JP4486202B2 - 低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法 - Google Patents
低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4486202B2 JP4486202B2 JP2000024078A JP2000024078A JP4486202B2 JP 4486202 B2 JP4486202 B2 JP 4486202B2 JP 2000024078 A JP2000024078 A JP 2000024078A JP 2000024078 A JP2000024078 A JP 2000024078A JP 4486202 B2 JP4486202 B2 JP 4486202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypropylene sheet
- low crystalline
- crystalline polypropylene
- sheet
- endless belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/911—Cooling
- B29C48/9135—Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
- B29C48/9145—Endless cooling belts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/022—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the choice of material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C51/00—Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
- B29C51/002—Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor characterised by the choice of material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2023/00—Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
- B29K2023/10—Polymers of propylene
- B29K2023/12—PP, i.e. polypropylene
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
- B29K2105/25—Solid
- B29K2105/253—Preform
- B29K2105/256—Sheets, plates, blanks or films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0018—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds having particular optical properties, e.g. fluorescent or phosphorescent
- B29K2995/0022—Bright, glossy or shiny surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0037—Other properties
- B29K2995/0077—Yield strength; Tensile strength
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/712—Containers; Packaging elements or accessories, Packages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来から、ポリプロピレン系樹脂を原料としてポリプロピレンシートを製造するに当たっては、一般的に、シートの透明性を向上させるために冷却を行っている。ところが、シートの厚さが50μmを超える場合には、シート全体が均一に冷却されにくく、その透明性が十分に得られないため、さらに造核剤を添加して透明性を向上させる手法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような造核剤を添加して成形したポリプロピレンシートは、α晶の増加や、球晶数の増加等により結晶化度が高くなり、それに伴い、シートの軟化点温度が上昇し、これにより、ポリプロピレンシートに熱を加えて二次加工(熱成形)を施す際に、加工温度領域が狭くなり、熱成形が非常に困難になるという問題があった。
【0004】
このようなことから、透明ポリプロピレンシートの熱成形には特殊な成形装置が必要であるため、透明ポリプロピレンシートを熱成形した成形品の利用分野の拡大を妨げていた。
【0005】
本発明の目的は、特殊な成形装置を使用しなくとも、容易に低温熱成形が可能であり、かつ、成形後の透明性および光沢を確保できる低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
具体的には、本発明に係る低結晶性ポリプロピレンシートは、平均球晶半径が0.1μm以上4μm以下、シート断面の平均球晶数が600個/mm2以下、固体密度が0.895g/cm3以下、示差走査熱分析(DSC)曲線の最大吸熱ピークの融解エンタルピーΔHが90J/g未満、少なくとも片面の光沢が90%以上、かつ、前記最大吸熱ピークの低温側に1J/g以上の発熱ピークを有し、厚さ50μm以上であることを特徴とする。
【0007】
ここで、平均球晶半径が4μmより大きいと、内部ヘイズが高くなり(透明性が低下して)好ましくない。より好ましくは、平均球晶半径3μm以下である。また、シート断面の平均球晶数が600個/mm2より多いと、シートの軟化点温度が高くなり好ましくない。より好ましくは、平均球晶数400個/mm2以下である。さらに、固体密度が0.895g/cm3より大きいと、密度が大きすぎる、すなわち、結晶化度が高すぎて好ましくない。
そして、シートの厚さが50μm未満であると、熱成形した後に剛性を有する成形品(容器等)を造ることが困難になり好ましくない。
【0008】
このようなシートの製造は以下のような装置および方法により行うことができる。複数の冷却ロールに巻装された鏡面エンドレスベルトと鏡面冷却ロールとを備え、鏡面エンドレスベルト及び鏡面冷却ロールの表面温度が露点以上30℃以下に保たれた装置を用い、鏡面冷却ロールと鏡面エンドレスベルトとの間にTダイ押出機により押し出された溶融ポリプロピレン(造核剤を含まない)を導入、圧接してシート状に成形するとともに、鏡面エンドレスベルトに鏡面エンドレスベルトの表面温度より低い温度の冷却水を吹き付けて急激、かつ十分に冷却する方法により製造することができる。なお、本発明における低結晶性ポリプロピレンシートは、低結晶性ポリプロピレンの単層シート、低結晶性ポリプロピレンシートを含む多層シートのどちらでも構わない。
【0009】
このような本発明のシートは、平均球晶半径が0.1μm以上4μm以下、平均球晶数600個/mm2以下、固体密度が0.895g/cm3以下という特性を有する造核剤非添加のポリプロピレンシートである。したがって、加熱軟化点温度が低く、低温熱成形可能、かつ、内部ヘイズ(透明性)の良好なシートを得ることができる。また、特殊な成形装置を使用する必要もないから、製造コストの低減も図ることができる。さらに、このような低結晶性ポリプロピレンシートを熱成形することで、透明性および光沢の高い熱成形品を得ることができる。
【0010】
また、融解エンタルピーΔHが90J/g未満と比較的小さく、かつ、低温側で1J/g以上の発熱が見られるから、シートを軟化させるのに外部から供給しなければならない熱量が少なく、かつ、軟化時の加熱温度が比較的低いので、低温熱成形が一層容易になる。
さらに、90%以上の光沢を有する低結晶性ポリプロピレンシートであるから、シートの光沢が高く、これを熱成形して得られる熱成形品の光沢度も高くなるので、熱成形品の商品価値が高くなる。
【0011】
以上において、前記低結晶性ポリプロピレンシートの厚さをtmmとした場合に、低結晶性ポリプロピレンシートの内部ヘイズが(330t2−150t+20)%以下であることが好ましい。
ここで、(330t2−150t+20)は、内部ヘイズとシート厚さとの関係を測定し、最小二乗法により求められた式である。
内部ヘイズが、上記値よりも大きいと、ポリプロピレンシートを熱成形して得られる熱成形品の透明性が悪くなり好ましくない。すなわち、ポリプロピレンシートの内部ヘイズを上記範囲にすることで、熱成形品の内部ヘイズを(330s2−150s+25)%以下(s:熱成形品の厚さ(mm))とすることができる。
【0012】
そして、前記低結晶性ポリプロピレンシートの引張弾性率が1500MPa以下であることが好ましい。
すなわち、低結晶性ポリプロピレンシートの引張弾性率が1500MPa以上であると、腰が強くなりすぎて熱成形しにくくなる可能性があるとともに、熱成形品の引張弾性率が低下し、成形品としての強度が不足する可能性がある。
すなわち、ポリプロピレンシートの引張弾性率を上記範囲とすることで、熱成形品の引張弾性率を1700MPa以上とすることができるので、十分な強度を得ることができる。
なお、本発明における引張弾性率は、JIS K7113に準拠した方法により、シート製造時の移動方向(MD方向)について測定した値をいう。
【0013】
以上で説明した低結晶性ポリプロピレンシートの原料は、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、およびこれらの混合物の4種類のうちのいずれかから選択されたものであることが好ましい。
ここで、ランダムポリプロピレンおよびブロックポリプロピレンとしては、エチレンとプロピレンとの共重合体等が採用できる。特にエチレンとのランダム共重合体は、透明性に優れている。
【0014】
さらに、上記原料は、石油樹脂を含むことが好ましい。ここで、石油樹脂としては、石油系不飽和炭化水素を原料とした樹脂、例えば、シクロペンタジエン、高級オレフィン系炭化水素等を酸触媒下で加熱重合させた樹脂等を採用することができる。
【0015】
このような石油樹脂をポリプロピレン原料に添加することで、低結晶性ポリプロピレンシートの軟化点温度を下げることができ、低温熱成形がより一層容易になる。
また、本発明に係る低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法は、複数の冷却ロールに巻装された鏡面エンドレスベルトと鏡面冷却ロールとを備え、前記鏡面エンドレスベルトと前記鏡面冷却ロールの表面温度が露点以上30℃以下に保たれた装置を用い、前記鏡面冷却ロールと前記鏡面エンドレスベルトとの間にTダイ押出機により押し出して溶融ポリプロピレンを導入、圧接してシート状に成形するとともに、前記鏡面エンドレスベルトに前記鏡面エンドレスベルトの表面温度より低い温度の冷却水を吹き付けることにより急冷して製造することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明に係る低結晶性ポリプロピレンシートを製造する製造装置1が示されている。
製造装置1は、押出機のTダイ12と、第1冷却ロール13、第2冷却ロール14、第3冷却ロール15および第4冷却ロール16と、金属製エンドレスベルト17と、冷却水吹き付けノズル18と、水槽19と、吸水ロール20と、剥離ロール21とを備えて構成されている。
【0017】
第1冷却ロール13、第2冷却ロール14および第3冷却ロール15は、金属製ロールであり、その内部には表面温度調節を可能にするために水冷式等の冷却手段(図示省略)が内蔵されている。
ここで、第1、第2冷却ロール13、14の表面には、ニトリル−ブタジエンゴム(NBR)製の弾性材22が被覆されている。この弾性材22は、その硬度(JIS K6301Aに準拠した方法で測定)が60度以下、厚さが10mmのものである。
なお、第1、第2、第3冷却ロール13、14、15の少なくとも一つは、その回転軸が回転駆動手段(図示省略)と連結されている。
【0018】
第4冷却ロール16は、表面粗さが1.0S以下の鏡面を有する金属製ロールであり、その内部には表面の温度調節を可能にするための水冷式等の冷却手段(図示省略)が内蔵されている。ここで、表面粗さが1.0Sより大きいと、得られるポリプロピレンシート11の光沢度が低くなり、透明性の低いシート11となる。
この第4冷却ロール16は、ポリプロピレンシート11を金属製エンドレスベルト17を介して第1冷却ロール13との間に挟むように配置されている。
エンドレスベルト17は、ステンレス等からなり、その表面粗さが1.0S以下の鏡面を有するものである。このエンドレスベルト17は、上述の第1〜第3冷却ロール13〜15に回動自在に巻装されている。
【0019】
冷却水吹き付けノズル18は、第4冷却ロール16の下面側に設けられており、この冷却水吹き付けノズル18によって、エンドレスベルト17の裏面に冷却水が吹き付られることとなる。これにより、エンドレスベルト17を急冷するとともに、第1、第4冷却ロール13、16により面状圧接された直後のポリプロピレンシート11をも急冷している。
また、水槽19は、上面が開口した箱状に形成され、第4冷却ロール16の下面全体を覆うように設けられている。この水槽19により、吹き付けられた冷却水を回収するとともに、回収した水を水槽19の下面に形成された排出口19Aより排出する。
【0020】
吸水ロール20は、第4冷却ロール16における第2冷却ロール14側の側面部に、エンドレスベルト17に接するように設置されており、エンドレスベルト17の裏面に付着した余分な冷却水を除去する作用をする。
剥離ロール21は、低結晶性ポリプロピレンシート11をエンドレスベルト17および第2冷却ロール14にガイドして圧接するように配置されるとともに、冷却終了後の低結晶性ポリプロピレンシート11をエンドレスベルト17から剥離する。
【0021】
以上のように構成された製造装置1を用いた低結晶性ポリプロピレンシート11の製造方法を説明する。
まず、ポリプロピレンシート11と直接接触し、これを冷却するエンドレスベルト17および第4冷却ロール16の表面温度が露点以上、30℃以下に保たれるように、予め各冷却ロール13、14、15、16の温度制御を行う。
【0022】
ここで、第4冷却ロール16およびエンドレスベルト17の表面温度が露点以下では、表面に結露が生じ均一な製膜が困難になる可能性がある。一方、表面温度が30℃より高いと、得られるポリプロピレンシート11の透明性が低くなるとともに、α晶が多くなり、熱成形しにくいものとなる可能性がある。したがって、本実施形態では表面温度を14℃としている。
【0023】
次に、押出機のTダイ12より押し出されたポリプロピレンシート11(造核剤を含まない)を第1冷却ロール13上でエンドレスベルト17と、第4冷却ロール16との間に挟み込む。この状態で、ポリプロピレンシート11を第1、第4冷却ロール13、16で圧接するとともに、14℃で急冷する。
この際、第1冷却ロール13および第4冷却ロール16間の押圧力で弾性材22が圧縮されて弾性変形することとなる。
この弾性材22が弾性変形している部分、すなわち、第1冷却ロール13の中心角度θ1に対応する円弧部分で、ポリプロピレンシート11は各冷却ロール13、16により面状圧接されている。この際の面圧は、0.1〜20MPaである。
【0024】
上述のように圧接され、第4冷却ロール16およびエンドレスベルト17間に挟まれたポリプロピレンシート11は、続いて、第4冷却ロール16の略下半周に対応する円弧部分でエンドレスベルト17と第4冷却ロール16とに挟まれて面状圧接されるとともに、冷却水吹き付けノズル18によるエンドレスベルト17の裏面側への冷却水の吹き付けにより、さらに急冷される。この際の面圧は、0.01〜0.5MPaであり、また、冷却水の温度は8℃である。
なお、吹き付けられた冷却水は、水槽19に回収されるとともに、回収された水は排水口19Aより排出される。
【0025】
このように第4冷却ロール16で面状圧接および冷却された後、エンドレスベルト17に密着したポリプロピレンシート11は、エンドレスベルト17の回動とともに第2冷却ロール14上に移動される。ここで、剥離ロール21によりガイドされて第2冷却ロール14側に押圧されたポリプロピレンシート11は、前述同様、第2冷却ロール14の略上半周に対応する円弧部分でエンドレスベルト17により面状圧接され、再び30℃以下の温度で冷却される。
この際の面圧は、0.01〜0.5MPaである。
なお、エンドレスベルト17の裏面に付着した水は、第4冷却ロール16から第2冷却ロール14への移動途中に設けられている吸水ロール20により除去される。
【0026】
第2冷却ロール14上で冷却されたポリプロピレンシート11は、剥離ロール21によりエンドレスベルト17から剥離され、巻き取りロール(図示省略)により、所定の速度で巻き取られる。このようにして製造されたポリプロピレンシート11は、平均球晶半径が0.1μm以上4μm以下、シート断面の平均球晶数が600個/mm2以下、固体密度が0.895g/cm3以下、DSC曲線の最大吸熱ピークの融解エンタルピーΔHが90J/g未満(図2参照)、少なくとも片面の光沢が90%以上、かつ、最大吸熱ピークの低温側に1J/g以上の発熱ピークを有し(図2参照)、厚さ50μm以上のものである。このように結晶化度が低く、低温熱成形可能な低結晶性ポリプロピレンシート11は、食品包装容器、ブリスター包装容器等に熱成形するのに好適である。
【0027】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)得られたポリプロピレンシート11は、造核剤を用いていないため、平均球晶半径、固体密度が小さく、平均球晶数が少ないポリプロピレンシート11となっている。したがって、ポリプロピレンシート11の結晶化度が低いから、加熱軟化点温度が低く、低温熱成形可能、かつ、内部ヘイズの良好なシートを得ることができる。さらに、特殊な成形装置を使用する必要もないから、製造コストの低減も図ることができる。
【0028】
(2)融解エンタルピーΔHが90J/g未満と比較的小さく、かつ、低温側で1J/g以上の発熱が見られるから、ポリプロピレンシート11を軟化させるのに外部から供給しなければならない熱量が少なく、かつ、軟化時の加熱温度が比較的低いので、低温熱成形が一層容易になる。
(3)90%以上の光沢度を有するポリプロピレンシート11であるから、これを熱成形して得られる熱成形品の光沢度も高くなり、熱成形品の製品としての価値が高くなる。
【0029】
(4)第4冷却ロール16およびエンドレスベルト17の表面粗さを1.0S以下としているから、表面光沢度および透明度の高い低結晶性ポリプロピレンシート11が得られる。
(5)第4冷却ロール16およびエンドレスベルト17の表面温度を露点以上、30℃以下に保っているから、均一に製膜された、低結晶性ポリプロピレンシート11を得ることができる。
【0030】
(6)冷却水吹き付けノズル18により冷却水を吹き付けてさらに冷却しているから、ポリプロピレンシート11の急冷効果が一層向上し、ポリプロピレンシート11の低結晶化を一層図ることができる。
(7)弾性材22の弾性変形を伴ってポリプロピレンシート11を面状に圧接して冷却しているから、鏡面転写効率および冷却効率が高まり、透明度の高い低結晶性ポリプロピレンシート11を高速度で製造することができる。
【0031】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。例えば、前記実施形態では、エンドレスベルト17は第1、第2、第3冷却ロール13、14、15に巻装されていたがこれに限られない。要するにエンドレスベルトを回動、冷却できる装置であれば、エンドレスベルトが巻装される冷却ロールの数は任意に設定することができる。
【0032】
前記実施形態では、エンドレスベルト17として鏡面ステンレスベルトを採用していたが、これに限られない。すなわち、表面粗さが1.0S以下のエンドレスベルトであれば特に限定はなく、例えば、金属製エンドレスベルトの表面にポリイミド樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂等をコーティングしたベルトを採用してもよい。
【0033】
また、前記実施形態では、弾性材22として、硬度60度、厚さ10mmのNBR製の弾性材22を採用していたがこれに限られない。要するに、所定の硬度および厚さを持ち、ポリプロピレンシートの圧接時に弾性変形する材質のものであればよい。例えば、シリコーン製の弾性材等を採用することもできる。
さらに、第4冷却ロール16およびエンドレスベルト17の表面温度を14℃としていたが、これに限定されず、露点以上30℃以下の任意の温度を採用することができる。
【0034】
そして、冷却水吹き付けノズル18により吹き付けられる水の温度は8℃に設定されていたが、これに限られず、第4冷却ロール16、エンドレスベルト17の表面温度より低い値で任意に設定することができる。
その他、本発明を実施する際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の構造としてもよい。
【0035】
【実施例】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
[実施例1]
前記実施形態において、製造装置1および製造方法の具体的条件を以下の用に設定し、低結晶性ポリプロピレンシート11を得た。
押出機の直径:90mm
Tダイ12の幅:800mm
ポリプロピレン:商品名 出光ポリプロE−304GP 出光石油化学(株)製(メルトフローインデックス3g/10min、ホモポリプロピレン)
シート11の引き取り速度:10m/min
第4冷却ロール16およびエンドレスベルト17の表面温度:14℃
冷却水温度:8℃
冷却水吹き付け量:200リットル/min
【0036】
[実施例2]
ポリプロピレンとして、ランダムポリプロピレン(商品名 出光ポリプロ F534N4 出光石油化学(株)製)を使用した以外は、実施例1と同様にして低結晶性ポリプロピレンシート11を得た。
【0037】
[実施例3]
実施例1のホモポリプロピレンに石油樹脂を3wt%添加したものを使用した以外は、実施例1と同様にして低結晶性ポリプロピレンシート11を得た。
【0038】
[比較例1]
実施例1のホモポリプロピレンに造核剤としてゲルオールMD(新日本理化学株式会社製)を0.3%添加したものを使用し、Tダイ押出機により押し出したメルトウェブの冷却ロール接触面とは逆側の面にエアを吹き付けて冷却して(エアナイフ法)製膜し、ポリプロピレンシートを得た。
【0039】
[比較例2]
実施例1のホモポリプロピレンを使用し、比較例1と同様の方法で製膜し、ポリプロピレンシートを得た。
【0040】
[比較例3]
実施例1のホモポリプロピレンに比較例1の造核剤を0.3%添加したものを使用し、実施例1と同様の方法で製膜し、ポリプロピレンシートを得た。
【0041】
[比較例4]
実施例1のホモポリプロピレンを使用し、Tダイ押出機の押し出し量を制限してTダイからのメルトウェブが透明な状態になるまで応力を緩和し、この状態で押し出したメルトウェブを水槽を通して冷却し(水冷法)、得られたポリプロピレンシートにさらにアニール処理を施した。
【0042】
以上の実施例および比較例で得られたポリプロピレンの厚み、平均球晶半径、単位断面積当たりの球晶数、DSC発熱ピークの有無、融解エンタルピー、内部ヘイズ、表面光沢度、引張弾性率について測定し、結果を表1にまとめた。
【0043】
【表1】
【0044】
ここで、上記各項目は以下のように測定した。
▲1▼平均球晶半径
得られたシートの断面を偏光顕微鏡により観察することにより測定した。
▲2▼DSC発熱ピーク有無
示差走査熱量計(DSC−7 パーティエルマージャパン(株)製)を用いて、以下の条件により測定した熱分析曲線(図2、図3参照)において、最大吸熱ピークを与える温度よりも低温側に、発熱ピークが生じるか否かを確認することにより行った。
測定開始温度:25℃
測定終了温度:190℃
昇温速度:10℃/min
▲3▼融解エンタルピー
▲2▼の示差走査熱分析曲線(図2、図3参照)において、最大吸熱ピークの面積より求めた。
【0045】
▲4▼内部ヘイズ
ポリプロピレンシートの両面にシリコーンオイルを塗布した後、このシート両面をガラス板で挟み、シート外側の影響を消去して次のように測定した。ヘイズ測定器(NHD−300A、日本電色工業株式会社製)を使用し、ポリプロピレンシートに光を照射し、透過した光線の全量を表す全光線透過量(Tt)とシートによって拡散されて透過した拡散光線透過量(Td)との比によって下式により求めた。全光線透過量(Tt)とは、入射光と同軸のまま透過した平行光線透過率(Tp)と拡散光線透過率(Td)との和である。
ヘイズ(H)=Td/Tt*100
【0046】
▲5▼表面光沢度
自動式測色色差計(AUD−CH−2型−45,60、スガ試験機株式会社製)を使用し、シートに光を入射角60度で照射し、同じく60度で反射光を受光したときの反射光束ψsを測定し、屈折率1.567のガラス表面からの反射光束ψ0sとの比により、下式により求めた。
表面光沢度(Gs)=(ψs/ψ0s)*100
▲6▼引張弾性率
JIS K7113に準拠した方法によりMD方向について試験を行った。
【0047】
また、上記各実施例および比較例で得られたポリプロピレンシートについて、一般的な真空圧空成形機でφ100、深さ10mmの透明容器を成形した際の、熱成形性、成形した容器の厚み、内部ヘイズ、引張弾性率について表2にまとめた。
【0048】
【表2】
【0049】
ここで熱成形性は、上記成形機で成形を行った際に、賦型され、かつ、透明性を失わない温度範囲を示している。なお、内部ヘイズおよび引張弾性率については、前述の方法と同様にして測定を行った。
【0050】
以上の表1および表2に示されるように、実施例1から実施例3で得られたポリプロピレンシート11は、エンドレスベルト17を用いて急冷する方法により行っているため、平均球晶半径が0.1μm以上4μm以下、球晶密度が600個/mm2以下、表面光沢性が90%以上、固体密度が0.895g/cm3以下、厚さ50μm以上の低結晶性ポリプロピレンシート11となっていることがわかる。
【0051】
ここで、シート厚みt=0.3mmとして前述の式により、内部ヘイズを算出すると4.7%となるが、実施例1から実施例3で得られたポリプロピレンシート11が内部ヘイズ1.7〜2.1%であり、全て4.7%以下であることがわかる。
また、各実施例のシート11は融解エンタルピーΔHが80〜83.4J/kgと比較的小さく、図2からわかるように融解点よりも低温側に発熱ピークを有するものとなっている。したがって、熱成形性できる温度が低く(表2参照)、かつ、その温度範囲が広いため、熱成形しやすいポリプロピレンシート11であることがわかる。
【0052】
さらに、表2に示されるように、これら各実施例のポリプロピレンシート11を熱成形して得られる熱成形品は、内部ヘイズが1.3〜1.8%と透明性に優れ、かつ、引張弾性率が1800〜2050MPaと1700MPa以上であることがわかる。
【0053】
これに対して比較例1では、造核剤を添加してエアナイフ法により製膜してポリプロピレンシートを得ている。したがって、得られたシートはある程度の透明性を有しているものの、表面光沢度が低く、かつ、造核剤による球晶密度の増加効果により結晶化度が向上し、融解エンタルピーが高く、熱成形性が悪いことがわかる。
【0054】
比較例2では、エアナイフ法により、造核剤を添加しないで製膜しているから、透明性、表面光沢度が低くなっていることがわかる。
比較例3では、実施例1と同様の方法で製膜を行っているが、原料樹脂に造核剤を添加しているから、球晶密度が増加して結晶化度が高くなり、熱成形性が悪くなっていることがわかる。
【0055】
比較例4では、水冷法により製膜を行っており、Tダイからのメルトウェブが透明な状態になるまで応力を緩和しているため、熱成形性、透明性、光沢も比較的よいものが得られているが、前記各実施例ほどではないことがわかる。また、水冷法により得られたシートはフラットにならないので、アニール処理を施してフラット性を高めているが、この処理により融解エンタルピーが増加して熱成形性が悪くなっていることがわかる。
【0056】
【発明の効果】
本発明により得られたポリプロピレンシートは、平均球晶半径が0.1μm以上4μm以下、平均球晶数600個/mm2以下、固体密度が0.895g/cm3以下という特性を有する造核剤非添加のポリプロピレンシートである。したがって、加熱軟化点温度が低く、低温熱成形可能、かつ、内部ヘイズ(透明性)の良好なシートを得ることができる。また、特殊な成形装置を使用する必要もないから、製造コストの低減も図ることができる。さらに、このような低結晶性ポリプロピレンシートを熱成形することで、透明性、光沢の高い熱成形品を得ることができる。
【0057】
また、融解エンタルピーΔHが90J/g未満と比較的小さく、かつ、低温側で1J/g以上の発熱が見られるから、シートを軟化させるのに外部から供給しなければならない熱量が少なく、かつ、軟化時の加熱温度が比較的低いので、低温熱成形が一層容易になる。
さらに、90%以上の光沢度を有する低結晶性ポリプロピレンシートであるから、これを熱成形して得られる熱成形品の光沢度も高くなり、熱成形品の製品としての価値が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る低結晶性ポリプロピレンシートの製造装置を示す概略図である。
【図2】実施例1で得られたポリプロピレンシートの示差走査熱分析曲線を示す図である。
【図3】比較例2で得られたポリプロピレンシートの示差走査熱分析曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 製造装置
11 低結晶性ポリプロピレンシート
13、14、15、16 冷却ロール
17 エンドレスベルト
ΔH 融解エンタルピー
Claims (6)
- 平均球晶半径が0.1μm以上4μm以下、シート断面の平均球晶数が600個/mm2以下、固体密度が0.895g/cm3以下、示差走査熱分析(DSC)曲線の最大吸熱ピークの融解エンタルピーΔHが90J/g未満、少なくとも片面の光沢が90%以上、かつ、前記最大吸熱ピークの低温側に1J/g以上の発熱ピークを有し、厚さ50μm以上であることを特徴とする低結晶性ポリプロピレンシート。
- 請求項1に記載の低結晶性ポリプロピレンシートにおいて、
当該低結晶性ポリプロピレンシートの厚さをtmmとした場合に、前記低結晶性ポリプロピレンシートの内部ヘイズは、
(330t2−150t+20)%以下であることを特徴とする低結晶性ポリプロピレンシート。 - 請求項1または請求項2に記載の低結晶性ポリプロピレンシートにおいて、
当該低結晶性ポリプロピレンシートの引張弾性率は、1500MPa以下であることを特徴とする低結晶性ポリプロピレンシート。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の低結晶性ポリプロピレンシートにおいて、
当該低結晶性ポリプロピレンシートの原料は、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、およびこれらの混合物の4種類のうちのいずれかから選択されたものであることを特徴とする低結晶性ポリプロピレンシート。 - 請求項4に記載の低結晶性ポリプロピレンシートにおいて、
前記原料は、石油樹脂を含むことを特徴とする低結晶性ポリプロピレンシート。 - 複数の冷却ロールに巻装された鏡面エンドレスベルトと鏡面冷却ロールとを備え、前記鏡面エンドレスベルトと前記鏡面冷却ロールの表面温度が露点以上30℃以下に保たれた装置を用い、前記鏡面冷却ロールと前記鏡面エンドレスベルトとの間にTダイ押出機により押し出して溶融ポリプロピレンを導入、圧接してシート状に成形するとともに、前記鏡面エンドレスベルトに前記鏡面エンドレスベルトの表面温度より低い温度の冷却水を吹き付けることにより急冷して製造することを特徴とする低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024078A JP4486202B2 (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法 |
PCT/JP2001/002974 WO2002083768A1 (fr) | 2000-02-01 | 2001-04-06 | Feuille de polypropylene faiblement cristalline |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024078A JP4486202B2 (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法 |
PCT/JP2001/002974 WO2002083768A1 (fr) | 2000-02-01 | 2001-04-06 | Feuille de polypropylene faiblement cristalline |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001213976A JP2001213976A (ja) | 2001-08-07 |
JP4486202B2 true JP4486202B2 (ja) | 2010-06-23 |
Family
ID=26345061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000024078A Expired - Lifetime JP4486202B2 (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4486202B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002032984A1 (fr) * | 2000-10-16 | 2002-04-25 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Film en polyolefine anti-buee, son procede de production, objet moule obtenu a partir dudit film, film d'emballage alimentaire et objet moule pour emballage alimentaire |
JP4041885B2 (ja) * | 2003-04-08 | 2008-02-06 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 高強度・高透明性ポリプロピレンシート及びその製造方法 |
JP4752389B2 (ja) * | 2005-08-08 | 2011-08-17 | 東洋紡績株式会社 | 無延伸ポリアミド樹脂シートの製造方法 |
JP2007302285A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Idemitsu Unitech Co Ltd | 蓋付容器 |
JP4879647B2 (ja) * | 2006-05-10 | 2012-02-22 | 出光ユニテック株式会社 | 蓋付容器 |
JP5390078B2 (ja) | 2007-07-06 | 2014-01-15 | 出光ユニテック株式会社 | ポリプロピレン成形品、シート状ポリプロピレン成形品およびポリプロピレン熱成形品の製造方法 |
KR101580958B1 (ko) * | 2011-09-08 | 2015-12-30 | 닛신 세이코 가부시키가이샤 | 전지 외장용 적층체 및 그 제조 방법 및 2차 전지 |
JP6037920B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-12-07 | 出光ユニテック株式会社 | 加飾用途の成形物およびその製造方法 |
US10239290B2 (en) | 2013-03-29 | 2019-03-26 | Idemitsu Unitech Co., Ltd. | Laminated body, molded body, molded product, and method for manufacturing molded product |
JP6037919B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-12-07 | 出光ユニテック株式会社 | 積層体、成形体、成形物、および、成形物の製造方法 |
JP6514473B2 (ja) * | 2014-09-29 | 2019-05-15 | 出光ユニテック株式会社 | 積層体、成形体、成形物、および、成形物の製造方法 |
JP2016141745A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 出光ユニテック株式会社 | 樹脂シート、成形物、樹脂シートの製造方法、および、成形物の製造方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61130018A (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-17 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレンシ−トおよびその製造方法 |
JPH06254946A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-09-13 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法 |
JPH0788930A (ja) * | 1993-09-20 | 1995-04-04 | Aipetsuku:Kk | 熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法及びその装置 |
JPH09136346A (ja) * | 1995-11-14 | 1997-05-27 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法及びその製造装置 |
JP2000246785A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Tokuyama Corp | ポリプロピレンシートの製造方法 |
JP2001030362A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 結晶性熱可塑性樹脂シートの製造方法およびポリプロピレン樹脂シート |
-
2000
- 2000-02-01 JP JP2000024078A patent/JP4486202B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61130018A (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-17 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレンシ−トおよびその製造方法 |
JPH06254946A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-09-13 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法 |
JPH0788930A (ja) * | 1993-09-20 | 1995-04-04 | Aipetsuku:Kk | 熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法及びその装置 |
JPH09136346A (ja) * | 1995-11-14 | 1997-05-27 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリプロピレン樹脂シート又はフィルムの製造方法及びその製造装置 |
JP2000246785A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Tokuyama Corp | ポリプロピレンシートの製造方法 |
JP2001030362A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 結晶性熱可塑性樹脂シートの製造方法およびポリプロピレン樹脂シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001213976A (ja) | 2001-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100262478B1 (ko) | 열가소성 시트의 제조방법 및 그 장치 | |
JP4486202B2 (ja) | 低結晶性ポリプロピレンシート及び低結晶性ポリプロピレンシートの製造方法 | |
JP4694475B2 (ja) | 透明ポリプロピレン系シートの製造方法及び透明ポリプロピレン系シート | |
JP7548346B2 (ja) | 二軸配向ポリプロピレン系フィルムの製造方法 | |
WO2002083768A1 (fr) | Feuille de polypropylene faiblement cristalline | |
JP5227986B2 (ja) | 防曇性ポリオレフィン系シートの成形体および食品包装用成形体 | |
KR101244999B1 (ko) | 투명 폴리프로필렌계 수지 시트의 제조방법, 투명폴리프로필렌계 수지 시트 및 성형품, 및 투명폴리프로필렌계 수지 시트로 이루어진 성형품의 백화 방지방법 및 온도 판별 방법 | |
JPS5951407B2 (ja) | ポリエステル成形物の製造法 | |
EP0838321B1 (en) | Soft transparent polyolefin resin sheet and method for producing the same | |
TW202212121A (zh) | 雙軸配向聚丙烯系膜 | |
TWI625235B (zh) | 積層體、成形體、成形物及成形物之製造方法 | |
JP6037920B2 (ja) | 加飾用途の成形物およびその製造方法 | |
US20050067734A1 (en) | Method for producing transparent polypropylene sheet and transparent polypropylene sheet | |
JP6037919B2 (ja) | 積層体、成形体、成形物、および、成形物の製造方法 | |
CN115362198A (zh) | 聚烯烃系树脂薄膜和使用其的层叠体 | |
JP3573744B2 (ja) | 結晶性熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造装置 | |
JP4759394B2 (ja) | 熱可塑性樹脂製シートおよびその製造方法 | |
JP2009184252A (ja) | 金属蒸着用ポリプロピレンフイルムおよび金属化ポリプロピレンフィルム | |
JPH08258129A (ja) | ポリプロピレンシートおよび容器 | |
JP3550557B2 (ja) | ポリプロピレン系熱成形シート積層用フィルム | |
JP6514473B2 (ja) | 積層体、成形体、成形物、および、成形物の製造方法 | |
JP2003285347A (ja) | 積層構造体およびその製造方法 | |
JPS6320693B2 (ja) | ||
JPH02307985A (ja) | 人工皮革用離型紙 | |
WO2023234189A1 (ja) | 粘着フィルム及び粘着ラベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041001 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060809 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070703 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100316 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4486202 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 4 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |