JPH07186244A - 熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法及びその装置 - Google Patents
熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法及びその装置Info
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- JPH07186244A JPH07186244A JP5347036A JP34703693A JPH07186244A JP H07186244 A JPH07186244 A JP H07186244A JP 5347036 A JP5347036 A JP 5347036A JP 34703693 A JP34703693 A JP 34703693A JP H07186244 A JPH07186244 A JP H07186244A
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートまたはフイルムの表裏面をほゞ同一温
度に冷却し、その厚みに関係なく光沢,表面平滑性など
の外観特性の優れ、機械的強度を高めた熱可塑性樹脂シ
ート又はフイルムを高速で製造可能とする。 【構成】 押出された膜状の熱可塑性樹脂2を、第1の
金属ローラ5に掛合している金属無端ベルト4とキャス
トドラム3間に供給し、キャストドラム3と金属無端ベ
ルト4間に形成された円弧状挟圧部8に導く。この際、
金属無端ベルト4は第1、第3の金属ローラ5と7間の
走行域10において、加熱装置Aにより、所望温度に加
熱される。この区間内において予熱された金属無端ベル
ト4上に短尺の補強繊維24をその全幅にわたり供給口
20から供給し、円弧状挾圧部8において補強繊維24
を溶融状態の熱可塑性樹脂内にその幅方向に埋め込み、
補強繊維24入りのシート材とする。
度に冷却し、その厚みに関係なく光沢,表面平滑性など
の外観特性の優れ、機械的強度を高めた熱可塑性樹脂シ
ート又はフイルムを高速で製造可能とする。 【構成】 押出された膜状の熱可塑性樹脂2を、第1の
金属ローラ5に掛合している金属無端ベルト4とキャス
トドラム3間に供給し、キャストドラム3と金属無端ベ
ルト4間に形成された円弧状挟圧部8に導く。この際、
金属無端ベルト4は第1、第3の金属ローラ5と7間の
走行域10において、加熱装置Aにより、所望温度に加
熱される。この区間内において予熱された金属無端ベル
ト4上に短尺の補強繊維24をその全幅にわたり供給口
20から供給し、円弧状挾圧部8において補強繊維24
を溶融状態の熱可塑性樹脂内にその幅方向に埋め込み、
補強繊維24入りのシート材とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品などの包装用,フ
ァィルなどの文具用,各種パッケージ用ケース,各種の
工業用途などに好適な熱可塑性樹脂シート又はフイルム
の製造方法及びその装置に関する。
ァィルなどの文具用,各種パッケージ用ケース,各種の
工業用途などに好適な熱可塑性樹脂シート又はフイルム
の製造方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記熱可塑性樹脂シート又はフイルムの
製造方法としてエアーナイフ法,ポリシングローラ法が
知られている。
製造方法としてエアーナイフ法,ポリシングローラ法が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者のエアーナイフ法
は膜状の溶融樹脂をノズルから吹き出すエアー圧でキャ
ストドラムに圧着させてシート又はフイルムを製造する
ため、エアーを吹き付けるシート面の厚み変動ができ平
滑性の維持ができず、またシート又はフイルムの片面は
エアーで冷却されるため急冷が出来ない。この結果とし
て表面平滑性,厚み精度などの優れたシート又はフイル
ムができない欠点がある。このエアーによる圧着力は約
3000mm水柱が上限であり、またエアーによる圧着
点が一点であるため商品価値のあるシート又はフイルム
の生産速度は約20m/分が限界である。従って、シー
ト又はフイルムの外観特性をそれほど必要としない厚さ
が0.2〜0.5mm程度の薄物シート又はフイルムの
生産にこのエアーナイフ法は主に利用されているが、厚
みが約0.7mm以上の厚物シートの生産には適さな
い。後者のポリシングローラ法は、膜状の溶融樹脂を一
対の金属ローラで挟圧してシートを生産する方式である
が、一対のローラの接点でシートの厚みと表面性の賦形
を同時に完了させるため引取速度が約4m/分以下と低
い場合は表面平滑性の優れたシートが得られるが、引取
速度が約6m/分以上になるとシートの賦形が追随でき
なくなり、商品価値のあるシートが得られなくなる。ま
た厚みが約0.4mm以下の薄物シートを生産するシー
トに波打状のウェーブが発生するため商品価値のあるシ
ートの生産が出来なくなる。本発明の目的は従来技術が
持つ上記の問題点を解決し、シートまたはフイルムの表
裏面をほゞ同一温度に冷却し、その厚みに関係なく光
沢,表面平滑性などの外観特性の優れ、かつ短繊維を埋
設した機械的強度を高めた熱可塑性樹脂シート又はフイ
ルムを高速で製造可能な方法及びその装置を市場に提供
することである。
は膜状の溶融樹脂をノズルから吹き出すエアー圧でキャ
ストドラムに圧着させてシート又はフイルムを製造する
ため、エアーを吹き付けるシート面の厚み変動ができ平
滑性の維持ができず、またシート又はフイルムの片面は
エアーで冷却されるため急冷が出来ない。この結果とし
て表面平滑性,厚み精度などの優れたシート又はフイル
ムができない欠点がある。このエアーによる圧着力は約
3000mm水柱が上限であり、またエアーによる圧着
点が一点であるため商品価値のあるシート又はフイルム
の生産速度は約20m/分が限界である。従って、シー
ト又はフイルムの外観特性をそれほど必要としない厚さ
が0.2〜0.5mm程度の薄物シート又はフイルムの
生産にこのエアーナイフ法は主に利用されているが、厚
みが約0.7mm以上の厚物シートの生産には適さな
い。後者のポリシングローラ法は、膜状の溶融樹脂を一
対の金属ローラで挟圧してシートを生産する方式である
が、一対のローラの接点でシートの厚みと表面性の賦形
を同時に完了させるため引取速度が約4m/分以下と低
い場合は表面平滑性の優れたシートが得られるが、引取
速度が約6m/分以上になるとシートの賦形が追随でき
なくなり、商品価値のあるシートが得られなくなる。ま
た厚みが約0.4mm以下の薄物シートを生産するシー
トに波打状のウェーブが発生するため商品価値のあるシ
ートの生産が出来なくなる。本発明の目的は従来技術が
持つ上記の問題点を解決し、シートまたはフイルムの表
裏面をほゞ同一温度に冷却し、その厚みに関係なく光
沢,表面平滑性などの外観特性の優れ、かつ短繊維を埋
設した機械的強度を高めた熱可塑性樹脂シート又はフイ
ルムを高速で製造可能な方法及びその装置を市場に提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明はTダイから溶融状態で押出された膜状の
熱可塑性樹脂をキャストドラムと少なくとも水平な軸線
を有する3本の金属ローラに掛合され、一定のテンショ
ンをかけた耐腐蝕性の金属無端ベルトとで円弧状に挾圧
しながら冷却してシート状とするに際して、キャストド
ラムの上流側域の長い区間において、このベルトを予熱
し、前記区間内において予熱されたベルト上に短尺の補
強繊維をその全幅にわたり供給し、前記円弧状の挾圧部
分において、この加熱された補強繊維を溶融状態の熱可
塑性樹脂内に押圧して埋め込み、補強繊維入りのシート
材とすることを特徴とする熱可塑性樹脂シート又はフイ
ルムの製造方法とする。
に、特定発明はTダイから溶融状態で押出された膜状の
熱可塑性樹脂をキャストドラムと少なくとも水平な軸線
を有する3本の金属ローラに掛合され、一定のテンショ
ンをかけた耐腐蝕性の金属無端ベルトとで円弧状に挾圧
しながら冷却してシート状とするに際して、キャストド
ラムの上流側域の長い区間において、このベルトを予熱
し、前記区間内において予熱されたベルト上に短尺の補
強繊維をその全幅にわたり供給し、前記円弧状の挾圧部
分において、この加熱された補強繊維を溶融状態の熱可
塑性樹脂内に押圧して埋め込み、補強繊維入りのシート
材とすることを特徴とする熱可塑性樹脂シート又はフイ
ルムの製造方法とする。
【0005】前記課題を解決するために、この方法発明
における前記キャストドラムの近傍位置に、その周方向
に間隔をおいて前記金属ローラを2本配置し、少なくと
もTダイ寄りの金属ローラ周面を耐熱性のゴム又は弾性
を有するエラストマーで被覆し、この被覆された金属ロ
ーラでキャストドラムに予熱された金属無端ベルトを圧
接し、これら2本の金属ローラ間において前記金属無端
ベルトとキャストドラムとで熱可塑性樹脂を挾圧しなが
ら冷却しシート状とすることを特徴とする。
における前記キャストドラムの近傍位置に、その周方向
に間隔をおいて前記金属ローラを2本配置し、少なくと
もTダイ寄りの金属ローラ周面を耐熱性のゴム又は弾性
を有するエラストマーで被覆し、この被覆された金属ロ
ーラでキャストドラムに予熱された金属無端ベルトを圧
接し、これら2本の金属ローラ間において前記金属無端
ベルトとキャストドラムとで熱可塑性樹脂を挾圧しなが
ら冷却しシート状とすることを特徴とする。
【0006】前記課題を解決するために、この装置発明
は前記キャストドラムの近傍位置に、その周方向に間隔
をおいて前記金属ローラを2本配置し、少なくともTダ
イ寄りの金属ローラ周面を耐熱性のゴム、又は弾性を有
するエラストマーで被覆し、この被覆された金属ローラ
でキャストドラムに予熱された金属無端ベルトを圧接
し、これら2本の金属ローラ間において前記金属無端ベ
ルトとキャストドラムとで熱可塑性樹脂を挾圧しながら
冷却しシート状とすることを特徴とする熱可塑性樹脂シ
ート又はフイルムの製造装置である。
は前記キャストドラムの近傍位置に、その周方向に間隔
をおいて前記金属ローラを2本配置し、少なくともTダ
イ寄りの金属ローラ周面を耐熱性のゴム、又は弾性を有
するエラストマーで被覆し、この被覆された金属ローラ
でキャストドラムに予熱された金属無端ベルトを圧接
し、これら2本の金属ローラ間において前記金属無端ベ
ルトとキャストドラムとで熱可塑性樹脂を挾圧しながら
冷却しシート状とすることを特徴とする熱可塑性樹脂シ
ート又はフイルムの製造装置である。
【0007】前記課題を解決するために、この装置発明
の前記キャストドラムは、内部から加温される構造とし
てあり、その表面粗さは0.5μm以下としてあること
が望ましい。前記課題を解決するために、この装置発明
の前記金属無端ベルトは、SUS、炭素鋼乃至チタン合
金の一種からなることが望ましい。前記課題を解決する
ために、この装置発明の前記加熱装置は、前記走行域を
全長にわたり取囲む天板、底板及び一対の側板を有する
角筒形状の断熱カバーと、この断熱カバー内でこの走行
域における前記金属無端ベルトの表裏面に沿い間隔をお
いて天板及び底板部に並設された遠赤外線ヒータとから
なることが好ましい。また前記の課題を達成するため
に、この装置発明において、前記供給口は、第1の金属
ローラ寄りで、前記加熱装置の天板に、前記ベルトの幅
方向に複数個所設けてあることが望ましい。また前記の
課題を達成するために、この装置発明において、前記供
給口は噴出ノズルとする場合もある。また前記の課題を
達成するために、この装置発明において、前記供給口に
補強繊維を供給する供給装置と、この補強繊維を加温す
る加温装置とが設けてある熱可塑性樹脂シート又はフイ
ルムの製造装置。また前記の課題を達成するために、こ
の装置発明において、前記供給装置と供給口の間に、切
断装置が配置してあることもある。前記補強繊維として
はカーボン繊維又はガラス繊維が用いられることがあ
る。
の前記キャストドラムは、内部から加温される構造とし
てあり、その表面粗さは0.5μm以下としてあること
が望ましい。前記課題を解決するために、この装置発明
の前記金属無端ベルトは、SUS、炭素鋼乃至チタン合
金の一種からなることが望ましい。前記課題を解決する
ために、この装置発明の前記加熱装置は、前記走行域を
全長にわたり取囲む天板、底板及び一対の側板を有する
角筒形状の断熱カバーと、この断熱カバー内でこの走行
域における前記金属無端ベルトの表裏面に沿い間隔をお
いて天板及び底板部に並設された遠赤外線ヒータとから
なることが好ましい。また前記の課題を達成するため
に、この装置発明において、前記供給口は、第1の金属
ローラ寄りで、前記加熱装置の天板に、前記ベルトの幅
方向に複数個所設けてあることが望ましい。また前記の
課題を達成するために、この装置発明において、前記供
給口は噴出ノズルとする場合もある。また前記の課題を
達成するために、この装置発明において、前記供給口に
補強繊維を供給する供給装置と、この補強繊維を加温す
る加温装置とが設けてある熱可塑性樹脂シート又はフイ
ルムの製造装置。また前記の課題を達成するために、こ
の装置発明において、前記供給装置と供給口の間に、切
断装置が配置してあることもある。前記補強繊維として
はカーボン繊維又はガラス繊維が用いられることがあ
る。
【0008】本発明に使用される結晶性熱可塑性樹脂の
一種であるポリプロピレン樹脂としては、結晶性のプロ
ピレン単独重合体またはプロピレンにプロピレン以外の
コモノマー、例えばエチレンやブテンなどが1種以上共
重合した結晶性のコポリマー、及びこれらの混合物を使
用する。更に、他の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ABS、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、塩化ビニール等を用いることができる。前
記シート又はフイルムの製造方法とその装置は多層シー
トやラミネートシートの製造にも適用される。必要に応
じてこのように製造されたシート又はフイルムを直に水
槽に導いて二次冷却した後、シート表面に付着した冷却
液を除去し、次いでこのシートを使用した熱可塑性樹脂
の熱変形温度−40℃から熱変形温度+15℃の温度範
囲で加熱処理する場合には、結晶性熱可塑性樹脂の透明
度が高まる。
一種であるポリプロピレン樹脂としては、結晶性のプロ
ピレン単独重合体またはプロピレンにプロピレン以外の
コモノマー、例えばエチレンやブテンなどが1種以上共
重合した結晶性のコポリマー、及びこれらの混合物を使
用する。更に、他の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ABS、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、塩化ビニール等を用いることができる。前
記シート又はフイルムの製造方法とその装置は多層シー
トやラミネートシートの製造にも適用される。必要に応
じてこのように製造されたシート又はフイルムを直に水
槽に導いて二次冷却した後、シート表面に付着した冷却
液を除去し、次いでこのシートを使用した熱可塑性樹脂
の熱変形温度−40℃から熱変形温度+15℃の温度範
囲で加熱処理する場合には、結晶性熱可塑性樹脂の透明
度が高まる。
【0009】
【実施例】次に、請求項3乃至請求項11に記載の装置
発明の代表的な実施例を次に説明する。図1において、
1はTダイであり、このTダイ1の押出ノズル下流側に
は、このノズルから押し出される熱可塑性樹脂の一種で
ある溶融ポリプロピレン樹脂2をその間隙間に受け入れ
るキャストドラム3とこのキャストドラム3上方に位置
する第1の金属ローラ5が対として配置してあり、この
第1の金属ローラ5はこのキャストドラム3に対して接
近離間可能に装備してある。前記のキヤストドラム3と
第1の金属ローラ5の接近点からキャストドラム3の回
転方向において、下流側でこのキャストドラム3の周面
と対接する第2の金属ローラ6が配置してあり、これら
二本の金属ローラ5、6と第3の金属ローラ7間に一定
のテンシヨンのもとに金属無端ベルト4が掛合されてい
る。この金属無端ベルト4は、第1、第2の金属ローラ
5、6間の区域においては、前記キャストドラム3の周
面に沿い走行するフレキシブル性を有するとともに、前
記キャストドラム3に金属無端ベルト4を挟圧させるた
めの前記第1の金属ローラ5の表面は、必要に応じ耐熱
性のシリコンゴム又は弾性を有するエラストマーで被覆
してある。この被覆厚みは5〜15mm、使用するエラ
ストマーのゴム硬度は55〜85度が適当である。
発明の代表的な実施例を次に説明する。図1において、
1はTダイであり、このTダイ1の押出ノズル下流側に
は、このノズルから押し出される熱可塑性樹脂の一種で
ある溶融ポリプロピレン樹脂2をその間隙間に受け入れ
るキャストドラム3とこのキャストドラム3上方に位置
する第1の金属ローラ5が対として配置してあり、この
第1の金属ローラ5はこのキャストドラム3に対して接
近離間可能に装備してある。前記のキヤストドラム3と
第1の金属ローラ5の接近点からキャストドラム3の回
転方向において、下流側でこのキャストドラム3の周面
と対接する第2の金属ローラ6が配置してあり、これら
二本の金属ローラ5、6と第3の金属ローラ7間に一定
のテンシヨンのもとに金属無端ベルト4が掛合されてい
る。この金属無端ベルト4は、第1、第2の金属ローラ
5、6間の区域においては、前記キャストドラム3の周
面に沿い走行するフレキシブル性を有するとともに、前
記キャストドラム3に金属無端ベルト4を挟圧させるた
めの前記第1の金属ローラ5の表面は、必要に応じ耐熱
性のシリコンゴム又は弾性を有するエラストマーで被覆
してある。この被覆厚みは5〜15mm、使用するエラ
ストマーのゴム硬度は55〜85度が適当である。
【0010】更に、前記第1の金属ローラ5と第3の金
属ローラ7間の走行域10において前記金属無端ベルト
4を表裏面から予熱する加熱装置Aが配置してあり、前
記3つの金属ローラ5、6、7の軸線は水平としてあ
る。この加熱装置Aには、短尺補強繊維供給口20が配
置してある。前記加熱装置Aは、前記走行域10を全長
にわたり取囲む天板と底板及び一対の側板を有する角筒
形状の断熱カバー11と、この断熱カバー11内でこの
走行域10における前記金属無端ベルト4の表裏面に沿
い間隔をおいて天板及び底板部に並設された遠赤外線ヒ
ータ12とからなる。なお、遠赤外線ヒータ12に代え
て、熱風吹き出しノズルを使用する場合もある。前記キ
ャストドラム3は、加熱油などでその内部から加温され
る構造としてあり、その表面粗さは0.5μm以下、好
ましくは0.3μm以下とする。前記金属無端ベルト4
は、SUS、炭素鋼乃至チタン合金の一種からなり、耐
腐蝕性などの点よりSUSが好ましい。
属ローラ7間の走行域10において前記金属無端ベルト
4を表裏面から予熱する加熱装置Aが配置してあり、前
記3つの金属ローラ5、6、7の軸線は水平としてあ
る。この加熱装置Aには、短尺補強繊維供給口20が配
置してある。前記加熱装置Aは、前記走行域10を全長
にわたり取囲む天板と底板及び一対の側板を有する角筒
形状の断熱カバー11と、この断熱カバー11内でこの
走行域10における前記金属無端ベルト4の表裏面に沿
い間隔をおいて天板及び底板部に並設された遠赤外線ヒ
ータ12とからなる。なお、遠赤外線ヒータ12に代え
て、熱風吹き出しノズルを使用する場合もある。前記キ
ャストドラム3は、加熱油などでその内部から加温され
る構造としてあり、その表面粗さは0.5μm以下、好
ましくは0.3μm以下とする。前記金属無端ベルト4
は、SUS、炭素鋼乃至チタン合金の一種からなり、耐
腐蝕性などの点よりSUSが好ましい。
【0011】また前記溶融樹脂に接する面の金属無端ベ
ルト4の表面粗度は表面平滑性を重視したシートの製造
を目的とした場合は、0.5μm以下、好ましくは0.
3μm以下のものが好適であり、この金属無端ベルト4
は金属伸薄板を溶接によってベルトにして使用されるた
め溶接繋ぎ部の凹凸がシートに影響しないようにする必
要がある。金属無端ベルト4の厚みが薄い場合は繋ぎ部
に凹凸が発生し易く、厚い場合は金属無端ベルト4のフ
レキシビリティがなくなり使用に支障をきたすので金属
無端ベルトの厚みは0.5〜1.2mm程度が適当であ
る。前記供給口20は、第1の金属ローラ5寄りで、前
記加熱装置Aの天板に、前記金属無端ベルト4の幅方向
に複数個所設けてある(図2参照)。なお、前記供給口
20は噴出ノズルとしてある。必要に応じ前記供給口2
0に補強繊維24を供給する供給装置21と、この補強
繊維24を加温する加温装置22とが設けてある。な
お、長尺補強繊維を必要に応じた寸法に切断し供給する
場合には、前記供給装置21と供給口20の間に、切断
装置23が配置してある。前記補強繊維24としては主
に長さが3mm乃至13mmの短いカーボン繊維または
ガラス繊維が使用される。
ルト4の表面粗度は表面平滑性を重視したシートの製造
を目的とした場合は、0.5μm以下、好ましくは0.
3μm以下のものが好適であり、この金属無端ベルト4
は金属伸薄板を溶接によってベルトにして使用されるた
め溶接繋ぎ部の凹凸がシートに影響しないようにする必
要がある。金属無端ベルト4の厚みが薄い場合は繋ぎ部
に凹凸が発生し易く、厚い場合は金属無端ベルト4のフ
レキシビリティがなくなり使用に支障をきたすので金属
無端ベルトの厚みは0.5〜1.2mm程度が適当であ
る。前記供給口20は、第1の金属ローラ5寄りで、前
記加熱装置Aの天板に、前記金属無端ベルト4の幅方向
に複数個所設けてある(図2参照)。なお、前記供給口
20は噴出ノズルとしてある。必要に応じ前記供給口2
0に補強繊維24を供給する供給装置21と、この補強
繊維24を加温する加温装置22とが設けてある。な
お、長尺補強繊維を必要に応じた寸法に切断し供給する
場合には、前記供給装置21と供給口20の間に、切断
装置23が配置してある。前記補強繊維24としては主
に長さが3mm乃至13mmの短いカーボン繊維または
ガラス繊維が使用される。
【0012】次に前記実施例装置の作用を前記請求項1
乃至請求項2に記載された製造方法発明の代表的な実施
例と共に説明する。まず、第1の金属ローラ5をキャス
トドラム3の周面に接近させた状態にセットし、前記T
ダイ1から溶融状態で押出された膜状のポリプロピレン
樹脂2を、この第1の金属ローラ5に掛合している金属
無端ベルト4とキャストドラム3間に供給し、次いで前
記キャストドラム3と第1、第2の金属ローラ5、6及
び前記金属無端ベルト4によってキャストドラム3と金
属無端ベルト4で形成された円弧状挟圧部8に導く。こ
の際、この膜状のポリプロピレン樹脂2の成形厚みの変
動は、第1の金属ローラ5に被覆された前記シリコンゴ
ム乃至エラストマーで吸収される。更に前記キャストド
ラム3と前記第1、第2の金属ローラ5と6間に掛合し
ている金属無端ベルト4で形成される前記挟圧部8の隙
間はキャストドラム3の上下変位などによって機械的に
調節できるようになっている(図示せず)。製品シート
又はフイルム9の厚みはこの挟圧部8の隙間寸法の設定
で最終的に設定される。この際、金属無端ベルト4は第
1、第3の金属ローラ5と7間の走行域10において、
加熱装置Aにより、例えば120℃〜140℃に加熱さ
れる。前記区間内において予熱された前記金属無端ベル
ト4上に短い補強繊維24をその全幅にわたり前記供給
口20から幅方向全長に均一に分散供給し、前記予熱さ
れた金属ベルト4によって、前記短い補強繊維は予熱さ
れる。次に前記円弧状の挾圧部分において、この加熱さ
れた短い補強繊維24を溶融状態の熱可塑性樹脂内全域
に押し込み埋め込み、補強繊維24入りのシート材とす
る。この際、前記補強繊維24は、供給装置21により
供給口20に向けて供給される過程において予め加温装
置(図示せず)で加温する場合もある。更に、長尺の補
強繊維から矩尺補強繊維24を成形し供給口20に供給
する場合には切断装置23により供給装置21から供給
されてくる長尺の補強繊維は所定寸法に細断され、矩尺
補強繊維24として供給口20から加熱された前記金属
無端ベルト4上に分配される。
乃至請求項2に記載された製造方法発明の代表的な実施
例と共に説明する。まず、第1の金属ローラ5をキャス
トドラム3の周面に接近させた状態にセットし、前記T
ダイ1から溶融状態で押出された膜状のポリプロピレン
樹脂2を、この第1の金属ローラ5に掛合している金属
無端ベルト4とキャストドラム3間に供給し、次いで前
記キャストドラム3と第1、第2の金属ローラ5、6及
び前記金属無端ベルト4によってキャストドラム3と金
属無端ベルト4で形成された円弧状挟圧部8に導く。こ
の際、この膜状のポリプロピレン樹脂2の成形厚みの変
動は、第1の金属ローラ5に被覆された前記シリコンゴ
ム乃至エラストマーで吸収される。更に前記キャストド
ラム3と前記第1、第2の金属ローラ5と6間に掛合し
ている金属無端ベルト4で形成される前記挟圧部8の隙
間はキャストドラム3の上下変位などによって機械的に
調節できるようになっている(図示せず)。製品シート
又はフイルム9の厚みはこの挟圧部8の隙間寸法の設定
で最終的に設定される。この際、金属無端ベルト4は第
1、第3の金属ローラ5と7間の走行域10において、
加熱装置Aにより、例えば120℃〜140℃に加熱さ
れる。前記区間内において予熱された前記金属無端ベル
ト4上に短い補強繊維24をその全幅にわたり前記供給
口20から幅方向全長に均一に分散供給し、前記予熱さ
れた金属ベルト4によって、前記短い補強繊維は予熱さ
れる。次に前記円弧状の挾圧部分において、この加熱さ
れた短い補強繊維24を溶融状態の熱可塑性樹脂内全域
に押し込み埋め込み、補強繊維24入りのシート材とす
る。この際、前記補強繊維24は、供給装置21により
供給口20に向けて供給される過程において予め加温装
置(図示せず)で加温する場合もある。更に、長尺の補
強繊維から矩尺補強繊維24を成形し供給口20に供給
する場合には切断装置23により供給装置21から供給
されてくる長尺の補強繊維は所定寸法に細断され、矩尺
補強繊維24として供給口20から加熱された前記金属
無端ベルト4上に分配される。
【0013】前記のように金属無端ベルト4を予め加熱
することで、溶融樹脂は、金属無端ベルト4と、キャス
トドラム3との間で、両面よりほゞ等しく冷却され、次
いで前記円弧状挟圧部8より送り出された一次冷却シー
ト9の温度は、ポリプロピレン樹脂の熱変形温度から軟
化温度(試験法はJIS K−6758,荷重1kgf
で設定、以下同じ)の温度範囲に制御される。この熱変
形温度未満の温度だと光沢性の優れたシートが得られな
くなり、軟化温度を越える温度だとシートが軟らか過ぎ
てキャストドラム3や金属無端ベルト4からの剥離性が
低下し、シート表面に微小な傷が多発したり、水槽(図
示せず)に導入する工程でシートに皺が発生して良好な
シートができなくなるおそれがある。
することで、溶融樹脂は、金属無端ベルト4と、キャス
トドラム3との間で、両面よりほゞ等しく冷却され、次
いで前記円弧状挟圧部8より送り出された一次冷却シー
ト9の温度は、ポリプロピレン樹脂の熱変形温度から軟
化温度(試験法はJIS K−6758,荷重1kgf
で設定、以下同じ)の温度範囲に制御される。この熱変
形温度未満の温度だと光沢性の優れたシートが得られな
くなり、軟化温度を越える温度だとシートが軟らか過ぎ
てキャストドラム3や金属無端ベルト4からの剥離性が
低下し、シート表面に微小な傷が多発したり、水槽(図
示せず)に導入する工程でシートに皺が発生して良好な
シートができなくなるおそれがある。
【0014】なお、必要に応じて、第1の金属ローラを
完全にキャストドラムから離反し、前記挟圧部にこの膜
状のポリプロピレン樹脂を導き、この樹脂2の厚さの変
動をこの挾圧部8における金属無端ベルトのフレキシブ
ル性で吸収する場合もある。この場合には、前記第1の
金属ローラは、その周面がゴム、弾性を有するエラスマ
ーで被覆されてないものでも良い。
完全にキャストドラムから離反し、前記挟圧部にこの膜
状のポリプロピレン樹脂を導き、この樹脂2の厚さの変
動をこの挾圧部8における金属無端ベルトのフレキシブ
ル性で吸収する場合もある。この場合には、前記第1の
金属ローラは、その周面がゴム、弾性を有するエラスマ
ーで被覆されてないものでも良い。
【0015】
【発明の効果】請求項1乃至請求項2に記載された製造
方法により、高速成形時においても、前記金属無端ベル
トはキャストドラムの上流側域の比較的長い区間で充分
に予熱され、前記円弧状挾圧部分において予め加熱され
た短い繊維は完全に溶融状態のフイルムの片面より、こ
の中に圧入され、シート又はフイルムの表裏面は両側よ
り冷却されてほゞ同一の温度に維持され、光沢性,表面
平滑性などの外観特性に優れ、各短い繊維と合成樹脂シ
ートは溶着一体化し、機械的強度の高い補強繊維入りの
熱可塑性樹脂シート又はフイルムを得ることができる。
更に、製品シート又はフイルムの厚みを薄い物から厚い
物まで高品質で製造でき、更に生産速度を従来方法の数
倍に高速化できる。したがって、本発明の製造方法によ
って得られるシート又はフィルムは、食品包装、医薬品
包装などの包装用、文具用、化粧品や家庭用品などのパ
ッケージ用ケース、工業用素材などに好適である。
方法により、高速成形時においても、前記金属無端ベル
トはキャストドラムの上流側域の比較的長い区間で充分
に予熱され、前記円弧状挾圧部分において予め加熱され
た短い繊維は完全に溶融状態のフイルムの片面より、こ
の中に圧入され、シート又はフイルムの表裏面は両側よ
り冷却されてほゞ同一の温度に維持され、光沢性,表面
平滑性などの外観特性に優れ、各短い繊維と合成樹脂シ
ートは溶着一体化し、機械的強度の高い補強繊維入りの
熱可塑性樹脂シート又はフイルムを得ることができる。
更に、製品シート又はフイルムの厚みを薄い物から厚い
物まで高品質で製造でき、更に生産速度を従来方法の数
倍に高速化できる。したがって、本発明の製造方法によ
って得られるシート又はフィルムは、食品包装、医薬品
包装などの包装用、文具用、化粧品や家庭用品などのパ
ッケージ用ケース、工業用素材などに好適である。
【0016】殊に請求項2に記載された方法発明では、
前記効果に加え、第1の金属ローラ周面の耐熱性のゴム
又は弾性を有するエラストマーにより、前記シート又は
フイルムの厚みの変動を充分に吸収し、その厚み精度を
高めることができる。請求項3に記載された装置発明は
前記請求項1乃至請求項2の製造方法を実施でき、同等
の効果を奏することができる。請求項4に記載された装
置発明では、請求項3に記載された装置発明の効果に加
え、熱可塑性樹脂シート又はフイルムの転写性を高め、
このシート又はフイルムの表面平滑性を高めることがで
きる。請求項5に記載された装置発明では、請求項3乃
至請求項4に記載された装置発明の効果に加えて、金属
無端ベルトの耐腐触性を高めることができる。請求項6
に記載された装置発明では、請求項3に記載された装置
発明の効果に加えて、加熱装置の構造が簡略となり、前
記金属無端ベルトの表裏面を確実に予熱することができ
る。請求項7に記載された装置発明では、前記供給口
は、第1の金属ローラ寄りで、前記加熱装置の天板に、
前記ベルトの幅方向に複数個所設けてあるため、このベ
ルトの全幅にわたり均一に矩尺補強繊維を分配供給で
き、矩尺補強繊維を均一に含有する熱可塑性樹脂シート
又はフイルムを製造できる。請求項8に記載された装置
発明では、前記供給口は噴出ノズルとしてあるため、前
記請求項3又は請求項7記載の効果を同様に発揮でき
る。請求項9に記載された装置発明においては、請求項
3、7及び8記載の装置発明の効果を加えて、前記供給
口に補強繊維を供給する供給装置と、この補強繊維を加
温する加温装置とが設けてあるため、この加熱装置内に
供給する以前に、補強繊維を予熱することができる。請
求項10に記載された装置発明においては、請求項9記
載の装置発明の効果に加えて、前記供給装置と供給口の
間に、切断装置が配置してあるため、長尺の補強繊維か
ら必要とする寸法の矩尺補強繊維を形成し、供給口から
供給することができる。請求項11に記載された装置発
明においては、前記補強繊維はカーボン繊維としてある
ため、請求項3、4、5、6、7、8、9及び10記載
の装置発明の効果を発揮できると共に汎用の補強繊維を
使用できる。請求項12に記載された装置発明において
は前記補強繊維はガラス繊維としてあるため請求項3、
4、5、6、7、8、9及び10記載の装置発明の効果
を発揮できると共に汎用の補強繊維を使用できる。
前記効果に加え、第1の金属ローラ周面の耐熱性のゴム
又は弾性を有するエラストマーにより、前記シート又は
フイルムの厚みの変動を充分に吸収し、その厚み精度を
高めることができる。請求項3に記載された装置発明は
前記請求項1乃至請求項2の製造方法を実施でき、同等
の効果を奏することができる。請求項4に記載された装
置発明では、請求項3に記載された装置発明の効果に加
え、熱可塑性樹脂シート又はフイルムの転写性を高め、
このシート又はフイルムの表面平滑性を高めることがで
きる。請求項5に記載された装置発明では、請求項3乃
至請求項4に記載された装置発明の効果に加えて、金属
無端ベルトの耐腐触性を高めることができる。請求項6
に記載された装置発明では、請求項3に記載された装置
発明の効果に加えて、加熱装置の構造が簡略となり、前
記金属無端ベルトの表裏面を確実に予熱することができ
る。請求項7に記載された装置発明では、前記供給口
は、第1の金属ローラ寄りで、前記加熱装置の天板に、
前記ベルトの幅方向に複数個所設けてあるため、このベ
ルトの全幅にわたり均一に矩尺補強繊維を分配供給で
き、矩尺補強繊維を均一に含有する熱可塑性樹脂シート
又はフイルムを製造できる。請求項8に記載された装置
発明では、前記供給口は噴出ノズルとしてあるため、前
記請求項3又は請求項7記載の効果を同様に発揮でき
る。請求項9に記載された装置発明においては、請求項
3、7及び8記載の装置発明の効果を加えて、前記供給
口に補強繊維を供給する供給装置と、この補強繊維を加
温する加温装置とが設けてあるため、この加熱装置内に
供給する以前に、補強繊維を予熱することができる。請
求項10に記載された装置発明においては、請求項9記
載の装置発明の効果に加えて、前記供給装置と供給口の
間に、切断装置が配置してあるため、長尺の補強繊維か
ら必要とする寸法の矩尺補強繊維を形成し、供給口から
供給することができる。請求項11に記載された装置発
明においては、前記補強繊維はカーボン繊維としてある
ため、請求項3、4、5、6、7、8、9及び10記載
の装置発明の効果を発揮できると共に汎用の補強繊維を
使用できる。請求項12に記載された装置発明において
は前記補強繊維はガラス繊維としてあるため請求項3、
4、5、6、7、8、9及び10記載の装置発明の効果
を発揮できると共に汎用の補強繊維を使用できる。
【0017】実験例を次に説明する。 実験例1 図1に示す如き装置を用いて、ポリプロピレン樹脂シー
トを製造した。この際、使用されたポリプロピリン樹脂
は、密度が0.90g/m3 ,メルトフローレートが
1.8g/10分のチッソポリプロXF1893(チッ
ソ株式会社製)を用いた。この樹脂を樹脂温度240℃
でTダイ押出装置(押出機のシリンダー直径100m
m,L/D=36,ダイ幅550mm,ダイリップ間隔
1.2mm)を用いて押出した。この押し出された溶融
樹脂を図1に示す装置に通して、厚さ0.3mmのポリ
プロピレン樹脂シートを得た。
トを製造した。この際、使用されたポリプロピリン樹脂
は、密度が0.90g/m3 ,メルトフローレートが
1.8g/10分のチッソポリプロXF1893(チッ
ソ株式会社製)を用いた。この樹脂を樹脂温度240℃
でTダイ押出装置(押出機のシリンダー直径100m
m,L/D=36,ダイ幅550mm,ダイリップ間隔
1.2mm)を用いて押出した。この押し出された溶融
樹脂を図1に示す装置に通して、厚さ0.3mmのポリ
プロピレン樹脂シートを得た。
【0018】なお、シートの製造条件は以下の通りであ
る。 金属無端ベルト SUS製で、厚みを0.8mm、幅を600mm、表面
粗度を0.3μm、加熱装置による予熱温度を120℃
に設定 補強繊維 寸法;長さ3mm 直径13ミクロン 材質;ガラス繊維 形状;円筒形 キャストドラム 幅を650mm、表面粗度を0.3μm、予熱温度を1
20℃に設定第1の金属ローラ 表面にゴム硬度65度のシリコーンゴムを厚さ10mm
被膜 円弧状挟圧部 長さを60cm、間隔を0.3mmに設定 シート引取り速度 キャストドラムと金属無端ベルトを同速の5m/分に設
定 このようにして得られた補強繊維入りポリプロピレン樹
脂シートは、光沢、表面平滑性に優れ、筋、皺、波打ち
などがないため外観特性に優れていた。
る。 金属無端ベルト SUS製で、厚みを0.8mm、幅を600mm、表面
粗度を0.3μm、加熱装置による予熱温度を120℃
に設定 補強繊維 寸法;長さ3mm 直径13ミクロン 材質;ガラス繊維 形状;円筒形 キャストドラム 幅を650mm、表面粗度を0.3μm、予熱温度を1
20℃に設定第1の金属ローラ 表面にゴム硬度65度のシリコーンゴムを厚さ10mm
被膜 円弧状挟圧部 長さを60cm、間隔を0.3mmに設定 シート引取り速度 キャストドラムと金属無端ベルトを同速の5m/分に設
定 このようにして得られた補強繊維入りポリプロピレン樹
脂シートは、光沢、表面平滑性に優れ、筋、皺、波打ち
などがないため外観特性に優れていた。
【0019】実験例2 シート引取速度を10m/分とし、その他は実験例1と
同一の製造条件で厚み1.0mmの補強繊維入りポリプ
ロピレン樹脂シートを製造した。このシートも実験例1
と同様の諸特性、即ち、光沢、表面平滑性に優れ、筋、
皺、波打ちなどがないため外観特性に優れたものであっ
た。
同一の製造条件で厚み1.0mmの補強繊維入りポリプ
ロピレン樹脂シートを製造した。このシートも実験例1
と同様の諸特性、即ち、光沢、表面平滑性に優れ、筋、
皺、波打ちなどがないため外観特性に優れたものであっ
た。
【0020】実験例3 シート引取速度を20m/分とし、その他は実験例1と
同一の製造条件で厚み0.3mmの補強繊維入りポリプ
ロピレン樹脂シートを製造した。このシートも実験例1
と同様の諸特性に、即ち、光沢、表面平滑性に優れ、
筋、皺、波打ちなどがないため外観特性に優れたもので
あった。
同一の製造条件で厚み0.3mmの補強繊維入りポリプ
ロピレン樹脂シートを製造した。このシートも実験例1
と同様の諸特性に、即ち、光沢、表面平滑性に優れ、
筋、皺、波打ちなどがないため外観特性に優れたもので
あった。
【0021】実験例4 シート引取速度を40m/分とし、その他は実験例1と
同一の製造条件で厚さ0.3mmの補強繊維入りポリプ
ロピレン樹脂シートを製造した、このシートも光沢、表
面平滑性に優れ、筋、皺、波打などがないため、外観特
性に優れたものであった。
同一の製造条件で厚さ0.3mmの補強繊維入りポリプ
ロピレン樹脂シートを製造した、このシートも光沢、表
面平滑性に優れ、筋、皺、波打などがないため、外観特
性に優れたものであった。
【0022】実験例5 図1における第1の金属ローラを完全にキャストドラム
から離反した装置を用いて、前記実験例1と同様のTダ
イ押出装置を利用し、かつ同一の製造条件で厚さ1.0
mmの補強繊維入りポリプロピレン樹脂シートを製造し
た。この際、第1の金属ローラはキャストドラム周面か
ら離反しており、かつこの第1の金属ローラの周面は前
記シリコーンゴムで被覆されていない。従って、第2の
金属ローラ以外の円弧状挟圧部においてはこの溶融樹脂
はキャストドラム周面と金属無端ベルトのみで挾持さ
れ、この金属無端ベルトに加えられるテンション及び金
属無端ベルトの復元力によって圧接される。この場合の
前記円弧状挾圧部の長さは40cmに設定されている。
このようにして得たシートは、光沢、表面平滑性に優
れ、筋、皺、波打などがなく、その外観特性は良好であ
った。
から離反した装置を用いて、前記実験例1と同様のTダ
イ押出装置を利用し、かつ同一の製造条件で厚さ1.0
mmの補強繊維入りポリプロピレン樹脂シートを製造し
た。この際、第1の金属ローラはキャストドラム周面か
ら離反しており、かつこの第1の金属ローラの周面は前
記シリコーンゴムで被覆されていない。従って、第2の
金属ローラ以外の円弧状挟圧部においてはこの溶融樹脂
はキャストドラム周面と金属無端ベルトのみで挾持さ
れ、この金属無端ベルトに加えられるテンション及び金
属無端ベルトの復元力によって圧接される。この場合の
前記円弧状挾圧部の長さは40cmに設定されている。
このようにして得たシートは、光沢、表面平滑性に優
れ、筋、皺、波打などがなく、その外観特性は良好であ
った。
【0023】実験例6 実験例5同様の装置を用い、前記実験例4と同様の製造
条件で厚さ0.3mmの補強繊維入りポリプロピレン樹
脂シートを製造した。このようにして得たシートも、光
沢性、表面平滑性に優れ、筋、皺、波打などがなく、そ
の外観特性は良好であった。
条件で厚さ0.3mmの補強繊維入りポリプロピレン樹
脂シートを製造した。このようにして得たシートも、光
沢性、表面平滑性に優れ、筋、皺、波打などがなく、そ
の外観特性は良好であった。
【0024】比較例1 実験例1と同じ樹脂をTダイ押出し装置(押出機のシリ
ンダー直径100mm、L/D=36、Tダイ幅600
mm、ダイリップ間隔1.5mm)を用いて樹脂温度2
40℃で押出し、この押出した溶融樹脂を温度80℃の
ポリシングローラ温度にかけ、シート引取速度5m/分
として厚さ0.3mmの補強繊維入りポリプロピレン樹
脂シートを製造した。このシートの光沢、表面平滑性は
良好であったが、波打が発生した。なお、前記実験例、
比較例に用いられる特性値は以下の試験法によって測定
された。 メルトフローレート : JIS K−6758(23
0℃、荷重2.16kgf) 密度 : JIS K−6758 表面平滑性、光沢 : 目視観察 筋、皺、波打 : 目視観察
ンダー直径100mm、L/D=36、Tダイ幅600
mm、ダイリップ間隔1.5mm)を用いて樹脂温度2
40℃で押出し、この押出した溶融樹脂を温度80℃の
ポリシングローラ温度にかけ、シート引取速度5m/分
として厚さ0.3mmの補強繊維入りポリプロピレン樹
脂シートを製造した。このシートの光沢、表面平滑性は
良好であったが、波打が発生した。なお、前記実験例、
比較例に用いられる特性値は以下の試験法によって測定
された。 メルトフローレート : JIS K−6758(23
0℃、荷重2.16kgf) 密度 : JIS K−6758 表面平滑性、光沢 : 目視観察 筋、皺、波打 : 目視観察
【図1】本発明の方法を実施する装置の1態様を示す説
明図である。
明図である。
【図2】図1の要部を示す概略図である。
【図3】その成形シートの概略図である。
1 Tダイ 2 膜状ポリプロピレン樹脂 3 キャストドラム 4 金属無端ベルト 5 第1の金属ローラ 6、7 第2、第3の金属ローラ 8 円弧状挟圧部 9 製品シート又はフイルム A 加熱装置 20 供給口 24 矩尺補強繊維
Claims (12)
- 【請求項1】Tダイから溶融状態で押出された膜状の熱
可塑性樹脂をキャストドラムと少なくとも水平な軸線を
有する3本の金属ローラに掛合され、一定のテンション
をかけた耐腐蝕性の金属無端ベルトとで円弧状に挾圧し
ながら冷却してシート状とするに際して、キャストドラ
ムの上流側域の長い区間において、このベルトを予熱
し、前記区間内において予熱されたベルト上に短尺補強
繊維をその全幅にわたり供給し、前記円弧状の挾圧部分
において、この加熱された補強繊維を溶融状態の熱可塑
性樹脂内に押圧して埋め込み、補強繊維入りのシート材
とすることを特徴とする熱可塑性樹脂シート又はフイル
ムの製造方法。 - 【請求項2】前記キャストドラムの近傍位置に、その周
方向に間隔をおいて前記金属ローラを2本配置し、少な
くともTダイ寄りの金属ローラ周面を耐熱性のゴム、又
は弾性を有するエラストマーで被覆し、この被覆された
金属ローラでキャストドラムに予熱された金属無端ベル
トを圧接し、これら2本の金属ローラ間において前記金
属無端ベルトとキャストドラムとで熱可塑性樹脂を挾圧
しながら冷却しシート状とすることを特徴とする請求項
1記載の熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法。 - 【請求項3】Tダイの押出ノズル下流側には、このノズ
ルから押し出される熱可塑性樹脂をその間隙に受け入れ
るキャストドラムと、このキャストドラム上方に位置す
る第1の金属ローラが対として配置してあり、この第1
の金属ローラはこのキャストドラムに対して接近離間可
能に装備してあり、前記のキャストドラムと第1の金属
ローラの接近点からキャストドラムの回転方向におい
て、下流側でこのキャストドラムの周面と対接する第2
の金属ローラが配置してあり、これら二本の金属ローラ
と第3の金属ローラ間に一定のテンションのもとに金属
無端ベルトが掛合してあり、第1、第2の金属ローラ間
の区域においては、前記金属無端ベルトは前記キャスト
ドラムの周面に沿い走行すると共に、前記キャストドラ
ムに金属無端ベルトを挟圧させるための前記第1の金属
ローラの表面は、耐熱性のゴム又は弾性を有するエラス
トマーで被覆してあり、前記第1の金属ローラと第3の
金属ローラ間の走行域のほぼ全長において前記金属無端
ベルトを予熱する加熱装置が配置してあり、前記3つの
金属ローラの軸線は水平としてあり、前記加熱装置には
短尺補強繊維供給口が配置してあることを特徴とする熱
可塑性樹脂シート又はフイルムの製造装置。 - 【請求項4】前記キャストドラムは、内部から加温され
る構造としてあり、その表面粗さは0.5μm以下とし
てある請求項3記載の熱可塑性樹脂シート又はフイルム
の製造装置。 - 【請求項5】前記金属無端ベルトは、SUS、炭素鋼乃
至チタン合金の一種からなる請求項3又は4記載の熱可
塑性樹脂シート又はフイルムの製造装置。 - 【請求項6】前記加熱装置は、前記走行域を全長にわた
り取囲む天板、底板及び一対の側板を有する角筒形状の
断熱カバーと、この断熱カバー内でこの走行域における
前記金属無端ベルトの表裏面に沿い間隔をおいて天板及
び底板部に並設された遠赤外線ヒータとからなる請求項
3記載の熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造装置。 - 【請求項7】前記供給口は、第1の金属ローラ寄りで、
前記加熱装置の天板に、前記ベルトの幅方向に複数個所
設けてあることを特徴とする請求項6記載の熱可塑性樹
脂シート又はフイルムの製造装置。 - 【請求項8】前記供給口は噴出ノズルとしてある請求項
3又は請求項7記載の熱可塑性樹脂シート又はフイルム
の製造装置。 - 【請求項9】前記供給口に補強繊維を供給する供給装置
と、この補強繊維を加温する加温装置とが設けてある請
求項3、7又は8記載の熱可塑性樹脂シート又はフイル
ムの製造装置。 - 【請求項10】前記供給装置と供給口の間に、切断装置
が配置してある請求項9記載の熱可塑性樹脂シート又は
フイルムの製造装置。 - 【請求項11】前記補強繊維はカーボン繊維としてある
請求項3、4、5、6、7、8、9又は10記載の熱可
塑性樹脂シート又はフイルムの製造装置。 - 【請求項12】前記補強繊維はガラス繊維としてある請
求項3、4、5、6、7、8、9又は10記載の熱可塑
性樹脂シート又はフイルムの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5347036A JPH07186244A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP5347036A JPH07186244A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法及びその装置 |
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JPH07186244A true JPH07186244A (ja) | 1995-07-25 |
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Family Applications (1)
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JP5347036A Pending JPH07186244A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 熱可塑性樹脂シート又はフイルムの製造方法及びその装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0803340A3 (en) * | 1995-11-14 | 1997-11-19 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Producing method of a thermoplastic resin sheet and producing apparatus thereof |
EP0963832A4 (en) * | 1997-02-28 | 2000-01-05 | Idemitsu Petrochemical Co | SOFT TRANSPARENT POLYETHYLENE SHEET AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
TWI404621B (ja) * | 2010-12-15 | 2013-08-11 | ||
JP2017039241A (ja) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | フクビ化学工業株式会社 | Frpシートの製造方法 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5347036A patent/JPH07186244A/ja active Pending
Cited By (5)
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US6372324B1 (en) | 1997-02-28 | 2002-04-16 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Soft transparent polyethylene resin sheet and process for producing the same |
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