JPH09140340A - 多層ゼリー食品及びその製造法 - Google Patents

多層ゼリー食品及びその製造法

Info

Publication number
JPH09140340A
JPH09140340A JP7331072A JP33107295A JPH09140340A JP H09140340 A JPH09140340 A JP H09140340A JP 7331072 A JP7331072 A JP 7331072A JP 33107295 A JP33107295 A JP 33107295A JP H09140340 A JPH09140340 A JP H09140340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
sol
sol solution
layers
sugar content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7331072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3007835B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Kuwaharada
博之 桑原田
Toshiaki Shiotani
敏明 塩谷
Yasushige Sagara
康重 相良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP7331072A priority Critical patent/JP3007835B2/ja
Publication of JPH09140340A publication Critical patent/JPH09140340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3007835B2 publication Critical patent/JP3007835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 層間が混じらない明瞭な境界を有する多層ゼ
リーの製造法。 【解決手段】 糖度差が6以上のゾル状物を次の条件で
連続して容器に充填する多層ゼリーの製造法。 (i) ひとつの層に対して2回以上ゾル状物を通過させな
いこと (ii)ひとつのゾル状物が通過するのはひとつの層のみと
すること (iii) ふたつ以上の層を連続して上乗せ充填させないこ
と 具体的には、ゾル溶液(A1)を容器に充填し、この上にA1
より糖度の高いゾル溶液(A2)を充填し、A2をA1を通過さ
せて最下層とする。次にA1より糖度の低いゾル溶液(A3)
をこの上に充填し、A1より糖度が低いがA3より糖度の高
いゾル溶液(A4)を充填してA4をA3を通過させA1上にとど
まらせ、A3、A4、A1、A2の4層よりなる多層ゼリーを製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色移りのしない明
瞭な境界を有する3層以上の容器入り多層ゼリー食品及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多層ゼリー食品を製造する方法に
は種々の方法が知られている。例えば、特開平3-201952
号公報には、ゲル状にした異なるゼリーを複数段積層す
ることにより、積層した層間が混同することなく、美観
な外観を有する多層ゼリー食品が知られている。この多
層ゼリー食品の製法は、ゼリーの一層を充填するごとに
冷気を注入してゼリー層をゲル化してから次のゾルを充
填するものであり、この製法によると工程が複雑とな
り、また充填時間も非常に長くなることから雑菌による
汚染の危険性が高く微生物的に問題が生じることが考え
られる。また特開昭50-36652号公報及び特公平1-50389
号公報には比重差を利用して充填したゾルを分離させ、
多層のゾルを形成させてから冷却し多層ゼリー食品を得
る方法が開示されている。この前者は、粘度差200cps以
上、比重差0.05以上のゲル化性組成物を数種調合し、ま
ず先に比重及び粘度の低い調合ゲル化性組成物を容器に
充填して静置し、この組成物がゲル化する前にこれより
も比重及び粘度の高い調合原料を注加して下層を形成さ
せて冷却し混じりあわない2層の多層ゼリー状食品を製
造するものである。後者は、糖度差4以上のゾル状物を
充填するのに糖度の高いゾル状物を先に充填し、次いで
糖度の低いゾル状物を順次充填していく多層ゼリー状食
品の製造方法である。しかし、これらいずれの方法も実
施例は2層ゼリーに限られているものであって、これら
の実施方法では境界の明瞭な3層以上のゼリー状食品を
どのようにして製造するかについて何の開示もなく、そ
の製造は困難なものであった。
【0003】以下の文中において多層ゼリー食品の各層
の名称は、多層ゼリー食品の上層から第1層、第2層の
順に命名する。前記した特開昭50-36652号公報による多
層ゼリー食品の製造方法は、比重の軽いゾルを先に充填
しその後重いゾルを下層にもぐり込ませて多層を形成し
ようとするものである。この方法を用いることにより3
層ゼリーを調製しようとすると、第1層、第2層及び第
3層の順にゾルを充填する方法と第1層、第3層及び第
2層の順にゾルを充填する方法が考えられる。いずれの
場合も第1層充填後に次の層を充填すると第1層内に下
層が一部分残留する。2層ゼリー食品であればこのまま
放置されるため比重差によって自然に境界は明瞭とな
る。しかし後者の方法により充填する3層ゼリーにおい
ては、図1に示すように、第1層、第3層の順に充填し
た後さらに第2層を注加するため、第1層内に残留した
第3層の部分が第2層の注加による流動に引きずられて
第1層内で混ざりあってしまうため再分離不能となる。
さらに前者の方法に従って、第1層、第2層及び第3層
の順に充填する場合は、第1層と第2層とを巻き込んだ
流動が生じ、図2に示すように第1層・第2層は再分離
不可能なほど混じりあってしまう。以上のことから特開
昭50-36652号公報による方法では3層以上の多層ゼリー
は形成できないことがわかった。このことから明瞭な境
界を有する3層以上の多層ゼリーを形成するには、充填
する条件として、(i) ひとつの層に対して2回以上ゾル
状物を通過させないこと及び(ii)ひとつのゾル状物が通
過するのはひとつの層のみとすることが必要であること
がわかった。
【0004】又、特公平1-50389 号公報による多層ゼリ
ーの製造方法は、比重の重いゾル状物の上に比重の軽い
ゾル状物を順に上に乗せていく方法である。しかしこの
方法では、図3に示すように充填直後は充填時の流速に
よって上層のゾル状物が下層中に混入したり、また界面
がかなりけば立って乱れることがわかった。しかし2層
ゼリー食品の製造方法においては、乱れた界面がそのま
ま放置されるのでゾルの比重差によって徐々に改善され
明瞭な2層ゼリー食品を形成することができる。そこ
で、本発明者らは、比重の軽いゾルを順次上に乗せてい
く方法を用いて3層ゼリー食品の形成を試みたが、第3
層上に第2層を充填すると充填直後は界面が荒れ、そこ
に第1層を充填すると充填の衝撃と第2層内の流動によ
り第2層と第3層の層間はさらに荒れ、修復不可能なほ
どにけば立って乱れてしまう。このことから特公平1-50
389 号公報による方法では3層以上の多層ゼリー食品は
形成できないことがわかった。また層間が混じらない明
瞭な境界を有する3層以上の多層ゼリー食品を形成する
ための充填条件は、(iii) ふたつ以上の層を連続して上
乗せ充填しないことであることが判明した。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】これらのことからみ
て、従来の比重差を利用してゾルを分離させ、多層のゾ
ルを形成させてこれを冷却して多層ゼリー食品を得る方
法は、公開公報の実施例からみると層間の混じらない明
瞭な境界を有する2層ゼリー食品を製造する方法であ
る。これらの方法では、層間の混じらない明瞭な境界を
有する3層以上のゼリー食品を得ることができるもので
はなかった。特開平3-201952号公報に開示されている多
層ゼリー食品の製造方法では、製造工程が複雑で充填時
間も非常に長く、微生物による汚染の問題が生じるおそ
れもある。本発明は、従来の製法では得ることのできな
かった層間が混じらない明瞭な境界を有し、色移りのし
ない、見た目にも美しい3層以上の多層ゼリー食品及び
その製造法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな問題を鑑み層間が混じらない明瞭な境界を有する3
層以上の多層ゼリー食品を提供すべく鋭意研究を行っ
た。その結果、糖度差6以上のゾルを次に示す3条件を
満たすような方法で充填することによって層間の混じら
ない明瞭な境界を有する容器入り多層ゼリー食品が得ら
れることを見いだし本発明をなすに至った。この3条件
は本発明者らによって確認された次のとおりのものであ
る。 (i) ひとつの層に対して2回以上ゾル状物を通過させな
いこと、(ii)ひとつのゾル状物が通過するのはひとつの
層のみとすること及び(iii) ふたつ以上の層を連続して
上乗せ充填させないこと。すなわち、本発明は、糖度差
が6以上のゾル状物を連続して容器に充填し、冷却しゲ
ル化させて、層間が混じらない明瞭な境界を有する容器
入り3層以上の多層ゼリー食品である。
【0007】さらに本発明は、糖度差が6以上のゾル状
物を充填するのに、(i) ひとつの層に対して2回以上ひ
とつのゾル状物を充填させないこと、(ii)ひとつのゾル
状物が通過するのはひとつの層とすること及び(iii) ふ
たつ以上の層を連続して上乗せ充填させないこと、とい
う3条件を採用することにより、3層以上の多層を形成
し層間の混じらない明瞭な境界を有する容器入り多層ゼ
リーを製造する方法である。本発明におけるゾル状物
は、カラギーナン、ローカストビーンガム等のゲル化物
を 0.2〜3%水溶液としこれをゲル化させて調製され
る。そして、このなかには糖類を含有させてその比重を
調製する。また、糖は被通過層あるいは第1層とすると
きは加えなくてもよい。糖類としては異性化糖、グラニ
ュー糖、粉末水飴等を用いることができる。さらに、着
色料、着香料等を用いてもよい。多層の場合の糖液の糖
度差は最低糖度6とする。この糖液の糖度差を6とし、
さらに前記(i) 〜(iii) の要件のように混合することに
よって各層間の境界が明確で色移りがしない3層以上の
容器入り多層ゼリー食品を得ることができる。前記(i)
〜(iii) の要件を満たす連続充填方法としては、例えば
3層ゼリー食品を製造する場合は、まず、第2層となる
ゾル溶液(A1)を容器に注入しその溶液より糖度が6以上
高いゾル溶液(A2)を注入し、ゾル溶液A1の層を通過させ
てゾル溶液A2のゲル状物の第3層を形成する。そして、
最後にゾル溶液A1よりも糖度の6以上低いゾル溶液(A3)
(糖度0であってもよい)をこの上に注加して第1層と
し、第1〜3層はA3, A1, A2となっている容器入りゼリ
ー食品を得ることができる。このようにすると、(i) ′
ゾル溶液(A1)はゾル溶液(A2)のみをただ1回通過させる
だけであり、(ii)′ゾル溶液(A2)はゾル溶液(A1)のみを
ただ1回通過するだけであり、(iii) ′ゾル溶液A1及び
A2はそれぞれふたつ以上の層を連続して上乗せ充填しな
いので、前記(i) 〜(iii) の要件を満たした連続充填を
行なうことができる。また、4層のゼリー食品を製造す
る場合は、まず第3層となるゾル溶液(A1)を容器に注加
し、次いでその溶液より糖度の6以上高いゾル溶液(A2)
を注加し、ゾル溶液層(A1)の層を通過させてゾル溶液(A
2)の第4層を形成する。さらにゾル溶液A1より糖度の6
以上低いゾル溶液(A3)を注加し、第3層のゾル溶液(A1)
の上に第2層(A3)のゾル溶液層(A3)を形成し、その上に
ゾル溶液(A3)より糖度は6以上高いが、ゾル溶液A1より
糖度の低いゾル溶液(A4)を注加し、ゾル溶液A3中を通過
させ、ゾル溶液A1の上にとどまらせて第2層を形成させ
る。このようにすると、前記と同様に(i) 〜(iii) の要
件を満たした連続充填を行なうことができる。第5層以
上の多層ゼリー食品を製造するには、前記第3層ゼリー
食品の製造法と4層ゼリー食品の製造法とを適宜合体さ
せて行なうとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に実施例を示し、本発明のゼ
リー食品及びその製造方法についてさらに詳しく説明す
る。
【実施例1】 ・3層ゼリーの調製について カラギーナン 0.5重量部及びローカストビーンガム 0.5
重量部、異性化糖を表1に示される量、さらに温湯を混
合し、85℃に昇温し、これらを溶解した後、さらに温湯
を加え、全体が 100重量部となるように 1.0%のゾル溶
液(表1A〜Q参照)を調製した。このゾル溶液I(糖
度20.00)40g を容器に入れ、次いでゾル溶液Q(糖度4
0.00)をその上に注加してゾル溶液Iの層を通過させ
た。その後ゾル溶液A(糖度0)をこのゾル溶液層の上
に注加した。この3層の注加充填は連続して行ない、そ
の後冷却してゲル化させ容器入り3層ゼリー食品を調製
した。上記のようにして調製することによって前記(i)
〜(iii) の充填条件を満たした境界の明確な容器入りゼ
リー食品を製造することができた。得られた3層ゼリー
食品は第1層と第2層、第2層と第3層間が明瞭に分離
していた。
【0009】
【表1】
【0010】さらに、表1に示した配合で充填順序及び
各層の糖度差を変えて、連続して容器に充填し、冷却し
ゲル化させて3層ゼリー食品を調製した。この配合で充
填順序は、「第2層、第3層、第1層」の順(実施例
1)、「第1層、第2層、第3層」の順(比較例1)、
「第3層、第2層、第1層」の順(比較例2)の3通り
を調製した。充填量は各層40gとした。結果を表2に
示す。比較例1においては、第1層と第2層を巻き込ん
だ流動が生じたため糖度差を20つけた場合において
も、図4に示すように第1層と第2層の層間は不明瞭と
なった。比較例2においては、充填の衝撃と第2層内の
流動により第2層と第3層の界面は乱れており、図5に
示すように修復不可能であった。これらと比較して実施
例1においては、第3層は第2層のみを通過し、上乗せ
した層は第1層のみであることから界面は図6に示すよ
うに安定した。このことから糖度差6以上あれば明瞭に
分離することがわかった。
【0011】
【表2】
【0012】
【実施例2】 ・4層ゼリーの調製について カラギーナン 0.5重量部及びローカストビーンガム 0.5
重量部、異性化糖を表3に示される量、さらに温湯を混
合し、85℃に昇温し、これらを溶解した後、全体が 100
重量部となるようにさらに温湯を加え、 1.0%のゾル溶
液(表3A〜G参照)を調製した。次にこのゾル溶液C
(糖度20.00)40g を容器に入れ、次いでゾル溶液D(糖
度30.00)をその上に注加してゾル溶液Cの層を通過させ
た。その後ゾル溶液A(糖度0)をその上に注加し、最
後にゾル溶液B(糖度10.00)を注加してゾル溶液Aの層
を通過させた。しかしゾル溶液Bは糖度10.00 でゾル溶
液のCの糖度20.00 より低いのでゾル溶液Cの層を通過
せずゾル溶液Cの上にとどまった。
【0013】
【表3】
【0014】表3に示した配合で充填順序及び各層の糖
度差を変えて、連続してゾル溶液を容器に充填し、冷却
しゲル化させて4層ゼリーを調製した。各層の糖度差は
10と6の場合について調製した。安定剤は実施例1と
同じものを使用した。この配合で充填順序は、「第3
層、第4層、第1層、第2層」の順(実施例2)、「第
1層、第2層、第3層、第4層」の順(比較例3)、
「第4層、第3層、第2層、第1層」の順(比較例4)
の3通りを調製した。充填量は各層30gとした。結果
を表4に示す。この結果も実施例1と同様であり、比較
例3においては図7に示すように最下層の第4層以外は
破壊された。比較例4においては図8に示すように最上
層の第1層以外は境界がぼやけたものとなった。実施例
2による方法では図9に示すように境界は明瞭なものと
なった。
【0015】
【表4】
【0016】実施例1でBrix糖度差6(G−I−K)の
場合に第1層及び第3層のゾル溶液に着色料として乳化
型のパプリカ色素を1%添加して実施例1(A)、比較
例1(C)及び比較例2(B)のとおりに行なって多層
ゼリー食品を製造した。その結果を写真として図10に
示す。また、実施例2でBrix糖度差10(A−B−C−
D)の場合に第2層及び第4層のゾル溶液に着色料乳化
型のパプリカ色素を1%添加して実施例2(E)、比較
例4(F)及び比較例3(G)のとおりに行なって多層
食品を製造した。この結果を写真として図11に示す。
【0017】以上の実施例から、4層以上の多層ゼリー
食品においても、下から2層目と下から1層目、下から
4層目と下から3層目のように2層を対に考えて充填順
序を工夫することによって明瞭な境界を有する多層ゼリ
ー食品の製造は可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、糖度差6以上のゾル状物を連
続して容器に充填し、冷却しゲル化させて、色移りがな
く層間が混じらない明瞭な境界を有する容器入り多層ゼ
リー食品である。層間が混じらないので見栄えがよく、
食感の異なった多層ゼリー食品を連続して製造すること
ができる。本発明により得られたゼリー食品は、糖度差
が6以上のゾル状物を連続して容器に充填し、冷却しゲ
ル化させるのに、充填する条件として (i)ひとつの層に
対して2回以上ひとつのゾル状物を通過させないこと及
び(ii)ひとつのゾル状物が通過するのはひとつの層のみ
とすること及び (iii)ふたつ以上の層を連続して上乗せ
充填させないことを採用するにより、3層以上の多層を
形成し層間が混じらない明瞭な境界を有する容器入り多
層ゼリー食品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下層に充填するときのゾルの流動模式図
【図2】3層ゼリーにおいて下層に充填するときのゾル
の流動模式図
【図3】上層に上乗せ充填したときの充填直後の様子
【図4】比較例1による3層ゼリー食品の充填結果(糖
度差20)
【図5】比較例2による3層ゼリー食品の充填結果(糖
度差6)
【図6】実施例1による3層ゼリー食品の充填結果(糖
度差6)
【図7】比較例3による4層ゼリー食品の充填結果(糖
度差10)
【図8】比較例4による4層ゼリー食品の充填結果(糖
度差6)
【図9】実施例2による4層ゼリー食品の充填結果(糖
度差6)
【図10】実施例1による充填結果を示す3層ゼリー食
品の組織(糖度差6) A:本願発明、B:比較例2、C:比較例1
【図11】実施例による充填結果を示す4層ゼリー食品
の組織(糖度差10) E:本願発明、F:比較例4、G:比較例3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糖度差が6以上のゾル状物を連続して容
    器に充填し、冷却しゲル化させて層間が混じらない明瞭
    な境界を有することを特徴とする3層以上の容器入り多
    層ゼリー食品。
  2. 【請求項2】 糖度差が6以上のゾル状物を連続して容
    器に充填し、冷却しゲル化させて3層以上の容器入り多
    層ゼリー食品を製造するに当り、充填の条件として(i)
    ひとつの層に対して2回以上ゾル状物を通過させないこ
    と(ii)ひとつのゾル状物が通過するのはひとつの層のみ
    とすること及び(iii) ふたつ以上の層を連続して上乗せ
    充填させないことを採用することにより層間が混じらな
    い明瞭な境界を有するようにすることを特徴とする3層
    以上の容器入り多層ゼリー食品の製造方法。
  3. 【請求項3】 ゾル溶液(A1)を容器に充填し、次いでゾ
    ル溶液A1より糖度差6以上の高い糖度をもつゾル溶液(A
    2)を注加充填しゾル溶液A1層を通過させ、さらにゾル溶
    液A1より糖度差6以上の低い糖度をもつゾル溶液A3をゾ
    ル溶液層A1の上に注加充填させるか、あるいはさらにゾ
    ル溶液A3より糖度差6以上の高い糖度を有し、かつゾル
    溶液A1よりも糖度差6以上の低い糖度を有するゾル溶液
    A4をゾル溶液A3上に注加充填させてゾル溶液A4をゾル溶
    液A3層を通過させゾル溶液A1の上にとどまらしめ、必要
    に応じこれらの工程をくり返して条件(i) 〜(iii) を満
    たして充填を行なう請求項2記載の3層以上の容器入り
    の多層ゼリー食品の製造法。
JP7331072A 1995-11-27 1995-11-27 多層ゼリー食品の製造方法 Expired - Fee Related JP3007835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7331072A JP3007835B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 多層ゼリー食品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7331072A JP3007835B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 多層ゼリー食品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09140340A true JPH09140340A (ja) 1997-06-03
JP3007835B2 JP3007835B2 (ja) 2000-02-07

Family

ID=18239546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7331072A Expired - Fee Related JP3007835B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 多層ゼリー食品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3007835B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019216654A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社鈴乃蔵 ゼリーの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019216654A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社鈴乃蔵 ゼリーの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3007835B2 (ja) 2000-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160257916A1 (en) Method for mass producing alcohol-containing spherical beads
JPH0810313A (ja) シームレスカプセルの製造方法
JP4022558B2 (ja) 多層食品及びその製造方法
JP2013192534A (ja) 食品およびその製造方法
JPH09140340A (ja) 多層ゼリー食品及びその製造法
JP2015156852A (ja) 多層ゼリーの製造方法
JP6675457B2 (ja) 多層食品の製造方法
JP2009005693A (ja) 容器入食品の製造方法
JP4698534B2 (ja) 容器入り二層ゼリー及びその製造方法
JP2012213327A (ja) ゲル状食品およびその製造方法
JP4467458B2 (ja) 容器入り二層ゼリー及びその製造方法。
JP3920032B2 (ja) 積層食品
JP2003033144A (ja) 多層状甘味食品及びその製造方法
JP4417184B2 (ja) 多層デザート及びその製造方法
JP3501449B2 (ja) ソースを上乗せしたデザートの製造方法
CN113207968B (zh) 一种多层奶片及其制备方法
JPS6348500B2 (ja)
JP2659327B2 (ja) 保形性のよい2層ゼリーの製造法
JP6337039B2 (ja) 食品およびその製造方法
JP2001218561A (ja) 層状ゼリー食品及びその製造法
KR20120027634A (ko) 시럽과 우유가 다층으로 이루어진 우유음료의 제조방법
JP2003319751A (ja) グラデーションゼリー及びその製造方法
JP4574764B2 (ja) 多層ゲル状組成物の製造方法
JPH05199844A (ja) 容器入り二層デザート及びその製造方法
JPH11276099A (ja) 二層ゼリ−食品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 12

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees