と、押ボルト87は弾機89の弾撥力に抗して移動し、
板押え85を突出させてワークWを押圧する。このた
め、ワークWは位置ずれを生ずることなく精度の良い加
工が施される。
【0033】前記内ツールホルダ83は外ツールホルダ
97に着脱可能に装着支持されていて、この外ツールホ
ルダ97は、図示を省略したが前記パンチヘッド本体4
9に形成された例えば溝等に係合しX軸方向へ移動自在
に装着されていて、前記チェンジャ27を構成する一部
材である門型のフレーム5に係止した金型交換用シリン
ダ99により移動自在となっている。なお、金型交換用
シリンダ99と外ツールホルダ97との連結は、外ツー
ルホルダ97の一側に設けたボス101に、金型交換用
シリンダ99のピストンロッド103の先端に設けた係
合部材105として例えばコレットチャック等により連
結されている。
【0034】上記構成により、金型交換用シリンダ99
を作動させピストンロッド103を出入させることによ
り、外ツールホルダ97内に装着されている内ツールホ
ルダ83は、図4に示してある矢印方向、すなわちX軸
方向へ移動され、内ツールホルダ83に装着されている
パンチチップ65、押ボルト87、板押え85等が一体
となって、パンチヘッド本体49に対して挿脱されるこ
とになる。なお、金型交換時には、前記止めピン71を
スプリング73の弾撥力に抗して空気圧により押上げ、
パンチチップ65の係止を解除してから金型交換用シリ
ンダ99を作動させて交換を行なう。また、パンチング
ヘッド部61のパンチチップ65を挿入した際に、止め
ピン71を作動させている空気圧を排出して、止めピン
71をスプリング73の弾撥力により突出させてパンチ
チップ65をパンチングヘッド部61に固定させる。
【0035】ダイDの位置割出し機構は、前述したパン
チチップ65の位置割出し機構と全く同一である。ダイ
Dは、ダイヘッド19を構成する一部材であるダイヘッ
ド部107に外ツールホルダ109がX軸方向へ移動自
在に設けられ、この外ツールホルダ109内に内ツール
ホルダ111が装着され、内ツールホルダ111にダイ
Dがボルト113により固着されている。なお、前記外
ツールホルダ109の一側に設けたボス101に金型交
換用シリンダ99のピストンロッド103が連結されて
いて、金型交換が行なわれる。
【0036】パンチPとダイDとの金型自動交換装置1
15は、前記チェンジャ27とツールマガジン25とで
構成されている。
【0037】図1、図2および図3を参照するに、本図
にはパンチPの自動交換装置を示してあるが、ダイDの
自動交換装置もパンチPの自動交換装置と全く同一構成
であるため、図示と説明を省略する。
【0038】チェンジャ27としては、前述したごと
く、パンチチップ65を一体的に設けた内ツールホルダ
83は、外ツールホルダ97内に装着されていて、チェ
ンジャ27を構成する一部材である前記金型交換用シリ
ンダ99により、外ツールホルダ97は移動自在となっ
ている。すなわち、外ツールホルダ97の一側に設けた
ボス101に金型交換用シリンダ99のピストンロッド
103の先端に設けた係合部材105が連結されてい
る。
【0039】そして、外ツールホルダ97とパンチヘッ
ド本体49は、図3に詳細が示されているように、パン
チヘッド本体49に形成された溝部117に外ツールホ
ルダ97に設けた突部119が挿入離脱自在に設けられ
ている。なお、パンチヘッド本体49にはロック用シリ
ンダ121が内蔵され、ロック用シリンダ121のピス
トンロッド123の先端に形成した係合面125が、前
記外ツールホルダ97の突部119に当接する。
【0040】上記構成により、パンチヘッド本体49に
外ツールホルダ97が装着されたら、ロック用シリンダ
121を作動させピストンロッド123を突出させるこ
とにより、ピストンロッド123の先端に形成した係合
面125が、外ツールホルダ97の突部119を押圧す
るので、外ツールホルダ97は固定される。
【0041】再び、図1および図2を参照するに、金型
交換用シリンダ99により押出された内ツールホルダ8
3を備えた外ツールホルダ97は、ベース127上へ移
載される。一方、パンチヘッド17に隣接して設けられ
たツールマガジン25は、パンチPと板押え85を備え
た内ツールホルダ83を、無端状をしたベルト129の
複数箇所に設けたマガジンフレーム131内に収納して
いる。そして、駆動モータ31(図示省略)により回転
伝達部材を介して前記ベルト129は走行される。
【0042】前記フレーム5のサイドフレーム5Rの側
面に支持ブロック133が設けられ、この支持ブロック
133に金型交換用シリンダ135が固着され、金型交
換用シリンダ135のピストンロッド137の先端に
は、係合部材139として例えばコレットチャック等が
設けられている。そして、前記パンチチップ65の上面
には、係合部材139が係合離脱自在な凹部141が形
成されている。更に、前記マガジンフレーム131内周
側面の適宜部位に係止部材143が設けられていて、こ
の係止部材143は、例えば鋼球あるいはピンがスプリ
ングにより付勢されて構成されている。なお更に、マガ
ジンフレーム131の内周上部には当接面145が形成
されている。
【0043】上記構成により、金型交換用シリンダ99
にてパンチヘッド本体49より引出された外ツールホル
ダ97には、パンチチップ65と板押え85を備えた内
ツールホルダ83が組込まれていて、ツールマガジン2
5の金型交換位置Tには空のマガジンフレーム131が
位置決めされている。この状態より、金型交換用シリン
ダ135を作動させ、ピストンロッド137を突出させ
て係合部材139をパンチチップ65に設けた凹部14
1へ挿入し、パンチチップ65とピストンロッド137
を係止させる。
【0044】そして、金型交換用シリンダ135を逆作
動せしめ、パンチチップ65に一体化された内ツールホ
ルダ83と板押え85とを引上げ、空のマガジンフレー
ム131内へ挿入する。内ツールホルダ83はマガジン
フレーム131の当接面145に当接すると同時に係止
部材143により保持され落下することがなくなるの
で、係合部材139を解放し金型交換シリンダ135の
ピストンロッド137をストローク限まで移行させて、
ピストンロッド137の先端をパンチチップ65より離
隔させる。
【0045】上述した動作でパンチヘッド本体49に装
着されたパンチチップ65と板押え85を備えた内ツー
ルホルダ83の引出しを終了する。次に、ツールマガジ
ン25を駆動し所望する金型サイズを収納したマガジン
フレーム131を金型交換位置Tに位置決めして、上述
した動作を逆に行なうことにより、所望するパンチチッ
プ65と板押え85を備えた内ツールホルダ83をパン
チングヘッド部61へ装着することができる。
【0046】なお、ダイDの交換機構は、前述したパン
チPの交換機構と全く同一である。すなわち、図3およ
び図4に一部を示してあるように、ダイヘッド19を構
成する一部材である前記ダイヘッド部107に形成した
溝部117に外ツールホルダ109に設けた突部119
が係合し、外ツールホルダ109内にダイDを備えた内
ツールホルダ111が装着されている。そして、金型交
換用シリンダ99と135によりダイDの交換が行なわ
れる。
【0047】上述したごとく、パンチヘッド17、ダイ
ヘッド19に装着されたパンチP、ダイDを備えた内ツ
ールホルダ83,111を係止した外ツールホルダ9
7,109を金型交換用シリンダ99,135にて引出
し、ツールマガジン25に設けた空のマガジンフレーム
131へ収納する。また、所望するパンチP、ダイDが
収納されたマガジンフレーム131より金型交換用シリ
ンダ99,135により取出し、パンチヘッド17、ダ
イヘッド19へ装着し、パンチPとダイDとで協働して
パンチング加工が施される。
【0048】而して、短時間に正確にパンチPとダイD
を自動交換することができるので作業性の向上と、金型
交換に人手を必要としないため危険防止を図ることがで
きる。
【0049】なお、この考案は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0050】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されたとおりの構成であるから、従来のごとく人
手により金型の交換を行なうことがなく、複数の金型交
換用シリンダによりパンチヘッド、ダイヘッドよりパン
チ、ダイを引抜き、ツールマガジンへ収納する。また、
ツールマガジンに収納されている金型から所望する金型
を取出しパンチヘッド、ダイヘッドへ装着することがで
きる。
【0051】而して、人手を要さず自動的に金型交換を
短時間で正確に行なうことができるので、作業性の向上
と危険防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部である金型自動交換装置を示
した断面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った平面図であ
る。
【図3】パンチヘッドとダイヘッドに外ツールホルダを
装着した図1におけるIII−III線に沿った拡大断
面図である。
【図4】図6におけるIV−IV線に沿った拡大断面図
である。
【図5】この考案を実施する一実施例の縦型パンチング
マシンの全体的構成を示す斜視説明図である。
【図6】図5における駆動系を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 縦型パンチングマシン 25 ツールマガジン 27 チェンジャ 53 油圧ラムシリンダ 61 パンチングヘッド部 83 内ツールホルダ 97,109 外ツールホルダ 99 金型交換用シリンダ 107 ダイヘッド部 111 内ツールホルダ 115 金型自動交換装置 135 金型交換用シリンダ T 金型交換位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直状態に保持されて移動自在なワーク
    を跨ぐ態様で設けられたフレームにワークの両面側に対
    応した位置へ移動自在な金型ヘッドを設けてなるパンチ
    ングマシンにおいて、金型を備えた内ツールホルダを着
    脱可能に支持する外ツールホルダを前記金型ヘッドに着
    脱可能に設け、前記フレームに隣接して交換用の金型を
    備えた複数の内ツールホルダを着脱自在に装着したツー
    ルマガジンを設け、このツールマガジンにおける交換位
    置とフレーム側の交換位置との間で前記外ツールホルダ
    に対して前記内ツールホルダの交換を行なうチェンジャ
    を設けてなることを特徴とするパンチングマシン。
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