JPH07329323A - 熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタInfo
- Publication number
- JPH07329323A JPH07329323A JP12775694A JP12775694A JPH07329323A JP H07329323 A JPH07329323 A JP H07329323A JP 12775694 A JP12775694 A JP 12775694A JP 12775694 A JP12775694 A JP 12775694A JP H07329323 A JPH07329323 A JP H07329323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal head
- platen
- head base
- transfer printer
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Common Mechanisms (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーマルヘッドがプラテンを押圧することに
よるサーマルヘッド基台の傾きを防止し、従来の熱転写
プリンタより寿命信頼性と印字品位を向上させることを
目的とする。 【構成】 サーマルヘッド基台５の底面にサーマルヘッ
ド８がプラテン２を押圧する点を通り印字状態において
プラテン２の長手方向に対して垂直な方向にリブ５ａが
形成されている。このために、サーマルヘッド基台５が
印字の際にプラテン２に対して押圧され、その反力を受
けても、２本のネジ６、７が均等にその荷重を支え、ネ
ジ６、７が緩むことが最小限に抑えられる。又、サーマ
ルヘッド基台５にかかるモーメントによってサーマルヘ
ッド基台５の変形が発生する方向にリブ５ａが形成され
ているので、サーマルヘッド基台５の変形が最小限に抑
えられる。
よるサーマルヘッド基台の傾きを防止し、従来の熱転写
プリンタより寿命信頼性と印字品位を向上させることを
目的とする。 【構成】 サーマルヘッド基台５の底面にサーマルヘッ
ド８がプラテン２を押圧する点を通り印字状態において
プラテン２の長手方向に対して垂直な方向にリブ５ａが
形成されている。このために、サーマルヘッド基台５が
印字の際にプラテン２に対して押圧され、その反力を受
けても、２本のネジ６、７が均等にその荷重を支え、ネ
ジ６、７が緩むことが最小限に抑えられる。又、サーマ
ルヘッド基台５にかかるモーメントによってサーマルヘ
ッド基台５の変形が発生する方向にリブ５ａが形成され
ているので、サーマルヘッド基台５の変形が最小限に抑
えられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はワードプロセッサやパー
ソナルコンピュータ等に使用される熱転写プリンタに関
するものである。
ソナルコンピュータ等に使用される熱転写プリンタに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサやパーソナルコ
ンピュータ等の普及とともに熱転写プリンタの需要が大
きくなっている。
ンピュータ等の普及とともに熱転写プリンタの需要が大
きくなっている。
【０００３】以下図面を参照しながら従来の熱転写プリ
ンタの一例について説明する。図５は従来の熱転写プリ
ンタの印字部を示す平面図である。図５において、１は
メインフレーム、２はメインフレーム１に支持されたプ
ラテン、３はプラテン２の長手方向に対して平行移動可
能にメインフレーム１に支持されたキャリッジ、４はキ
ャリッジ３に支点（図示せず）中心に回動可能に軸支さ
れたレバー、１５はレバー４に取り付けられたサーマル
ヘッド基台、６と７はレバー４とサーマルヘッド基台１
５を締結しているネジ、８はサーマルヘッド基台１５に
固定され発熱によって印字を行うサーマルヘッド、９は
記録用紙、１０はキャリッジ３に装着されたインクリボ
ンカセット、１１はインクリボンである。
ンタの一例について説明する。図５は従来の熱転写プリ
ンタの印字部を示す平面図である。図５において、１は
メインフレーム、２はメインフレーム１に支持されたプ
ラテン、３はプラテン２の長手方向に対して平行移動可
能にメインフレーム１に支持されたキャリッジ、４はキ
ャリッジ３に支点（図示せず）中心に回動可能に軸支さ
れたレバー、１５はレバー４に取り付けられたサーマル
ヘッド基台、６と７はレバー４とサーマルヘッド基台１
５を締結しているネジ、８はサーマルヘッド基台１５に
固定され発熱によって印字を行うサーマルヘッド、９は
記録用紙、１０はキャリッジ３に装着されたインクリボ
ンカセット、１１はインクリボンである。
【０００４】又、レバー４はキャリッジ３に内蔵された
図示されていない駆動源によって回動しサーマルヘッド
８が記録用紙９とインクリボン１１をプラテン２に対し
て押圧可能な構成になっている。又、サーマルヘッド基
台１５の底面にはリブ１５ａが形成されており、そのリ
ブ１５ａが点線で示されている。この場合、リブ１５ａ
の長手方向はレバー支点方向に対して垂直方向になって
いる。
図示されていない駆動源によって回動しサーマルヘッド
８が記録用紙９とインクリボン１１をプラテン２に対し
て押圧可能な構成になっている。又、サーマルヘッド基
台１５の底面にはリブ１５ａが形成されており、そのリ
ブ１５ａが点線で示されている。この場合、リブ１５ａ
の長手方向はレバー支点方向に対して垂直方向になって
いる。
【０００５】以上のように構成された熱転写プリンタに
ついて、以下その印字動作について説明する。
ついて、以下その印字動作について説明する。
【０００６】プリンタの印字動作が開始されると、図６
のようにレバー４が支点中心に回動しサーマルヘッド８
が記録用紙９とインクリボン１１をプラテン２に対して
押圧し、その後押圧したままの状態でキャリッジ３が図
示Ａ方向に移動する。キャリッジ３の移動にともない、
サーマルヘッド８の発熱によってインクが記録用紙９に
転写され印字が行われる。印字が終了するとキャリッジ
３が停止し、レバー４が回動してサーマルヘッド８が記
録用紙９とインクリボン１１から離間し、印字前の状態
に戻る。このような動作を繰り返すことによって熱転写
プリンタの印字が行われる。
のようにレバー４が支点中心に回動しサーマルヘッド８
が記録用紙９とインクリボン１１をプラテン２に対して
押圧し、その後押圧したままの状態でキャリッジ３が図
示Ａ方向に移動する。キャリッジ３の移動にともない、
サーマルヘッド８の発熱によってインクが記録用紙９に
転写され印字が行われる。印字が終了するとキャリッジ
３が停止し、レバー４が回動してサーマルヘッド８が記
録用紙９とインクリボン１１から離間し、印字前の状態
に戻る。このような動作を繰り返すことによって熱転写
プリンタの印字が行われる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】熱転写プリンタでは一
般にサーマルヘッドの発熱部の長さは１０ｍｍ程度であ
るため、サーマルヘッド基台及びサーマルヘッドがわず
か０．３度傾いて組み立てられたとしても、縦罫線を印
字させたとき、図７のように約０．０５ｍｍずれて印字
されてしまう。実際に量産において組み立て寸法を０．
３度以下に管理することは不可能であるため、熱転写プ
リンタでは一般にレバーとサーマルヘッド基台を固定す
る際に傾き調整を行って固定する方法をとっている。図
８は従来例の熱転写プリンタのレバー４、サーマルヘッ
ド基台１５、締結用ネジ６、７の組み立て状態の概略図
であり、図９のＡのようにサーマルヘッド基台１５の底
面に形成されたリブ１５ａを支点にして傾き調整を行
い、ネジ６、７で締結するのが一般的な方法である。
般にサーマルヘッドの発熱部の長さは１０ｍｍ程度であ
るため、サーマルヘッド基台及びサーマルヘッドがわず
か０．３度傾いて組み立てられたとしても、縦罫線を印
字させたとき、図７のように約０．０５ｍｍずれて印字
されてしまう。実際に量産において組み立て寸法を０．
３度以下に管理することは不可能であるため、熱転写プ
リンタでは一般にレバーとサーマルヘッド基台を固定す
る際に傾き調整を行って固定する方法をとっている。図
８は従来例の熱転写プリンタのレバー４、サーマルヘッ
ド基台１５、締結用ネジ６、７の組み立て状態の概略図
であり、図９のＡのようにサーマルヘッド基台１５の底
面に形成されたリブ１５ａを支点にして傾き調整を行
い、ネジ６、７で締結するのが一般的な方法である。
【０００８】しかし、サーマルヘッド基台は印字の際に
プラテンに対して１ｋｇ程度の荷重で繰り返し押圧され
るため、その反力を図９のＢ方向に受ける。このとき反
力のＢ方向とリブ１５ａの方向が平行でないため、図９
のＣ方向にリブ１５ａを支点としてモーメントが生じ、
ネジ６のみで荷重を支えることになって、長期間使用す
るとネジが緩むという問題点や、サーマルヘッド基台が
Ｃ方向に変形するといった問題点を有していた。しかし
ながら、熱転写プリンタの設計において、この部分のサ
ーマルヘッド基台の肉厚は全体のサイズを決定する重要
な要因であり、必要以上に厚くすることはできない。
又、締結するネジの数もリボンカセット等の設計条件か
ら２本以下にしなければならないのが現実である。
プラテンに対して１ｋｇ程度の荷重で繰り返し押圧され
るため、その反力を図９のＢ方向に受ける。このとき反
力のＢ方向とリブ１５ａの方向が平行でないため、図９
のＣ方向にリブ１５ａを支点としてモーメントが生じ、
ネジ６のみで荷重を支えることになって、長期間使用す
るとネジが緩むという問題点や、サーマルヘッド基台が
Ｃ方向に変形するといった問題点を有していた。しかし
ながら、熱転写プリンタの設計において、この部分のサ
ーマルヘッド基台の肉厚は全体のサイズを決定する重要
な要因であり、必要以上に厚くすることはできない。
又、締結するネジの数もリボンカセット等の設計条件か
ら２本以下にしなければならないのが現実である。
【０００９】又、熱転写プリンタにおいてはプラテンと
サーマルヘッド基台を精度よく平行にしなければプラテ
ンの上下で圧力差が生じ、圧力が低くなった側の印字が
薄くなるという現象が発生する。従来の方法では図９に
示した方向に形成されたリブを支点にして傾き調整を行
うため図示Ａ方向の調整を行った際に図示Ｄ方向にもサ
ーマルヘッド基台が傾いてしまい、プラテンに対してサ
ーマルヘッド基台が平行に保たれなくなるという問題点
も有していた。
サーマルヘッド基台を精度よく平行にしなければプラテ
ンの上下で圧力差が生じ、圧力が低くなった側の印字が
薄くなるという現象が発生する。従来の方法では図９に
示した方向に形成されたリブを支点にして傾き調整を行
うため図示Ａ方向の調整を行った際に図示Ｄ方向にもサ
ーマルヘッド基台が傾いてしまい、プラテンに対してサ
ーマルヘッド基台が平行に保たれなくなるという問題点
も有していた。
【００１０】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、サーマルヘッド基台に繰り返し荷重がかかってもネ
ジの緩みやサーマルヘッド基台の変形を最小限に抑える
ことができ、且つ傾きを調整してもサーマルヘッド基台
がプラテンに対して垂直に保つことのできる熱転写プリ
ンタを提供することを目的とする。
で、サーマルヘッド基台に繰り返し荷重がかかってもネ
ジの緩みやサーマルヘッド基台の変形を最小限に抑える
ことができ、且つ傾きを調整してもサーマルヘッド基台
がプラテンに対して垂直に保つことのできる熱転写プリ
ンタを提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の熱転写プリンタは、メインフレームと、前記
メインフレームに支持されたプラテンと、前記プラテン
の長手方向に対して平行移動可能に前記メインフレーム
に支持されたキャリッジと、前記キャリッジに支点中心
に回動可能に軸支されたレバーと、前記レバーに取り付
けられたサーマルヘッド基台と、前記サーマルヘッド基
台に固定され記録用紙を介して前記プラテンを押圧し発
熱によって前記記録用紙に印字を行うサーマルヘッドと
を備え、印字状態において前記サーマルヘッドが前記プ
ラテンを押圧する点を通り前記プラテンの長手方向に対
して垂直となる線上に前記サーマルヘッド基台の前記レ
バー取付面に長手方向が前記垂直線方向となるリブが形
成されたものである。
に本発明の熱転写プリンタは、メインフレームと、前記
メインフレームに支持されたプラテンと、前記プラテン
の長手方向に対して平行移動可能に前記メインフレーム
に支持されたキャリッジと、前記キャリッジに支点中心
に回動可能に軸支されたレバーと、前記レバーに取り付
けられたサーマルヘッド基台と、前記サーマルヘッド基
台に固定され記録用紙を介して前記プラテンを押圧し発
熱によって前記記録用紙に印字を行うサーマルヘッドと
を備え、印字状態において前記サーマルヘッドが前記プ
ラテンを押圧する点を通り前記プラテンの長手方向に対
して垂直となる線上に前記サーマルヘッド基台の前記レ
バー取付面に長手方向が前記垂直線方向となるリブが形
成されたものである。
【００１２】
【作用】本発明は上記した構成により、サーマルヘッド
がプラテンを押圧する点を通り印字状態においてプラテ
ンに対して垂直な方向にリブが形成されているため、サ
ーマルヘッド基台に繰り返し荷重がかかっても従来例の
ようにリブを支点としたモーメントが発生せず、ネジの
緩みやサーマルヘッド基台の変形が少なく、且つ傾きを
調整してもサーマルヘッド基台がプラテンに対して平行
に保たれる。
がプラテンを押圧する点を通り印字状態においてプラテ
ンに対して垂直な方向にリブが形成されているため、サ
ーマルヘッド基台に繰り返し荷重がかかっても従来例の
ようにリブを支点としたモーメントが発生せず、ネジの
緩みやサーマルヘッド基台の変形が少なく、且つ傾きを
調整してもサーマルヘッド基台がプラテンに対して平行
に保たれる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１４】図１は本発明の一実施例である熱転写プリ
ンタの印字部を示す平面図である。図１において、１は
メインフレーム、２はメインフレーム１に支持されたプ
ラテン、３はプラテン２の長手方向に対して平行移動可
能にメインフレーム１に支持されたキャリッジ、４はキ
ャリッジ３に支点（図示せず）中心に回動可能に軸支さ
れたレバー、５はレバー４に取り付けられたサーマルヘ
ッド基台、６と７はレバー４とサーマルヘッド基台５を
締結しているネジ、８はサーマルヘッド基台５に固定さ
れ発熱によって印字を行うサーマルヘッド、９は記録用
紙、１０はキャリッジ３に装着されたインクリボンカセ
ット、１１はインクリボンである。
ンタの印字部を示す平面図である。図１において、１は
メインフレーム、２はメインフレーム１に支持されたプ
ラテン、３はプラテン２の長手方向に対して平行移動可
能にメインフレーム１に支持されたキャリッジ、４はキ
ャリッジ３に支点（図示せず）中心に回動可能に軸支さ
れたレバー、５はレバー４に取り付けられたサーマルヘ
ッド基台、６と７はレバー４とサーマルヘッド基台５を
締結しているネジ、８はサーマルヘッド基台５に固定さ
れ発熱によって印字を行うサーマルヘッド、９は記録用
紙、１０はキャリッジ３に装着されたインクリボンカセ
ット、１１はインクリボンである。
【００１５】又、レバー４はキャリッジ３に内蔵された
図示されていない駆動源によって支点を中心に回動し、
サーマルヘッド８が記録用紙９とインクリボン１１をプ
ラテン２に対して押圧可能な構成になっている。又、従
来例のサーマルヘッド基台と異なり、サーマルヘッド基
台５の底面にはサーマルヘッド８がプラテン２を押圧す
る点を通り印字状態においてプラテン２の長手方向に対
して垂直な方向にリブ５ａが形成されており、そのリブ
５ａが点線で示されている。
図示されていない駆動源によって支点を中心に回動し、
サーマルヘッド８が記録用紙９とインクリボン１１をプ
ラテン２に対して押圧可能な構成になっている。又、従
来例のサーマルヘッド基台と異なり、サーマルヘッド基
台５の底面にはサーマルヘッド８がプラテン２を押圧す
る点を通り印字状態においてプラテン２の長手方向に対
して垂直な方向にリブ５ａが形成されており、そのリブ
５ａが点線で示されている。
【００１６】以上のように構成された熱転写プリンタに
ついて、以下その印字動作について説明する。
ついて、以下その印字動作について説明する。
【００１７】プリンタの印字動作が開始されると、図２
のようにレバー４が支点を中心に回動し、サーマルヘッ
ド８が記録用紙９とインクリボン１１をプラテン２に対
して押圧し、その後押圧したままの状態でキャリッジ３
が図示Ａ方向に移動する。キャリッジ３の移動にともな
い、サーマルヘッド８の発熱によってインクが記録用紙
９に転写され印字が行われる。印字が終了するとキャリ
ッジ３が停止し、レバー４が回動してサーマルヘッド８
が記録用紙９とインクリボン１１から離間し、印字前の
状態に戻る。このような動作を繰り返すことによって熱
転写プリンタの印字は行われる。
のようにレバー４が支点を中心に回動し、サーマルヘッ
ド８が記録用紙９とインクリボン１１をプラテン２に対
して押圧し、その後押圧したままの状態でキャリッジ３
が図示Ａ方向に移動する。キャリッジ３の移動にともな
い、サーマルヘッド８の発熱によってインクが記録用紙
９に転写され印字が行われる。印字が終了するとキャリ
ッジ３が停止し、レバー４が回動してサーマルヘッド８
が記録用紙９とインクリボン１１から離間し、印字前の
状態に戻る。このような動作を繰り返すことによって熱
転写プリンタの印字は行われる。
【００１８】本発明の熱転写プリンタでも、従来の熱転
写プリンタと同様にレバーとサーマルヘッド基台を固定
する際に傾き調整を行って固定する方法をとっている。
写プリンタと同様にレバーとサーマルヘッド基台を固定
する際に傾き調整を行って固定する方法をとっている。
【００１９】図３は本発明の熱転写プリンタのレバー
４、サーマルヘッド基台５、締結用ネジ６、７の組み立
て状態の概略図であり、図４のＡのようにサーマルヘッ
ド基台の底面に形成されたリブ５ａを支点にして傾き調
整を行いネジで締結する。ここで従来例と異なる点は、
サーマルヘッド基台の底面に形成されている支点となる
リブ５ａが、サーマルヘッドがプラテンを押圧する点を
通り印字状態においてプラテンの長手方向に対して垂直
な方向に形成されている点である。又、リブ５ａの方向
が従来例と異なるのに伴って、ネジの位置も従来例とは
異なった位置となっている。
４、サーマルヘッド基台５、締結用ネジ６、７の組み立
て状態の概略図であり、図４のＡのようにサーマルヘッ
ド基台の底面に形成されたリブ５ａを支点にして傾き調
整を行いネジで締結する。ここで従来例と異なる点は、
サーマルヘッド基台の底面に形成されている支点となる
リブ５ａが、サーマルヘッドがプラテンを押圧する点を
通り印字状態においてプラテンの長手方向に対して垂直
な方向に形成されている点である。又、リブ５ａの方向
が従来例と異なるのに伴って、ネジの位置も従来例とは
異なった位置となっている。
【００２０】このために、サーマルヘッド基台が印字の
際にプラテンに対して押圧され、その反力を図４のＢ方
向に受けても、図４のＣのようににＤ点を中心としてモ
ーメントが生じるため、２本のネジがその荷重を均等に
支え、片側のネジだけで支えていた従来例に比べネジが
緩むことが最小限に抑えられる。又、サーマルヘッド基
台にかかるモーメントによってサーマルヘッド基台の変
形が発生する方向にリブが形成されているので、サーマ
ルヘッド基台の変形も最小限に抑えられる。
際にプラテンに対して押圧され、その反力を図４のＢ方
向に受けても、図４のＣのようににＤ点を中心としてモ
ーメントが生じるため、２本のネジがその荷重を均等に
支え、片側のネジだけで支えていた従来例に比べネジが
緩むことが最小限に抑えられる。又、サーマルヘッド基
台にかかるモーメントによってサーマルヘッド基台の変
形が発生する方向にリブが形成されているので、サーマ
ルヘッド基台の変形も最小限に抑えられる。
【００２１】又、傾き調整をする際に支点となるリブ５
ａが印字状態においてプラテンの長手方向に対して垂直
な方向に形成されているため、図４のＡのように傾き調
整を行っても図示Ｅ方向には傾くことはなく、常にサー
マルヘッド基台がプラテンに対して平行に保たれる。
ａが印字状態においてプラテンの長手方向に対して垂直
な方向に形成されているため、図４のＡのように傾き調
整を行っても図示Ｅ方向には傾くことはなく、常にサー
マルヘッド基台がプラテンに対して平行に保たれる。
【００２２】
【発明の効果】以上の通り、本発明はサーマルヘッド基
台の底面に形成されているリブが、サーマルヘッドがプ
ラテンを押圧する点を通り印字状態においてプラテンの
長手方向に対して垂直な方向に形成されているため、長
期間にわたって繰り返しサーマルヘッド基台に荷重を受
けても、ネジの緩みやサーマルヘッド基台の変形が最小
限に抑えられ、熱転写プリンタの寿命信頼性が大きく向
上する。又、サーマルヘッド基台の傾きを調整してもプ
ラテンとヘッドが平行に保たれるため、プラテンの上下
に圧力差が生じて圧力が低くなった側の印字が薄くなる
といった問題も発生しないので、その実用効果は大き
い。
台の底面に形成されているリブが、サーマルヘッドがプ
ラテンを押圧する点を通り印字状態においてプラテンの
長手方向に対して垂直な方向に形成されているため、長
期間にわたって繰り返しサーマルヘッド基台に荷重を受
けても、ネジの緩みやサーマルヘッド基台の変形が最小
限に抑えられ、熱転写プリンタの寿命信頼性が大きく向
上する。又、サーマルヘッド基台の傾きを調整してもプ
ラテンとヘッドが平行に保たれるため、プラテンの上下
に圧力差が生じて圧力が低くなった側の印字が薄くなる
といった問題も発生しないので、その実用効果は大き
い。
【図１】本発明の熱転写プリンタの印字部を示す平面図
【図２】本発明の熱転写プリンタの印字状態を示す平面
図
図
【図３】本発明の熱転写プリンタにおけるサーマルヘッ
ド部の構成を示す斜視図
ド部の構成を示す斜視図
【図４】本発明の効果を説明するための図
【図５】従来の熱転写プリンタの印字部を示す平面図
【図６】従来の熱転写プリンタの印字状態を示す平面図
【図７】サーマルヘッド基台が傾いたときの印字結果を
示す図
示す図
【図８】従来の熱転写プリンタにおけるサーマルヘッド
部の構成を示す斜視図
部の構成を示す斜視図
【図９】従来の問題点を説明するための図
２ プラテン ３ キャリッジ ４ レバー ５ サーマルヘッド基台 ５ａ リブ ６、７ ネジ ８ サーマルヘッド
Claims (1)
- 【請求項１】メインフレームと、前記メインフレームに
支持されたプラテンと、前記プラテンの長手方向に対し
て平行移動可能に前記メインフレームに支持されたキャ
リッジと、前記キャリッジに支点中心に回動可能に軸支
されたレバーと、前記レバーに取り付けられたサーマル
ヘッド基台と、前記サーマルヘッド基台に固定され記録
用紙を介して前記プラテンを押圧し発熱によって前記記
録用紙に印字を行うサーマルヘッドとを備え、印字状態
において前記サーマルヘッドが前記プラテンを押圧する
点を通り前記プラテンの長手方向に対して垂直となる線
上に前記サーマルヘッド基台の前記レバー取付面に長手
方向が前記垂直線方向となるリブが形成されていること
を特徴とする熱転写プリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12775694A JPH07329323A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 熱転写プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12775694A JPH07329323A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 熱転写プリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329323A true JPH07329323A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14967917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12775694A Pending JPH07329323A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 熱転写プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07329323A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020192794A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | 印刷装置 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP12775694A patent/JPH07329323A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020192794A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | 印刷装置 |
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