JPH1032955A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH1032955A
JPH1032955A JP18606296A JP18606296A JPH1032955A JP H1032955 A JPH1032955 A JP H1032955A JP 18606296 A JP18606296 A JP 18606296A JP 18606296 A JP18606296 A JP 18606296A JP H1032955 A JPH1032955 A JP H1032955A
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JP
Japan
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stator
brush holder
terminal
connection terminal
terminal block
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JP18606296A
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Tadashi Ozawa
正 小澤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ブラシホルダーの取付を容易にする
とともに接続端子の接続を確実できるようにした電動機
を提供することにある。 【解決手段】前記フレーム10内に設けられ固定子30
の端面に設けた接続端子43に接触して接続される接触
片67が設けられるとともにブラシ63を設けたブラシ
ホルダー50を貫通孔15(ブラシホルダー取付部)に
挿入して取り付ける電動機において、前記端子台40の
接続端子43が設けられた近傍部位の前記固定子30の
端面との対向面に嵌合突起48(嵌合部)を設けるとと
もに固定子30に前記係合突起48が嵌合する嵌合凹部
33(被嵌合部)を形成し、前記接続端子43に接触片
67による押圧力が加わった際の端子台の変形を防止し
て接続端子43と接触片67の接続を確実にするように
した電動機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、整流ブラシを用
いた電動機に係り、とくに固定子に設けられる端子台の
取り付けに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の整流ブラシを用いた電動機(以下
整流子電動機という)は例えば電動送風機等多数の製品
に使用されている。そして、この種の整流ブラシ(以下
単にブラシという)を用いた整流子電動機におけるブラ
シと固定子巻線の端部とを接続する構造としては、前記
ブラシを取り付けたブラシホルダーをモータフレームに
取り付けたときに、ブラシホルダーに設けた接触片と固
定子の端面に取り付けられた端子台に設けられた接続端
子とを圧接状態に接触させて接続する構造としたものが
ある。このような構造とした整流子電動機の具体的な構
成を図5ないし図7に基づいて説明する。なお、図に示
したものは整流子電動機を電動送風機に用いた場合であ
る。同図に示すように整流子電動機100はボールベア
リング113が取り付けられた主フレーム111とボー
ルベアリング114が取り付けられた副フレーム112
とかなるフレーム110、回転軸121とこの回転軸1
21に取り付けられ回転子巻線122が巻装された回転
子鉄心123および前記回転軸121に取り付けられた
整流子124からなり、前記回転軸121の両端を前記
ボールベアリング113および114の内輪に圧入して
フレーム110内に配設された回転子120、前記主フ
レーム111内に配設された固定子鉄心131とこの固
定子鉄心131に巻線された固定子巻線132からなる
固定子130等から構成されている。
【0003】そして、前記固定子鉄心131の一端面に
は端子台140が配設されており、この端子台140に
は図6に示すように係合突起141が固定子131側に
向けて形成され、この係合突起141を固定子鉄心13
1に設けた図示しない係合孔に係合することによって取
り付けられている。そして、前記係合突起141および
図示しない固定子鉄心131に形成した係合孔は図5に
おいて紙面と直交する固定子鉄心131の端面に形成さ
れている。また、前記端子台140には前記係合突起1
41を通る方向と直交する方向の互いに対向する部位に
端子取付部142が形成され、この端子取付部142に
は接続端子143が取り付けられており、この接続端子
143はL字状に形成され一端側を前記端子取付部14
2に挿入して取り付けられ、他端側を軸方向と直行する
とともに先端部を外側に向けて取り付けられている。
【0004】また、前記主フレーム111の一端側つま
り副フレーム112が取り付けられる側と反対側には、
前記端子台140の端子取付部142に対応するととも
に前記整流子124に対向する部位に互いに対向して貫
通孔115が設けられており、この貫通孔115にはブ
ラシホルダー150がねじ153によって取り付けられ
ている。このブラシホルダー150には貫通したガイド
孔161が形成されたガイド管162が一体成型により
取り付けられており、このガイド管162の前記ガイド
孔161にはブラシ163が収納されている。また、ブ
ラシホルダー150にはキャップ部材164が取り付け
られており、このキャップ部材164と前記ブラシ16
3とは導線165により接続され、また、ブラシ163
とキャップ部材164との間に介在しブラシ163を前
記整流子124方向に付勢するスプリング166が設け
られている。また、前記ブラシホルダー150には前記
ガイド管162と隔壁151を隔てて貫通孔152が形
成されている。
【0005】また、前記キャップ部材164にはこのキ
ャップ部材164と一体に形成され貫通孔152内に挿
入される接触片167が形成されており、この接触片1
67は図7に示すように、キャップ部材164の近傍に
位置する部位を外側に突出させて形成した円弧状部16
7a、この円弧状部167aから略逆「ヘの字」状に折
り曲げて形成されるとともにその頂部を接触部167d
とした折曲部167b、この折曲部167bの先端部に
設けた係止突起167cから構成されている。そして、
前記ガイド管162にブラシ163を挿入しつつ前記接
触片167を前記貫通孔152に挿入すると前記係止突
起167cが前記ブラシホルダー150の先端に係合
し、この係合突起167cの係合により前記キャップ部
材164は前記ブラシホルダー150に取り付けられる
ものであり、キャップ部材164がブラシホルダー15
0に取り付けられた状態では、前記ブラシ163は前記
スプリング166によって内側つまり整流子124方向
に付勢されるようになっている。
【0006】そして、このようにブラシ163が取り付
けられたブラシホルダー150は、図5、図7に示すよ
うに主フレーム111の貫通孔115に挿入して前記ね
じ153によって主フレーム111に取り付けられるも
のであるが、この取り付けの際にブラシホルダー150
を貫通孔115に挿入していくと前記接触片167の接
触部167dがブラシホルダー150の貫通孔152と
対向して位置している前記端子台140に設けた接続端
子143の先端を乗り越えるとともに接触片167の弾
性力によって接続端子143に接触部167dが圧接状
態に接触することによって固定子巻線132と回転子巻
線122とは導通状態とされるようになっている。
【0007】ところで、前記接触片167の弾性力は前
記接続片143と接触を確実にするために強く設定され
ていることから、前記ブラシ163を取り付けたブラシ
ホルダー150を主フレーム111に形成した貫通孔1
15に挿入する際に、場合によっては前記接触部167
dが前記接続端子143を乗り越える際にスムーズに摺
動して乗り越えることができずに、その先端の角部が接
触部167dに食い込む状態で当り、この先端が前記接
触部167dに引っ掛かってしまうという事態が生じ
る。このように接続端子143の先端が前記接触部16
7dに引っ掛かると、前記端子台140の端子取付部1
42が設けられている部分は固定子鉄心131の端面と
結合されていないことから、ブラシホルダー150を挿
入するための押圧力によって接続端子143が内側に押
され、その結果端子台140は固定子鉄心131の端面
と接触している部分Bを支点として図5に示す矢印方向
に回転モーメントが生じて、端子台140が固定子鉄心
131の端面から離れて浮き上がり接触片167の挿入
方向と接続端子143の延出方向とが異なってしまうこ
とから、ブラシホルダー150の挿入ができなくなり、
場合によっては接続端子143が変形したりあるいは端
子台140の端子取付部142が破損してしまう。ま
た、このように接続端子143が変形したりあるいは端
子台140の端子取付部142が破損してしまうと固定
子巻線132は、前記端子台140が取り付けられた状
態で巻装されていることから、新たな固定子130と交
換しなければならないという事態が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような構造とし
た整流子電動機100のブラシホルダー150に取り付
けられた接触片167と接続する接続端子143が取り
付けられた端子台140の固定子鉄心131への取付構
造は、端子台140の接続端子143が取り付けられる
端子取付部142が形成された部位は固定子鉄心131
の端面と結合されていない構造となっている。このため
ブラシホルダー150を主フレーム111に取り付ける
際に、ブラシホルダー150に取り付けた接触片167
の接触部167dが端子台140に設けた接続端子14
3の先端をスムーズに乗り越えることができない事態が
生じると、ブラシホルダー150が貫通孔115に正常
な状態で挿入つまり取り付けられなくなり、また、場合
によっては接続端子143の変形あるいは端子台140
が破損するという問題があり、また、接続端子143が
変形した状態で接触片167の接触部167dと接続さ
れると接触不良の原因となるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、軸方向
と直行する方向に互いに対向するブラシホルダー取付部
が設けられたフレームと、このフレームに回転軸により
回転自在に支持されるとともに前記ブラシホルダー取付
部と対向する部位に整流子が設けられた回転子と、中央
部に貫通孔を有する枠状に形成され前記ブラシホルダー
取付部と対応する部位に接続端子が設けられた端子台を
一端面に設けるとともに固定子巻線を巻装し前記回転子
の外周に位置して前記フレーム内に設けられた固定子
と、前記接続端子に接触して接続される接触片が設けら
れるとともに整流ブラシが取り付けられ前記ブラシホル
ダー取付部に挿入されるブラシホルダーとを備えた電動
機において、前記端子台の接続端子が設けられた近傍部
位の前記固定子の端面との対向面に嵌合部を設けるとと
もに固定子に前記嵌合部が嵌合する被嵌合部を形成した
電動機としたものである。
【0010】このように構成した請求項1記載の発明
は、前記端子台の接続端子が設けられた近傍部位の固定
子の端面との対向面に嵌合部を設けるとともに固定子に
前記嵌合部が嵌合する被嵌合部を形成したことから、整
流ブラシが設けられたブラシホルダーのブラシホルダー
取付部への取り付けの際に、接触片によって接続端子が
内側方向への押圧力を受けて端子台が固定子端面と接触
している部分を支点とする回転モーメントが生じたとし
ても端子台は嵌合部によって固定子に結合していること
から、固定子の端面から浮き上がることを防止できると
いう作用を有するものであり、このことによってブラシ
ホルダーを取り付ける際に、ブラシホルダーに設けた接
触片が端子台に設けた接続端子の先端に仮に引っ掛かる
ことが生じたとしても端子台が浮き上がることがないこ
とから、ブラシホルダーを正常な状態で取り付けること
ができ、したがって、接触片と接続端子とを正常状態に
接触させることができるとともに、接続端子の変形ある
いは端子台の破損等を防止できるものである。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における端子台に形成した嵌合部を嵌合突起と
するとともに前記固定子に形成した被嵌合部を非貫通孔
とした電動機としたものである。
【0012】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明における、端子台に形成した嵌合部を嵌合
突起とするとともに前記固定子に形成した被嵌合部を非
貫通孔としたことから、請求項1記載の発明の作用に加
えて、固定子の有効磁路の減少を防止できるという作用
を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の電動機を上記
従来の場合と同様に電動送風機に適用した場合の実施の
形態を図1ないし図4に基づいて説明する。なお、この
実施の形態における電動送風機の上記従来例のに示した
電動送風機と相違する構成は、この発明である端子台の
固定子への取付に関する構成部分であり、その他の構成
は上記従来の電動送風機と同様な構成となっている。
【0014】図1に示すように、Aは電動送風機であり
この電動送風機Aは、整流子電動機(以下従来の場合と
同様に単に電動機という)1とこの電動機1に取り付け
られたファン部2とから構成されている。そして、電動
機1はボールベアリング13が取り付けられた主フレー
ム11とボールベアリング14が取り付けられた副フレ
ーム12とからなるフレーム10、回転軸21とこの回
転軸21に取り付けられ回転子巻線22が巻装された回
転子鉄心23および前記回転軸21に取り付けられた整
流子24からなり、前記回転軸21の両端を前記ボール
ベアリング13および14の内輪に圧入してフレーム1
0内に配設された回転子20、前記主フレーム11内に
配設された固定子鉄心31とこの固定子鉄心31に巻線
された固定子巻線32とからなる固定子30等から構成
されている。
【0015】そして、前記固定子鉄心31の一端面には
端子台40が配設されており、この端子台40は図3に
示すように互いに対向する枠辺部45a、45aおよび
45b、45bからなり中央部に貫通孔45cを有する
略正方形状の枠部45と、この枠部45の互いに対向す
る枠辺部45a、45aに形成され前記固定子30に形
成された磁極の端面を覆う先端部を円弧状とした絶縁部
46、46とから構成されている。また、端子台40の
前記互いに対向して形成された枠辺部45a、45aに
は絶縁部46、46の中心を通る中心線47を挟んで互
いに対向する一対の係合突起41、41がそれぞれ前記
固定子30側に向けて形成されて設けられている。な
お、前記係合突起41、41の設けられている位置は図
1においては紙面と直交する位置となっている。そし
て、前記それぞれの係合突起41、41を固定子鉄心3
1に設けた図示しない係合孔に圧入嵌合することにより
端子台40は固定子30に取り付けられている。また、
前記固定子鉄心31に形成した嵌合凹部33も言うまで
もなく図1において紙面と直交する固定子鉄心31の端
面に形成されているものである。
【0016】また、前記枠辺部45b、45bにはそれ
ぞれ嵌合部としての嵌合突起48、48が形成されてお
り、この嵌合突起48、48は図2に示すように前記固
定子鉄心31に形成した非貫通孔としての嵌合凹部33
に嵌合するようになっている。なお、前記固定子鉄心3
1に形成した前記嵌合凹部33は、貫通孔としてもよい
が、固定子鉄心31の有効磁路を減少させないためには
貫通孔とすることなく前記嵌合突起48、48の突出長
より僅かに深い凹部に形成することが望ましいものであ
る。
【0017】また、前記端子台40の前記枠辺部45
b、45bには端子取付部42が形成され、この端子取
付部42には図2、図4に示すように接続端子43が取
り付けられており、この接続端子43はL字状に形成さ
れ一端側は前記端子取付部42に挿入して取り付けら
れ、他端側は前記回転軸21の軸方向と直行するととも
に外側に向けて延出され、後述するブラシホルダー50
が主フレーム11の貫通孔15に取り付けられた状態で
は、ブラシホルダー50の貫通孔52の内壁と後述する
接触片67の接触部67dに挾持されて位置するように
なっている。
【0018】また、前記主フレーム11の一端側つまり
副フレーム12が取り付けられる側と反対側には、前記
端子台40の端子取付部42に対応するとともに前記整
流子24に対向する部位に互いに対向してブラシホルダ
ー取付部としての貫通孔15が設けられており、この貫
通孔15にはブラシホルダー50が挿入されねじ53に
よって取り付けるようになっている。このブラシホルダ
ー50には貫通したガイド孔61が形成されたガイド管
62が一体成型により取り付けられており、このガイド
管62の前記ガイド孔61にはブラシ63が収納されて
いる。また、ブラシホルダー50にはキャップ部材64
が取り付けられており、このキャップ部材64と前記ブ
ラシ63とは導線65によって接続され、また、ブラシ
63とキャップ部材64との間に介在しブラシ63を前
記整流子24方向に付勢するスプリング66が設けられ
ている。また、前記ブラシホルダー50には前記ガイド
管62と隔壁55を隔てて貫通孔52が形成されてい
る。
【0019】また、前記キャップ部材64には、このキ
ャップ部材64と一体に形成され前記貫通孔52内に挿
入される接触片67が形成されている。そして、この接
触片67は図2に示すように、キャップ部材64の近傍
に位置する部位を外側に突出させて形成した円弧状部6
7a、この円弧状部67aから略逆「ヘの字」状に折り
曲げて形成されるとともにその頂部を接触部67dとし
た折曲部67b、この折曲部67bの先端部に設けた係
止突起67cから構成されている。そして、前記ガイド
管62にブラシ63を挿入しつつ前記接触片67を前記
貫通孔52に挿入すると前記係止突起67cが前記ブラ
シホルダー50の先端に係合し、この係止突起67Cの
係合により前記キャップ部材64は前記ブラシホルダー
50に取り付けられるものである。そして、キャップ部
材64がブラシホルダー50に取り付けられた状態で
は、前記ブラシ63は前記スプリング66によって内側
つまり整流子124方向に付勢されるようになってい
る。
【0020】そして、このようにブラシホルダー63が
取り付けられたブラシホルダー50は、図4に示すよう
に主フレーム11の貫通孔15に外側から挿入した後、
図1、図2に示すように前記ねじ53によって主フレー
ム11に取り付けられるものである。そして、主フレー
ム11にブラシホルダー50を取り付ける際にブラシホ
ルダー50を貫通孔15に外側から挿入していくと、前
記端子台40に設けた接続端子43の先端が前記貫通孔
52の内壁とこの内壁に圧接状態で接触している接触片
67の接触部67dとの間に割り込むようにして挿入さ
れる。つまり、前記端子台40に設けた接続端子43の
先端を前記接触部67dが乗り越えるとともに接触片6
7の弾性力によって接続端子43に接触部67dが圧接
状態に接触することによって固定子巻線32と回転子巻
線22とは接続端子43、接触片67、ブラシ63を介
して導通状態となるようになっている。
【0021】そして、前記接続端子43の先端が前記貫
通孔52の内壁とこの内壁に圧接状態で接触している接
触片67の接触部67dとの間に割り込むようにして挿
入される際に、前記接続端子43は図1において内側方
向に向けた押圧力を受け、その結果端子台40は固定子
鉄心31の端面と接触している部分Bを支点として図
1、図2に示す矢印方向の回転モーメントが生じ、端子
台40は固定子鉄心31の端面から離れて浮き上がろう
とするが、前記端子台40に形成した嵌合突起48が固
定子30の端面部に形成した嵌合凹部33に嵌合してい
るため、前記回転モーメントが生じたとしても、端子台
40が固定子30の端面から離れて端子台40つまり端
子取付部42の回転を防止できるものである。したがっ
て、ブラシホルダー50の挿入方向に対して接続端子4
3の延出方向とが異なってしまうことがなく、ブラシホ
ルダー50の挿入はスムーズにでき、接続端子43の変
形あるいは端子台40の端子取付部42の破損等を防止
できるものである。
【0022】また、前記固定子30に形成した被嵌合部
としての嵌合凹部33は非貫通孔つまり端面から僅かに
凹ませた凹部として形成したことから固定子鉄心31の
有効磁路を減少させることがないものである。
【0023】また、前記回転子20の回転軸21の一方
側に設けられた前記ファン部2は、従来周知のものと同
様な構成である。つまり、副フレーム12にねじ3aに
よって取り付けられた固定ファン3、前記回転軸21に
ナット4aによって取り付けられた遠心ファン4および
これら固定ファン3および遠心ファン4を覆って前記主
フレーム11に取り付けられたファンカバー5とから構
成されているものである。
【0024】つぎに、上述したように構成した電動送風
機Aの組み立ては次のようにして成される。まず、主フ
レーム11および副フレーム12のそれぞれにボールベ
アリング13、14を取り付け、また、固定子鉄心31
に端子台40を取り付けて固定子巻線31を巻装し、ま
た、接続端子43を端子取付部42に取り付けることに
より固定子巻線32の端部を前記接続端子43と接続す
る。なお、前記端子台40の固定子鉄心31への取り付
けは、前記係合突起41および嵌合突起48をそれぞれ
図示しない係合孔および嵌合凹部33に圧入することに
より取り付けられるものである。
【0025】この状態の固定子30を前記主フレーム1
1内に圧入し、ついで、前記回転子20の回転軸21の
両端部を前記ボールベアリング13、14の内輪に圧入
した後、主フレーム11と副フレーム12とをねじ8に
よって結合する。ついで、前記副フレーム12に固定フ
ァン3を取り付けた後遠心ファン4を回転軸21にナッ
ト4aによって取り付け、ついでファンカバー5を前記
主フレーム11に圧入して取り付ける。
【0026】ついで、ブラシ63等を取り付けたブラシ
ホルダー50をブラシ63側から前記主フレーム11に
形成した貫通孔15に挿入してねじ53を締め付けてブ
ラシホルダー50を主フレーム11に取り付けることに
よって電動送風機Aは組み立てられる。そして、前記ブ
ラシホルダー50を前記貫通孔15に挿入する際に前記
接触片67と前記ブラシホルダー50の貫通孔52の内
壁との間に前記端子台40に取り付けられた接続端子4
3の先端が前記接触片67の弾性力に抗して接触部67
dを乗り越えて挿入され、このとき前記接続端子43は
内側方向に押圧力を4受けることから、前記端子取付部
42は前述したように固定子鉄心31の端面と接触して
いる部分Bを支点として図1、図2に示す矢印方向の回
転モーメントが生じるが、前記端子台40に形成した嵌
合突起48が固定子30の端面部に形成した嵌合凹部3
3に嵌合しているため、端子台40が固定子鉄心31の
端面から離れて浮き上がろうとすることが防止されるた
め、ブラシホルダー50の貫通孔15への挿入が正常に
なされ、接続端子43の先端は前記接触部67dと前記
ブラシホルダー50の貫通孔52の内壁との間にスムー
ズに入り込むため接続端子43の変形あるいは端子台4
0の破損等を防止でき、また、接触片67と接続端子4
3の接触不良等の発生を防止できるものである。
【0027】なお、上記実施の形態では、この発明を電
動送風機の電動機に適用した場合について説明したが、
これは言うまでもなく電動送風機に使用される電動機に
限定されるものではなく他の用途の電動機に適用できる
ものである。
【0028】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、端子台の接続端子が設けられた近傍部位の固定子
の端面との対向面に嵌合部を設けるとともに固定子にこ
の嵌合部が嵌合する被嵌合部を形成したことから、整流
ブラシを設けたブラシホルダーのブラシホルダー取付部
への取り付けの際に、接触片によって接続端子が内側方
向への押圧力を受けて端子台が固定子端面と接触してい
る部分を支点として回転モーメントが生じたとしても、
端子台は嵌合部によって固定子に結合していることか
ら、固定子の端面から浮き上がることを防止できるた
め、ブラシホルダーをブラシホルダー取付部に正常な状
態で取り付けることができ、したがって、接続端子の先
端は前記接触片の接触部とブラシホルダーの貫通孔の内
壁との間にスムーズに入り込むため接続端子の変形ある
いは端子台の破損等を防止でき、また、接触片と接続端
子の接触不良等の発生を防止できるという効果を奏する
ことができるものである。
【0029】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における、端子台に形成した嵌合部を嵌合凸部
とするとともに前記固定子に形成した被嵌合部を非貫通
孔としたことから、請求項1記載の発明の効果に加え
て、固定子の有効磁路の減少を防止できるという効果を
奏することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電動送風機の電動機に適用した場合の
実施の形態の一部を断面した図。
【図2】上記実施の形態のブラシホルダーとブラシホル
ダー取付部の構成を示す部分拡大図。
【図3】上記実施の形態の端子台の図で(A)は側面
図、(B)は底面図((A)における矢印方向から見た
図)である。
【図4】上記実施の形態のブラシホルダーとブラシホル
ダー取付部の構成を示す部分斜視図。
【図5】従来の電動機を使用した電動送風機の一部を断
面した図。
【図6】上記従来の電動機の端子台の図で(A)は側面
図、(B)は底面図((A)における矢印方向から見た
図)である。
【図7】上記従来の電動機のブラシホルダーとブラシホ
ルダー取付部の構成を示す部分拡大図。
【符号の説明】
A 電動送風機 1 電動機 10 フレーム 15 貫通孔(ブラシホルダー取付部) 20 回転子 24 整流子 30 固定子 32 固定子巻線 33 嵌合凹部(被嵌合部) 40 端子台 43 接続端子 48 嵌合突起嵌合部) 50 ブラシホルダー 63 整流ブラシ 67 接触片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向と直行する方向に互いに対向するブ
    ラシホルダー取付部が設けられたフレームと、このフレ
    ームに回転軸により回転自在に支持されるとともに前記
    ブラシホルダー取付部と対向する部位に整流子が設けら
    れた回転子と、中央部に貫通孔を有する枠状に形成され
    前記ブラシホルダー取付部と対応する部位に接続端子が
    取り付けられる端子台を一端面に設けるとともに固定子
    巻線を巻装し前記回転子の外周に位置して前記フレーム
    内に設けられた固定子と、前記接続端子に接触して接続
    される接触片が設けられるとともに整流ブラシが取り付
    けられ前記ブラシホルダー取付部に挿入されるブラシホ
    ルダーとを備えた電動機において、前記端子台の接続端
    子が設けられた近傍部位の前記固定子の端面との対向面
    に嵌合部を設けるとともに固定子に前記嵌合部が嵌合す
    る被嵌合部を形成したことを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】前記端子台に形成した嵌合部を嵌合突起と
    するとともに前記固定子に形成した被嵌合部を非貫通孔
    としたことを特徴とする電動機。
JP18606296A 1996-07-16 1996-07-16 電動機 Pending JPH1032955A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204152A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Toshiba Tec Corp 電動機およびこの電動機を用いた電動送風機
KR100408250B1 (ko) * 2001-12-26 2003-12-01 주식회사 엘지이아이 진공청소기 모터의 브러시 홀더 조립구조

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JP2001204152A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Toshiba Tec Corp 電動機およびこの電動機を用いた電動送風機
KR100408250B1 (ko) * 2001-12-26 2003-12-01 주식회사 엘지이아이 진공청소기 모터의 브러시 홀더 조립구조

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