JP3205641B2 - プリンタ装置 - Google Patents
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Description
リンタヘッドを取り付けたプリンタ装置に関する。
タヘッドの取り付け位置は記録の精度に多大な影響を及
ぼすため、製造段階で、あるいは訓練を受けた技術者に
より、微妙な位置合わせが行われ、その位置から移動さ
れることはほとんどなかった。そのため、ヘッドの取り
付け機構も簡単に取りはずしできるような構造にはなっ
ていなかった。
ンの交換等、ヘッド付近で作業を行う際には、ヘッドを
そのままにして作業を行うために作業性が悪かった。ま
た、プリンタヘッドに生じた故障や消耗のためにそれを
交換あるいは修理する場合にも、ヘッドを外すことは面
倒なことであり、そのうえ取り付け時の位置合わせ等の
調整が難しかった。このように、ヘッドの取り付け取り
外しは容易にできるものではなく、それから派生する問
題点があった。
で、プリンタヘッドの取り外しが容易に可能であり、ま
た、プリンタヘッドの位置合わせが容易なプリンタ装置
を提供することを目的とする。
に、本発明のプリンタ装置は次のような構成からなる。
に対して接線方向が一致するプラテンを設けたシャーシ
部と、前記記録ヘッドのライン発熱体を所定量の前記X
軸方向遊びをもって装着し、前記プラテンに対向する閉
鎖位置と前記プラテンから離間する開放位置との間で変
位する様にしたヘッド機構部と、前記閉鎖位置にて、記
録面上のX軸に沿って前記ヘッド部を付勢するX軸付勢
手段と、前記シャーシに固定され、前記X軸付勢手段に
より付勢されたヘッド部をX軸方向について係止するX
軸係止手段と、前記閉鎖位置において、記録面上で前記
X軸と略直交するY軸に沿って前記ヘッド部を付勢する
Y軸付勢手段と、前記シャーシに固定され、前記Y軸付
勢手段により付勢されたヘッド部をY軸方向について係
止するY軸係止手段とを備え、前記Y軸係止手段はX軸
方向の回転軸を有するベアリングであり、前記X軸係止
手段はY軸方向の回転軸を有するベアリングであり、前
記X軸付勢手段はX軸方向に伸縮するバネを介してシャ
ーシに固定されたY軸方向の回転軸を有するベアリング
であることを特徴とする。
向を一致させたプラテンを設けたシャーシ部と、記録ヘ
ッドを有し、前記シャーシ部の前記プラテンに対応した
位置に前記記録ヘッドの発熱体を対向させる閉鎖位置と
前記プラテンから離間させる開放位置との間で変位可能
に前記シャーシ部に取り付けたヘッド機構部を有すとと
もに、該ヘッド機構部が前記記録素子列を内蔵したヘッ
ドユニットが、前記記録媒体の搬送面と平行平面内であ
って前記記録媒体の搬送方向に垂直な軸を中心に、前記
ヘッドユニットの記録素子列側が第1の方向に揺動可能
に設けられ、前記ヘッドユニットが、前記記録媒体の搬
送方向に平行であって、前記記録素子列の略中央部を通
る軸を中心に第2の方向に揺動可能に設けられ、前記ヘ
ッドユニットの前記第1の方向に揺動する該ヘッドユニ
ットの記録素子列側を、前記記録媒体の搬送方向に関し
て位置決めする係止手段を記録素子列側近傍に、また、
前記ヘッドユニットの前記第2の方向に揺動する該ヘッ
ドユニットの記録素子列側の長手方向の両端部を、該記
録素子列の長手方向に関して位置決めする係止手段を記
録素子列側近傍に設け、前記係止部材はベアリングであ
ることを特徴とする。
開放位置と閉鎖位置との間で揺り動かすことができ、閉
鎖位置において、略直交するX方向とY方向とに付勢し
つつ両方向について止め、ヘッド部を平面上の所定位置
に固定する。
ンタを説明する。本実施例の昇華型プリンタは、直列に
配列された発熱素子を制御することにより、発熱した素
子に接する記録剤を昇華させて記録媒体上に転写する。
また、本実施例のプリンタは、発熱素子は記録媒体の記
録幅に対応する長さにわたって1列に並べられ、ヘッド
ユニットは記録時には固定された位置にあって、副走査
方向に記録媒体が搬送されることにより2次元的な記録
を実現するラインヘッド方式のプリンタである。また、
