JP2001163067A - 自動車へのガス容器取付け構造 - Google Patents

自動車へのガス容器取付け構造

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JP2001163067A
JP2001163067A JP35116499A JP35116499A JP2001163067A JP 2001163067 A JP2001163067 A JP 2001163067A JP 35116499 A JP35116499 A JP 35116499A JP 35116499 A JP35116499 A JP 35116499A JP 2001163067 A JP2001163067 A JP 2001163067A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産数が多いベース機種であるガソリン車の
ガソリンタンク取付用ブラケットを有効に活用するガス
容器取付け構造を提供する。 【解決手段】 第1、第2及び第3のガソリンタンク取
付用ブラケット15,21,22を設けたガソリン車の
フロア2に、ガス容器3をガス容器取付具55を介して
配設する自動車へのガス容器取付け構造であって、ガス
容器取付具55は、車両前後方向に沿って配設された本
体部57と、本体部57から第3のガソリンタンク取付
用ブラケット22に向かって延びたブラケット77と、
フロア2に向かって延びたブラケット78とを備え、ガ
ス容器取付具55を第2及び第3のガソリンタンク取付
用ブラケット21,22に取り付け、更にフロア2に取
り付け、ガス容器3をガス容器取付具55に取り付ける
ことによって、ガソリンタンク取付用ブラケット15,
21,22を用いてガス容器3をフロア2に配設してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガスを充填し
たガスボンベ等のガス容器を車体フロアに設けるための
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンを駆動させるために用
いる燃料は、大まかにガソリンと圧縮天然ガス等の燃料
ガスとに分けられるが、このうちのガソリンを用いるガ
ソリン車の方が、図6に示すような燃料ガス車101よ
りも生産数が多い。この燃料ガス車101のフロア10
2には、燃料ガスを充填したガス容器103と該ガス容
器103を保護するガス容器カバー104が配設されて
いる。また、これらのガソリン車と燃料ガス車101
は、車両構造はほとんど同じで、エンジンや燃料タンク
等の一部に相違点があるのみである。したがって、燃料
ガス車101を生産する場合は、生産コストを抑えるべ
く、生産数の多いガソリン車をベース機種とすると共
に、該ガソリン車の車体を流用し、燃料ガス車101と
異なる車両構造の部位に変更を加えている。
【0003】例えば、図7に示すように、燃料ガスを充
填したガス容器103をガソリン車のフロア102に取
り付ける場合は、ガス容器103を最適な位置で、かつ
十分な強度を有する車体側の取付部、例えばクロスメン
バ107,108等にガス容器固定バンド110,11
1,112,113を用いて配設しなければならない。
その理由は、以下の2点である。 1)まず、ガソリン用タンクはフロア102の下面に配
設された他部品をよけながらも最大容量を確保できるよ
うに、通常、略箱形状をしており、略円筒状のガス容器
103とは異なった形状をしている。 2)また、該ガソリン用タンクをフロア102に固定す
るために用いるガソリンタンク取付用ブラケット11
4,115は、上記クロスメンバ107等の下面で、か
つ、その周囲に他部品と干渉しないスペースを有する部
位に取り付けているため、ガス容器103の取付けには
適さない場合が多い。次いで、上記ガス容器103をガ
ソリン車のフロア102に配設する取付構造を図7を用
いて説明する。まず、ガソリン車仕様のフロア102の
構造を説明する。フロア102の両側端には、フレーム
117が車両前後方向に沿って配設されており、該フレ
ーム117の車幅方向内側に、第1のガソリンタンク取
付用ブラケット120が配設されている。このフレーム
117と直交するように車幅方向に沿って、十分な強度
を有するクロスメンバ107,108が配設されてお
り、これらのクロスメンバ107,108の下面には、
第2及び第3のガソリンタンク取付用ブラケット11
4,115が配設されている。
【0004】上記ガソリン車のフロア102にガス容器
103を取り付ける場合は、別途、図7に示すようなガ
ス容器取付ブラケット126,127をフロア102に
配設する。一方、ガス容器103は、略円筒形状をして
おり、該ガス容器103をフロア102に取りつけるた
めに、ガス容器固定バンド110〜113は、両端がフ
ランジに形成され、全体が略半円形状に形成されてい
る。これらのガス容器固定バンド110〜113は、前
部に配設された上側のバンド110及び下側のバンド1
11と、後部に配設された上側のバンド112及び下側
のバンド113とに分かれており、下側のガス容器固定
バンド111,113のフランジには、舌片130,1
40が延設されており、該舌片130,140の裏面に
は、ガス容器カバー104を取りつけるための取付穴1
30c,140cと、該取付穴130c,140cの周
囲にはナット130d,140dが溶接されている。さ
らに、該ガス容器103を飛び石等から防護するガス容
器カバー104は略箱形状に形成され、ガス容器103
を下方から覆っている。
【0005】上記ガス容器103をフロア102に取り
つける手順を説明する。まず、車体溶接ラインにおい
て、フロア102に種々のブラケット類を溶接するが、
その際に、燃料ガス車のフロア102には、ガス容器取
付ブラケット126,127を別途に溶接する。次い
で、艤装品組付けラインにおいて、ガス容器固定バンド
110〜113によってガス容器103の前部と後部を
挟み込み、前側のガス容器固定バンド110,111
を、フレーム117及び前側のガス容器取付ブラケット
126にボルトを用いて締結すると共に、後側のガス容
器固定バンド112,113を、フレーム117に溶接
した第1のガソリンタンク取付用ブラケット120及び
後側のガス容器取付ブラケット127にボルトによって
締結している。さらに、ガス容器カバー104を下側の
ガス容器固定バンド111,113の舌片130,14
0にボルトを用いて締結することによって、ガス容器カ
バー104をフロア102に取り付けている。
【0006】ここで、ガス容器固定バンド110,11
1をフロア102に取り付ける際に、該フロア102に
十分な強度を有する車体側取付部がない場合、上述した
ように、フロア102に別途新たにガス容器取付ブラケ
ット126,127を設けなければならない。このガス
容器取付ブラケット126,127を製造するために
は、専用の成形型が必要となり、多大なコストが発生し
た。また、生産量が多いベース機種であるガソリン車の
仕様との変更点を増やすことになり、車体溶接ラインに
おける設備改造が発生し、大幅な管理工数の増加となっ
た。さらに、ベース機種のガソリン用タンクにはカバー
を配設していないため、ガス容器カバー104を取りつ
ける場合は、新たに取付け用の座が必要となった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、車体溶接ラインにおいて、ガス容器専用の取付
ブラケットをフロアに溶接することを極力減らすことを
可能とし、ベース機種であるガソリン車のガソリンタン
ク取付用ブラケットを有効に活用するガス容器取付け構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車への
ガス容器取付け構造は、上記目的を達成するため、車両
前後方向に沿って配設された複数のガソリンタンク取付
用ブラケットを設けたガソリン車のフロアに、燃料ガス
を充填したガス容器をガス容器取付具を介して配設する
自動車へのガス容器取付け構造であって、上記ガス容器
取付具は、車両前後方向に沿って配設された本体部と、
該本体部から上記ガソリンタンク取付用ブラケット及び
フロアに向かって延びた取付部とを備え、上記フロアに
向かって延びた取付用ブラケットをフロアに取り付け、
本体部及びガソリンタンクに向かって延びた取付部をガ
ソリンタンク取付用ブラケットに取り付けたのち、ガス
容器をガス容器固定バンドを介してガス容器取付具に取
り付けることによって、ガス容器を車両前後方向に沿っ
てフロアに配設している。上記ガス容器取付け構造によ
れば、ガソリンタンク取付用ブラケットが車両前後方向
に沿って略一直線状に配設されていないフロアであって
も、該ガソリンタンク取付用ブラケットを有効に利用し
て燃料ガスを充填したガス容器を取り付けることができ
る。また、内装部品やエンジン等を配設する前の車体、
いわゆるホワイトボディにおける燃料タンクの取付構造
については、ガソリン車と燃料ガス車の構造の差異が少
なくなるため、車体溶接ラインにおいて、ガソリン車の
フロアと燃料ガス車のフロアとの区別を少なくして生産
することが可能となる。さらに、ガソリンタンク取付用
ブラケットは、高強度を有する車体側取付部、例えばク
ロスメンバやフレーム等に配設されているため、ガス容
器取付具の取付強度も十分に大きい。従って、上記本体
部の取付部としては、例えば、本体部に設けられて車幅
方向又はフロア方向に延びるブラケット等を用いること
ができる。
【0009】また、本発明の一態様では、上記本体部
に、閉断面構造を有する筒状部材を用いることができ
る。上記閉断面構造を有する筒状部材としては、例えば
角パイプ等の汎用されている部材を用いることができ
る。この場合は、本体部を生産するために専用型を別途
必要としないため、コスト的に安価ですむ。また、本体
部の形状が閉断面構造であるため、ガス容器取付具自体
の強度も大きくなる。さらに、本発明の別の態様では、
上記本体部として、車両前後方向に延びる、上方が開口
した断面略U字形状の部材を用いることができる。例え
ば、閉断面構造の部材の底面にナットを溶接する場合に
は、この溶接をするために、部材上面に作業穴を設ける
必要があるが、上記断面略U字形状の部材であれば、こ
れらの作業穴を設ける必要がない。但し、この場合は、
取付穴65を設けるブラケット等が別途必要となる。そ
して、本発明の更に別の態様では、上記ガス容器を保護
するガス容器カバーを、ガス容器固体バンドとガス容器
取付具に取り付けている。従来は、ガス容器カバーを固
定するための取付座を、ガス容器を固定するガス容器固
定バンド等に設けていたが、本発明によれば、高い強度
を有するガス容器取付具にもガス容器カバーを固定する
ことができるため、ガス容器カバーの取付強度を高める
ことができる。
【0010】なお、本発明の更に別の態様では、上記ガ
ス容器カバーのガス容器固定バンドとガス容器取付具へ
の取付け、及びガス容器取付具のガソリンタンク取付用
ブラケットとフロアへの取付けをボルト結合によって行
っている。上記ボルト結合を採用することによって、車
体溶接ラインにおける燃料タンクの取付けについては、
ガソリン車と燃料ガス車とで相違が少なくなるため、車
体溶接ラインの管理工数の増加や設備改造費を抑えるこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る自動車への
ガス容器取付け構造の一形態について、図面を用いて詳
細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るガス容
器取付け構造を採用した燃料ガス車1の側面図である。
この燃料ガス車1のフロア2の下部には、車両前後方向
に沿って高圧天然ガス等の燃料ガスを充填したガス容器
3が配設されており、該ガス容器3には、車両走行中の
飛び石から保護するためにガス容器カバー4が設けられ
ている。これらのガス容器3及びガス容器カバー4を矢
視Aの方向から見た分解斜視図を図2に示す。
【0012】この図2は、フロア2の車幅方向の右側端
部を斜め下方から見た斜視図を示している。フロア2の
車幅方向の両側端部には、前後方向に沿ってフレーム5
が配設されている。このフレーム5は、断面が略コ字形
状に形成されており、開口された上方側をフロア2に溶
接することによって、閉断面構造が形成されている。こ
のフレーム5の下面には、後述するガス容器固定バンド
8,9を取り付けるための取付穴13が設けられ、車幅
方向の内側の側壁面には、第1のガソリンタンク取付用
ブラケット15が溶接されている。また、フロア2の下
面には強度が高いクロスメンバー18,19が車幅方向
に沿って配設されており、これらに第2及び第3のガソ
リンタンク取付用ブラケット21,22が配設されてい
る。
【0013】一方、略円筒形状のガス容器3は、前部の
ガス容器固定バンド8,9と後部のガス容器固定バンド
10,11によって挟持されている。これらのガス容器
固定バンド8,9,10,11は上側と下側に分割され
ており、それぞれのバンド8,9,10,11は、帯状
の板材を略半円形状に湾曲させ、その両端部は略水平に
屈曲したフランジ28〜35に形成されている。前部の
上側に配設されたガス容器固定バンド8のフランジ2
8,29にはボルト穴28a,29aが穿設され、該ボ
ルト穴28aの裏面の周囲にナット28bが溶接され、
その下側のガス容器固定バンド9のフランジ30,31
にもボルト穴30a,31aが穿設されると共に、前方
に向けて舌片40が延設されており、この舌片40の裏
面側には取付穴41が穿設され、該取付穴41の周囲に
ナット42が溶接されている。また、後部に配設された
ガス容器固定バンド10,11も、前部のガス容器固定
バンド8,9と略対称な形状をしている。つまり、上側
と下側のガス容器固定バンド10,11のフランジ3
2,33,34,35にはボルト穴32a,33a,3
4a,35aが設けられ、下側のガス容器固定バンド1
1には、車両後方に向けて取付穴46とナット47を有
する舌片48が設けられている。また、ガス容器3を保
護するためのガス容器カバー4は、上方が開口した略箱
形状に形成されており、側面の上端部は略水平状に屈曲
したフランジ50に形成されている。このフランジ50
の前部と後部には、取付用の取付穴51,52が穿設さ
れている。さらに、汎用の角パイプを用いたガス容器取
付具55を介して上記ガス容器3をフロア2に取りつけ
ている。このガス容器取付具55の構造について、以下
に詳細に説明する。
【0014】図3は、上記ガス容器取付具55を示す斜
視図、図4(a)は該ガス容器取付具55の平面図、図
4(b)は図4(a)におけるC−C線断面図、及び図
5は図2におけるB−B線断面図である。これらの図に
示すように、ガス容器取付具55の本体部57は、慣用
的に用いられている汎用の角パイプであり、ガス容器3
と略平行に配設されている。該本体部57は、上面5
8、下面59及び側面60によって閉断面構造に形成さ
れており、その前端62と後端63が開口している。前
端部の上面58には、該ガス容器取付具55を第2のガ
ソリンタンク取付用ブラケット21にボルトを用いて締
結するための取付穴65が穿設され、該取付穴65の下
方に位置する下面59には、このボルト締結作業のため
の作業穴66が設けられている。該作業穴66の後方に
はガス容器カバー4を取り付けるための取付穴67が穿
設され、該取付穴67の周囲にナット68が溶接され、
更にその後方には、前部のガス容器固定バンド8,9を
取りつけるための取付穴69とナット70が下面59に
設けられており、これらのナット68,70の上方の上
面58には、ナット68,70の溶接作業をするための
作業穴72,73が設けられている。このうち、作業穴
73には、大きな重量のガス容器3による負荷がかかる
ために、作業穴73を板材75によって塞ぐと共に、そ
の周囲をアーク溶接等で固定することによって補強をし
ている。この作業穴73の後方には、第1及び第2のブ
ラケット77,78が本体部57に溶接されている。第
1のブラケット77は、上記第3のガソリンタンク取付
用ブラケット22に固定されるものであり、車幅方向の
内側に向けて突出した状態で、本体部57の下面59と
側面60に溶接されており、その上面79に取付穴80
が穿設されている。第2のブラケット78は、フロア2
に直接に取り付けられるものであり、前方側が開口した
断面略コ字形状に形成され、その下端部81が本体部5
7の側面60と上面58とに溶接されている。上面82
は板材によって覆われており、該板材には取付穴83が
穿設され、その下面にナット84が溶接されている。そ
して、上記第2のブラケット78の後方には、後部のガ
ス容器固定バンド10,11を取り付けるための取付穴
85とナット86が設けられ、該ナット86の上方には
ナット86の溶接作業に用いる作業穴87が穿設されて
いる。該作業穴87も板材88によって塞がれて溶接さ
れている。さらに、本体部57の下面59の後端部に
も、取付穴89とナット90が設けられ、該ナット90
の上方の上面58の端縁には、ナット90の溶接作業を
するための略半円状の切欠き91が形成されている。
【0015】次いで、上記ガス容器3をフロア2に取り
付ける手順を以下に説明する。図2に示すように、車体
溶接ラインにおいて、フロア2には車体前後方向の軸に
対して平行に、即ち、略一直線状に設けられていない3
つのガソリンタンク取付用ブラケット15,21,22
が溶接される。このフロア2は、ガソリン車と燃料ガス
車ともに共通に用いられるものである。こののち、艤装
品組付けラインにおいて、図3に示すガス容器取付具5
5の本体部57の取付穴65を第2のガソリンタンク取
付用ブラケット21に合わせ、第1のブラケット77の
取付穴80を第3のガソリンタンク取付用ブラケット2
2に合わせ、第2のブラケット78の取付穴83をフロ
ア2の取付穴93に合致させたのち、ボルトによってそ
れぞれを締結させることによって、ガス容器取付具55
をフロア2に締結する。次に、上下のガス容器固定バン
ド8,9,10,11によって、ガス容器3の前部と後
部を挟持する。前部のガス容器固定バンド8,9のう
ち、車幅方向外側のフランジ28,30をボルトで締結
し、ガス容器固定バンド8に溶接された延長ブラケット
8aをフレーム5の取付穴13にボルト締結し、車幅方
向内側のフランジ29,31をガス容器取付具55の本
体部57のナット70にボルト締結する。後部のガス容
器固定バンド10,11の車幅方向外側のフランジ3
2,34は、フレーム5に取り付けた第1のガソリンタ
ンク取付用ブラケット15に固定し、車幅方向内側のフ
ランジ33,35をガス容器取付具55の本体部57の
ナット86にボルト締結する。さらに、上記ガス容器カ
バー4のフランジ50に設けた取付穴51,52を用い
て前後それぞれ2箇所ずつボルト締結することによっ
て、ガス容器カバー4を取り付ける。即ち、車幅方向の
外側は、下側のガス容器固定バンド9,11に延設され
た舌片40,48にボルト締結し、車幅方向の内側は、
ガス容器取付具55の本体部57にボルトによって締結
する。
【0016】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されず、本発明の技術思想に基づいて種々の変形及び変
更が可能である。例えば、ガス容器取付具55の本体部
57は、閉断面構造を有する汎用の角パイプを用いた
が、この角パイプの代わりに、上面が開口し、板厚が該
角パイプよりも厚く形成された断面略U字形状の細長い
部材を用いることも可能である。但し、この場合は、取
付穴65を設けるためのブラケット等が別途必要となる
が、角パイプに溶接ナットを取り付けるために設けた作
業穴や切欠きが不要になり、また、作業穴等を板材で塞
ぐ必要もない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ガソリンタンク取付用
ブラケットが、車両前後方向に略平行な軸線の上に設け
られていない場合においても、該ガソリンタンク取付用
ブラケットを用いてガス容器固体バンドを車両前後方向
に沿って取り付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス容器取付け構造を備えた燃料
ガス車の側面図である。
【図2】図1を矢視Aから見た、ガス容器を車体フロア
に取り付ける状態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係るガス容器取付具の斜視図である。
【図4】本図のうち、(a)は本発明に係るガス容器取
付具の平面図、(b)は図4(a)のC−C線による断
面図である。
【図5】図2のB−B線による断面図である。
【図6】従来のガス容器取付け構造を備えた燃料ガス車
の側面図である。
【図7】図6を矢視Dから見た、ガス容器を車体フロア
に取り付ける状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 燃料ガス車 2 フロア 3 ガス容器 4 ガス容器カバー 5 フレーム 8,9,10,11 ガス容器固定バンド 13,41,46,51,52,65,67,69,80,83,
85,89,93 取付穴 15 第1のガソリンタンク取付用ブラケット 18,19 クロスメンバ 21 第2のガソリンタンク取付用ブラケット 22 第3のガソリンタンク取付用ブラケット 28、29,30,31、32,33,34,35,5
0 フランジ 40,48 舌片 42,47,68,70,84,86,90,28b
ナット 55 ガス容器取付具 57 本体部 58,79,82 上面 59 下面 60 側面 62 前端 63 後端 66,72,73,87 作業穴 75,88 板材 77 第1のブラケット 78 第2のブラケット 81 下端部 91 切欠き 8a 延長ブラケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に沿って配設された複数の
    ガソリンタンク取付用ブラケットを設けたガソリン車の
    フロアに、燃料ガスを充填したガス容器をガス容器取付
    具を介して配設する自動車へのガス容器取付け構造であ
    って、 上記ガス容器取付具は、車両前後方向に沿って配設され
    た本体部と、該本体部から上記ガソリンタンク取付用ブ
    ラケット及びフロアに向かって延びた取付部とを備え、
    上記フロアに向かって延びた取付部をフロアに取り付
    け、ガソリンタンク取付用ブラケットに向かって延びた
    取付部及び本体部をガソリンタンク取付用ブラケットに
    取り付けたのち、ガス容器をガス容器固定バンドを介し
    てガス容器取付具に取り付けることによって、ガス容器
    を車両前後方向に沿ってフロアに配設したことを特徴と
    する自動車へのガス容器取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記本体部が、閉断面構造を有する筒状
    部材であることを特徴とする請求項1に記載の自動車へ
    のガス容器取付け構造。
  3. 【請求項3】 上記本体部が、車両前後方向に延びる、
    上方が開口した断面略U字形状の部材であることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車へのガス容器取付け構
    造。
  4. 【請求項4】 上記ガス容器を保護するガス容器カバー
    を、上記ガス容器固定バンドとガス容器取付具に取り付
    けたことを特徴とする請求項1〜3に記載の自動車への
    ガス容器取付け構造。
  5. 【請求項5】 上記ガス容器カバーのガス容器固定バン
    ドとガス容器取付具への取付け、及びガス容器取付具の
    ガソリンタンク取付用ブラケットとフロアへの取付けを
    ボルト結合によって行ったことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の自動車へのガス容器取付け構造。
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