JPH09131945A - 記録装置のヘッド支持機構 - Google Patents
記録装置のヘッド支持機構Info
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- JPH09131945A JPH09131945A JP31361895A JP31361895A JPH09131945A JP H09131945 A JPH09131945 A JP H09131945A JP 31361895 A JP31361895 A JP 31361895A JP 31361895 A JP31361895 A JP 31361895A JP H09131945 A JPH09131945 A JP H09131945A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ヘッドをプラテンローラおよび記録紙に
対して均一な力で押圧することができるとともに、プラ
テンローラに対して記録ヘッドを適正な位置で圧接させ
ることができる記録装置のヘッド支持機構を提供する。 【解決手段】 プラテンローラの回転軸に嵌合する凹部
を有し、記録ヘッドの両側部分をプラテンローラに押圧
する方向に移動可能に支持するとともに、プラテンロー
ラに対して記録ヘッドを圧接,離反させるアーム部材
と、このアーム部材に対する記録ヘッドの位置を変位さ
せて記録ヘッドとプラテンローラの接触位置を調整す
る、記録ヘッドに係合するヘッド変位手段とにより、記
録装置のヘッド支持機構を構成した。
対して均一な力で押圧することができるとともに、プラ
テンローラに対して記録ヘッドを適正な位置で圧接させ
ることができる記録装置のヘッド支持機構を提供する。 【解決手段】 プラテンローラの回転軸に嵌合する凹部
を有し、記録ヘッドの両側部分をプラテンローラに押圧
する方向に移動可能に支持するとともに、プラテンロー
ラに対して記録ヘッドを圧接,離反させるアーム部材
と、このアーム部材に対する記録ヘッドの位置を変位さ
せて記録ヘッドとプラテンローラの接触位置を調整す
る、記録ヘッドに係合するヘッド変位手段とにより、記
録装置のヘッド支持機構を構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテンローラに
記録紙等を介して記録ヘッドを押圧し、プラテンローラ
を回転させることにより記録紙等を搬送して記録を行う
記録装置のヘッド支持機構に関するものである。
記録紙等を介して記録ヘッドを押圧し、プラテンローラ
を回転させることにより記録紙等を搬送して記録を行う
記録装置のヘッド支持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の記録装置における記録
ヘッドの支持機構の構成を示す図であり、図において1
は記録ドラムとしてのプラテンローラ、2は記録ヘッド
としてのサーマルヘッド、3は感熱記録紙、4はサーマ
ルヘッド支持部材、5はヘッド位置決め部材である。プ
ラテンローラ1は、図示しない駆動機構により回転駆動
されるよう設けられており、サーマルヘッド2が取り付
けられたサーマルヘッド支持部材4は、図示しない押圧
手段に付勢されて、サーマルヘッド2を記録紙3を介し
てプラテンローラ1に押圧する。また、サーマルヘッド
支持部材4に取り付けられたサーマルヘッド2には、記
録紙3と接触する面に複数の発熱抵抗体素子が直線状に
形成されている。
ヘッドの支持機構の構成を示す図であり、図において1
は記録ドラムとしてのプラテンローラ、2は記録ヘッド
としてのサーマルヘッド、3は感熱記録紙、4はサーマ
ルヘッド支持部材、5はヘッド位置決め部材である。プ
ラテンローラ1は、図示しない駆動機構により回転駆動
されるよう設けられており、サーマルヘッド2が取り付
けられたサーマルヘッド支持部材4は、図示しない押圧
手段に付勢されて、サーマルヘッド2を記録紙3を介し
てプラテンローラ1に押圧する。また、サーマルヘッド
支持部材4に取り付けられたサーマルヘッド2には、記
録紙3と接触する面に複数の発熱抵抗体素子が直線状に
形成されている。
【0003】この記録装置において記録を行う場合に
は、先ず、プラテンローラ1とサーマルヘッド2を離反
させ、記録紙3をこのプラテンローラ1とサーマルヘッ
ド2の間に搬送して、サーマルヘッド2をプラテンロー
ラ1に対して押圧する。記録動作においては、プラテン
ローラ1を駆動機構により回転駆動させて記録紙3の搬
送を行うとともに、サーマルヘッド2の発熱抵抗素子を
記録データに応じて選択的に通電,加熱することによ
り、所望の文字,図形等を記録紙3上に形成する。
は、先ず、プラテンローラ1とサーマルヘッド2を離反
させ、記録紙3をこのプラテンローラ1とサーマルヘッ
ド2の間に搬送して、サーマルヘッド2をプラテンロー
ラ1に対して押圧する。記録動作においては、プラテン
ローラ1を駆動機構により回転駆動させて記録紙3の搬
送を行うとともに、サーマルヘッド2の発熱抵抗素子を
記録データに応じて選択的に通電,加熱することによ
り、所望の文字,図形等を記録紙3上に形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
記録装置においては、サーマルヘッド2をプラテンロー
ラ1に対して常に同じ位置に押圧,圧接することがで
き、またその位置を常に安定に維持し得ることが、高い
印字品質を確保する上で最重要課題とされる。しかしな
がら、上述の従来の記録装置のヘッド支持機構において
は、強度的なものはヘッド支持部材4の形状,材質等に
頼っているため、構造上記録紙3の搬送方向の力に対し
ては弱く、ヘッド位置を常に同じ位置に保持することが
難しいという問題があった。即ち、プラテンローラ1が
回転しているとき、プラテンローラ1とサーマルヘッド
2との圧接力により、プラテンローラ1の回転方向と同
方向の接線方向に力が加わるため、ヘッド支持機構が引
っ張られたり、或いはヘッド支持部材を支持する軸部材
に撓みが生じ、これによりサーマルヘッド2とプラテン
ローラ1の接触位置がずれてしまい、サーマルヘッド2
の発熱抵抗素子の熱を記録紙3に効率よく伝達させるこ
とができなくなり、記録品質を低下させることとなる。
記録装置においては、サーマルヘッド2をプラテンロー
ラ1に対して常に同じ位置に押圧,圧接することがで
き、またその位置を常に安定に維持し得ることが、高い
印字品質を確保する上で最重要課題とされる。しかしな
がら、上述の従来の記録装置のヘッド支持機構において
は、強度的なものはヘッド支持部材4の形状,材質等に
頼っているため、構造上記録紙3の搬送方向の力に対し
ては弱く、ヘッド位置を常に同じ位置に保持することが
難しいという問題があった。即ち、プラテンローラ1が
回転しているとき、プラテンローラ1とサーマルヘッド
2との圧接力により、プラテンローラ1の回転方向と同
方向の接線方向に力が加わるため、ヘッド支持機構が引
っ張られたり、或いはヘッド支持部材を支持する軸部材
に撓みが生じ、これによりサーマルヘッド2とプラテン
ローラ1の接触位置がずれてしまい、サーマルヘッド2
の発熱抵抗素子の熱を記録紙3に効率よく伝達させるこ
とができなくなり、記録品質を低下させることとなる。
【0005】そこで、このような問題を解決する方法と
して、従来は図5に示すように、ヘッド支持部材の側縁
部にL字型に屈曲した位置決め部材5を配設し、この位
置決め部材5の先端部に設けた凹部にプラテンローラ1
の回転軸を差し込むことにより、サーマルヘッド2の位
置決めを行うとともに、位置ズレを防止するようにして
いる。しかしながら、このような構成の場合、一度位置
決め部材5をヘッド支持部材に固定すると、サーマルヘ
ッド2とプラテンローラ1の接触位置を調整することが
できなくなるので、位置決め部材5の取り付け,即ちヘ
ッド支持機構の組立に高い精度が要求されるとともに、
位置決め部材5の凹部,プラテンローラ1およびその回
転軸の外径について、その製作にも高い精度が要求され
ることとなり、ヘッド支持機構の組立および各部材の製
造が非常に煩雑なものとなるという不具合を生じてい
た。
して、従来は図5に示すように、ヘッド支持部材の側縁
部にL字型に屈曲した位置決め部材5を配設し、この位
置決め部材5の先端部に設けた凹部にプラテンローラ1
の回転軸を差し込むことにより、サーマルヘッド2の位
置決めを行うとともに、位置ズレを防止するようにして
いる。しかしながら、このような構成の場合、一度位置
決め部材5をヘッド支持部材に固定すると、サーマルヘ
ッド2とプラテンローラ1の接触位置を調整することが
できなくなるので、位置決め部材5の取り付け,即ちヘ
ッド支持機構の組立に高い精度が要求されるとともに、
位置決め部材5の凹部,プラテンローラ1およびその回
転軸の外径について、その製作にも高い精度が要求され
ることとなり、ヘッド支持機構の組立および各部材の製
造が非常に煩雑なものとなるという不具合を生じてい
た。
【0006】本発明はこれらの不具合を解決するために
なされたもので、記録ヘッドをプラテンローラおよび記
録紙に対して均一な力で押圧することができるととも
に、プラテンローラに対して記録ヘッドを適正な位置で
圧接させることができる記録装置のヘッド支持機構を提
供することを目的とする。
なされたもので、記録ヘッドをプラテンローラおよび記
録紙に対して均一な力で押圧することができるととも
に、プラテンローラに対して記録ヘッドを適正な位置で
圧接させることができる記録装置のヘッド支持機構を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の記録装置のヘッド支持機構においては、プ
ラテンローラの回転軸に嵌合する凹部を有し、記録ヘッ
ドの両側部分をプラテンローラに押圧する方向に移動可
能に支持するとともに、プラテンローラに対して記録ヘ
ッドを圧接,離反させるアーム部材と、このアーム部材
に対する記録ヘッドの位置を変位させて記録ヘッドとプ
ラテンローラの接触位置を調整する、記録ヘッドに係合
するヘッド変位手段とにより構成した。
に、本発明の記録装置のヘッド支持機構においては、プ
ラテンローラの回転軸に嵌合する凹部を有し、記録ヘッ
ドの両側部分をプラテンローラに押圧する方向に移動可
能に支持するとともに、プラテンローラに対して記録ヘ
ッドを圧接,離反させるアーム部材と、このアーム部材
に対する記録ヘッドの位置を変位させて記録ヘッドとプ
ラテンローラの接触位置を調整する、記録ヘッドに係合
するヘッド変位手段とにより構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
記録装置のヘッド支持機構を説明する。図1は、本発明
のヘッド支持機構を用いた記録装置の構成を示す側断面
図、また、図2は本発明のヘッド支持機構の構成を示す
斜視図である。図において、1は記録ドラム、2は記録
ヘッドとしてのサーマルヘッド、3は記録紙としての感
熱記録紙、4はサーマルヘッド支持機構、5はヘッド位
置決め部材、7は記録装置の前面カバーである。
記録装置のヘッド支持機構を説明する。図1は、本発明
のヘッド支持機構を用いた記録装置の構成を示す側断面
図、また、図2は本発明のヘッド支持機構の構成を示す
斜視図である。図において、1は記録ドラム、2は記録
ヘッドとしてのサーマルヘッド、3は記録紙としての感
熱記録紙、4はサーマルヘッド支持機構、5はヘッド位
置決め部材、7は記録装置の前面カバーである。
【0009】図1に示されるように、プラテンローラ1
および感熱記録紙3が巻回されて形成された記録紙ロー
ル31は、記録装置本体に回動可能に取り付けられた前
面カバー7に、各々回転自在に取り付け,保持されてい
る。この記録装置において記録を行う場合には、前面カ
バー7を記録装置本体側に回転移動させ、記録ドラム1
の回転軸12をヘッド位置決め部材5の凹部51に嵌合
させ、これにより感熱記録紙3を介してサーマルヘッド
2をプラテンローラ11に押圧する。この時、記録ドラ
ム1は、記録装置本体に設けられた図示しない駆動機構
に係合し、記録装置の制御装置は、この駆動機構により
記録ドラム1を図の矢印方向に回転駆動するとともに、
サーマルヘッド2を記録データに基づいて駆動制御し
て、感熱記録紙3上に所望の記録を行うよう構成されて
いる。また、記録紙ロール31の交換等を行う場合は、
前面カバー7を反対方向に回動させて記録ドラム1およ
び記録紙3を露出させ、記録紙ロール31を取り外すよ
う構成されている。
および感熱記録紙3が巻回されて形成された記録紙ロー
ル31は、記録装置本体に回動可能に取り付けられた前
面カバー7に、各々回転自在に取り付け,保持されてい
る。この記録装置において記録を行う場合には、前面カ
バー7を記録装置本体側に回転移動させ、記録ドラム1
の回転軸12をヘッド位置決め部材5の凹部51に嵌合
させ、これにより感熱記録紙3を介してサーマルヘッド
2をプラテンローラ11に押圧する。この時、記録ドラ
ム1は、記録装置本体に設けられた図示しない駆動機構
に係合し、記録装置の制御装置は、この駆動機構により
記録ドラム1を図の矢印方向に回転駆動するとともに、
サーマルヘッド2を記録データに基づいて駆動制御し
て、感熱記録紙3上に所望の記録を行うよう構成されて
いる。また、記録紙ロール31の交換等を行う場合は、
前面カバー7を反対方向に回動させて記録ドラム1およ
び記録紙3を露出させ、記録紙ロール31を取り外すよ
う構成されている。
【0010】図2に示すように、本発明のヘッド支持機
構は、サーマルヘッド2の両側部分を支持するアーム部
材としての一対のヘッド支持アーム41と、この支持ア
ーム41を回転可能に支持する記録装置本体に設けられ
たアーム支持軸42とにより構成され、サーマルヘッド
2はこのヘッド支持アーム41に第1および第2のヘッ
ド支持部材43,44により支持されている。第1のヘ
ッド支持部材43は、サーマルヘッド2が一対のヘッド
支持アーム41に対して記録紙の搬送方向およびこれに
直行する方向(図のYおよびX方向)に移動しないよ
う、且つサーマルヘッド2をプラテンローラ11に押圧
する方向(図のZ方向)に移動可能となるように、ヘッ
ド支持アーム41に設けられた第1のヘッド支持部材4
3の外径と略一致する径を有する第1の支持孔45を介
して支持している。また、第2のヘッド支持部材44
は、サーマルヘッド2が一対のヘッド支持アーム41に
対して記録紙の搬送方向に直交する方向(図のX方向)
に移動しないよう、且つサーマルヘッド2をプラテンロ
ーラ11に押圧する方向(図のZ方向)に移動可能とな
るように、ヘッド支持アーム41に設けられた図のY方
向に延びる長孔により形成される第2の支持孔46を介
して支持している。また、ヘッド位置決め部材5はこの
第1および第2のヘッド支持部材43,44に設けられ
ており、記録動作の際には、このヘッド位置決め部材5
の凹部51により記録ドラム1の回転軸12を保持する
ことにより、プラテンローラ11に対してサーマルヘッ
ド2を位置づけるよう構成されている。ヘッド変位部材
6は、サーマルヘッド2の本体に固定されるヘッド変位
部材61と、ヘッド支持機構4のアーム支持軸42に当
接するヘッド変位ネジ62によりなり、ヘッド変位ネジ
62を回転することにより、アーム支持軸42に対する
ヘッド変位部材61の高さを変位させるよう構成されて
いる。また、サーマルヘッド2は、ヘッド押圧手段8の
圧縮バネである弾性部材81により、常時プラテンロー
ラ11の方向に付勢されており、この弾性部材81のサ
ーマルヘッド2に当接しない端部は、ストッパ82によ
り係止されて記録装置本体に対して固定される。
構は、サーマルヘッド2の両側部分を支持するアーム部
材としての一対のヘッド支持アーム41と、この支持ア
ーム41を回転可能に支持する記録装置本体に設けられ
たアーム支持軸42とにより構成され、サーマルヘッド
2はこのヘッド支持アーム41に第1および第2のヘッ
ド支持部材43,44により支持されている。第1のヘ
ッド支持部材43は、サーマルヘッド2が一対のヘッド
支持アーム41に対して記録紙の搬送方向およびこれに
直行する方向(図のYおよびX方向)に移動しないよ
う、且つサーマルヘッド2をプラテンローラ11に押圧
する方向(図のZ方向)に移動可能となるように、ヘッ
ド支持アーム41に設けられた第1のヘッド支持部材4
3の外径と略一致する径を有する第1の支持孔45を介
して支持している。また、第2のヘッド支持部材44
は、サーマルヘッド2が一対のヘッド支持アーム41に
対して記録紙の搬送方向に直交する方向(図のX方向)
に移動しないよう、且つサーマルヘッド2をプラテンロ
ーラ11に押圧する方向(図のZ方向)に移動可能とな
るように、ヘッド支持アーム41に設けられた図のY方
向に延びる長孔により形成される第2の支持孔46を介
して支持している。また、ヘッド位置決め部材5はこの
第1および第2のヘッド支持部材43,44に設けられ
ており、記録動作の際には、このヘッド位置決め部材5
の凹部51により記録ドラム1の回転軸12を保持する
ことにより、プラテンローラ11に対してサーマルヘッ
ド2を位置づけるよう構成されている。ヘッド変位部材
6は、サーマルヘッド2の本体に固定されるヘッド変位
部材61と、ヘッド支持機構4のアーム支持軸42に当
接するヘッド変位ネジ62によりなり、ヘッド変位ネジ
62を回転することにより、アーム支持軸42に対する
ヘッド変位部材61の高さを変位させるよう構成されて
いる。また、サーマルヘッド2は、ヘッド押圧手段8の
圧縮バネである弾性部材81により、常時プラテンロー
ラ11の方向に付勢されており、この弾性部材81のサ
ーマルヘッド2に当接しない端部は、ストッパ82によ
り係止されて記録装置本体に対して固定される。
【0011】次に、本発明のヘッド支持機構における記
録ドラム保持およびサーマルヘッド押圧動作を説明す
る。記録紙3の交換或いは保守,点検等メンテナンスを
行う場合、操作者は前面カバー7を図1に示すように前
方へ回転させて開放する。この時、サーマルヘッド支持
機構4は、図3(a)に示す状態に維持される。即ち、
サーマルヘッド2およびサーマルヘッド支持機構4は、
一端が記録装置本体に固定されるストッパ82に係止さ
れた圧縮バネである弾性部材81によりプラテンローラ
11の方向(図における下方向)に付勢されて、ヘッド
支持アーム41はアーム支持軸42を中心に図の反時計
方向に回転し、記録装置本体の両側に設けられたストッ
パ47に係止され、サーマルヘッド2は第1,第2のヘ
ッド支持部材の上部がヘッド支持アーム41の上面部分
に当接して、各々図3(a)に示す状態で停止,保持さ
れる。記録紙のセット或いは記録を行う場合は、操作者
は前面カバー7を記録装置本体の方向へ回転させる。こ
の時、前面カバー7に保持されている記録ドラム1の回
転軸12は、図3(a)に示すように、ヘッド支持アー
ム41に設けられたヘッド位置決め部材5の前面部分に
当接してこれに乗り上げ、更に前面カバー7を回転させ
ると、回転軸12からヘッド位置決め部材5に力が働
き、この力によりヘッド支持アーム41は、アーム支持
軸42を中心に図の時計方向に回転し、ヘッド押圧手段
8からの付勢力に抗して第1および第2のヘッド支持部
材43,44を介してサーマルヘッド2を押し上げる
(図3(b))。更に前面カバー7を回転させると、ヘ
ッド位置決め部材5の凹部51に、記録ドラムの回転軸
12が嵌合する。この時、サーマルヘッド2は、記録紙
3を介してプラテンローラ11にヘッド押圧手段8の弾
性部材81の付勢力により押圧される(図3(c))。
この状態において、図2にも示されるように、記録ドラ
ム1はヘッド位置決め部材5により保持されるので、ヘ
ッド支持アーム41により図のX,Y方向に移動しない
ように取り付けられたサーマルヘッド2は、プラテンロ
ーラ11に対して常に同じ位置に圧接される。
録ドラム保持およびサーマルヘッド押圧動作を説明す
る。記録紙3の交換或いは保守,点検等メンテナンスを
行う場合、操作者は前面カバー7を図1に示すように前
方へ回転させて開放する。この時、サーマルヘッド支持
機構4は、図3(a)に示す状態に維持される。即ち、
サーマルヘッド2およびサーマルヘッド支持機構4は、
一端が記録装置本体に固定されるストッパ82に係止さ
れた圧縮バネである弾性部材81によりプラテンローラ
11の方向(図における下方向)に付勢されて、ヘッド
支持アーム41はアーム支持軸42を中心に図の反時計
方向に回転し、記録装置本体の両側に設けられたストッ
パ47に係止され、サーマルヘッド2は第1,第2のヘ
ッド支持部材の上部がヘッド支持アーム41の上面部分
に当接して、各々図3(a)に示す状態で停止,保持さ
れる。記録紙のセット或いは記録を行う場合は、操作者
は前面カバー7を記録装置本体の方向へ回転させる。こ
の時、前面カバー7に保持されている記録ドラム1の回
転軸12は、図3(a)に示すように、ヘッド支持アー
ム41に設けられたヘッド位置決め部材5の前面部分に
当接してこれに乗り上げ、更に前面カバー7を回転させ
ると、回転軸12からヘッド位置決め部材5に力が働
き、この力によりヘッド支持アーム41は、アーム支持
軸42を中心に図の時計方向に回転し、ヘッド押圧手段
8からの付勢力に抗して第1および第2のヘッド支持部
材43,44を介してサーマルヘッド2を押し上げる
(図3(b))。更に前面カバー7を回転させると、ヘ
ッド位置決め部材5の凹部51に、記録ドラムの回転軸
12が嵌合する。この時、サーマルヘッド2は、記録紙
3を介してプラテンローラ11にヘッド押圧手段8の弾
性部材81の付勢力により押圧される(図3(c))。
この状態において、図2にも示されるように、記録ドラ
ム1はヘッド位置決め部材5により保持されるので、ヘ
ッド支持アーム41により図のX,Y方向に移動しない
ように取り付けられたサーマルヘッド2は、プラテンロ
ーラ11に対して常に同じ位置に圧接される。
【0012】次に図4を参照して、本発明の記録装置の
ヘッド支持機構によるサーマルヘッドとプラテンローラ
の接触位置調整動作を説明する。図4は、ヘッド支持ア
ーム41の一部を断面(図2の一点鎖線で示されるA−
A断面)で示したヘッド支持機構を示す側面図である。
本発明のヘッド支持機構においては、サーマルヘッド2
上に列状に形成された発熱抵抗体をプラテンローラ11
(記録紙3)に対して、正確に接触,押圧させるための
調整を行う場合、図4(a)に示すようにサーマルヘッ
ド2を記録ドラム1に押圧した状態で、ヘッド変位部材
6を操作することにより行う。即ち、図4(a)に示す
状態よりサーマルヘッド2が記録ドラム1に接触する位
置を前方向(図における−Y方向,即ち記録装置におけ
る前方側)に移動させる場合は、図4(b)に示すよう
に、ヘッド変位ネジ62を回転させて、ヘッド変位部材
61をA方向に移動させる。この時、サーマルヘッド2
は第1のヘッド支持部材43を係止しているヘッド支持
アーム41の第1の支持孔45を中心に、図のC方向に
回転し、サーマルヘッド2と記録ドラム1の接触位置
は、図のE方向に移動する。逆に、サーマルヘッド2と
記録ドラム1の接触位置を、後方向(図における+Y方
向,即ち記録装置における後方側)に移動させる場合
は、図4(c)に示すようにヘッド変位ネジ62を上述
の場合と逆方向に回転させて、ヘッド変位部材61をB
方向に移動させる。この時、サーマルヘッド2は第1の
支持孔45を中心に、図のD方向に回転し、サーマルヘ
ッド2と記録ドラム1の接触位置は、図のF方向に移動
する。
ヘッド支持機構によるサーマルヘッドとプラテンローラ
の接触位置調整動作を説明する。図4は、ヘッド支持ア
ーム41の一部を断面(図2の一点鎖線で示されるA−
A断面)で示したヘッド支持機構を示す側面図である。
本発明のヘッド支持機構においては、サーマルヘッド2
上に列状に形成された発熱抵抗体をプラテンローラ11
(記録紙3)に対して、正確に接触,押圧させるための
調整を行う場合、図4(a)に示すようにサーマルヘッ
ド2を記録ドラム1に押圧した状態で、ヘッド変位部材
6を操作することにより行う。即ち、図4(a)に示す
状態よりサーマルヘッド2が記録ドラム1に接触する位
置を前方向(図における−Y方向,即ち記録装置におけ
る前方側)に移動させる場合は、図4(b)に示すよう
に、ヘッド変位ネジ62を回転させて、ヘッド変位部材
61をA方向に移動させる。この時、サーマルヘッド2
は第1のヘッド支持部材43を係止しているヘッド支持
アーム41の第1の支持孔45を中心に、図のC方向に
回転し、サーマルヘッド2と記録ドラム1の接触位置
は、図のE方向に移動する。逆に、サーマルヘッド2と
記録ドラム1の接触位置を、後方向(図における+Y方
向,即ち記録装置における後方側)に移動させる場合
は、図4(c)に示すようにヘッド変位ネジ62を上述
の場合と逆方向に回転させて、ヘッド変位部材61をB
方向に移動させる。この時、サーマルヘッド2は第1の
支持孔45を中心に、図のD方向に回転し、サーマルヘ
ッド2と記録ドラム1の接触位置は、図のF方向に移動
する。
【0013】この様に、本発明の記録装置のヘッド支持
機構においては、各部材の製造,組立を行った後、更に
サーマルヘッド2を記録ドラム1に押圧した状態でサー
マルヘッド2と記録ドラム1の接触位置を調整すること
ができる。また、サーマルヘッド2に直接弾性部材8を
係合させてプラテンローラ11に押圧することができる
ので、サーマルヘッド2をプラテンローラ11に対して
均一な力で押圧することができる。
機構においては、各部材の製造,組立を行った後、更に
サーマルヘッド2を記録ドラム1に押圧した状態でサー
マルヘッド2と記録ドラム1の接触位置を調整すること
ができる。また、サーマルヘッド2に直接弾性部材8を
係合させてプラテンローラ11に押圧することができる
ので、サーマルヘッド2をプラテンローラ11に対して
均一な力で押圧することができる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の記録装置の
ヘッド支持機構においては、プラテンローラの回転軸に
嵌合する凹部を有し、記録ヘッドの両側部分をプラテン
ローラに押圧する方向に移動可能に支持するとともに、
プラテンローラに対して記録ヘッドを圧接,離反させる
アーム部材と、このアーム部材に対する記録ヘッドの位
置を変位させて記録ヘッドとプラテンローラの接触位置
を調整する、記録ヘッドに係合するヘッド変位手段とに
より構成したので、記録ヘッドをプラテンローラおよび
記録紙に対して均一な力で押圧することができるととも
に、プラテンローラに対して記録ヘッドを適正な位置で
圧接させることができるという効果を奏する。
ヘッド支持機構においては、プラテンローラの回転軸に
嵌合する凹部を有し、記録ヘッドの両側部分をプラテン
ローラに押圧する方向に移動可能に支持するとともに、
プラテンローラに対して記録ヘッドを圧接,離反させる
アーム部材と、このアーム部材に対する記録ヘッドの位
置を変位させて記録ヘッドとプラテンローラの接触位置
を調整する、記録ヘッドに係合するヘッド変位手段とに
より構成したので、記録ヘッドをプラテンローラおよび
記録紙に対して均一な力で押圧することができるととも
に、プラテンローラに対して記録ヘッドを適正な位置で
圧接させることができるという効果を奏する。
【図1】 本発明のヘッド支持機構を用いた記録装置の
構成を示す側断面図である。
構成を示す側断面図である。
【図2】 本発明のヘッド支持機構の構成を示す斜視図
である。
である。
【図3】 本発明のヘッド支持機構における記録ドラム
保持およびサーマルヘッド押圧動作を説明する側面図で
ある。
保持およびサーマルヘッド押圧動作を説明する側面図で
ある。
【図4】 本発明におけるサーマルヘッドの接触位置調
整動作を示す図である。
整動作を示す図である。
【図5】 従来の記録装置における記録ヘッドの支持機
構の構成を示す図である。
構の構成を示す図である。
1 記録ドラム 2 サーマルヘッド 3 記録紙 4 サーマルヘッド支持機構 5 ヘッド位置決め部材 6 ヘッド変位部材 7 前面カバー 8 ヘッド押圧手段
Claims (1)
- 【請求項1】 記録紙をその一部周面に巻回すとともに
回転駆動されることにより記録紙を搬送するプラテンロ
ーラと、上記プラテンローラに対して押圧されるととも
に選択的に駆動されて上記記録紙上に所望の画像を形成
する記録ヘッドを有する記録装置において、 記録ヘッドの両側部分に設けられ、上記記録ヘッドをプ
ラテンローラに押圧する方向に移動可能に支持するとと
もに、上記プラテンローラの回転軸に嵌合する凹部を有
し、上記プラテンローラに対して記録ヘッドを圧接,離
反させるアーム部材と、 上記記録ヘッドに係合し、上記プラテンローラの回転軸
が上記アーム部材の凹部により保持された状態におい
て、上記アーム部材に対する記録ヘッドの位置を変位さ
せて、記録ヘッドとプラテンローラの接触位置を調整す
るヘッド変位手段を有することを特徴とする記録装置の
ヘッド支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31361895A JPH09131945A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 記録装置のヘッド支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31361895A JPH09131945A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 記録装置のヘッド支持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131945A true JPH09131945A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=18043492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31361895A Pending JPH09131945A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 記録装置のヘッド支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09131945A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003103866A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Star Micronics Co Ltd | サーマルプリンタ |
JP2007510557A (ja) * | 2003-09-12 | 2007-04-26 | ファーゴ・エレクトロニクス・インコーポレーテッド | 反転画像idカードプリンタ |
JP2014180769A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Toshiba Corp | 印刷装置 |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP31361895A patent/JPH09131945A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003103866A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Star Micronics Co Ltd | サーマルプリンタ |
JP4583679B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2010-11-17 | スター精密株式会社 | サーマルプリンタ |
JP2007510557A (ja) * | 2003-09-12 | 2007-04-26 | ファーゴ・エレクトロニクス・インコーポレーテッド | 反転画像idカードプリンタ |
JP2014180769A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Toshiba Corp | 印刷装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040308 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |