JPH0929818A - 耐衝撃性プラスチックシートおよびその製造方法 - Google Patents

耐衝撃性プラスチックシートおよびその製造方法

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JPH0929818A
JPH0929818A JP7185554A JP18555495A JPH0929818A JP H0929818 A JPH0929818 A JP H0929818A JP 7185554 A JP7185554 A JP 7185554A JP 18555495 A JP18555495 A JP 18555495A JP H0929818 A JPH0929818 A JP H0929818A
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Akira Funaki
章 船木
Mitsuo Koyanagi
三穂 小柳
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な透明性を有するとともに優れた耐寒衝撃
性を備え、低コストで得られる耐衝撃性プラスチックシ
ートおよびその製造方法を提供すること。 【解決手段】直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDP
E)を1〜50wt%と、ポリプロピレン(PP)系樹脂とを
含有するプラスチックシート21の一方の面を、予熱手
段13および表面成形手段14により軟化点以上に加熱
するとともに、表面が鏡面仕上げされた無端ベルト14
5に当接させて、シート表面を平滑に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐衝撃性プラスチッ
クシートおよびこの製造方法に関し、医薬品、食品、工
業材料などの包装に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、食品などでとくに鮮度が要求される
ものなどには、消費者が未開封の状態で被包装物を確認
できるように、クリアパッケージなどの透明性を有する
包装が施されている。このクリアパッケージに用いる包
装材料としては、透明性に優れ、安価であることなどか
らポリ塩化ビニル(PVC)が主に用いられている。一
方、近年、ポリ塩化ビニルと同様に透明性を有する材料
として、ポリプロピレン(PP)素材の利用が増加して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したPP
素材のうち、ホモポリプロピレンは透明性には優れてい
るが、低温時の耐衝撃性が低く、市場の要求を満足でき
ないという問題がある。これに対して、エチレンプロピ
レンゴム(EPR)等のゴム成分を添加することで、P
Pの耐寒衝撃性の向上が図られているが、これによりシ
ートの透明性が低下するという問題がある。また、これ
らゴム成分の原料が高価であるため、コストがかかると
いう問題がある。
【0004】本発明の目的は、良好な透明性を有すると
ともに優れた耐寒衝撃性を備え、低コストで得られる耐
衝撃性プラスチックシートおよびその製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリプロピレ
ン(PP)系樹脂と直鎖状低密度ポリエチレン(L−L
DPE)とを配合した組成物をシート状に成形し、表面
成形によりシート表面を平滑に加工することで前記目的
を達成しようとするものである。具体的には、本発明の
耐衝撃性プラスチックシートは、直鎖状低密度ポリエチ
レン(L−LDPE)を1〜50重量部(wt%)と、ポリプロ
ピレン(PP)系樹脂とを含有し、シートの少なくとも
一方の面は、当該面が軟化点以上に加熱された状態で、
表面が鏡面仕上げされた表面成形板に当接されることで
形成されていることを特徴とする。
【0006】このような本発明によれば、シートを構成
する成分にPP系樹脂が含まれているので、シートの透
明性が確保されるようになる。また、耐寒性に優れたL
−LDPEが1〜50wt%配合されているので、PP系樹脂
による低い耐寒衝撃性が改善されるようになる。さら
に、L−LDPEはEPR等のゴム成分よりも安価なの
で、製造コストの低減が可能となる。
【0007】ここで、PP系樹脂によるシート透明性は
L−LDPEの添加により低下する。しかし、シートの
少なくとも一方の面を前述のように表面成形すれば、シ
ート表面が平滑となり、表面の凹凸による光の散乱が回
避され、L−LDPEの添加による透明性の低下は解消
されて良好な透明性が得られるようになる。これらによ
り、前記目的は達成される。
【0008】このとき、表面成形板に当接されて表面成
形されたシートの表面の鏡面光沢度は80〜200%であるこ
とが望ましい。これにより、プラスチックシートの表面
の光沢度が確保され、充分な透明性が確実に得られるよ
うになる。
【0009】本発明の耐衝撃性プラスチックシートの製
造方法は、直鎖状低密度ポリエチレンを1〜50wt%と、ポ
リプロピレン系樹脂とを含有する組成物をシート状に成
形し、このシートの少なくとも一方の面を軟化点以上の
温度にある状態で、表面が鏡面仕上げされた表面成形板
に当接させることを特徴とする。
【0010】このようにすることで、前述したような良
好な透明性を確保しつつ、耐寒衝撃性に優れ、安価なプ
ラスチックシートが得られるとともに、シート表面の平
滑化を確実かつ容易に行えるようになり、前記目的が達
成される。
【0011】また、前記組成物をシート状に成形した
後、冷却固化してから、前記シートの少なくとも一方の
面を軟化点以上に加熱して前記表面成形板に当接させて
もよい。これによれば、シートを所望の温度に加熱する
ことで、シート表面と前記表面成形板との密着を充分に
できるようになり、エアの巻き込みなどの不良を回避で
きるようになるとともに、確実に均一な表面成形を行え
るようになる。また、シート成形工程と表面成形工程と
を連続して処理(インライン処理)することができる
他、各々を別々の工程(オフライン処理)とすることが
可能となる。このため、工場などにおける製造装置の配
置や構成などの汎用性が向上し、かつ製造工程の自由度
が高められるようになる。さらに、別々の工程とするこ
とにより、シート成形後で表面成形を行う前の段階に、
保管、運搬などができるようになる。例えば、ある工場
でシートを製造し、このシートをロールに巻き取ってお
き、これをトラックなどで輸送して別の倉庫で保存など
した後、さらに別の工場で表面成形を行うようにしても
よい。
【0012】或いは、前記組成物をシート状に成形した
後、前記シートの少なくとも一方の面の温度が軟化点以
上であるうちに前記表面成形板に当接させてもよい。こ
のようにすることで、シート成形の余熱を利用して表面
成形を行えるようになり、再加熱の必要がないため、加
熱に要するコストが低減できるとともに、製造設備を簡
略化できるようになり、コストダウンを達成可能とな
る。
【0013】なお、このような本発明において、シート
のL−LDPE含有量が前記範囲を下回る場合には、低
温時の衝撃強度が大幅に低下して実用性に乏しくなる。
一方、L−LDPE含有量が前記範囲を上回る場合に
は、透明性が劣って商品価値が低下する。
【0014】PP系樹脂としては、ホモポリマー、エチ
レンプロピレンコポリマーなどのコポリマー(ブロッ
ク、ランダム)またはこれらの混合物が利用できる。但
し、透明性に優れているためランダムコポリマーを用い
ることが好ましい。そして、PP系樹脂はシートを構成
する組成物中50〜99wt%(但し、L−LDPE+PP系
樹脂=100wt%)含まれていることが好ましい。
【0015】さらに、この組成物にはソルビトール系、
安息香酸アルミニウム系、ナトリウム系等の透明性を向
上するための造核剤を配合してもよい。
【0016】シートの厚さは、比較的薄いフィルム状の
ものから比較的厚いシート状のものまで含み、厚さは任
意である。
【0017】前述した鏡面仕上げとは、鏡面光沢になる
ように加工することであり、研磨などにより行ってもよ
く、要するに、表面成形板の表面が鏡面のように平滑で
あればよい。鏡面仕上げされた表面成形板の表面の凹凸
の最大高さは、0.001〜1.000μmの範囲内であることが
望ましく、好ましくは0.007〜0.4μmである。表面成形
板を構成する素材は任意であり、具体的な素材の種類は
実施にあたって適宜選択すればよいが、金属製であるこ
とが好ましい。
【0018】表面成形板の形状は、ベルト状であっても
よく、ロール状や、板状であってもよく、平滑な鏡面部
分を備えていればよい。ここで、表面成形板がベルト状
である場合、シングルベルト(シートの片面をベルトに
圧接する)でもダブルベルト(シートの両面を二つのベ
ルトで挟み込む)であってもよく、無端ベルトにより構
成されることが好ましい。
【0019】シート成形後の冷却固化は、水槽により行
ってもよく、冷却ロールにより行ってもよく、具体的な
冷却法の種類は実施にあたって適宜選択すればよい。シ
ートの軟化点はL−LDPEおよびPP系樹脂の配合量
や、他の添加物の配合量や、シートの厚さなどにより異
なるため、表面成形の際の加熱温度は試験等により適宜
設定すればよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第一の実施の形態]図1および図2には、本発明の耐
衝撃性プラスチックシートの製造装置10が示されてい
る。製造装置10は、原料を溶融混練してシート状に押
し出すシート成形手段11と、シート20を冷却固化す
る第一の冷却手段12と、冷却したシート20を再加熱
する予熱手段13と、シート20を表面成形してシート
21とする表面成形手段14と、表面成形後のシート2
1の冷却を行う第二の冷却手段15とを備えている。
【0021】シート成形手段11は、例えば、単軸押出
機或いは多軸押出機などの既存の押出機111を有し、
押出機111の先端にはシート成形用のダイ112を備
えている。これらにより、溶融混練されたシート組成物
がダイ112より押し出されて面状に成形され、シート
成形が行われる。なお、このシート組成物は、直鎖状低
密度ポリエチレン(L−LDPE)を1〜50wt%およびポ
リプロピレン系樹脂を含有する。また、シート組成物と
される原料の形態は、粉末、顆粒、ペレット状など任意
であり、シート組成物が前記比率となるように、L−L
DPEおよびPPの各ペレットなどが予め混合されてい
る。
【0022】第一の冷却手段12は、水槽120と、水
槽120内で対向配置されてシート20を挟み込む第一
のロール121および第二のロール122と、これらの
ロール121、122よりも水槽120の底面寄りに設
置された第三のロール123と、予熱手段13側の水槽
120周縁近傍に設けられた第四のロール124とによ
り構成されている。これらにより、成形手段11で成形
されたシート20は、ロール121、122、123の
回転に伴って水槽120内に導入され、冷却固化される
ようになっている。
【0023】予熱手段13は、略同じ高さに平行に設け
られた第一と第三の予熱ロール131、133と、予熱
ロール131、133の間に挟まれる位置にやや下方に
ずらして設置された第二の予熱ロール132と、第三の
予熱ロール133に周面が圧接転動されてシート20を
上下から挟み込む圧接補助ロール134とにより構成さ
れている。なお、予熱ロール131、132、133は
それぞれ周面が所望の温度となるように加熱されてい
る。また、第一の予熱ロール131と第四のロール12
4との間には、必要に応じて水切り設備を設置してもよ
い。これらにより、冷却固化されたシート20は、予熱
ロール131、132、133の周面に圧接され、予熱
されるようになっている。
【0024】表面成形手段14は、第一、第二、第三の
加熱ロール141、142、143と、冷却ロール14
4と、無端ベルト145と、圧接補助ロール146と、
引き剥がしロール147とで構成されている。
【0025】第一、第二の加熱ロール141、142お
よび冷却ロール144は、略同じ高さに平行に設けられ
ており、第三の加熱ロール143は、加熱ロール142
の直下に平行に設けられている。これら第一〜第三の加
熱ロール141、142、143の周面はそれぞれ所望
の温度に加熱されており、一方、冷却ロール144の周
面は所望の温度に冷却されている。
【0026】無端ベルト145は、第一および第三の加
熱ロール141、143と、冷却ロール144が内側に
配置されるようにしてこれらの周囲に巻装されている。
これにより、無端ベルト145は、第二の加熱ロール1
42により外側から内側へ押し込まれた状態に張られて
いる。なお、無端ベルト145は、外側表面が鏡面仕上
げされたものであり、厚さは0.1〜3.0mmの範囲内であれ
ばよく、好ましくは0.4〜1.5mmである。また、無端ベル
ト145の材質は、SUS301、SUS304、SUS316、もしくは
相当の材質であることが好ましく、炭素銅やチタン材な
どの金属も利用できる。
【0027】圧接補助ロール146は、第一の加熱ロー
ル141の上方から周面に圧接転動されている。引き剥
がしロール147は、無端ベルト145からシート20
を引き剥がすものであり、冷却ロール144近傍に所定
間隔をあけて設けられている。これらにより、予熱され
たシート20は、加熱ロール141、142、143お
よび冷却ロール144の回転により無端ベルト145に
圧接され、所望の温度に加熱されるとともに表面成形さ
れるようになっている。
【0028】第二の冷却手段15は、略同じ高さに平行
に設けられてそれぞれに冷却された第一、第二、第三の
冷却ロール151、152、153と、第三の冷却ロー
ル153に圧接転動されてシート20を挟み込む圧接補
助ロール154とで構成されている。但し、冷却ロール
151、152、153の周面温度は冷却ロール144
よりも低温であることが好ましい。これらにより、表面
成形されたシート20は、冷却ロール151、152、
153の周面に当接され、移動しながら冷却されるよう
になっている。
【0029】このように構成された本実施の形態におい
ては、先ず、シート成形手段11により、ダイ112か
らシート組成物を面状に押し出し成形してシート20を
成形する。次に、このシート20は第一の冷却手段12
へ導入され、冷却固化される。すなわち、シート20
は、水槽120内へ導かれ、第一のロール121と第二
のロール122の間に挟み込まれて第三のロール123
へ送られ、第四のロール124により水槽120外へ導
かれる。シート20は、この水槽120内を移動する間
に冷却固化される。
【0030】次に、冷却固化されたシート20は予熱手
段13へ導入され、所定温度に予熱される。すなわち、
シート20は、第四のロール124から第一の予熱ロー
ル131の上方の周面に導かれ、第二の予熱ロール13
2の下方の周面を介して第三の予熱ロール133の上方
の周面に送られ、圧接補助ロール134により挟まれて
送り出される。シート20は、このように上下に蛇行さ
れることで充分に予熱ロール131、132、133の
周面に圧接されることで、効率よく所定温度まで一様に
予熱される。
【0031】次に、予熱されたシート20は表面成形手
段14へ導入され、表面を平滑に成形される。すなわ
ち、シート20は、予熱ロール133から第一の加熱ロ
ール141の上方の周面に導かれ、圧接補助ロール14
6により、無端ベルト145とともに挟まれて圧接さ
れ、無端ベルト145に密着される。シート20は、無
端ベルト145とともに第二の加熱ロール142の下方
の周面に導かれ、第二の加熱ロール142により、再び
無端ベルト145に圧接される。引き続き、シート20
は、無端ベルト145とともに冷却ロール144の上方
に送られ、冷却ロール144により冷却され、引き剥が
しロール147に導かれて無端ベルト145から剥離さ
れる。これらにより、シート20は、所期の温度に加熱
された状態で鏡面加工された無端ベルト145に充分に
圧接され、圧接された面が平滑に表面成形されたシート
21が得られる。
【0032】次に、表面成形を施したシート21は第二
の冷却手段15へ導入され、所定温度まで冷却される。
すなわち、シート21は、引き剥がしロール147から
第一の冷却ロール151の上方の周面に導かれ、第二の
冷却ロール152の下方の周面を介して、第三の冷却ロ
ール153に送られて圧接補助ロール154により圧接
される。このように、シート21は、充分に各冷却ロー
ル151、152、153に当接されて冷却される。以
上により、本実施の形態の耐衝撃性プラスチックシート
21が得られる。
【0033】このような第一の実施の形態によれば、以
下のような効果がある。すなわち、シート組成物に耐寒
性に優れたL−LDPEが1〜50wt%配合されているの
で、耐寒衝撃性に優れたシート21を得ることが可能と
なる。さらに、L−LDPEはEPR等のゴム成分より
も安価であるため、比較的低コストでシートの低温時の
耐衝撃性を向上できる。
【0034】また、シート20の一方の面を、予熱手段
13および表面成形手段14により軟化点以上に加熱す
るとともに、鏡面加工を施した無端ベルト145に当接
させるので、シート20表面が平滑となり、シート20
表面の凹凸による光の散乱が回避されて、L−LDPE
の添加により低下したシート20の透明性は向上し、良
好な透明性を確保できる。
【0035】そして、予熱手段13により予備加熱を行
うので、シート20を確実かつ均一に所望の温度状態に
することができ、シート20表面と無端ベルト145と
を充分に密着できる。このため、エアの巻き込みなどの
不良を回避できるとともに、シート20に対して確実か
つ一様に表面の平滑化を行うことができる。
【0036】さらに、シート20を第一の冷却手段12
により一旦冷却固化するので、シート成形手段11およ
び第一の冷却手段12と、予熱手段13、表面成形手段
14、第二の冷却手段15とを別工程とすることが可能
となり、製造装置の配置などの汎用性が向上し、かつ製
造工程の自由度が高められるようになる。
【0037】[第二の実施の形態]図3には、本発明の
耐衝撃性プラスチックシートの製造装置30が示されて
いる。本実施の形態の製造装置30は、シート成形後の
余熱を利用した表面成形を行うものである。このため、
前記第一実施の形態の製造装置10と略同様なシート成
形手段11と表面成形手段16と冷却手段15とを有す
るが、第一の冷却手段12および予熱手段13は備えて
おらず、成形直後のシートが表面成形手段16に直接導
入されるようになっている。以下には、前記第一実施の
形態と異なる点について詳述する。
【0038】製造装置30は、シート成形手段11と、
シート成形手段11近傍に設置された表面成形手段16
と、冷却手段15とにより構成されている。
【0039】表面成形手段16は、第一の実施の形態と
略同様に、第一、第二、第三の冷却ロール161、16
2、163が略同じ高さに平行に設けられており、第四
の冷却ロール164は、冷却ロール162の直下に平行
に設けられている。無端ベルト165は、第一、第三、
第四の冷却ロール161、162、164が内側に配置
されるようにしてこれらの周囲に巻装されている。これ
により、無端ベルト165は、第二の冷却ロール162
により外側から内側へ押し込まれた状態に張られてい
る。
【0040】シート成形手段11のダイ112は、第一
の冷却ロール161の上方の周面近傍に配置されてい
る。第一〜第四の冷却ロール161、162、163、
164の周面はそれぞれ所望の温度に冷却されている。
これらの温度はダイ112から押し出されるシートより
も低温であればよい。すなわち、シート成形直後のシー
トの温度が250℃程度である場合には、冷却ロール16
1、162、163、164の周面温度は60〜90℃の範
囲内であることが好ましい。
【0041】このように構成された本実施の形態におい
ては、シート成形手段11により得られたシート31
は、ダイ112から直接第一の冷却ロール161の上方
の周面に導かれ、無端ベルト165の上に重ね合わされ
て表面成形手段16に導入されて冷却されるとともに表
面を平滑に加工される。引き続き、シート32は、冷却
手段15に送られて十分に冷却され、耐衝撃性プラスチ
ックシート32が得られる。
【0042】このような第二の実施の形態によれば、鏡
面加工が施された無端ベルト165により、シート31
の表面が平滑に成形されるので、前述した第一の実施の
形態と略同様な効果が得られる。さらに、シート成形後
の余熱により、シート31の温度が軟化点以上であるう
ちに無端ベルト165に当接させるので、表面成形用の
加熱に要するエネルギを低減できるとともに、製造設備
を簡略化でき、コストダウンを達成できる。
【0043】シート31を冷却ロール161、162、
163、164により冷却しながら無端ベルト165に
よる表面の平滑化を行うので、シート成形直後の高温な
シート31は表面成形に適した温度に徐々に冷却される
と同時に表面を平滑に成形され、良好な透明性を有する
シート32が効率よく得られる。
【0044】[第三の実施の形態]図4には、本発明の
耐衝撃性プラスチックシートの製造装置40が示されて
いる。本実施の形態では、成形直後のシートを直接表面
成形手段16に導入することで、シート成形後の余熱を
利用した表面成形を行う。このため、製造装置40は、
前記第二の実施の形態の製造装置30と略同様なシート
成形手段11と表面成形手段16と冷却手段15とを有
する。しかし、シート導入位置は第二の実施の形態とは
異なる。以下には、前記第二の実施の形態と異なる点に
ついて詳述する。シート成形手段11のダイ112は、
第二の冷却ロール162の上側に配置されている。
【0045】このように構成された本実施の形態におい
ては、シート成形手段11により得られたシート41
は、ダイ112から第二の冷却ロール162の第一の冷
却ロール161寄りの周面に導かれて、第二の冷却ロー
ル162の下方の周面で無端ベルト165に挟まれて圧
接され、表面成形手段16に導入されて表面を平滑に加
工される。引き続き、表面成形されたシート42は、冷
却手段15へ導かれて冷却され、耐衝撃性プラスチック
シート42が得られる。
【0046】このような第三の実施の形態によれば、鏡
面加工が施された無端ベルト165により、シート41
の表面が平滑に成形されるので、前述した第一および第
二の実施の形態と略同様な効果が得られる。
【0047】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれ
る。すなわち、前記第一の実施の形態では、シート成形
後の冷却は、第一の冷却手段12の水冷により行われて
いたが、冷却したロールやエアにより行ってもよい。
【0048】前記実施の形態の予熱ロール131、13
2、133と、加熱ロール141、142、143と、
冷却ロール144、151、152、153と、冷却ロ
ール161、162、163、164の周面温度設定は
任意であり、シートの組成、厚さなどにより適宜設定す
ればよい。また、各ロールおよび具体的な材質、形状、
サイズ、数、配置などは実施にあたって適宜設定または
選択すればよい。
【0049】前記実施の形態では、表面成形板として無
端ベルトを用いてシート表面の平滑化を行ったが、例え
ばロール状や板状の表面成形板を用いてもよく、要する
に、シートに当接可能な鏡面加工部分を備えたものであ
ればよい。また、耐衝撃性プラスチックシート製造装置
は、シートの成形を行い、シートの少なくとも一方の面
を軟化点以上の温度にするとともに、表面が鏡面仕上げ
された表面成形板に当接可能な構成であればよい。
【0050】前記実施の形態では、表面成形手段14、
16の無端ベルト145、165はシングルベルトであ
ったため、シートの片面のみを無端ベルト145、16
5に当接させていたが、図5に示すようなダブルベルト
を用いた表面成形手段50によりシート両面の平滑化を
行ってもよい。表面成形手段50は、シート上面成形手
段51と、シート下面成形手段52とにより構成されて
いる。
【0051】シート上面成形手段51は、略直線上に配
置されてそれぞれ所望の温度に加熱された加熱ロール5
12、513、514と、加熱ロール512、513、
514の周囲に巻装された無端ベルト511により構成
されている。シート下面成形手段52は、シート上面成
形手段51の下側に位置し、加熱ロール512、514
のそれぞれに対向する位置に設置された加熱ロール52
2および冷却ロール524と、加熱ロール513と並ん
で加熱ロール522寄りに配置された加熱ロール523
と、加熱ロール522、523および冷却ロール524
の周囲に巻装された無端ベルト52と、加熱ロール52
2に圧接転動されてシートおよび無端ベルト52を挟み
込む圧接補助ロール525と、冷却ロール524近傍に
設けられた引き剥がしロール526とにより構成されて
いる。
【0052】なお、加熱ロール512と522は、無端
ベルト511および521の間にシートを挟み込んで圧
接可能に配置されている。また、無端ベルト511は、
加熱ロール523により外側から内側へ押し込まれ、無
端ベルト521は、加熱ロール513により外側から内
側へ押し込まれた状態になっている。無端ベルト51
1、521は、外側表面が鏡面仕上げされたものであ
る。
【0053】このような表面成形手段50においては、
先ず、シート20は、圧接補助ロール525の下方の周
面に導かれ、無端ベルト521とともに加熱ロール52
2に圧接されて無端ベルト521に密着される。シート
20は、無端ベルト521とともに移動し、加熱ロール
512および522に挟み込まれて、両面をそれぞれ無
端ベルト511および521に密着される。引き続き、
シート20は、無端ベルト511、521とともに加熱
ロール523、513に導かれて、無端ベルト511、
521に充分に圧接される。加熱ロール513を通過し
た後、シート20は無端ベルト511と引き剥がされて
無端ベルト521に従って冷却ロール524に送られ、
引き剥がしロール526により無端ベルト521と剥離
される。これらにより、シート20の両面は、所期の温
度に加熱された状態で、鏡面加工された無端ベルト51
1、521に充分に圧接され、両面ともに平滑に表面成
形される。このようにすれば、表面が平滑化された耐衝
撃性プラスチックシート21が得られ、前記各実施の形
態と略同様な効果が得られる。
【0054】
【実施例】
[実施例1] 実施例1のプラスチックシートは、前記第一の実施の形
態に基づいて製造した。プラスチックシートを構成する
PPおよびL−LDPEは、それぞれ80重量部および20
重量部の割合で混合した。PPとして使用したものは、
出光石油化学(株)製PP〔出光ポリプロピレンF205S
(商品名),メルトインテ゛ックス(MI)=2.7〕であり、L−LD
PEとして使用したものは、出光石油化学(株)製L−
LDPE〔出光モアテック 0128N(商品名),MI=1.
4,密度=0.915g/cm3〕である。
【0055】また、予熱ロール131、132、133
の周面は110℃に加熱し、加熱ロール141、142は
それぞれ150℃、140℃に加熱した。冷却ロール144の
周面は90℃に冷却した。これらの条件に基づき、製造装
置10により、0.3mm厚さのプラスチックシート21を
製造した。
【0056】このようにして得られたプラスチックシー
トについて、耐寒衝撃強度(フィルム−インパクト)
と、鏡面光沢度および霞度を測定し、強度を調べる実用
評価を行った。これらの結果を表1に示す。
【0057】衝撃強度の測定は、フィルム・インパクト
・テスター〔東洋精機(株)製〕を使用し、-5℃の雰囲
気下でプラスチックシートを固定し、半円球状の振り子
(直径1/2インチ、重錘容量30kg・cm)を打ち付けて、シ
ートの打ち抜きに要した衝撃強度を測定することにより
行った。
【0058】鏡面光沢度の測定は、自動式測色色差計
(AUD-CH-2型-45,60,スガ試験機(株)製)により行っ
た。鏡面光沢度は、プラスックシートの表面成形された
面に、光を入射角60°で照射して、同じく60°で反射光
を受光したときの鏡面反射光束φsを測定し、屈折率1.5
67のガラス表面からの鏡面反射光束φosとの比により、
下記のとおり求めた。
【0059】鏡面光沢度(Gs)=(φs/φos)×100
【0060】霞度の測定は、ヘーズ測定機(NDH-300A,
日本電色工業(株)製)により行った。霞度は、プラス
チックシートの表面成形した面に光を照射して、プラス
チックシートを透過した光線の全量を表す全光線透過率
(Tt)と、プラスチックシートによって拡散されて透過
した拡散光線透過率(Td)との比によって下記のとおり
求めた。
【0061】霞度(H)=Td/Tt×100 なお、全光線透過率(Tt)は、入射光と同光軸のまま通
過した平行光線透過率(Tp)と拡散光線透過率(Td)との和
である(Tt=Tp+Td)。
【0062】実用評価は、以下のように行った。先ず、
プラスチックシートを用いて40×60×105mmの組立寸法
のクリアボックスを作成し、このクリアボックス中に、
35×55×100mm(200g重量)の内容物を充填し、これらの
クリアボックス30個を段ボール箱中に最密充填した。次
に、この段ボール箱を-5℃の雰囲気下に24時間放置後、
1mの高さから落下させた。このとき、落下面は段ボール
箱の全ての面(6面)とし、段ボール箱の各面に対してそ
れぞれ5回の落下を行った。このように6面に対する落下
を行った後に、破壊されたクリアボックスの数を測定し
た。
【0063】[実施例2〜実施例3]実施例1と同様に
して、各実施例のプラスチックシートを得た。但し、L
−LDPEとして、実施例2では、出光モアテック V0
398CN(商品名)〔出光石油化学(株)製,MI=3.3,密
度=0.907g/cm3〕を用い、実施例3では、出光モアテッ
ク 0258CN(商品名)〔出光石油化学(株)製,MI=2.
1,密度=0.931g/cm3〕を用いた。PPとL−LDPEと
の混合比は、表1に示すとおりである。これらの実施例
のプラスチックシートについても、実施例1と同様に耐
寒衝撃強度と、鏡面光沢度および霞度を測定し、実用評
価を行った。これらの結果を表1に示す。
【0064】[比較例1〜比較例3]実施例1と同様に
して、各比較例のプラスチックシートを得た。PPとL
−LDPEとの混合比は、表1に示すとおりである。但
し、比較例2および比較例3のプラスチックシートは、
L−LDPEとして、出光モアテック V0398CN(商品
名)〔出光石油化学(株)製,MI=3.3,密度=0.907g/cm
3〕を用いた。また、比較例1のプラスチックシート
は、L−LDPEを含まずPPのみで形成した。さら
に、比較例3のプラスチックシートは、表面成形手段1
4による表面の平滑化および第二の冷却手段15による
冷却を行わなかった。
【0065】比較例1〜比較例3のプラスチックシート
についても、実施例1と同様に耐寒衝撃強度と、鏡面光
沢度および霞度を測定し、強度を調べる実用評価を行っ
た。これらの結果を表1に示す。
【0066】
【表1】
【0067】表1より、実施例1〜実施例3のプラスチ
ックシートは、1〜50wt%のL−LDPEが配合されてい
るので、比較例1のPPのみで構成されているプラスチ
ックシートと比較して、耐寒衝撃性に優れ、実用評価結
果も良好であることがわかる。L−LDPEが最も多い
割合で配合されていた実施例3のプラスチックシート
は、比較例1のおよそ6倍の耐寒衝撃強度を示した。
【0068】また、実施例1〜実施例3のプラスチック
シートは、表面成形が施されているので、L−LDPE
が配合されているにもかかわらず、比較例1と同程度の
透明性が確保されている。しかし、L−LDPEの配合
割合が1〜50wt%の範囲を越える比較例2および比較例3
のプラスチックシートは、鏡面光沢度が低く、霞度が高
いことから、透明性に問題があることがわかる。さら
に、表面成形が行われていない比較例3のプラスチック
シートの鏡面光沢度は、望ましい範囲である80〜200%の
範囲外であり、同配合で表面成形を行った比較例2より
も透明性が不良である。これらにより、シート表面の平
滑化により、透明性が向上することが示唆された。
【0069】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
プラスチックシートを構成する成分にPP系樹脂が含ま
れているので、シートの透明性が確保できる。また、プ
ラスチックシートを構成する成分に耐寒性に優れたL−
LDPEが1〜50wt%配合されているので、EPR等のゴ
ム成分を添加するよりも低コストで優れた耐寒衝撃性が
得られる。さらに、シートの少なくとも一方の面を、軟
化点以上の温度にある状態で、鏡面加工された表面成形
板に当接させて平滑に成形することで、L−LDPEの
添加による透明性の低下が解消されてシートの良好な透
明性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す模式図。
【図2】前記第一の実施の形態を示す部分模式図。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示す模式図。
【図4】本発明の第三の実施の形態を示す模式図。
【図5】本発明の変形の形態を示す模式図。
【符号の説明】
10,30,40 耐衝撃性プラスチックシートの製造
装置 11 シート成形手段 12 第一の冷却手段 13 予熱手段 14,16,50 表面成形手段 145,165,511,521 表面成形板である無
端ベルト 15 第二の冷却手段 21,32,42, 耐衝撃性プラスチックシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直鎖状低密度ポリエチレンを1〜50重量
    部と、ポリプロピレン系樹脂とを含有し、シートの少な
    くとも一方の面は、当該面が軟化点以上の温度にある状
    態で、表面が鏡面仕上げされた表面成形板に当接される
    ことで形成されていることを特徴とする耐衝撃性プラス
    チックシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した耐衝撃性プラスチッ
    クシートにおいて、前記表面成形板に当接された面の鏡
    面光沢度が80%〜200%であることを特徴とする耐衝撃性
    プラスチックシート。
  3. 【請求項3】 直鎖状低密度ポリエチレンを1〜50重量
    部と、ポリプロピレン系樹脂とを含有する組成物をシー
    ト状に成形し、前記成形されたシートの少なくとも一方
    の面を軟化点以上の温度にある状態で、表面が鏡面仕上
    げされた表面成形板に当接させることを特徴とする耐衝
    撃性プラスチックシートの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した耐衝撃性プラスチッ
    クシートの製造方法において、前記組成物をシート状に
    成形した後、前記成形されたシートを冷却固化してか
    ら、前記シートの少なくとも一方の面を軟化点以上に加
    熱して前記表面成形板に当接させることを特徴とする耐
    衝撃性プラスチックシートの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載した耐衝撃性プラスチッ
    クシートの製造方法において、前記組成物をシート状に
    成形した後、前記成形されたシートの少なくとも一方の
    面の温度が軟化点以上であるうちに前記表面成形板に当
    接させることを特徴とする耐衝撃性プラスチックシート
    の製造方法。
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