JPH08280254A - 接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置 - Google Patents

接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置

Info

Publication number
JPH08280254A
JPH08280254A JP7089424A JP8942495A JPH08280254A JP H08280254 A JPH08280254 A JP H08280254A JP 7089424 A JP7089424 A JP 7089424A JP 8942495 A JP8942495 A JP 8942495A JP H08280254 A JPH08280254 A JP H08280254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rootstock
root
hand
seedling
scion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7089424A
Other languages
English (en)
Inventor
Morikazu Mizota
盛和 溝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP7089424A priority Critical patent/JPH08280254A/ja
Publication of JPH08280254A publication Critical patent/JPH08280254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】接ぎ木作業と胚軸を一定長さに切断処理する断
根処理作業を同時に行なうようにし、作業の省力化を図
る。 【構成】台木苗を供給して把持する台木苗供給装置であ
って、台木苗供給案内溝を有する台木苗受台11の下方
に供給された台木苗の胚軸を一定長さに切断処理する台
木苗断根処理手段14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接ぎ木ロボットの台
木苗断根処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】台木苗を供給して把持する台木苗供給装置
には、供給された台木苗の胚軸を一定長さに切断処理す
るための台木苗断根処理手段が設けられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術のもの
では、台木苗の断根処理手段がない為、作業の省力化が
できないばかりでなく、胚軸の長さが一定しないため、
草丈の揃った接ぎ木苗を得ることができなかった。本発
明は、かかる問題点を解消することを目的とする。この
目的達成のため、次のような技術的手段を講じた。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明にか
かる技術的手段は、台木苗を供給して把持する台木苗供
給装置であって、台木苗供給案内溝を有する台木苗受台
11の下方には供給された台木苗の胚軸を一定長さに切
断処理する台木苗断根処理手段14を設けてあることを
特徴とする。
【0005】
【発明の作用、及び効果】台木苗供給装置の台木苗受台
に台木苗が人為的に供給されると、台木検出センサ−の
検出結果により台木供給ハンドが閉じて台木苗を把持す
る。そして、次に断根カッタ−ハンドが閉じ方向に作動
しこのカッタ−刃の作用で台木胚軸を一定の長さに切断
処理する。
【0006】要するに、本発明によれば、接ぎ木作業と
同時に断根処理することができるので省力化が期待でき
る。しかも、機械的に断根処理するものであるため、胚
軸長さが一定となり、土中に挿し木する時、草丈が定ま
り成育が良好となる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。接ぎ木ロボットは、図1で示すように、接ぎ木部A
とクリップフイ−ダ部Bからなり、接ぎ木部Aは、台木
部1と穂木部2と中間の接合部3とからなっている。
【0008】台木部1は、台木苗の供給装置4と台木苗
の搬送装置5と台木カッター6からなり、また、穂木部
2も同様に穂木苗供給装置7と穂木苗搬送装置8と穂木
カツタ−9からなる。台木苗供給装置4に人為的に供給
される台木苗は、図1の矢印(イ)方向に回転する台木
苗搬送装置5により台木カッター6の切断位置まで搬送
され、ここで台木カッタ−6が下方から上方に回転して
きてそのカッタ−刃6aにより台木苗の台木部分を残し
て他の本葉部分は切り落される。(ナス科) なお、台木苗がウリ科(キュウリ,スイカ,メロン等)
の場合には、カッタ−刃により台木苗の子葉を一枚残し
てその他の子葉部分は切り落される。
【0009】切断された台木は矢印(ロ)方向に搬送さ
れ、接合部3で接合装置10により穂木と接合される。
また、同様に、人為的に穂木苗供給装置7に供給された
穂木苗は穂木苗搬送装置8により矢印(ハ)方向に搬送
され、切断位置で上から下方向に回転する穂木カッタ−
9にてその胚軸部分より上の組織を残して、一部胚軸部
と根部が切り落される。そして、かかる穂木は矢印
(ニ)方向に搬送され、この穂木と前記台木とが接合部
3において、クリップフイ−ダ部Bから供給されるクリ
ップで接合されて接ぎ木作用が完了することになる。
【0010】台木苗供給装置4は、台木供給案内溝11
aを有する台木苗受台11、揺動開閉可能な台木苗把持
爪12aを有する台木供給ハンド12、台木苗が供給さ
れたことを検出する台木検出センサ−13等からなる。
台木検出センサ−13は、台木苗受台11の案内溝11
a内に台木苗が供給されたことを検出する構成であり、
該センサ−13の検出結果により台木供給ハンド12の
台木苗把持爪12aが閉じ方向に揺動し供給された台木
苗を把持する構成である。
【0011】前記台木苗受台11の下方には供給された
台木苗の胚軸を一定長さに切断処理する台木苗断根処理
装置14が設けられている。台木苗断根処理装置14
は、台木挿入用V型溝15を有する断根カッタ−取付板
16、揺動開閉可能な断根カッタ−刃17aを有する断
根カッタ−ハンド17、断根カッタ−刃17aの対向側
に設けられた刃受け板18、台木苗挿入時の手有無検出
センサ−19等からなる。
【0012】台木挿入用V型溝15の奥部には、V溝案
内壁面15a,15a′に連なる凹溝案内壁面15b,
15b′が形成されるが、断根カッタ−刃17aに対向
する側の凹溝案内壁面15bは該断根カッタ−刃17a
に対する受け刃の役目を果たす構成である。断根カッタ
−ハンド17は、断根カッタ−取付板16の裏側に取付
けるが、断根カッタ−刃17aが開いた時、この取付板
16にて覆い、台木挿入用V型溝15内には露出しない
構成である。
【0013】刃受け板18は、前記断根カッタ−刃17
aに対する受け刃の役目を果たすものであるが、前記凹
溝案内壁面15bとの協同により胚軸を二箇所で受け止
めるものである。従って、このように受け止められた胚
軸は、断根カッタ−ハンド17の閉じ作動の時、断根カ
ッタ−刃17aが凹溝案内壁面15bと刃受け板18と
の間に入り込み、二点支持により切断されることになる
ので、切断性能が向上する。
【0014】手有無検出センサ−19は、台木胚軸を手
で掴んで台木挿入用V型溝15に挿入する時の手の有無
を検出する構成であり、該センサ−19の手不存在検出
結果により断根カッタ−ハンド17の断根カッタ−刃1
7aが閉じ方向に揺動し挿入された台木苗の胚軸を切断
する構成である。かかる構成によれば、台木胚軸を台木
挿入用V型溝15に挿入する時、断根カッタ−刃17a
が閉じて手指などを不用意に切傷する虞れがない。
【0015】断根カッタ−取付板16は、調整ネジ20
などからなる調整機構を介して上下方向に移動調節自在
とし、胚軸長さLを任意に調整できる構成である。これ
によれば、仮植する培土の性状、栽培時期、作柄、仮植
トレイ等に応じて土壌中への挿し代を変えることにより
成育の促進を図ることができる。断根カッタ−刃17a
を操作する断根カッタ−ハンド17の開閉制御は以下の
ような動作制御方式で行う。(図8のタイムチャ−ト参
照)つまり、断根カッタ−ハンド17の「閉」動作は、
台木苗の検出、台木供給ハンド「閉」、手不存在検出後
に行い、且つ、後記する台木ハンド及び台木補助ハンド
の台木苗供給装置4への進入と同時に行う構成である。
また、断根カッタ−ハンド17の「開」動作は、台木供
給ハンド「開」と同時に行う構成である。
【0016】台木苗搬送装置5は、台木搬送用回転アク
チュエ−タ21と該アクチュエ−タ21の下部の台木搬
送ア−ム支持体22がアクチュエ−タ回転軸23を中心
に回転自在に支持されている。台木搬送ア−ム支持体2
2には、該支持体22に支持された台木搬送ア−ム押出
シリンダ24、該シリンダ24により伸縮される台木搬
送ア−ム15、該搬送ア−ム25の先端には一対の開閉
可能な台木ハンド26と一対の開閉可能な台木補助ハン
ド27が設けられている。前記台木ハンド26及び台木
補助ハンド27は一対の爪が開閉可能に構成されてい
て、台木の胚軸を挾み込むことで把持するものであり、
台木把持用シリンダ28と台木把持用補助シリンダ29
とによって開閉制御される構成である。
【0017】台木苗供給装置4に台木苗が人手により供
給されると、台木検出センサ−13の検出結果により台
木供給ハンド12が閉じて台木苗を把持する。次に、手
有無検出センサ−19の手不存在検出結果により断根カ
ッタ−ハンド17が閉じてこのカッタ−刃17aの作用
で台木胚軸を一定の長さに切断処理する。そして、これ
と同時に、台木ハンド26、台木補助ハンド27が開い
た状態で台木苗供給装置4内に進入し、供給されている
台木苗の胚軸を把持する。この時、台木供給ハンド12
が開いて供給装置4での把持状態が解除されると共に、
断根カッタ−ハンド17が開く。
【0018】台木ハンド26により把持された台木苗は
台木カッタ−6の切断作用位置まで搬送される。この切
断作用位置では台木補助ハンド27が閉じて胚軸の切断
近くを挾持する。そして、この切断作用位置での台木苗
は、台木カッタ−6の作用により台木苗の子葉を一枚残
してその他の子葉部分が切り落されることになる。穂木
苗供給装置7について説明すると、穂木供給案内溝7a
を有する苗受け台7b、穂木胚軸受板7c、揺動開閉可
能な穂木胚軸供給ハンド7d、穂木苗が供給されたこと
を検出する穂木検出センサ−(図示省略)等からなる。
【0019】穂木検出センサ−は、苗受け台7bの案内
溝7a内に穂木苗が供給されたことを検出する構成であ
り、該センサ−の検出結果により穂木胚軸供給ハンド7
dが閉じ方向に揺動し穂木胚軸受板7cとの間で供給さ
れた穂木苗を把持する構成である。穂木苗搬送装置8
は、穂木搬送用回転アクチュエ−タ30と該アクチュエ
−タ30の下部の穂木搬送ア−ム支持体31がアクチュ
エ−タ回転軸32を中心に回転自在に支持されている。
穂木搬送ア−ム支持体31には、該支持体31に支持さ
れた穂木搬送ア−ム押出シリンダ33、該シリンダ33
により伸縮される穂木搬送ア−ム34、該搬送ア−ム3
4の先端には一対の開閉可能な穂木(首吊り)ハンド3
5と一対の開閉可能な穂木胚軸補助ハンド36が設けら
れている。前記穂木ハンド35及び穂木胚軸補助ハンド
36は一対の爪が開閉可能に構成されていて、穂木の胚
軸を挾み込むことで把持するものであり、穂木把持用シ
リンダ37と穂木把持用補助シリンダ38とによって開
閉制御される構成である。
【0020】穂木胚軸補助ハンド36は、穂木ハンド3
5の下方にあって胚軸の切断近くを把持する関係位置に
設けられてあり、穂木カッタ−9のカッタ−刃9aによ
り切断するとき、一対の補助ハンドが閉じて胚軸を挾持
する構成である。穂木苗供給装置7に穂木苗が供給され
ると、穂木検出センサ−の検出結果により穂木胚軸供給
ハンド7dが閉じて穂木苗を把持する。そして、穂木ハ
ンド35、穂木胚軸補助ハンド36が開いた状態で穂木
苗供給装置内に進入し、供給されている穂木苗の胚軸を
把持する。この時、同時に穂木胚軸供給ハンド7dが開
いて供給装置7での把持状態が解除される。そして、こ
の穂木ハンド35(穂木胚軸補助ハンド36は開いたま
まで把持していない。)により把持された穂木苗は穂木
カッタ−9の切断作用位置まで搬送される。この切断作
用位置では穂木胚軸補助ハンド36が閉じて胚軸の切断
近くを挾持する。そして、この切断作用位置での穂木苗
は穂木カッタ−9の作用で胚軸部分から切断され、胚軸
の一部が下方に切り落されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木ロボットの平面図
【図2】同上要部の正面図
【図3】平面図
【図4】正面図
【図5】側面図
【図6】平面図
【図7】正面図
【図8】タイムチャ−ト
【符号の説明】
A 接ぎ木部 B クリップフ
イ−ダ部 1 台木部 2 穂木部 3 接合部 4 台木苗供給
装置 5 台木苗搬送装置 6 台木カッタ
− 7 穂木苗供給装置 8 穂木苗搬送
装置 9 穂木カッタ− 10 接合装置 11 台木苗受台 12 台木供給
ハンド 13 台木検出センサ− 14 台木苗断
根処理装置 15 台木挿入用V型溝 16 断根カッ
タ−取付板 17 断根カッタ−ハンド 17a断根カッ
タ−刃 18 刃受け板 19 手有無検
出センサ− 20 調整ネジ 21 台木搬送用回転アクチュエ−タ 22 台木搬送
ア−ム支持体 23 回転軸 24 台木搬送
ア−ム押出シリンダ 25 台木搬送ア−ム 26 台木ハン
ド 27 台木補助ハンド 28 台木把持
用シリンダ 29 台木把持用補助シリンダ 30 穂木搬送
用回転アクチュエ−タ 31 穂木搬送ア−ム支持体 32 回転軸 33 穂木搬送ア−ム押出シリンダ 34 穂木搬送
ア−ム 35 穂木ハンド 36 穂木胚軸
補助ハンド 37 穂木把持用シリンダ 38 穂木把持
用補助シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗を供給して把持する台木苗供給装
    置であって、台木苗供給案内溝を有する台木苗受台11
    の下方には供給された台木苗の胚軸を一定長さに切断処
    理する台木苗断根処理手段14を設けてあることを特徴
    とする接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置。
JP7089424A 1995-04-14 1995-04-14 接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置 Pending JPH08280254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7089424A JPH08280254A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7089424A JPH08280254A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08280254A true JPH08280254A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13970288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7089424A Pending JPH08280254A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08280254A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08280254A (ja) 接ぎ木ロボットの台木苗断根処理装置
JP3591041B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JP3277620B2 (ja) スイカの接木ロボット
JPH09131130A (ja) 接ぎ木ロボットの穂木苗供給装置
JPH08308380A (ja) 接ぎ木ロボットの台木苗切断装置
JP3557703B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JP3191248B2 (ja) 接木ロボット
JP3562003B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JP3555247B2 (ja) 接ぎ木ロボットの接ぎ木苗用接合装置。
JP2880473B2 (ja) 自動接木装置
JP3518050B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JP3223578B2 (ja) 接木ロボット
JP3557740B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JP3525540B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JP2000217429A (ja) 接木機械の台木苗供給案内装置
JP3525539B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JP2880467B2 (ja) 自動接木装置
JP3513259B2 (ja) 接ぎ木用穂部運搬装置
JPH08331977A (ja) 接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置
JP3525537B2 (ja) 接ぎ木ロボット
JPH06319375A (ja) 接木ロボット
JP3598541B2 (ja) ナス科接ぎ木ロボット
JPH08336333A (ja) 接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置
JPH067036A (ja) 接木ロボット
JPH08280256A (ja) 接ぎ木ロボットの穂木把持装置