JPH0913424A - 建設機械のタンク取付装置 - Google Patents
建設機械のタンク取付装置Info
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- JPH0913424A JPH0913424A JP18826495A JP18826495A JPH0913424A JP H0913424 A JPH0913424 A JP H0913424A JP 18826495 A JP18826495 A JP 18826495A JP 18826495 A JP18826495 A JP 18826495A JP H0913424 A JPH0913424 A JP H0913424A
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- JP
- Japan
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- tank
- band
- mounting device
- construction machine
- tank mounting
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 最近建設機械などではコストダウンのために
燃料タンクなどのタンクを搭載する手段が種々勘案され
ているが、そのタンクのバンド締付調整部をタンクの側
面側や下部側に設けている。そのために機体内の狭いス
ペースでは、バンド締付調整やメンテナンス作業が困難
であった。この問題点を解決する。 【構成】 本発明の建設機械のタンク取付装置では、タ
ンクの取付位置を設定する位置決めブロックを機台に複
数個固設し、そのそれぞれ位置決めブロックにバンド部
材の下方側端部を連結し、そのそれぞれバンド部材をタ
ンクの側面側より上面側にわたって掛け回し、そのバン
ド部材の上方側端部をタンク上面側に配置した締付金具
に対して締付けるように構成した。
燃料タンクなどのタンクを搭載する手段が種々勘案され
ているが、そのタンクのバンド締付調整部をタンクの側
面側や下部側に設けている。そのために機体内の狭いス
ペースでは、バンド締付調整やメンテナンス作業が困難
であった。この問題点を解決する。 【構成】 本発明の建設機械のタンク取付装置では、タ
ンクの取付位置を設定する位置決めブロックを機台に複
数個固設し、そのそれぞれ位置決めブロックにバンド部
材の下方側端部を連結し、そのそれぞれバンド部材をタ
ンクの側面側より上面側にわたって掛け回し、そのバン
ド部材の上方側端部をタンク上面側に配置した締付金具
に対して締付けるように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両に搭載している燃料タンクなど
のタンク取付装置に関する。
など建設機械,作業車両に搭載している燃料タンクなど
のタンク取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、実開平5−22342号公報に
記載されている一実施例燃料タンク1の正面図である。
図7に示す燃料タンク1のタンク本体2の材料は樹脂材
であるが、タンク本体2の底部に滑り止めのゴムシート
3を貼着し、縦方向の締付バンド4により建設車両など
に締付固定している。次に図8は、実開平6−8047
号公報に記載されているタンク取付構造を示す斜視図で
ある。図8に示すタンク取付構造では、タンク取付部材
5と燃料タンク6にわたって固定用ベルト7を巻回し
て、燃料タンク6を作業機などに固定している。次に図
9に示す燃料タンク8の取付構造では、燃料タンク8を
オイルタンク9に対してクッション材10,11を介
し、バンド12により取付けるようにしている。
記載されている一実施例燃料タンク1の正面図である。
図7に示す燃料タンク1のタンク本体2の材料は樹脂材
であるが、タンク本体2の底部に滑り止めのゴムシート
3を貼着し、縦方向の締付バンド4により建設車両など
に締付固定している。次に図8は、実開平6−8047
号公報に記載されているタンク取付構造を示す斜視図で
ある。図8に示すタンク取付構造では、タンク取付部材
5と燃料タンク6にわたって固定用ベルト7を巻回し
て、燃料タンク6を作業機などに固定している。次に図
9に示す燃料タンク8の取付構造では、燃料タンク8を
オイルタンク9に対してクッション材10,11を介
し、バンド12により取付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建設機械,作業車両な
どに搭載する燃料タンクなどのタンクを従来より、薄板
の切板鋼板を曲げ加工しそれを箱形に組立て溶接してい
たので、大なる溶接工数を要し、タンク製作費が高かっ
た。そのために最近では、溶接構造でないタンクを搭載
する手段が種々勘案されているが、そのタンクのバンド
締付調整部をタンクの側面側や下部側に設けている。そ
のために機体内の狭いスペースでは、バンド締付調整や
メンテナンス作業が困難であった。本発明は、上記の問
題点を解決できるタンク取付装置を提供することを目的
とする。
どに搭載する燃料タンクなどのタンクを従来より、薄板
の切板鋼板を曲げ加工しそれを箱形に組立て溶接してい
たので、大なる溶接工数を要し、タンク製作費が高かっ
た。そのために最近では、溶接構造でないタンクを搭載
する手段が種々勘案されているが、そのタンクのバンド
締付調整部をタンクの側面側や下部側に設けている。そ
のために機体内の狭いスペースでは、バンド締付調整や
メンテナンス作業が困難であった。本発明は、上記の問
題点を解決できるタンク取付装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、機台に燃料
タンクなどのタンクを搭載し、バンド部材によって上記
タンクを機台に固定するようにした建設機械のタンク取
付装置において、タンクの取付位置を設定する位置決め
ブロックを機台に複数個固設し、そのそれぞれ位置決め
ブロックにバンド部材の下方側端部を連結し、そのそれ
ぞれバンド部材をタンクの側面側より上面側にわたって
掛け回し、そのバンド部材の上方側端部をタンク上面側
に配置した締付金具に対して締付けるようにした。そし
て上記の場合に、位置決めブロックにピン穴を開穿した
ブラケットを設け、一方、バンド部材の下方側端部に設
けた薄板部材にピン穴部を形成し、上記ブラケットと、
バンド部材の下方側端部とをピン結合によって連結し
た。また上記締付金具を一方側が開放状態の箱形に形成
し、その締付金具のたて板にボルト穴を開穿し、一方、
バンド部材の上方側端部に設けた薄板部材にボルトを連
結し、そのボルトを上記締付金具のたて板に対して締付
けるようにした。そしてまた上記締付金具はその底面に
対して、バンド部材の長さ方向のたて板を外向きに倒れ
た傾斜形状とした。
タンクなどのタンクを搭載し、バンド部材によって上記
タンクを機台に固定するようにした建設機械のタンク取
付装置において、タンクの取付位置を設定する位置決め
ブロックを機台に複数個固設し、そのそれぞれ位置決め
ブロックにバンド部材の下方側端部を連結し、そのそれ
ぞれバンド部材をタンクの側面側より上面側にわたって
掛け回し、そのバンド部材の上方側端部をタンク上面側
に配置した締付金具に対して締付けるようにした。そし
て上記の場合に、位置決めブロックにピン穴を開穿した
ブラケットを設け、一方、バンド部材の下方側端部に設
けた薄板部材にピン穴部を形成し、上記ブラケットと、
バンド部材の下方側端部とをピン結合によって連結し
た。また上記締付金具を一方側が開放状態の箱形に形成
し、その締付金具のたて板にボルト穴を開穿し、一方、
バンド部材の上方側端部に設けた薄板部材にボルトを連
結し、そのボルトを上記締付金具のたて板に対して締付
けるようにした。そしてまた上記締付金具はその底面に
対して、バンド部材の長さ方向のたて板を外向きに倒れ
た傾斜形状とした。
【0005】
【作用】本発明では、複数個の位置決めブロックを機台
に固設したので、その位置決めブロックに対応させて、
タンクを所定の配設位置に正確に位置決めすることがで
きる。そして上記位置決めブロックのブラケットと、バ
ンド部材の下方側端部とをピン結合したので、タンクを
機台に対してバンド締付したとき上記ピン結合部の連結
強度を十分に保持することができる。また本発明では、
箱形に形成した締付金具の一方側たとえば上方側を開放
状態に形成し、その締付金具をタンク上面側に配置した
ので、締付金具の開放状態の側からスパナ工具を差し入
れて、ボルトに螺合したナットを容易に締付調整するこ
とができる。また締付金具をタンクの上面側に配置して
いるために、機体内に配設している各種機器のレイアウ
トに悪影響を及ぼすことはないし、しかもメンテナンス
作業を容易に行うことができる。また本発明では上記締
付金具のたて板を外向きに倒れた傾斜形状としたので、
タンク締付時に上記ボルトとバンド部材の軸心が同一方
向となり、スムーズに締付できるとともに、締付力を向
上させることができる。しかも締付状態のタンクが作業
時に振動しても、上記ボルトに対する曲げ応力の発生を
防ぐことができる。
に固設したので、その位置決めブロックに対応させて、
タンクを所定の配設位置に正確に位置決めすることがで
きる。そして上記位置決めブロックのブラケットと、バ
ンド部材の下方側端部とをピン結合したので、タンクを
機台に対してバンド締付したとき上記ピン結合部の連結
強度を十分に保持することができる。また本発明では、
箱形に形成した締付金具の一方側たとえば上方側を開放
状態に形成し、その締付金具をタンク上面側に配置した
ので、締付金具の開放状態の側からスパナ工具を差し入
れて、ボルトに螺合したナットを容易に締付調整するこ
とができる。また締付金具をタンクの上面側に配置して
いるために、機体内に配設している各種機器のレイアウ
トに悪影響を及ぼすことはないし、しかもメンテナンス
作業を容易に行うことができる。また本発明では上記締
付金具のたて板を外向きに倒れた傾斜形状としたので、
タンク締付時に上記ボルトとバンド部材の軸心が同一方
向となり、スムーズに締付できるとともに、締付力を向
上させることができる。しかも締付状態のタンクが作業
時に振動しても、上記ボルトに対する曲げ応力の発生を
防ぐことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明のタンク取付装置を装備した
油圧ショベル(図示していない)の旋回フレーム13の
一部切開側面図である。図において、14は旋回フレー
ム13に固設した基台板、15は基台板14の上面側に
配置されタンクの継ぎ目を圧接加熱施工せしめて箱形に
形成した燃料タンク、16は燃料タンク15の給油口、
17は基台板14に溶接して固設した位置決めブロッ
ク、18はバンド部材、19は基台板14に溶接して固
設した燃料タンク15の左右方向のストッパプレートで
ある。図2は、図1における燃料タンク15及びタンク
取付装置の拡大図である。図において、20は燃料タン
ク15の上面側に配置した締付金具である。図3は、図
2のA部拡大図である。図において、21は位置決めブ
ロック17に設けたブラケット、22はブラケット21
に開穿したピン穴、23はバンド部材18の下方側端部
に設けている薄板部材、24は薄板部材23を二つ折り
曲げ加工して形成したピン穴部、25,26はそれぞれ
燃料タンク15保護用のラバー板である。図4は、図2
のB部拡大図である。図5は、図4のC部の一部切欠き
拡大図である。図において、27はバンド部材18の上
方側端部に設けている二つ折り曲げ形状の薄板部材、2
8は薄板部材27の曲げ穴部、29はボルト、30はボ
ルト29の頭部側に固着され上記曲げ穴部28に挿入さ
れているピン部、31,32はボルト29のねじ部に螺
合されているナット、33は締付金具20のたて板34
に開穿しているボルト穴である。図6は、図1のDより
見た要部平面図である。
説明する。図1は、本発明のタンク取付装置を装備した
油圧ショベル(図示していない)の旋回フレーム13の
一部切開側面図である。図において、14は旋回フレー
ム13に固設した基台板、15は基台板14の上面側に
配置されタンクの継ぎ目を圧接加熱施工せしめて箱形に
形成した燃料タンク、16は燃料タンク15の給油口、
17は基台板14に溶接して固設した位置決めブロッ
ク、18はバンド部材、19は基台板14に溶接して固
設した燃料タンク15の左右方向のストッパプレートで
ある。図2は、図1における燃料タンク15及びタンク
取付装置の拡大図である。図において、20は燃料タン
ク15の上面側に配置した締付金具である。図3は、図
2のA部拡大図である。図において、21は位置決めブ
ロック17に設けたブラケット、22はブラケット21
に開穿したピン穴、23はバンド部材18の下方側端部
に設けている薄板部材、24は薄板部材23を二つ折り
曲げ加工して形成したピン穴部、25,26はそれぞれ
燃料タンク15保護用のラバー板である。図4は、図2
のB部拡大図である。図5は、図4のC部の一部切欠き
拡大図である。図において、27はバンド部材18の上
方側端部に設けている二つ折り曲げ形状の薄板部材、2
8は薄板部材27の曲げ穴部、29はボルト、30はボ
ルト29の頭部側に固着され上記曲げ穴部28に挿入さ
れているピン部、31,32はボルト29のねじ部に螺
合されているナット、33は締付金具20のたて板34
に開穿しているボルト穴である。図6は、図1のDより
見た要部平面図である。
【0007】次に、本発明のタンク取付装置の構成を図
1〜図6について述べる。本発明のタンク取付装置で
は、燃料タンク15の前後方向の取付位置を設定する位
置決めブロック17を旋回フレーム13の基台板14に
複数個固設し、そのそれぞれ位置決めブロック17にバ
ンド部材18の下方側端部を連結し、そのそれぞれバン
ド部材18を燃料タンク15の側面側(この側面側は図
1に示すように方向としては前面側と後面側をいう)よ
り上面側にわたって掛け回し、そのバンド部材18の上
方側端部を燃料タンク15の上面側に配置した締付金具
20に対して締付けるようにした。そして上記の場合
に、位置決めブロック17にピン穴22(図3に示す)
を開穿したブラケット21を設け、一方、バンド部材1
8の下方側端部に設けた薄板部材23にピン穴部24を
形成し、上記ブラケット21と、バンド部材18の下方
側端部とをピン35(図3に示す)結合によって連結し
た。また上記締付金具20を上方側が開放状態(図6に
示すような開放状態)の箱形に形成し、その締付金具2
0のたて板34(図5に示す)にボルト穴33を開穿
し、一方、バンド部材18の上方側端部に設けた薄板部
材27にボルト29を連結し、そのボルト29を上記締
付金具20のたて板34に対し、ナット31,32で締
付けるようにした。そしてまた上記たて板34を締付金
具20の底面に対して、外向きに角度θ(図5に示す)
だけ倒れた傾斜形状とした。
1〜図6について述べる。本発明のタンク取付装置で
は、燃料タンク15の前後方向の取付位置を設定する位
置決めブロック17を旋回フレーム13の基台板14に
複数個固設し、そのそれぞれ位置決めブロック17にバ
ンド部材18の下方側端部を連結し、そのそれぞれバン
ド部材18を燃料タンク15の側面側(この側面側は図
1に示すように方向としては前面側と後面側をいう)よ
り上面側にわたって掛け回し、そのバンド部材18の上
方側端部を燃料タンク15の上面側に配置した締付金具
20に対して締付けるようにした。そして上記の場合
に、位置決めブロック17にピン穴22(図3に示す)
を開穿したブラケット21を設け、一方、バンド部材1
8の下方側端部に設けた薄板部材23にピン穴部24を
形成し、上記ブラケット21と、バンド部材18の下方
側端部とをピン35(図3に示す)結合によって連結し
た。また上記締付金具20を上方側が開放状態(図6に
示すような開放状態)の箱形に形成し、その締付金具2
0のたて板34(図5に示す)にボルト穴33を開穿
し、一方、バンド部材18の上方側端部に設けた薄板部
材27にボルト29を連結し、そのボルト29を上記締
付金具20のたて板34に対し、ナット31,32で締
付けるようにした。そしてまた上記たて板34を締付金
具20の底面に対して、外向きに角度θ(図5に示す)
だけ倒れた傾斜形状とした。
【0008】次に、本発明のタンク取付装置の作用につ
いて述べる。本発明では、複数個の位置決めブロック1
7を旋回フレーム13の基台板14に固設したので、そ
の位置決めブロック17に対応させて、燃料タンク15
を所定の配設位置に正確に位置決めすることができる。
そして上記位置決めブロック17のブラケット21と、
バンド部材18の下方側端部とをピン35結合したの
で、燃料タンク15を上記基台板14に対してバンド締
付したとき上記ピン35結合部の連結強度を十分に保持
することができる。また本発明では箱形に形成した締付
金具20の上方側を開放状態に形成し、その締付金具2
0を燃料タンク15の上面側に配置したので、締付金具
20の上方側からスパナ工具(図示していない)を差入
れて、ボルト29に螺合したナット31及び32を容易
に締付調整することができる。また締付金具20を燃料
タンク15の上面側に配置しているために、機体内に配
設している各種機器(油圧機器やエンジンなどであるが
図示していない)のレイアウトに悪影響を及ぼすことは
ないし、しかもメンテナンス作業を容易に行うことがで
きる。また本発明では締付金具20のたて板34を外向
きに倒れた傾斜形状としたので、燃料タンク15締付時
に上記ボルト29とバンド部材18の軸心(図5に示す
O−Oの部分の軸心)が同一方向となり、スムーズに締
付できるとともに、締付力を向上させることができる。
しかも締付状態の燃料タンク15が作業時に振動して
も、上記ボルト29に対する曲げ応力の発生を防ぐこと
ができる。
いて述べる。本発明では、複数個の位置決めブロック1
7を旋回フレーム13の基台板14に固設したので、そ
の位置決めブロック17に対応させて、燃料タンク15
を所定の配設位置に正確に位置決めすることができる。
そして上記位置決めブロック17のブラケット21と、
バンド部材18の下方側端部とをピン35結合したの
で、燃料タンク15を上記基台板14に対してバンド締
付したとき上記ピン35結合部の連結強度を十分に保持
することができる。また本発明では箱形に形成した締付
金具20の上方側を開放状態に形成し、その締付金具2
0を燃料タンク15の上面側に配置したので、締付金具
20の上方側からスパナ工具(図示していない)を差入
れて、ボルト29に螺合したナット31及び32を容易
に締付調整することができる。また締付金具20を燃料
タンク15の上面側に配置しているために、機体内に配
設している各種機器(油圧機器やエンジンなどであるが
図示していない)のレイアウトに悪影響を及ぼすことは
ないし、しかもメンテナンス作業を容易に行うことがで
きる。また本発明では締付金具20のたて板34を外向
きに倒れた傾斜形状としたので、燃料タンク15締付時
に上記ボルト29とバンド部材18の軸心(図5に示す
O−Oの部分の軸心)が同一方向となり、スムーズに締
付できるとともに、締付力を向上させることができる。
しかも締付状態の燃料タンク15が作業時に振動して
も、上記ボルト29に対する曲げ応力の発生を防ぐこと
ができる。
【0009】
【発明の効果】本発明のタンク取付装置では、建設機械
の旋回フレームの機台に複数個の位置決めブロックを固
設したので、その位置決めブロックに対応させて、タン
クを所定の配設位置に正確に位置決めすることができ
る。そして上記位置決めブロックのブラケットと、バン
ド部材の下方側端部とをピン結合したので、タンクを機
台に対してバンド締付したとき上記ピン結合部の連結強
度を十分に保持することができる。また本発明では、箱
形に形成した締付金具の一方側たとえば上方側を開放状
態に形成し、その締付金具をタンク上面側に配置したの
で、締付金具の開放状態の側からスパナ工具を差し入れ
て、ボルトに螺合したナットを容易に締付調整すること
ができる。また締付金具をタンクの上面側に配置してい
るために、狭いスペースを有する機体内に配設している
各種機器のレイアウトに悪影響を及ぼすことはないし、
しかもメンテナンス作業を容易に行うことができる。ま
た本発明では上記締付金具のたて板を外向きに倒れた傾
斜形状としたので、タンク締付時に上記ボルトとバンド
部材の軸心が同一方向となり、スムーズに締付できると
ともに、締付力を向上させることができる。しかも締付
状態のタンクが作業時に振動しても、上記ボルトに対す
る曲げ応力の発生を防ぐことができる。
の旋回フレームの機台に複数個の位置決めブロックを固
設したので、その位置決めブロックに対応させて、タン
クを所定の配設位置に正確に位置決めすることができ
る。そして上記位置決めブロックのブラケットと、バン
ド部材の下方側端部とをピン結合したので、タンクを機
台に対してバンド締付したとき上記ピン結合部の連結強
度を十分に保持することができる。また本発明では、箱
形に形成した締付金具の一方側たとえば上方側を開放状
態に形成し、その締付金具をタンク上面側に配置したの
で、締付金具の開放状態の側からスパナ工具を差し入れ
て、ボルトに螺合したナットを容易に締付調整すること
ができる。また締付金具をタンクの上面側に配置してい
るために、狭いスペースを有する機体内に配設している
各種機器のレイアウトに悪影響を及ぼすことはないし、
しかもメンテナンス作業を容易に行うことができる。ま
た本発明では上記締付金具のたて板を外向きに倒れた傾
斜形状としたので、タンク締付時に上記ボルトとバンド
部材の軸心が同一方向となり、スムーズに締付できると
ともに、締付力を向上させることができる。しかも締付
状態のタンクが作業時に振動しても、上記ボルトに対す
る曲げ応力の発生を防ぐことができる。
【図1】本発明のタンク取付装置を装備した旋回フレー
ムの一部切開側面図である。
ムの一部切開側面図である。
【図2】図1におけるタンク取付装置の拡大図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図2のB部拡大図である。
【図5】図4のC部の一部切欠き拡大図である。
【図6】図1のDより見た要部平面図である。
【図7】従来技術の一実施例燃料タンクの正面図であ
る。
る。
【図8】従来技術の一実施例タンク取付構造を示す斜視
図である。
図である。
【図9】従来技術の他実施例タンク取付構造を示す側面
図である。
図である。
1,6,8,15 燃料タンク 13 旋回フレーム 14 基台板 17 位置決めブロック 18 バンド部材 20 締付金具 21 ブラケット 22 ピン穴 23,27 薄板部材 24 ピン穴部 29 ボルト 31,32 ナット 33 ボルト穴 34 たて板 35 ピン
Claims (4)
- 【請求項1】 機台に燃料タンクなどのタンクを搭載
し、バンド部材によって上記タンクを機台に固定するよ
うにした建設機械のタンク取付装置において、タンクの
取付位置を設定する位置決めブロックを機台に複数個固
設し、そのそれぞれ位置決めブロックにバンド部材の下
方側端部を連結し、そのそれぞれバンド部材をタンクの
側面側より上面側にわたって掛け回し、そのバンド部材
の上方側端部をタンク上面側に配置した締付金具に対し
て締付けるようにしたことを特徴とする建設機械のタン
ク取付装置。 - 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
のタンク取付装置において、前記位置決めブロックにピ
ン穴を開穿したブラケットを設け、一方、バンド部材の
下方側端部に設けた薄板部材にピン穴部を形成し、上記
ブラケットと、バンド部材の下方側端部とをピン結合に
よって連結したことを特徴とする建設機械のタンク取付
装置。 - 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
のタンク取付装置において、前記締付金具を一方側が開
放状態の箱形に形成し、その締付金具のたて板にボルト
穴を開穿し、一方、バンド部材の上方側端部に設けた薄
板部材にボルトを連結し、そのボルトを上記締付金具の
たて板に対して締付けるようにしたことを特徴とする建
設機械のタンク取付装置。 - 【請求項4】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
のタンク取付装置において、前記締付金具はその底面に
対して、バンド部材の長さ方向のたて板を外向きに倒れ
た傾斜形状としたことを特徴とする建設機械のタンク取
付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18826495A JPH0913424A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 建設機械のタンク取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18826495A JPH0913424A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 建設機械のタンク取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913424A true JPH0913424A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16220637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18826495A Withdrawn JPH0913424A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 建設機械のタンク取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0913424A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015193993A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | コベルコ建機株式会社 | 上部旋回体及びこれを備えた建設機械 |
CN111186293A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-22 | 北奔重型汽车集团有限公司 | 一种矩形截面燃油箱固定装置 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP18826495A patent/JPH0913424A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015193993A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | コベルコ建機株式会社 | 上部旋回体及びこれを備えた建設機械 |
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