ヘッドユニットは、記録素子及び素子へエネルギを印加
するためのパターンを含むヘッドと、ヘッドから発生す
る熱を効率よく放つためのヒートシンクとを有する。な
お、本実施例のプリンタでは400dpiの記録密度を
実現している。
ドユニットの交換の手順と併せて以下に説明する。 <ヘッドの取り外し>図1はヘッド及びインクリボンカ
ートリッジが取りつけられた状態のプリンタ装置本体の
図である。本実施例の説明で使用する図においては、説
明に直接関係のない部分は省略されている。また、図1
3及び図14は、ヘッドを交換する際のオペレータの行
うべき手順の流れ図である。以下の説明はこの流れ図に
沿いながら、図1〜図12を参照して行う。
リンタが動作していないことを確認し、電源を切り、カ
バーを開く。図1はこの状態を示している。シャーシ1
にはピボット3によりヘッド機構部7が回動可能に取り
つけられており、ヘッド機構部7はピボット3を軸とし
て、閉じた状態(図1)と開放した状態(図2)との間
で変位可能である。ヘッド機構部7にはヘッド天板6が
固定された状態で組み付けられており、ヘッドユニット
は天板6の下部に取り付けられる。天板6はその一端が
ほぼ直角に曲げられ、曲げられた部分にフック孔34が
うがたれている。ヘッド機構部7を閉じた状態にする
と、ヘッド機構部7に固定された位置決め部材とシャー
シ1に固定された位置決め部材と(共に不図示)が当接
して、ヘッド機構部7の位置が決まる。その位置におい
て、シャーシ1に固定された支点を軸として回動するフ
ック4とフック孔34とが係合し、ヘッド機構部7はそ
の位置で固定される。この状態で、天板6に取り付けら
れたヘッドユニットもその位置が決まるが、そのための
構造については後述する。ヘッド機構部7にはリボンカ
ートリッジ5が取り付けられる。カートリッジ5は逆凹
形状で、天板6をまたぐように板バネ材のフック8で固
定される。インクリボンはカートリッジ5の凹状の両腕
部先端付近から出てヘッドユニットの下をくぐるように
セットされる。記録される記録媒体はこのインクリボン
の下面を図1の右から左へ搬送されるようになってい
る。
御する制御回路が装備された画像ボード2が備えられて
おり、ケーブルによりヘッドユニット等と電気的に接続
されている。
らフック6とフック孔34との係合を解除し、ヘッド機
構部7を開放して図2の状態にする。ヘッド機構部7
は、図2の状態においてもシャーシ1に設けられた位置
決め部材に当接して安定する。図2では、閉じた状態で
はヘッド機構部7に覆われている部分を見ることができ
る。なお、本図及び以下の図では、インクリボンは省略
されている。ヘッドユニット9は、ヘッド機構部7を閉
じた状態でローラ形状のプラテン10に対向し、記録時
には記録媒体を挟んでプラテン10に圧接される。この
際に、ヘッドの記録素子列(ライン発熱体)91は、厳
密に、プラテン10が記録面と成す接線上でなければな
らない。プラテン10は記録媒体の搬送ローラとしても
機能し、媒体は記録されつつ図の矢印A方向に搬送され
る。記録素子列91はヘッドユニット9の下面の図中左
側、すなわち記録媒体の搬送方向に関し後端側に沿って
設けられている。
部7から外す(図13(4))。この様子を示すのが図
3である。カートリッジ5はフック8により固定されて
いるが、フック8は板バネの先端をクランク形状に曲げ
てなり、クランク形状部によりカートリッジ5を係止す
るフックであるので、図3のようにそれを持ち上げて外
すことができる。そうすることでカートリッジ5は自由
となり、矢印の方向に引き出して外すことができる。な
お、リボンはカートリッジ内の2本のリールに巻かれて
おり、それらリールは回転軸11或は12により駆動さ
れる。また、カートリッジ5のリールの中央付近には、
ヘッド機構部7に固設されたセンサ13が納まる凹部が
設けられており、その形状はインクの色など、カートリ
ッジの識別が必要とされる情報に応じたものである。セ
ンサ13は前記カートリッジ5の凹部の形状を検知し、
その検知信号を制御ボード2に伝える。
新たなカートリッジを図13(1)〜(4)の逆の手順
で取り付け、作業は終了する。その際には、ヘッドユニ
ット9は替わっていないため、ヘッドユニット9中にお
ける相対的な記録部位の位置は変わらず、ヘッドユニッ
ト9の位置が元に戻ればヘッドの位置は交換前の状態に
戻る。ヘッドユニット9の位置を元に戻す機構について
は後述する。
図13(5)に従って作業を続ける。図13(5)の手
順は図4に示されている。ヘッドユニット9は、ヘッド
上に直列に配列された発熱記録素子に通電するために、
両端にコネクタ92と93とが取り付けられ、それらを
介して制御ボード2と接続されている。図4ではまず、
手前側のコネクタ93を外す。外したなら、(6)に進
んでヘッドストッパ14をスライドさせる。その様子は
図5に示されている。図5は、天板6及びそれに取り付
けられたヘッドユニット9を拡大した図である。また、
これを側方から見た図が図8である。ヘッドユニット9
は、一端がヘッド支持板16の支持孔17に支持棒18
を挿入して支えられ、もう一端は板バネ22に穿たれた
孔に突部35を挿入することで支えられている。板バネ
22とヘッドユニット9とは、高剛性の板材を形成して
なるヘッドストッパ14により脱落しないように押さえ
られている。ここで、支持孔17は、支持棒18が図の
左右方向と上下方向に関し所定の範囲で移動できる程の
遊びを含んでいる。ヘッドユニット9は突部35付近を
中心として記録媒体の搬送方向に平行で突部35付近を
通る軸の周りに揺動し得る。更に、もう一方を支えるの
は板バネ22であるため、支持棒18及び突部35共
に、それらの軸方向についても適当な遊びが設けられて
いる。すなわち、ヘッドユニット9は、天板6に対して
固定されておらず、3次元的な遊びを有している。 ヘ
ッドストッパ14と天板6の間には、ヘッドストッパ1
4と相似した形の板バネ22が取り付けられ、ヘッド支
持板16に押しつける方向にヘッドユニット9を付勢し
ており、支持棒18及び突部35の遊びによりヘッドユ
ニット9はヘッド支持板16に圧接される。
の中で記録素子列91の長手方向中央部と略対応してい
る。
4とヘッドユニット9との係合を解除するものであり、
ねじ15を緩め、ヘッドストッパ14を長円形のねじ孔
に沿ってスライドさせて突部35を孔から外す。
ク29を介して取り付けられており、その機構は図12
のようになっている。図12は、記録媒体の搬送方向か
らヘッドユニット9及びその周辺を見た図である。ヘッ
ド支持板16は、2つのリンク28・29によるリンク
機構によりソレノイド27と連動する。リンク29は天
板6に固定された支点30を中心として回動可能であ
り、連結点31でヘッド支持板16と連結されている。
ヘッド支持板16はこのようにリンクで天板6に連結さ
れているため、ヘッド支持板16はソレノイド27のス
トロークに限定される範囲で上下動できる。もちろん、
ヘッド支持板16に取り付けられたヘッドユニット9も
それにあわせて上下動する。図12の実線はヘッドユニ
ット9が上がった状態であり、点線は下がった状態であ
る。ヘッド機構部7を閉じ、ヘッドユニット9を下げる
と、ヘッドユニット9は、それを下向きに付勢するバネ
32によりプラテン10に圧接される。この状態から、
バネ32が伸び切った状態より更に上にヘッドユニット
9を上げれば、ヘッドユニット9はプラテン10から離
れ、プラテンが開いた状態になる。
1側がバネ32に上から押えられているが、閉鎖状態で
上方に変位するので、ヘッドユニット9は反対側の突起
部35を中心として揺動できる。
ら、図13(7)を行う。この様子が図6に示されてい
る。ヘッドユニット9とヘッドストッパ14とははずれ
ているため、ヘッドユニット9を図の白抜き矢印の様に
ずらしてヘッド支持板16から外すことができる。後は
図13(8)に進んで、コネクタ92を外すだけであ
る。
子が図7に示されている。図7の白抜き矢印はコネクタ
を外す手順を表している。以上でヘッドユニットの取り
外しは終了し、新たなヘッドユニット準備等、必要な作
業が終えたなら(1)〜(8)の逆の手順でプリンタ装
置本体にヘッドユニット9を組み込む。 <ヘッドユニットの位置決め>ヘッドの取り付けは取り
外しの逆を行えば良いのだが、図8〜図10を用いて、
図13(3)の逆、すなわちヘッド機構部7を閉じたと
きにヘッドユニット9を所定の位置に決める機構を説明
する。
決め機構を説明する。すでに説明したとおり、ヘッド機
構部7が開放された状態では、図8のように、ヘッドユ
ニット9は板バネ22によりヘッド支持板16に押しつ
けられている。ヘッド機構部7を閉じると、図9に示さ
れた状態になる。図9においては、ヘッド支持板16に
略平行な基準面26に、シャーシ1に固定されたベアリ
ング23が当接し、ベアリング23はY軸方向(図9で
は特に図の右方向)へ押圧力を与えるY軸付勢手段であ
るところのバネ22に対してヘッドユニット9を押し返
している。このベアリング23はY軸方向に(図11)
ヘッドユニット9位置決めするY軸係止手段である。そ
のため、この状態では、板バネ22はヘッドユニット9
をベアリング23に押しつける方向に付勢する。基準面
26はY軸方向の位置決めのための基準面となるヘッド
ユニット9に固定された部位であるため、Y軸に沿った
方向について、すなわち記録媒体の搬送方向について、
ヘッドユニット9とシャーシ1との位置関係は常に一定
である。したがって、ベアリング23の取り付け位置は
ヘッドユニット9の位置を決める基準となる。
紙面に垂直な方向)についての位置決め機構について説
明する。図10は、開放されたヘッド機構部7をまさに
閉じようとする状態である。図におけるY軸は図9のY
軸と対応している。また、プラテンや搬送ローラ、ベア
リング23等、シャーシ1に固定された構造の一部は省
略している。シャーシ1には、ベアリング19が固設さ
れ、ベアリング20がコイルバネ21により前記左右方
向、すなわちバネの伸縮方向(図のX軸に沿った方向)
について移動できるように取り付けられている。また、
両ベアリングの間隔は、ヘッドユニット9に固定された
2つの基準突起24・25の間隔より若干狭めに設定さ
れている。
じていくと、ヘッド機構部7は完全に閉じた状態で停止
するが、その状態においては、基準突起24はベアリン
グ19と、基準突起25はベアリング20とそれぞれ当
接する。ベアリングの間隔は基準突起の間隔より若干狭
いが、コイルバネ21が縮むことでヘッドユニット9は
両ベアリングに挟まれた形となり、コイルバネ21によ
りベアリング19に押しつけるように付勢される。その
ため、ヘッドユニット9はベアリング19の位置を基準
としてその位置が決まる。
とベアリングとの位置関係をまとめると図11のように
なる。図11はヘッド機構部7が閉じた状態を示してい
る。ヘッドユニット9は、板バネ22によりY軸に沿っ
た矢印AY方向に向けてベアリング23に押しつけられ
ており、X軸付勢手段であるコイルバネ21とベアリン
グ20とにより、X軸に沿った矢印AX方向にむけてX
軸係止手段であるベアリング19に押しつけられてい
る。また、前に説明したように、プラテンを閉じた状態
では、ヘッドユニット9は、バネ32によりZ軸に沿っ
た矢印AZ方向にプラテン10に対して押しつけられ
る。ベアリング23及びベアリング19及びプラテン1
0はシャーシに対して固定されているため、ヘッド機構
部7が閉じられた状態では、ヘッドユニット9のシャー
シに対する位置は常に一定に保たれる。
めにベアリングを使用しているが、ベアリングの代わり
に、滑りが良く摩耗しにくい固体材料を用いても良い。
勿論、ベアリングを用いた場合は被圧接部材である基準
突起24,25のX,Y,Z方向の変位(揺動を含む)
に対して位置を維持し易い利点がある。ヘッドユニット
9の3次元の変位のしくみを、図15を参照して説明す
る。
せず)は、図のほぼ右から左へ搬送され、図のB軸(Y
軸方向に平行)と示された軸の方向に搬送され、従って
ヘッドユニット9の記録素子列91が記録媒体の搬送方
向の末端付近に設けられており、ヘッドユニット9は搬
送方向の上流側端部付近のA軸(これは突起部35と板
バネ22の係合によって形成される)を回動中心として
図の白抜き矢印aの方向にヘッドユニット9の下流側が
揺動する。このヘッドユニット9の揺動側を係止手段と
してのベアリング23が位置決めして係止している。
バネ22との係合部を通るB軸を回動中心として図の白
抜き矢印bの方向にヘッドユニット9の記録素子列91
の長手方向の両端側が揺動することになる。このヘッド
ユニット9の記録媒体の搬送方向(図のB軸に平行)を
中心とした揺動に対してシャーシ部側にX軸付勢手段と
してのバネ21とベアリング20と、X軸係止手段とし
てのベアリング19によって位置決めされている。
記録素子列91の上方に位置させたZ軸付勢手段のバネ
32がヘッドユニット9の記録媒体搬送方向下流側を図
の下方方向へ押し下げプラテン10に圧接するような位
置をとるように構成している。ここでX軸係止手段とX
軸付勢手段を結ぶ線上又はその線上近傍にY軸係止手段
23が位置するように構成することによって、位置決め
の安定性を高めることができた。
明が終了した。次に(10)で、ヘッドユニット9を交
換した場合には、画像ボードの抵抗値補正ROMを、交
換した後のユニットに対応するROMに交換する。この
抵抗値補正ROMは、各ヘッドユニットの特性に合わせ
てあたい書き込まれたもので、ヘッドごとに用意され
る。
る。この後には、ヘッドユニット毎に固有の物理的な特
性を矯正する。図14はその手順を示している。
装置をテストモード印画可能状態にする。このモードは
プリンタ装置に備えられたスイッチ等を切り替えること
で行えば良い。この切替により、通常の印刷状態とテス
トモード印画可能状態とが切り替わる。次に、ヘッドの
電源電圧を交換したヘッドユニットの指定値へと再設定
する。ヘッドの電源電圧はヘッドユニットごとに異なる
ため、この作業が必要となる。この調整は、ヘッドへの
電源供給回路上に設けた可変抵抗器や半固定抵抗器等を
調整することにより行う。
(クロス)の印刷を行う。前に述べたように、印刷時に
は、ヘッドユニット9はシャーシに対して決まった位置
にあるが、ヘッドユニット内における記録素子の位置は
ヘッドユニットごとにばらつきがある。そこで、まずそ
れらのばらつきによる印画斜行を矯正するために調整ね
じを回して、ヘッドユニット9における記録素子列の傾
きを調整する。
(ベタ)を印画し、ヘッドの当たりを調整する。この調
整は、ヘッド上部のメカ部調整用ねじを回して行う。
印画紙、レジストレーションを調整する。この調整は制
御用回路のひとつであるメカコンボード部のディップス
イッチを操作することにより行う。
ヘッドユニットごとに固有の特性を補正する手順を終了
して、ヘッドユニット交換手順が終了する。しかしなが
ら、機械生産される量産品の場合には製品間の固体差は
非常に小さいのが普通であり、図14の手順にかかる手
間は通常極めて少なくて済む。
に行うことができるため、リボンカートリッジの交換等
を容易に行うことができる。また、開放したヘッド機構
部を再び閉じる際にもヘッドの位置合わせを行う必要が
ない。更に、ヘッドユニットの交換を行うことも容易
で、ヘッドストッパ14を止めているねじを緩めてコネ
クタをはずすだけでヘッドユニットをはずすことがで
き、取り付けもその逆で良いため簡単にできる。そのう
えヘッドの位置合わせも少ない作業量で済む。
ベアリングを用いており、ベアリングであると係止され
る側が若干変位しても係止を維持でき位置決めをより安
定化させることができた。勿論、係止手段として他の手
段も適宜使用できる。
ンタ装置は、プリンタヘッドの取り外しが容易に可能で
あり、また、プリンタヘッドの位置合わせが容易である
とともに、係止手段としてベアリングを用いることで、
係止される側が若干変位しても係止を維持でき位置決め
をより安定化させることができるという効果を奏する。
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
取りはずした状態の斜視図である。
のコネクタをはずした状態の斜視図である。
た状態の斜視図である。
した状態の斜視図である。
一方のコネクタをはずした状態の斜視図である。
状態における断面図である。
た状態における断面図である。
置を決める機構の斜視図である。
置を決める機構の斜視図である。
下動する機構の側面図である。
換する作業手順を示す流れ図である。
換する作業手順を示す流れ図である。
置を決める機構の斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 記録ヘッドのライン発熱体に沿うX軸方
向に対して接線方向が一致するプラテンを設けたシャー
シ部と、 前記記録ヘッドのライン発熱体を所定量の前記X軸方向
遊びをもって装着し、前記プラテンに対向する閉鎖位置
と前記プラテンから離間する開放位置との間で変位する
様にしたヘッド機構部と、 前記閉鎖位置にて、記録面上のX軸に沿って前記ヘッド
部を付勢するX軸付勢手段と、 前記シャーシに固定され、前記X軸付勢手段により付勢
されたヘッド部をX軸方向について係止するX軸係止手
段と、 前記閉鎖位置において、記録面上で前記X軸と略直交す
るY軸に沿って前記ヘッド部を付勢するY軸付勢手段
と、 前記シャーシに固定され、前記Y軸付勢手段により付勢
されたヘッド部をY軸方向について係止するY軸係止手
段とを備え、前記Y軸係止手段はX軸方向の回転軸を有するベアリン
グであり、前記X軸係止手段はY軸方向の回転軸を有す
るベアリングであり、前記X軸付勢手段はX軸方向に伸
縮するバネを介してシャーシに固定されたY軸方向の回
転軸を有するベアリングである ことを特徴とするプリン
タ装置。 - 【請求項2】 前記閉鎖位置において、前記ヘッド部を
記録面に略直交するZ軸に沿って記録面に向けて付勢す
るZ軸付勢手段を更に備えることを特徴とする請求項1
記載のプリンタ装置。 - 【請求項3】 記録媒体の搬送方向に垂直な方向に長手
方向を一致させたプラテンを設けたシャーシ部と、記録
ヘッドを有し、前記シャーシ部の前記プラテンに対応し
た位置に前記記録ヘッドの発熱体を対向させる閉鎖位置
と前記プラテンから離間させる開放位置との間で変位可
能に前記シャーシ部に取り付けたヘッド機構部を有すと
ともに、 該ヘッド機構部が前記記録素子列を内蔵したヘッドユニ
ットが、前記記録媒体の搬送面と平行平面内であって前
記記録媒体の搬送方向に垂直な軸を中心に、前記ヘッド
ユニットの記録素子列側が第1の方向に揺動可能に設け
られ、前記ヘッドユニットが、前記記録媒体の搬送方向
に平行であって、前記記録素子列の略中央部を通る軸を
中心に第2の方向に揺動可能に設けられ、 前記ヘッドユニットの前記第1の方向に揺動する該ヘッ
ドユニットの記録素子列側を、前記記録媒体の搬送方向
に関して位置決めする係止手段を記録素子列側近傍に、
また、前記ヘッドユニットの前記第2の方向に揺動する
該ヘッドユニットの記録素子列側の長手方向の両端部
を、該記録素子列の長手方向に関して位置決めする係止
手段を記録素子列側近傍に設け、前記係止部材はベアリングである ことを特徴とするプリ
ンタ装置。 - 【請求項4】 前記ヘッドユニットの前記記録素子列の
略上方に、前記ヘッドユニットの記録素子列側を前記記
録媒体の搬送面に垂直な方向に付勢する付勢手段を設け
たことを特徴とする請求項3記載のプリンタ装置。 - 【請求項5】 前記第1の方向の揺動に対応する係止部
材の前記ヘッドユニットの当接位置と、前記第2の方向
の揺動に対応する係止部材の前記ヘッドユニットへの当
接位置とが、ほぼ前記ヘッドユニットの記録素子列側端
部近傍に設けられたことを特徴とする請求項3記載のプ
リンタ装置。
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JP5172025B2 (ja) * | 2012-02-20 | 2013-03-27 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ及び、それを組み込んだ携帯型端末装置 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP11154993A patent/JP3205641B2/ja not_active Expired - Fee Related
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