JPH0811375A - プリンタの用紙搬送装置 - Google Patents

プリンタの用紙搬送装置

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Publication number
JPH0811375A
JPH0811375A JP17369294A JP17369294A JPH0811375A JP H0811375 A JPH0811375 A JP H0811375A JP 17369294 A JP17369294 A JP 17369294A JP 17369294 A JP17369294 A JP 17369294A JP H0811375 A JPH0811375 A JP H0811375A
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JP
Japan
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platen
bracket
pressure roller
pressing
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17369294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Nakasone
靖 中曽根
Yuji Machida
裕司 町田
Hitoshi Tomiyama
均 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP17369294A priority Critical patent/JPH0811375A/ja
Publication of JPH0811375A publication Critical patent/JPH0811375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテンに対してプレッシャローラの圧力が
左右均一に自動的にかけられ、用紙送り時のスキュー等
を無くして印字品位を向上させることが可能なプリンタ
の用紙搬送装置を提供する。 【構成】 プラテン15に押圧されて配置されたプレッ
シャローラ17の左右の軸端部分にそれぞれ押し付けら
れる押圧アーム部18bを左右に有したプレッシャロー
ラ押圧用のブラケット18と、ブラケット18の傾動を
許容してブラケット18の背面略中央に配置され、ブラ
ケット18を介してプレッシャローラ17を前記プラテ
ン15に対して押圧するためのコイルスプリング22と
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの用紙搬送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の熱転写式カラープリンタの
用紙搬送装置の概略構成を示す斜視図である。図7にお
いて、符号101は用紙搬送装置部のフレームで、この
フレーム101はロアフレーム102とアッパフレーム
103とで構成されている。
【0003】このうち、ロアフレーム102は、左右両
側面102a,102bと底面102cを有して、上面
と前後の面が開口された箱状に形成されており、また各
側面102a,102bの一部には、上面側より大きく
前後端に渡って切り欠き104が形成されている。さら
に、前端側にはアッパフレーム受部105が形成されて
いる。
【0004】アッパフレーム103は、上面103aと
左右両側面103b,103cと前面103dとを有し
て、ロアフレーム102の上面と略同じ大きさで、蓋状
にして形成されており、また上面103aの略中央には
左右方向に比較的細長く延ばされて矩形状に開口されて
いる窓107が形成されている。そして、このアッパフ
レーム103は、後端側が枢軸106を介しロアフレー
ム102に取り付けられていて、この枢軸106を支点
にして前端側が上下方向に回転可能となっており、上方
(後ろ側)に回転された開放位置と、内面がアッパフレ
ーム受部105に当接されてロアフレーム102の上面
を閉じた状態となる下方(前側)に回転された閉位置と
に切り換え可能になっている。図7は、このアッパフレ
ーム103が閉位置に配置されている状態を示してい
る。
【0005】また、アッパフレーム103の側面103
b,103cには、図示しないが前後に離れて2つづ
つ、合計4つの突片が下方に向かって垂れ下げられた状
態で一体に設けられており、この突片に軸状のポスト1
08を介してプレッシャレバー109が回転自在にして
取り付けられている。このプレッシャレバー109は、
ポスト108で支持されている部分を中心として前後方
向にそれぞれ延ばされた2つのアーム部109a,10
9bを有している。そして、一側面103c側に設けら
れた各プレッシャレバー109の一方のアーム部109
aには、一端がアッパフレーム103の掛け止め孔11
4に掛け止めされているコイルスプリング110の他端
が掛け止めされているとともに、他側面103b側に設
けられた各プレッシャレバー109の一方のアーム部1
09aには、テンションプレート111を介して一端が
アッパフレーム103に掛け止めされているコイルスプ
リング110の他端が掛け止めされ、これらのコイルス
プリング110の張力によって、各プレッシャレバー1
09がそれぞれ一方向側に引かれて回動付勢された状態
となっている。
【0006】なお、上記テンションプレート111は固
定ネジ112を介してアッパフレーム103に上下方向
移動自在に取り付けられており、また上下方向の微調整
は固定ネジ112を緩めた状態で調整ネジ113を回し
てテンションプレート111の上面側に突出される量を
調整すると、この突出量に応じてテンションプレート1
11の全体が上下方向に移動され、その移動された位置
で固定ネジ112を締め付けることによりコイルスプリ
ング110のテンションを調整できる構造になってい
る。
【0007】115はアッパフレーム103の窓107
の下側に対応して配置されプラテンである。このプラテ
ン115は、両端がベアリング116を介してロアフレ
ーム102側に回転自在にして取り付けられている。ま
た、プラテン115の一端側には、図示せぬ駆動機構側
の駆動力を受けて回転されるプラテンギア119が一体
回転可能にして取り付けられている。
【0008】117はプラテン115の前後の位置に、
このプラテン115と略平行にして配置されている一対
のプレッシャローラである。この各プレッシャローラ1
17は、プラテン115の方向に多少の移動が許容され
る状態にして、ベアリング118を介してロアフレーム
102に回転自在に取り付けられている。そして、それ
ぞれのプレッシャローラ117の各一端には、上記プレ
ッシャレバー109の他方のアーム部109bが圧接さ
れており、このプレッシャレバー109の圧接力で、各
プレッシャローラ117がプラテン115に圧接された
状態となっている。
【0009】図8は図7に示した用紙搬送装置における
用紙搬送系の概略構成配置図である。図8と共にその構
成をさらに説明すると、符号120は記録用紙である。
この記録用紙120はプラテン115に略半周巻き付け
られ、かつ左右一対のプレッシャローラ117によりプ
ラテン115に圧接された状態にされてセットされる。
121は複数の色が幅方向に配設されているカラーイン
クリボンで、供給軸122aから引き出されてプラテン
115と印刷ヘッド123との間を通った後、巻取軸1
22bに巻き取られて行く構造になっている。また、イ
ンクリボン121が走行される途中には、インクリボン
121上の色を識別するための色センサ124が形成さ
れている。
【0010】このように構成された用紙搬送装置では、
プラテン115が間欠的に回転されると、プレッシャロ
ーラ117によりプラテン115に圧接されて巻き付け
られている記録用紙120が行送りされるとともに、イ
ンクリボン121が供給軸122aと巻取軸122bに
より所定量送られる。記録用紙120及びインクリボン
121が送られた後は印刷ヘッド123により記録用紙
120に印刷が行われる。また、印刷を行う場合には、
センサ124によりインクリボン121の色の識別が行
われ、その識別結果に基づいて所望の色が選択されるこ
とになる。そして、この用紙搬送装置における記録用紙
120の搬送では、プレッシャローラ117がプラテン
115に対して左右均一に圧力を与えていないと、記録
用紙120をプラテン115により走行させた場合に、
記録用紙120がスキューして印字品位を低下させる場
合がある。そこで、この圧力を調節するのに調整ネジ1
13でコイルスプリング110のテンションを調節して
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
装置では、調整ネジ113でコイルスプリング110の
テンションを調節し、プレッシャローラ117からプラ
テン115に押圧される力が左右均一に与えられるよう
にしている。しかしながら、この調節方法では、左右の
コイルスプリング110のバラツキ、プラテン115の
径での左右のバラツキ、プレッシャローラ117の径で
の左右のバラツキ等がある場合には調整が難しく、調整
に時間がかかると言う問題点があった。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はプラテンに対してプレッシャロー
ラの圧力が左右均一に自動的にかけられ、用紙送り時の
スキュー等を無くして印字品位を向上させることが可能
なプリンタの用紙搬送装置を提供することにある。ま
た、他の目的は、上記自動調整ができないような微少な
調整を手動等により簡単に行うことができるようにした
プリンタの用紙搬送装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、プラテンと、このプラテンに押圧されて配置さ
れたプレッシャローラとの間に記録用紙を通し、前記プ
ラテンの回転により前記記録用紙を搬送するプリンタの
用紙搬送装置において、前記プレッシャローラの左右の
軸端部分にそれぞれ押し付けられる押圧アーム部を左右
に有したプレッシャローラ押圧用のブラケットと、前記
ブラケットの傾動を許容して前記ブラケットの背面略中
央に配置され、前記ブラケットを介して前記プレッシャ
ローラを前記プラテン側に押圧するためのスプリングと
を設けた構成とすることによって達成される。
【0014】また、この目的は、本発明にあっては、プ
ラテンと、このプラテンに押圧されて配置されたプレッ
シャローラとの間に記録用紙を通し、前記プラテンの回
転により前記記録用紙を搬送するプリンタの用紙搬送装
置において、前記プレッシャローラの左右の軸端部分に
それぞれ押し付けられる押圧アーム部を左右に有したプ
レッシャローラ押圧用のブラケットと、前記ブラケット
の傾動を許容して前記ブラケットの背面略中央に左右方
向に移動可能に配置されているとともに、前記ブラケッ
トを介して前記プレッシャローラを前記プラテン側に押
圧するためのスプリングを有してなるプレッシャ機構
と、前記プレッシャ機構の前記ブラケットに対する左右
方向の移動を調整するための手段とを備えた構成とする
ことによって達成される。
【0015】
【作用】この構成によれば、プレッシャローラの左右の
軸端にブラケットの端部をそれぞれ当接させるととも
に、ブラケットの中央にスプリングを設けて、このスプ
リングでブラケットを傾動自在に支持しているので、製
造誤差等でプレッシャローラがプラテンに対して傾いて
いたり、逆にプラテンがプレッシャローラに対して傾い
ていたような場合でも、プレッシャローラがプラテンに
対して押圧される力が自動的に左右均一に調節されるこ
とになる。したがって、上述した従来装置のように、圧
力を調節するのに調整ネジでコイルスプリングのテンシ
ョンを調節したりする必要が無くなる。
【0016】また、上記スプリングのブラケット上にお
ける位置を左右方向に移動可能に設けた場合では、上記
ブラケットの傾動で調整できない微少な押圧調整も可能
になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例
としての熱転写式カラープリンタの用紙搬送装置部を示
すもので、図1はその要部を示す平面図、図2はその要
部構成を示す斜視図である。
【0018】図1及び図2において、符号1は用紙搬送
装置部のフレームで、このフレーム1はロアフレーム2
とアッパフレーム3とで構成されている。
【0019】このうち、ロアフレーム2は、左右両側面
2a,2bと前面2c及び底面(不図示)を有して、上
面と後面が開口された箱状に形成されており、また各側
面2a,2bの一部には、上面側より大きく前後端に渡
って切り欠き4が形成されている。さらに、前端側には
アッパフレーム受部5が形成されている。
【0020】アッパフレーム3は、上面3aと左右両側
面3b,3bと前面3cとを有して、ロアフレーム2の
上面と略同じ大きさで、蓋状にして形成されており、ま
た上面3aの略中央には左右方向に比較的細長く延ばさ
れて矩形状に開口されている窓7が形成されている。そ
して、このアッパフレーム3は、後端側が枢軸6を介し
ロアフレーム2に取り付けられていて、この枢軸6を支
点にして前端側が上下方向に回転可能となっており、上
方(後ろ側)に回転された開放位置と、内面がアッパフ
レーム受部5に当接されてロアフレーム2の上面を閉じ
た状態となる下方(前側)に回転された閉位置とに切り
換え可能になっている。図2は、このアッパフレーム3
が閉位置に配置されている状態を示している。
【0021】さらに、アッパフレーム3の上面3aの窓
7内には、一対の折曲片8が形成されている。この一対
の折曲片8は、それぞれ窓7内の前後で、かつ左右中心
に位置して、上面3aより裏面側に略直角に折り曲げら
れて設けられているとともに、互いに対向し合う面側に
は、折曲片8より略直角に形成された状態にして突起部
9が一体に打ち出しされている。また、さらにアッパフ
レーム3の左右の側面3b,3bには、突片3dが下方
に向かってさらに垂れ下げられた状態にして一体に設け
られており、この左右の突片3d,3dとの間にまたが
ってプラテン15と一対のプレッシャローラ17等が取
り付けられた状態になっている。
【0022】プラテン15はアッパフレーム3の窓7の
下側に対応して配置されており、両端がベアリング16
を介してアッパフレーム3の突片3dに回転自在にして
取り付けられている。また、プラテン15の一端側に
は、図示せぬ駆動機構側の駆動力を受けて回転されるプ
ラテンギア19が一体回転可能にして取り付けられてい
る。
【0023】一対のプレッシャローラ17はプラテン1
5の前後の位置に、このプラテン15と略平行にして配
置されており、プラテン15の方向に多少の移動が許容
される状態にして、ベアリング14を介してロアフレー
ム2に回転自在にして取り付けられている。また、各プ
レッシャローラ17には、それぞれプレッシャローラ押
圧用のブラケット18が取り付けられている。
【0024】プレッシャローラ押圧用のブラケット18
は、板状片で形成されており、本体部18aと、この本
体部18aの両端を各々同じ方向に略直角に折り曲げて
なる押圧アーム部18bとを一体に有して、断面略コ字
状に形成されている。また、各押圧アーム部18bの先
端には、プレッシャローラ17を受け入れる切欠部13
が左右対称な状態にして各々形成されている。さらに、
本体部18aの左右略中間部分には、アッパフレーム3
側の突起部9に対応して突起部21が一体に形成されて
いる。そして、このブラケット18は、アッパフレーム
3側の折曲片8に本体部18aを対応させ、かつ切欠部
13内にプレッシャローラ17をそれぞれ挿入係合させ
た状態にして配設される。また、この後から本体部18
aと折曲片8との間にコイルスプリング22が突起部9
と突起部21にそれぞれ位置決めさせて取り付けられ、
このコイルスプリング22の付勢力をプレッシャローラ
17の両端にそれぞれ均一に付与し、このプレッシャロ
ーラ17をプラテン15に押し付けた状態を保持する。
これにより、各プレッシャローラ17はプラテン15に
対して左右均一に押圧されることになる。
【0025】ここで、コイルスプリング22とブラケッ
ト18の働きをさらに図3を用いて説明する。例えば、
プラテン15を製造するような場合では、その寸法公差
内で左右のバラツキが発生することが少なくない。今、
プラテン15の左右の直径がそれぞれ直径d1 とd2
で、d1 >d2 であったとすると、このバラツキ(d1
−d2 )は最大0.05ミリ程度で、ブラケット18はコイ
ルスプリング22の部分で回動されてプラテン15の径
の小さい側に傾き、プレッシャローラ17がプラテン1
5に作用する左右の力F1 及びF2 は均一になる。ま
た、これとは逆に、プレッシャローラ17の左右の径の
バラツキが発生しても、プレッシャローラ17がプラテ
ン15に作用する左右の力F1 及びF2 は均一になる。
【0026】すなわち、プレッシャローラ17の左右の
軸端にコの字状のブラケット18を当接させるととも
に、ブラケット18の中央に押圧用のコイルスプリング
22を設けて、このコイルスプリング22でブラケット
18を回動自在に支持しているので、プレッシャローラ
17がプラテン15に対して傾いていたり、逆にプラテ
ン15がプレッシャローラ17に対して傾いていたよう
な場合でも、プレッシャローラ17がプラテン15に対
して押圧される力が自動的に左右均一に調節されること
になる。したがって、上述した従来装置のように、圧力
を調節するのに調整ネジでコイルスプリングのテンショ
ンを調節したりする必要が無くなる。
【0027】このように構成された用紙搬送装置部で
は、記録用紙20はプラテン15に略半周巻き付けら
れ、かつ左右一対のプレッシャローラ17でプラテン1
5に圧接された状態にされてセットされる。そして、プ
ラテン15が間欠的に回転されると、プレッシャローラ
17によりプラテン15に圧接されて巻き付けられてい
る記録用紙20が行送りされるとともに、図示せぬイン
クリボンが所定量送られることになるが、上述したよう
にプレッシャローラ17はプラテン15に対して左右均
一に押し付けられて回転するので、スキュー等を発生す
ることなく記録用紙20を走行されることができる。こ
れにより、常に良好な印刷結果が得られることになる。
【0028】図4及び図5は本発明の第2の実施例とし
ての熱転写式カラープリンタの用紙搬送装置部を示すも
ので、図4はその要部を示す斜視図、図5はその要部構
成を示す平面図である。図4及び図5において図1及び
図2と同一符号を付したのは図1及び図2と同一のもの
を示している。
【0029】図4及び図5において、符号1は用紙搬送
装置部のフレームで、このフレーム1はロアフレーム2
とアッパフレーム3とで構成されている。
【0030】このうち、ロアフレーム2は、左右両側面
2a,2bと前面2c及び底面(不図示)を有して、上
面と後面が開口された箱状に形成されており、また各側
面2a,2bの一部には、上面側より大きく前後端に渡
って切り欠き4が形成されている。さらに、前端側には
アッパフレーム受部5が形成されている。
【0031】アッパフレーム3は、上面3aと左右両側
面3b,3bと前面3cとを有して、ロアフレーム2の
上面と略同じ大きさで、蓋状にして形成されており、ま
た上面3aの略中央には左右方向開口に比較的細長く延
ばされて矩形状に開口されている窓7が形成されてい
る。そして、このアッパフレーム3は、後端側が枢軸6
を介しロアフレーム2に取り付けられていて、この枢軸
6を支点にして前端側が上下方向に回転可能となってお
り、上方(後ろ側)に回転された開放位置と、内面がア
ッパフレーム受部5に当接されてロアフレーム2の上面
を閉じた状態となる下方(前側)に回転された閉位置と
に切り換え可能になっている。図4は、このアッパフレ
ーム3が閉位置に配置されている状態を示している。
【0032】さらに、アッパフレーム3の上面3aの窓
7を挟んだ前後の位置には、一対の折曲片28a,28
bが各々形成されている。この一対の折曲片28a,2
8bは、それぞれ左右中心に位置して、上面3aより裏
面側に略直角に折り曲げられて設けられているととも
に、互いに対応した位置には、調整シャフトとしての調
整ネジ31が螺合されて貫通しているネジ孔(不図示)
が形成されている。また、さらにアッパフレーム3の左
右の側面3b,3bには、突片3dが下方に向かってさ
らに垂れ下げられた状態にして一体に設けられており、
この左右の突片3d,3dとの間にまたがってプラテン
15と一対のプレッシャローラ17等が取り付けられた
状態になっている。
【0033】プラテン15はアッパフレーム3の窓7の
下側に対応して配置されており、両端がベアリング16
を介してアッパフレーム3の突片3dに回転自在にして
取り付けられている。また、プラテン15の一端側に
は、図示せぬ駆動機構側の駆動力を受けて回転されるプ
ラテンギア19が一体回転可能にして取り付けられてい
る。
【0034】一対のプレッシャローラ17はプラテン1
5の前後の位置に、このプラテン15と略平行にして配
置されており、プラテン15の方向に多少の移動が許容
される状態にして、ベアリング14を介してロアフレー
ム2に回転自在にして取り付けられている。また、各プ
レッシャローラ17には、それぞれプレッシャローラ押
圧用のブラケット18が取り付けられている。
【0035】プレッシャローラ押圧用のブラケット18
は、板状片で形成されており、本体部18aと、この本
体部18aの両端を各々同じ方向に略直角に折り曲げて
なる押圧アーム部18bとを一体に有して、断面略コ字
状に形成されている。また、各押圧アーム部18bの先
端には、プレッシャローラ17を受け入れる切欠部13
が左右対称な状態にして各々形成されている。さらに、
本体部18aの左右略中間部分には、アッパフレーム3
側の折曲片28a,28bの間に対応してスプリングブ
ラケット32が取り付けられている。
【0036】スプリングブラケット32はコ字状に形成
されたブラケット部32aと、このブラケット部32a
の略中心から前または後ろ側に略直角に突出されたガイ
ドシャフト32bとを一体に有している。そして、ブラ
ケット部32aを調整ネジ31が貫通する状態にして、
この調整ネジ31に取り付けられ、さらにこの後から止
め輪33で長手方向の位置決めがなされているととも
に、ガイドシャフト32bをブラケット18の本体部1
8aの中心に設けられたガイド用のスリット孔36を貫
通させ、その裏面側でナット35により抜け止めされ
て、ブラケット18に対しても傾動自在にして取り付け
られている。また、ブラケット18に取り付けるとき、
ブラケット18と第1のブラケット部32aとの間には
コイルスプリング22が配設され、このコイルスプリン
グ22の付勢力をプレッシャローラ17の両端にそれぞ
れ均一に付与し、このプレッシャローラ17をプラテン
15に押し付けた状態にして保持する。これにより、各
プレッシャローラ17はプラテン15に対して左右均一
に押圧されることになる。
【0037】ここで、コイルスプリング22とブラケッ
ト18とスプリングブラケット32及び調整ネジ31の
働きを、さらに図6を用いて説明する。今、プラテン1
5の左右の直径がそれぞれ直径d1 とd2 で、d1 >d
2 であったとすると、このバラツキ(d1 −d2 )は最
大0.05ミリ程度で、ブラケット18は、ガイドシャフト
32bがスリット36内で傾動可能になっていることか
ら、コイルスプリング22の部分で回動されてプラテン
15の径の小さい側に傾き、プレッシャローラ17がプ
ラテン15に作用する左右の力F1 及びF2 は均一にな
る。また、これとは逆に、プレッシャローラ17の左右
の径のバラツキが発生しても、プレッシャローラ17が
プラテン15に作用する左右の力F1 及びF2 は均一に
なる。
【0038】すなわち、プレッシャローラ17の左右の
軸端にコの字状のブラケット18を当接させるととも
に、ブラケット18の中央に押圧用のコイルスプリング
22を設けて、このコイルスプリング22でブラケット
18を回動自在に支持しているので、プレッシャローラ
17がプラテン15に対して傾いていたり、逆にプラテ
ン15がプレッシャローラ17に対して傾いていたよう
な場合でも、プレッシャローラ17がプラテン15に対
して押圧される力が自動的に左右均一に調節されること
になる。したがって、上述した従来装置のように、圧力
を調節するのに調整ネジでコイルスプリング22のテン
ションを調節したりする必要が無くなる。
【0039】また、この自動調整が行われても、調整が
十分でない場合には、調整ネジ31を回すと、スプリン
グブラケット32が右または左方向に移動される。する
と、この移動によりコイルスプリング22のプレッシャ
ローラ17に付与する力のバランス(押圧力配分)が変
えられ、これによって微少な調整を行うことができる。
【0040】このように構成された用紙搬送装置部で
も、記録用紙20はプラテン15に略半周巻き付けら
れ、かつ左右一対のプレッシャローラ17でプラテン1
5に圧接された状態にされてセットされる。そして、プ
ラテン15が間欠的に回転されると、プレッシャローラ
17によりプラテン15に圧接されて巻き付けられてい
る記録用紙20が行送りされるとともに、図示せぬイン
クリボンが所定量送られることになるが、上述したよう
にプレッシャローラ17はプラテン15に対して左右均
一に押し付けられて回転するので、スキュー等を発生す
ることなく記録用紙20を走行されることができる。こ
れにより、常に良好な印刷結果が得られることになる。
【0041】なお、上記実施例では、熱転写式カラープ
リンタの用紙搬送部に適用した場合について説明した
が、これに限ることなく、一般のプリンタにおける用紙
搬送部に適用できるものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るプリ
ンタの用紙搬送装置によれば、プレッシャローラの左右
の軸端にブラケットの端部をそれぞれ当接させるととも
に、ブラケットの中央にスプリングを設けて、このスプ
リングでブラケットを傾動自在に支持しているので、製
造誤差等でプレッシャローラがプラテンに対して傾いて
いたり、逆にプラテンがプレッシャローラに対して傾い
ていたような場合でも、プレッシャローラがプラテンに
対して押圧される力が自動的に左右均一に調節されるこ
とになる。したがって、上述した従来装置のように、圧
力を調節するのに調整ネジでコイルスプリングのテンシ
ョンを調節したりする必要が無くなり、常に良好な圧接
力が得られ、スキュー等を無くして印字品位を向上させ
ることができる。
【0043】また、上記スプリングのブラケット上にお
ける位置を左右方向に移動可能に設けた場合では、上記
ブラケットの傾動で調整できない微少な押圧調整も可能
になり、さらに良好な圧力が得られて、スキュー等を無
くして印字品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例として示す用紙搬送装置
の要部平面図である。
【図2】第1の実施例装置の要部構成斜視図である。
【図3】第1の実施例装置における要部動作説明図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例として示す用紙搬送装置
の要部構成斜視図である。
【図5】第2の実施例装置の要部構成平面図である。
【図6】第2の実施例装置における要部動作説明図であ
る。
【図7】従来装置の要部構成斜視図である。
【図8】従来装置における要部動作説明図である。
【符号の説明】
15 プラテン 17 プレッシャローラ 18 プレッシャローラ押圧用ブラケット 18b 押圧アーム部 22 コイルスプリング 31 調整ネジ 32 スプリングブラケット 32a ブラケット部 32b ガイドシャフト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、このプラテンに押圧されて
    配置されたプレッシャローラとの間に記録用紙を通し、
    前記プラテンの回転により前記記録用紙を搬送するプリ
    ンタの用紙搬送装置において、 前記プレッシャローラの左右の軸端部分にそれぞれ押し
    付けられる押圧アーム部を左右に有したプレッシャロー
    ラ押圧用のブラケットと、 前記ブラケットの傾動を許容して前記ブラケットの背面
    略中央に配置され、前記ブラケットを介して前記プレッ
    シャローラを前記プラテン側に押圧するためのスプリン
    グとを設けたことを特徴とするプリンタの用紙搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スプリングをコイルスプリングで構
    成した請求項1に記載のプリンタの用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 プラテンと、このプラテンの前後に配置
    されて、前記プラテンにそれぞれ押圧されて配置された
    一対のプレッシャローラとを備え、前記プラテンと前記
    プレッシャローラとの間に記録用紙を通し、前記プラテ
    ンの回転により前記記録用紙を搬送するプリンタの用紙
    搬送装置において、 前記プレッシャローラの左右の軸端部分にそれぞれ押し
    付けられる押圧アーム部を左右に設けたプレッシャロー
    ラ押圧用のブラケットと、前記ブラケットの傾動を許容
    して前記ブラケットの背面略中央に配置され、前記ブラ
    ケットを介して前記プレッシャローラを前記プラテン側
    に押圧するためのスプリングとを有してなるプレッシャ
    機構を備え、 前記プレッシャ機構を前記プレッシャローラ毎に設けた
    ことを特徴とするプリンタの用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 プラテンと、このプラテンの前後に配置
    されて、前記プラテンにそれぞれ押圧されて配置された
    一対のプレッシャローラとを備え、前記プラテンと前記
    プレッシャローラとの間に記録用紙を通し、前記プラテ
    ンの回転により前記記録用紙を搬送する熱転写式カラー
    プリンタの用紙搬送装置において、 前記プレッシャローラの左右の軸端部分にそれぞれ押し
    付けられる押圧アーム部を左右に設けたプレッシャロー
    ラ押圧用のブラケットと、前記ブラケットの傾動を許容
    して前記ブラケットの背面略中央に配置され、前記ブラ
    ケットを介して前記プレッシャローラを前記プラテン側
    に押圧するためのスプリングとを有してなるプレッシャ
    機構を備え、 前記プレッシャ機構を前記プレッシャローラ毎に設けた
    ことを特徴とする熱転写式カラープリンタの用紙搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 プラテンと、このプラテンに押圧されて
    配置されたプレッシャローラとの間に記録用紙を通し、
    前記プラテンの回転により前記記録用紙を搬送するプリ
    ンタの用紙搬送装置において、 前記プレッシャローラの左右の軸端部分にそれぞれ押し
    付けられる押圧アーム部を左右に有したプレッシャロー
    ラ押圧用のブラケットと、 前記ブラケットの傾動を許容して前記ブラケットの背面
    略中央に左右方向に移動可能に配置されているととも
    に、前記ブラケットを介して前記プレッシャローラを前
    記プラテン側に押圧するためのスプリングを有してなる
    プレッシャ機構と、 前記プレッシャ機構の前記ブラケットに対する左右方向
    の移動を調整するための手段とを備えたことを特徴とす
    るプリンタの用紙搬送装置。
  6. 【請求項6】 プラテンと、このプラテンの前後に配置
    されて、前記プラテンにそれぞれ押圧されて配置された
    一対のプレッシャローラとを備え、前記プラテンと前記
    プレッシャローラとの間に記録用紙を通し、前記プラテ
    ンの回転により前記記録用紙を搬送するプリンタの用紙
    搬送装置において、 前記プレッシャローラの左右の軸端部分にそれぞれ押し
    付けられる押圧アーム部を左右に設けたプレッシャロー
    ラ押圧用のブラケットと、前記ブラケットの傾動を許容
    して前記ブラケットの背面略中央に左右方向に移動可能
    に配置されているとともに、前記ブラケットを介して前
    記プレッシャローラを前記プラテン側に押圧するための
    スプリングとを有してなるプレッシャ機構と、 前記プレッシャ機構の前記ブラケットに対する左右方向
    の移動を調整するための手段とを備え、 前記プレッシャ機構と前記調整手段を前記プレッシャロ
    ーラ毎に設けたことを特徴とするプリンタの用紙搬送装
    置。
  7. 【請求項7】 プラテンと、このプラテンの前後に配置
    されて、前記プラテンにそれぞれ押圧されて配置された
    一対のプレッシャローラとを備え、前記プラテンと前記
    プレッシャローラとの間に記録用紙を通し、前記プラテ
    ンの回転により前記記録用紙を搬送する熱転写式カラー
    プリンタの用紙搬送装置において、 前記プレッシャローラの左右の軸端部分にそれぞれ押し
    付けられる押圧アーム部を左右に設けたプレッシャロー
    ラ押圧用のブラケットと、前記ブラケットの傾動を許容
    して前記ブラケットの背面略中央に左右方向に移動可能
    に配置されているとともに、前記ブラケットを介して前
    記プレッシャローラを前記プラテン側に押圧するための
    スプリングとを有してなるプレッシャ機構と、 前記プレッシャローラ機構の前記ブラケットに対する左
    右方向の移動を調整するための手段とを備え、 前記プレッシャ機構と前記調整手段を前記プレッシャロ
    ーラ毎に設けたことを特徴とする熱転写式プリンタの用
    紙搬送装置。
JP17369294A 1994-06-30 1994-06-30 プリンタの用紙搬送装置 Pending JPH0811375A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7431292B2 (en) 2003-05-22 2008-10-07 Oki Data Corporation Medium conveying apparatus
WO2014077052A1 (ja) * 2012-11-13 2014-05-22 沖電気工業株式会社 媒体搬送装置

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