JP3511513B2 - ブラシ装置 - Google Patents

ブラシ装置

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JP3511513B2
JP3511513B2 JP2001139731A JP2001139731A JP3511513B2 JP 3511513 B2 JP3511513 B2 JP 3511513B2 JP 2001139731 A JP2001139731 A JP 2001139731A JP 2001139731 A JP2001139731 A JP 2001139731A JP 3511513 B2 JP3511513 B2 JP 3511513B2
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敬 米盛
佑介 松井
京平 山本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R39/00Rotary current collectors, distributors or interrupters
    • H01R39/02Details for dynamo electric machines
    • H01R39/18Contacts for co-operation with commutator or slip-ring, e.g. contact brush
    • H01R39/20Contacts for co-operation with commutator or slip-ring, e.g. contact brush characterised by the material thereof

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  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電動パワ
ーステアリング装置に組み込まれたブラシ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電動パワーステアリング装
置の側断面図、図7は電動パワーステアリング装置に組
み込まれたブラシ装置40の正面図である。この電動パ
ワーステアリング装置は、回転トルクを発生する電動モ
ータ30と、この電動モータ30に連結され回転トルク
を伝達または遮断する電磁クラッチ2とを備えている。
【0003】電動モータ30は、円筒状のヨーク3と、
このヨーク3内に対向して固定された4極の界磁永久磁
石4と、ヨーク3内で第1の軸受け5と第2の軸受け6
とにより回転自在に支持されたシャフト7と、このシャ
フト7に固定されたアマチュア8と、シャフト7の一端
部に固定され複数のセグメント9aを有する整流子9
と、この整流子9の表面にスプリング10の弾性力によ
り当接したブラシ32およびこのブラシ32を保持した
ブラシホルダ31を有するブラシ装置40と、このブラ
シホルダ31がブラシホルダ用締付ねじ13により磁気
シールド板41を介して固定されているとともに締付ね
じ19によりヨーク3に連結された非磁性であるアルミ
ニウム製のハウジング14と、線15が貫通したグロメ
ット16とを備えている。磁気シールド板41は、例え
ば厚み1mmの圧延鋼板をプレス加工により打ち抜いて
ドーナツ状に形成された平板である。アマチュア8は、
軸線方向に延びた複数のスロットを有するコア17と、
スロットに導線が重巻方式で巻回されて構成された巻線
18とを備えている。
【0004】上記電磁クラッチ2は、クラッチ用締付ね
じ21によりハウジング14に固定されたクラッチステ
ータ20と、クラッチステータ20の内部に設けられた
クラッチコイル22と、シャフト7の端部に第2の軸受
け6を介して回転自在に設けられたボス23と、シャフ
ト7に固定されたドライブロータ24と、スプリング部
材26を介してボス23に固定されたドーナツ状の円板
25とを備えている。
【0005】上記ブラシ装置40は、インサートモール
ドで導体36が埋設されたベース35と、このベース3
5に固定された金属製の4個のブラシホルダ31と、こ
のブラシホルダ31内に保持されスプリング10の弾性
力により整流子9に当接する4個のブラシ32と、各ブ
ラシ32に一端部が接続され他端部が導体36の接続部
34にそれぞれ接続された複数のリード線33とを備え
ている。ブラシ32及び接続部34は、シャフト7の中
心点を通る径方向に延びた中心線A,Bの線対称位置に
ある。
【0006】上記構成の電動パワーステアリング装置で
は、整流子9のセグメント9aに当接するブラシ32を
介して電流を巻線18に供給することにより、アマチュ
ア8は電磁作用により、シャフト7とともに回転する。
一方、クラッチコイル22に通電することにより、磁性
材料であるクラッチステータ20、ドライブロータ24
及び円板25間では磁気回路イが構成される。この磁気
回路イの作用により、スプリング部材26はクラッチス
テータ20側に撓み、円板25はドライブロータ24に
吸引、固着されて、ドライブロータ24はボス23と一
体となる。従って、ドライブロータ24はシャフト7に
固着されているので、シャフト7の回転力は、ドライブ
ロータ24、ボス23、及びボス23にスプライン結合
されたウォームシャフト(図示せず)に伝達され、ハン
ドルの操舵力のアシストに供される。
【0007】図8および図9はブラシ装置40のブラシ
32の導電配向性を説明するための説明図である。ブラ
シ32に含まれた例えば銅粉である導電体粒子41は、
ブラシ32のプレス成型の圧縮応力によりプレス方向に
対して垂直な方向に平板状に変形した、積層構造になる
ので、ブラシ32の導電性に配向性が生じる。図9のブ
ラシ32のZ方向はプレス成型方向であり、この矢印Z
方向のブラシ32の電気抵抗は矢印X方向(シャフト7
の回転方向)および矢印Y方向(シャフト9の径方向)
のそれよりも高い値を示し、通常、(Z方向抵抗)/
(X方向抵抗もしくはY方向抵抗)=4〜5程度であ
る。
【0008】図10は上記Z方向にプレス成型されたブ
ラシ32が整流子9に当接した様子を示す図であり、ブ
ラシ32は、両縁部で整流子の回転方向に平行で先細り
に形成された接触部32a、32bが整流子9のセグメ
ント9aの表面に当接している。リード線33の先端部
はブラシ32の中程まで埋設している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のブラシ装置
40では、図10においてブラシ32を流れる電流経路
のうち矢印m0と矢印m2とを比較した場合、矢印m2
で示される電流経路は、矢印m0で示される電流経路に
対して矢印Z方向に傾いており、それだけ電気抵抗が大
きくなり、電動モータ30の通電によりブラシ32の温
度が上昇し、例えば合成樹脂製のベース35が溶けてブ
ラシ32の摺動不良が生じ、最悪、電動パワーステアリ
ング装置の電動モータ30がロックして操舵不能の重大
モードになる虞がある。そこで、この事態を防止するた
めに、一般に車庫入れ時等で比較的頻度として少ないに
も拘わらず、この時には電動モータ30に大電流が流
れ、ブラシ32の温度が上がるため電動モータ1の最大
電流値や連続通電時間を制限したり、熱容量の増大、放
熱効果のために、ブラシ32を含めてブラシ装置40の
各構成部品の各寸法を増大させる等の対策を講じなけれ
ばならないという問題点があった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするものであって、ブラシでの電力ロス
を低減し、温度上昇を抑制したブラシ装置を得ることを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るブラシ装
置は、シャフトに固定される整流子の表面に3つの先細
りに形成された接触部が接触するブラシと、このブラシ
に先端部が埋設されているリード線とを備え、前記ブラ
シの成型プレス方向が前記整流子の前記表面の法線に対
して垂直であり、また前記接触部が前記成型プレス方向
のブラシの両縁部および両縁部の中間部にあるブラシ装
置であって、前記成型プレス方向から前記ブラシに挿入
された前記リード線の先端部は、前記リード線の挿入側
から数えて第3番目の前記接触部の深さまで埋め込まれ
ており、各前記接触部と前記リード線とのそれぞれの径
方向における距離はほぼ等しくなっている。
【0012】この発明に係るブラシ装置は、シャフトに
固定される整流子の表面に2つの先細りに形成された接
触部が接触するブラシと、このブラシに先端部が埋設さ
れているリード線とを備え、前記ブラシの成型プレス方
向が前記整流子の前記表面の法線に対して垂直であり、
また前記接触部が前記成型プレス方向のブラシの両縁部
のみにあるブラシ装置であって、前記成型プレス方向か
ら前記ブラシに挿入された前記リード線の先端部は、
ード線の挿入側から奥側の前記接触部の深さまで埋め込
まれており、2つの各前記接触部と前記リード線とのそ
れぞれの径方向における距離はほぼ等しくなっている。
【0013】この発明に係るブラシ装置では、リード線
は、ブラシのプレス成型時に先端部が埋め込まれ固着さ
れたものである。
【0014】この発明に係るブラシ装置では、ブラシは
偏平状である黒鉛を有している。
【0015】この発明に係るブラシ装置では、ブラシに
含まれる銅量は30〜70%である。
【0016】この発明に係るブラシ装置では、リード線
はシャフトの軸線方向に沿って挿入されている。
【0017】この発明に係るブラシ装置は、電動パワー
ステアリング装置の電動モータに組み込まれている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて説明するが、図6ないし図10と同一、または同
等部材、部位については、同一符号を付して説明する。参考例1 . 図1はこの発明の参考例1のブラシ装置50の部分側断
面図である。シャフト7の軸線方向に沿った上記Z方向
にプレス成型されたブラシ32は、両縁部で整流子9の
回転方向に平行で先細りに形成された接触部32a、3
2bが整流子9のセグメント9aの表面に当接してい
る。リード線33の先端部はブラシ32の軸線方向の長
さLに対して2/3程度まで埋め込まれている。ブラシ
32と整流子9とは部分的に接触しているので、ブラシ
32の整流子9に対する摺動抵抗は小さい。このブラシ
32は成型プレス方向に対して垂直に偏平状である黒鉛
中に、同じく成型プレス方向に対して垂直に偏平状であ
る銅粉が30〜70%の割合で含有している。リード線
33はブラシ32の成型時に先端部が埋め込まれて接続
される。
【0019】このブラシ装置50では、ブラシ32を流
れる電流経路のうちリード線33の先端部から電流が流
れる矢印m1で示される電流経路は、図10に示した従
来のものと比較してY方向(整流子9の径方向)により
傾いている。即ち、電流経路m1の抵抗は、ブラシ32
の導電配行性によりそれだけ小さくなる。なお、図中m
0はブラシ32の成型プレス方向に対して垂直方向の電
流経路を示す。この結果、ブラシ32での電力ロスが低
減され、ブラシ32の温度上昇を抑えることができる。
これにより、ブラシ32の熱による整流子9のセグメン
ト9a表面の劣化を低減できるので、電動パワーステア
リング装置の電動モータの性能の高出力化が図れる。ま
た、従来の電動パワーステアリング装置の電動モータ3
0と比較して電動モータの最大電流値を上げることがで
き、また連続通電時間を延長することができ、熱による
抑制されていた電動モータの性能を十分に向上させるこ
とができる。さらに、ブラシ32からの発熱量の低減に
より、ブラシ32を含めてブラシ装置50の構成部品の
各寸法、表面積を小さくできる。特に設置スペースに制
約がある電動パワーステアリング装置での効果は大であ
る。さらにまた、ブラシ32の寸法を小さくすることが
できるので、ブラシ音が低減され、またブラシ32の小
形化により整流子9も小形化でき、電動モータのロスト
ルク、イナーシャの減少にもつながり、電動パワーステ
アリング装置での効果は特に大である。また、リード線
33はシャフト7の軸線方向に沿って挿入されているの
で、ブラシ32は、時計方向および反時計方向の何れの
方向にも回転する整流子9と、回転方向によらず安定し
て接触している。
【0020】実施の形態1. 図2はこの発明の実施の形態のブラシ装置51の部分
側断面図であり、シャフト7の軸線方向であるZ方向に
プレス成型されたブラシ32は、両縁部で整流子9に対
して先細りに形成された接触部32a、32bが整流子
9のセグメント9aの表面に当接している。リード線3
3の先端部は整流子9のフック9b側の接触部32bの
径方向上部まで埋め込まれている。即ち、成型プレス方
向からブラシ32に挿入されたリード線33の先端部
は、リード線33の挿入側から接触部32bの深さまで
埋め込まれており、2つの各接触部32a、32bとリ
ード線33とのそれぞれの径方向における距離はほぼ等
しくなっている。
【0021】このブラシ装置51では、ブラシ32を流
れる電流経路のうちリード線33の先端部から電流が流
れる矢印m0で示される電流経路は、電気抵抗の小さい
上記Y方向であり、参考例1のものと比較してさらにブ
ラシ32の電力ロスが低減される。
【0022】参考例2. 図3はこの発明の参考例2のブラシ装置52の部分側断
面図であり、シャフト7の軸線方向であるZ方向にプレ
ス成型されたブラシ53は、両縁部および中間部で整流
子9に対して先細りに形成された接触部53a、53
b、53cが整流子9のセグメント9aの表面に当接し
ている。リード線33の先端部は接触部53cの径方向
上部まで埋め込まれている。
【0023】このブラシ装置52では、ブラシ53を流
れる電流経路のうちリード線33の先端部から流れる電
流の多くは矢印m0で示される電流経路を流れる。この
電流経路の方向は電気抵抗の小さい上記Y方向であり、
参考例1のものと比較してブラシ53の電力ロスが低減
される。
【0024】参考例3. 図4はこの発明の参考例3のブラシ装置54の部分側断
面図であり、シャフト7の軸線方向であるZ方向にプレ
ス成型されたブラシ53は、両縁部および中間部で整流
子9に対し先細りに形成された接触部53a、53b、
53cが整流子9のセグメント9aの表面に当接してい
る。リード線33の先端部はブラシ53の軸線方向の長
さLに対して2/3程度まで埋め込まれている。このブ
ラシ装置54では、リード線33の先端部から電流が流
れる矢印m1で示される電流経路は、参考例2のものと
比較して電気抵抗の小さい上記Y方向により傾斜してお
り、参考例2のものと比較してブラシ53の電力ロスが
低減される。
【0025】実施の形態. 図5はこの発明の実施の形態のブラシ装置55の部分
側断面図であり、ブラシ53は、その両側縁部53a、
53bおよび両側縁部53a、53bの中間部53cの
3箇所で整流子9の表面に当接している。また、リード
線33の先端部はブラシ53の接触部53bの径方向上
部まで埋め込まれている。即ちリード線33の挿入側か
ら数えて第3番目の接触部53bの深さまで埋め込まれ
ており、各接触部53a、53b、53cとリード線3
3とのそれぞれの径方向における距離はほぼ等しくなっ
ている。ブラシ53を流れる電流経路のうちリード線3
3の先端部から流れる電流は矢印m0で示される電流経
路を流れる。この電流経路の方向は電気抵抗の小さい上
記Y方向であり、参考例3のものと比較してさらにブラ
シ53の電力ロスが低減される。
【0026】なお、上記各実施の形態では、電動パワー
ステアリング装置の電動モータに組み込まれたブラシ装
置について説明したが、勿論ブラシから整流子に給電す
る整流子モータであれば何れにも適用できる。また、上
記各実施の形態では、円柱形状の整流子9の周面にブラ
シの接触部が接触しているが、この発明は、シャフトに
固定された整流子が円板形状で、その平側面にブラシの
接触部が接触するブラシ装置でも適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るブ
ラシ装置によれば、成型プレス方向からブラシに挿入さ
れたリード線の先端部は、リード線の挿入側から数えて
第3番目の接触部の深さまで埋め込まれており、各前記
接触部と前記リード線とのそれぞれの径方向における距
離はほぼ等しくなっているので、ブラシでの電力ロスが
低減され、ブラシの温度上昇を抑えることができ、これ
により、ブラシの熱による整流子の劣化を低減できる。
また、ブラシからの発熱量の低減により、ブラシを含め
てブラシ装置の構成部品の各寸法、表面積を小さくでき
る。さらにまた、ブラシの寸法を小さくすることができ
るので、ブラシ摺動音が低減され、またブラシの小形化
により整流子も小形化できる。
【0028】また、この発明に係るブラシ装置によれ
ば、成型プレス方向からブラシに挿入されたリード線の
先端部は、リード線の挿入側から奥側の接触部の深さま
で埋め込まれており、2つの各前記接触部と前記リード
線とのそれぞれの径方向における距離はほぼ等しくなっ
ているので、ブラシでの電力ロスが低減され、ブラシの
温度上昇を抑えることができ、これにより、ブラシの熱
による整流子の劣化を低減できる。また、ブラシからの
発熱量の低減により、ブラシを含めてブラシ装置の構成
部品の各寸法、表面積を小さくできる。さらにまた、ブ
ラシの寸法を小さくすることができるので、ブラシ摺動
音が低減され、またブラシの小形化により整流子も小形
化できる。
【0029】また、この発明に係るブラシ装置によれ
ば、リード線は、ブラシのプレス成型時に先端部が埋め
込まれ固着されたものであるので、リード線を簡単に、
かつ強固にブラシに接続、固定することができる。
【0030】また、この発明に係るブラシ装置によれ
ば、ブラシは偏平状である黒鉛を有しているので、ブラ
シの導電性の配向性がより強くなり、ブラシの成型プレ
ス方向に対して垂直方向の通電抵抗がより小さくなる。
【0031】また、この発明に係るブラシ装置によれ
ば、ブラシに含まれる銅量の割合は30〜70%である
ので、銅量が少なすぎてブラシの通電抵抗が大きくなり
過ぎたり、銅量が多すぎて整流子との接触部に傷等が生
じ易いといった不具合が生じにくい。
【0032】また、この発明に係るブラシ装置によれ
ば、リード線はシャフトの軸線方向に沿って挿入されて
いるので、整流子の回転方向の影響を受けることなくブ
ラシは整流子と安定して接触しており、ブラシ特性がよ
い。
【0033】また、この発明に係るブラシ装置は電動パ
ワーステアリング装置に組み込まれているので、静音化
等の高性能が求められ、また設置スペースの関係上小形
化が求められる電動パワーステアリング装置には好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例1のブラシ装置の要部側断
面図である。
【図2】 この発明の実施の形態のブラシ装置の要部
側断面図である。
【図3】 この発明の参考例2のブラシ装置の要部側断
面図である。
【図4】 この発明の参考例3のブラシ装置の要部側断
面図である。
【図5】 この発明の実施の形態のブラシ装置の要部
側断面図である。
【図6】 従来の電動パワーステアリング装置の側断面
図である。
【図7】 図6のブラシ装置の正面図である。
【図8】 ブラシの導電配向性を説明するための図であ
る。
【図9】 ブラシの導電配向性を説明するための図であ
る。
【図10】 従来のブラシ装置の要部側断面図である。
【符号の説明】
7 シャフト、9 整流子、32,53 ブラシ、33
リード線、50,51,52,54,55 ブラシ装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 佑介 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 山本 京平 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開2000−48927(JP,A) 特開2000−4562(JP,A) 特開 平7−184356(JP,A) 特開 平6−303742(JP,A) 特開 平6−133500(JP,A) 実開 昭59−69490(JP,U) 実開 昭57−146775(JP,U) 特公 昭35−15156(JP,B1) 特表 平4−500580(JP,A) 特許178682(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 13/00 B62D 5/04 H01R 39/20 H01R 39/36

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに固定される整流子の表面に
    つの先細りに形成された接触部が接触するブラシと、こ
    のブラシに先端部が埋設されているリード線とを備え、
    前記ブラシの成型プレス方向が前記整流子の前記表面の
    法線に対して垂直であり、また前記接触部が前記成型プ
    レス方向のブラシの両縁部および両縁部の中間部にある
    ブラシ装置であって、 前記成型プレス方向から前記ブラシに挿入された前記リ
    ード線の先端部は、前記リード線の挿入側から数えて第
    3番目の前記接触部の深さまで埋め込まれており、各前
    記接触部と前記リード線とのそれぞれの径方向における
    距離はほぼ等しくなっているブラシ装置。
  2. 【請求項2】 シャフトに固定される整流子の表面に2
    つの先細りに形成された接触部が接触するブラシと、こ
    のブラシに先端部が埋設されているリード線とを備え、
    前記ブラシの成型プレス方向が前記整流子の前記表面の
    法線に対して垂直であり、また前記接触部が前記成型プ
    レス方向のブラシの両縁部のみにあるブラシ装置であっ
    て、 前記成型プレス方向から前記ブラシに挿入された前記リ
    ード線の先端部は、前記リード線の挿入側から奥側の前
    記接触部の深さまで埋め込まれており、2つの各前記接
    触部と前記リード線とのそれぞれの径方向における距離
    はほぼ等しくなっているブラシ装置。
  3. 【請求項3】 リード線は、ブラシのプレス成型時に先
    端部が埋め込まれ固着されたものである請求項1または
    請求項2に記載のブラシ装置。
  4. 【請求項4】 ブラシは偏平状である黒鉛を有している
    請求項1ないし請求項3の何れかに記載のブラシ装置。
  5. 【請求項5】 ブラシに含まれる銅量は30〜70%で
    ある請求項1ないし請求項4の何れかに記載のブラシ装
    置。
  6. 【請求項6】 リード線はシャフトの軸線方向に沿って
    挿入されている請求項1ないし請求項5の何れかに記載
    のブラシ装置。
  7. 【請求項7】 電動パワーステアリング装置の電動モー
    タに組み込まれている請求項1ないし請求項6の何れか
    に記載のブラシ装置。
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