JPH09131942A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

Info

Publication number
JPH09131942A
JPH09131942A JP31364095A JP31364095A JPH09131942A JP H09131942 A JPH09131942 A JP H09131942A JP 31364095 A JP31364095 A JP 31364095A JP 31364095 A JP31364095 A JP 31364095A JP H09131942 A JPH09131942 A JP H09131942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
platen
shaft
printer
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31364095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3672121B2 (ja
Inventor
Katsuhisa Ono
勝久 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31364095A priority Critical patent/JP3672121B2/ja
Publication of JPH09131942A publication Critical patent/JPH09131942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3672121B2 publication Critical patent/JP3672121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、プラテンに対するサーマルヘツドの
位置を微調整するようにして良好なプリント画像を得る
ことができるプリンタを実現しようとするものである。 【解決手段】上述のように本発明によれば、一端が軸支
されると共に他端にサーマルヘツドが取り付けられた支
持部材を有し、回転自在に枢支された回転軸の回転に応
じて支持部材を軸を中心としてプラテンに圧接する第1
の方向又は離反する第2の方向に回転させるリンク機構
と、回転軸をカム軸とすると共に当該回転軸の回転に応
じてリンク機構と係合して、支持部材を軸を中心として
第1又は第2の方向に回転させるカム機構とを設けたこ
とにより、プラテンに対するサーマルヘツドの位置を微
調整するようにして良好なプリント画像を得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図10及び図11) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)カラープリンタの全体構成(図1) (2)プリンタヘツド装置の構成(図2 (3)ヘツド駆動カム及びヘツド駆動リンクの構成(図
3及び図4) (4)実施例の動作(図5〜図9) (5)実施例の効果 (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタに関し、特
に熱転写型のカラープリンタに適用して好適なものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の熱転写型のカラープリン
タにおいては、サーマルヘツドをインクリボン及びプリ
ント紙を介してプラテンに押さえ付けるようにしてイン
クリボンに塗布された染料をプリント紙に熱転写するよ
うになされている。この場合、サーマルヘツドをプラテ
ンに押さえ付ける機構として用いられるプリンタヘツド
装置には、一般的にリンク機構又はカム機構を用いたも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで図10(A)及
び(B)において、リンク機構を用いたプリンタヘツド
装置1の動作原理について説明する。図10(A)に示
すようにプリンタヘツド装置1では、支持部材2の先端
にヘツド圧ばね3を介してサーマルヘツド4が支持され
ており、供給ローラ5及び巻取ローラ6に支持されたロ
ール状のインクリボン7と、プラテン8に巻き付けられ
たプリント紙(図示せず)とを介してプラテン8に押し
付けられ、当該サーマルヘツド4がこの状態で所定の印
字データに基づき発熱することによりインクリボン7の
インクをプリント紙に熱転写するようになされている。
【0005】また支持部材2の先端にはロツド9の一端
が連結され、当該ロツド9の他端にはロツド10の一端
が連結され、さらに当該ロツド10の他端がヘツドモー
タ(図示せず)の出力軸(以下、これをヘツド駆動軸と
呼ぶ)11と連結されている。この場合、ロツド9の両
端は支持部材2の先端及びロツド10の一端に対してそ
れぞれ回動自在でなるが、ロツド10の他端はヘツド駆
動軸11に固着され、当該ヘツド駆動軸11に連動して
回動する。さらに支持部材2の後端には固定軸12が取
り付けられ、支持部材2は当該固定軸12を回動軸とし
て回動し得るようになされている。
【0006】かくしてプリンタヘツド装置1において
は、ヘツド駆動軸11及び支持部材2の固定軸12が固
定されていることから、ロツド10がリンク、ロツド9
が連接棒及び支持部材2がてこでなるリンク機構を構成
する。
【0007】このようにリンク機構を用いたプリンタヘ
ツド装置1によれば、ロツド9、10の長さを調節する
ことにより、支持部材2に対して大きな動きを与えるこ
とができるが、小さな動きを与えることは非常に困難と
なる。このため実際上、図10(B)に示すようにサー
マルヘツド4をインクリボン7及びプリント紙を介して
プラテン8に圧接した際には、プラテン8に対する加圧
量を微調整することが困難となる問題があつた。
【0008】この問題を解決する1つの方法として、カ
ム機構を用いてサーマルヘツドをプラテンに押さえ付け
る方法が考えられている。以下図10(A)との対応部
分に同一符号を付して示す図11(A)において、カム
機構を用いたプリンタヘツド装置15の動作原理につい
て説明する。
【0009】プリンタヘツド装置15では、支持部材2
の先端近傍には、当該支持部材2とヘツド圧ばね3の反
対側で当接するようにカム16が設けられており、当該
カム16はヘツド駆動軸17を中心として回動するよう
になされている。また支持部材2は、その後端に取り付
けられた固定軸12を回動軸として回動する。
【0010】このようにカム機構を用いたプリントヘツ
ド装置15によれば、支持部材2の可動範囲はヘツド駆
動軸17の中心からカム16の外縁までの距離の長さに
比例することから、ヘツド駆動軸17の回転角に応じて
支持部材2をプラテン8方向又はこれとは逆方向に移動
させることができる。この場合、支持部材2の可動範囲
はヘツド駆動軸17の中心からカム16の外縁までの距
離の長さに比例することから、支持部材2に対して小さ
な動きを与えることができる。
【0011】ところが、カム16の形状を設定するにあ
たつて、回動時も考慮して装置内に収納し得るような大
きさに設定する必要があるため、大きな動きを与えるこ
とは困難となる。このため実際上、図11(B)に示す
ようにサーマルヘツド4をプラテン8方向に移動させた
場合に、当該サーマルヘツド4がプラテン8に当接し得
ないおそれがある。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、プラテンに対するサーマルヘツドの位置を微調整す
るようにして良好なプリント画像を得ることができるプ
リンタを提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、一端が軸支されると共に他端にサ
ーマルヘツドが取り付けられた支持部材を有し、回転自
在に枢支された回転軸の回転に応じて支持部材を軸を中
心としてプラテンに圧接する第1の方向又は離反する第
2の方向に回転させるリンク機構と、回転軸をカム軸と
すると共に当該回転軸の回転に応じてリンク機構と係合
して、支持部材を軸を中心として第1又は第2の方向に
回転させるカム機構とを備えるようにする。
【0014】これにより比較的移動量が大きいところで
はリンク機構を用いてサーマルヘツドを移動させると共
に、比較的移動量が小さいところではカム機構を用いて
サーマルヘツドを移動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0016】(1)カラープリンタの全体構成 図10(A)との対応部分に同一符号を付して示す図1
において、20は全体としてカラープリンタを示し、プ
リンタヘツド装置21及びプラテン8間にリボンカセツ
ト22が装着され、プラテン8のプリンタヘツド装置2
1に対する反対側には給紙トレイ23及び排紙トレイ2
4が設けられている。
【0017】ここでリボンカセツト22は、ケース本体
22A内に供給リール5及び巻取リール6が回転自在に
支持され、供給リール5から送り出されたインクリボン
7が巻取リール6で巻き取られるようにケース本体22
A内に収納されている。リボンカセツト21の装着時に
は、供給リール5及び巻取リール6はそれぞれリール回
転部(共に図示せず)に係合され、このうち巻取リール
6側のリール回転部はリボンモータ(図示せず)によつ
て回転される。
【0018】給紙トレイ23には所定規格のプリント紙
25が積層状態で収納されている。また給紙トレイ23
の下方には給紙レバー26が設けられ、プリンタヘツド
装置21に連動して移動される。さらに給紙トレイ23
の上方には給紙ベルト27が設けられ、当該給紙ベルト
27は一対のローラ28、29間に掛合され、この一方
のローラ28は給紙モータ(図示せず)によつて回転さ
れる。この給紙ベルト27の紙送り側には分離ローラ3
0が給紙ベルト27に略圧着状態で配設されている。
【0019】プラテン8は、プラテンモータ(図示せ
ず)によつて回動自在に支持されている。またプラテン
8と給紙ベルト27との間にはガイドプレート31が配
設され、当該ガイドプレート31によつてプリンタ紙2
5を所定の印画位置へ送出し得るようになされている。
【0020】プラテン8及びリボンカセツト22間の所
定位置には、2個のガイドローラ32及び33が設けら
れ、プリンタヘツド装置21がプラテン8に押し付けら
れた際に、各ガイドローラ32及び33がインクリボン
7と圧接し得るようになされている。
【0021】プラテン8の排出側には排紙ローラ34が
設けられ、プラテン8に連動して正逆方向に回転され
る。排紙ローラ34には排紙ベルト35が略圧着状態と
なるように配設され、当該排紙ベルト35は一対のロー
ラ36、37間に掛合され、この一方のローラ36は排
紙モータ(図示せず)によつて回転される。さらに排紙
ベルト35に沿つてガイドプレート38が設けられ、当
該排紙ベルト35及びガイドプレート38間とローラ3
9とを介してプリンタ紙25が排紙トレイ24に送り出
されるようになされている。
【0022】(2)プリンタヘツド装置の構成 ここで図2において、プリンタヘツド装置21の構成に
ついて説明する。プリンタヘツド装置21では、固定軸
50を回動軸としてヘツドガイド51及びヘツドユニツ
ト52の各一端がそれぞれ回動自在に取り付けられてい
る。このヘツドガイド51の他端からは一対の長腕部5
1A及び51Bが突出形成され、当該長腕部51A及び
51Bの下側とヘツドユニツト52との間にはそれぞれ
ヘツド圧ばね53(他方は図示せず)が介挿されてい
る。
【0023】またヘツドユニツト52のヘツドガイド5
1に対する反対側にはサーマルヘツド52Aが固着さ
れ、当該サーマルヘツド52Aがプラテン8に押し付け
られた際、この状態で所定の印字データに基づき発熱し
てインクリボン7(図1)のインクをプリント紙25に
熱転写するようになされている。
【0024】またヘツドガイド51の長腕部51A及び
51Bの先端下部には、固定軸50と平行にヒートシン
ク支持部材54が取り付けられ、当該ヒートシンク支持
部材54の下部に支持されたヒートシンク55を介して
サーマルヘツド52Aから発生する熱を放出するように
なされている。
【0025】さらにヘツドガイド51の長腕部51A及
び51Bの先端上部には、それぞれ連接部材56及び5
7の一端が回動自在に連結されている。これら連接部材
56及び57の他端には、それぞれコロ58及び59が
形成されると共に、当該コロ58及び59の車軸60及
び61が外方に突出形成されている。さらに連接部材5
6及び57の中央部から外方にそれぞれピン軸62及び
63が突出形成されている。
【0026】ヘツドモータ(図示せず)の駆動軸でなる
ヘツド駆動軸64には、ヘツドガイド51の長腕部51
A及び51Bに対応してそれぞれ当該ヘツド駆動軸64
をカム軸としたカム(以下、これをヘツド駆動カムと呼
ぶ)65及び66が固着され、ヘツド駆動カム65及び
66に対応してコロ58及び59がそれぞれ当接し得る
ようになされている。
【0027】またヘツド駆動軸64におけるヘツド駆動
カム65及び66の外側隣接位置には、それぞれリンク
(以下、これをヘツド駆動リンクと呼ぶ)67及び68
の一端が取り付けられている。さらにヘツド駆動リンク
67及び68の他端は、それぞれ連接部材56及び57
の中央部から外方に突出形成されたピン軸62及び63
に回動及び着脱自在に取り付けられている。このヘツド
駆動リンク67及び68とピン軸62及び63とはそれ
ぞれコイルばね71及び72の両端で橋絡されている。
【0028】またヘツド駆動リンク67及び68の外側
隣接位置には、それぞれトーシヨンばね69及び70が
巻着され、当該トーシヨンばね69及び70の一端はそ
れぞれヘツド駆動軸64に固定されると共に、他端はそ
れぞれヘツド駆動リンク67及び68のヘツド駆動軸6
4近傍に固定されている。これによりヘツド駆動軸64
の回転に伴い、トーシヨンばね69及び70に付勢力に
応じた張力がヘツド駆動リンク67及び68に伝えられ
る。またこの場合、ヘツド駆動カム65及び66と対応
するヘツド駆動リンク67及び68とは、それぞれ所定
範囲でのみ掛合するようになされ、これによりヘツド駆
動軸64が所定角度でのみ回転し得るようになされてい
る。
【0029】かくしてプリンタヘツド装置21において
は、ヘツド駆動軸64及び固定軸50が固定されている
ことから、ヘツド駆動リンク67及び68と連接部材5
6及び57とヘツドガイド51からなるリンク機構を構
成する。さらにはプリンタヘツド装置21において、ヘ
ツド駆動カム65及び66とコロ58及び59と連接部
材56及び57とからなると共にヘツド駆動軸64をカ
ム軸としたカム機構をも構成する。
【0030】(3)ヘツド駆動カム及びヘツド駆動リン
クの構成 ここで図3に示すように、ヘツド駆動カム65(66)
は、カム本体65A(66A)にヘツド駆動軸64に対
する軸穴65B(66B)が穿設され、カム本体65A
(66A)の外周をコロ58(59)(図2)が円形部
分65C(66C)及び山形部分65D(66D)に当
接しながら回転し得るようになされている。さらに山形
部分65D(66D)においては、コロ58(59)は
開始位置65DX(66DX)から終了位置65DY
(66DY)まで当接しながら回転し、当該終了位置6
5DY(66DY)で停止するようになされている。
【0031】この場合、山形部分65D(66D)にお
いては、開始位置65DX(66DX)と終了位置65
DY(66DY)とでは、ヘツド駆動軸64の中心から
の距離が異なり、開始位置65DX(66DX)から終
了位置65DY(66DY)にかけて当該距離が次第に
長くなるように形成されている。
【0032】また図4に示すように、ヘツド駆動リンク
67(68)は、リンク本体67A(68A)の一端側
にヘツド駆動軸64に対する軸穴67B(68B)が穿
設され、他端側にピン軸62(63)をガイドするため
のガイド溝67C(68C)が形成されている。これに
よりピン軸62(63)はリンク本体67A(68A)
から着脱自在となり、かつ回動位置67CX(68C
Y)においてピン軸62(63)は回動し得る。
【0033】またリンク本体67A(68A)の中央一
側部には、コロ58(59)の車軸60(61)を保持
するための保持溝67D(68D)が形成されている。
これにより車軸60(61)はリンク本体67A(68
A)から着脱自在となり、かつ上側位置67DX(68
DX)から下側位置67DY(68DY)までスライド
し得る。
【0034】さらにリンク本体67A(68A)の中央
他側部には、所定形状の突起部67E(68E)が形成
され、当該突起部67E(68E)にはコイルばね71
(72)(図2)の一端が取り付けられている。一方、
コイルばね71(72)の他端はピン軸62(63)に
取り付けられている。これによりヘツド駆動リンク67
(68)のガイド溝67C(68C)からピン軸62
(63)が外れるのを防止し得る。
【0035】(4)実施例の動作 以上の構成において、カラープリンタ1が初期状態にあ
るとき、図5に示すようにプリンタヘツド装置21はプ
ラテン8から十分に離れた所定位置(以下、これを基準
位置と呼ぶ)に位置する。
【0036】この状態において、ヘツドモータ(図示せ
ず)によつてヘツド駆動軸64が矢印aで示す方向に回
転駆動されると、ヘツド駆動リンク67(68)がトー
シヨンばね69(70)に付勢されて、ガイド溝67C
(68C)の回動位置67CX(68CX)(図4)に
係合されたピン軸62(63)を介して連接部材56
(57)がプラテン8の方向へ移動される。これに伴つ
てヘツドガイド51及びヘツドユニツト52は一体とな
つて固定軸50を回動軸としてプラテン8の方向へ回動
する。
【0037】この後、図6及び図7に示すように、ヘツ
ド駆動リンク67(68)の保持溝67D(68D)に
コロ58(59)の車軸60(61)が入り込み、上側
位置67DX(68DX)で保持される。これと同時に
ヘツド駆動カム65(66)の円形部分65C(66
C)(図3)にコロ58(59)が当接される。この結
果、ヘツド駆動軸64、車軸60(61)及びピン軸6
2(63)の各中心が一直線上に並ぶこととなる。
【0038】またこのときヘツドユニツト52のサーマ
ルヘツド52Aは、インクリボン7を押し付けたままプ
ラテン8の近傍における所定位置(以下、これを待機位
