JPH09140103A - 小型直流モータ - Google Patents
小型直流モータInfo
- Publication number
- JPH09140103A JPH09140103A JP29396195A JP29396195A JPH09140103A JP H09140103 A JPH09140103 A JP H09140103A JP 29396195 A JP29396195 A JP 29396195A JP 29396195 A JP29396195 A JP 29396195A JP H09140103 A JPH09140103 A JP H09140103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- commutator
- riser portion
- motor
- fixed
- armature winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種電気機器に使用される小型直流モータに
おいて、整流子のライザ部と電機子巻線および保護素子
とを、導電性接着剤にて導電,固定することにより半田
を使用しないため、洗浄工程の廃止が実現でき環境汚染
物質を排除することのできる、高信頼性,低コストの優
れた小型直流モータを実現することを目的とする。 【解決手段】 1は整流子、1Aは整流子ライザ部、2
は電機子巻線であり、整流子ライザ部1Aに巻回されて
いる。3は保護素子、7は導電性接着剤であり、整流子
ライザ部1Aと、電機子巻線2および保護素子3とが導
電性接着剤7で導通,固定されることにより、半田レス
の小型直流モータが実現できる。
おいて、整流子のライザ部と電機子巻線および保護素子
とを、導電性接着剤にて導電,固定することにより半田
を使用しないため、洗浄工程の廃止が実現でき環境汚染
物質を排除することのできる、高信頼性,低コストの優
れた小型直流モータを実現することを目的とする。 【解決手段】 1は整流子、1Aは整流子ライザ部、2
は電機子巻線であり、整流子ライザ部1Aに巻回されて
いる。3は保護素子、7は導電性接着剤であり、整流子
ライザ部1Aと、電機子巻線2および保護素子3とが導
電性接着剤7で導通,固定されることにより、半田レス
の小型直流モータが実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音響・映像用機器
(CD,カセットデッキ,ビデオ,ビデオムービーな
ど)、その他に用いられている小型直流モータに関する
ものである。
(CD,カセットデッキ,ビデオ,ビデオムービーな
ど)、その他に用いられている小型直流モータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型直流モータは市場の拡大に伴
い、更なる小型化,品質,性能,信頼性の向上、および
長寿命化,有害物質の排除ということが益々重要となっ
ている。
い、更なる小型化,品質,性能,信頼性の向上、および
長寿命化,有害物質の排除ということが益々重要となっ
ている。
【0003】以下に従来の小型直流モータについて説明
する。図3は従来の小型直流モータの電機子組立を示す
ものである。図3において、1は整流子、1Aは整流子
のライザ部、2は電機子巻線、3は保護素子(例えばリ
ング状バリスタ)である。4はコア、5はシャフトであ
る。6は半田で、整流子ライザ部1Aと、電機子巻線2
および保護素子3とを結線し導通させ、かつ固定してい
る。
する。図3は従来の小型直流モータの電機子組立を示す
ものである。図3において、1は整流子、1Aは整流子
のライザ部、2は電機子巻線、3は保護素子(例えばリ
ング状バリスタ)である。4はコア、5はシャフトであ
る。6は半田で、整流子ライザ部1Aと、電機子巻線2
および保護素子3とを結線し導通させ、かつ固定してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、半田にて整流子のライザ部と電機子巻線
と、保護素子とを導通,固定しているため、半田による
フラックスの飛散が生じるため、半田付け後に電機子組
立を洗浄する必要があり、洗浄設備の設置に生ずる設備
費および、工数の増加という問題点を有していた。ま
た、半田には有害物質である鉛が含まれているため、環
境汚染という問題点を有していた。
来の構成では、半田にて整流子のライザ部と電機子巻線
と、保護素子とを導通,固定しているため、半田による
フラックスの飛散が生じるため、半田付け後に電機子組
立を洗浄する必要があり、洗浄設備の設置に生ずる設備
費および、工数の増加という問題点を有していた。ま
た、半田には有害物質である鉛が含まれているため、環
境汚染という問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、洗浄工程の廃止,環境汚染物質の排除,低コスト,
高信頼性を図った小型直流モータを提供することを目的
とする。
で、洗浄工程の廃止,環境汚染物質の排除,低コスト,
高信頼性を図った小型直流モータを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の小型直流モータは、整流子のライザ部と電機
子巻線と、保護素子とを導電性接着剤(エポキシ樹脂な
どに金属(銀など)の粉末を混ぜた接着剤)にて導通,
固定するという構成を有している。
に本発明の小型直流モータは、整流子のライザ部と電機
子巻線と、保護素子とを導電性接着剤(エポキシ樹脂な
どに金属(銀など)の粉末を混ぜた接着剤)にて導通,
固定するという構成を有している。
【0007】
(実施の形態1)以下本発明の第1の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態における整流子ライザ部付近を示すもの
である。1は整流子、1Aは整流子ライザ部、2は電機
子巻線であり、整流子ライザ部1Aに巻回されている。
3は保護素子、7は導電性接着剤であり、整流子ライザ
部1Aと、電機子巻線2および保護素子3とが結線され
導通,固定されている。
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態における整流子ライザ部付近を示すもの
である。1は整流子、1Aは整流子ライザ部、2は電機
子巻線であり、整流子ライザ部1Aに巻回されている。
3は保護素子、7は導電性接着剤であり、整流子ライザ
部1Aと、電機子巻線2および保護素子3とが結線され
導通,固定されている。
【0008】(実施の形態2)以下本発明の第2の実施
の形態について、説明する。図は、図1と同様となるの
で省略し、図1で説明する。整流子ライザ部1Aと電機
子巻線2とがスポット溶接され導通,固定されている。
保護素子3と導電性接着剤7との関係は、実施の形態1
と同様である。
の形態について、説明する。図は、図1と同様となるの
で省略し、図1で説明する。整流子ライザ部1Aと電機
子巻線2とがスポット溶接され導通,固定されている。
保護素子3と導電性接着剤7との関係は、実施の形態1
と同様である。
【0009】(実施の形態3)以下本発明の第3の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。図2に
おいて、1は整流子、1Aは整流子ライザ部、1Bは整
流子ライザ部の切り起こし部分である。2は電機子巻線
であり、整流子ライザ部1Aに巻回され、整流子ライザ
部の切り起こし部分1Bにてヒュージングされ導通,固
定されている。3は保護素子、7は導電性接着剤であ
り、整流子ライザ部1Aと、電機子巻線2および保護素
子3とが結線され導電,固定されている。
の形態について、図面を参照しながら説明する。図2に
おいて、1は整流子、1Aは整流子ライザ部、1Bは整
流子ライザ部の切り起こし部分である。2は電機子巻線
であり、整流子ライザ部1Aに巻回され、整流子ライザ
部の切り起こし部分1Bにてヒュージングされ導通,固
定されている。3は保護素子、7は導電性接着剤であ
り、整流子ライザ部1Aと、電機子巻線2および保護素
子3とが結線され導電,固定されている。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、整流子のライザ
部と電機子巻線および保護素子とを結線し、導電性接着
剤にて導電,固定することにより半田を使用しないた
め、洗浄工程の廃止が可能となり、環境汚染物質を排除
することのできる高信頼性,低コストの優れた小型直流
モータを実現できるものである。
部と電機子巻線および保護素子とを結線し、導電性接着
剤にて導電,固定することにより半田を使用しないた
め、洗浄工程の廃止が可能となり、環境汚染物質を排除
することのできる高信頼性,低コストの優れた小型直流
モータを実現できるものである。
【図1】本発明の一実施の形態における小型直流モータ
の組立図
の組立図
【図2】本発明の第3の実施の形態における小型直流モ
ータの組立図
ータの組立図
【図3】従来の小型直流モータの組立図
1 整流子 1A 整流子ライザ部 1B 整流子ライザ部の切り起こし部分 2 電機子巻線 3 保護素子 4 コア 5 シャフト 6 半田 7 導電性接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 是永 真朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 フレーム内径部に周方向に2極(N極,
S極)以上の着磁をした円筒形状の界磁磁石と、中心に
シャフトを有すると共に前記界磁磁石に対向して周方向
に等間隔に配置された複数個の電機子巻線を有し、その
電機子巻線と共に回転する整流子を備える電機子組立
と、整流子に電気的に通電される構成で、一対(+極,
−極)の刷子・端子板組立を有し、その刷子・端子板組
立を保持するブラケットと、シャフトを支持する軸受を
備え、前記整流子のライザ部に前記電機子巻線が結線さ
れ、かつ保護素子が導電性の接着剤にて導電性を保ち前
記整流子のライザ部に固定されている小型直流モータ。 - 【請求項2】 ライザ部と電機子巻線は、スポット溶接
などで導通,固定され、保護素子はライザ部と導電性の
接着剤にて導電性を保ち固定されている請求項1記載の
小型直流モータ。 - 【請求項3】 ライザ部と電機子巻線は、ヒュージング
などで導通,固定され、保護素子はライザ部と導電性の
接着剤にて導電性を保ち固定されている請求項1記載の
小型直流モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29396195A JPH09140103A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 小型直流モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29396195A JPH09140103A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 小型直流モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140103A true JPH09140103A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17801435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29396195A Pending JPH09140103A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 小型直流モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09140103A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015194444A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 株式会社村田製作所 | 摺動部材、回転機、摺動部材の製造方法 |
WO2015194445A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 株式会社村田製作所 | 回転機 |
DE102016203386A1 (de) | 2015-03-02 | 2016-09-08 | Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg | Verfahren zur Verbindung zweier Leiter, insbesondere mit einer Isolierschicht |
JP2021520766A (ja) * | 2018-03-20 | 2021-08-19 | ジョンソン エレクトリック インターナショナル アクチェンゲゼルシャフト | Dcモータのためのロータアセンブリ |
-
1995
- 1995-11-13 JP JP29396195A patent/JPH09140103A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015194444A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 株式会社村田製作所 | 摺動部材、回転機、摺動部材の製造方法 |
WO2015194445A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 株式会社村田製作所 | 回転機 |
CN106464093A (zh) * | 2014-06-20 | 2017-02-22 | 株式会社村田制作所 | 旋转机 |
JPWO2015194445A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2017-04-20 | 株式会社村田製作所 | 回転機 |
US10014754B2 (en) | 2014-06-20 | 2018-07-03 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Rotary device |
US10505328B2 (en) | 2014-06-20 | 2019-12-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Sliding member, rotary device, and method for manufacturing sliding member |
DE102016203386A1 (de) | 2015-03-02 | 2016-09-08 | Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg | Verfahren zur Verbindung zweier Leiter, insbesondere mit einer Isolierschicht |
DE102016203386B4 (de) * | 2015-03-02 | 2021-03-04 | Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg | Kommutatormotor |
JP2021520766A (ja) * | 2018-03-20 | 2021-08-19 | ジョンソン エレクトリック インターナショナル アクチェンゲゼルシャフト | Dcモータのためのロータアセンブリ |
US11431234B2 (en) * | 2018-03-20 | 2022-08-30 | Johnson Electric International AG | Rotor assembly for DC motor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |