JP3328861B2 - 記録ヘッド支持装置 - Google Patents
記録ヘッド支持装置Info
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- JP3328861B2 JP3328861B2 JP34926593A JP34926593A JP3328861B2 JP 3328861 B2 JP3328861 B2 JP 3328861B2 JP 34926593 A JP34926593 A JP 34926593A JP 34926593 A JP34926593 A JP 34926593A JP 3328861 B2 JP3328861 B2 JP 3328861B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録素子が配設された
記録ヘッドをプラテンローラあるいは記録テーブル等の
記録媒体保持機構に対して昇降させて記録媒体上に記録
を行う記録装置の記録ヘッド支持装置に関する。
記録ヘッドをプラテンローラあるいは記録テーブル等の
記録媒体保持機構に対して昇降させて記録媒体上に記録
を行う記録装置の記録ヘッド支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の記録ヘッドの支持装置
は、図5に示すように、プラテンローラ(記録媒体保持
機構)17に対して、図示しない昇降機構により上下に
昇降自在に支持されたフレーム40と、フレーム40に
押圧用ばね43を介して弾持されたヘッド固定ブラケッ
ト45と、ヘッド固定ブラケット45にスペーサ15を
介して、プリント基板14とともに固定された記録ヘッ
ド12とから概略構成されている。ここで、41はフレ
ーム40の上端部を折り曲げ形成した折曲部、42は折
曲部41に植設され押圧用ばね43が嵌挿されたシャフ
ト、46はヘッド固定ブラケット45の上端部を折り曲
げ形成し、折曲部41との間に押圧用ばね43が介装さ
れた折曲部である。そして、固定ブラケット45は、フ
レーム40に固定されたブロック47のガイド溝48に
より上下方向に移動自在にガイドされ、記録ヘッド12
の先端の発熱部13が、記録媒体である記録紙34を介
してプラテンローラ17に接したときに、押圧用ばね4
3により所定の押圧力が得られるようになっている。な
お、35はインクリボンであって、インクリボンが必要
な場合には、発熱部13とプラテンローラ17との間
で、記録紙34にインクリボン35を重ね合わせる。
は、図5に示すように、プラテンローラ(記録媒体保持
機構)17に対して、図示しない昇降機構により上下に
昇降自在に支持されたフレーム40と、フレーム40に
押圧用ばね43を介して弾持されたヘッド固定ブラケッ
ト45と、ヘッド固定ブラケット45にスペーサ15を
介して、プリント基板14とともに固定された記録ヘッ
ド12とから概略構成されている。ここで、41はフレ
ーム40の上端部を折り曲げ形成した折曲部、42は折
曲部41に植設され押圧用ばね43が嵌挿されたシャフ
ト、46はヘッド固定ブラケット45の上端部を折り曲
げ形成し、折曲部41との間に押圧用ばね43が介装さ
れた折曲部である。そして、固定ブラケット45は、フ
レーム40に固定されたブロック47のガイド溝48に
より上下方向に移動自在にガイドされ、記録ヘッド12
の先端の発熱部13が、記録媒体である記録紙34を介
してプラテンローラ17に接したときに、押圧用ばね4
3により所定の押圧力が得られるようになっている。な
お、35はインクリボンであって、インクリボンが必要
な場合には、発熱部13とプラテンローラ17との間
で、記録紙34にインクリボン35を重ね合わせる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置においては、固定ブラケット45を上下に
円滑に移動させるために、ブロック47の溝48の幅を
固定ブラケット45の厚みよりも大きく設定する必要が
ある。このため、溝48と固定ブラケット45との間に
間隙が生じ、したがって、プラテンローラ17をA方向
に回転させて記録紙34をG方向に移送した際、記録ヘ
ッド12がG方向にずれて、印字ずれが発生するといっ
た問題があった。
た従来の装置においては、固定ブラケット45を上下に
円滑に移動させるために、ブロック47の溝48の幅を
固定ブラケット45の厚みよりも大きく設定する必要が
ある。このため、溝48と固定ブラケット45との間に
間隙が生じ、したがって、プラテンローラ17をA方向
に回転させて記録紙34をG方向に移送した際、記録ヘ
ッド12がG方向にずれて、印字ずれが発生するといっ
た問題があった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、印字ずれを防止し、印字品質の向上を図った記録ヘ
ッドの支持装置を提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、印字ずれを防止し、印字品質の向上を図った記録ヘ
ッドの支持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る記録ヘッド支持装置は、複数の記録素
子が直線状に配列された記録ヘッドと、この記録ヘッド
の前記記録素子群を記録媒体に接触させた状態で、この
記録ヘッドまたは記録媒体のいずれか一方または両方を
前記複数の記録素子が配列された直線方向に対して直交
する方向に相対的に移動させて所望の画像を記録する記
録ヘッド支持装置において、前記記録素子群が配列形成
された素子部分を他の部分より突出させて形成した記録
ヘッドと、記録媒体に対して遠近方向に移動自在に支持
されたフレームと、このフレームに支持された押圧用部
材と、この押圧用部材に前記記録ヘッドまたは記録媒体
のいずれか一方または両方を相対的に移動させる方向を
軸線方向とするように設けた枢支軸を介してこの枢支軸
の周りを揺動自在に枢支され前記記録ヘッドが取り付け
られた記録ヘッド支持部材と、この記録ヘッド支持部材
を、前記枢支軸を通る枢支軸中心線を挟んで前記複数の
記録素子が配列された直線方向に対する両側において記
録媒体側に付勢する一対の第1の付勢手段と、前記押圧
用部材を付勢して前記記録ヘッド支持部材を介して記録
ヘッドに必要な記録圧を付与する第2の付勢手段と、前
記記録ヘッド支持部材に支持された記録ヘッドと前記記
録媒体が前記複数の記録素子が配列された直線方向に対
して直交する方向に相対的に移動して記録が行われてい
る際に、この相対的な移動にともなう前記記録ヘッドの
当該相対的移動方向への変位を規制する規制手段とを設
けたものである。
に、本発明に係る記録ヘッド支持装置は、複数の記録素
子が直線状に配列された記録ヘッドと、この記録ヘッド
の前記記録素子群を記録媒体に接触させた状態で、この
記録ヘッドまたは記録媒体のいずれか一方または両方を
前記複数の記録素子が配列された直線方向に対して直交
する方向に相対的に移動させて所望の画像を記録する記
録ヘッド支持装置において、前記記録素子群が配列形成
された素子部分を他の部分より突出させて形成した記録
ヘッドと、記録媒体に対して遠近方向に移動自在に支持
されたフレームと、このフレームに支持された押圧用部
材と、この押圧用部材に前記記録ヘッドまたは記録媒体
のいずれか一方または両方を相対的に移動させる方向を
軸線方向とするように設けた枢支軸を介してこの枢支軸
の周りを揺動自在に枢支され前記記録ヘッドが取り付け
られた記録ヘッド支持部材と、この記録ヘッド支持部材
を、前記枢支軸を通る枢支軸中心線を挟んで前記複数の
記録素子が配列された直線方向に対する両側において記
録媒体側に付勢する一対の第1の付勢手段と、前記押圧
用部材を付勢して前記記録ヘッド支持部材を介して記録
ヘッドに必要な記録圧を付与する第2の付勢手段と、前
記記録ヘッド支持部材に支持された記録ヘッドと前記記
録媒体が前記複数の記録素子が配列された直線方向に対
して直交する方向に相対的に移動して記録が行われてい
る際に、この相対的な移動にともなう前記記録ヘッドの
当該相対的移動方向への変位を規制する規制手段とを設
けたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、印字の際、第2の付勢手段に
より記録ヘッドに必要な記録圧が付与されるとともに、
規制手段によりヘッドの相対的移動方向への変位が規制
される。また、本発明によれば、第1の付勢手段により
記録素子の配列方向の変位が規制され、記録ヘッドの記
録素子の配列方向の押圧力の偏りが是正される。
より記録ヘッドに必要な記録圧が付与されるとともに、
規制手段によりヘッドの相対的移動方向への変位が規制
される。また、本発明によれば、第1の付勢手段により
記録素子の配列方向の変位が規制され、記録ヘッドの記
録素子の配列方向の押圧力の偏りが是正される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る記録ヘッド支持装置の斜視
図、図2は同じく側面図、図3は同じく背面図、図4は
動作を説明するための主要部のみの構成を示す側面図で
ある。これらの図において、符号1で示すものは、フレ
ームで、一対の対向する側板2と上板6とで構成され、
図示を省略した従来周知の昇降機構に連結されて、印字
動作時に上下動する。側板2は上端に外側に折り曲げら
れた折曲部3が形成され、下部後端側に内側に対向して
直角に折り曲げられた一対の下部支持突片4が、また、
上部前端側に内側に対向して直角に折り曲げられた一対
の上部支持突片5が、それぞれ水平方向に突出形成され
ている。上板6は折曲部3に溶接あるいはねじ等の固定
手段により固定されている。
する。図1は本発明に係る記録ヘッド支持装置の斜視
図、図2は同じく側面図、図3は同じく背面図、図4は
動作を説明するための主要部のみの構成を示す側面図で
ある。これらの図において、符号1で示すものは、フレ
ームで、一対の対向する側板2と上板6とで構成され、
図示を省略した従来周知の昇降機構に連結されて、印字
動作時に上下動する。側板2は上端に外側に折り曲げら
れた折曲部3が形成され、下部後端側に内側に対向して
直角に折り曲げられた一対の下部支持突片4が、また、
上部前端側に内側に対向して直角に折り曲げられた一対
の上部支持突片5が、それぞれ水平方向に突出形成され
ている。上板6は折曲部3に溶接あるいはねじ等の固定
手段により固定されている。
【0008】8は側面視逆コ字状のヘッド支持ブラケッ
トで、上端中央部には、後方側に折り曲げられたばね受
部9が、また、上端および下端には、それぞれ前方側
に、前記上部、下部支持突片5、4に対応して直角に折
り曲げられた一対の取付部10、11が、それぞれ設け
られている。12は下端に発熱部13が設けられた記録
ヘッドで、セラミック基板14に搭載され、放熱板15
を介してヘッド支持ブラケット8に固定されている。1
8は一対のコイルスプリングで、比較的弱いばね圧、本
実施例では100gfに設定されており、前記上板6と
ヘッド支持ブラケット8のばね受部9との間に、後述す
る枢支軸中心線29を挟んで介装されている。
トで、上端中央部には、後方側に折り曲げられたばね受
部9が、また、上端および下端には、それぞれ前方側
に、前記上部、下部支持突片5、4に対応して直角に折
り曲げられた一対の取付部10、11が、それぞれ設け
られている。12は下端に発熱部13が設けられた記録
ヘッドで、セラミック基板14に搭載され、放熱板15
を介してヘッド支持ブラケット8に固定されている。1
8は一対のコイルスプリングで、比較的弱いばね圧、本
実施例では100gfに設定されており、前記上板6と
ヘッド支持ブラケット8のばね受部9との間に、後述す
る枢支軸中心線29を挟んで介装されている。
【0009】19は一対の板ばねで、前記上部支持突片
5と取付部10とに両端がそれぞれねじ止め固定されて
いる。20は一対の板ばねで、前記下部支持突片4と取
付部11とに両端がそれぞれねじ止め固定されている。
したがって、これら板ばね19、20は、記録紙34の
移送方向Gに沿って水平方向に延在している。22は押
圧用部材としての押圧用ブラケットで、上部が折り曲げ
られてばね受部23を形成し、幅方向のほぼ中央部にお
いて、前記ヘッド支持ブラケット8に植設されたピボッ
ト24がブッシュ25を介して嵌挿され、このピボット
24により押圧ブラケット22は、前記ヘッド支持ブラ
ケット8を揺動自在に枢支している。26はワッシャ
ー、27はスペーサである。29はピボット24の中心
を通り上下垂直方向に延在する枢支軸中心線である。
5と取付部10とに両端がそれぞれねじ止め固定されて
いる。20は一対の板ばねで、前記下部支持突片4と取
付部11とに両端がそれぞれねじ止め固定されている。
したがって、これら板ばね19、20は、記録紙34の
移送方向Gに沿って水平方向に延在している。22は押
圧用部材としての押圧用ブラケットで、上部が折り曲げ
られてばね受部23を形成し、幅方向のほぼ中央部にお
いて、前記ヘッド支持ブラケット8に植設されたピボッ
ト24がブッシュ25を介して嵌挿され、このピボット
24により押圧ブラケット22は、前記ヘッド支持ブラ
ケット8を揺動自在に枢支している。26はワッシャ
ー、27はスペーサである。29はピボット24の中心
を通り上下垂直方向に延在する枢支軸中心線である。
【0010】30は枢支軸中心線29に沿って、折曲部
6とばね受部23との間に介装されたコイルスプリング
で、前記コイルスプリング18よりもばね力が強く設定
され、本実施例では2〜5Kgfに設定されており、折
曲部6に植設されたねじ棒31に嵌挿されている。32
は押圧調整つまみで、ねじ棒31に螺合して、コイルス
プリング30の上端面に当接している。
6とばね受部23との間に介装されたコイルスプリング
で、前記コイルスプリング18よりもばね力が強く設定
され、本実施例では2〜5Kgfに設定されており、折
曲部6に植設されたねじ棒31に嵌挿されている。32
は押圧調整つまみで、ねじ棒31に螺合して、コイルス
プリング30の上端面に当接している。
【0011】次に、このような構成の記録ヘッド支持装
置の記録動作時の状態を説明する。印字動作のために、
フレーム1が下降して記録ヘッド12の発熱部13が、
記録紙34を介してプラテンローラ17の周面に当接す
る。このとき、プラテンローラ17への発熱部13の押
圧は、専らコイルスプリング30のB方向の押圧力によ
り行われ、押圧用ブラケット22およびピボット24を
介してヘッド支持ブラケット8に伝達される。このコイ
ルスプリング30の押圧力の調整は、押圧調整つまみ3
2を回動させ、ねじ棒31上を上下させることにより行
う。
置の記録動作時の状態を説明する。印字動作のために、
フレーム1が下降して記録ヘッド12の発熱部13が、
記録紙34を介してプラテンローラ17の周面に当接す
る。このとき、プラテンローラ17への発熱部13の押
圧は、専らコイルスプリング30のB方向の押圧力によ
り行われ、押圧用ブラケット22およびピボット24を
介してヘッド支持ブラケット8に伝達される。このコイ
ルスプリング30の押圧力の調整は、押圧調整つまみ3
2を回動させ、ねじ棒31上を上下させることにより行
う。
【0012】ここで、ヘッド支持ブラケット8がプラテ
ンローラ17の軸線方向に対して傾き、発熱部13のプ
ラテンローラ17の軸線方向周面に対する押圧力に偏り
があった場合には、枢支軸中心線29を挟んで配置され
た一対のコイルスプリング18のC、D方向の押圧力に
より、ピボット24を中心として押圧用ブラケット22
に支持されたヘッド支持ブラケット8が、ピボット24
を中心としてC、D方向に揺動し、押圧力の偏りを是正
するので、発熱部13はプラテンローラ17の軸線方向
周面に沿って、均一の押圧力で当接することとなる。し
たがって、プラテンローラ17の軸線方向に沿っての印
字かすれの発生が防止される。なお、このとき、記録ヘ
ッド12の幅が短く、前記板ばね19および20により
前記記録ヘッド12が前記プラテンローラ17に対して
平行に位置付けられる場合には、前記コイルスプリング
18を省略することが可能である。
ンローラ17の軸線方向に対して傾き、発熱部13のプ
ラテンローラ17の軸線方向周面に対する押圧力に偏り
があった場合には、枢支軸中心線29を挟んで配置され
た一対のコイルスプリング18のC、D方向の押圧力に
より、ピボット24を中心として押圧用ブラケット22
に支持されたヘッド支持ブラケット8が、ピボット24
を中心としてC、D方向に揺動し、押圧力の偏りを是正
するので、発熱部13はプラテンローラ17の軸線方向
周面に沿って、均一の押圧力で当接することとなる。し
たがって、プラテンローラ17の軸線方向に沿っての印
字かすれの発生が防止される。なお、このとき、記録ヘ
ッド12の幅が短く、前記板ばね19および20により
前記記録ヘッド12が前記プラテンローラ17に対して
平行に位置付けられる場合には、前記コイルスプリング
18を省略することが可能である。
【0013】さらに、プラテンローラ17がA方向の回
転に随伴して、記録ヘッド12の発熱部13が、A方向
に移動して位置ずれが発生しようとするが、ヘッド支持
ブラケット8が、プラテンローラ17のA方向の回転に
沿った水平方向Eに延在する板ばね19、20によりフ
レーム1の下部、上部支持突片4、5に連結されてお
り、板ばね19、20が、その長手方向、すなわち、E
方向の剛性が高いことから、ヘッド支持ブラケット8の
A方向への移動が防止される。また、板ばね19、20
は、厚み方向Fに対しては弾性を有するものであるか
ら、コイルスプリング30によるB方向の押圧力に対し
ては、これを妨げることがなく、したがって、印字に必
要な記録ヘッド12のプラテンローラ17への押圧力が
低減することがない。
転に随伴して、記録ヘッド12の発熱部13が、A方向
