JP2002143945A - パンチプレスおよびパンチプレスに対するパンチ、ダイの交換方法 - Google Patents

パンチプレスおよびパンチプレスに対するパンチ、ダイの交換方法

Info

Publication number
JP2002143945A
JP2002143945A JP2000337668A JP2000337668A JP2002143945A JP 2002143945 A JP2002143945 A JP 2002143945A JP 2000337668 A JP2000337668 A JP 2000337668A JP 2000337668 A JP2000337668 A JP 2000337668A JP 2002143945 A JP2002143945 A JP 2002143945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
mold
exchange
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000337668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4785238B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Ikeda
信之 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000337668A priority Critical patent/JP4785238B2/ja
Application filed by Amada Co Ltd, Amada Engineering Center Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to PCT/JP2001/009589 priority patent/WO2002036283A1/ja
Priority to US10/415,343 priority patent/US7900543B2/en
Priority to CNB018184367A priority patent/CN1281356C/zh
Priority to DE60134035T priority patent/DE60134035D1/de
Priority to EP01978989A priority patent/EP1338354B1/en
Priority to TW90127252A priority patent/TW548147B/zh
Publication of JP2002143945A publication Critical patent/JP2002143945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4785238B2 publication Critical patent/JP4785238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金型交換を迅速に行うことのできるパンチプ
レスおよびパンチプレスに対するパンチ、ダイの交換方
法を提供する。 【解決手段】 金型交換爪を金型装着部85、121に
接近させ、金型装着部85、121の係止部材87、1
27に接近方向へ取外し可能に装着されている金型を金
型交換爪により保持して取り外すと共に金型交換爪によ
り保持されている金型を装着した後、金型交換爪を接近
方向に交差する方向へ直線的あるいは旋回させて移動さ
せる。このとき、パンチPを保持する係止部材87をパ
ンチ交換高さ位置へ上昇させる際に、パンチPを取外し
可能にアンロックし、あるいは係止部材87を加工高さ
位置へ下降させる際に、パンチPをロックすると共に、
ダイDを保持する係止部材127をダイ交換高さ位置へ
下降させる際にアンロックし、あるいは係止部材127
を加工高さ位置へ上昇させる際にロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチとダイの
協働によりワークにパンチング加工を行うパンチプレス
およびパンチプレスに対するパンチ、ダイの交換方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図27には、従来より良く知られている
パンチプレスとしてのタレットパンチプレス501が示
されている。このタレットパンチプレス501は、中央
にギャップ部Gを有するフレーム503が立設されてお
り、ギャップ部Gには上部フレーム503Uに回転割出
し自在に支持され、複数個のパンチPを装着した上部タ
レット505Uが設けられている。また、この上部タレ
ット505Uに対向して複数個のダイD(図28〜図3
1参照)を装着した下部タレット505Lが、下部フレ
ーム503Lに回転割出し自在に設けられている。上部
タレット505Uおよび下部タレット505Lは、モー
タ507により回転されるベルト509等の駆動機構に
より、同期して回転される。
【0003】また、ギャップ部Gには、ワークWを移動
自在に支持する加工テーブル511が設けられている。
この加工テーブル511の上には、Y軸モータ513が
Y軸ボールネジ515を回転させることにより、Y軸ボ
ールナット517を介してY軸方向へ移動位置決め自在
のキャレッジベース519が設けられている。このキャ
レッジベース519にはX軸方向へ移動位置決め自在の
Xキャレッジ521が設けられており、このXキャレッ
ジ521にはワークWを把持するワーククランパ523
が間隔調整自在に設けられている。
【0004】なお、タレットパンチプレス501の近傍
には、駆動装置を駆動するための油圧ユニット525
や、ワークWの位置決めや上部タレット505Uおよび
下部タレット505Lの回転割出しを制御し、あるいは
油圧ユニット525を制御するためのNCコンソール5
27等が設けられている。
【0005】上記構成により、上部タレット505Uお
よび下部タレット505Lを回転して使用するパンチP
およびダイDを加工位置Kに割り出し、キャレッジベー
ス519をY軸方向へ移動させると共にXキャレッジ5
21をX軸方向へ移動させて、ワーククランパ523に
より把持されているワークWの加工点を加工位置Kに割
り出す。そして、図示省略の駆動装置によりパンチPを
打圧して、パンチPとダイDとの協働によりパンチング
加工を行う。
【0006】しかしながら、上述したタレットパンチプ
レス501においては、図28に示されているように、
上部タレット505Uと下部タレット505Lの間のフ
ィードクリアdが小さい(例えば20mm)ため、ワー
クWに反りが生じる加工では上下部タレット505U、
505Lに装着されている金型に引っかかって、ワーク
Wを潰してしまうおそれがある。
【0007】また、図29に示されているように、ワー
クWの移動時に、下部タレット505Lに装着されてい
る全てのダイDを同期して上下移動させることが困難で
あるため、下部タレット505Lに装着されているダイ
DによりワークWの裏面に傷がつくという問題がある。
【0008】また、タレット505U、505Lを用い
た場合には、パスライン上に複数個の金型が配置される
ため、成形加工特にワークWに下向きの成形加工を行う
場合には、図30に示されているように、隣接する金型
に成形部529が干渉して潰れたり傷ついたりする。こ
のため、特に下向き成形を別工程で行ったり、プログラ
ムの工夫により干渉を回避するような移動または加工順
序を手動で編集するため、熟練作業が発生して作業効率
が低下するという問題がある。
【0009】すなわち、自動プログラミング装置では、
加工時間すなわち次の加工座標までの材料移動距離が最
短となるように移動軌跡が決定されるが、引っかかり等
の問題を回避するような移動軌跡を考慮することができ
ないため、プログラムを自動化することができなくな
る。
【0010】また、図31に示されているように、タレ
ットパンチプレス501においては、加工時に下部タレ
ット505Lを下側から支持するディスクサポート53
1に、加工で生じた抜きカスが引っかからないように逃
げの隙間が設けられているため、抜きカスを効果的に吸
引することができないという問題がある。
【0011】さらに、各金型の角度方向の割出し機能
(オートインデックス)を上、下部タレット505U、
505Lに設ける場合には、割出し用のウォームギヤ等
の部品が増えてタレットパンチプレス501が高価なも
のになるという問題がある。また、ギヤ等によりスペー
スが取られるため、金型ステーション数が大幅に減少
(およそ半減)して、金型の入れ替えを行わなければ加
工できない場合があり、生産性の低下を招くという問題
がある。
【0012】このような種々の問題を解決するため、
上、下部タレット505U、505Lを用いないで、パ
ンチPおよびダイDを1つのプレス機構の中に取り付け
るシングルヘッド構成のNC付きパンチプレスも使用さ
れている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
タレットパンチプレス501においては種々の問題点が
あるものの、複数個の金型を保有することができる上、
下部タレット505U、505Lを使用するため金型選
択時間が短く(通常、3秒以下)、生産性が高いという
大きな利点がある一方、シングルヘッド構成では通常1
つの金型を保持するのみであるため、複数の金型を使用
する板金のシート加工においては、金型を頻繁に交換し
なければならないという問題がある。
【0014】このため、1つの金型の中に複数の金型を
装着したマルチツールと呼ばれる金型も用いられている
が、この金型は1つの金型の内部に他の金型を内蔵する
ため、小さなサイズの金型しか装着できないという問題
がある。
【0015】また、プログラムによりマルチツール内の
1つの金型を選択し、次の使用金型がこのマルチツール
内にない場合には、他の金型に交換しなければならず金
型交換時間の短縮にはあまり効果的でない。
【0016】また、マルチツールは金型保有数を多くす
る点では高く評価されているが、構造上1つの主金型形
状内に小さなサイズの金型が装着されている関係で、ワ
ークをつかむワーククランパを金型の近くに寄せること
ができないため、加工できない領域(デッドゾーン)が
増えるという欠点があり、プログラムの制約となって実
加工で使いづらいという問題がある。
【0017】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、金型交換を
迅速に行うことのできるパンチプレスおよびパンチプレ
スに対するパンチ、ダイの交換方法を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のパンチプレスは、パンチを
着脱交換自在に支持した上部主軸を上下動自在且つ回転
自在に設け、上記パンチと対応するダイを着脱交換自在
に支持した下部主軸を上下動自在且つ回転自在に設けた
パンチプレスにおいて、前記上部主軸を、ワークにプレ
ス加工を行うための加工高さ位置からパンチの着脱交換
を行うためのパンチ交換高さ位置へ上昇自在に設け、前
記下部主軸を、ワークにプレス加工を行うための加工高
さ位置からダイの着脱交換を行うためのダイ交換高さ位
置へ下降自在に設けたこと、を特徴とするものである。
【0019】従って、加工時には上部主軸を下降させて
加工高さ位置に位置決めすると共に下部主軸を加工高さ
位置に位置決めして加工を行い、金型交換時には上部主
軸を上昇させてパンチ交換高さ位置に位置決めすると共
に下部主軸を下降させてダイ交換高さ位置に位置決めし
て、パンチおよびダイの交換を行う。
【0020】請求項2による発明のパンチプレスは、請
求項1記載のパンチプレスにおいて、前記上部主軸は、
パンチを把持自在のパンチクランパと板押えを支持自在
に上下動自在の板押え支持部材を備え、且つ上記板押え
支持部材を加圧自在の流体圧シリンダを備えたこと、を
特徴とするものである。
【0021】従って、上部主軸においては、パンチクラ
ンパによりパンチを把持し、流体圧シリンダにより板押
え支持部材を介して板押えを上下移動させる。しかも、
加工時には板押え支持部材が流体シリンダにより下降さ
れ、板押えが加圧される。
【0022】請求項3による発明のパンチプレスは、請
求項1または2に記載のパンチプレスにおいて、前記下
部主軸は、ダイを押し上げ自在の流体圧シリンダを備
え、この流体圧シリンダにおけるピストンロッドは、上
記ダイの下面に当接自在且つ中空状に形成してあるこ
と、を特徴とするものである。
【0023】従って、下部主軸においては、ダイに当接
してダイを上下移動させる流体圧シリンダのピストンロ
ッドは、中空上に形成されているので、パンチング加工
による抜きカスを落下させて排出する。しかも、流体圧
シリンダにより、ダイを上下動させることによりワーク
に成形加工が行われる。
【0024】請求項4による発明のパンチプレスは、請
求項1から3のいずれかに記載のパンチプレスにおい
て、前記パンチを収納したパンチ収納部とパンチ交換高
さ位置に位置する上部主軸との間を往復動自在のパンチ
交換装置を設けると共に、ダイを収納したダイ収納部と
ダイ交換高さ位置に位置する下部主軸との間を往復動自
在のダイ交換装置を設けたこと、を特徴とするものであ
る。
【0025】従って、パンチ収納部と上部主軸との間の
パンチのやり取りは、パンチ交換装置をパンチ収納部と
上部主軸との間で移動させて行い、ダイ収納部と下部主
軸との間のダイのやり取りは、ダイ交換装置ダをイ収納
部と下部主軸との間で移動させて行う。
【0026】請求項5による発明のパンチプレスは、請
求項4に記載のパンチプレスにおいて、前記上部主軸
は、一方向から他方向へまたはその逆方向へパンチを着
脱自在の一対の並行なパンチ係止部を備え、前記下部主
軸は、一方向から他方向へまたはその逆方向へダイを着
脱自在の一対の並行なダイ係止部を備えた構成であり、
且つパンチ交換装置は、前記一方向から他方向へまたは
その逆方向へ移動時に、前記上部主軸に支持されたパン
チを保持する第1パンチ保持部と上記上部主軸に対して
装着する次のパンチを支持した第2パンチ保持部を備
え、前記ダイ交換装置は、前記一方向から他方向へまた
はその逆方向への移動時に、前記下部主軸に支持された
ダイを保持する第1ダイ保持部と上記下部主軸に対して
装着する次のダイを支持した第2ダイ保持部を備えたこ
と、を特徴とするものである。
【0027】従って、パンチは、上部主軸における一対
の並行なパンチ係止部により支持されており、一方向か
ら他方向への移動あるいはその逆方向への移動により着
脱される。また、ダイは、下部主軸における一対の並行
なダイ係止部により支持されており、一方向から他方向
への移動あるいはその逆方向への移動により着脱される
ようになっている。そして、パンチ交換装置では、前述
の一方向から他方向へあるいはその逆方向へ移動するこ
とにより、第1パンチ保持部が上部主軸に支持されてい
るパンチを保持して取り外すと共に、第2パンチ保持部
が保持している次に使用するパンチを上部主軸に装着
し、ダイ交換装置では、前述の一方向から他方向へある
いはその逆方向へ移動することにより、第1ダイ保持部
が下部主軸に支持されているダイを保持して取り外すと
共に、第2ダイ保持部が保持している次に使用するダイ
を下部主軸に装着する。
【0028】請求項6による発明のパンチプレスは、請
求項4に記載のパンチプレスにおいて、前記パンチ交換
装置は、パンチ収納部と上部主軸のパンチ交換高さ位置
とを往復動自在のパンチ搬送部材を備え、第1、第2の
パンチ保持部を備えたパンチ保持アームを、上記パンチ
搬送部材の移動方向に対して交差する方向へ往復動自在
に設け、前記ダイ交換装置は、ダイ収納部と下部主軸の
ダイ交換高さ位置とを往復動自在のダイ搬送部を備え、
第1、第2のダイ保持部を備えたダイ保持アームを、上
記ダイ搬送部材の移動方向に対して交差する方向へ往復
動自在に設けたこと、を特徴とするものである。
【0029】従って、パンチ交換装置では、パンチを保
持してパンチ収納部と上部主軸との間を移動するパンチ
搬送部材に設けられている、第1および第2のパンチ保
持部を備えたパンチ保持アームがパンチ搬送部材の移動
方向に交差する方向へ移動してパンチの着脱を行い、ダ
イ交換装置では、ダイを保持してダイ収納部と下部主軸
との間を移動するダイ搬送部材に設けられている、第1
および第2のダイ保持部を備えたダイ保持アームがダイ
搬送部材の移動方向に交差する方向へ移動してダイの着
脱を行う。
【0030】請求項7による発明のパンチプレスは、請
求項6に記載のパンチプレスにおいて、前記パンチ保持
アームおよびダイ保持アームを旋回自在に設けたこと、
を特徴とするものである。
【0031】従って、第1および第2のパンチ保持部を
備えたパンチ保持アームおよび第1および第2のダイ保
持部を備えたダイ保持アームは旋回して方向を変えるこ
とができる。
【0032】請求項8による発明のパンチプレスに対す
るパンチ、ダイの交換方法は、パンチプレスにおける金
型装着部に対して金型の着脱交換を行う方法にして、上
記金型装着部に備えた係止部材に一方向へ着脱可能に係
止された金型に対して金型交換爪を上記一方向に対して
交差する方向に接近するときに前記金型装着部に保持さ
れた金型を保持した後、前記金型交換爪を上記一方向へ
移動して保持した金型を離脱すると共に次の新しい金型
を装着し、その後に前記金型交換爪を前記交差する方向
へ離反せしめること、を特徴とするものである。
【0033】従って、金型交換爪を金型装着部に接近さ
せ、このときに、金型装着部の係止部材に接近方向へ取
外し可能に装着されている金型を金型交換爪により保持
して取り外すと共に金型交換爪により保持されている金
型を装着した後、金型交換爪を接近方向に交差する方向
へ直線的あるいは旋回させて移動させる。
【0034】請求項9による発明のパンチプレスに対す
るパンチ、ダイの交換方法は、請求項8に記載のパンチ
プレスに対するパンチ、ダイの交換方法において、前記
金型装着部を構成するパンチ装着部において前記係止部
材をパンチ交換高さ位置へ上昇させる際にパンチをアン
ロックし、前記係止部材を加工高さ位置へ下降させる際
にロックし、前記金型装着部を構成するダイ装着部にお
いて前記係止部材をダイ交換高さ位置へ下降させる際に
アンロックし、前記係止部材を加工高さ位置へ上昇させ
る際にロックすること、を特徴とするものである。
【0035】従って、金型装着部を構成するパンチ装着
部においてパンチを保持する係止部材をパンチ交換高さ
位置へ上昇させる際に、パンチを取外し可能にアンロッ
クし、あるいはパンチを保持した係止部材を加工高さ位
置へ下降させる際に、パンチをロックすると共に、ダイ
装着部においてダイを保持する係止部材をダイ交換高さ
位置へ下降させる際にダイをアンロックし、あるいはダ
イを保持した係止部材を加工高さ位置へ上昇させる際に
ロックする。
【0036】請求項10による発明のパンチプレスに対
するパンチ、ダイの交換方法は、パンチプレスにおける
金型装着部に対して金型の着脱交換を行う方法にして、
前記金型装着部に対して金型交換装置を一方向に移動す
るとき、上記金型装着部に支持された金型を上記金型交
換装置により保持して離脱すると共に上記金型交換装置
に準備保持されている新しい金型を続けて装着するこ
と、を特徴とするものである。
【0037】従って、金型が装着されている金型装着部
に対して金型交換装置を一方向のみへ移動することによ
り、装着されている金型を取り外すと共に金型交換装置
に準備保持されている新しい金型を装着する。
【0038】請求項11による発明のパンチプレスに対
するパンチ、ダイの交換方法は、パンチプレスにおける
金型装着部に対して金型の着脱交換を行う方法にして、
上記金型装着部に備えた係止部材に一方向へ着脱可能に
係止された金型に対して金型交換爪を上記一方向へ移動
して接近するときに前記金型装着部に保持された金型を
保持し続けて交換すべき次の金型を前記金型装着部に装
着した後、前記一方向に対して交差する方向へ移動せし
めた後に前記金型交換爪を前記金型装着部から離反する
方向へ移動して金型の交換を行うこと、を特徴とするも
のである。
【0039】従って、金型が装着されている金型装着部
に対して金型交換装置を一方向へ移動して装着されてい
る金型を取り外すと共に金型交換装置に準備保持されて
いる新しい金型を装着した後に、前記一方向に交差する
方向へ金型交換装置を移動させて金型交換を行う。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0041】図1および図2には、この発明に係るパン
チプレス1が示されている。このパンチプレス1では、
門型形状をしたフレーム3の中央部における上部フレー
ム5と下部フレーム7の間にギャップGを備えている。
このギャップGにおける加工位置Kには、パンチPが上
部フレーム5に上下動自在に支持されると共に、ダイD
が下部フレーム7に上下動自在に支持されている。
【0042】一方、ギャップGには、加工されるワーク
Wを支持して位置決めするワーク移動位置決め装置9が
設けられている。このワーク移動位置決め装置9では、
加工テーブル11が、Y軸方向(図1において左右方
向)に設けられている1対のガイドレール13に沿って
移動すべく、加工テーブル11の図1における右端部に
はキャレッジベース15が設けられており、このキャレ
ッジベース15はY軸モータ(図示省略)によりY軸方
向へ移動・位置決め自在となっている。また、前記キャ
レッジベース15には、ワークWを把持する複数のワー
ククランパ17を備えてX軸方向(図2中上下方向)へ
移動・位置決め自在のXキャレッジ19を有している。
【0043】上記構成により、ワークWをワーククラン
パ17により把持して、Xキャレッジ19をX軸方向
へ、またキャレッジベース15をY軸方向へ移動させ
て、ワークWを加工位置Kに位置決めする。そして、駆
動装置によりパンチPを打圧して、パンチPとダイDと
の協働によりワークWにパンチング加工を行う。
【0044】一方、パンチプレス1の図1における左側
には、多数のパンチPおよびダイDを収納する金型収納
装置21が設けられている。この金型収納装置21とパ
ンチプレス1との間には、使用済みの金型をパンチプレ
ス1から搬出して金型収納装置21へ収納したり次に使
用する新しい金型をパンチプレス1へ搬入するための金
型交換装置23を有している。また、パンチプレス1の
右側には、油圧シリンダ等を制御するための油圧ユニッ
ト25が設けられている。
【0045】図3から図5には、パンチPを支持するパ
ンチ支持部27およびダイDを支持するダイ支持部29
が示されている。
【0046】図3を参照するに、パンチ支持部27の段
差を有する円筒形状の支持ボディ31は上部フレーム5
に固定されており、支持ボディ31の中心部空間にはラ
ムシリンダ33が設けられていて、上方へ延びる上ピス
トンロッド35Uの上端部にはインデックス用ギヤ37
が装着されて設けられている。
【0047】このインデックス用ギヤ37はスプライン
部39により上ピストンロッド35Uと一体的に回転し
且つ相対的に上下動自在するように連結されており、イ
ンデックス用モータ(図示省略)によりギヤ(図示省
略)を介して回転駆動されてパンチPを回転させる。
【0048】図4および図5を併せて参照するに、ラム
シリンダ33から下方へ延びる下ピストンロッド35L
の下端部には上部主軸としてのプレスラム部41が設け
られており、ラムシリンダ33の作用により加工高さ位
置および金型交換高さ位置に位置決め可能となってい
る。このプレスラム部41の内側にはパンチPを把持し
てロックするパンチクランパとしてのロック機構43が
設けられている。
【0049】ロック機構43はロック外筒44を有し、
このロック外筒44はプレスラム部41の内側に設けら
れ、ロック外筒44の内側の空間はシール45を備えた
仕切り47により上部空間49と下部空間51に分かれ
ており、上部空間49にはロック用シリンダ53が設け
られている。このロック用シリンダ53のピストンロッ
ド55は仕切り47を貫通して下部空間51に延びてお
り、下部空間51におけるピストンロッド55の下端部
にはプレート57および複数のロック爪59(コレット
チャック)が開閉自在に設けられている。このロック爪
59の先端部には球状部分61が設けられており、この
ロック爪59が上下移動する下部空間51は下端部が広
くなるようにロック外筒44の下部内側に段差63が設
けられている。
【0050】従って、ロック用シリンダ53の上室53
Uに圧油を供給して下降させると、ロック爪59の球状
部分61が段差63の下側に移動するので開いてアンロ
ック状態となる(図5に示されている状態)。一方、ロ
ック用シリンダ53の下室53Lに圧油を供給して上昇
させると、ロック爪59の球状部分61が上昇して段差
63により内側に移動されるので、ロック爪59は閉じ
てロック状態となる(図4に示されている状態)。
【0051】図6を参照するに、支持ボディ31の下端
部には流体圧シリンダとしての板押え上下用シリンダ6
5が4個所設けられており、この板押え上下用シリンダ
65のピストン67はスプリング69により上方へ付勢
されており、ワークWの板厚に応じて板押え上下用シリ
ンダ65により押圧力を調整することができるようにな
っている。
【0052】また、ピストンロッド71の下端部には板
押え支持部材のうちの上板押え支持ブロック72が上下
動可能に取り付けられており、しかもこの上板押え支持
ブロック72の下部には下板押え支持ブロック73が上
下動かつ回転可能に取り付けられており、この下板押え
支持ブロック73の外側下端には止め部材75が設けら
れている。この止め部材75は上板押え支持ブロック7
2の下端部に設けられているストッパ77に当接される
ようになっている。
【0053】また、下板押え支持ブロック73にはエア
シリンダ79が内側に向けて取り付けられており、ピス
トンロッド81の先端が下板押え支持ブロック73の凹
部83に嵌合することにより下板押え支持ブロック73
の回転を所定位置に止めるようになっている。
【0054】板押え支持ブロック73には、前記止め部
材75を介してパンチPの金型装着部としての板押え8
5を保持するために左右(図4および図5において左
右)の係止部材としての一対のパンチ保持爪87が設け
られている。
【0055】また、板押え支持ブロック73には、潤滑
油供給用の油路89が設けられている。前記止め部材7
5の内部にはボルトBTが設けられており、このボルト
BTに設けられたスプリング90の付勢力により、止め
部材75が常時上方向へ付勢されている。したがって、
板押え87の上面と下板押え支持ブロック73の下面と
の隙間をわずかあけるべく前記ストッパ77の高さを調
整することにより調整される。
【0056】前記ロック外筒44の下部における図6に
おいて前後にはパンチPの交換時に後述するパンチPの
プルスタッド133との干渉を回避する切欠きCが2点
鎖線で示すように設けられている。
【0057】一方、図3を参照するに、ダイ支持部29
では、円筒形状をした上下支持ボディ91U、91Lが
ボルト93により一体的に結合されて、且つ下部フレー
ム7に固定されている。
【0058】下支持ボディ91Lの内周面にはネジ部9
5が形成されており、このネジ部95に螺合して下支持
ボディ91Lに対して相対的に上下動自在の昇降部材9
7が設けられている。この昇降部材97の下端部には、
スプライン部99を介して昇降用ギヤ101が昇降部材
97に対して相対的に上下動自在且つ一体的に回転する
ように設けられており、昇降用ギヤ101は定位置にお
いて回転する。この昇降用ギヤ101は、ギヤ103等
を介して昇降用モータ105により回転される。
【0059】従って、昇降用モータ105がギヤ103
等を介して昇降用ギヤ101を回転すると、昇降部材9
7はネジ部95の作用により下支持ボディ91Lに沿っ
て上下動して、加工時のダイDの上面がパスラインに位
置する加工高さ位置(図4に示されている状態)、ある
いはダイDを交換するための交換高さ位置(図5に示さ
れている状態)に位置決めされる。
【0060】図4および図5を併せて参照するに、昇降
部材97の上側には、上支持ボディ91Uの内周面に沿
って上下動自在の下部主軸としての支持台107が設け
られており、加工高さ位置と金型交換高さ位置が選択的
に位置決め可能となっている。この支持台107の上端
部には流体圧シリンダとしての成形シリンダ109が設
けられている。この成形シリンダ109のピストンロッ
ド部材111の中央部は中空状となった空間113が上
下に設けられており、パンチング時に生じる抜きカスを
落下させて排出することができるようになっている。
【0061】前記ピストンロッド部材111の上部外周
面にはスプライン部115を介してインデックス用ギヤ
117がピストンロッド部材111に対して相対的に上
下動自在且つ一体的に回転するように設けられており、
インデックス用モータ119により定位置で回転する。
【0062】また、インデックス用ギヤ117の上側に
は金型装着部としてのダイ支持ブロック121が設けら
れており、このダイ支持ブロック121はインデックス
用ギヤ117を貫通して常時スプリング123により下
方へ付勢されているが上端のネジ部125Uがねじ込ま
れてインデックス用ギヤ117と一体的に回転するよう
になっている(図4参照)。
【0063】なお、図5に示されているように支持台1
07を下降させると、インデックス用ギヤ117も一体
的に下降するためピン125も下降するが、ピン125
の下端部は上支持ボディ91Uの上端部に当接してそれ
以上下降できないため、相対的に押上げられる。このピ
ン125により、ダイ支持ブロック121が相対的に押
上げられるので、ダイホルダ147の下面がピストンロ
ッド部材111の上端面から離れてアンロック状態とな
る。
【0064】このダイ支持ブロック121には、ダイD
を保持するために左右(図4および図5において左右)
係止部材としての一対のダイ保持爪127が設けられて
いる。
【0065】従って、支持台107を下降させたアンロ
ック状態で、インデックス用モータ119によりインデ
ックス用ギヤ117を回転させることによりダイ保持爪
127も一体的に回転するので、ダイ保持爪127に保
持されたダイDの回転割出しを行うことができる。そし
て、支持台107を上昇させ、ダイホルダ147の下面
に支持台107の上端面を押しつけてロック状態とする
(図4参照)。
【0066】次に、パンチPおよびダイDについて説明
する。
【0067】図7(A)(B)を併せて参照するに、パ
ンチPでは、パンチ刃部129の周囲に板押え85が相
対的に上下動自在に設けられており、パンチ刃部129
の上側に取り付けられているパンチ上部131が板押え
85の凹部に引っかかるまでパンチ刃部129は下降自
在となっている。パンチ刃部129の上面には、前述の
ロック機構43によりロックされるプルスタッド133
がボルト135により上方へ取り付けられており、パン
チ上部131はこのプルスタッド133を介してパンチ
刃部129に一体的に取り付けられている。
【0068】また、板押え85の外周面には、上側(図
7(B)において上側)に板押え支持ブロック73のワ
ーク支持爪87により保持されるためのパンチ係止部と
しての一対の平行なパンチ装着用溝137が設けられて
おり、その下側にはパンチ装着用溝137に交差する方
向(ここでは直交する方向、図7(A)において左右方
向)にパンチ交換時に保持されるための一対の平行なパ
ンチ交換用溝139が設けられている。
【0069】このため、パンチ装着用溝137に沿って
パンチPを移動することにより、容易に取り外すことが
でき、且つ容易に装着することができるので、パンチ交
換時間を大幅に短縮することができる。なお、板押え8
5の内部には、板押え85とパンチ刃部129との摺動
面に潤滑油を供給する潤滑油供給路141が4個所に設
けられている。
【0070】図8(A)(B)を併せて参照するに、ダ
イDでは、ダイ刃部145がダイホルダ147に対して
支持されている。ダイホルダ147の外周面には、下側
(図8(B)において下側)にダイ支持ブロック121
のダイ保持爪127により保持されるためのダイ係止部
としての一対の平行なダイ装着用溝149が設けられて
おり、その上側にはダイ装着用溝149に交差する方向
(ここでは直交する方向、図8(A)において上下方
向)にダイ交換時に保持されるための一対の平行なダイ
交換用溝151が設けられている。
【0071】このため、ダイ装着用溝149に沿ってダ
イDを移動することにより、容易に取り外すことがで
き、且つ容易に装着することができるので、ダイ交換時
間を大幅に短縮することができる。
【0072】次に、金型交換装置23について説明す
る。図9を参照するに、金型交換装置23では、上側に
パンチ交換用のパンチ交換装置153が設けられてお
り、ダイ交換用のダイ交換装置155がパンチ交換装置
153と平行に下側に設けられている。
【0073】図9および図10を併せて参照するに、パ
ンチ交換装置153には、金型収納装置21からパンチ
Pを受け取る金型受け渡し位置Tからパンチプレス1に
パンチPを脱着する金型交換位置Kまで、フレーム15
7が水平に設けられており、このフレーム157の下面
(図10において紙面手前側面)にはガイドレール15
9が設けられている。また、フレーム157の前後両端
部(図10において左右両端部)に設けられている軸受
け161、163には、ボールネジ165がガイドレー
ル159と平行に且つ回転自在に設けられている。
【0074】図10および図12を参照するに、ガイド
レール159にはスライダ167を介してパンチ搬送部
材としてのパンチ交換シャトル169が門型状のフレー
ム3の内部において移動自在に設けられており、金型交
換装置23のコンパクト化を図っている。パンチ交換シ
ャトル169のパンチ交換装置ベースプレート171の
上面に前述のスライダ167が取り付けられている。
【0075】このパンチ交換装置ベースプレート171
には前述のボールネジ165に螺合するボールナット1
73(図13参照)が取り付けられており、ボールネジ
165が回転するとボールナット173の作用によりガ
イドレール159に沿ってパンチ交換シャトル169が
移動する。
【0076】これにより、パンチプレス1において加工
中でも、次の金型の準備をすることができ、金型交換時
間の短縮を図ることができる。
【0077】図9および図11を併せて参照するに、ダ
イ交換装置155には、上述したパンチ交換装置153
と同様に、金型収納装置21からダイDを受け取る金型
受け渡し位置Tからパンチプレス1にダイDを脱着する
金型交換位置Kまで、フレーム175が水平に設けられ
ており、このフレーム175の上面(図11において紙
面手前側面)にはガイドレール177が設けられてい
る。また、フレーム175の前後両端部(図11におい
て左右両端部)に設けられている軸受け179、181
には、ボールネジ183がガイドレール177と平行に
且つ回転自在に設けられている。
【0078】図11および図12を参照するに、ガイド
レール177にはスライダ185を介してダイ交換シャ
トル187が移動自在に設けられており、ダイ交換シャ
トル187のダイ交換装置ベースプレート189の下面
に前述のスライダ185が取り付けられている。このダ
イ交換装置ベースプレート189には前述のボールネジ
183に螺合するボールナット191(図13において
カッコ書き)が取り付けられており、ボールネジ183
が回転するとボールナット191の作用によりガイドレ
ール177に沿ってダイ交換シャトル187が移動す
る。
【0079】図12を参照するに、前記パンチ交換装置
153のボールネジ165の後端(図9において左側端
部)には従動プーリ193が取り付けられており、前記
ダイ交換装置155のボールネジ183の後端にも従動
プーリ195が取り付けられている。そして、両従動プ
ーリ193、167および駆動モータ197に取り付け
られている駆動プーリ199にはベルト201が掛け回
されており、2個の押さえプーリ203、205により
ベルト201を押さえて所定の張力を与えている。
【0080】従って、駆動モータ197がベルト201
を回転走行させると、従動プーリ193、167を介し
て上下のボールネジ165、183が各々同期して回転
されるので、各ボールナット173、191の作用によ
りパンチ交換シャトル169およびダイ交換シャトル1
87が同期して移動する。
【0081】このため、パンチプレス1における加工中
に、次の金型を準備することができるので、金型搬送時
間の短縮を図ることができる。
【0082】次に、図12から図14を参照してパンチ
交換シャトル169について説明する。なお、ダイ交換
シャトル187はパンチ交換シャトル169を上下反対
にしたものであるので、ダイ交換シャトル187におい
て対応する部位にはカッコ書きで符号を付すこととして
重複する説明は省略する。
【0083】パンチ交換シャトル169(ダイ交換シャ
トル187)のパンチ交換装置ベースプレート171
(ダイ交換装置ベースプレート189)の下面には、パ
ンチ交換装置ベースプレート171(ダイ交換装置ベー
スプレート189)の移動方向に直交する方向(図13
において紙面直交方向、図14において上下方向)にガ
イドレール207(ガイドレール209)が設けられて
いる。このガイドレール207(ガイドレール209)
にはスライダ211(スライダ213)が移動自在に設
けられており、このスライダ211(スライダ213)
にはパンチ交換装置ボディ215(ダイ交換装置ボディ
217)が取り付けられている。
【0084】パンチ交換装置ベースプレート171(ダ
イ交換装置ベースプレート189)の下面には、前述の
ガイドレール207(ガイドレール209)と平行にボ
ールネジ219(ボールネジ221)が回転自在に設け
られており、このボールネジ219(ボールネジ22
1)に螺合して移動するボールナット223(ボールナ
ット225)がパンチ交換装置ボディ215(ダイ交換
装置ボディ217)に取り付けられている。パンチ交換
装置ベースプレート171(ダイ交換装置ベースプレー
ト189)には駆動モータ227(駆動モータ229)
が取り付けられており、この駆動モータ227(駆動モ
ータ229)の回転軸には駆動プーリ231(駆動プー
リ233)が取り付けられていて、この駆動プーリ23
1(駆動プーリ233)とボールネジ219(ボールネ
ジ221)の端部に取り付けられている従動プーリ23
5(従動プーリ237)とにはベルト239(ベルト2
41)が掛け回されている。
【0085】従って、駆動モータ227(駆動モータ2
29)がボールネジ219(ボールネジ221)を回転
させると、ボールナット223(ボールナット225)
の作用によりパンチ交換装置ボディ215(ダイ交換装
置ボディ217)は左右方向(図13において紙面直交
方向、図14において上下方向)に移動する。
【0086】また、パンチ交換装置ボディ215(ダイ
交換装置ボディ217)の下部(図13において下部)
には、旋回用モータ243(旋回用モータ245)が設
けられており、この旋回用モータ243(旋回用モータ
245)の回転軸には駆動プーリ247(駆動プーリ2
49)が取り付けられている。この旋回用モータ243
(旋回用モータ245)の図14における右側にはウォ
ームギヤ251(ウォームギヤ253)が回転自在に設
けられており、このウォームギヤ251(ウォームギヤ
253)の端部に取り付けられている従動プーリ255
(従動プーリ257)と前述の駆動プーリ247(駆動
プーリ249)にはベルト259(ベルト261)が掛
け回されている。
【0087】さらに、パンチ交換装置ボディ215(ダ
イ交換装置ボディ217)には前述のウォームギヤ25
1(ウォームギヤ253)が噛合するウォームホィール
263(ウォームホィール265)が回転自在に設けら
れており、このウォームホィール263(ウォームホィ
ール265)の中心軸には下方(図13において下方)
へ延びる旋回軸267(旋回軸269)が取り付けられ
ている。
【0088】この旋回軸267(旋回軸269)にはパ
ンチPを把持する2つの第1、第2パンチ保持部27
1、273(第1、第2ダイ保持部275、277)を
備えたパンチ保持アームとしてのパンチ交換ハンド27
9(ダイ保持アームとしてのダイ交換ハンド281)が
設けられている。
【0089】従って、旋回用モータ243(旋回用モー
タ245)がベルト259(ベルト261)を介してウ
ォームギヤ251(ウォームギヤ253)を回転させる
と、噛合するウォームホィール263(ウォームホィー
ル265)が回転して旋回軸267(旋回軸269)を
回転させるので、パンチ交換ハンド279(ダイ交換ハ
ンド281)が旋回する。
【0090】このため、金型収納装置21に向かった状
態で金型を受け取ったパンチ交換ハンド279(ダイ交
換ハンド281)の向きを、パンチプレス1側に向かう
ように変えることができる。
【0091】次に、金型収納装置21について説明す
る。
【0092】図15から図17を参照するに、金型収納
装置21は、パンチ収納棚およびダイ収納棚としての1
個のパンチPと2個のダイD1、D2をセットにしたパ
ンチ・ダイセットPDを収納する金型収納部としての棚
282を複数個有する多段・多列のラックとしての第1
金型収納棚283Fと、この第1金型収納棚283Fに
対向して設けられている第2金型収納棚283Sを有し
ている。従って、少ないスペースに複数個のパンチとダ
イの組み合せを収納することができ、1個のパンチPに
対応するダイDを選択することにより、例えば種々の板
厚等に対応した加工を行うことが可能になる。
【0093】第2金型収納棚283Sの幅は第1金型収
納棚283Fの幅に比して小さなものとなっている。各
金型収納棚283F、283Sは、パンチPのパンチ装
着用溝137に係合してパンチPを保持し、同様にダイ
Dのダイ装着用溝149に係合してダイD1、D2を保
持するようになっている。
【0094】第1金型収納棚283Fの周囲には、上下
左右のフレーム285U、285D、285L、285
Rが設けられている。第1金型収納棚283Fと第2金
型収納棚283Sの間における第1金型収納棚283F
の上下のフレーム285U、285Lの前面(図17に
おいて右側面)には、ガイドレール287U、287L
が各々設けられており、このガイドレール287U、2
87Lの上下外側にはラック289U、289Lが並行
して設けられている。
【0095】上下のガイドレール287U、287Lに
沿ってピッキングロボット291が移動自在に設けられ
ている。すなわち、前述のガイドレール287U、28
7Lに沿って移動自在のスライダ293U、293Lが
設けられており、両スライダ293U、293Lは一対
のガイドレール295により連結されている。
【0096】また、両スライダ293U、293L間に
はボールネジ297が回転自在に設けられている。さら
に、両スライダ293U、293L間にはシャフト29
9が回転自在に設けられており、シャフト299の上下
両端部には前述のラック289U、289Lに噛合する
ピニオン301U、301Lが各々取り付けられてい
る。
【0097】上側のスライダ293Uには、ガイドレー
ル287U、287Lに沿って移動するための自走用モ
ータ303が設けられており、この自走用モータ303
の回転軸に取り付けられている駆動プーリ305と、シ
ャフト299の上端部に取り付けられている従動プーリ
307はベルト309により連結されている。
【0098】一方、下側のスライダ293Lにはピッキ
ングロボット291を上下移動させるための上下用モー
タ311が設けられており、この上下用モータ311の
回転軸に取り付けられている駆動プーリ313と前述の
ボールネジ297の下端部に取り付けられている従動プ
ーリ315はベルト317により連結されている。
【0099】図18および図19を参照するに、ピッキ
ングロボット291のベースプレート319には、前述
のガイドレール295に沿って上下移動するスライダ2
33が取り付けられており、また、前述のボールネジ2
97に螺合するボールナット321(図17参照)が取
り付けられている。
【0100】従って、自走用モータ303がシャフト2
99を回転させることにより上下のピニオン301U、
301Lが同期して回転するので、垂直状態を保持して
ガイドレール287U、287Lに沿って移動して、金
型収納棚283の所望の水平位置に位置決めすることが
できる。また、上下用モータ311がボールネジ297
を回転させることにより、ボールナット321の作用に
よりピッキングロボット291はガイドレール295に
沿って上下移動するので、金型収納棚283の所望の上
下位置に位置決めすることができる。
【0101】図18から図20を併せて参照するに、前
記ピッキングロボット291のベースプレート319の
前面(図18において紙面手前側面)上端部には水平移
動用の駆動モータ323が設けられており、回転軸には
駆動プーリ325が取り付けられている。この駆動モー
タ323の下方にはボールネジ327が前後方向(図1
8において左右方向)へ水平に設けられており、このボ
ールネジ327の端部に取り付けられた従動プーリ32
9と駆動モータ323の駆動プーリ325にはベルト3
31が掛け回されている。
【0102】またベースプレート319の中部前面に
は、上下一対のガイドレール333が前後方向へ水平に
設けられている。このガイドレール333には、スライ
ダ335により前後方向(図18において左右方向)へ
移動自在の可動ベース337が設けられており、この可
動ベース337の上方には前述のボールネジ327に螺
合するボールナット339が取り付けられている。
【0103】従って、駆動モータ323がベルト331
を介してボールネジ327を回転すると、ボールナット
339の作用により可動ベース337が前後方向(図1
8において左右方向)へ移動する。
【0104】前記可動ベース337の前面には、上端部
にトッププレート341が水平方向に取り付けられ、下
端部にはボトムプレート343が水平方向に取り付けら
れている。トッププレート341とボトムプレート34
3の間には一対のガイドシャフト345が設けられてお
り、スライダ347により移動台349が上下移動自在
に設けられている。
【0105】また、トッププレート341とボトムプレ
ート343の間には外周面に上下方向のスプラインが形
成された旋回軸351が鉛直方向に設けられて旋回自在
となっており、この旋回軸351にはウォームホィール
353が相対的に上下動自在且つ一体的に回転するよう
に取り付けられている。一方、移動台349における下
部には旋回用モータ355が設けられており、この旋回
用モータ355の回転軸には駆動プーリ357が取り付
けられている。
【0106】また、移動台349における旋回用モータ
355の上側には図18における右側端部に従動プーリ
359が取り付けられた回転軸361が設けられてお
り、この従動プーリ359と旋回用モータ355の駆動
プーリ357との間にはベルト363が掛け回されてい
る。この回転軸361には前述のウォームホィール35
3に噛合するウォームギヤ365が取り付けられてい
る。
【0107】また、前記旋回軸351の上端部には金型
収納棚283に収納されているパンチPをクランプする
ためのパンチ出し入れアーム367が一定の高さ位置に
おいて旋回軸351と共に旋回自在に取り付けられてい
る。また、移動台349にはダイDをクランプするため
のダイ出し入れアーム369が旋回軸351と共に旋回
自在に取り付けられている。
【0108】また、可動ベース337の前面におけるト
ッププレート341の下方にはブロック371が取り付
けられており、このブロック371にピストンロッド3
73の先端が固定されたシリンダ375の下面がダイ出
し入れアーム369に固定されている。このシリンダ3
75の作用によりダイ出し入れアーム369を上段(図
18において実線で示す位置)または下段(図18にお
いて二点鎖線で示す位置)に切り換えて、金型収納棚2
83に収納されている上下2個のダイD1、D2のうち
所望の方を選択的にクランプできるようにしている。
【0109】従って、旋回用モータ355がベルト36
3を介して回転軸361を回転させると、ウォームギヤ
365が回転してウォームホィール353を回転させ、
旋回軸351を旋回させるので、パンチ出し入れアーム
367は所定の位置で、またダイ出し入れアーム369
はシリンダ375により切り換えた上段位置または下段
位置において旋回する。
【0110】このように、パンチ出し入れアーム367
によりパンチPを保持すると共にダイ出し入れアーム3
69によりダイDを保持して同時にパンチ・ダイセット
の出し入れを行うので、パンチPおよびダイDの交換時
間を短縮することができる。
【0111】図18および図20を参照してパンチ出し
入れアーム367について説明する。なお、ダイ出し入
れアーム369はまったく同様の構成なのでカッコ書き
で示して、重複する説明は省略する。
【0112】パンチ出し入れアーム367(ダイ出し入
れアーム369)は前述の旋回軸351と一体的に回転
するように取り付けられた先端部が二股に分かれたクラ
ンパボディ377(クランパボディ379)を有してお
り、このクランパボディ377はパンチP(ダイD)の
底面を下側から支持する。
【0113】また、クランパボディ377(クランパボ
ディ379)の上側には、パンチP(ダイD)のパンチ
交換用溝139(ダイ交換用溝151)をクランプする
ために、一対のクランプ爪381(クランプ爪383)
が開閉中心385(開閉中心387)を中心にして開閉
自在に設けられている。
【0114】各クランプ爪381(クランプ爪383)
の後部(図20において右側部分)にはてこ部389
(てこ部391)が張り出しており、てこ部389(て
こ部391)の先端部(図20において右側先端)はリ
ンク部材393、395(リンク部材397、399)
を介して、開閉用シリンダ401(開閉用シリンダ40
3)のピストンロッド405(ピストンロッド407)
の先端に連結されている。
【0115】従って、開閉用シリンダ401(開閉用シ
リンダ403)のピストンロッド405(ピストンロッ
ド407)を押し出してクランプ爪381(クランプ爪
383)を開いた状態でパンチ出し入れアーム367
(ダイ出し入れアーム369)を前進させてクランパボ
ディ377(クランパボディ379)をパンチP(ダイ
D)の下側に挿入し、開閉用シリンダ401(開閉用シ
リンダ403)のピストンロッド405(ピストンロッ
ド407)を引っ込めてクランプ爪381(クランプ爪
383)を閉じてパンチP(ダイD)をクランプする。
【0116】次に、金型交換動作について説明する。ま
ず、金型収納装置21から次に使用する金型を取り出し
たり、使用済みの金型を収納する動作について説明す
る。なお、パンチPの交換動作とダイDの交換動作はほ
とんど共通するものなので、ダイDについてはカッコ書
きして重複する説明は省略する。
【0117】図15〜図17を参照するに、ピッキング
ロボット291を第1金型収納棚283Fの前面に設け
られているガイドレール287U、287Lに沿って移
動させると共に上下移動して、パンチ出し入れアーム3
67およびダイ出し入れアーム369を金型収納装置2
1の第1金型収納棚283Fまたは第2金型収納棚28
3Sに収納されている所望のパンチPおよびダイD1、
D2に対応する位置に位置決めする。
【0118】図21を参照するに、第1金型収納棚28
3FからパンチP(ダイD)を取り出す場合には、パン
チ出し入れアーム367(ダイ出し入れアーム369)
を旋回させて第1金型収納棚283Fの方向へ向けて前
進させ(図21(A)参照)、パンチ出し入れアーム3
67(ダイ出し入れアーム369)のクランパボディ3
77(クランパボディ379)をパンチP(ダイD)の
下側に挿入してクランプ爪381(クランプ爪383)
によりパンチP(ダイD)を把持する。このとき、ダイ
出し入れアーム369は、所望のダイDが金型収納棚2
83の上段にある場合にはシリンダ375により上段位
置に位置決めし、下段にある場合には下段位置に位置決
めしておく。
【0119】パンチP(ダイD)をクランプしたらパン
チ出し入れアーム367(ダイ出し入れアーム369)
を途中位置まで後退(図21において下方)させてパン
チP(ダイD)を金型収納棚283から取り出し(図2
1(B)参照)、パンチ出し入れアーム367(ダイ出
し入れアーム369)を90度半旋回させる(図21
(C)参照)。そして、再度パンチ出し入れアーム36
7(ダイ出し入れアーム369)を前進(図21におい
て上方)させると共にさらに90度(合計180度)旋
回させる(図21(D)参照)。
【0120】これにより、第1金型収納棚283Fと第
2金型収納棚283Sとの間隔Dを狭くすることが出
来、省スペース化を図ることができる。なお、第2金型
収納棚283Sから金型を取り出す場合には、上述した
第1金型収納棚283Fから金型を取り出す場合のよう
にパンチ出し入れアーム367を反転させる必要はな
い。
【0121】そして、ピッキングロボット291を上下
移動させると共にピッキングロボット291を移動させ
た後、パンチ出し入れアーム367(ダイ出し入れアー
ム369)を後退させて把持しているパンチP(ダイ
D)を金型受け渡し位置Tに位置決めする。
【0122】一方、使用済みの金型を収納する際には、
上述した取り出す場合とは反対に、金型受け渡し位置T
においてパンチ交換シャトル169(ダイ交換シャトル
187)から使用済みのパンチP(ダイD)をピッキン
グロボット291が受け取り、第1金型収納棚283F
あるいは第2金型収納棚283Sの所望の位置に位置す
るように移動させ、パンチ出し入れアーム367(ダイ
出し入れアーム369)を旋回させると共に前進させて
パンチP(ダイD)を金型収納棚283に入れてパンチ
出し入れアーム367(ダイ出し入れアーム369)を
開いてパンチP(ダイD)をアンクランプする。
【0123】次に、ピッキングロボット291により取
り出されたパンチPおよびダイDをパンチプレス1に搬
入する動作について説明する。なお、パンチPの搬入動
作とダイDの搬入動作はほとんど共通するものなので、
以後の説明において共通する部分についてはパンチPの
搬入動作について説明し、ダイDについてはカッコ書き
することとする。
【0124】図16、図22および図23を参照する
に、ピッキングロボット291のパンチ出し入れアーム
367(ダイ出し入れアーム369)に把持されて第2
金型収納棚283Sと並ぶ位置に設けられている金型受
け渡し位置Tに位置決めされたパンチP(ダイD)に対
して、パンチ交換シャトル169(ダイ交換シャトル1
87)のパンチ交換ハンド279(ダイ交換ハンド28
1)の2個の第1,第2パンチ保持部271、273
(第1,第2ダイ保持部275、277)のうち空の方
(例えば第2パンチ保持部273(第2ダイ保持部27
7))を位置決めし(図23(A)参照)、パンチ出し
入れアーム367(ダイ出し入れアーム369)に把持
されているパンチP(ダイD)のパンチ交換用溝139
(ダイ交換用溝151)にパンチ交換ハンド279(ダ
イ交換ハンド281)の第2パンチ保持部273(第2
ダイ保持部277)を挿入する(図23(B)参照)。
そして、パンチ出し入れアーム367(ダイ出し入れア
ーム369)をアンクランプしてパンチP(ダイD)を
受け取る。金型出し入れ装置は対向して配置されている
ラックの間において移動し、前側のラックと並ぶ位置に
設けられている金型受け渡し位置おいて金型出し入れ装
置と金型交換装置との間の受け渡しが行われるので、金
型収納装置の省スペース化を図ることができる。
【0125】次に、パンチ交換ハンド279(ダイ交換
ハンド281)が、金型収納装置21に収納するパンチ
P(ダイD)を保持している場合には、パンチ出し入れ
アーム367(ダイ出し入れアーム369)を後退させ
ると共にパンチ交換ハンド279(ダイ交換ハンド28
1)を横方向(図23(C)において下方)へ移動させ
て第1パンチ保持部271(第1ダイ保持部275)
を、空になったパンチ出し入れアーム367(ダイ出し
入れアーム369)の前方へ位置決めする(図23
(C)参照)。
【0126】パンチ出し入れアーム367(ダイ出し入
れアーム369)を前進させてパンチ交換ハンド279
(ダイ交換ハンド281)の第1パンチ保持部271
(第1ダイ保持部275)に保持されているパンチP
(ダイD)をクランプして後退する(図23(D)参
照)。
【0127】そして、新しいパンチP(ダイD)を把持
したパンチ交換シャトル169(ダイ交換シャトル18
7)をパンチプレス1方向へ移動させ、図10において
示されている区間Aを移動する間にパンチ交換ハンド2
79(ダイ交換ハンド281)を180度旋回してパン
チプレス1側にパンチP(ダイD)を位置決めする。そ
して、さらにパンチ交換シャトル169(ダイ交換シャ
トル187)を移動させて、パンチ交換ハンド279
(ダイ交換ハンド281)を金型交換位置Kに位置決め
する。
【0128】従って、狭いスペースでも金型を取り出し
てパンチ交換ハンド279(ダイ交換ハンド281)に
受け渡しを行うことができる。また、ピッキングロボッ
ト291は、パンチ交換ハンド279(ダイ交換ハンド
281)が金型交換位置Kの方へ移動している間に次の
金型を準備して待機することができるので、金型交換時
間の短縮化を図ることができる。また、パンチ交換ハン
ド279(ダイ交換ハンド281)は、パンチ交換シャ
トル169(ダイ交換シャトル187)金型交換装置の
前後移動中に前後方向に旋回するので、旋回のために時
間を要しない。このため、金型交換に要される時間を短
縮化することができる。
【0129】次に、パンチプレス1に対するパンチPお
よびダイDの交換動作について説明する。なお、パンチ
Pの交換動作とダイDの交換動作はほとんど共通するも
のなので、以後の説明においては、共通する部分につい
てはパンチPの交換動作について説明し、ダイDについ
てはカッコ書きすることとする。
【0130】パンチプレス1に装着されているパンチP
を取り外す際には、図5に示されているように、板押え
上下用シリンダ65により板押え85を上昇させると共
にロック用シリンダ53によりロック爪59を下降させ
てパンチPのプルスタッド133を解放して交換高さ位
置に位置決めする。また、昇降用モータ105により昇
降部材97を下降させて支持台107を下降させること
によりピン125の下端部を上支持ボディ91Uの上端
面に当接させ、ピン125のねじ部125Uによりダイ
支持ブロック121を相対的に上昇させてアンロック状
態とすると共に、ダイDを交換高さ位置に位置決めす
る。
【0131】このため、パンチPとダイDの間にワーク
Wがあるか否かにかかわらずパンチPおよびダイDを同
時に且つ迅速に交換することができるので、金型交換時
間の短縮を図ることができる。
【0132】次いで、図24を参照するに、パンチ交換
ハンド279(ダイ交換ハンド281)の第1,第2パ
ンチ保持部271、273(第1,第2ダイ保持部27
5、277)をパンチプレス1側(図24において左
側)に向けた状態でパンチ交換シャトル169(ダイ交
換シャトル187)を前進させてパンチプレス1に接近
させる(図24(A)参照)。このとき、パンチ交換シ
ャトル169(ダイ交換シャトル187)の前進する方
向は、パンチPA(ダイDA)のパンチ交換用溝139
(ダイ交換用溝151)の方向と一致しており、空の第
1パンチ保持部271(第1ダイ保持部275)をパン
チ交換用溝139(ダイ交換用溝151)に挿入する。
【0133】パンチ交換ハンド279(ダイ交換ハンド
281)を進行方向に直交する方向(図24(B)にお
いて上方)へ移動させることにより、パンチPのプルス
タッド133は切欠きC内を通って干渉せずにスムーズ
に移動されると共に、パンチプレス1に装着されていた
パンチPA(ダイDA)をパンチ装着用溝137(ダイ
装着用溝149)に沿って抜く(図24(B)参照)と
共に、第2パンチ保持部273(第2ダイ保持部27
7)に保持されている新しいパンチPB(ダイDB)を
パンチ保持爪87(ダイ保持爪127)に装着する(図
24(C)参照)。このとき、パンチPのブルスタッド
133は切欠きC内をスムーズに通過する。その後、パ
ンチ交換シャトル169(ダイ交換シャトル187)を
後退させる(図24(D)参照)。これにより、パンチ
PA(ダイDA)の取外しとパンチPB(ダイDB)の
装着を一度に行うことができるので、金型交換時間を短
縮することができる。
【0134】また、取り外したパンチP(ダイD)を後
に再度使用する場合には、そのまま一方のパンチ保持部
271、273(ダイ保持部275、277)に保持し
ておき、新しいパンチP(ダイD)を使用した後にパン
チ交換ハンド279(ダイ交換ハンド281)を逆方向
へ移動させることにより、保持しているパンチP(ダイ
D)を再度装着することができる。これにより、バーリ
ング加工のように異なる2種類の金型を連続して使用す
る場合に、加工効率を大幅に改善することができる。
【0135】そして、ラムシリンダ33によりプレスラ
ム部41を下降させてパンチPのプルスタッド133を
ロック爪59の内側に挿入し、ロック用シリンダ53に
よりロック爪59を引き上げてロックして、板押え上下
用シリンダ(図示省略)により板押え85を下降させて
加工高さ位置に位置決めする(図4参照)。
【0136】また、昇降用モータ105により昇降部材
97を上昇させて、ダイDを加工高さ位置に位置決めし
(図4参照)、必要がある場合には図示省略のインデッ
クスモータによりパンチPを回転させ、インデックス用
モータ119によりダイDを回転させる。
【0137】このように、パンチPおよびダイDを加工
高さ位置と金型交換高さ位置との間で上下移動して位置
決めする際にパンチPおよびダイDのロック、アンロッ
クを行うので、金型交換時間の短縮化を図ることができ
る。
【0138】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の実施の形態においては、図24(A)〜(D)に示さ
れている工程により金型の脱着を行ったが、その他図2
5に示されているように、左右に金型把持部409L、
409Rを有する金型交換ハンド411を、移動機構に
より左右に移動させるようにすることもできる。例えば
一方向あるいは他方向の例として図25において右方向
へ移動させることにより、右側の空の金型把持部409
Rにより使用済みの金型を取り外すと共に、左側の金型
把持部409Lに把持されている金型413を新たに装
着することができるので、金型交換時間の短縮化を図る
ことができる。
【0139】また、図26に示されているように、金型
交換ハンド415の前後(図26において上下)両側に
金型把持部417F、417Bを設けて、金型交換ハン
ド415を前進させて空である前側の金型把持部417
Fで使用済みの金型を前方へ押し出して取り外し、さら
に前進させて後側の金型把持部417Bに把持されてい
る金型419を新たに装着した後、図26において左へ
移動させるようにしても良い。この場合にも、前側の空
の金型把持部417F、417Bにより使用済みの金型
を取り外すと共に、前側の金型把持部417Fに把持さ
れている金型419を新たに装着することができるの
で、金型交換時間の短縮化を図ることができる。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるパンチプレスでは、加工時には上部主軸を下降させ
て加工高さ位置に位置決めすると共に下部主軸を加工高
さ位置に位置決めして加工を行い、金型交換時には上部
主軸を上昇させてパンチ交換高さ位置に位置決めすると
共に下部主軸を下降させてダイ交換高さ位置に位置決め
して、パンチおよびダイの交換を行うので、パンチとダ
イの間にワークがあるか否かにかかわらずパンチおよび
ダイを同時に且つ迅速に交換することができる。
【0141】請求項2の発明によるパンチプレスでは、
上部主軸においては、パンチクランパにより確実にパン
チを把持あるいは解放することができると共に、流体圧
シリンダにより板押え支持部材を介して板押えを上下移
動させることができるので、ワークの板厚に応じて押圧
力を設定することができる。
【0142】請求項3の発明によるパンチプレスでは、
下部主軸においては、ダイに当接してダイを上下移動さ
せる流体圧シリンダのピストンロッドは、中空上に形成
されているので、パンチング加工時に生じる抜きカスを
落下させて排出することができる。また、流体圧シリン
ダのピストンロッドの上下動でダイを上下動させること
ができ、成形加工を容易に行うことができる。
【0143】請求項4の発明によるパンチプレスでは、
パンチ収納部と上部主軸との間のパンチのやり取りは、
パンチ交換装置をパンチ収納部と上部主軸との間で移動
させて行い、ダイ収納部と下部主軸との間のダイのやり
取りは、ダイ交換装置ダをイ収納部と下部主軸との間で
移動させて行うので、確実且つ迅速に金型のやり取りを
行うことができる。
【0144】請求項5の発明によるパンチプレスでは、
パンチは、上部主軸における一対の並行なパンチ係止部
により支持されており、一方向から他方向への移動ある
いはその逆方向への移動により着脱され、ダイは、下部
主軸における一対の並行なダイ係止部により支持されて
おり、一方向から他方向への移動あるいはその逆方向へ
の移動により着脱されるようになっているので、パンチ
およびダイを一方向から他方向への移動あるいはその逆
方向へ移動することにより容易に着脱できる。そして、
パンチ交換装置では、前述の一方向から他方向へあるい
はその逆方向へ移動することにより、第1パンチ保持部
が上部主軸に支持されているパンチを保持して取り外す
と共に、第2パンチ保持部が保持している次に使用する
パンチを上部主軸に装着し、ダイ交換装置では、前述の
一方向から他方向へあるいはその逆方向へ移動すること
により、第1ダイ保持部が下部主軸に支持されているダ
イを保持して取り外すと共に、第2ダイ保持部が保持し
ている次に使用するダイを下部主軸に装着することがで
きるので、金型交換時間を大幅に短縮することができ
る。
【0145】請求項6の発明によるパンチプレスでは、
パンチ交換装置では、パンチを保持してパンチ収納部と
上部主軸との間を移動するパンチ搬送部材に設けられて
いる、第1および第2のパンチ保持部を備えたパンチ保
持アームがパンチ搬送部材の移動方向に交差する方向へ
移動してパンチの着脱を行い、ダイ交換装置では、ダイ
を保持してダイ収納部と下部主軸との間を移動するダイ
搬送部材に設けられている、第1および第2のダイ保持
部を備えたダイ保持アームがダイ搬送部材の移動方向に
交差する方向へ移動してダイの着脱を行うので、取り外
したパンチを後に再度使用する場合には、そのまま一方
のパンチ保持部に保持しておき、新しいパンチを使用し
た後にパンチ保持アームを逆方向へ移動させることによ
り、保持していたパンチを再度装着することができる。
これにより、バーリング加工のように異なる2種類の金
型を連続して使用する場合には、加工効率を大幅に改善
することができる。
【0146】請求項7の発明によるパンチプレスでは、
第1および第2のパンチ保持部を備えたパンチ保持アー
ムおよび第1および第2のダイ保持部を備えたダイ保持
アームは旋回して方向を変えることができるので、金型
収納装置とパンチプレスの間に金型交換装置を設けるこ
とができる。
【0147】請求項8の発明によるパンチプレスに対す
るパンチ、ダイの交換方法では、金型交換爪を金型装着
部に接近させ、このときに、金型装着部の係止部材に接
近方向へ取外し可能に装着されている金型を金型交換爪
により保持して取り外すと共に金型交換爪により保持さ
れている金型を装着した後、金型交換爪を接近方向に交
差する方向へ移動させて、古い金型の取外しと新しい金
型の装着を一度に行うことができるので、金型交換時間
を従来よりも短縮することができる。
【0148】請求項9の発明によるパンチプレスに対す
るパンチ、ダイの交換方法では、金型装着部を構成する
パンチ装着部においてパンチを保持する係止部材をパン
チ交換高さ位置へ上昇させる際に、パンチを取外し可能
にアンロックし、あるいはパンチを保持した係止部材を
加工高さ位置へ下降させる際に、パンチをロックすると
共に、ダイ装着部においてダイを保持する係止部材をダ
イ交換高さ位置へ下降させる際にダイをアンロックし、
あるいはダイを保持した係止部材を加工高さ位置へ上昇
させる際にロックするので、ロックおよびアンロック時
間を短縮することができる。
【0149】請求項10の発明によるパンチプレスに対
するパンチ、ダイの交換方法では、金型が装着されてい
る金型装着部に対して金型交換装置を一方向のみへ移動
することにより、装着されている金型を取り外すと共に
金型交換装置に準備保持されている新しい金型を装着す
ることができるので、金型交換時間を従来よりも短縮す
ることができる。
【0150】請求項11の発明によるパンチプレスに対
するパンチ、ダイの交換方法では、金型が装着されてい
る金型装着部に対して金型交換装置を一方向へ移動して
装着されている金型を取り外すと共に金型交換装置に準
備保持されている新しい金型を装着した後に、前記一方
向に交差する方向へ金型交換装置を移動させて金型交換
を行うことができるので、金型交換時間を従来よりも短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパンチプレスの全体を示す正面
図である。
【図2】図1中II方向から見た平面図である。
【図3】パンチ支持部およびダイ支持部を示す断面図で
ある。
【図4】加工時におけるパンチ支持部およびダイ支持部
を示す断面図である。
【図5】金型交換時におけるパンチ支持部およびダイ支
持部を示す断面図である。
【図6】パンチ支持部および板押えを示す断面図であ
る。
【図7】(A)(B)は、パンチの平面図および断面図
である。
【図8】(A)(B)は、ダイの平面図および断面図で
ある。
【図9】金型交換装置の正面図である。
【図10】図9中X方向から見たパンチ交換装置の底面
図である。
【図11】図9中XI方向から見たダイ交換装置の平面
図である。
【図12】図9中XII方向から見た側面図である。
【図13】パンチ交換装置におけるパンチ交換シャトル
の側面図である。
【図14】パンチ交換シャトルの平面図である。
【図15】第1金型収納棚の正面図である。
【図16】図15中XVI方向から見た金型収納装置の
平面図である。
【図17】図16中XVII方向から見た側面図であ
る。
【図18】ピッキングロボットの正面図である。
【図19】図18中XIX方向から見た側面図である。
【図20】図18中XX−XX位置の断面図である。
【図21】金型収納棚から金型を取り出す工程を示す説
明図である。
【図22】金型収納装置と金型交換装置との金型の受け
渡し位置を示す平面図である。
【図23】(A)〜(D)は、金型収納装置と金型交換
装置との金型の受け渡し手順を示す工程図である。
【図24】(A)〜(D)は、金型交換装置によりパン
チプレスに金型を脱着する手順を示す工程図である。
【図25】金型交換ハンドの別の実施の形態を示す平面
図である。
【図26】金型交換ハンドのさらに別の実施の形態を示
す平面図である。
【図27】従来より一般的なタレットパンチプレスを示
す斜視図である。
【図28】従来の問題点を示す説明図である。
【図29】従来の問題点を示す説明図である。
【図30】従来の問題点を示す説明図である。
【図31】従来の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パンチプレス 33 ラムシリンダ(上部主軸) 43 ロック機構(パンチクランパ) 65 板押え上下用シリンダ(流体圧シリンダ) 73 板押え支持ブロック(板押え支持部材) 85 板押え(金型装着部) 87 パンチ保持爪(係止部材) 107 支持台(下部主軸) 109 成形用シリンダ(流体圧シリンダ) 111 ピストンロッド 121 ダイ支持ブロック(金型装着部) 127 ダイ保持爪(係止部材) 137 パンチ装着用溝(パンチ係止部) 149 ダイ装着用溝(ダイ係止部) 153 パンチ交換装置 155 ダイ交換装置 169 パンチ交換シャトル(パンチ搬送部材) 271 第1パンチ保持部 273 第2パンチ保持部 275 第1ダイ保持部 277 第2ダイ保持部 279 パンチ交換ハンド(パンチ保持アーム) 281 ダイ交換ハンド(ダイ保持アーム) 283 金型収納棚(パンチ収納部、ダイ収納棚) W ワーク P パンチ D ダイ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチを着脱交換自在に支持した上部主
    軸を上下動自在且つ回転自在に設け、上記パンチと対応
    するダイを着脱交換自在に支持した下部主軸を上下動自
    在且つ回転自在に設けたパンチプレスにおいて、前記上
    部主軸を、ワークにプレス加工を行うための加工高さ位
    置からパンチの着脱交換を行うためのパンチ交換高さ位
    置へ上昇自在に設け、前記下部主軸を、ワークにプレス
    加工を行うための加工高さ位置からダイの着脱交換を行
    うためのダイ交換高さ位置へ下降自在に設けたこと、を
    特徴とするパンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記上部主軸は、パンチを把持自在のパ
    ンチクランパと板押えを支持自在に上下動自在の板押え
    支持部材を備え、且つ上記板押え支持部材を加圧自在の
    流体圧シリンダを備えたこと、を特徴とする請求項1記
    載のパンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記下部主軸は、ダイを押し上げ自在の
    流体圧シリンダを備え、この流体圧シリンダにおけるピ
    ストンロッドは、上記ダイの下面に当接自在且つ中空状
    に形成してあること、を特徴とする請求項1または2に
    記載のパンチプレス。
  4. 【請求項4】 前記パンチを収納したパンチ収納部とパ
    ンチ交換高さ位置に位置する上部主軸との間を往復動自
    在のパンチ交換装置を設けると共に、ダイを収納したダ
    イ収納部とダイ交換高さ位置に位置する下部主軸との間
    を往復動自在のダイ交換装置を設けたこと、を特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のパンチプレス。
  5. 【請求項5】 前記上部主軸は、一方向から他方向へま
    たはその逆方向へパンチを着脱自在の一対の並行なパン
    チ係止部を備え、前記下部主軸は、一方向から他方向へ
    またはその逆方向へダイを着脱自在の一対の並行なダイ
    係止部を備えた構成であり、且つパンチ交換装置は、前
    記一方向から他方向へまたはその逆方向へ移動時に、前
    記上部主軸に支持されたパンチを保持する第1パンチ保
    持部と上記上部主軸に対して装着する次のパンチを支持
    した第2パンチ保持部を備え、前記ダイ交換装置は、前
    記一方向から他方向へまたはその逆方向への移動時に、
    前記下部主軸に支持されたダイを保持する第1ダイ保持
    部と上記下部主軸に対して装着する次のダイを支持した
    第2ダイ保持部を備えたこと、を特徴とする請求項4に
    記載のパンチプレス。
  6. 【請求項6】 前記パンチ交換装置は、パンチ収納部と
    上部主軸のパンチ交換高さ位置とを往復動自在のパンチ
    搬送部材を備え、第1、第2のパンチ保持部を備えたパ
    ンチ保持アームを、上記パンチ搬送部材の移動方向に対
    して交差する方向へ往復動自在に設け、前記ダイ交換装
    置は、ダイ収納部と下部主軸のダイ交換高さ位置とを往
    復動自在のダイ搬送部材を備え、第1、第2のダイ保持
    部を備えたダイ保持アームを、上記ダイ搬送部材の移動
    方向に対して交差する方向へ往復動自在に設けたこと、
    を特徴とする請求項4に記載のパンチプレス。
  7. 【請求項7】 前記パンチ保持アームおよびダイ保持ア
    ームを旋回自在に設けたこと、を特徴とする請求項6に
    記載のパンチプレス。
  8. 【請求項8】 パンチプレスにおける金型装着部に対し
    て金型の着脱交換を行う方法にして、上記金型装着部に
    備えた係止部材に一方向へ着脱可能に係止された金型に
    対して金型交換爪を上記一方向に対して交差する方向に
    接近するときに前記金型装着部に保持された金型を保持
    した後、前記金型交換爪を上記一方向へ移動して保持し
    た金型を離脱すると共に次の新しい金型を装着し、その
    後に前記金型交換爪を前記交差する方向へ離反せしめる
    こと、を特徴とするパンチプレスに対するパンチ、ダイ
    の交換方法。
  9. 【請求項9】 前記金型装着部を構成するパンチ装着部
    において前記係止部材をパンチ交換高さ位置へ上昇させ
    る際にパンチをアンロックし、前記係止部材を加工高さ
    位置へ下降させる際にロックし、前記金型装着部を構成
    するダイ装着部において前記係止部材をダイ交換高さ位
    置へ下降させる際にアンロックし、前記係止部材を加工
    高さ位置へ上昇させる際にロックすること、を特徴とす
    る請求項8に記載のパンチプレスに対するパンチ、ダイ
    の交換方法。
  10. 【請求項10】 パンチプレスにおける金型装着部に対
    して金型の着脱交換を行う方法にして、前記金型装着部
    に対して金型交換装置を一方向に移動するとき、上記金
    型装着部に支持された金型を上記金型交換装置により保
    持して離脱すると共に上記金型交換装置に準備保持され
    ている新しい金型を続けて装着すること、を特徴とする
    パンチプレスに対するパンチ、ダイの交換方法。
  11. 【請求項11】 パンチプレスにおける金型装着部に対
    して金型の着脱交換を行う方法にして、上記金型装着部
    に備えた係止部材に一方向へ着脱可能に係止された金型
    に対して金型交換爪を上記一方向へ移動して接近すると
    きに前記金型装着部に保持された金型を保持し続けて交
    換すべき次の金型を前記金型装着部に装着した後、前記
    一方向に対して交差する方向へ移動せしめた後に前記金
    型交換爪を前記金型装着部から離反する方向へ移動して
    金型の交換を行うこと、を特徴とするパンチプレスに対
    するパンチ、ダイの交換方法。
JP2000337668A 2000-11-06 2000-11-06 パンチプレス Expired - Fee Related JP4785238B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000337668A JP4785238B2 (ja) 2000-11-06 2000-11-06 パンチプレス
US10/415,343 US7900543B2 (en) 2000-11-06 2001-11-01 Punch press, method of replacing punch and die for punch press, and punch system
CNB018184367A CN1281356C (zh) 2000-11-06 2001-11-01 对冲孔机的冲头和/或模具的更换方法以及冲孔系统
DE60134035T DE60134035D1 (de) 2000-11-06 2001-11-01 Stanzpresse, verfahren zum austausch des stanzstempels und der matrize für die stanzpresse und stanzsystem
PCT/JP2001/009589 WO2002036283A1 (fr) 2000-11-06 2001-11-01 Presse a poinconner, procede de remplacement de poincon et matrice de presse a poinconner, et systeme de poinconnage
EP01978989A EP1338354B1 (en) 2000-11-06 2001-11-01 Punch press, method of replacing punch and die for punch press, and punch system
TW90127252A TW548147B (en) 2000-11-06 2001-11-02 Punch press replacing method of punch die therefrom and punch system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000337668A JP4785238B2 (ja) 2000-11-06 2000-11-06 パンチプレス

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011118016A Division JP5216894B2 (ja) 2011-05-26 2011-05-26 パンチプレスに対するパンチの交換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002143945A true JP2002143945A (ja) 2002-05-21
JP4785238B2 JP4785238B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=18813015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000337668A Expired - Fee Related JP4785238B2 (ja) 2000-11-06 2000-11-06 パンチプレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4785238B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115804A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Amada Co Ltd パンチプレス
US20120037605A1 (en) * 2003-07-26 2012-02-16 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Tool holding system
JP2013094787A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Amada Co Ltd 金型移動装置及び加工システム
CN109483599A (zh) * 2018-12-06 2019-03-19 淮安市博泽科技有限公司 电动式机器人末端快换装置
WO2020070975A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 村田機械株式会社 金型構造体及びプレス装置
CN113042619A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 广东利元亨智能装备股份有限公司 一种防卡死的电池封装设备的冲坑结构及方法
CN114769417A (zh) * 2022-03-18 2022-07-22 张学晓 一种风电法兰制坯用冲孔装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275227A (ja) * 1990-03-23 1991-12-05 Komatsu Ltd パンチプレス
JPH06114462A (ja) * 1992-08-19 1994-04-26 Amada Co Ltd パンチングマシン
JPH07132332A (ja) * 1993-06-28 1995-05-23 Komatsu Ltd パンチプレス機および金型装着方法
JP2000061550A (ja) * 1998-08-24 2000-02-29 Amada Co Ltd タレットパンチプレス

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275227A (ja) * 1990-03-23 1991-12-05 Komatsu Ltd パンチプレス
JPH06114462A (ja) * 1992-08-19 1994-04-26 Amada Co Ltd パンチングマシン
JPH07132332A (ja) * 1993-06-28 1995-05-23 Komatsu Ltd パンチプレス機および金型装着方法
JP2000061550A (ja) * 1998-08-24 2000-02-29 Amada Co Ltd タレットパンチプレス

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120037605A1 (en) * 2003-07-26 2012-02-16 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Tool holding system
US8413558B2 (en) * 2003-07-26 2013-04-09 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Tool holding system
JP2011115804A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Amada Co Ltd パンチプレス
JP2013094787A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Amada Co Ltd 金型移動装置及び加工システム
WO2020070975A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 村田機械株式会社 金型構造体及びプレス装置
JPWO2020070975A1 (ja) * 2018-10-05 2021-09-02 村田機械株式会社 金型構造体及びプレス装置
JP7131623B2 (ja) 2018-10-05 2022-09-06 村田機械株式会社 金型構造体及びプレス装置
CN109483599A (zh) * 2018-12-06 2019-03-19 淮安市博泽科技有限公司 电动式机器人末端快换装置
CN109483599B (zh) * 2018-12-06 2024-04-12 淮安市博泽科技有限公司 电动式机器人末端快换装置
CN113042619A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 广东利元亨智能装备股份有限公司 一种防卡死的电池封装设备的冲坑结构及方法
CN114769417A (zh) * 2022-03-18 2022-07-22 张学晓 一种风电法兰制坯用冲孔装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4785238B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1338354B1 (en) Punch press, method of replacing punch and die for punch press, and punch system
JPH0716722B2 (ja) 交換可能な押抜き工具とワーク送り装置を有する押抜き機
CN209256312U (zh) 全自动方端板加工流水线
JP2002143945A (ja) パンチプレスおよびパンチプレスに対するパンチ、ダイの交換方法
JP5216894B2 (ja) パンチプレスに対するパンチの交換方法
JP2002143949A (ja) パンチシステム
CN216464596U (zh) 一种用于加工整体刀具的多关节柔性上下料机构
JP2002143948A (ja) 金型収納装置
WO2020194991A1 (ja) パンチプレス機
JP2003200329A (ja) 複合加工用工作機械
JP4683705B2 (ja) パンチプレス用金型装置
JP3558755B2 (ja) タレットパンチプレスのタッピング装置
JP2000061550A (ja) タレットパンチプレス
JP2843130B2 (ja) Atc装置付タレットパンチプレス
CN113798859B (zh) 一种基于压铸后零件处理的自动化设备
JP3765887B2 (ja) 金型分離装置
JPH0366428A (ja) タレットパンチプレス
JP4683706B2 (ja) パンチプレスおよびこのパンチプレスによるワーク加工方法
JP2763682B2 (ja) タレットパンチプレスにおける金型交換装置
JPH074689B2 (ja) 深穴加工機
JPH0494824A (ja) タレットパンチプレス
JPS5877423A (ja) トランスフアマシンの自動工具交換装置
JP2006192457A (ja) 金型収納装置
JPH0471734A (ja) タレットパンチプレス
JP2901101B2 (ja) パンチプレス機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110526

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees