JPH09136346A - ポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法及びその製造装置

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JPH09136346A
JPH09136346A JP7295649A JP29564995A JPH09136346A JP H09136346 A JPH09136346 A JP H09136346A JP 7295649 A JP7295649 A JP 7295649A JP 29564995 A JP29564995 A JP 29564995A JP H09136346 A JPH09136346 A JP H09136346A
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sheet
cooling roll
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cooling
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Toru Yukimoto
徹 行本
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勝美 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高透明性の面状ポリプロピレン樹脂を高速度
で製造することができるポリプロピレン樹脂シート又は
フィルムの製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレン樹脂シート11と接触して
いる金属製エンドレスベルト15及び第3の冷却ロール16
の温度を50℃以下、露点以上に保ちながら、シート11を
エンドレスベルト15と、第3の冷却ロール16とに同時に
接触するようにして第1と第3の冷却ロール13,16 の間
に導入し、冷却ロール13,16 間の押圧力で弾性材18を圧
縮するように弾性変形させながら両冷却ロール13,16 で
樹脂シート11を面状圧接して冷却し、引き続き、このシ
ート11をエンドレスベルト15で第3の冷却ロール16に対
して面状に圧接して50℃以下に冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造方法及びその製造装置に関
し、得られたフィルム又はシートは食品、医薬品等の包
装用に利用できる。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、ポ
リプロピレン樹脂シート(又はフィルム)の透明化技術
として、金属製のエンドレスベルトを使用するプロセス
が数多く提案されるようになってきている。金属製エン
ドレスベルトを使用する最大の利点は、金属製エンドレ
スベルトの鏡面を連続的にシート表面に転写して、シー
ト両面の高光沢化が効率良く得られる点にある。しか
し、ポリプロピレン樹脂シートの透明度を上げるには、
前記高光沢化に加えて、シート内部のヘイズ(曇り度)
を低くすることも必要である。
【0003】従来、透明度を向上させるための種々の方
法、装置が提案されている。例えば、特開平6-170919号
公報によれば、金属ロールと、表面が弾性体で被覆され
た弾性ロールとの間に金属製エンドレスベルトを巻装し
ておき、金属製エンドレスベルトを介してこの弾性ロー
ルと冷却ロールの間にシートを通した後、引き続きこの
シートを冷却ロールの周面の一部に押し付けながら冷却
するようにした溶融シートの冷却・固化装置が開示され
ている。この装置の場合、冷却ロールと金属製エンドレ
スベルトとで押圧されたシートの急冷効果が不十分であ
るうえ、弾性ロールの弾性体の硬度が高く、面状圧接状
態とはなっていないため、樹脂バンクが発生したり、シ
ートの良好な透明性が得られない。
【0004】また、特開平6-166089号公報及び特開平6-
170919号公報においても、金属ロールと、表面が弾性体
で被覆された弾性ロールとの間に金属製エンドレスベル
トを巻装しておき、同様にシートを冷却する方法が開示
されているが、冷却温度が高く、かつ弾性体の硬度も高
いため、急冷効果が不十分となって、造核剤を含む原料
を使用しないと透明なポリプロピレンシートが得られな
い。
【0005】更に、特開平6-55613 号公報によれば、造
核剤等を含む溶融状態のシートを、冷却ロールと金属製
エンドレスベルトとの中間に導入し、このシートを冷却
ロールと金属製エンドレスベルトに接触させながら移動
させた後、金属製エンドレスベルトの内側から冷却ロー
ルでシートを前記冷却ロールに対して押圧するようにし
た熱可塑性樹脂シート又はフィルムの製造方法が開示さ
れている。
【0006】この製造方法の場合、シートの急冷が、冷
却ロールと金属製エンドレスベルトの両者間に挟まれて
開始するようになっているため、急冷開始点において十
分な面圧がかからず、良好な急冷効果及びシートの良好
な表面光沢が得にくい。この結果、造核剤等の添加によ
って透明度を上げるようにしているが、造核剤等の添加
がないと、透明度が不足する虞れがある。
【0007】そこで、本発明は、高透明性の面状ポリプ
ロピレン樹脂を高速度で製造することができるポリプロ
ピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法及びその製造
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、表
面が弾性材で被覆された第1の冷却ロールと、第2の冷
却ロールとの間に表面が鏡面の金属製エンドレスベルト
が巻装され、面状ポリプロピレン樹脂と前記金属製エン
ドレスベルトを介して前記第1の冷却ロールと接触す
る、表面が鏡面の第3の冷却ロールが、前記金属製エン
ドレスベルトで押圧された前記面状ポリプロピレン樹脂
を抱き込むようにして設けられた製造装置を使用したポ
リプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法であっ
て、前記面状ポリプロピレン樹脂と直接接触している前
記金属製エンドレスベルト及び前記第3の冷却ロールの
温度を50℃以下、露点以上に保ちながら、面状ポリプロ
ピレン樹脂を、前記第1の冷却ロールと接触している前
記金属製エンドレスベルトと、前記第3の冷却ロールと
に略同時に接触するようにして第1と第3の冷却ロール
の間に導入し、前記第1と第3の冷却ロールの間の押圧
力で前記弾性材を弾性変形させながら前記第1と第3の
冷却ロールとで前記面状ポリプロピレン樹脂を面状に圧
接して冷却し、引き続き、この面状ポリプロピレン樹脂
を前記金属製エンドレスベルトで第3の冷却ロールに対
して面状に圧接して冷却することを特徴とする。
【0009】前記面状ポリプロピレン樹脂とは、押出機
より押出し成形された直後の面状ポリプロピレン樹脂の
ことである。本発明における面状ポリプロピレン樹脂に
は、冷却固化されたポリプロピレン樹脂のフィルム及び
シートを含む。前記ポリプロピレン樹脂としては、ポリ
プロピレンのホモポリマー、エチレンとのコポリマー
(ブロック、ランダム)、これらの混合物等を使用でき
る。特に、エチレンとのランダムコポリマーは透明性に
優れている。なお、この樹脂中には、ソルビトール系、
安息香酸アルミニウム系、ナトリウム系等の造核剤が含
まれていてもよい。また、フィルムやシートは、ポリプ
ロピレン樹脂の単層又はポリプロピレン樹脂層を含む多
層であってもよい。
【0010】本発明において、面状ポリプロピレン樹脂
を冷却するための金属製エンドレスベルト及びロールの
温度が50℃を超える場合には、良好な透明性が得られな
くなる。好ましくは、30℃以下である。また、露点より
低い場合には、シートに水滴斑が発生する。
【0011】面状ポリプロピレン樹脂を、第1の冷却ロ
ールと接触している金属製エンドレスベルトと、第3の
冷却ロールとに略同時に接触するようにして第1と第3
の冷却ロールの間に導入することにより、面状ポリプロ
ピレン樹脂の圧接と冷却を同時に行うことが可能にな
り、面状ポリプロピレン樹脂の透明性を高めることがで
きる。仮に、面状ポリプロピレン樹脂を金属製エンドレ
スベルト又は冷却ロールに先に接触させた場合、シート
両面への鏡面転写がなされる前に面状ポリプロピレン樹
脂の冷却、固化が進んでしまうことになる。
【0012】本発明において、金属製エンドレスベルト
及びロールの鏡面の度合いは、表面粗さが0.5 S以下で
あることが好ましい。エンドレスベルトの材質として
は、ステンレス、炭素鋼、チタン合金等を使用できる。
エンドレスベルトの厚さは任意であるが、強度的に0.3m
m 以上が好ましい。
【0013】前記弾性材の材質としては、フッ素系ゴ
ム、シリコーン系ゴム、EPDM等を使用できる。ま
た、弾性材の厚さは、弾性変形して良好な面圧を得るた
めに、3mm以上が好ましい。本発明では、前記弾性材の
弾性変形を伴って前記面状ポリプロピレン樹脂を面状に
圧接して冷却するため、鏡面転写と冷却の効率が高ま
る。
【0014】本発明の第2発明は、表面が弾性材で被覆
された第1の冷却ロールと第2の冷却ロールとの間に巻
装された表面が鏡面の第1の金属製エンドレスベルト
と、第3の冷却ロールと第4の冷却ロールとの間に巻装
された表面が鏡面の第2の金属製エンドレスベルトと
が、面状ポリプロピレン樹脂を挟んで並走するように設
けられ、この面状ポリプロピレン樹脂を挟んで両金属製
エンドレスベルトが並走する区間において両金属製エン
ドレスベルトへの付圧手段が設けられた製造装置を使用
したポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法
であって、前記面状ポリプロピレン樹脂と直接接触して
いる前記金属製エンドレスベルトの温度を50℃以下、露
点以上に保ちながら、面状ポリプロピレン樹脂を、前記
第1の冷却ロールと接触している前記第1の金属製エン
ドレスベルトと、前記第3の冷却ロールと接触している
前記第2の金属製エンドレスベルトとに略同時に接触す
るようにして第1と第2の金属製エンドレスベルトの間
に導入し、前記第1と第3の冷却ロールの間の押圧力で
前記弾性材を弾性変形させながら前記第1と第3の冷却
ロールとで前記面状ポリプロピレン樹脂を面状に圧接し
て冷却し、引き続き、前記両金属製エンドレスベルトが
並走する区間において前記付圧手段で前記成形された面
状ポリプロピレン樹脂を面状に圧接して冷却することを
特徴とする。
【0015】本発明の第3発明に係るポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造方法は、第2発明におい
て、前記第3の冷却ロールは、その表面が弾性材で被覆
されていることを特徴とする。即ち、本発明の第1と第
3の冷却ロールは、両方の表面が弾性材で被覆されてい
るものである。
【0016】本発明の第4発明に係るポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造方法は、第2又は第3発明
において、前記両金属製エンドレスベルトへの付圧手段
は、前記両金属製エンドレスベルトを挟んで配置された
少なくとも一対のロールであることを特徴とする。第1
と第2のロールの間及び第3と第4のロールの間の長さ
に応じて、ロールの対の数を決めればよい。前記一対の
ロールは、両金属製エンドレスベルトを挟んで互いに対
向するような位置に配置されていてもよく、又は両金属
製エンドレスベルトを挟んで互いにずれた位置に配置さ
れていてもよい。
【0017】本発明の第5発明に係るポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造方法は、第2又は第3発明
において、前記両金属製エンドレスベルトへの付圧手段
は、前記両金属製エンドレスベルトが前記第1と第2の
ロールの間又は前記第3と第4のロールの間を蛇行する
ように配置されたロールであることを特徴とする。前記
両金属製エンドレスベルトを前記第1と第2のロールの
間又は前記第3と第4のロールの間のいずれに蛇行する
ように配置するかは任意であり、いずれの場合でも同じ
付圧効果が得られる。
【0018】本発明の第6発明に係るポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造方法は、第1〜第5発明の
いずれかに記載の発明において、前記弾性材の弾性変形
を伴って前記面状ポリプロピレン樹脂を面状圧接する際
の面圧を、0.1MPa〜20.0MPaとし、前記弾性材の弾性変
形を伴わないで前記面状ポリプロピレン樹脂を面状圧接
する際の面圧を、0.01MPa 〜0.5MPaとすることを特徴と
する。面圧を前記0.1MPa又は0.01MPa より低くすると、
鏡面転写と冷却の効率が劣るようになる。また、面圧を
前記20.0MPa 又は0.5MPaより高くするという事は、ベル
ト張力が高くなるため、ベルト寿命の点から好ましくな
い。
【0019】本発明の第7発明に係るポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造装置は、表面が弾性材で被
覆された第1の冷却ロールと、第2の冷却ロールとの間
に表面が鏡面の金属製エンドレスベルトが巻装され、面
状ポリプロピレン樹脂と前記金属製エンドレスベルトを
介して前記第1の冷却ロールと接触する、表面が鏡面の
第3の冷却ロールが、前記金属製エンドレスベルトで押
圧された前記面状ポリプロピレン樹脂を抱き込むように
して設けられていることを特徴とする。即ち、本発明
は、第1発明の製造方法を実施するための製造装置であ
る。
【0020】本発明の第8発明に係るポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造装置は、表面が弾性材で被
覆された第1の冷却ロールと第2の冷却ロールとの間に
巻装された表面が鏡面の第1の金属製エンドレスベルト
と、第3の冷却ロールと第4の冷却ロールとの間に巻装
された表面が鏡面の第2の金属製エンドレスベルトと
が、面状ポリプロピレン樹脂を挟んで並走するように設
けられ、この面状ポリプロピレン樹脂を挟んで両金属製
エンドレスベルトが並走する区間において両金属製エン
ドレスベルトへの付圧手段が設けられていることを特徴
とする。即ち、本発明は、第2発明の製造方法を実施す
るための製造装置である。
【0021】本発明の第9発明に係るポリプロピレン樹
脂シート又はフィルムの製造装置は、第8発明におい
て、前記第3の冷却ロールは、その表面が弾性材で被覆
されていることを特徴とする。即ち、本発明は、第3発
明の製造方法を実施するための製造装置である。
【0022】本発明の第10発明に係るポリプロピレン
樹脂シート又はフィルムの製造装置は、第8又は第9発
明において、前記両金属製エンドレスベルトへの付圧手
段は、前記両金属製エンドレスベルトを挟んで配置され
た少なくとも一対のロールであることを特徴とする。即
ち、本発明は、第4発明の製造方法を実施するための製
造装置である。
【0023】本発明の第11発明に係るポリプロピレン
樹脂シート又はフィルムの製造装置は、第8又は第9発
明において、前記両金属製エンドレスベルトへの付圧手
段は、前記両金属製エンドレスベルトが前記第1と第2
のロールの間又は前記第3と第4のロールの間を蛇行す
るように配置されたロールであることを特徴とする。即
ち、本発明は、第5発明の製造方法を実施するための製
造装置である。
【0024】本発明の第12発明に係るポリプロピレン
樹脂シート又はフィルムの製造装置は、第7〜第 11
発明のいずれかに記載の発明において、前記弾性材は、
その硬度(JIS K6301 A 形に準拠)が60度以下であ
ることを特徴とする。前記硬度が60度より大きい場合に
は、弾性力が弱くなり、面状ポリプロピレン樹脂を、冷
却ロールと金属製エンドレスベルト又は金属製エンドレ
スベルト同士に略同時に接触させる際に樹脂バンクが生
じやすくなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕図1を参照して本実施形態に係る面
状ポリプロピレン樹脂であるポリプロピレン樹脂シート
11の製造方法及び製造装置を説明する。先ず、本実施形
態のポリプロピレン樹脂シート11の製造装置の構成を説
明する。
【0026】この製造装置は、押出機のTダイ12と、第
1の冷却ロール13と第2の冷却ロール14との間に巻装さ
れた金属製エンドレスベルト15と、ポリプロピレン樹脂
シート11と金属製エンドレスベルト15を介して第1の冷
却ロール13と接触する第3の冷却ロール16と、第2の冷
却ロール14の近傍に設けられた第4のロール17とを備え
て構成されている。なお、図1に鎖線で示したように、
第1のロール13の前に別の冷却ロール15Aを設け、エン
ドレスベルト15の内側から接触させることで、エンドレ
スベルト15を更に冷却するようにしてもよい。
【0027】前記第1の冷却ロール13は、その表面にフ
ッ素ゴム等の弾性材18が被覆されている。この弾性材18
は、その硬度(JIS K6301 A 形に準拠)が60度以下、厚
さが3mm以上のものである。前記金属製エンドレスベル
ト15は、ステンレス等よりなり、表面粗さが0.5 S以下
の鏡面を有している。第1と第2の冷却ロール13,14 の
少なくとも一方は、その回転軸19が回転駆動手段(図示
せず)と連結されている。
【0028】前記第3の冷却ロール16も、表面粗さが0.
5 S以下の鏡面を有している。そして、この冷却ロール
16は、ポリプロピレン樹脂シート11と金属製エンドレス
ベルト15を介して第1の冷却ロール13と接触し、しかも
エンドレスベルト15でこの冷却ロール16側に押圧された
ポリプロピレン樹脂シート11を抱き込むようにして設け
られている。即ち、金属製エンドレスベルト15とこのエ
ンドレスベルト15と接触しているポリプロピレン樹脂シ
ート11は、第3の冷却ロール16の周面の一部に巻き付く
ようにして蛇行している。
【0029】前記第4のロール17は、ポリプロピレン樹
脂シート11がエンドレスベルト15を介して第2の冷却ロ
ール14に圧接されるように樹脂シート11をガイドするも
のである。前記各冷却ロール13,14,16には、表面の温度
調整を可能とする水冷式等の温度調整手段(図示せず)
が設けられている。
【0030】次に、上記製造装置を使用した本実施形態
のポリプロピレン樹脂シート11の製造方法を説明する。
先ず、ポリプロピレン樹脂シート11と直接接触している
金属製エンドレスベルト15及び第3の冷却ロール16の表
面温度が50℃以下、露点以上に保たれるように、各冷却
ロール13,14,16の温度制御をしておく。
【0031】そして、押出機のTダイ12より押出された
ポリプロピレン樹脂シート11を、第1の冷却ロール13と
接触しているエンドレスベルト15と、第3の冷却ロール
16とに略同時に接触するようにして第1と第3の冷却ロ
ール13,16 の間に導入し、第1と第3の冷却ロール13,1
6 とで樹脂シート11を圧接して50℃以下に冷却する。こ
の際、第1と第3の冷却ロール13,16 間の押圧力で弾性
材18が圧縮されるようにして弾性変形し、弾性材18が弾
性変形している両ロール13,16 の中心からの角度θ1
分において樹脂シート11は、両ロール13,16 による面状
圧接となっている。この際の面圧は、0.1MPa〜20.0MPa
である。
【0032】引き続き、このポリプロピレン樹脂シート
11を前記鏡面のエンドレスベルト15で第3の冷却ロール
16に対して圧接して50℃以下に冷却する。エンドレスベ
ルト15でこの冷却ロール16側に押圧された樹脂シート11
は、冷却ロール16の中心からの角度θ2 で冷却ロール16
に抱き込まれ、樹脂シート11は、この抱き角度θ2 部分
においてエンドレスベルト15と第3の冷却ロール16によ
り面状に圧接されている。この際の面圧は、0.01MPa 〜
0.5MPaである。
【0033】次に、ポリプロピレン樹脂シート11をエン
ドレスベルト15に重なるように沿わせた状態でエンドレ
スベルト15の回動と共に第2の冷却ロール14に移動さ
せ、この樹脂シート11をエンドレスベルト15を介して第
2の冷却ロール14に対して圧接して50℃以下に冷却す
る。第4のロール17でガイドされてこの冷却ロール14側
に押圧された樹脂シート11は、冷却ロール14の中心から
の角度θ3 部分においてエンドレスベルト15に面状に圧
接されている。この際の面圧は、0.01MPa 〜0.5MPaであ
る。
【0034】本実施形態によれば、弾性材18が弾性変形
している第1と第3のロール13,16の角度θ1 部分にお
ける両ロール13,16 によるシート11の面状圧接と冷却、
抱き角度θ2 部分における金属製エンドレスベルト15と
第3の冷却ロール16によるシート11の面状圧接と冷却及
び角度θ3 部分におけるエンドレスベルト15と第2の冷
却ロール14によるシート11の面状圧接と冷却によって、
高透明性のポリプロピレン樹脂シート11を高速度で製造
することができる。
【0035】〔第2の実施形態〕図2を参照して本実施
形態に係るポリプロピレン樹脂シート11の製造方法及び
製造装置の実施形態を説明する。先ず、本実施形態の製
造装置の構成を説明する。この製造装置は、押出機のT
ダイ12と、第1の冷却ロール21と第2の冷却ロール22と
の間に巻装された第1の金属製エンドレスベルト23と、
第3の冷却ロール24と第4の冷却ロール25との間に巻装
された第2の金属製エンドレスベルト26と、第4の冷却
ロール25の近傍に設けられた第5のロール27と、エンド
レスベルト23,26 への付圧手段として設けられた2対の
ロール28,29 とを備えて構成されている。
【0036】前記第1の冷却ロール21は、その表面にフ
ッ素ゴム等の弾性材18が被覆されている。この弾性材18
は、その硬度(JIS K6301 A 形に準拠)が60度以下、厚
さが3mm以上のものである。前記第1と第2の金属製エ
ンドレスベルト23,26 は、第1と第2のロール21,22間
及び第3と第4のロール24,25 間において、ポリプロピ
レン樹脂シート11を挟んで並走するように設けられてい
る。これらのエンドレスベルト23,26 は、それぞれステ
ンレス等よりなり、表面粗さが0.5 S以下の鏡面を有し
ている。
【0037】前記付圧手段となる2対のロール28,29
は、第1と第2のロール21, 22間及び第3と第4のロー
ル24,25 間の略中間において両エンドレスベルト23,26
を挟んで対向するようにして設けられている。上下のロ
ール28,29 間には、多少間隔があいている。なお、対と
なっている各ロール28,29 は、対向させないで互いにず
らせて配置してもよい。
【0038】前記第5のロール27は、ポリプロピレン樹
脂シート11が第2のエンドレスベルト26を介して第4の
冷却ロール25に圧接されるように樹脂シート11をガイド
するものである。前記各冷却ロール21,22,24,25 には、
表面の温度調整を可能とする水冷式等の温度調整手段
(図示せず)が設けられている。
【0039】次に、上記製造装置を使用した本実施形態
のポリプロピレン樹脂シート11の製造方法を説明する。
先ず、ポリプロピレン樹脂シート11と直接接触している
金属製エンドレスベルト23,26 の表面温度が50℃以下、
露点以上に保たれるように、各冷却ロール21,22,24,25
の温度制御をしておく。
【0040】そして、押出機のTダイ12より押出された
ポリプロピレン樹脂シート11を、第1の冷却ロール21と
接触している第1の金属製エンドレスベルト23と、第3
の冷却ロール24と接触している第2の金属製エンドレス
ベルト26とに略同時に接触するようにして第1と第2の
金属製エンドレスベルト23,26 の間に導入し、第1と第
3の冷却ロール21,24 でポリプロピレン樹脂シート11を
圧接して50℃以下に冷却する。この際、第1と第3の冷
却ロール21,24 間の押圧力で弾性材18が圧縮されるよう
にして弾性変形し、弾性材18が弾性変形している両ロー
ル21,24 の中心からの角度θ1 部分において樹脂シート
11は、両ロール21,24 によって面状に圧接されている。
この際の面圧は、0.1MPa〜20.0MPa である。
【0041】引き続き、両エンドレスベルト23,26 が並
走する区間において、付圧手段となる2対のロール28,2
9 で両エンドレスベルト23,26 に挟まれたポリプロピレ
ン樹脂シート11を圧接して50℃以下に冷却する。上下の
ロール28,29 間における両エンドレスベルト23,26 で挟
まれた樹脂シート11は、対のロール28,29 の押圧力によ
って面状に圧接されている。この際の面圧は、0.01MPa
〜0.5 MPa である。
【0042】次に、前記ポリプロピレン樹脂シート11を
両エンドレスベルト23,26 の回動と共に第4の冷却ロー
ル25に移動させ、この樹脂シート11を第2のエンドレス
ベルト26を介して第4の冷却ロール25に対して圧接して
50℃以下に冷却する。第5のロール27でガイドされてこ
の冷却ロール25側に押圧されたポリプロピレン樹脂シー
ト11は、冷却ロール25の中心からの角度θ3 部分におい
てエンドレスベルト26に面状に圧接されている。この際
の面圧は、0.01MPa 〜0.5MPaである。
【0043】本実施形態によれば、弾性材18が弾性変形
している第1と第3のロール21,24の角度θ1 部分にお
ける両ロール21,24 によるシート11の面状圧接と冷却、
付圧手段となる2対のロール28,29 間におけるシート11
の面状圧接と冷却及び角度θ3 部分における第2の金属
製エンドレスベルト26と第4の冷却ロール25によるシー
ト11の面状圧接と冷却によって、高透明性のポリプロピ
レン樹脂シート11を高速度で製造することができる。
【0044】〔第3の実施形態〕図3を参照して本実施
形態に係るポリプロピレン樹脂シート11の製造方法及び
製造装置の実施形態を説明する。先ず、本実施形態の製
造装置の構成を説明する。この製造装置は、第2実施形
態の製造装置と比べて下記の点が異なる。
【0045】この製造装置では、第3の冷却ロール24に
も、その表面に弾性材18が被覆されている。また、エン
ドレスベルト23,26 への付圧手段として、ロール31を使
用し、第3と第4のロール24,25 間の略中間においてこ
のロール31が両金属製エンドレスベルト23,26 を第3と
第4のロールロール24,25 間側に蛇行させるように配置
されている。このロール31も冷却機能を有している。
【0046】この製造装置を使用したポリプロピレン樹
脂シート11の製造方法は、第2実施形態と同様である
が、第1と第3のロール21,24 による面状圧接及び両エ
ンドレスベルト23,26 が並走する区間における面状圧接
が異なる。即ち、Tダイ12より押出されたポリプロピレ
ン樹脂シート11を、第1のエンドレスベルト23と第2の
エンドレスベルト26とに略同時に接触するようにして第
1と第2のエンドレスベルト23,26 の間に導入した際、
第1と第3の冷却ロール21, 24間の押圧力で両方の弾性
材18が圧縮されるようにして弾性変形し、弾性材18が弾
性変形している両ロール21,24 の中心からの角度θ1
分において樹脂シート11は、両ロール21,24 によって面
状に圧接される。この際の面圧は、0.1MPa〜20.0MPa で
ある。
【0047】そして、ポリプロピレン樹脂シート11が第
1と第3のロール21,24 側から第2と第4のロール22,2
5 側に移動する際、第2のエンドレスベルト26により前
記ロール31側に押圧されたポリプロピレン樹脂シート11
は、角度θ2 でロール31に抱き込まれ、この抱き角度θ
2 部分においてエンドレスベルト23,26 に挟まれた樹脂
シート11は、ロール31側に面状に圧接される。この際の
面圧は、0.01MPa 〜0.5MPaである。
【0048】本実施形態によれば、両弾性材18が弾性変
形している第1と第3のロール21,24の角度θ1 部分に
おける両ロール21,24 によるシート11の面状圧接と冷
却、抱き角度θ2 部分における第2のエンドレスベルト
26と付圧手段となるロール31によるシート11の面状圧接
と冷却及び角度θ3 部分における第2のエンドレスベル
ト26と第4の冷却ロール25によるシート11の面状圧接と
冷却によって、高透明性のポリプロピレン樹脂シート11
を高速度で製造することができる。
【0049】〔第4の実施形態〕図4を参照して本実施
形態に係るポリプロピレン樹脂シート11の製造方法及び
製造装置の実施形態を説明する。本実施形態の製造装置
は、第1実施形態の製造装置と比べて下記の点が異な
る。この製造装置では、第1実施形態に係る第4のロー
ル17が設けられていないで構成されており、弾性材18が
被覆されている第1の冷却ロール13、第2の冷却ロール
14、金属製エンドレスベルト15及び第3の冷却ロール16
は同様に備えている。
【0050】この製造装置を使用したポリプロピレン樹
脂シート11の製造方法は、第1実施形態に係る、第4の
ロール17でガイドされた樹脂シート11のエンドレスベル
ト15への面状圧接と冷却がない点が第1実施形態と異な
る。即ち、押出機のTダイ12で押出されたポリプロピレ
ン樹脂シート11を、第1の冷却ロール13と接触している
エンドレスベルト15と、第3の冷却ロール16とに略同時
に接触するようにして第1と第3の冷却ロール13,16 の
間に導入し、第1と第3の冷却ロール13,16 とで樹脂シ
ート11を圧接して50℃以下に冷却し、引き続き、このポ
リプロピレン樹脂シート11を前記鏡面のエンドレスベル
ト15で第3の冷却ロール16に対して圧接して50℃以下に
冷却する。
【0051】本実施形態によれば、弾性材18が弾性変形
している第1と第3のロール13,16の角度θ1 部分にお
ける両ロール13,16 によるシート11の面状圧接と冷却及
び抱き角度θ2 部分における金属製エンドレスベルト15
と第3の冷却ロール16によるシート11の面状圧接と冷却
によって、高透明性のポリプロピレン樹脂シート11を高
速度で製造することができる。
【0052】〔第5の実施形態〕図5を参照して本実施
形態に係るポリプロピレン樹脂シート11の製造方法及び
製造装置の実施形態を説明する。本実施形態の製造装置
は、第2実施形態の製造装置と比べて下記の点が異な
る。この製造装置では、第2実施形態に係る第5のロー
ル27が設けられていないで構成され、第1の冷却ロール
21、第2の冷却ロール22、第1の金属製エンドレスベル
ト23、第3の冷却ロール24、第4の冷却ロール25、第2
の金属製エンドレスベルト26及び付圧手段として設けら
れた2対のロール28,29 は同様に備えている。
【0053】この製造装置を使用したポリプロピレン樹
脂シート11の製造方法は、第2実施形態に係る、第2の
金属製エンドレスベルト26と第4の冷却ロール25による
シート11の面状圧接と冷却がない点が第1実施形態と異
なる。即ち、押出機のTダイ12より押出されたポリプロ
ピレン樹脂シート11を、第1の金属製エンドレスベルト
23と、第2の金属製エンドレスベルト26とに略同時に接
触するようにして第1と第2の金属製エンドレスベルト
23,26 の間に導入し、第1と第3の冷却ロール21,24 で
ポリプロピレン樹脂シート11を圧接して50℃以下に冷却
し、引き続き、2対のロール28,29 で両エンドレスベル
ト23,26 に挟まれたポリプロピレン樹脂シート11を圧接
して50℃以下に冷却する。
【0054】本実施形態によれば、両弾性材18が弾性変
形している第1と第3のロール21,24の角度θ1 部分に
おける両ロール21,24 による樹脂シート11の面状圧接と
冷却及び付圧手段となる2対のロール28,29 間における
シート11の面状圧接と冷却によって、高透明性のポリプ
ロピレン樹脂シート11を高速度で製造することができ
る。
【0055】
【実施例】
〔実施例1〕上記第1実施形態において、製造装置及び
製造方法の具体的条件を下記の通りとした。 押出機の直径…90mm、Tダイの幅…800mm ポリプロピレン樹脂…出光ポリプロF-205S(商品名、出
光石油化学株式会社製) ポリプロピレン樹脂シートの厚さ…0.3mm 弾性材の材質…シリコーンゴム、厚さ…10mm、硬度…30
度 シートの引取り速度…16m/min シートと接触しているエンドレスベルトとロールの表面
温度…20〜23℃
【0056】〔実施例2〕実施例1の製造方法におい
て、シートの原料のみを変えた。即ち、使用した樹脂
は、出光ポリプロF-205Sに造核剤であるゲルオールDH
(新日本理化学株式会社製)を3000ppm 添加したもので
ある。
【0057】〔比較例1〕金属ロールと、表面が弾性体
で被覆された弾性ロールとの間に金属製エンドレスベル
トを巻装しておき、金属製エンドレスベルト(80℃)を
介してこの弾性ロールと冷却ロール(80℃)の間にシー
トを通し、このシートを冷却ロール面の一部に圧接した
後、冷却ロールとベルトにより圧接冷却するようにした
製造方法(特開平6-170919号公報参照)において、使用
した樹脂原料を前記出光ポリプロF-205Sとした。
【0058】〔比較例2〕比較例1と同様の製造方法で
あるが、使用したシート原料を前記ゲルオールDHが添加
された出光ポリプロF-205Sとした。
【0059】〔比較例3〕金属ロール(30℃)と表面が
弾性体で被覆された弾性ロールの間に金属製エンドレス
ベルト(30℃)を巻装しておき、金属製エンドレスベル
トを介してこの弾性ロールと冷却ロールの間にシートを
通し、このシートが冷却ロール面の一部に圧接されるよ
うにした製造方法(ドイツ特許3319279A1 、実開平3-69
19号公報公報参照)において、使用した樹脂原料を前記
出光ポリプロF-205Sとした。
【0060】前記実施例1、2及び比較例1〜3につい
て、得られたポリプロピレン樹脂シート11の総ヘイズと
内部ヘイズを測定し、またロール側の面とベルト側の面
の表面光沢度を測定した。それらの結果を下記の表1に
示す。
【0061】ヘイズは、ヘイズ測定機(例えば、NDH-30
0A、日本電色工業株式会社製)を使用し、シートに光を
照射して透過した光線の全量を表す全光線透過率(Tt
)と、シートによって拡散された透過した拡散光線透
過率(Td )との比によって下記式で求める。前記全光
線透過率(Tt )は、入射光と同軸のまま透過した平行
光線透過率(Tp )と拡散光線透過率(Td )との和で
ある。 ヘイズ(H)=Td /Tt ×100
【0062】そして、総ヘイズは、シートに光を照射し
た際に得られたTd 及びTt より求めた。また、内部ヘ
イズは、シートの両面にシリコーンオイルを塗布した
後、ガラス板でこのシートの両面を挟み、シート外側の
影響を消去して測定した。 総ヘイズ=内部ヘイズ+外部ヘイズ
【0063】前記表面光沢度は、自動式測色色差計(例
えば、AUD-CH-2型-45,60、スガ試験機株式会社製)を使
用し、シートに光を入射角60度で照射し、同じく60度で
反射光を受光したときの反射光束ψs を測定し、屈折率
1.567 のガラス表面からの反射光束ψos との比によ
り、下記の通り求めた。 表面光沢度(Gs )=(ψs /ψos )×100
【0064】
【表1】
【0065】表1より、実施例1によれば、弾性材18が
弾性変形している第1と第3のロール13,16 の角度θ1
部分における両ロール13,16 によるシート11の面状圧接
と冷却、抱き角度θ2 部分における金属製エンドレスベ
ルト15と第3の冷却ロール16によるシート11の面状圧接
と冷却及び角度θ3 部分におけるエンドレスベルト15と
第2の冷却ロール14によるシート11の面状圧接と冷却に
よってポリプロピレン樹脂シート11を製造しているた
め、高速で製造しても、総ヘイズも内部ヘイズも低く、
透明性が高いポリプロピレン樹脂シート11が得られるこ
とがわかる。また、表面光沢度がシート11のロール側の
面及びベルト側の面のいずれも高いことがわかる。
【0066】実施例2によれば、得られたポリプロピレ
ン樹脂シート11は、実施例1と略同様の特性が得られて
いるが、ヘイズに関しては実施例1より若干向上してい
る。従って、本発明によれば、樹脂原料中に造核剤を添
加することにより、シート11の透明性を更に改善するこ
とができる。
【0067】一方、比較例1によれば、急冷開始点にお
いて十分な面圧がかからず、良好な急冷効果が得にくい
ため、得られたシートの透明性が低く、表面光沢度も低
いことがわかる。比較例2によれば、樹脂原料中に造核
剤を添加したことにより、比較例1と比べて、得られた
シートの透明性と表面光沢度に或る程度の改善が見られ
る。比較例3によれば、シートの金属製エンドレスベル
トとの面圧区間が短いため、得られたシートの透明性が
不良であり、シートのベルト側の面の表面光沢度が低い
ことがわかる。
【0068】
【発明の効果】本発明に係るポリプロピレン樹脂シート
又はフィルムの製造方法及び製造装置によれば、高透明
性の面状ポリプロピレン樹脂(ポリプロピレン樹脂シー
ト又はフィルム)を高速度で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るポリプロピレン樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態に係るポリプロピレン樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【図3】本発明の第3実施形態に係るポリプロピレン樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【図4】本発明の第4実施形態に係るポリプロピレン樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【図5】本発明の第5実施形態に係るポリプロピレン樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
11 ポリプロピレン樹脂シート 13,21 第1の冷却ロール 14,22 第2の冷却ロール 15 金属製エンドレスベルト 16,24 第3の冷却ロール 17,25 第4の冷却ロール 18 弾性材 23 第1の金属製エンドレスベルト 26 第2の金属製エンドレスベルト 28,29,31 付圧手段であるロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 勝美 兵庫県姫路市白浜町甲841番地の3 出光 石油化学株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が弾性材で被覆された第1の冷却ロ
    ールと、第2の冷却ロールとの間に表面が鏡面の金属製
    エンドレスベルトが巻装され、面状ポリプロピレン樹脂
    と前記金属製エンドレスベルトを介して前記第1の冷却
    ロールと接触する、表面が鏡面の第3の冷却ロールが、
    前記金属製エンドレスベルトで押圧された前記面状ポリ
    プロピレン樹脂を抱き込むようにして設けられた製造装
    置を使用したポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの
    製造方法であって、 前記面状ポリプロピレン樹脂と直接接触している前記金
    属製エンドレスベルト及び前記第3の冷却ロールの温度
    を50℃以下、露点以上に保ちながら、 前記面状ポリプロピレン樹脂を、前記第1の冷却ロール
    と接触している前記金属製エンドレスベルトと、前記第
    3の冷却ロールとに略同時に接触するようにして第1と
    第3の冷却ロールの間に導入し、 前記第1と第3の冷却ロールの間の押圧力で前記弾性材
    を弾性変形させながら前記第1と第3の冷却ロールとで
    前記面状ポリプロピレン樹脂を面状に圧接して冷却し、 引き続き、この面状ポリプロピレン樹脂を前記金属製エ
    ンドレスベルトで第3の冷却ロールに対して面状に圧接
    して冷却することを特徴とするポリプロピレン樹脂シー
    ト又はフィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 表面が弾性材で被覆された第1の冷却ロ
    ールと第2の冷却ロールとの間に巻装された表面が鏡面
    の第1の金属製エンドレスベルトと、第3の冷却ロール
    と第4の冷却ロールとの間に巻装された表面が鏡面の第
    2の金属製エンドレスベルトとが、面状ポリプロピレン
    樹脂を挟んで並走するように設けられ、この面状ポリプ
    ロピレン樹脂を挟んで両金属製エンドレスベルトが並走
    する区間において両金属製エンドレスベルトへの付圧手
    段が設けられた製造装置を使用したポリプロピレン樹脂
    シート又はフィルムの製造方法であって、 前記面状ポリプロピレン樹脂と直接接触している前記金
    属製エンドレスベルトの温度を50℃以下、露点以上に保
    ちながら、 前記面状ポリプロピレン樹脂を、前記第1の冷却ロール
    と接触している前記第1の金属製エンドレスベルトと、
    前記第3の冷却ロールと接触している前記第2の金属製
    エンドレスベルトとに略同時に接触するようにして第1
    と第2の金属製エンドレスベルトの間に導入し、 前記第1と第3の冷却ロールの間の押圧力で前記弾性材
    を弾性変形させながら前記第1と第3の冷却ロールとで
    前記面状ポリプロピレン樹脂を面状に圧接して冷却し、 引き続き、前記両金属製エンドレスベルトが並走する区
    間において前記付圧手段で前記面状ポリプロピレン樹脂
    を面状に圧接して冷却することを特徴とするポリプロピ
    レン樹脂シート又はフィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の冷却ロールは、その表面が弾
    性材で被覆されていることを特徴とする請求項2に記載
    のポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記両金属製エンドレスベルトへの付圧
    手段は、前記両金属製エンドレスベルトを挟んで配置さ
    れた少なくとも一対のロールであることを特徴とする請
    求項2又は3に記載のポリプロピレン樹脂シート又はフ
    ィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記両金属製エンドレスベルトへの付圧
    手段は、前記両金属製エンドレスベルトが前記第1と第
    2のロールの間又は前記第3と第4のロールの間を蛇行
    するように配置されたロールであることを特徴とする請
    求項2又は3に記載のポリプロピレン樹脂シート又はフ
    ィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記弾性材の弾性変形を伴って前記面状
    ポリプロピレン樹脂を面状圧接する際の面圧を、0.1MPa
    〜20.0MPa とし、 前記弾性材の弾性変形を伴わないで前記面状ポリプロピ
    レン樹脂を面状圧接する際の面圧を、0.01MPa 〜0.5MPa
    とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】 表面が弾性材で被覆された第1の冷却ロ
    ールと、第2の冷却ロールとの間に表面が鏡面の金属製
    エンドレスベルトが巻装され、面状ポリプロピレン樹脂
    と前記金属製エンドレスベルトを介して前記第1の冷却
    ロールと接触する、表面が鏡面の第3の冷却ロールが、
    前記金属製エンドレスベルトで押圧された前記面状ポリ
    プロピレン樹脂を抱き込むようにして設けられているこ
    とを特徴とするポリプロピレン樹脂シート又はフィルム
    の製造装置。
  8. 【請求項8】 表面が弾性材で被覆された第1の冷却ロ
    ールと第2の冷却ロールとの間に巻装された表面が鏡面
    の第1の金属製エンドレスベルトと、第3の冷却ロール
    と第4の冷却ロールとの間に巻装された表面が鏡面の第
    2の金属製エンドレスベルトとが、前記面状ポリプロピ
    レン樹脂を挟んで並走するように設けられ、 この面状ポリプロピレン樹脂を挟んで両金属製エンドレ
    スベルトが並走する区間において両金属製エンドレスベ
    ルトへの付圧手段が設けられていることを特徴とするポ
    リプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の冷却ロールは、その表面が弾
    性材で被覆されていることを特徴とする請求項8に記載
    のポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記両金属製エンドレスベルトへの付
    圧手段は、前記両金属製エンドレスベルトを挟んで配置
    された少なくとも一対のロールであることを特徴とする
    請求項8又は9に記載のポリプロピレン樹脂シート又は
    フィルムの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記両金属製エンドレスベルトへの付
    圧手段は、前記両金属製エンドレスベルトが前記第1と
    第2のロールの間又は前記第3と第4のロールの間を蛇
    行するように配置されたロールであることを特徴とする
    請求項8又は9に記載のポリプロピレン樹脂シート又は
    フィルムの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記弾性材は、その硬度(JIS K6301
    A 形に準拠)が60度以下であることを特徴とする請求項
    7〜11のいずれかに記載のポリプロピレン樹脂シート
    又はフィルムの製造装置。
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