JPH09131130A - 接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置 - Google Patents

接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置

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JPH09131130A
JPH09131130A JP7292606A JP29260695A JPH09131130A JP H09131130 A JPH09131130 A JP H09131130A JP 7292606 A JP7292606 A JP 7292606A JP 29260695 A JP29260695 A JP 29260695A JP H09131130 A JPH09131130 A JP H09131130A
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JP
Japan
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scion
scion seedling
seedling
gripping
rootstock
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Pending
Application number
JP7292606A
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English (en)
Inventor
Haruki Otsuki
晴樹 大月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09131130A publication Critical patent/JPH09131130A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】穂木苗供給時における上下方向の位置決めを子
葉の幅が広がる部分で行い、切断後の胚軸長さを短く
し、養生中の徒長を未然に防止する。 【解決手段】穂木苗を供給して把持する穂木苗供給装置
であって、穂木苗供給案内溝を有する穂木苗受台の下方
直近には、供給される穂木苗の子葉の広がる部分をして
位置決め把持する穂木苗供給把持ハンドを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接ぎ木ロボット
の穂木苗供給装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来は、ウリ科(キュウリ、スイカ、メロ
ン等)の穂木苗を接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置に供
給する際、この穂木苗の上下方向の位置決めを子葉展開
基部で行うようにしていた。そのため、切断後の胚軸長
さが長くなり、養生中に胚軸が徒長しやすく、苗が首長
となり、貧弱で折れ易くなる問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解消することを目的とする。この目的達
成のため、次のような技術的手段を講じた。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明にか
かる技術的手段は、穂木苗を供給して把持する穂木苗供
給装置7であって、穂木苗供給案内溝11aを有する穂
木苗受台11の下方直近には、供給される穂木苗の子葉
の広がる部分をして位置決め把持する穂木苗供給把持ハ
ンド13を設けてあることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用、及び効果】穂木苗供給装置の苗受台の穂
木苗供給案内溝内に穂木苗が供給されると、穂木センサ
の検出結果により穂木苗供給把持ハンドが閉じて穂木苗
の子葉広がり部分を把持する。そして、このように供給
セットされた穂木苗は、穂木苗搬送装置により穂木カッ
タ−の切断位置まで搬送されて所定長さに切断処理され
る。
【0006】従って、本発明によれば、穂木苗の供給に
際しては、上下方向の位置決めを子葉の幅が広がる部分
で行うため、子葉展開基部で位置決めしていた従来のも
のに比し、切断後の胚軸長さを短くすることができ、養
生中の徒長を未然に防止することができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。接ぎ木ロボットは、図1で示すように、接ぎ木部A
とクリップフイ−ダ部Bからなり、接ぎ木部Aは、台木
部1と穂木部2と中間の接合部3とからなっている。
台木部1は、台木苗の供給装置4と台木苗の搬送装置5
と台木カッター6からなり、また、穂木部2も同様に穂
木苗供給装置7と穂木苗搬送装置8と穂木カツタ−9か
らなる。
【0008】台木苗供給装置4に供給される台木苗(キ
ュウリ、スイカ、メロン等のウリ科)は、図1の矢印
(イ)方向に回転する台木苗搬送装置5により台木カッ
ター6の切断位置まで搬送され、ここで台木カッタ−が
回転してそのカッタ−刃により台木苗の子葉を一枚残し
て他の子葉部分は切り落される。切断された台木は矢印
(ロ)方向に搬送され、更にこれより(ホ)方向に搬送
されて、接合装置10に対応する接合部3において反対
側から搬送されてくる穂木と接合される。
【0009】また、同様に、穂木苗供給装置7に供給さ
れた穂木苗は穂木苗搬送装置8により矢印(ハ)方向に
搬送され、切断位置で上から下方向に回転する穂木カッ
タ−9にてその胚軸部分より上の組織を残して、一部胚
軸部と根部が切り落される。そして、かかる穂木は矢印
(ニ)方向に搬送され、更に(ホ)方向にも搬送され
て、この穂木と前記台木とが接合部3において、クリッ
プフイ−ダBから供給され、クリップ接合装置10から
押し出されるクリップにて接合されて接ぎ木作用が完了
することになる。
【0010】穂木苗供給装置7について説明すると、穂
木苗供給案内溝11aを有する苗受台11、苗受板1
2、揺動開閉可能な穂木苗供給把持ハンド13、穂木苗
が供給されたことを検知する穂木センサ−SW等からな
る。穂木苗供給把持ハンド13は、把持爪13aと把持
爪開閉用シリンダ13bとからなり、苗受台11の下側
近接位置に設けてあると共に、供給される穂木苗Nの子
葉Naの広がり部分Nbを位置決め把持するよう構成し
ている。
【0011】穂木センサ−SWは、苗受台11の案内溝
11a内に穂木苗が供給されたことを検出する構成であ
り、該センサ−の検出結果により穂木苗供給把持ハンド
13の把持爪13aが閉じ方向に揺動し苗受板12との
間で供給された穂木苗の子葉広がり部分Nbを把持する
構成である。穂木苗搬送装置8は、穂木搬送用回転アク
チュエ−タ14と該アクチュエ−タ14の下部の穂木搬
送ア−ム支持体15がアクチュエ−タ回転軸16を中心
に回転自在に支持されている。穂木搬送ア−ム支持体1
5には、該支持体15に支持された穂木搬送ア−ム押出
シリンダ17、該シリンダ17により伸縮される穂木搬
送ア−ム18と該搬送ア−ム18の先端には左右一対の
揺動開閉可能な把持爪20,20からなる穂木ハンド2
1が設けられている。穂木補助ハンド22は前記穂木搬
送ア−ム支持体15にブラケット19を介して支持され
ている。前記穂木ハンド21と穂木補助ハンド22は左
右一対の把持爪が揺動開閉可能に構成されていて、穂木
を挾み込むことで把持するものであり、穂木把持用シリ
ンダ23と穂木把持用補助シリンダ24とによって開閉
制御される構成である。なお、前記穂木苗搬送装置8
は、回転軸16を中心として穂木苗供給装置7の穂木苗
供給位置から穂木カッタ−9の切断位置まで略90度旋
回し、更に、この切断位置から接合部3の接合位置まで
略90度旋回する構成である。
【0012】上記のように左右一対の把持爪20,20
にて穂木苗を把持する時には、前記穂木苗供給把持ハン
ド13により把持されている穂木苗の子葉広がり部分N
b近くの胚軸部分を把持することになる。従って、穂木
ハンド21による穂木の把持位置が実質的に子葉側へ移
行することになり、切断後における接ぎ木クリップ位置
から子葉までの胚軸長さが短小となるため、接ぎ木時の
草丈が従来のものより短くなり適正な長さとなる。
【0013】穂木補助ハンド22は、穂木ハンド21の
下方にあって胚軸の切断近くを把持する関係位置に設け
られてあり、穂木カッタ−9により切断するとき、一対
の把持爪が閉じて胚軸を挾持する構成である。穂木カッ
タ−9は、回転軸25を中心として矢印K方向に回転さ
れる構成である。
【0014】なお、クリップ接合装置10のクリップ押
出し具10aはクリップ押出シリンダ10bによって往
復作動される構成である。台木苗搬送装置5は、台木搬
送用回転アクチュエ−タ26と該アクチュエ−タ26の
下部の台木搬送ア−ム支持体27がアクチュエ−タ回転
軸28を中心に回転自在に支持されている。台木搬送ア
−ム支持体27には、該支持体27に支持された台木搬
送ア−ム押出シリンダ29、該シリンダ29により伸縮
される台木搬送ア−ム30、該搬送ア−ム30の先端に
は一対の開閉可能な台木ハンド31と台木苗の根鉢を把
持する一対の開閉可能な台木根鉢ハンド33が設けられ
ている。台木補助ハンド32は前記台木搬送ア−ム支持
体27に取付プレ−ト37を介して支持されている。前
記台木ハンド31、台木補助ハンド32及び台木根鉢ハ
ンド33は一対の把持爪が開閉可能に構成されていて、
台木及び根鉢を挾み込むことで把持するものであり、台
木把持用シリンダ34と台木把持用補助シリンダ35と
根鉢把持用シリンダ36とによって開閉制御される構成
である。
【0015】穂木苗供給装置7に穂木苗が供給される
と、穂木検出センサSWの検出結果により穂木苗供給把
持ハンド13の把持爪13aが閉じて穂木苗の子葉広が
り部分を把持する。次に穂木ハンド21が開いた状態で
穂木苗供給装置7内に進入し、供給されている穂木苗の
胚軸を把持する。穂木ハンド21により把持された穂木
苗は穂木カッタ−9の切断作用位置まで搬送され、該穂
木カッタ−9の作用により穂木苗の胚軸部分より上の組
織を残して、一部の胚軸部と根部が切り落される。
【0016】切断された穂木はなおも穂木ハンド21に
より接合部3に搬送され、そして、検出センサ−による
正規の接合位置検出結果により、穂木ハンド21が接合
装置10の対応位置まで進出移動して、これに把持され
た穂木と前記台木ハンド31の進出移動によって送られ
てきた台木とが図7のように接合され、クリップにて挾
圧保持されることになる。
【0017】図9及び図10に示す実施例について説明
する。従来は、図11の(a)で示すように、切断刃を
軸方向に移動させて切断する方式の場合は、切断面を長
く取ると、図11の(b)に示す如く、表皮が切り終わ
り時に残り易く接合性能の低下を招くものであったが、
例えば、図9に示すように、穂木苗搬送装置8により穂
木苗を把持して切断位置に搬送する時、定位置に設定し
てある切断刃38に対し、斜めに交差する方向で、且
つ、直角方向に作用させて切断する構成とすれば、つま
り、胚軸を切断刃に対し側方から押し当てて切断する方
式とすれば、軸方向からの切断方式のように切り終わり
に表皮が残ることがない。しかも、切断刃の傾きと切断
面の傾きが一致し易く、切断角度の精度が高くなり、接
合性能の向上を図ることができる。
【0018】かかる実施例の切断刃38は、穂木苗搬送
装置8により送られてくる穂木苗の胚軸を斜めに切断す
るよう上下方向傾斜状態に設置したものであるが、長孔
39及び締付固定具40を介してこの傾斜方向の上下調
節が可能であり、且つ、傾斜角も任意に変更調節できる
構成としている。なお、図10は、台木側切断装置の実
施例を示すものであるが、図9に示す穂木側の実施例と
同じ構成である。つまり、台木苗搬送装置5により送ら
れてくる台木苗の胚軸を斜めに切断するよう切断刃38
を上下方向傾斜状態に設置している。
【0019】また、この切断刃38に超音波振動を与え
るようにしておけば、切れ味が良好となり、切断性能を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木ロボットの平面図
【図2】同上要部の正面図
【図3】同上要部の正面図
【図4】同上要部の平面図
【図5】要部の側面図
【図6】要部の正面図
【図7】台木と穂木の接合状態を示す。
【図8】穂木苗の位置決め状態を示す。
【図9】別実施例の要部側面図
【図10】同上要部側面図
【図11】従来の胚軸切断方式及び切断状態を示す。
【符号の説明】
A 接ぎ木部 B クリップフイ−ダ部 1 台木部 2 穂木部 3 接合部 4 台木苗供給装置 5 台木苗搬送装置 6 台木カッタ− 7 穂木苗供給装置 8 穂木苗搬送装置 9 穂木カッタ− 10 接合装置 11 苗受け台 12 苗受板 13 穂木苗供給把持ハンド 14 穂木搬送用回転ア
クチュエ−タ 15 穂木搬送ア−ム支持体 16 回転軸 17 穂木押出シリンダ 18 穂木搬送ア−ム 19 ブラケト 20 把持爪 21 穂木ハンド 22 穂木補助ハンド 23 穂木把持用シリンダ 24 穂木把持用補助シ
リンダ 25 カッタ−回転軸 26 台木搬送用回転ア
クチュエ−タ 27 台木搬送ア−ム支持体 28 回転軸 29 台木押出シリンダ 30 台木搬送ア−ム 31 台木ハンド 32 台木補助ハンド 33 台木根鉢ハンド 34 台木把持用シリン
ダ 35 台木把持用補助シリンダ36 根鉢把持用シリン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穂木苗を供給して把持する穂木苗供給装
    置7であって、穂木苗供給案内溝11aを有する穂木苗
    受台11の下方直近には、供給される穂木苗の子葉の広
    がる部分をして位置決め把持する穂木苗供給把持ハンド
    13を設けてあることを特徴とする接ぎ木ロボットの穂
    木苗供給装置。
JP7292606A 1995-11-10 1995-11-10 接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置 Pending JPH09131130A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7292606A JPH09131130A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置

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JP7292606A JPH09131130A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置

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Publication Number Publication Date
JPH09131130A true JPH09131130A (ja) 1997-05-20

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ID=17783979

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7292606A Pending JPH09131130A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置

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JP (1) JPH09131130A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166877A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Mekatekku Kk 接ぎ木苗の切断装置及び切断方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166877A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Mekatekku Kk 接ぎ木苗の切断装置及び切断方法

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