JPH09177126A - 油圧ショベル - Google Patents

油圧ショベル

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JPH09177126A
JPH09177126A JP35030895A JP35030895A JPH09177126A JP H09177126 A JPH09177126 A JP H09177126A JP 35030895 A JP35030895 A JP 35030895A JP 35030895 A JP35030895 A JP 35030895A JP H09177126 A JPH09177126 A JP H09177126A
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JP
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pipe
fixed
clamp
flexible
working machine
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JP35030895A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takahashi
豊 高橋
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業装置を単独で輸送する場合に、作業機本
体側から取外した可撓配管を作業装置に固定する作業を
効率良く行うことができ、かつ、固定された複数の可撓
配管が互いに擦れて損傷するのを防止できるようにす
る。 【解決手段】 作業機本体側から取外した各可撓配管1
5の他端側15Bを、配管固定具24によって並列に結
束した状態で、ブーム5の上面に固定された固定配管1
4に固定する。これにより、各可撓配管15の他端側1
5Bを固定配管14に固定する作業を効率良く行うこと
ができ、かつ、各可撓配管15が輸送時の振動等によっ
て互いに擦れて損傷するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機本体と該作
業機本体に俯仰動可能に設けられた作業装置とを備え、
該作業装置を作業機本体から取外して単独で輸送できる
ようにされた油圧ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】上部旋回体および下部走行体からなる作
業機本体と、該作業機本体に俯仰動可能に設けられ、油
圧シリンダによって駆動されるブーム、アーム、バケッ
ト等からなる作業装置とを備えた大型の油圧ショベル
は、通常、作業機本体と作業装置とを分解した状態で別
々に作業現場に輸送された後、該作業現場において再び
組立てられるようになっている。
【0003】そこで、この種の従来技術による大型の油
圧ショベルを分解して輸送する場合について、図6ない
し図8により説明する。
【0004】図中、1は上部旋回体2と下部走行体3と
からなる作業機本体を示し、上部旋回体2の前部には支
持ブラケット(図示せず)が形成され、該支持ブラケッ
トには後述するブーム5、アーム7およびバケット8等
からなる作業装置4が俯仰動可能に設けられている。
【0005】5は基端側が上部旋回体2の支持ブラケッ
トにピン結合されたブームを示し、該ブーム5の先端側
には、連結ブラケット6を介してアーム7が回動可能に
ピン結合されている。
【0006】8はアーム7の先端側にピン結合され、内
部に土砂等を収容するようになった作業具としてのボト
ムダンプ式ローダバケット(以下、「バケット8」とい
う)を示し、該バケット8はリアバケット8A,フロン
トバケット8Bおよびリアバケット8A内に取付けられ
た一対のボトムダンプシリンダ(いずれも図示せず)等
から大略構成されている。
【0007】9は支持ブラケットと連結ブラケット6と
の間にピン結合されたブームシリンダ(一方のみ図
示)、10はブーム5とアーム7との間にピン結合され
た一対のアームシリンダ、11は同じくブーム5とアー
ム7との間にピン結合されたレベルシリンダ、12は連
結ブラケット6とリアバケット8Aのアーム用取付ブラ
ケット13にピン結合された一対のバケットシリンダ
(一方のみ図示)を示している。
【0008】14は上部旋回体2の機械室内に配設され
た油圧源(図示せず)からの圧油を各シリンダ9,1
0,11,12に給排するため、ブーム5の上面に固定
された複数の(1本のみ図示)固定配管を示し、該固定
配管14は、例えば金属パイプ等からなり、ブーム5の
先端側に伸長した一端側14Aが油圧ホース(図示せ
ず)等を介して前記各シリンダ9〜12に接続され、ブ
ーム5の基端側に位置する他端側14Bが、後述する可
撓配管15との接続口となっている。
【0009】15は固定配管14と共に油圧配管を構成
する複数の(1本のみ図示)可撓配管15で、該可撓配
管15は例えばゴムホース等からなり、その一端側15
Aが固定配管14の他端側14Bに接続され、他端側1
5Bが上部旋回体2の機械室内に配設された油圧管路
(図示せず)に接続されることにより、上部旋回体2と
ブーム5との間を繋ぐようになっている。
【0010】このように構成される油圧ショベルでは、
油圧源からの圧油を固定配管14を通じてブームシリン
ダ9、アームシリンダ10およびバケットシリンダ12
に給排することにより、ブーム5およびアーム7を俯仰
動させつつ、バケット8によって土砂等の掘削作業を行
う。このとき、可撓配管15は、上部旋回体2に対する
ブーム5の俯仰動に応じて撓みつつ、油圧源からの圧油
を固定配管14に送出する。
【0011】ところで、上述した大型の油圧ショベルを
作業現場に輸送する際には、通常、作業機本体1から作
業装置4を取外した後、例えば図7に示すように、作業
装置4を単独でトレーラ16に積載して輸送する方法が
採られる。そして、別のトレーラによって輸送された作
業機本体1と作業装置4とを組付けることにより、作業
現場で油圧ショベルとして組立てるようになっている。
【0012】このため、上述の如く作業装置4を単独で
トレーラ16に積載して作業現場に輸送する場合には、
作業現場での油圧ショベルの組立作業を効率良く行うた
め、固定配管14および可撓配管15は、できるだけ作
業装置4に配設されたままの状態にあることが望まし
く、一般には、可撓配管15の他端側15Bのみを作業
機本体1側から取外し、この取外した可撓配管15の他
端側15Bをブーム5等に固定した状態で作業装置4を
輸送する方法が採られている。
【0013】ところで、作業機本体1側から取外した可
撓配管15の他端側15Bをブーム5に固定する場合に
は、可撓配管15が輸送時の振動等によりブーム5等に
衝突して損傷してしまうのを防止する必要がある。この
ため、従来では図8に示すように、厚さ数ミリのゴム板
17によって複数の可撓配管15をくるんだ状態で針金
18等によって一束に結束した後、この結束された可撓
配管15をブーム5の上面に固定された固定配管14に
針金等によって固定する方法が採られていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
可撓配管15をゴム板でくるんだ状態で一束に結束した
場合には、結束された可撓配管15が輸送時の振動によ
り互いに擦れて損傷してしまうという問題がある。
【0015】また、大型の油圧ショベルに用いられる複
数の可撓配管15は、1本ずつの外径寸法が大きく(例
えば、60〜80mm)、重量も大きい(例えば、20
kg)ために取扱いが難しく、複数本の可撓配管15を
一束に結束する作業や、この一束に結束された複数の可
撓配管15を固定配管14に固定する作業を効率良く行
うことができないという問題がある。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、作業機本体から取外した作業装置を単独
で輸送する場合に、可撓配管を作業装置に固定する作業
を効率良く行うことができ、かつ、作業機本体側から取
外した可撓配管が互いに擦れて損傷するのを防止できる
ようにした油圧ショベルを提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、作業機本体と、該作業機本体に俯仰
動可能に設けられ、油圧シリンダによって駆動される作
業装置と、前記油圧シリンダに圧油を給排するために一
端側が前記油圧シリンダに接続され他端側が接続口とな
った複数の固定配管と、該各固定配管と前記作業機本体
との間を繋ぐために一端側が該各固定配管に接続される
と共に他端側が前記作業機本体の油圧管路に接続される
複数の可撓配管とを有し、前記作業装置を前記作業機本
体から取外して単独で輸送するときに前記可撓配管の他
端側を折返して前記作業装置側に収容するようにした油
圧ショベルに適用される。
【0018】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記作業装置を単独で輸送するときに前記作業
機本体側から取外した前記各可撓配管を固定的に保持す
るための配管固定具を、前記各固定配管に対して着脱可
能に設ける構成としたことにある。
【0019】上記構成によれば、作業機本体から取外し
た作業装置を単独で輸送する場合に、作業機本体側から
取外した各可撓配管を、固定配管に固定された配管固定
具によって固定的に保持できるから、各可撓配管を固定
配管する作業を針金等を用いて行う場合に比して、その
作業性が向上する。
【0020】また、請求項2の発明は、前記配管固定具
は、前記各可撓配管を並列に結束する配管クランプと、
該配管クランプを前記固定配管に対して着脱可能に固定
するクランプ固定部材とから構成したことにある。
【0021】上記構成によれば、各可撓配管を配管クラ
ンプによって並列に結束した状態で、該配管クランプを
クランプ固定部材を介して固定配管に固定することによ
り、針金等を用いて各可撓配管を結束する場合に比し
て、輸送時の振動等によって各可撓配管が互いに擦れて
損傷するのを防止できる。
【0022】さらに、請求項3の発明は、前記配管クラ
ンプと前記各可撓配管との間には、該各可撓配管に弾性
的に当接する緩衝材を設けたことにある。
【0023】上記構成によれば、各可撓配管と配管クラ
ンプとが直接接触するのが緩衝材によって防止でき、各
可撓配管が配管クランプに擦れて損傷するのを防止でき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図5に基づき説明する。なお、実施例では上述し
た従来技術と同一の構成要素には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0025】まず、図1ないし図3は本発明による第1
の実施例を示し、作業装置4を単独でトレーラ16に積
載して輸送する場合に、作業機本体側から取外して作業
装置4側に折返した可撓配管15の他端側15Bを、後
述する配管固定具24を介して固定配管14に固定した
状態を示している。
【0026】図において、21,21,…は各可撓配管
15の他端側15Bに設けられた配管接続用の口金を示
し、該各口金21の開口端は、スプリットフランジ2
2,22,…を介して固定されたカバー23,23,…
によって閉塞されている。
【0027】24は可撓配管15の他端側15Bを固定
配管14に固定する配管固定具で、該配管固定具24は
後述する配管クランンプ25と、クランプ固定板30お
よびクランプ固定ボルト31とから大略構成され、可撓
配管15の他端側15Bを並列に結束した状態で固定配
管14に固定するものである。
【0028】25,25は可撓配管15の口金21を上
下方向から挟み込んで保持する一対の配管クランプを示
し、該各配管クランプ25は、例えば細長い鋼板材等に
より形成され、ブーム5の幅方向に伸長する配管挟持部
25Aと、該配管挟持部25Aの両端側を略直角に折曲
げた脚部25B,25Bとを有している。そして、各配
管クランプ25は、互いの脚部25B先端を当接させた
状態で、各配管挟持部25Aに挿通された2本のクラン
プ組付ボルト26,26にナット27,27を締込むこ
とにより矩形の枠体を形成し、該枠体内で可撓配管15
の口金21を適度な隙間をもって並列に結束するように
なっている。
【0029】28,28は配管クランプ25と可撓配管
15の口金21との間に設けられ、口金21に弾性的に
当接する緩衝材で、該各緩衝材28は、例えばウレタン
ゴム等の弾性材料から板状に形成され、配管クランプ2
5の配管挟持部25Aに接着されている。そして、該各
緩衝材28は、可撓配管15の口金21が配管クランプ
25によって保持されるとき、配管クランプ25と各口
金21との間で弾性変形する。
【0030】29,29,…は各配管クランプ25の間
に設けられ、各クランプ組付ボルト26および後述する
クランプ固定ボルト31が挿通された円筒状のカラーを
示し、該各カラー29は、その軸方向両端部を各配管ク
ランプ25の配管挟持部25Aに当接させることによ
り、各クランプ組付ボルト26およびクランプ固定ボル
ト31の締付けトルクを規制している。これにより、配
管クランプ25が適度な押圧力をもって可撓配管15の
口金21を挟持するようになっている。
【0031】30はクランプ固定ボルト31と共にクラ
ンプ固定部材を構成するクランプ固定板を示し、該クラ
ンプ固定板30は、例えばブーム5の上面と固定配管1
4との間の隙間よりも若干小さい板厚をもった鋼板材等
によって形成され、図3に示すように、2本の固定配管
14の外周部に嵌合する2つの円弧状溝30A,30A
と、該各円弧状溝30Aの間を貫通するボルト穴30B
とを有している。そして、該クランプ固定板30は、固
定配管14のうちの中央部に配設された2本に各円弧状
溝30A,30Aを嵌合させて各配管クランプ25の真
下に配置される。
【0032】31は配管クランプ25の長手方向中間部
にカラー29を介して挿通された長尺のクランプ固定ボ
ルトで、該クランプ固定ボルト31のねじ部をクランプ
固定板30に形成されたボルト穴30Bに螺入すること
により、配管クランプ25がクランプ固定板30および
クランプ固定ボルト31によって固定配管14に固定さ
れる。
【0033】このように、可撓配管15の口金21が配
管クランプ25によって挟持され、配管クランプ25が
クランプ固定板30およびクランプ固定ボルト31によ
って固定配管14に固定されることにより、可撓配管1
5の他端側15Bが配管固定具24を介して固定配管1
4に固定的に保持される構成となっている。
【0034】本実施例による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、油圧ショベルとしての作動につい
ては従来技術によるものと格別差異はない。
【0035】然るに本実施例によれば、作業機本体から
取外した作業装置4を単独でトレーラ16等に積載して
輸送する場合に、作業機本体側から取外した可撓配管1
5の他端側15Bを、配管固定具24によって並列に結
束した状態でブーム5上面の固定配管14に固定する構
成としたから、可撓配管15が輸送時の振動等によって
互いに擦れて損傷するのを防止できる。
【0036】また、可撓配管15の他端側15Bを配管
クランプ25によって並列に結束した状態で、該配管ク
ランプ25をクランプ固定板30およびクランプ固定ボ
ルト31によって固定配管14に固定する構成としたか
ら、可撓配管15を固定配管14に固定する作業を効率
良く、かつ、見映え良く行うことができる。しかも、配
管固定具24は、作業装置4の輸送時以外にはブーム5
から取外しておくことができるから、例えば配管固定用
のねじ座等の、輸送時以外には不要な付加物をブーム5
に溶接するといった無駄を省くことができる。
【0037】さらに、配管クランプ25に可撓配管15
の口金21に弾性的に当接する緩衝材28を設けること
により、可撓配管15の口金21が配管クランプ25に
擦れて損傷するのを防止できる。また、可撓配管15の
他端側15Bを緩衝材28を介して各配管クランプ25
で挟持することにより、輸送時に配管クランプ25に伝
わる振動が緩衝材28によって抑制され、可撓配管15
が振動するのを防止できる。
【0038】次に、図4は本発明による第2の実施例を
示している。なお、本実施例では上述した第1の実施例
と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省
略する。
【0039】図において、41,41はブーム5の上面
と配管クランプ25との間に設けられたステーを示し、
該各ステー41は配管クランプ25の長手方向両端側に
位置し、その基端側が配管クランプ25の下面側に溶接
等によって固着され、下方に向けて突出した先端側がブ
ーム5の上面に当接するようになっている。ここで、各
ステー41の突出長は、配管クランプ25がクランプ固
定板30およびクランプ固定ボルト31によって固定配
管14に固定された状態で、配管クランプ25の下面と
ブーム5の上面との離間距離と略等しくなるように設定
されている。
【0040】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、その基本的作動については上述した第1の実施例と
格別差異はない。
【0041】然るに、本実施例によれば、図4中に示す
ように、ブーム5の上面に固定された固定配管14の数
が少なく、クランプ固定板30およびクランプ固定ボル
ト31によって固定配管14に固定された各配管クラン
プ25の安定性が悪くなる場合にも、各ステー41の先
端側をブーム5の上面に当接させることにより、各配管
クランプ25を安定してブーム5の上面に固定すること
ができる。
【0042】なお、各ステー41の先端側にゴム等の弾
性部材を取付けることにより、輸送時の各配管クランプ
25の振動によってブーム5の上面が傷つくのを防止す
ることができる。
【0043】次に、図5は本発明による第3の実施例を
示している。なお、本実施例では上述した各実施例と同
一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0044】図において、51,51は前記各実施例に
適用した緩衝材28に代えて本実施例に適用した緩衝材
を示し、該緩衝材51は、例えば前記各緩衝材28と同
様のウレタンゴム等の弾性材料により、該各緩衝材28
よりも大きな厚みをもった板状に形成され、各配管クラ
ンプ25の配管挟持部25Aに接着されている。
【0045】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、その基本的作動については上述した各実施例と格別
差異はない。
【0046】然るに、本実施例によれば、配管クランプ
25によって挟持される可撓配管15の管径が異なる場
合にも、緩衝材51が、配管クランプ25と各口金21
との間での弾性変形量を管径に応じて異ならしめること
により、管径が異なる可撓配管15をも配管クランプ2
5によって確実に挟持できる。
【0047】なお、上述した各実施例では、6本の可撓
配管15を配管固定具24を介して固定配管14に固定
する場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るものでは
なく、6本未満、あるいは7本以上の可撓性配管にも適
用することができる。
【0048】また、上述の各実施例では、各可撓配管1
5の他端側に設けられた口金21を配管クランプ25に
よって挟持する場合を例に挙げたが、本発明はこれに限
るものではなく、可撓配管15のうちのゴムホースの部
分を配管クランプ25によって挟持してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、作業装置を作業機本体から取外して輸送する場合
に、作業機本体側から取外した各可撓配管を、固定配管
に設けた配管固定具によって固定的に保持する構成とし
たから、各可撓配管を固定配管に固定する作業を、例え
ば針金等を用いる場合に比して効率良く、かつ、見映え
良く行うことができる。しかも、配管固定具は固定配管
に対して着脱可能に設けられているから、作業装置の輸
送時以外には固定配管から取外しておくことができ、例
えば配管固定用のねじ座等の、輸送時以外には不要な付
加物を作業装置に設けるといった無駄を省くことができ
る。
【0050】そして、請求項2の発明によれば、配管固
定具を各可撓配管を並列に結束する配管クランプと、該
配管クランプを固定配管に対して固定するクランプ固定
部材とから構成したから、各可撓配管を配管クランプに
よって並列に結束した状態で、該配管クランプをクラン
プ固定部材を介して固定配管に固定することにより、針
金等を用いて各可撓配管を結束する場合に比して、輸送
時の振動等によって各可撓配管が互いに擦れて損傷する
のを防止できる。
【0051】また、請求項3の発明によれば、各可撓配
管に弾性的に当接する緩衝材を配管クランプに設けたか
ら、各可撓配管が配管クランプに擦れて損傷するのを確
実に防止できる。また、各可撓配管を緩衝材を介して配
管クランプに保持することにより、作業装置の輸送時に
配管クランプから各可撓配管に伝わる振動が緩衝材によ
って抑制され、各可撓配管の振動を効果的に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧ショベルの作
業装置を単独で輸送する状態を示す外観図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみたブームの平面
図である。
【図3】図2中の矢示III − III方向からみた断面図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例を示す図3と同様位置の
断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す図3と同様位置の
断面図である。
【図6】従来技術による油圧ショベルの前部を示す側面
図である。
【図7】図6中に示す作業装置を単独で輸送する状態を
示す外観図である。
【図8】従来技術において、複数の可撓配管をゴム板と
針金とで一束に結束した状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 作業機本体 4 作業装置 9 ブームシリンダ 10 アームシリンダ 12 バケットシリンダ 14 固定配管 15 可撓配管 24 配管固定具 25 配管クランプ 28,51 緩衝材 30 クランプ固定板(クランプ固定部材) 31 クランプ固定ボルト(クランプ固定部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機本体と、該作業機本体に俯仰動可
    能に設けられ、油圧シリンダによって駆動される作業装
    置と、前記油圧シリンダに圧油を給排するために一端側
    が前記油圧シリンダに接続され他端側が接続口となった
    複数の固定配管と、該各固定配管と前記作業機本体との
    間を繋ぐために一端側が該各固定配管に接続されると共
    に他端側が前記作業機本体の油圧管路に接続される複数
    の可撓配管とを有し、前記作業装置を前記作業機本体か
    ら取外して単独で輸送するときに前記可撓配管の他端側
    を折返して前記作業装置側に収容するようにした油圧シ
    ョベルにおいて、 前記作業装置を単独で輸送するときに前記作業機本体側
    から取外した前記各可撓配管を固定的に保持するための
    配管固定具を、前記各固定配管に対して着脱可能に設け
    る構成としたことを特徴とする油圧ショベル。
  2. 【請求項2】 前記配管固定具は、前記各可撓配管を並
    列に結束する配管クランプと、該配管クランプを前記固
    定配管に対して着脱可能に固定するクランプ固定部材と
    から構成してなる請求項1に記載の油圧ショベル。
  3. 【請求項3】 前記配管クランプと前記各可撓配管との
    間には、該各可撓配管に弾性的に当接する緩衝材を設け
    てなる請求項2に記載の油圧ショベル。
JP35030895A 1995-12-22 1995-12-22 油圧ショベル Pending JPH09177126A (ja)

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