JP3505541B2 - - Google Patents

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JP3505541B2
JP3505541B2 JP33557692A JP33557692A JP3505541B2 JP 3505541 B2 JP3505541 B2 JP 3505541B2 JP 33557692 A JP33557692 A JP 33557692A JP 33557692 A JP33557692 A JP 33557692A JP 3505541 B2 JP3505541 B2 JP 3505541B2
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coil lead
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伸 広野
茂 東
昌信 忠田
輝彦 辻
永光 赤西
博 山本
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Nidec Corp
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光・磁気ディスク等の
記録ディスクを回転駆動するために用いられるスピンド
ルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクや光ディスク等の記録ディ
スク駆動装置に用いられるスピンドルモータは、記録デ
ィスクが装着されるハブ部材と、ハブ部材に配設された
ロータマグネットと、前記ハブ部材を回転支持するため
のシャフト乃至ブラケット等のハウジングと、ハウジン
グに装着された電機子とを備えている。そして電機子と
ロータマグネットとの電磁気的作用により、前記ハブ部
材は前記ハウジングに対して相対回転駆動される。ま
た、記録ディスクが収容されるディスク室内は、清浄な
空気で満たされており、スピンドルモータ内部に存在す
る不浄な空気が、スピンドルモータ外部、即ちディスク
室内へ漏出しないよう、種々のシール部材がスピンドル
モータに組み込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録ディスク駆
動装置の小型・軽量化が進み、それに対応して内部に組
み込まれるスピンドルモータについても小型化・薄型化
が要求されつつある。しかしながら、上述の構成による
スピンドルモータによれば、モータ内部に構成される電
機子から、そのコイルリード線をモータ外部に導出する
ことが、益々困難となっている。即ち、モータ内部に組
み込まれたシール部材等により、そのスペース的及び性
能的な制約が生じてくることまたモータ外部へ確実に
導出するための工数及び負担が増大してくること等であ
る。これらはスピンドルモータが小型化・薄型化するこ
とにより、より顕著となってれ、従前より解決すべき
何らかの対策が望まれていた。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その課題とすると
ころは、スピンドルモータの小型化・薄型化に対応し
て、モータの内外部の閉塞状態を維持しつつ、電機子の
コイルリード線を容易にモータ外部へ導出することがで
きるスピンドルモータを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスピンドルモータは、次の手段により提供
される。まず第一の手段によるスピンドルモータでは、
記録ディスクが装着されるハブ部材と、該ハブ部材に配
設されたロータマグネットと、該ハブ部材が回転支持さ
れる静止部材と、該静止部材に装着された電機子とを具
備し、前記ハブ部材は前記静止部材に対して相対回転駆
動されるスピンドルモータであって;前記電機子から引
き出されるコイルリード線は、前記静止部材のモータ内
部側に装着されたプリント回路基板の所定電極部へ電気
接続され;かく前記コイルリード線が電気接続された前
記プリント回路基板の所定電極部に、両端部に設けられ
た一対の端子部がそれぞれ軸方向外方にバネ付勢される
導電ピンを有するコネクター部材の一方の端子部が、圧
接して電気接続され;前記コネクター部材は、前記静止
部材の貫通孔内にこれを密封するよう嵌合されるととも
に、他方の端子部がモータ外部側に露呈し且つ接続用電
極部に圧接して電気接続されており;前記コイルリード
線は、前記コネクター部材によってモータ外部へ電気的
に導出されるものである。
【0006】次に第二の手段によるスピンドルモータで
は、記録ディスクが装着されるハブ部材と、該ハブ部材
に配設されたロータマグネットと、該ハブ部材が回転支
持される静止部材と、該静止部材に装着された電機子と
を具備し、前記ハブ部材は前記静止部材に対して相対回
転駆動されるスピンドルモータであって;前記電機子か
ら引き出されるコイルリード線は、前記静止部材を貫通
して穿設された貫通孔を介して、前記静止部材のモータ
外部の一部に装着されたプリント回路基板へ電気接続さ
れ;前記貫通孔の内周壁には、前記コイルリード線を絶
縁保護する絶縁部材が、前記貫通孔の内周壁の前記プリ
ント回路基板側の一部のみ被覆するよう装着され;前記
貫通孔内には、前記コイルリード線の引き出し後にシー
ル剤が充填されてモータ内部が封止されるとともに、前
記コイルリード線の固定がなされるものである。
【0007】
【0008】
【作用】前記第一の手段によるスピンドルモータによれ
ば、両端部に設けられた一対の端子部がそれぞれ軸方向
外方にバネ付勢される導電ピンを有するコネクター部材
が、静止部材の貫通孔内にこれを密封するよう嵌合され
ている。モータ内部側では、電機子のコイルリード線が
電気接続されたプリント回路基板に、コネクター部材の
導電ピンの一方の端子部が圧接されて電気接続される。
またモータ外部側では、コネクター部材の導電ピンの
方の端子部が露呈し且つ接続用電極部に圧接して電気接
続されている。従って、モータ内部の電機子のコイルリ
ード線は、プリント回路基板及び導電ピンを介してモー
タ外部へ導出される。導電ピンの一対の端子部は、それ
ぞれ軸方向外方にバネ付勢されているので、モータ内部
側においては、プリント回路基板に対して容易且つ確実
な圧接により電気接続される。またモータ外部側におい
ても、他部材の電気接続子と容易に圧接することが可能
となる。加えて、静止部材に設けられる貫通孔内は、コ
ネクター部材によって密封されるため、モータ内部空間
の不浄な空気がモータ外部へと流出することが防止され
る。
【0009】前記第二の手段によるスピンドルモータに
よれば、静止部材の貫通孔に設けられた絶縁部材は、貫
通孔の内周壁のうち、静止部材のモータ外部の一部に装
着されたプリント回路基板に対応する部位のみ被覆する
ように設けられている。即ち、電機子のコイルリード線
は、貫通孔を介し、モータ外部側に装着されたプリント
回路基板に電気接続される。そして、その際に絶縁部材
はコイルリード線へ挿通することなく、後から静止部材
に装着するだけでよい。このためコイルリード線を絶縁
する手間が省けるとともに、コイルリード線の挿通時に
その作業を効率よく行うことができる加えて、貫通孔
内には、コイルリード線の引き出し後にシール剤が充填
されてモータ内部が封止されるとともに、コイルリード
線の固定がなされるので、モータ内部空間の不浄な空気
がモータ外部へと流出することが防止され、また静止部
材との摺れによるコイルリード線の断線も防止される。
【0010】
【0011】
【実施例】本発明に従うスピンドルモータの実施例につ
いて、図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1は、例
えば磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータの第
一の実施例であり、スピンドルモータ全体を示す断面図
である。第一の実施例では、磁気ディスクが二枚装着し
て回転駆動されるスピンドルモータを示している。図1
において、部材2は、静止部材としてのブラケットであ
り、図示省略のディスク駆動装置の固定部材20に取付
られる。ブラケット2は略浅皿状をなし、アルミニウム
材により形成されている。ブラケット2における、その
回転軸芯となる中央部には、シャフト1が立設して固定
されている。シャフト1は、鉄鋼材により形成されてお
り、図に向かってその上部には、一対の玉軸受4,5
(のそれぞれ内輪部)が装着されている。
【0012】一方、磁気ディスク6,6が装着されるハ
ブ3は、アルミニウム材により形成されており、略円盤
状をなす。ハブ3は磁気ディスク6を保持する鍔部23
と、回転支持するための円筒部44とが一体に形成され
ている。図1に示すように、磁気ディスク6は一枚が鍔
部23の上面に載置され、外周部21に同軸状に装着さ
れる。そして、スペーサ7を介して更にもう一枚の磁気
ディスク6が装着され、その上に載置されたクランプ部
材8により図示省略の取付ネジにてハブ3と一体的に挟
着される。ハブ3の円筒部44の内周壁40側には、玉
軸受4,5(のそれぞれ外輪部)が装着されている。こ
れにより、ハブ3はブラケット2に対して、玉軸受4,
5を介し同軸状に回転自在に支持される。この第一の実
施例のスピンドルモータは、軸が静止した、いわゆるシ
ャフト固定型スピンドルモータを示す。
【0013】ハブ3の鍔部23の下部には、鉄鋼材によ
り環状に形成されたロータヨーク18が、ゴムシート4
5を介して固定されている。ロータヨーク1の内周側に
は、ロータマグネット12が環状に配設されている。ロ
ータマグネット12は周方向に所定の磁極数でN極とS
極とが交互に着磁されている。このロータマグネット1
2に対向して(半径方向内側へ)、電機子11がブラケ
ット2の環状突部46に配設されている。電機子11
は、電磁鋼板が所要枚数積層されたステータコア32
と、これに巻回された電機子コイル29とから構成され
る。そしてステータコア32における、内周部47の下
端部が、環状突部46の張出段部39へ、ゴムシート3
1を介して固定されている。ゴムシート31は、ブラケ
ット2の平面部28の上面24を、半径方向外方(図に
おける右側)へ向かって延びて設けられている。
【0014】電機子コイル29のコイルリード線35
は、ブラケット2の環状突部46に装着されたプリント
回路基板10の所定(図示省略)のランドへ、はんだに
より電気接続されている。部材27は、ブラケット2に
対して電気絶縁の為に張着された絶縁シートである。プ
リント回路基板10の図における下部、即ちブラケット
2の環状突部46の対応部には、貫通孔30が穿設され
ており、この貫通孔30へコネクター部材9が嵌め込ま
れて取り付けられている。コネクター部材9は、図2に
示すように、絶縁性樹脂材料により形成され、その長手
方向へ導電ピン16が一体に設けられてなる。図2にお
いて、導電ピン16はその内部が中空状に形成されてい
る。導電ピン16の内部には、バネ43が軸方向外方
(図における上下方向)へ弾発付勢するように装着され
ており、導電ピン16の端部41,42は図の矢印方向
へ伸縮するように可動することができる。従って、図1
において、コネクター部材9の導電ピン16の上端部4
1が、プリント回路基板10の(図示省略の)所定ラン
ドへ圧接して電気接続される。また、下端部42は、固
定部材20側に設けられた接続電極部17へ圧接して電
気接続される。
【0015】こうして、接続電極部17に所要電力が印
加されると、コネクター部材9の導電ピン16及び、プ
リント回路基板10を経て、コイルリード線35へ通電
される。これにより、電機子11が励磁されて、電機子
11とロータマグネット12との電磁的作用により、ハ
ブ3が回転駆動される。第一の実施例では、弾発付勢さ
れた導電ピン16を有するコネクター部材9を用いたこ
とにより、モータ内外部を電気連絡路として、電機子コ
イル29(即ちモータ内部)側のプリント回路基板10
と、接続電極17(即ちモータ外部)側とを、容易に且
つ確実に電気接続することが実現できる。従って、モー
タ外部へのコイルリード線の導出が簡便であり、しかも
圧接により、多少の接続部位の寸法ばらつきがあって
も、確実に電気接続することができる。
【0016】図1において、ハブ3の鍔部23の下端1
9と、ロータヨーク18の上端38との間に、用いられ
ているゴムシート45は緩衝材であり、電機子11とロ
ータマグネット12との電磁作用により回転駆動される
際、ロータマグネット12から発生する振動を吸収する
ものである。部材としてはネオプレーンゴムの他に弾性
を有する樹脂等も使用することができる。このゴムシー
ト45の使用により、スピンドルモータの固有振動数の
調整あるいは、騒音の低減に有効である。また、ブラケ
ット2の環状突部46における張出段部39と、ステー
タコア32における内周部47の下端部との間、に設け
られたゴムシート31も、上記と同様に電機子11から
発生する振動を吸収するものである。ゴムシート31も
ゴムシート45と同様の部材、材質のものを使用するこ
とができる。なお、ゴムシート31は、上記振動の吸収
及び低減を行う他、図で明らかなように、電機子コイル
29とブラケット2(上面24)との間に介在される絶
縁部材としても機能し、これらを近接ないしは接触させ
て構成することで、スピンドルモータの薄型化によるス
ペースの有効活用が図れる。ブラケット2の平面部28
は、電機子11の電機子コイル29が存在する対応部の
み、その肉厚寸法が薄く、それ以外の平面部28の部位
は、肉厚寸法が厚くなっている。このため、肉厚寸法の
厚い部位が背骨状となり、ブラケット2の上面24を放
射状に形成される。これによりスピンドルモータの薄型
に際しても、ブラケット2に必要な剛性を得ることがで
きる。
【0017】玉軸受4の上端部に設けられた部材13
は、シール部材であるところの、玉軸受保護キャップで
ある。保護キャップ13は、図3にその斜視図で示され
るように、略円盤状をなす。図1及び図3において、ハ
ブ3の上端部22へ保護キャップ13の縁部15が固定
され、ハブ3と共回りする。これにより、玉軸受4,5
から漏出する潤滑剤や、モータ内部33に存在する不浄
な空気が、磁気ディスク室内37へ侵入することが防止
される。保護キャップ13における溝部14は、ハブ3
へ磁気ディスク6,6を装着しクランプ部材8にて固定
する際に用いる回り止め用の溝である。この溝部14へ
(図示省略するが)係合片を差し込んだ状態にて、クラ
ンプ部材8を螺着する。クランプ部材8が螺着されるネ
ジ孔25は、ハブ3を貫通して設けられている。これ
は、ネジ孔25に形成された内周部を表面処理する際
に、処理液が浸透し易いように形成されている。この貫
通したネジ孔25を閉塞するために、ハブ3の下端部3
4にはシール部材26が装着されている。シール部材2
6は、例えばシート状の熱硬化性樹脂材料から形成され
ている。装着に際しては、下端部34に仮貼着しておい
て、加熱するだけで確実なシールが可能となり、しかも
加熱後の形状が小さく(薄く)、均等になるためスピン
ドルモータの小型化を図る上で望ましい。
【0018】なお、スピンドルモータ内外部を封止する
シール部材として、上記の保護キャップ13の他、モー
タ内部空間33の不浄な空気がロータマグネット12側
から漏出することを防ぐため、ブラケット2の内周壁4
8とロータヨーク18との間隙49を狭くして、いわゆ
るラビリンスシール構造を形成している。
【0019】次に示す図4及び図5は、本発明に従うス
ピンドルモータの第二の実施例を示す。本実施例のスピ
ンドルモータは、磁気ディスクを一枚装着され、図4は
その全体断面の左半分を示す半断面図であり、図5は図
4における下側から見た平面図である。図4及び図5に
おいて、磁気ディスク54が装着されるハブ51は、逆
椀型状をなし、磁性材のステンレス鋼により形成されて
いる。ハブ51は、シャフト部52とハブ部53とが一
体に形成されている。図4で明らかなように、第二のス
ピンドルモータは軸が回転するいわゆるシャフト回転型
スピンドルモータを示す。ハブ51の磁気ディスク54
が載置されるハブ部53には、環状突部57が形成され
ている。この環状突部57と、クランプ部材55の作用
部56とにより、磁気ディスク54が挟着されてハブ5
1に対して一体に固定される。なお、磁気ディスク54
の挟着される実行面積が小さいため、ハブ51の軸線方
向(図4における上下方向)に対してハブ51が歪み倒
れても、磁気ディスク54の反りや歪みとして与える影
響が小さいという効果がある。クランプ部材55は、ハ
ブ51の回転軸芯部に設けられた貫通ネジ孔79へ、取
付ネジ74により螺着されて固定される。
【0020】ブラケット58は、鍋型状をなしアルミニ
ウム材により形成されている。鍔部77は、磁気ディス
ク装置の固定部材63へ位置決めされて固定される。ブ
ラケット58の回転軸芯と同軸状に円筒部64が一体に
形成されており、この円筒部64の内周壁78と、シャ
フト部52の外周面72との間に、一対の玉軸受65,
66が装着される。円筒部64の外側には電機子60が
装着され、この電機子60に対向して、ハブ51の周壁
62の内側には、ロータマグネット61が環状に配設さ
れている。また、円筒部64における玉軸受66の外
側、即ち図4における下側には、シール部材67が貼着
されており、モータ内外部を封止する。更に、ハブ51
の周壁62とブラケット58の周壁75とにより、ラビ
リンスシール構造が形成され、これらにより、モータ内
部の不浄な空気が漏出されることが防止される。
【0021】ブラケット58の底部74には、貫通孔7
1が形成されており、この貫通孔71を通して、電機子
60のコイルリード線76が、モータ外部側へ導出され
る。図4及び図5に示されるように、底部74の下端部
80には、プリント回路基板(フレキシブル回路基板)
59が貼り付けられている。このプリント回路基板59
上に設けられたランド部81へ、コイルリード線76が
はんだにより電気接続される。貫通孔71には、絶縁ブ
ッシュ70が嵌め込まれている。絶縁ブッシュ70は、
貫通孔71に対して、全周にわたらずに一部が切り欠か
れて設けられており、図の左側のみが貫通孔に対して被
覆している。このため、コイルリード線76をモータ外
部側へ導出する際、予めコイルリード線76に絶縁ブッ
シュ70を挿通する必要がない。即ち、コイルリード線
76を貫通孔71へ挿通した後に、ブラケット58の下
端部80へ、絶縁ブッシュ70を嵌め込めばよい。従っ
て、コイルリード線76が挿通されるべき孔の内径が相
対的に大きくなり、コイルリード線76を例えば環状の
絶縁ブッシュ等に挿通する場合に比べて極めて挿通し易
い。このため、コイルリード線76を導出する作業が効
率よく行える。絶縁ブッシュ70は、コイルリード線7
6が接触する部位、(図例では、プリント回路基板59
が貼り付けられている側)へ設けられれば、コイルリー
ド線76のブラケット58に対する所要の電気絶縁は確
保される。コイルリード線76がモータ外部側へ導出の
後、熱硬化性のシール剤69の充填により、貫通孔71
が閉塞して封止されると共に、これにより絶縁ブッシュ
70及びコイルリード線76の固定がなされる。
【0022】シャフト部52の外周面72における、玉
軸受65及び玉軸受66の間には、複数本の環状溝73
が形成されている。この環状溝73は、接着剤の溜まり
溝である。この環状溝73の作用として次のようであ
る。即ち、モータの組立工程において、ブラケット58
の円筒部64に、予め玉軸受65,66の外輪部を固定
しておき、その後シャフト部52の外周面72を、これ
ら玉軸受65,66の内輪部へ接着により嵌め込む。そ
の際、外周面72に塗布された接着剤は、玉軸受65,
66の内輪部に、しごかれて、はみ出し、このはみ出し
た接着剤が玉軸受65,66の内部へ侵入して問題を起
こす。このはみ出した接着剤を環状溝73により保持さ
せる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】以上、本発明に従うスピンドルモータの実
施例について詳述したが、これに限定されることなく、
本発明の主旨の範囲で変更など自由である。例えば、第
一の実施例にかかるスピンドルモータでは、導電ピン1
6として、導電ピン自体がバネ状に形成されていてもよ
い。また導電ピン16やコネクター部材9の数量や形状
等は設計自由である。第二の実施例にかかるスピンドル
モータでは、絶縁ブッシュ70は、貫通孔71に対して
プリント回路基板59側の一部のみ被覆するよう装着さ
れていればよく、円弧状の度合いに係わらず、その形状
や個数等任意であり、材質等も自由に選択することがで
きる
【0027】
【発明の効果】本発明のスピンドルモータは、上述の構
成を有しているので、次のような効果を奏する。スピン
ドルモータの小型化・薄型化に対応して、モータの内外
部の閉塞状態を維持しつつ、電機子のコイルリード線を
容易にモータ外部へ導出することができるスピンドルモ
ータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係るスピンドルモータ
の全体を示す断面図である。
【図2】図1に表れる部品の一部を示す斜視図である。
【図3】図1に表れる部品の一部を示す斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施例に係るスピンドルモータ
を示す半断面図である。
【図5】図4のスピンドルモータを下部からみた平面図
である
【符号の説明】
1,5 シャフト 3,5 ハブ 4,5,65,66 玉軸 11,6 電機子 12,6 ロータマグネット 35,7 コイルリード線 10,5 プリント回路基板 2,5 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 輝彦 京都府中郡峰山町荒山壱番谷225 日本 電産株式会社 峰山事業所内 (72)発明者 赤西 永光 京都府中郡峰山町荒山壱番谷225 日本 電産株式会社 峰山事業所内 (72)発明者 山本 博 京都府中郡峰山町荒山壱番谷225 日本 電産株式会社 峰山事業所内 (56)参考文献 特開 平4−69030(JP,A) 特開 平4−88857(JP,A) 特開 平4−206068(JP,A) 特開 平4−304137(JP,A) 実開 平3−50957(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 5/10 G11B 19/20 H02K 21/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ディスクが装着されるハブ部材と、
    該ハブ部材に配設されたロータマグネットと、該ハブ部
    材が回転支持される静止部材と、該静止部材に装着され
    た電機子とを具備し、前記ハブ部材は前記静止部材に対
    して相対回転駆動されるスピンドルモータであって、 前記電機子から引き出されるコイルリード線は、前記静
    止部材のモータ内部側に装着されたプリント回路基板の
    所定電極部へ電気接続され、 かく前記コイルリード線が電気接続された前記プリント
    回路基板の所定電極部に、両端部に設けられた一対の端
    子部がそれぞれ軸方向外方にバネ付勢される導電ピンを
    有するコネクター部材の一方の端子部が、圧接して電気
    接続され、 前記コネクター部材は、前記静止部材の貫通孔内にこれ
    を密封するよう嵌合されるとともに、他方の端子部が
    ータ外部側に露呈し且つ接続用電極部に圧接して電気接
    続されており、 前記コイルリード線は、前記コネクター部材によってモ
    ータ外部へ電気的に導出される、ことを特徴とするスピ
    ンドルモータ。
  2. 【請求項2】 記録ディスクが装着されるハブ部材と、
    該ハブ部材に配設されたロータマグネットと、該ハブ部
    材が回転支持される静止部材と、該静止部材に装着され
    た電機子とを具備し、前記ハブ部材は前記静止部材に対
    して相対回転駆動されるスピンドルモータであって、 前記電機子から引き出されるコイルリード線は、前記静
    止部材を貫通して穿設された貫通孔を介して、前記静止
    部材のモータ外部の一部に装着されたプリント回路基板
    へ電気接続され、 前記貫通孔の内周壁には、前記コイルリード線を絶縁保
    護する絶縁部材が、前記貫通孔の内周壁の前記プリント
    回路基板側の一部のみ被覆するよう装着され、前記貫通孔内には、前記コイルリード線の引き出し後に
    シール剤が充填されてモータ内部が封止されるととも
    に、前記コイルリード線の固定がなされる、 ことを特徴
    とするスピンドルモータ。
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