JPH076685Y2 - 直流モータ - Google Patents

直流モータ

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JPH076685Y2
JPH076685Y2 JP7784088U JP7784088U JPH076685Y2 JP H076685 Y2 JPH076685 Y2 JP H076685Y2 JP 7784088 U JP7784088 U JP 7784088U JP 7784088 U JP7784088 U JP 7784088U JP H076685 Y2 JPH076685 Y2 JP H076685Y2
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JP
Japan
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commutator
motor
end bracket
coupler
brush
Prior art date
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JP7784088U
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JPH023157U (ja
Inventor
悦夫 青木
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車用空気調和装置のブロア等の駆
動に用いられる直流モータに関する。
(従来の技術) 従来、この種の直流モータとして、例えば、第3,4図に
示す実開昭55-134,753号公報に開示されているものがあ
る。
この直流モータ20は、一端をエンドブラケット3で閉塞
してある有底円筒状のケーシング2内に、モータ軸7を
図示しない含油軸受及びフェルト等を介して回転自在に
保持してある。
このモータ軸7には、コイルが巻回してあるアマチュア
5と、このアマチュア5に電気的に接続してあるコンミ
ュテータ6とを並設してある。一方、ケーシング2内に
は、アマチュア5の外周面と対向するように、周方向に
N・S極が交互に配置してあるマグネット4が設けてあ
り、通電されたアマチュア5に回転力を発生させるよう
になっている。
前記コンミュテータ6の外周面には、一対のブラシ8が
摺接し、このブラシ8はカプラ21で保持してある。
このカプラ21は、ケーシング2の切欠部に嵌合する溝部
23a、23b、23cがエンドブラケット3に当接する側面を
除く三側面に設けてある絶縁性の保持部23を有し、この
保持部23には、一対の導電性のばね板9が取付けてあ
る。このばね板9は、その弾性力によって前記ブラシ8
の先端をコンミュテータ6の外周に接触させる一方、基
端部に接続してある図示しないリード線等を介して外部
から給電するようにしている。
このように構成した直流モータ20は、一般にその外形寸
法の小型化の要望がある。
このような小型化の要望に応えるために、直流モータ20
は軸方向の縮小化を図り、第1図に符号Lで示す。エン
ドブラケット3とブラシ8を支持するばね板9との間隔
(両者間の絶縁距離)を可及的に小さく設定している。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この間隔Lは、直流モータが意図しない振動を
受けた場合であっても両者の干渉が起きないようにある
程度の安全性を考慮して設定しておかなければならな
い。したがって、安全性の考慮次第で直流モータの小型
化の程度が決定されてしまうことになる。
また、この安全性は、小型化の要求がある程度満足され
る範囲内で最大限に設定されているが、前記ばね板9
は、経年劣化によってその弾性率が減少してきたり、そ
のばね板9に取付けられているブラシ8の摩擦等によっ
て、初期に設定された位置を維持することができなくな
る場合が起りうることから、前記安全性が経年的に低下
する虞れがある。
即ち、前記安全性には不確定的な要素が内在していると
言え、最悪の場合には、前記した両者の干渉を起こす虞
れがある。
本考案は、このような従来技術に伴なう問題点に鑑みて
なされたもので、エンドブラケットとブラシを支持する
ばね板との絶縁を確実なものとし、両者の間隔を極力狭
く設定するようにした直流モータを提供することを目的
とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) かかる目的を達成するための本考案は、一端がエンドブ
ラケットにより閉塞される有底円筒状のケーシングに、
マグネットの磁界を切って回転するアマチュアと、当該
アマチュアに電気的に接続されたコンミュテータとが並
設されたモータ軸を、前記コンミュテータが前記エンド
ブラケット側近傍に位置するように回転自在に保持する
と共に、前記アマチュアに前記コンミュテータを介して
電流を供給するブラシが、その先端を前記コンミュテー
タに接触するように支持されたばね板を保持するカプラ
を差し込み、前記ブラシに当該カプラを介して外部電流
を供給するようにした直流モータにおいて、前記カプラ
を電気的絶縁部材から構成し、前記ばね板が前記エンド
ブラケットに接触するのを阻止する邪魔板を前記カプラ
に一体的に形成したことを特徴とする。
(作用) このように構成した本考案では、直流モータに何らかの
不具合が生じ、ブラシを支持するばね板がエンドブラケ
ット側へ接近したとしても、ばね板は、邪魔板に遮ら
れ、エンドブラケットに接触することができないことに
なる。これによって、前記両者は如何なる場合でも干渉
を起こすことがなく、当該両者間の漏電に対する安全性
は向上することとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る直流モータを示す部分
切欠図であり、第2図は同実施例のエンドブラケットを
外した状態を示す正面図である。尚、第3〜4図に示す
部材と共通する部材には同一符号を付す。
この直流モータ1は、一端がエンドブラケット3で閉塞
される有底筒状のケーシング2を有している。
この、ケーシング2には、その内部に配置されたマグネ
ット4の磁界を切って回転するアマチュア5と、このア
マチュア5に電気的に接続されたコンミュテータ6とが
並列に固定されるモータ軸7が回転自在に保持されてい
る。
このモータ軸7は、その一端(アマチュア5側端部)が
ケーシング2の負荷側の中心孔(図示せず)に保持され
た図示しない含油軸受に回転自在に支承されている。一
方、他端(コンミュテータ6側端部)がケーシング2の
反負荷側に形成された開口部12を閉塞するエンドブラケ
ット3に保持された含油軸受13に支承されている。
また、前記ケーシング2には、アマチュア5にコンミュ
テータ6を介して電流を供給する一対のブラシ8が、当
該コンミュテータ6の外周に接触するように保持された
カプラ10が取り付けられている。
このカプラ10は、ケーシング2の開口部12周縁一端に形
成した切欠部14に嵌合する溝部15a、15b、15cがエンド
ブラケット3に当接する側面を除く三側面に設けてある
電気的絶縁部材から成る保持部15を有している。
この保持部15には、先端部に前記一対のブラシ8を取り
付けてある一対の導電性のばね板9が相対して取り付け
てある。
このばね板9は、その弾性力によって前記ブラシ8の先
端をコンミュテータの外周に接触させる一方、前記保持
部15に埋設された端子16と電気的に接続されており、こ
の端子16を介してブラシ8に外部から給電するようにな
っている。
特に本実施例にあっては、前記カプラ10の保持部15に、
その略中央に前記モータ軸7が挿通するモータ軸挿通孔
17が形成された平板状の邪魔板11が立設して一体的に形
成されている。
この邪魔板11は、保持部5のエンドブラケット3側端部
すなわちコンミュテータ6とエンドブラケット3との間
に介在するように形成してある。
このように構成した直流モータ1にあっては、仮に当該
直流モータ1が意図しない強振動等を受け、ブラシ8を
支持するばね板9がエンドブラケット8側へ接近したと
しても、当該ばね板9は邪魔板11に当接し、エンドブラ
ケット3に接触するようなことはなく、これにより前記
ばね板9とエンドブラケット3とが、干渉することが防
止されることになる。
したがって、前記両者間の安全性が確定的なものとな
り、しかも両者間の間隔Laすなわちばね板9とエンドブ
ラケット3との絶縁距離は、最低限邪魔板11を介在すれ
ば良いものとなるので可能な限り狭く設定することがで
き、直流モータ1の軸方向が縮小し、当該直流モータ1
は小型なものとなる。
また、この直流モータ1にあっては、エンドブラケット
3に保持した含油軸受13から浸み出した油が、モータ軸
7の回転に伴なう遠心力によりコンミュテータ6側に飛
散したとしても、この油は邪魔板11に遮られてコンミュ
テータ6方向までは飛散することはない。
したがって、コンミュテータ6に油が付着し、コンミュ
テータに目詰り等による、ブラシ8との接触不良を防止
することができる。
尚、本実施例にあっては、邪魔板11の中央にモータ軸7
挿通孔17を形成したが、本考案はこれに限られることな
く、組立ての容易さを考慮して第2図中二点鎖線で示す
切欠部18を形成するようにしても良い。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、カプラを電気的絶
縁部材から構成し、ばね板がエンドブラケットに接触す
るのを阻止する邪魔板を前記カプラに一体的に形成した
ので、ブラシを保持するばね板とエンドブラケットとは
邪魔板により電気的に遮断され、両者は如何なる場合に
も干渉することはなくなり、その安全性が確実なものに
なり、これにより前記両者間の隙間を極力狭く設定する
ことができ、モータの小形化が図れるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る直流モータを示す部分
切欠図、第2図は同実施例のエンドブラケットを外した
状態を示す正面図、第3図は従来の直流モータを示す部
分切欠図、第4図は第3図のIV-IV線に沿う断面図であ
る。 1……直流モータ、2……ケーシング、3……エンドブ
ラケット、4……マグネット、5……アマチュア、6…
…コンミュテータ、7……モータ軸、8……ブラシ、9
……ばね板、10……カプラ、11……邪魔板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端がエンドブラケット(3)により閉塞
    される有底円筒状のケーシング(2)に、マグネット
    (4)の磁界を切って回転するアマチュア(5)と、当
    該アマチュア(5)に電気的に接続されたコンミュテー
    タ(6)とが並設されたモータ軸(7)を、前記コンミ
    ュテータ(6)が前記エンドブラケット(3)側近傍に
    位置するように回転自在に保持すると共に、前記アマチ
    ュア(5)に前記コンミュテータ(6)を介して電流を
    供給するブラシ(8)が、その先端を前記コンミュテー
    タ(6)に接触するように支持されたばね板(9)を保
    持するカプラを差し込み、前記ブラシ(8)に当該カプ
    ラを介して外部電流を供給するようにした直流モータに
    おいて、前記カプラ(10)を電気的絶縁部材から構成
    し、前記ばね板(9)が前記エンドブラケット(3)に
    接触するのを阻止する邪魔板(11)を前記カプラ(10)
    に一体的に形成したことを特徴とする直流モータ。
JP7784088U 1988-06-14 1988-06-14 直流モータ Expired - Lifetime JPH076685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7784088U JPH076685Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 直流モータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7784088U JPH076685Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 直流モータ

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Publication Number Publication Date
JPH023157U JPH023157U (ja) 1990-01-10
JPH076685Y2 true JPH076685Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31302800

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7784088U Expired - Lifetime JPH076685Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 直流モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3698488B2 (ja) * 1996-06-28 2005-09-21 カルソニックカンセイ株式会社 自動車用空調機の送風ファン駆動用モータ

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Publication number Publication date
JPH023157U (ja) 1990-01-10

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