置と呼ぶ)まで移動される。
【0039】この状態において、さらにヘツド駆動軸6
4が矢印aで示す方向に回転されると、図8に示すよう
に、ヘツド駆動カム65(66)はコロ58(59)に
当接しながら回転して、当該コロ58(59)との当接
部分が円形部分65C(66C)から山形部分65D
(66D)の開始位置65DX(66DX)となるまで
回転移動する。
【0040】続いてヘツド駆動カム65(66)は、コ
ロ58(59)との当接部分が山形部分65D(66
D)の開始位置65DX(66DX)から終了位置65
DY(66DY)となるまで回転移動して当該終了位置
65DY(66DY)で停止する。
【0041】このとき山形部分65D(66D)の開始
位置65DX(66DX)から終了位置65DY(66
DY)にかけてヘツド駆動軸64の中心からの距離が次
第に長くなることから、図9に示すように、ヘツド駆動
カム65(66)の回動移動に伴つて、ヘツドガイド5
1及びヘツドユニツト52は、待機位置からサーマルヘ
ツド52Aがプラテン8に圧接される所定位置(以下、
これを圧接位置と呼ぶ)まで押し付けられる。このとき
ヘツドガイド51及びヘツドユニツト52間に介挿され
たヘツド圧ばね53(他方は図示せず)(図2)が押し
縮められ、当該ヘツド圧ばね53による所定の押圧力が
プラテン8に対して加えられる。
【0042】またこれに応じて、コロ58(59)の車
軸60(61)は、ヘツド駆動リンク67(68)にお
ける保持溝67D(68D)の上側位置67DX(68
DX)で保持されている状態から下側位置67DY(6
8DY)までスライドされる。またこれと同時に、ピン
軸62(63)は、ガイド溝67C(68C)の回動位
置67CX(68CX)に係合された状態から当該ガイ
ド溝67C(68C)の入口付近までスライドされる。
これにより圧接位置において、サーマルヘツド52Aは
インクリボン7に塗布された染料をプリント紙25に熱
転写することができる。
【0043】この後、プリンタヘツド装置21は、ヘツ
ドモータ(図示せず)によつてヘツド駆動軸64が矢印
aで示す方向とは逆方向に回動駆動されることにより、
上述した動作と逆の手順で圧接位置から待機位置を経て
基準位置まで戻る動作を行う。因みにこの場合、プリン
タヘツド装置21が圧着位置から待機位置に回転移動す
る際、トーシヨンばね69(70)の付勢力によつてヘ
ツド駆動カム65(66)は容易に矢印aで示す方向と
は逆方向に回転し得るようになされている。
【0044】このようにして、プリンタヘツド装置21
においては、基準位置から待機位置まではリンク機構を
用いてサーマルヘツド52Aを移動させ、さらに当該待
機位置から圧接位置まではカム機構を用いてサーマルヘ
ツド52Aを移動させることができる。
【0045】さらに、ヘツド駆動リンク67(68)及
び連接部材56(57)間はコイルばね71(72)を
介して着脱自在に接続されていることから、当該ヘツド
駆動リンク67(68)及び連接部材56(57)によ
つてヘツド駆動軸64とヘツドガイド51とを分離自在
に係合することができ、かくしてサーマルヘツド52A
を容易に交換することができる。
【0046】(5)実施例の効果 以上の構成によれば、プリンタヘツド装置21におい
て、基準位置から待機位置までの比較的移動量が大きい
ところではリンク機構を用いてサーマルヘツド52Aを
移動させると共に、待機位置から圧接位置までの比較的
移動量が小さいところではカム機構を用いてサーマルヘ
ツド52Aを移動させるようにしたことにより、プラテ
ン8に対するサーマルヘツド52Aの位置を微調整する
ようにして良好なプリント画像を得ることができる。
【0047】(6)他の実施例 なお上述の実施例においては、固定されたヘツド駆動軸
64及び固定軸50に対して、ヘツド駆動リンク67
(68)及びコイルばね71(72)をリンク、また連
接部材56(57)を連接棒、さらに支持部材でなるヘ
ツドガイド51及びヘツドユニツト52をてこ、とした
リンク機構を構成するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、リンク機構は種々の構成か
らなるようにしても良い。
【0048】また上述の実施例においては、ヘツド駆動
軸64の回転をトーシヨンばね69(70)の付勢を介
してリンク機構に伝えるようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、トーシヨンばね69(7
0)以外の種々の付勢手段を用いてヘツド駆動軸64の
回転をリンク機構に伝えるようにしても良い。
【0049】さらに上述の実施例においては、ヘツド駆
動軸64をカム軸としたヘツド駆動カム65(66)で
なるカム機構を構成するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、一体化されたヘツド駆動リ
ンク67(68)及び連接部材56(57)がロツドと
してサーマルヘツド52Aをプラテン8に圧接する方向
又は離反する方向に伸縮自在でなるようにすれば、カム
機構は種々の構成からなるようにしても良い。
【0050】さらに上述の実施例においては、プンリタ
として熱転写型のカラープリンタに適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、カラープリンタ以
外のサーマルヘツドを用いた種々のプリンタに適用し得
る。
【0051】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、サーマル
ヘツドをインクリボン及びプリント紙を介してプラテン
に押さえ付けるようにしてインクリボンに塗布された染
料をプリント紙に熱転写するプリンタにおいて、一端が
軸支されると共に他端にサーマルヘツドが取り付けられ
た支持部材を有し、回転自在に枢支された回転軸の回転
に応じて支持部材を軸を中心としてプラテンに圧接する
第1の方向又は離反する第2の方向に回転させるリンク
機構と、回転軸をカム軸とすると共に当該回転軸の回転
に応じてリンク機構と係合して、支持部材を軸を中心と
して第1又は第2の方向に回転させるカム機構とを設け
たことにより、プラテンに対するサーマルヘツドの位置
を微調整するようにして良好なプリント画像を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるカラープリンタの構成を示す略線
的側面図である。
【図2】実施例によるカリンタヘツド装置の構成を示す
略線図である。
【図3】実施例によるヘツド駆動カムの構成を示す平面
図である。
【図4】実施例によるヘツド駆動リンクの構成を示す平
面図である。
【図5】実施例によるプリンタヘツド装置の動作の説明
に供する略線的側面図である。
【図6】実施例によるプリンタヘツド装置の動作の説明
に供する略線的側面図である。
【図7】実施例によるプリンタヘツド装置の動作の説明
に供する略線的側面図である。
【図8】実施例によるプリンタヘツド装置の動作の説明
に供する略線的側面図である。
【図9】実施例によるプリンタヘツド装置の動作の説明
に供する略線的側面図である。
【図10】従来のプリンタヘツド装置の動作の説明に供
する略線的側面図である。
【図11】従来のプリンタヘツド装置の動作の説明に供
する略線的側面図である。
【符号の説明】
1、21……プリンタヘツド装置、4、52A……サー
マルヘツド、7……インクリボン、8……プラテン、1
1、64……ヘツド駆動軸、20……カラープリンタ、
50……固定軸、51……ヘツドガイド、52……ヘツ
ドユニツト、56、57……連接部材、65、66……
ヘツド駆動カム、67、68……ヘツド駆動リンク、6
9、70……トーシヨンばね、71、72……コイルば
ね。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘツドをインクリボン及びプリン
    ト紙を介してプラテンに押さえ付けるようにして上記イ
    ンクリボンに塗布された染料を上記プリント紙に熱転写
    するプリンタにおいて、 一端が軸支されると共に他端に上記サーマルヘツドが取
    り付けられた支持部材を有し、回転自在に枢支された回
    転軸の回転に応じて上記支持部材を上記軸を中心として
    上記プラテンに圧接する第1の方向又は離反する第2の
    方向に回転させるリンク機構と、 上記回転軸をカム軸とすると共に当該回転軸の回転に応
    じて上記リンク機構と係合して、上記支持部材を上記軸
    を中心として上記第1又は第2の方向に回転させるカム
    機構とを具えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】上記リンク機構は、上記カム機構が係合さ
    れたときに上記第1又は第2の方向に伸縮自在でなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】上記リンク機構は、上記回転軸と上記支持
    部材とを分離自在に係合することを特徴とする請求項1
    に記載のプリンタ。
JP31364095A 1995-11-07 1995-11-07 プリンタ Expired - Fee Related JP3672121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31364095A JP3672121B2 (ja) 1995-11-07 1995-11-07 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31364095A JP3672121B2 (ja) 1995-11-07 1995-11-07 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09131942A true JPH09131942A (ja) 1997-05-20
JP3672121B2 JP3672121B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=18043758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31364095A Expired - Fee Related JP3672121B2 (ja) 1995-11-07 1995-11-07 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3672121B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7344324B2 (en) 2004-08-16 2008-03-18 Funai Electric Co., Ltd. Image forming apparatus having a member for pressing a print head element against a platen roller

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7344324B2 (en) 2004-08-16 2008-03-18 Funai Electric Co., Ltd. Image forming apparatus having a member for pressing a print head element against a platen roller

Also Published As

Publication number Publication date
JP3672121B2 (ja) 2005-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002337410A (ja) 熱転写ラインプリンタ
JP3723096B2 (ja) 熱転写ラインプリンタ
JP4595089B2 (ja) 印画位置決め機構及びプリンタ
JP3672121B2 (ja) プリンタ
JP3473240B2 (ja) プリンタ装置
US7522179B2 (en) Universal donor cartridge
JP4334400B2 (ja) 中間転写型熱転写印刷装置
JPH03286880A (ja) カラープリンタ
JP2604634B2 (ja) 熱転写記録装置
JP2947078B2 (ja) 熱転写印刷装置
EP1496001A1 (en) Paper carrying mechanism
JPH0776142A (ja) プリンタ装置
JP3162944B2 (ja) 熱転写プリンタ
KR100608003B1 (ko) 양면인쇄가 가능한 화상형성장치 및 방법
JPH10193652A (ja) 画像形成装置
JP2000108390A (ja) 熱転写プリンタ
JP3015681B2 (ja) プリンタ
JPH08300697A (ja) 熱転写記録装置及びインクシート搬送装置
JP2009179009A (ja) サーマルプリンタ
JP3029773B2 (ja) プリンタ
JP2005329572A (ja) 熱転写印刷装置
JP3320167B2 (ja) サーマルプリンタの紙送り装置
JP3325761B2 (ja) リボンカセット
JP3121182B2 (ja) サーマルプリンタ
JP3172068B2 (ja) 熱転写プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050401

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050414

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees