JP2000062129A - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JP2000062129A
JP2000062129A JP10237432A JP23743298A JP2000062129A JP 2000062129 A JP2000062129 A JP 2000062129A JP 10237432 A JP10237432 A JP 10237432A JP 23743298 A JP23743298 A JP 23743298A JP 2000062129 A JP2000062129 A JP 2000062129A
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roller
master set
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plate making
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JP10237432A
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Hideyuki Kagawa
英之 香川
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造段階における組付け誤差等によりマスタ
セットローラとガイド部材との平行度が得られない場合
でも均一なニップ圧を得ることができ、マスタのシワ発
生を防止できるようにする。 【解決手段】 支持部材36に軸受38を介してマスタ
セットローラ40が回転自在に支持されている。軸受3
8は支持部材36に形成された長孔48に、マスタセッ
トローラ40とガイド部材110の接離方向に移動可能
に設置されており、支持部材36と軸受38との間には
コイルバネ45が設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷機等の印
刷機における製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷機では、内蔵する製版装置によ
り穿孔製版されたマスタを版胴に巻装し、版胴表面に印
刷用紙を押圧することにより、版胴内部から供給される
インキをマスタから滲み出させて印刷用紙に転移させる
印刷方式が採用されている。マスタの穿孔製版は、原稿
画像の情報に基づいてサーマルヘッドの発熱体を選択的
に通電駆動することによってなされ、これと共にサーマ
ルヘッドに圧接するプラテンローラでマスタを送るよう
になっている。マスタはロール状に形成されており、ロ
ール状態から逐次繰り出して供給するようになってい
る。
【0003】マスタは消耗品であるため、使い切った場
合には新しいマスタロールと交換する必要があり、この
場合、オペレータは当接状態にあるサーマルヘッドとプ
ラテンローラを解除操作を介して離間させ、マスタロー
ルの先端部を引き出してサーマルヘッドとプラテンロー
ラ間に挟持する、マスタのセット作業を行わなければな
らない。このサーマルヘッドとプラテンローラからなる
製版手段へのマスタのセット作業は、製版手段とマスタ
ロール間のマスタの緩みを除去したり、挟持した後のマ
スタの先端部を所定の形状もしくは所定の長さに切断し
て切断片を処理する必要があるなど、面倒で且つ熟練を
要するものであった。
【0004】このため、近年においては、例えば図7に
示すように、マスタロール100と、サーマルヘッド1
02及びプラテンローラ104からなる製版手段106
との間に、マスタのプリセット手段とも言うべきマスタ
セット搬送手段108を設け、製版手段106のニップ
部へのマスタ100aの供給を自動化することが行われ
ている。マスタセット搬送手段108は、平坦な上面を
有するガイド部材110と、このガイド部材110に一
端を支持されて上下方向に回動可能に設けられた支持部
材112と、支持部材112の自由端側に回転自在に設
けられたマスタセットローラ114とから主に構成され
ている。支持部材112には、マスタセットローラ11
4がガイド部材110に圧接してニップ部を形成するよ
うに支持部材112を係止するフック116が設けられ
ており、フック116はガイド部材110に設けられた
ピン118に常時係合するようにバネ120で付勢され
ている。
【0005】新しいマスタロール100に交換された場
合、オペレータはマスタロール100の先端部を引き出
してガイド部材110の上面に載せ、支持部材112を
押し下げる。支持部材112が押し下げられると、バネ
120の付勢力によりフック116がピン118にスナ
ップ係合し、マスタセットローラ114がガイド部材1
10の上面に圧接してマスタ100aの先端部は挟持さ
れる。これによってマスタセット搬送手段108へのマ
スタ100aのセットが完了する。図8に示すように、
マスタセットローラ114の回転軸の両端部は支持部材
112に位置固定された軸受122,122を介して支
持されており、回転軸の一端にはギア124が固定され
ている。このギア124は図示しないステッピングモー
タからの動力を伝達されるようになっている。
【0006】従って、マスタセット搬送手段108にマ
スタ100aをセットした後は、ステッピングモータの
ステップ数を管理・制御することにより、製版手段10
6に対するマスタ100aの送りを自動化することがで
きる。製版手段106で穿孔製版されたマスタ100a
は、図示しない搬送ローラにより搬送され、その先端部
は図示しない版胴の開状態にあるクランパ内に所定のタ
イミングで進入し、挟持される。挟持された後は、版胴
の回転に伴って版胴外周面に巻装される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来におけるマス
タセット搬送手段108におけるマスタセットローラ1
14とこれに対向するガイド部材110の上面の位置精
度、すなわち平行度は、支持部材112の回動中心精
度、フック116の取り付け位置精度、マスタセットロ
ーラ114の軸心精度、ガイド部材110の上面の平面
精度等に左右される。図8はマスタセットローラ114
とガイド部材110の平行度が得られた理想的な状態を
示しており、この場合にはニップ部の押圧力(ニップ
力)Fはマスタの搬送方向と直交する方向、すなわちマ
スタセットローラ114の軸方向全体に亘って均一とな
る。
【0008】しかしながら、上記のようにマスタセット
ローラ114とガイド部材110の平行度を左右する構
成要素が多数存在するため、実際には、製造段階におけ
る組付け精度のバラツキにより、理想的な平行度を得る
ことは極めて困難であった。マスタセットローラ114
とガイド部材110の平行度が少しでも狂うと、図9に
示すように、ニップ力Fは不均一となる。ニップ力Fが
不均一となると、マスタセットローラ114の搬送力に
差が生じてマスタにシワが発生する。このため、一台毎
にニップ力を均一にするためのデリケートで面倒な調整
が必要であった。
【0009】そこで、本発明は、製造段階における組付
け精度のバラツキ等があっても均一なニップ力を得るこ
とができ、マスタのシワの発生を防止できる製版装置の
提供を、その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、マスタセットローラの固定構造に着目
し、マスタセットローラをニップ部を形成可能な状態で
動けるようにしてその動きにより製造段階における組付
け誤差等を吸収することとした。具体的には、請求項1
記載の発明では、ロール状態から引き出されたマスタの
先端部が挟持されてセットされるマスタセット搬送手段
と、このマスタセット搬送手段により搬送されたマスタ
を製版する製版手段とを有し、上記マスタセット搬送手
段は、支持部材に回転自在に支持されたマスタセットロ
ーラと、このマスタセットローラとでニップ部を形成す
るガイド部材とを有し、マスタセットローラとガイド部
材は接離可能に設けられている製版装置において、上記
マスタセットローラが上記ガイド部材に対する接離方向
に変位可能に設けられているとともに、弾性部材により
上記ガイド部材に当接する方向に付勢されている、とい
う構成を採っている。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記マスタセットローラが両端部を軸受
を介して上記支持部材に支持され、上記支持部材には上
記軸受の上記接離方向への変位を許容する長孔が形成さ
れ、上記弾性部材が上記支持部材と上記軸受との間に設
定されている、という構成を採っている。
【0012】請求項3記載の発明では、ロール状態から
引き出されたマスタの先端部が挟持されてセットされる
マスタセット搬送手段と、このマスタセット搬送手段に
より搬送されたマスタを製版する製版手段とを有し、上
記マスタセット搬送手段は、回転自在に支持されたマス
タセットローラと、このマスタセットローラとでニップ
部を形成するガイド部材とを有し、マスタセットローラ
とガイド部材は接離可能に設けられている製版装置にお
いて、上記ガイド部材が上記マスタセットローラに対す
る接離方向に変位可能に設けられているとともに、弾性
部材により上記マスタセットローラに当接する方向に付
勢されているという構成を採っている。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の構成において、上記弾性部材がバネ材で形成
されている、という構成を採っている。
【0014】請求項5記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の構成において、上記弾性部材がゴム材で形成
されている、という構成を採っている。
【0015】請求項6記載の発明では、請求項1,2,
3,4又は5記載の構成において、上記ガイド部材が板
状に形成されている、という構成を採っている。
【0016】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4又は5記載の構成において、上記ガイド部材がロ
ーラである、という構成を採っている。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1に示すように、製版装置2は、マスタロール1
00の先端部がセットされるマスタセット搬送手段4
と、原稿画像の情報に基づいてマスタ100aを穿孔製
版するための製版手段6と、第1の搬送ローラ対8と、
マスタ100aを所定の長さで切断するカッター手段1
0と、マスタ100aの製版・搬送速度と版胴18への
マスタ100aの巻き付け速度との差を調整するための
マスタ撓みボックス12と、回動可能なガイド14と、
第2の搬送ローラ対16と、版胴18の近傍に位置する
ガイド20とから主に構成されている。
【0018】製版手段6は、プラテンローラ22と、多
数の発熱体を備えたサーマルヘッド24とから主に構成
されており、プラテンローラ22とサーマルヘッド24
はいずれか一方が他方に対して図示しない接離機構によ
って接離可能に設けられている。第1の搬送ローラ対8
は、駆動ローラ8aと、従動ローラ8bとから構成され
ている。カッター手段10は、ロータリカッタ26と、
このロータリカッタ26をマスタ100aの幅方向(搬
送方向と直交する方向)に往復案内する案内レール28
とから主に構成されている。
【0019】マスタ撓みボックス12は断面L字状の空
間を有する形状に形成されており、空間の奥には吸引フ
ァン30が備えられている。ガイド14は、マスタ10
0aを搬送する二点鎖線で示す位置と、マスタ100a
がマスタ撓みボックス12内へ撓むのを許容する実線で
示す位置とに選択的に位置付けられる。第2の搬送ロー
ラ対16は、駆動ローラ16aと、従動ローラ16bと
から構成されている。
【0020】図示しない制御手段で制御されるマスタセ
ット搬送手段4により搬送されたマスタ100aは、プ
ラテンローラ22とサーマルヘッド24のニップ部に進
入し、原稿画像の情報信号に基づいて発熱体が選択的に
通電駆動されるサーマルヘッド24により穿孔されなが
らプラテンローラ22の回転により送られる。穿孔製版
されたマスタ100aの先端部がガイド20内に位置す
る状態で第2の搬送ローラ対16の駆動が停止され、給
版待機状態となる。各種の搬送ローラの周速度関係は、
第2の搬送ローラ対16>第1の搬送ローラ対8>プラ
テンローラ22>マスタセット搬送手段4のマスタセッ
トローラとなっており、搬送経路下流側のローラの周速
度を速くしている。これにより、搬送されるマスタ10
0aには所定の張力が掛かり、搬送過程におけるシワの
発生等が防止される。
【0021】給版待機状態になると、ガイド14は実線
で示す位置に退避し、第1の搬送ローラ対8で搬送され
て弛もうとする残りのマスタ100aはマスタ撓みボッ
クス12内に吸引ファン30の吸引力によって収容され
る。マスタ100aが所定の長さ、すなわち、版胴18
の外周面に巻装する所定の長さに達すると、カッター手
段10が動作してマスタ100aが切断される。版胴1
8がホームポジションに位置してクランパ32が開かれ
ると、このタイミングに併せて第2の搬送ローラ対16
が駆動されてマスタ100aの先端部がクランパ32内
に進入する。クランパ32が閉じてマスタ100aの先
端部は挟持され、版胴18の回転に伴って残りのマスタ
100aは版胴18の外周面に巻装されていく。
【0022】マスタセット搬送手段4は、平坦な上面を
有するガイド部材110と、このガイド14に対して上
下方向に回動可能なマスタセットローラ保持部34とか
ら構成されている。ガイド部材110は従来例で示した
ものと同様であるので説明は省略する(請求項6)。マ
スタセットローラ保持部34は、図2に示すように、ガ
イド部材110に軸孔36aを介して一端を支持され、
上下方向に回動可能に設けられた支持部材36と、支持
部材36の自由端側に両端部に位置する軸受38を介し
て回転自在に支持されたマスタセットローラ40と、マ
スタセットローラ40がガイド部材110に圧接してニ
ップ部を形成するように支持部材36を係止するフック
42と、マスタセットローラ40の両端部に対応して配
置された弾性部材としてのコイルバネ45(請求項4)
とから主に構成されている。
【0023】フック42は、軸孔42aと、支持部材3
6に形成された軸孔36bを介して図示しない軸ピンに
より支持部材36に回動可能に支持されている。フック
42はバネ44により、常時ガイド部材110のピン1
18に係合するように付勢されている。バネ44の一端
は支持部材36に一体に形成された突縁36cに掛けら
れ、他端はフック42に形成された凸部43に掛けられ
ている。支持部材36には、フック42の回動を制限す
るストッパ46が形成されている。従来例と同様に、支
持部材36が押し下げられると、バネ44の付勢力によ
りフック42がピン118にスナップ係合し、マスタセ
ットローラ40がガイド部材110の上面に圧接する。
【0024】支持部材36の自由端側には上下方向に延
びる長孔48が形成されており、軸受38が移動できる
ようになっている。軸受38は、フランジ部50と、長
孔48に挿通される挿通部52とから構成されており、
挿通部52の上面52aはコイルバネ45の受け面とな
っている。長孔48の高さは軸受38の挿通部52より
大きく設定されている。長孔48は、完全な孔形状のみ
を意味するものではなく、周囲の一部が切り欠かれた形
状を含むものである。
【0025】図3に示すように、マスタセットローラ4
0の回転軸54の一方側には、図示しないステッピング
モータの動力が伝達されるギア56が固定されている。
ギア56には図示しないステッピングモータの回転力が
伝達されるようになっており、図示しない制御手段でス
テッピングモータを制御することによりマスタセット搬
送手段4によるマスタ100aの送り量が調整される。
コイルバネ45は支持部材36の上端と軸受38の挿通
部52との間に設定されており、これによりマスタセッ
トローラ40はガイド部材110に当接する方向に付勢
されている(請求項1,2)。マスタセットローラ40
に外力が作用しないとき、すなわち、マスタセットロー
ラ40がガイド部材110の上面に当接しないときは、
コイルバネ45の付勢力により軸受38が長孔48の下
端に当接した状態に維持される。
【0026】マスタロール100が新しく交換された場
合、オペレータはマスタセット搬送手段4の挟持状態を
解除してガイド部材110とマスタセットローラ40を
離間させ、マスタロール100の先端部を手で引き出し
てガイド部材110の上面の適正箇所に載せる。次い
で、マスタセットローラ保持部34を押し下げてフック
42を係止し、マスタ100aの先端部を挟持する。こ
の場合、図3に示すように、製造段階の組付け誤差等に
よりガイド部材110とマスタセットローラ40の平行
度が得られない場合、ニップ力の不均一によるマスタの
シワ発生を来すことになるが、図4に示すように、ガイ
ド部材110との当接に伴って、コイルバネ45の弾性
力下におけるマスタセットローラ40のガイド部材11
0に対する接離方向への変位によって誤差が吸収され、
結果的にマスタセットローラ40とガイド部材110の
平行度が得られる。これによってマスタセットローラ4
0の軸方向全体に亘って均一なニップ力が得られ、マス
タのシワ発生が防止される。弾性部材としてはコイルバ
ネ45に限らず、ゴム材をブロック状に形成したものを
支持部材36と軸受38の挿通部52との間に設定し、
ゴム弾性を利用する構成としてもよい(請求項5)。さ
らに他の弾性材料を用いてもよい。
【0027】上記実施例ではガイド部材110として平
板状のものを採用したが、図5に示すように、従動ロー
ラ60を用いても同様のシワ防止機能を得ることができ
る(請求項7)。また、上記実施例ではマスタセットロ
ーラ40を変位させる構成としたが、図6に示すよう
に、ガイド部材側を変位させるようにしてもよい(請求
項3)。かかる構成を上記実施例と同一部分は同一符号
で示して以下に説明する。本実施例では、マスタセット
ローラ保持部34は、支持部材62と、支持部材62に
軸受64を介して位置決めされた状態で回転自在に支持
されたマスタセットローラ40を有している。ガイド部
材としての従動ローラ72は、上記実施例における長孔
48と同様の長孔68を有する支持部材70に軸受38
を介して回転自在に支持されている。従動ローラ72の
両端部における支持部材70と軸受38との間にはコイ
ルバネ45が設定されており、従動ローラ72はコイル
バネ45の付勢力下にマスタセットローラ40に対する
接離方向に変位可能となっている。挟持状態を形成する
ためのフック構成は上記実施例と同様である。フック4
2が係合するピン118は支持部材70の側面に形成さ
れている。
【0028】マスタセットローラ40と従動ローラ72
とが当接しないときは、コイルバネ45の付勢力により
軸受38が長孔68の上端に当接した状態に維持され
る。マスタロールの先端部が引き出されて従動ローラ7
2上に載せられ、マスタセットローラ40側が押し下げ
られてマスタ100aが挟持されると、マスタセットロ
ーラ40と従動ローラ72の平行度が出ていない場合で
も従動ローラ72が誤差を吸収すべくマスタセットロー
ラ40に対する接離方向にコイルバネ45の付勢力下で
変位するので、マスタセットローラ40の軸方向全体に
亘って均一なニップ力が得られ、マスタのシワ発生が防
止される。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、マスタセット搬送手段
の組付け誤差等があっても、弾性部材の付勢力下におけ
るマスタセットローラ又はガイド部材の変位によって、
常にマスタセットローラとガイド部材との平行度を得る
ことができるので、マスタセットローラの軸方向全体に
亘ってニップ圧を均一にすることができ、マスタのシワ
発生を防止することができる。ニップ圧を均一にするた
めの1台毎の調整作業を不要にできるので、使用性、取
扱性の向上を図ることができる。また、平行度を目的と
した高い製造精度が必要ないので、製造の容易化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る製版装置の概要側面図
である。
【図2】マスタセット搬送手段の要部分解斜視図であ
る。
【図3】マスタセット搬送手段を挟持状態とする前で、
且つ、マスタセットローラとガイド部材との間の平行度
が得られていない状態を示す概要断面図である。
【図4】図4の状態からマスタセット搬送手段を挟持状
態としたときの概要断面図である。
【図5】ガイド部材をローラとした場合におけるマスタ
セット搬送手段を挟持状態としたときの概要断面図であ
る。
【図6】他の実施例におけるマスタセット搬送手段を挟
持状態とする前の概要断面図である。
【図7】従来における製版装置の概要側面図である、
【図8】従来において、マスタセットローラとガイド部
材との平行度が得られている場合の、マスタセット搬送
手段を挟持状態としたときの概要断面図である。
【図9】従来において、マスタセットローラとガイド部
材との平行度が得られていない場合の、マスタセット搬
送手段を挟持状態としたときの概要断面図である。
【符号の説明】
4 マスタセット搬送手段 6 製版手段 36 支持部材 38 軸受 40 マスタセットローラ 45 弾性部材としてのコイルバネ 48,68 長孔 60,72 ガイド部材としての従動ローラ 100a マスタ 110 ガイド部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状態から引き出されたマスタの先端
    部が挟持されてセットされるマスタセット搬送手段と、
    このマスタセット搬送手段により搬送されたマスタを製
    版する製版手段とを有し、 上記マスタセット搬送手段は、支持部材に回転自在に支
    持されたマスタセットローラと、このマスタセットロー
    ラとでニップ部を形成するガイド部材とを有し、マスタ
    セットローラとガイド部材は接離可能に設けられている
    製版装置において、 上記マスタセットローラが上記ガイド部材に対する接離
    方向に変位可能に設けられているとともに、弾性部材に
    より上記ガイド部材に当接する方向に付勢されているこ
    とを特徴とする製版装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製版装置において、 上記マスタセットローラが両端部を軸受を介して上記支
    持部材に支持され、上記支持部材には上記軸受の上記接
    離方向への変位を許容する長孔が形成され、上記弾性部
    材が上記支持部材と上記軸受との間に設定されているこ
    とを特徴とする製版装置。
  3. 【請求項3】ロール状態から引き出されたマスタの先端
    部が挟持されてセットされるマスタセット搬送手段と、
    このマスタセット搬送手段により搬送されたマスタを製
    版する製版手段とを有し、 上記マスタセット搬送手段は、回転自在に支持されたマ
    スタセットローラと、このマスタセットローラとでニッ
    プ部を形成するガイド部材とを有し、マスタセットロー
    ラとガイド部材は接離可能に設けられている製版装置に
    おいて、 上記ガイド部材が上記マスタセットローラに対する接離
    方向に変位可能に設けられているとともに、弾性部材に
    より上記マスタセットローラに当接する方向に付勢され
    ていることを特徴とする製版装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3記載の製版装置におい
    て、 上記弾性部材がバネ材で形成されていることを特徴とす
    る製版装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2又は3記載の製版装置におい
    て、 上記弾性部材がゴム材で形成されていることを特徴とす
    る製版装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4又は5記載の製版装
    置において、 上記ガイド部材が板状に形成されていることを特徴とす
    る製版装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4又は5記載の製版装
    置において、 上記ガイド部材がローラであることを特徴とする製版装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004262137A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Tohoku Ricoh Co Ltd 製版装置・孔版印刷装置
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