に移動して位置ずれが発生しようとするが、ヘッド支持
ブラケット8が、プラテンローラ17のA方向の回転に
沿った水平方向Eに延在する板ばね19、20によりフ
レーム1の下部、上部支持突片4、5に連結されてお
り、板ばね19、20が、その長手方向、すなわち、E
方向の剛性が高いことから、ヘッド支持ブラケット8の
A方向への移動が防止される。また、板ばね19、20
は、厚み方向Fに対しては弾性を有するものであるか
ら、コイルスプリング30によるB方向の押圧力に対し
ては、これを妨げることがなく、したがって、印字に必
要な記録ヘッド12のプラテンローラ17への押圧力が
低減することがない。
【0014】このように、板ばね19、20により、記
録ヘッド12の発熱部13が、プラテンローラ17の回
転にともない位置ずれを起こすことが防止され、しか
も、B方向への押圧力に対しては、これを何ら妨げるも
のではないので、印字に必要な適正な押圧力も得られ、
品質の高い印字が得られる。
録ヘッド12の発熱部13が、プラテンローラ17の回
転にともない位置ずれを起こすことが防止され、しか
も、B方向への押圧力に対しては、これを何ら妨げるも
のではないので、印字に必要な適正な押圧力も得られ、
品質の高い印字が得られる。
【0015】なお、本実施例においては、媒体保持機構
が回転するプラテンローラ17である場合を示したが、
これに限定されず、例えば、本出願人が特願平5−27
4837号にも提案しているように、X−Y方向に移動
する平板状の記録テーブルにも適用できることは勿論で
ある。
が回転するプラテンローラ17である場合を示したが、
これに限定されず、例えば、本出願人が特願平5−27
4837号にも提案しているように、X−Y方向に移動
する平板状の記録テーブルにも適用できることは勿論で
ある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッド支持装置において、ヘッド支持部材に支持され
た記録ヘッドと前記記録媒体が前記複数の記録素子が配
列された直線方向に対して直交する方向に相対的に移動
して記録が行われている際に、この相対的な移動にとも
なう前記記録ヘッドの当該相対的移動方向への変位を規
制する規制手段を設けたので、印字の際に記録ヘッドの
移動が防止されるとともに、印字に必要な記録ヘッドの
記録力は、妨げられるものではないので、印字ずれを起
こすことなく、かつ、品質の高い印字が得られる。
録ヘッド支持装置において、ヘッド支持部材に支持され
た記録ヘッドと前記記録媒体が前記複数の記録素子が配
列された直線方向に対して直交する方向に相対的に移動
して記録が行われている際に、この相対的な移動にとも
なう前記記録ヘッドの当該相対的移動方向への変位を規
制する規制手段を設けたので、印字の際に記録ヘッドの
移動が防止されるとともに、印字に必要な記録ヘッドの
記録力は、妨げられるものではないので、印字ずれを起
こすことなく、かつ、品質の高い印字が得られる。
【0017】また、本発明によれば、記録素子群が配列
形成された素子部分を他の部分より突出させて形成した
記録ヘッドと、記録媒体に対して遠近方向に移動自在に
支持されたフレームと、このフレームに支持された押圧
用部材と、この押圧用部材に前記記録ヘッドまたは記録
媒体のいずれか一方または両方を相対的に移動させる方
向を軸線方向とするように設けた枢支軸を介してこの枢
支軸の周りを揺動自在に枢支され前記記録ヘッドが取り
付けられた記録ヘッド支持部材と、この記録ヘッド支持
部材を、前記枢支軸を通る枢支軸中心線を挟んで前記複
数の記録素子が配列された直線方向に対する両側におい
て記録媒体側に付勢する一対の第1の付勢手段と、前記
押圧用部材を付勢して前記記録ヘッド支持部材を介して
記録ヘッドに必要な記録圧を付与する第2の付勢手段と
設けたので、記録ヘッドの記録素子の配列方向の押圧力
の偏りが是正され、このため、記録素子の配列方向に沿
っての印字かすれの発生が防止される。
形成された素子部分を他の部分より突出させて形成した
記録ヘッドと、記録媒体に対して遠近方向に移動自在に
支持されたフレームと、このフレームに支持された押圧
用部材と、この押圧用部材に前記記録ヘッドまたは記録
媒体のいずれか一方または両方を相対的に移動させる方
向を軸線方向とするように設けた枢支軸を介してこの枢
支軸の周りを揺動自在に枢支され前記記録ヘッドが取り
付けられた記録ヘッド支持部材と、この記録ヘッド支持
部材を、前記枢支軸を通る枢支軸中心線を挟んで前記複
数の記録素子が配列された直線方向に対する両側におい
て記録媒体側に付勢する一対の第1の付勢手段と、前記
押圧用部材を付勢して前記記録ヘッド支持部材を介して
記録ヘッドに必要な記録圧を付与する第2の付勢手段と
設けたので、記録ヘッドの記録素子の配列方向の押圧力
の偏りが是正され、このため、記録素子の配列方向に沿
っての印字かすれの発生が防止される。
【図1】本発明に係る記録ヘッド支持装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る記録ヘッド支持装置の側面図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る記録ヘッド支持装置の背面図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る記録ヘッド支持装置における動作
状態を説明するための主要部の側面図である。
状態を説明するための主要部の側面図である。
【図5】従来の記録ヘッド支持装置の側面図である。
1 フレーム 2 側板 4 下部支持突片 5 上部支持突片 6 上板 8 ヘッド支持ブラケット 9 ばね受部 12 記録ヘッド 13 発熱部 17 プラテンローラ 18、30 コイルスプリング 19、20 板ばね 22 押圧用ブラケット 25 ピボット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−255379(JP,A) 特開 平3−90373(JP,A) 実開 平3−50459(JP,U) 実開 昭59−19340(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 25/312 B41J 2/32 B41J 25/316
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の記録素子が直線状に配列された記
録ヘッドと、この記録ヘッドの前記記録素子群を記録媒
体に接触させた状態で、この記録ヘッドまたは記録媒体
のいずれか一方または両方を前記複数の記録素子が配列
された直線方向に対して直交する方向に相対的に移動さ
せて所望の画像を記録する記録ヘッド支持装置におい
て、 前記記録素子群が配列形成された素子部分を他の部分よ
り突出させて形成した記録ヘッドと、 記録媒体に対して遠近方向に移動自在に支持されたフレ
ームと、 このフレームに支持された押圧用部材と、 この押圧用部材に前記記録ヘッドまたは記録媒体のいず
れか一方または両方を相対的に移動させる方向を軸線方
向とするように設けた枢支軸を介してこの枢支軸の周り
を揺動自在に枢支され前記記録ヘッドが取り付けられた
記録ヘッド支持部材と、 この記録ヘッド支持部材を、前記枢支軸を通る枢支軸中
心線を挟んで前記複数の記録素子が配列された直線方向
に対する両側において記録媒体側に付勢する一対の第1
の付勢手段と、 前記押圧用部材を付勢して前記記録ヘッド支持部材を介
して記録ヘッドに必要な記録圧を付与する第2の付勢手
段と、 前記記録ヘッド支持部材に支持された記録ヘッドと前記
記録媒体が前記複数の記録素子が配列された直線方向に
対して直交する方向に相対的に移動して記録が行われて
いる際に、この相対的な移動にともなう前記記録ヘッド
の当該相対的移動方向への変位を規制する規制手段とを
設けたことを特徴とする記録ヘッド支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34926593A JP3328861B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 記録ヘッド支持装置 |
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JP34926593A JP3328861B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 記録ヘッド支持装置 |
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-
1993
- 1993-12-28 JP JP34926593A patent/JP3328861B2/ja not_active Expired - Fee Related
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