JP3531270B2 - サーマルヘッドの支持装置 - Google Patents

サーマルヘッドの支持装置

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JP3531270B2
JP3531270B2 JP8431495A JP8431495A JP3531270B2 JP 3531270 B2 JP3531270 B2 JP 3531270B2 JP 8431495 A JP8431495 A JP 8431495A JP 8431495 A JP8431495 A JP 8431495A JP 3531270 B2 JP3531270 B2 JP 3531270B2
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研一 河原
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神鋼電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写プリンタに設け
られたサーマルヘッドの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写式のプリンタは、周知のように、
印刷用紙に印字する場合、その内部に設けられたサーマ
ルヘッドを、インクリボンを介して印刷用紙に圧接させ
て、該サーマルヘッドに電流を供給して、発生する熱に
よってインクリボンのインクを溶かし、印刷用紙に転写
している。
【0003】図3は、従来のサーマルヘッドの支持装置
の構成を示す斜視図である。この図において、1は、略
直方体形状のサーマルヘッドであり、下面に図示しない
発熱部が形成され、上部が熱を放散させるヒートシンク
となっている。また、このサーマルヘッド1の前面の中
央部には、突出部1aが形成されている。2は、金属板
を略L字状に折り曲げ形成したヘッドブラケットであ
り、その取付片2aにネジ穴が形成され、その支持片2
bに長穴2cが形成されている。このヘッドブラケット
2は、その取付片2aが、ネジ3によりサーマルヘッド
1の突出部1aに取り付けられ、支持片2bの長穴2c
にヘッドシャフト6が貫通されている。このヘッドシャ
フト6は、サーマルヘッド1および次に説明するヘッド
プレスバー4を回動自在に支持するものであり、その両
端がプリンタのケースのフレームに取り付けられてい
る。
【0004】ヘッドプレスバー4は、サーマルヘッド1
を支持するものであり、開口部4b,4b,・・・が形成さ
れた上板4aと、上板4aの両側縁から下方へ延びる側
板4c,4c,4e,4eとが一体に形成されている。こ
のヘッドプレスレバー4の側板4c,4cの先端部に
は、穴4d,4dが各々形成され、該穴4d,4dには、
ヘッドシャフト6が貫通している。また、ヘッドプレス
レバー4の側板4e,4eには、その先端に溝部M,Mが
形成されている。5は、支持部材であり、突出片5a、
および図示しないプラテンローラの軸に嵌入される凹部
5bが形成され、サーマルヘッド1の側面に取り付けら
れている。この支持部材5の突出片5aには、上記ヘッ
ドプレスレバー4の側板4eの溝部Mに挿入されてい
る。図示はされていないが、サーマルヘッド1の他方の
側面にも支持部材5が取り付けられている。20,20
は、バネであり、サーマルヘッド1とヘッドプレスレバ
ー4の上板4aとの間に介挿され、サーマルヘッド1を
下方に付勢している。
【0005】図4は、図3に示すサーマルヘッドの支持
装置の構成を示す概略側面図である。なお、この図にお
いては、図3に示すヘッドプレスレバー4等が図示省略
されている。この図において、まず、印刷時の初期状態
においては、図示しない駆動装置により、ヘッドプレス
レバー4(図3参照)がヘッドシャフト6を軸として同
図に示す矢印B方向に所定角度回転される。これによ
り、サーマルヘッド1の発熱部1bがプラテンローラ7
から離れた状態とされる。この状態で、印刷用紙の搬送
が開始される。
【0006】そして、印刷用紙がプラテンローラ7とサ
ーマルヘッド1の発熱部1bとの間まで搬送されると、
駆動装置により、ヘッドプレスレバー4がヘッドシャフ
ト6を軸として同図に示す矢印C方向に所定角度、回転
駆動される。これにより、サーマルヘッド1の発熱部1
bが図示しないインクリボン、印刷用紙を介して押圧力
Pでプラテンローラ7に当接する。そして、サーマルヘ
ッド1の発熱部1bに電流が供給され、発熱部1bが発
熱することにより、インクリボンのインクが溶けて印刷
用紙に転写される。なお、ヘッドプレスバー4がヘッド
シャフト6を軸として矢印B方向へ所定角度回転され、
サーマルヘッド1がプラテンローラ7から離れる際に、
プラテンローラ7の軸に嵌入されている支持部材5の凹
部5bを外すために、同図に示すD方向にもサーマルヘ
ッド1がスライドできることが必要である。また、印刷
時において、サーマルヘッド1の発熱部1bが発熱する
部分は、わずか100μm程度であるため、該発熱部1
bの発熱する部分が正確にプラテンローラ7に当接する
ように位置調整を行う目的で、D方向にもサーマルヘッ
ド1がスライドできることが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のサーマルヘッドの支持装置においては、ヘッドシャ
フト6と支持片2bとの間に少しでも上下方向の隙間が
あると、上述した印刷中に発生する微小な振動が増幅さ
れて大きな振動が発生する。これにより、騒音が発生す
るという欠点があった。また、上記振動によりサーマル
ヘッド1が上下方向に振動すると、発熱部1bが正規の
位置からずれてしまい、プリントずれが発生するという
問題があった。本発明は、このような背景の下になされ
たもので、印刷中に発生するサーマルヘッドの振動、お
よびプリントずれを防止することができるサーマルヘッ
ドの支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、略直方体形状のサーマルヘッドをシャフトを軸に回
動自在に支持するサーマルヘッドの支持装置において、
前記サーマルヘッドの長さ方向に延びる一側面の中央部
に取り付けられ、断面L字状に折り曲げ形成された第1
の支持部材と、前記サーマルヘッドの前記中央部に前記
第1の支持部材と対向して取り付けられ、断面L字状に
折り曲げ形成された第2の支持部材とを有し、前記第1
の支持部材と前記第2の支持部材とが前記シャフトの径
よりも小さい間隔で配置され、かつ、前記第1の支持部
材または前記第2の支持部材のいずれか一方が、同他方
の厚さより薄めの部材とされて前記一方の支持部材に弾
性を持たせることにより、前記両支持部材が所定の圧力
をもってシャフトを挟持することを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のサーマルヘッドの支持装置において、前記シャフト
は、潤滑部材を介して前記第1の支持部材と前記第2の
支持部材との間に所定の圧力で挟持されていることを特
徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、印刷時においては、サーマル
ヘッドがシャフトを軸にして回転され、サーマルヘッド
が印刷用紙にインクリボンを介して圧接された後、印刷
が開始される。このとき、第1の支持部材と第2の支持
部材との間に所定の圧力でシャフトが挟持されているた
め、印刷時に発生するサーマルヘッドの振動を抑えるこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例によるサーマル
ヘッドの支持装置の構成を示す斜視図であり、この図に
おいて、図3の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。この図1に示すサーマルヘッ
ドの支持装置においては、図3に示すヘッドブラケット
2に代えて、ヘッドブラケット8が設けられている。
【0012】このヘッドブラケット8は、第1の支持部
材9と第2の支持部材10とから構成されている。第1
の支持部材9は、図2(b)に示すように金属板を断面
L字状に折り曲げ形成したものである。第2の支持部材
10は、第1の支持部材9と同様に金属板を断面L字状
に折り曲げ形成したものであるが、その突出片10aが
第1の支持部材9の突出片9aの厚さより薄く形成され
ており、バネ性を有している。第2の支持部材10の突
出片10aの下面には、潤滑部材であるデルリン11が
取り付けられている。また、図2(a)に示すようにヘ
ッドブラケット8の同図横方向の長さが、図4に示すヘ
ッドブラケット2の同図横方向の長さより小とされてい
る。
【0013】上記第1の支持部材9および第2の支持部
材10は、図2(b)に示すデルリン11と突出片9a
との距離Aが、図2(a)に示すヘッドシャフト6の直
径dより小となるように、サーマルヘッド1の突出部1
aにネジ3,3により重ねて取り付けられている。すな
わち、図2(a)に示すように、ヘッドシャフト6は、
デルリン11と第1の支持部材9の突出片9aとの間に
所定の圧力で挟持され、かつデルリン11の潤滑作用に
より回動自在、かつ同図に示すD方向にスライド自在と
されている。
【0014】上記構成における動作は、従来のサーマル
ヘッドの支持装置とほぼ同様であるため、その説明を省
略する。しかしながら、上述した一実施例によるサーマ
ルヘッドの支持装置においては、ヘッドシャフト6がヘ
ッドブラケット8により所定の圧力で挟み込まれている
ため、印刷中に生じるサーマルヘッドの振動を抑えるこ
とができる。また、上述した本発明の一実施例によるサ
ーマルヘッドの支持装置によれば、ヘッドブラケット8
(図2参照)の横方向の長さが、従来のヘッドブラケッ
ト2(図4参照)より小とされているため、プリンタ内
におけるサーマルヘッドの支持装置の設置スペースを小
さくすることができる。なお、上述した一実施例による
サーマルヘッドの支持装置においては、デルリン11を
用いた例を示したが、潤滑機能を有するものであればど
のようなものでもよく、例えば、グリス等を用いてもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の支持部材と第2の支持部材との間に所定の圧力で
ヘッドシャフトが挟持されているため、印刷時に発生す
るサーマルヘッドの振動が抑えられ、これにより、騒音
の発生やプリントずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるサーマルヘッドの支持
装置の構成を示す斜視図である。
【図2】同一実施例によるサーマルヘッドの支持装置の
構成を示す概略側面図である。
【図3】従来のサーマルヘッドの支持装置の構成を示す
斜視図である。
【図4】同サーマルヘッドの支持装置の構成を示す概略
側面図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 1a 突出部 3 ネジ 4 ヘッドプレスレバー 5 支持部材 6 ヘッドシャフト 8 ヘッドブラケット 9 第1の支持部材 9a、10a 突出片 10 第2の支持部材 11 デルリン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 25/312 B41J 2/32 B41J 25/316 B41J 25/308

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体形状のサーマルヘッドをシャフ
    トを軸に回動自在に支持するサーマルヘッドの支持装置
    において、 前記サーマルヘッドの長さ方向に延びる一側面の中央部
    に取り付けられ、断面L字状に折り曲げ形成された第1
    の支持部材と、 前記サーマルヘッドの前記中央部に前記第1の支持部材
    と対向して取り付けられ、断面L字状に折り曲げ形成さ
    れた第2の支持部材とを有し、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とが前記シャ
    フトの径よりも小さい間隔で配置され、かつ、前記第1
    の支持部材または前記第2の支持部材のいずれか一方
    が、同他方の厚さより薄めの部材とされて前記一方の支
    持部材に弾性を持たせることにより、前記両支持部材が
    所定の圧力をもってシャフトを挟持する ことを特徴とす
    るサーマルヘッドの支持装置。
  2. 【請求項2】 前記シャフトは、潤滑部材を介して前記
    第1の支持部材と前記第2の支持部材との間に所定の圧
    力で挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の
    サーマルヘッドの支持装置。
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