JP3340542B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JP3340542B2
JP3340542B2 JP31966793A JP31966793A JP3340542B2 JP 3340542 B2 JP3340542 B2 JP 3340542B2 JP 31966793 A JP31966793 A JP 31966793A JP 31966793 A JP31966793 A JP 31966793A JP 3340542 B2 JP3340542 B2 JP 3340542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
pressure
platen roller
pressing
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31966793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07172029A (ja
Inventor
賢士 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP31966793A priority Critical patent/JP3340542B2/ja
Priority to DE4447672A priority patent/DE4447672C2/de
Priority to US08/359,538 priority patent/US5835232A/en
Priority to DE19944445499 priority patent/DE4445499C2/de
Publication of JPH07172029A publication Critical patent/JPH07172029A/ja
Priority to US08/619,233 priority patent/US5708517A/en
Priority to US08/688,104 priority patent/US5737089A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3340542B2 publication Critical patent/JP3340542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドとプラテン
ローラを備えた画像記録装置、特にその記録ヘッドとプ
ラテンローラの圧接部位にかかる圧力の均一化を図った
画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ヘッドとプラテンローラを備
えた画像記録装置としは、例えばファクシミリ装置等
に多用される感熱記録方式のものがあり、このような装
置は、特に電話機と一体化された小型・低価格のファク
シミリ装置として広く一般に普及している。
【0003】この種の画像記録装置は、複数の微小発熱
体を所定方向に配列した記録ヘッド(サーマルヘッド)
と、これに対向するプラテンローラとを備えており、そ
の記録ヘッドはプラテンローラに対し接近・離隔するよ
う取付板および位置決め部材等を介して所定のブラケッ
トに揺動可能に保持されている。また、前記ブラケット
は本体ベースあるいは記録紙ホルダ上の開閉カバーに支
持され、その支持側の部材と前記取付板との間に記録ヘ
ッドをプラテンローラ側に加圧する板ばねやコイルばね
等の加圧部材を介装することで、記録ヘッドとプラテン
ローラの間の所要の圧接力を得るようになっている(実
開平1−131544号、実開昭63−154237号
および実開平4−124663号等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像記録装置にあっては、プラテンローラの
撓みが大きいと均一な圧接力が得られず、記録した画像
の濃度むらが生じ易いという問題があった。また、記録
ヘッドを保持しプラテンローラ側に加圧するための構成
が複雑で、その組立工数も増加するため、コスト高を招
くという問題があった。そして、これらの問題は、小型
・低コストが要求される近時のファクシミリ装置におい
て特に顕著になっていた。
【0005】より具体的には、次のような問題があげら
れる。 (1) 記録ヘッド側からの加圧力によりプラテンローラ
が撓むにも拘らず、その加圧側では記録ヘッドの撓みを
抑えるべく剛性の高い可動ブラケットを介して加圧して
いたため、幅方向の全域において一定の圧接力を得るの
が困難であり、印字濃度のむらが生じ易い。
【0006】(2) プラテンローラの小型化とコスト低
減のために、その回転中心軸を細くしたり、樹脂により
成形したりすることが考えられるが、前記撓みが大きく
なるためにその実現が困難である。 (3) プラテンローラの撓みを抑えるためにその背後に
補強ローラを設けることもできるが、大型化とコスト高
を招いてしまう。
【0007】(4) 記録ヘッドを保持する部材と記録ヘ
ッドをプラテンローラ側に圧接させるための部品点数が
多く、それらの部材をほぼ同一の箇所に所要の機能を発
揮するよう配置するためには各部材の形状が複雑化する
ことは避けられず、組み付け性がわるくならざるを得な
い。そこで本発明は、記録ヘッドとプラテンローラの圧
接方式を工夫して濃度むらのない画像記録装置を提供す
ることを目的とし、更にその記録ヘッド周辺の構成を簡
素化して組立容易化と、小型化およびコスト低減を図る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、互いに対向する記録ヘッドおよび
プラテンローラと、該記録ヘッドを加圧することにより
記録紙を介して記録ヘッド及びプラテンローラを所定圧
で圧接する圧接手段と、を備えた画像記録装置におい
て、前記圧接手段が、装置の本体ベースと一体に形成さ
れるとともにプラテンローラの軸方向における記録ヘッ
ドの中央付近とその両側に配設され、記録ヘッドおよび
プラテンローラが真直であるとしたときに前記中央付近
での加圧力が前記両側での加圧力より大きくなるように
加圧力を設定した少なくとも3つの弾性変形可能な加圧
部材を有し、前記加圧部材が、該加圧部材の前記本体ベ
ース近傍に圧接力方向における肉厚を薄くした撓み部を
有し、前記加圧部材からの加圧力によりプラテンローラ
が両持ち支持状態で所定量撓むとともに記録ヘッドがプ
ラテンローラに追従して湾曲し、記録ヘッドとプラテン
ローラが略均一な圧力で圧接するようにしたことを特徴
とするものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、互いに対向
する記録ヘッドおよびプラテンローラと、該記録ヘッド
を加圧することにより記録紙を介して記録ヘッド及びプ
ラテンローラを所定圧で圧接する圧接手段と、を備えた
画像記録装置において、前記圧接手段が、装置の本体ベ
ースと一体に形成されるとともにプラテンローラの軸方
向における記録ヘッドの中央付近とその両側に配設さ
れ、記録ヘッドおよびプラテンローラが真直であるとし
たときに前記中央付近での加圧力が前記両側での加圧力
より大きくなるように加圧力を設定した少なくとも3つ
の弾性変形可能な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該
加圧部材の前記本体ベース近傍に圧接力方向の両端部で
開口する少なくとも1つの孔部を設けた撓み部を有し、
前記加圧部材からの加圧力によりプラテンローラが両持
ち支持状態で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテン
ローラに追従して湾曲し、記録ヘッドとプラテンローラ
が略均一な圧力で圧接するようにしたことを特徴とする
ものであり、請求項3記載の発明は、互いに対向する記
録ヘッド及びプラテンローラと、該記録ヘッドを加圧す
ることにより記録紙を介して記録ヘッド及びプラテンロ
ーラを所定圧で圧接する圧接手段と、を備えた画像記録
装置において、前記圧接手段が、装置の本体ベースと一
体に形成されるとともにプラテンローラの軸方向におけ
る記録ヘッドの中央付近とその両側に配設され、記録ヘ
ッドおよびプラテンローラが真直であるとしたときに前
記中央付近での加圧力が前記両側での加圧力より大きく
なるように加圧力を設定した少なくとも3つの弾性変形
可能な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該加圧部材の
前記本体ベース近傍に圧接力方向に凹凸を形成する少な
くとも1つの屈曲部を設けた撓み部を有し、前記加圧部
材からの加圧力によりプラテンローラが両持ち支持状態
で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテンローラに追
従して湾曲し、記録ヘッドとプラテンローラが略均一な
圧力で圧接するようにしたことを特徴とするものであ
り、請求項4記載の発明は、前記加圧部材が、記録ヘッ
ドを保持する保持手段の一部を構成することを特徴とす
るものであり、請求項5記載の発明は、前記加圧部材の
それぞれが、先端部を記録ヘッドに係合し基端部を固定
端として撓む略板状の部材であるとともに、前記中央付
近のも のほど幅広くなっていることを特徴とするもので
あり、請求項6記載の発明は、前記記録ヘッドおよびプ
ラテンローラが圧接する方向で記録ヘッドの変位を所定
範囲内に規制するストッパを設けたことを特徴とするこ
とを特徴とするものである。
【0010】なお、請求項1記載の発明において、圧接
手段を構成する少なくとも3つの加圧部材は、独立した
3つの加圧部材であるか一体に形成された3つの加圧部
材であるかを問わない。前記中央付近の加圧部材にこれ
より先に撓み始める加圧部材を一体に形成したとして
も、記録ヘッドおよびプラテンローラが真直であるとし
たときに前記中央付近での加圧力が前記両側での加圧力
より大きくなるよう加圧力を設定することができるから
であり、そのような機能を有する3つ以上の加圧部分を
3つ以上の加圧部材と表現したに過ぎないからである
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、装置の本体ベースと
一体に形成されるとともにプラテンローラの軸方向にお
ける記録ヘッドの中央付近とその両側に配設され、記録
ヘッドおよびプラテンローラが真直であるとしたときに
前記中央付近での加圧力が前記両側での加圧力より大き
くなるよう加圧力を設定した少なくとも3つの弾性変形
可能な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該加圧部材の
前記本体ベース近傍に圧接力方向における肉厚を薄くし
撓み部を有し、前記加圧部材からの加圧力によりプラ
テンローラが両持ち支持状態で所定量撓むとともに記録
ヘッドがプラテンローラに追従して湾曲した状態で、記
録ヘッドとプラテンローラが略均一な圧力で圧接する。
したがって、その状態ではプラテンローラの軸方向の全
域において略一定の加圧力が記録ヘッドに加えられるこ
とになり、画像濃度のむらが防止される。また、一体に
形成されている本体ベースと加圧部材とを一体成形した
場合には、部品点数が削減され、加圧部材の組み付けも
不要となるから、記録ヘッド周辺の構成がより簡素化さ
れるとともに、組立作業もより一層容易化される。ま
た、加圧部材が、該加圧部材の前記本体ベース近傍に
接力方向における肉厚を薄くした撓み部を有する。した
がって、適度な加圧を行うための所要の撓みが容易に得
られる。
【0012】請求項2記載の発明では、装置の本体ベー
スと一体に形成されるとともにプラテンローラの軸方向
における記録ヘッドの中央付近とその両側に配設され、
記録ヘッドおよびプラテンローラが真直であるとしたと
きに前記中央付近での加圧力が前記両側での加圧力より
大きくなるよう加圧力を設定した少なくとも3つの弾性
変形可能な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該加圧部
材の前記本体ベース近傍に圧接力方向の両端部で開口す
る少なくとも1つの孔部を設けた撓み部を有し、前記加
圧部材からの加圧力によりプラテンローラが両持ち支持
状態で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテンローラ
に追従して湾曲した状態で、記録ヘッドとプラテンロー
ラが略均一な圧力で圧接する。したがって、その状態で
はプラテンローラの軸方向の全域において略一定の加圧
力が記録ヘッドに加えられることになり、画像濃度のむ
らが防止される。また、一体に形成されている本体ベー
スと加圧部材とを一体成形した場合には、部品点数が削
減され、加圧部材の組み付けも不要となるから、記録ヘ
ッド周辺の構成がより簡素化されるとともに、組立作業
もより一層容易化される。また、加圧部材が、該加圧部
材の前記本体ベース近傍に圧接力方向の両端部で開口す
る少なくとも1つの孔部を設けた撓み部を有する。した
がって、適度な加圧を行うための所要の撓みが容易に得
られる。請求項3記載の発明では、装置の本体ベースと
一体に形成されるとともにプラテンローラの軸方向にお
ける記録ヘッドの中央付近とその両側に配設され、記録
ヘッドおよびプラテンローラが真直であるとしたときに
前記中央付近での加圧力が前記両側での加圧力より大き
くなるよう加圧力を設定した少なくとも3つの弾性変形
可能な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該加圧部材の
前記本体ベース近傍に圧接力方向に凹凸を形成する少な
くとも1つの屈曲部を設けた撓み部を有し、前記加圧部
材からの加圧力によりプラテンローラが両持ち支持状態
で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテンローラに追
従して湾曲した状態で、記録ヘッドとプラテンローラが
略均一な圧力で圧接する。したがって、その状態ではプ
ラテンローラの軸方向の全域において略一定の加圧力が
記録ヘッドに加えられることになり、画像濃度のむらが
防止される。また、一体に形成されている本体ベースと
加圧部材とを一体成形した場合には、部品点数が削減さ
れ、加圧部材の組み付 けも不要となるから、記録ヘッド
周辺の構成がより簡素化されるとともに、組立作業もよ
り一層容易化される。また、加圧部材が、該加圧部材の
前記本体ベース近傍に圧接力方向に凹凸を形成する少な
くとも1つの屈曲部を設けた撓み部を有する。したがっ
て、適度な加圧を行うための所要の撓みが容易に得られ
る。
【0013】請求項4記載の発明では、前記加圧部材
が、記録ヘッドを保持する保持手段の一部を構成するこ
とから、部品点数の削減により記録ヘッド周辺の構成が
簡素化される。請求項5記載の発明では、前記加圧部材
のそれぞれが、先端部を記録ヘッドに係合し基端部を固
定端として撓む略板状の部材であるとともに、前記中央
付近のものほど幅広くなっていることから、加圧特性の
異なる複数の加圧部材を容易に設けることができる。
求項6記載の発明では、前記記録ヘッドおよびプラテン
ローラが圧接する方向で記録ヘッドの変位を所定範囲内
に規制するストッパが設けられるから、記録ヘッドや加
圧部材の過大な撓みを防止してそれによる機能低下を未
然に防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て具体的に説明する。図1〜図6は請求項1〜記載の
発明に係る画像記録装置の一実施例を示す図である。ま
ず、その構成を説明するが、装置全体の基本的な構成に
ついては公知であるので、特徴部分についてのみ詳述す
る。
【0015】図1〜図3において、1は装置本体の筐体
を構成する本体ベースで、この本体ベース1の後部(図
3中右端部)には記録紙ホルダ部1aが一体に形成され
ている。2は操作部および表示部等を有するとともに本
体ベース1上に装着された上カバーであり、3はロール
状に巻かれ記録紙ホルダ部1aに収納された記録紙、4
は原稿画像を読み取るスキャナ部である。5は記録紙3
に画像を記録する記録ヘッド、6は記録紙3を挟んで記
録ヘッド5と互いに対向するプラテンローラ、7はその
回動支点7aで本体ベース1に回動可能に支持されたプ
ロッターカバーであり、記録紙3および記録ヘッド5は
例えば感熱記録方式のものである。この記録ヘッド5
は、詳細構成を図示しないが、例えば所定範囲の撓みを
許容し得る金属製の放熱ベースと、多数の微小発熱体を
配設したサーマルヘッド本体と、配線パターン又は更に
電子部品を実装したフレキシブルプリント基板等から構
成された公知のもので、後述する加圧部材からの加圧力
によりプラテンローラ6に所定圧で圧接している。プラ
テンローラ6は、例えばローラ部の回転中心軸を樹脂製
あるいは細い金属製とし、その両端部に図示しない同様
な一対のギヤ(例えば回転中心軸と一体に成形したギ
ヤ)を固設したものである。プロッターカバー7は、図
3中左右方向に回動して本体ベース1の記録紙ホルダ部
1a上を開放および閉止することができ、その閉止時に
上カバー2に係止されてその閉止状態を保つことができ
る。また、プラテンローラ6は、このプロッターカバー
7に回転自在に支持され、プロッターカバー7の閉止時
に前記ギヤを後述する駆動側のギヤに係合させるように
なっている。
【0016】10は本体ベース1と一体に形成された複数
の部材11〜14からなる保持手段である。この保持手段10
は、図2に示すように、樹脂材料により本体ベース1と
一体に成形されているそれぞれ複数の加圧部材11a〜11
gと、位置決め部材12a、12bと、支承部材14a〜14d
とを有しており、各加圧部材11a〜11gには先端面131
を傾斜させた保持爪部13が一体に形成されている。
【0017】加圧部材11a〜11gは、それぞれ記録ヘッ
ド5とプラテンローラ6の間に作用する圧接力の方向
(以下、圧接力方向という)を板厚方向とする板状に形
成されるとともに、記録ヘッド5の幅方向(長手方向)
に所定間隔を隔てて設けられており、それぞれ記録ヘッ
ド5をプラテンローラ6に対向する所定位置に装着する
とき、自然状態から図1中左方に撓んで揺動し、記録ヘ
ッド5の装着後においても撓みに伴う反力よって記録ヘ
ッド5をプラテンローラ6側に圧接させることができ
る。すなわち、加圧部材11a〜11gは、先端部を記録ヘ
ッド5に係合し基端部を固定端として撓む弾性変形可能
な略板上の部材で、保持手段10の一部を構成するととも
に、記録紙3を介して記録ヘッド5をプラテンローラ6
に所定圧で圧接させる圧接手段となっている。
【0018】また、加圧部材11a〜11gの前記圧接力方
向への揺動の範囲は上カバー2に設けられたストッパ6
1、62によって所定範囲内に規制されるようになってい
る。さらに、記録ヘッド5装着後の加圧部材11a〜11g
の撓み量は、プラテンローラ6の撓みを考慮し、記録ヘ
ッド5とプラテンローラ6の圧接時にプラテンローラ6
の軸方向における任意の位置で前記加圧力が略均一にな
るようにしている。
【0019】具体的には、プラテンローラ6の撓みに追
従して記録ヘッド5が撓むとき、加圧部材11a〜11gの
うち中央側のものほど前記加圧力を生ずるための撓み量
が少なくなるので、例えば加圧部材11a〜11gのうち図
2の左右方向(プラテンローラ6の軸方向)における中
央部の加圧部材11dに対し、左右両側の各一対の加圧部
材11a、11g、加圧部材11b、11f、加圧部材11c、11
eをそれぞれ対称に配置するとともに、中央側のものほ
ど幅広くしている。すなわち、本実施例では<中央側の
加圧部材ほど前記加圧力を生ずるための撓みに対する剛
性を高くし、記録ヘッド5およびプラテンローラ6が真
直であるとしたときに前記中央付近での加圧力が前記左
右両側での加圧力より大きくなるよう加圧力を設定して
いる。そして、これら加圧部材11a〜11gからの加圧力
によりプラテンローラ6がプロッターカバー7による両
持ち支持状態で所定量撓むとともに記録ヘッド5がプラ
テンローラ6に追従して湾曲し(撓み)、記録ヘッド5
とプラテンローラ6が略均一な圧力で圧接するようにし
ている。また、記録ヘッド5を組み付ける前の自然状態
ではこれら加圧部材11a〜11gの上端部が同一線上に位
置するようになっており、これにより記録ヘッド5とプ
ラテンローラ6が圧接しないプロッターカバー7の開放
時には記録ヘッド5を撓ませないようにしている。
【0020】また、図4に示すように、加圧部材長手方
の本体ベース1近傍には前記圧接力方向(板厚方向)
の両端部で開口する少なくとも1つの孔部111aを形成
した撓み部111が設けられている。この撓み部111は、本
実施例の加圧部材11a〜11gがそれぞれ保持爪部13を形
成したものとなっているため、前記加圧力を生じるため
の撓みを主にこの撓み部111で安定して生じさせるため
のものである。なお、加圧部材11a〜11gは、例えば図
5に示すように、加圧部材長手方向の本体ベース1近傍
前記圧接力方向における肉厚(この場合、板厚に相当
する)を薄くした撓み部112を有するもの、あるいは、
図6に示すように、加圧部材長手方向の本体ベース1
傍に前記圧接力方向に凹凸を形成する少なくとも1つの
屈曲部113aを形成した撓み部113等であってもよい。
【0021】位置決め部材12a、12bは、それぞれ記録
ヘッド5の背面側(図1中左方側)に設けられた円形断
面の凸状位置決め用係合部51に摺動可能に嵌合(係合)
する嵌合穴121を有し、一対の位置決め用係合部51を介
して記録ヘッド5を前記圧接力方向と直交する2方向に
位置決めしている。また、位置決め部材12a、12bの嵌
合穴121は、記録ヘッド5の位置決め用係合部51が記録
ヘッド5とプラテンローラ6の圧接位置より本体ベース
1側に位置するような高さに設けられている。
【0022】これら位置決め部材12a、12bは加圧部材
11a〜11gと協働して記録ヘッド5を保持するようにな
っており、加圧部材11a〜11gはそれぞれの保持爪部13
を記録ヘッド5の背面側に設けられた係合爪部52に係合
させた状態で、前記圧接力方向に撓んで記録ヘッド5の
同方向への変位を許容するようになっている。なお、記
録ヘッド5の係合爪部52は、例えば記録ヘッド5の前記
放熱ベースを一部曲げ加工して形成されている。
【0023】支承部材14a〜14dは、上方を開放端とす
る略コの字形のもので、記録ヘッド5の下端が所定高さ
になるよう組み付け時に記録ヘッド5を下方から支承可
能な部材であり、支承部材14a〜14dに支承された記録
ヘッド5がその下端を支点としてプラテンローラ6から
離隔する側に回動するとき、加圧部材11a〜11gが記録
ヘッド5の係合爪部52と係合するようにしている。
【0024】なお、記録ヘッド5は本体ベース1のプラ
テンローラ6側で保持手段10に保持されており、ヘッド
保持手段10を挟んで記録ヘッド5と対向する位置には
この装置の制御回路を形成するプリント基板21が設けら
れている。また、このプリント基板21は記録ヘッド5に
一体に設けた可撓性の接続部材53により記録ヘッド5に
電源および駆動信号を供給するよう電気的に接続されて
いる。この接続部材53はフレキシブル基板53aとこれに
接続するコネクタ53bとからなり、フレキシブル基板53
aは記録ヘッド5内の前記フレキシブルプリント基板に
一体に形成され、あるいはこれと直接に接続されてい
る。また、図3において、22はプリント基板21と共に制
御回路を形成するプリント基板、31はプラテンローラ6
の端部に設けられた前記ギヤに噛合するアイドルギヤ、
32はプラテンローラ6を駆動するモータ、33はモータ33
の出力部とアイドルギヤ31の間に設けられた減速ギヤで
あり、これらはプラテンローラ6と共に記録紙搬送系30
を構成している。
【0025】次に、作用を説明する。記録ヘッド5を保
持手段10に保持させる際には、まず、プロッターカバー
7を開放し、あるいはプロッターカバー7を本体ベース
1に取り付けるのに先立ち、記録ヘッド5の下端を支承
部材14a〜14dに支承させて記録ヘッド5を上下方向に
概略位置決めし、加圧部材11a〜11gを図1中左方側へ
多少撓ませながら記録ヘッド5の位置決め用係合部51を
位置決め部材12a、12bの嵌合穴121に若干嵌入させ
て、記録ヘッド5を幅方向にも位置決めする。次いで、
記録ヘッド5を更に加圧部材11a〜11g側に押し付ける
よう回動させる。このとき、保持爪部13の傾斜した先端
面131が記録ヘッド5の係合爪部52に乗り上げるように
加圧部材11a〜11gが(あるいは更に係合爪部52が)撓
み、記録ヘッド5の係合爪部52と加圧部材11a〜11gの
保持爪部13とが係合する。また、記録ヘッド5の位置決
め用係合部51が位置決め部材12a、12bの嵌合穴121内
に十分に嵌合する。これにより加圧部材11a〜11gと位
置決め部材12a、12bとが協働して記録ヘッド5を前記
圧接力方向に変位可能に保持することになる。すなわ
ち、記録ヘッド5が保持手段10に保持される。なお、こ
のような記録ヘッド5の組み付け作業時においては、上
カバー2のストッパ61、62に相当する治具を使用するこ
とができるし、上カバー2を本体ベース1に取り付けて
おくこともできる。また、このときの保持状態において
は、プロッターカバー7が開放されているので、加圧部
材11a〜11gが前記所定範囲内でプラテンローラ6側に
弾性復帰する。
【0026】次いで、本体ベース1の記録紙ホルダ部1
a内に記録紙3を装填し、その先端部を記録ヘッド5の
記録面上に位置させた後、プロッターカバー7を閉じ
る。このとき、プラテンローラ6が記録ヘッド5側に接
近して加圧部材11a〜11gが撓み、プロッターカバー7
が上カバー2側に係止される図1の位置までプラテンロ
ーラ6が移動した時点で、記録ヘッド5とプラテンロー
ラ6の間に記録紙3を挟む所定の圧接力が作用する。す
なわち、加圧部材11a〜11gからの加圧力によりプラテ
ンローラ6が両持ち支持状態で所定量撓み、記録ヘッド
5がプラテンローラ6に追従して湾曲した状態で、記録
ヘッド5とプラテンローラ6が略均一な圧力で圧接す
る。
【0027】この状態においては、プラテンローラ6の
軸方向の全域において略一定の加圧力が記録ヘッド5に
加えられることになり、画像濃度のむらなく、記録ヘッ
ド5による記録紙3への良好な画像記録動作が可能にな
る。なお、図1においては、記録ヘッド5の背面と位置
決め部材12a、12bとが接触しているように図示されて
いるが、両者の間には所定の微小な隙間があり、位置決
め部材12a、12bから記録ヘッド5に加圧力は作用して
いない。勿論、位置決め部材12a、12bを加圧部材に兼
用する場合この限りでないことはいうまでもない。
【0028】このように本実施例の画像記録装置では、
装置の本体ベース1に一体に形成されるとともにプラテ
ンローラ6の軸方向における記録ヘッド5の中央付近と
その両側に配設され、記録ヘッド5およびプラテンロー
ラ6が真直であるとしたときに前記中央付近での加圧力
が前記両側での加圧力より大きくなるよう加圧力を設定
した少なくとも3つの弾性変形可能な加圧部材11a〜11
を有し、前記加圧部材11a〜11gが、該加圧部材の前
記本体ベース1近傍に撓み部を有し、これら加圧部材11
a〜11gからの加圧力によりプラテンローラ6が両持ち
支持状態で所定量撓むとともに、記録ヘッド5がプラテ
ンローラ6に追従して湾曲した状態で、記録ヘッド5と
プラテンローラ6が略均一な圧力で圧接する。したがっ
て、記録ヘッド5をプラテンローラ6に圧接させるため
の加圧力がプラテンローラ6の軸方向の全域において略
一定となり、記録ヘッド5による記録画像の濃度むらが
防止される。また、装置の本体ベース1と加圧部材11a
〜11gを一体成形した場合には、部品点数がより削減さ
れ、加圧部材11a〜11gの組み付けも不要となるから、
記録ヘッド5周辺の構成が簡素化され、組立作業も一層
容易化される。また、加圧部材11a〜11gが、該加圧部
材の前記本体ベース1近傍に撓み部111を有する。した
がって、適度な加圧を行うための所要の撓みが容易に得
られる。
【0029】また、加圧部材11a〜11gが記録ヘッド5
を保持する保持手段10の一部を構成するから、部品点数
の削減により記録ヘッド5の周辺の構成が簡素化され
【0030】さらに、本実施例では、先端部を記録ヘッ
ド5に係合し基端部を固定端として撓む略板状の複数の
加圧部材11a〜11gが、前記中央付近のものほど幅広く
なっているので、加圧特性の異なる複数の加圧部材11a
〜11gを本体ベース1と一体に成形することが容易にで
きる。また、記録ヘッド5およびプラテンローラ6が圧
接する方向で記録ヘッド5の変位を所定範囲内に規制す
るストッパ61、62が設けられるから、記録ヘッド5や加
圧部材11a〜11gの過大な撓みを防止し、それによる装
置の機能低下を未然に防止することができる。
【0031】た、記録ヘッド5の一対の位置決め用係
合部51に位置決め部材12a、12bが係合することで、記
録ヘッド5が前記圧接力方向と直交する2方向に位置決
めされるから、記録ヘッド5を位置決めするために別部
品を設ける必要がない。しかも、加圧部材11a〜11gが
前記圧接力方向を板厚方向とする板状に形成されている
ことから、それ以外の方向からの外力に対して変形し難
い。したがって、これらの作用が相俟って、記録ヘッド
5を簡素な構成で、位置ずれなく圧接力方向に揺動させ
ることができる。
【0032】これらに加え、本実施例では、保持手段10
の支承部材14a〜14dにより記録ヘッド5を下方から支
承することで、記録ヘッド5の組み付け時の概略位置決
めが簡単にでき、その組み付けが容易になる。しかも、
支承部材14a〜14dに支承された記録ヘッド5がその下
端を支点としてプラテンローラ6から離隔する側に回動
するとき、加圧部材11a〜11gが記録ヘッド5の係合爪
部52に係合することから、記録ヘッド5をその方向に回
動させるだけで容易に組み付けることができ、記録ヘッ
ド5を本体ベース1上に保持させるための作業が大幅に
容易化されることになる。
【0033】このように本実施例においては、記録ヘッ
ド5とプラテンローラ6の圧接方式を工夫して濃度むら
のない画像記録装置を提供することができ、更にその組
立の容易化と、小型化およびコスト低減を図ることがで
きる。なお、上述の実施例では、記録ヘッド5周辺の構
成を簡素化するために加圧部材11a〜11gを本体ベース
1と一体に形成された樹脂製のものしたが、本発明にお
ける少なくとも3つ以上の加圧部材は、このようなもの
に限るものではなく、例えば本体ベースとは別体の金属
製の板ばねやコイルスプリング、あるいはゴム様弾性体
等からなる加圧部材であってもよい。また、少なくとも
3つの加圧部材は、独立した3つの加圧部材であるか一
体に形成された3つの加圧部材であるかを問わないもの
であり、当然ながら複数の加圧部材をプラテンローラ6
の軸方向に延在する連結部材で一体的に連結するような
ものも考えられるし、前記中央付近の加圧部材の両側に
これより先に撓み始める加圧部材を一体に装着して、そ
れらの支持部(固定端)を単一にすることもできる。そ
して、そのようにしたとしても、記録ヘッド5およびプ
ラテンローラ6が真直であるとしたときに前記中央付近
での加圧力が前記両側での加圧力より大きくなるよう加
圧力を設定することができる。要は、上述のように加圧
特性の異なる幾つかの加圧部を有する圧接手段が設けら
れればよいのであり、加圧によるプラテンローラ6の撓
みとそれに追従する記録ヘッド5の湾曲を想定し、その
状態での両者の圧接の圧力を略均一にするためであれ
ば、加圧力のかけ方の態様は問わない。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、装置の本
体ベースと一体に形成されるとともにプラテンローラの
軸方向における記録ヘッドの中央付近とその両側に配設
され、記録ヘッドおよびプラテンローラが真直であると
したときに前記中央付近での加圧力が前記両側での加圧
力より大きくなるよう加圧力を設定した少なくとも3つ
の弾性変形可能な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該
加圧部材の前記本体ベース近傍に圧接力方向における肉
厚を薄くした撓み部を有し、前記加圧部材からの加圧力
によりプラテンローラが両持ち支持状態で所定量撓むと
ともに記録ヘッドがプラテンローラに追従して湾曲した
状態で、記録ヘッドとプラテンローラが略均一な圧力で
圧接するようにしているので、記録ヘッドとプラテンロ
ーラの接触圧のばらつきに起因する画像濃度むらを確
実に防止することができる。また、一体に形成されてい
る本体ベースと加圧部材とを一体成形した場合には、部
品点数が削減され、加圧部材の組み付けも不要となるか
ら、記録ヘッド周辺の構成がより簡素化されるととも
に、組立作業も一層容易化することができる。また、加
圧部材が、該加圧部材の前記本体ベース近傍に圧接力方
向における肉厚を薄くした撓み部を有することから、適
度な加圧を行うための所要の撓みを容易に得ることがで
きる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、装置の本体
ベースと一体に形成されるとともにプラテンローラの軸
方向における記録ヘッドの中央付近とその両側に配設さ
れ、記録ヘッドおよびプラテンローラが真直であるとし
たときに前記中央付近での加圧力が前記両側での加圧力
より大きくなるよう加圧力を設定した少なくとも3つの
弾性変形可能な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該加
圧部材の前記本体ベース近傍に圧接力方向の両端部で開
口する少なくとも1つの孔部を設けた撓み部を有し、前
記加圧部材からの加圧力によりプラテンローラが両持ち
支持状態で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテンロ
ーラに追従して湾曲した状態で、記録ヘッドとプラテン
ローラが略均一な圧力で圧接するようにしているので、
記録ヘッドとプラテンローラの接触圧のばらつきに起因
する画像濃度のむらを確実に防止することができる。ま
た、一体に形成されている本体ベースと加圧部材とを一
体成形した場合には、部品点数が削減され、加圧部材の
組み付けも不要となるから、記録ヘッド周辺の構成がよ
り簡素化されるとともに、組立作業も一層容易化するこ
とができる。また、加圧部材が、該加圧部材の前記本体
ベース近傍に圧接力方向の両端部で開口する少なくとも
1つの孔部を設けた撓み部を有することから、適度な加
圧を行うための所要の撓みを容易に得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、装置の本体ベースと一体
に形成されるとともにプラテンローラの軸方向における
記録ヘッドの中央付近とその両側に配設され、記録ヘッ
ドおよびプラテンローラが真直であるとしたときに前記
中央付近での加圧力が前記両側での加圧力より大きくな
るよう加圧力を設定した少なくとも3つの弾性変形可能
な加圧部材を有し、前記加圧部材が、該加圧部材の前記
本体ベース近傍に圧接力方向に凹凸を形成する少なくと
も1つの屈曲部を設けた撓み部を有し、前記加圧部材か
らの加圧力によりプラテンローラが両持ち支持状態で所
定量撓むとともに記録ヘッドがプラテンローラに追従し
て湾曲した状態で、記録ヘッドとプラテンローラが略均
一な圧力で圧接するようにしているので、記録ヘッドと
プラテンローラの接触圧のばらつきに起因する画像濃度
のむらを確実に防止することができる。また、一体に形
成されている本体ベースと加圧部材とを一体成形した場
合には、部品点数が削減され、加圧部材の組み付けも不
要となるから 、記録ヘッド周辺の構成がより簡素化され
るとともに、組立作業も一層容易化することができる。
また、加圧部材が、該加圧部材の前記本体ベース近傍に
圧接力方向に凹凸を形成する少なくとも1つの屈曲部を
設けた撓み部を有することから、適度な加圧を行うため
の所要の撓みを容易に得ることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、前記加圧部
材が、記録ヘッドを保持する保持手段の一部を構成する
ので、部品点数の削減により記録ヘッド周辺の構成を簡
素化することができる。請求項5記載の発明によれば、
前記加圧部材のそれぞれが、先端部を記録ヘッドに係合
し基端部を固定端として撓む略板状の部材であるととも
に、前記中央付近のものほど幅広くなっているので、加
圧特性の異なる複数の加圧部材を容易に設けることがで
きる。請求項6記載の発明によれば、前記記録ヘッドお
よびプラテンローラが圧接する方向で記録ヘッドの変位
を所定範囲内に規制するストッパが設けられているの
で、記録ヘッドや加圧部材の過大な撓みを防止してそれ
による機能低下を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一実施例を示すそ
の要部断面図である。
【図2】その記録ヘッドの背面側からみた加圧部材の配
置を示す図である。
【図3】一実施例の画像記録装置を側面から透視した概
略構成図である。
【図4】その加圧部材の撓み部に孔部を設けた場合の態
様を示す図である。
【図5】その加圧部材の撓み部を肉薄にした場合の態様
を示す図である。
【図6】その加圧部材の撓み部に屈曲部を設けた場合の
態様を示す図である。
【符号の説明】
1 本体ベース 2 上カバー 3 記録紙 5 記録ヘッド 6 プラテンローラ 7 プロッターカバー 10 保持手段 11、11a〜11g 加圧部材(圧接手段) 12、12a、12b 位置決め部材 14、14a〜14d 支承部材 30 記録紙搬送系 61、62 ストッパ 111、112、113 撓み部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する記録ヘッドおよびプラテン
    ローラと、 該記録ヘッドを加圧することにより記録紙を介して記録
    ヘッド及びプラテンローラを所定圧で圧接する圧接手段
    と、を備えた画像記録装置において、 前記圧接手段が、装置の本体ベースと一体に形成される
    とともにプラテンローラの軸方向における記録ヘッドの
    中央付近とその両側に配設され、記録ヘッドおよびプラ
    テンローラが真直であるとしたときに前記中央付近での
    加圧力が前記両側での加圧力より大きくなるように加圧
    力を設定した少なくとも3つの弾性変形可能な加圧部材
    を有し、 前記加圧部材が、該加圧部材の前記本体ベース近傍に
    接力方向における肉厚を薄くした撓み部を有し、 前記加圧部材からの加圧力によりプラテンローラが両持
    ち支持状態で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテン
    ローラに追従して湾曲し、記録ヘッドとプラテンローラ
    が略均一な圧力で圧接するようにしたことを特徴とする
    画像記録装置。
  2. 【請求項2】互いに対向する記録ヘッドおよびプラテン
    ローラと、 該記録ヘッドを加圧することにより記録紙を介して記録
    ヘッド及びプラテンローラを所定圧で圧接する圧接手段
    と、を備えた画像記録装置において、 前記圧接手段が、装置の本体ベースと一体に形成される
    とともにプラテンローラの軸方向における記録ヘッドの
    中央付近とその両側に配設され、記録ヘッドおよびプラ
    テンローラが真直であるとしたときに前記中央付近での
    加圧力が前記両側での加圧力より大きくなるように加圧
    力を設定した少なくとも3つの弾性変形可能な加圧部材
    を有し、 前記加圧部材が、該加圧部材の前記本体ベース近傍に圧
    接力方向の両端部で開口する少なくとも1つの孔部を設
    けた撓み部を有し、 前記加圧部材からの加圧力によりプラテンローラが両持
    ち支持状態で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテン
    ローラに追従して湾曲し、記録ヘッドとプラテンローラ
    が略均一な圧力で圧接するようにしたことを特徴とする
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】互いに対向する記録ヘッド及びプラテンロ
    ーラと、 該記録ヘッドを加圧することにより記録紙を介して記録
    ヘッド及びプラテンローラを所定圧で圧接する圧接手段
    と、を備えた画像記録装置において、 前記圧接手段が、装置の本体ベースと一体に形成される
    とともにプラテンローラの軸方向における記録ヘッドの
    中央付近とその両側に配設され、記録ヘッドおよびプラ
    テンローラが真直であるとしたときに前記中央付近での
    加圧力が前記両側での加圧力より大きくなるように加圧
    力を設定した少なくとも3つの弾性変形可能な加圧部材
    を有し、 前記加圧部材が、該加圧部材の前記本体ベース近傍に圧
    接力方向に凹凸を形成する少なくとも1つの屈曲部を設
    けた撓み部を有し、 前記加圧部材からの加圧力によりプラテンローラが両持
    ち支持状態で所定量撓むとともに記録ヘッドがプラテン
    ローラに追従して湾曲し、記録ヘッドとプラテンローラ
    が略均一な圧力で圧接するようにしたことを特徴とする
    画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記加圧部材が、記録ヘッドを保持する保
    持手段の一部を構成することを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】前記加圧部材のそれぞれが、先端部を記録
    ヘッドに係合し基端部を固定端として撓む略板状の部材
    であるとともに、前記中央付近のものほど幅広くなって
    いることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画
    像記録装置。
  6. 【請求項6】前記記録ヘッドおよびプラテンローラが圧
    接する方向で記録ヘッドの変位を所定範囲内に規制する
    ストッパを設けたことを特徴とすることを特徴とする請
    求項1〜5の何れかに記載の画像記録装置。
JP31966793A 1993-12-20 1993-12-20 画像記録装置 Expired - Fee Related JP3340542B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31966793A JP3340542B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 画像記録装置
DE4447672A DE4447672C2 (de) 1993-12-20 1994-12-20 Bildlesegerät
US08/359,538 US5835232A (en) 1993-12-20 1994-12-20 Image forming apparatus having recording head support
DE19944445499 DE4445499C2 (de) 1993-12-20 1994-12-20 Bilderzeugungseinrichtung
US08/619,233 US5708517A (en) 1993-12-20 1996-03-21 Image forming apparatus
US08/688,104 US5737089A (en) 1993-12-20 1996-07-29 Image forming apparatus with a plotter cover which rotatably supports a platen roller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31966793A JP3340542B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07172029A JPH07172029A (ja) 1995-07-11
JP3340542B2 true JP3340542B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=18112855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31966793A Expired - Fee Related JP3340542B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3340542B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07172029A (ja) 1995-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7446790B2 (en) Thermal printer
EP0885736B1 (en) Printer
US6538680B2 (en) Thermal printer
JPH0538851A (ja) 印字装置
US5422660A (en) Thermal printer with print head support device
JP3340542B2 (ja) 画像記録装置
JP3116157B2 (ja) ラインプリンタ
KR20000064591A (ko) 감열식 프린터
EP1338423A2 (en) Thermal printer
US5173718A (en) Scanning head
JP3165919B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JPS60214979A (ja) 感熱記録装置
JPH07172028A (ja) 画像記録装置
JPH0986011A (ja) プリンタおよびそれを用いた出力装置ならびにそれに用いるヘッド
US7192206B2 (en) Image forming apparatus
JP3438816B2 (ja) サーマルプリンタ
CN219856499U (zh) 一种热敏打印机
JP4306548B2 (ja) 画像形成装置
JP2024004551A (ja) 印字ユニットおよび携帯型端末
JP3350240B2 (ja) 画像読取装置
JP2571991Y2 (ja) プリンタ
JP3817732B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP3108786B2 (ja) シリアルプリンタ
JP3360381B2 (ja) 印字装置
JPH08187901A (ja) サーマルヘッド加圧ローラ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090816

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090816

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100816

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees