JP3525539B2 - 接ぎ木ロボット - Google Patents

接ぎ木ロボット

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JP3525539B2
JP3525539B2 JP05133295A JP5133295A JP3525539B2 JP 3525539 B2 JP3525539 B2 JP 3525539B2 JP 05133295 A JP05133295 A JP 05133295A JP 5133295 A JP5133295 A JP 5133295A JP 3525539 B2 JP3525539 B2 JP 3525539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は台木苗と穂木苗を自動的
に供給・切断・接合する接ぎ木苗製造用の接ぎ木ロボッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは操作性の優れた接ぎ木ロボ
ットを開発すべく、研究を重ね一連の特許出願(特願平
4−161515号、特願平6−308962号など)
を行った。前記本発明者らの開発した接ぎ木ロボットは
苗供給装置に配置された台木苗と穂木苗をそれぞれの切
断装置で切断し、切断された穂木と台木をこれらの接合
装置でクリップにより接合する装置であり、これらの操
作を自動的に行う接ぎ木ロボットである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記本発明者らの開発
した接ぎ木ロボットの操作性に改良の余地があった。特
に、接合用の苗を苗供給装置にセットする段階の操作性
が改善の余地が多く、苗の供給装置へのセット位置が一
定していないと、その苗を切断する際の切断位置が一定
にならず、また子葉の除去が不十分であると、接合苗の
着率が低くなることがあった。そこで、本発明の目的
は操作性の優れた接ぎ木ロボットを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、台木苗供給装置に
配置される台木苗および穂木苗供給装置に配置される穂
木苗を各々の苗の搬送装置で、各々の切断位置まで搬送
し、それぞれ切断した台木苗と穂木苗をさらに各々の搬
送装置で接合位置まで搬送して接合する接ぎ木ロボット
において、台木苗供給装置に一対の胚軸把持ハンドと胚
軸に沿ってスライドする一対の子葉除去ハンドを設け
前記一対の子葉除去ハンドには、供給される台木苗の胚
軸引き起こし板を設けた接ぎ木ロボットである。また、
前記胚軸把持ンドの把持圧力より、子葉除去ハンドの
把持圧力が小さくなるように調整する手段を設けた構成
でも良い。
【0005】
【作用】人手により供給される台木苗は、一対の台木苗
把持ハンドで台木苗の、例えば根鉢近くの胚軸を把持
し、また一対の子葉除去ハンドで胚軸の把持した後に、
該ハンドを上下方向に昇降させることで、台木苗の切断
時に邪魔になる子葉を除去することができる。また、台
木苗供給装置の子葉除去ハンドの胚軸に接する位置に胚
軸引き起こし板を設けたので、台木苗供給装置で把持し
た台木苗に多少の傾きがあっても、子葉除去ハンドが上
昇する時に、この胚軸引き起こし板で台木苗の傾きを直
し、胚軸を真っすぐに引き起こして、台木苗の把持性能
と切断性能を向上させることができる。また、同様に、
胚軸引き起こし板で軟らかい苗の傾きも矯正できる。さ
らに、胚軸引き起こし板が台木苗を供給装置に供給する
時、当たりとなるので、挿入作業が容易になる。また、
胚軸把持ハンドと子葉除去ハンドの各々の把持圧力に差
を設け、胚軸把持ハンドの把持圧力より、子葉除去ハン
ドの把持圧力が小さくなるようにすると、子葉除去ハン
ドを上下方向にスライドしても、台木苗の胚軸把持ハン
ドによる把持位置は動かない。そのため、台木苗の切断
位置が常に一定とすることができる。また、子葉除去ハ
ンドの把持圧力の調整により、胚軸を損傷しないよう
に、不要な子葉を除去することができる
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面と共に説明する。ま
ず、台木苗と穂木苗の接合を自動的に行う接ぎ木ロボッ
トの概略を説明する。本実施例の接ぎ木ロボットの上面
図を図1(天板を外した図)に、その部分(接木部)拡
大図を図2に、前面図を図3に、側面図を図4にそれぞ
れ示す。本実施例の接ぎ木ロボットの接合苗作製のため
の機構は図1に示すようにクリップフィーダ部1と接木
部2からなり、接木部2は台木部3と穂木部5および接
合部6からなっている。クリップフィーダ部1のクリッ
プボウル7外周からクリップガイドレール9を設け、そ
の先端部に接木部2を隣接させる。また、台木と穂木の
各々を把持、搬送するためのそれぞれの搬送装置18、
24を接木部2の天板15(図3)に懸架している。図
1に示す接木部2部分の拡大図を図2に示すが、台木部
3は台木苗供給装置17と台木搬送装置18および台木
切断装置19からなり、また、穂木部5も同様に穂木苗
供給装置21、穂木搬送装置22、穂木切断装置23か
らなっている。
【0007】台木苗供給装置17に人手により供給され
た台木苗はハンド76、77に把持される。そして、ハ
ンド76、77に把持された台木苗は図1の矢印(イ)
の方向に回転する台木搬送装置18により台木切断装置
19の位置(切断位置)まで搬送され、ここで、切断装
置19が回転してそのカッター刃により台木苗の胚軸を
斜めに切り落とす。台木切断装置19は先端にカッター
刃を取り付けた回転式カッターであり、図1、図4の矢
印(ハ)方向に回転する。切断された台木は矢印(ロ)
方向に搬送され、接木部2で接合部6の接合装置25
(図2、図3参照)で穂木と接合される。
【0008】また、同様に人手により穂木苗供給装置2
1の穂木苗供給板14に供給された穂木苗は穂木搬送装
置22により矢印(ニ)方向(図1参照)に搬送され、
切断位置で矢印(ヘ)方向(図1、図4参照)に回転す
る穂木切断装置23によりその胚軸部分より上の組織を
残して、一部胚軸部と根部が切り落とされる。そして、
子葉部分を持つ穂木は矢印(ホ)方向に搬送され、接木
部2において台木と、クリップフィーダ部1から供給さ
れるクリップで接合され、接合苗は適宜の方法で鉢に移
植される。
【0009】次に、台木苗供給装置17と台木苗搬送装
置18の説明をする。まず、台木苗供給装置17につい
て説明する。台木苗供給装置17と台木苗搬送装置18
の正面図を図5に示す。本実施例の台木苗供給装置17
には台木苗胚軸把持ハンド76と子葉除去ハンド77と
一対のハンド76を開閉する胚軸把持ハンドシリンダ7
6aと一対のハンド77の開閉用の子葉除去ハンドシリ
ンダ77aとハンド77を上下方向に移動させるための
昇降シリンダ80が設けられ、さらに台木苗子葉除去ハ
ンド77の下方に上側胚軸規制板78aと胚軸把持ハン
ド76の下方に下側胚軸規制板78bとがあり、またハ
ンド77の一方に固定された胚軸引き起こし板82も設
けられている。
【0010】一対の台木苗胚軸把持ハンド76は人手に
より供給される台木苗の根鉢近くの胚軸を把持するため
のもので、一対の子葉除去ハンド77は胚軸の把持後
に、該ハンド77を上下方向に昇降させることで、切断
時に邪魔になる子葉の除去を行うためのものである。ま
た、一対の苗検出センサ81を胚軸把持ハンド76と子
葉除去ハンド77の間に配置してあり、例えば、ナス科
の台木苗を供給する場合に、台木苗が細い場合でも、台
木苗がその供給装置17のハンド76、77に把持され
ているか否か、接ぎ木ロボット自身で確認することがで
きる。
【0011】ここで、台木苗供給装置17の要部のみを
示す図6(図6(a)は接ぎ木ロボットの側面図、図6
(b)は子葉除去ハンド部分と胚軸規制板部分を苗の挿
入方向から見た図)と図8(図8(a)は子葉除去ハン
ド部分を上から見た図、図8(b)は台木の供給時の上
側胚軸規制板と下側胚軸規制板部分の斜視図)と図7を
用いて、本実施例の特徴を説明する。図7は胚軸引き起
こし板が苗を起こす様子を示す図である。
【0012】台木苗供給装置17には台木苗胚軸把持ハ
ンド76と子葉除去ハンド77と一対のハンド76を開
閉する胚軸ハンドシリンダ76aと一対のハンド77の
開閉用の子葉除去ハンドシリンダ77aとハンド77を
シリンダ取付板77bを介して上下方向に移動させるた
めの昇降シリンダ80があるが、その他に上側胚軸規制
板78aと下側胚軸規制板78bが一対の子葉除去ハン
ド77を橋渡しするように配置され、さらにハンド77
の一方に固定された胚軸引き起こし板82も設けられて
いる。また、上側胚軸規制板78aには台木苗が供給さ
れたことを検出して、両ハンド76、77の駆動制御を
するための台木苗検出センサ81を設けてある。
【0013】一対の台木苗把持ハンド76は人手により
供給される台木苗の根鉢近くの胚軸を把持するためのも
ので、一対の子葉除去ハンド77は胚軸の把持後に、該
ハンド77を上下方向に昇降させることで、切断時に邪
魔になる子葉を除去するためのものである。一対の台木
苗胚軸把持ハンド76と一対の子葉除去ハンド77の先
端が開き、この一対のハンド76、77間に台木苗の胚
軸を受け入れた後に、閉じてこれを把持し、その後、子
葉除去ハンド77は台木苗を上下方向にスライドさせて
胚軸を鉛直方向に固定支持する。この子葉除去ハンド7
7の上下方向へのスライドは昇降シリンダ80で行われ
るが、胚軸を把持したまま、スライドさせるために、該
ハンド77の内側には胚軸把持用のハンド溝(図示せ
ず)を設けても良い。このハンド溝が胚軸を把持する時
にできる円が台木苗の胚軸径と略同径になるようにして
おく。そして、子葉除去ハンド77が台木苗を受け取る
際には、ハンド溝により確実に台木苗の胚軸を把持する
ことができる。また、台木苗を把持した後に子葉除去ハ
ンド77をスライドさせるので、台木搬送装置18に受
け渡す位置では胚軸把持ハンド76と子葉除去ハンド7
7の間の胚軸にある不要な子葉はそり落とされ、この両
ハンド76、77間に十分な間隔A(図6参照)がで
き、この部分で台木搬送装置18の胚軸把持ハンド37
(図5参照)が胚軸を確実に把持することができると同
時に、切断装置19による切断もスムーズに行える。
【0014】ここで、胚軸把持ハンド76と子葉除去ハ
ンド77の各々の把持圧力に差を設け、胚軸把持ハンド
76の把持圧力より、子葉除去ハンド77の把持圧力が
小さくなるようにすると、子葉除去ハンド77を上下方
向にスライドしても、台木苗の胚軸把持ハンド76によ
る把持位置は動かない、そのため、台木苗の切断位置が
常に一定とすることができる。また、子葉除去ハンド7
7の把持圧力の調整により、胚軸を損傷しないように、
不要な子葉を除去することができる。
【0015】また、人手により台木苗供給装置17に供
給される台木苗が傾いた場合または台木苗が軟弱で直立
しない場合、子葉除去ハンド77が昇降した時に苗が曲
がり、台木搬送装置で苗を把持する時、斜めになり、台
木苗を切断する時の切断高さがバラツキ、接合不良の原
因になる。そこで、本実施例では、子葉除去ハンド77
のいずれかの一方にその端部が取り付けられ、かつ苗の
供給サイドの奥側の部位で、ほぼ台木の胚軸に接する位
置に胚軸引き起こし板82を設けて(図8(a)、図7
参照)、子葉除去ハンド77が上昇する時に、この胚軸
引き起こし板82で台木の傾きを直し、胚軸を真っすぐ
に引き起こして、台木苗の把持性能と切断性能を向上さ
せることができる。また、同様に、胚軸引き起こし板8
2で軟らかい苗の傾きも矯正できる。さらに、胚軸引き
起こし板82が台木苗を供給装置17に供給する時、当
たりとなるので、挿入作業が容易になる。また、下側胚
軸規制板78bは図8(b)に示すように台木苗挿入時
の胚軸当たり面となる溝を先端部の中央部分に持ち、上
側胚軸規制板78aも同様の構造であるので、図8
(b)に示すように台木苗を供給装置17に供給する時
の当たりとなる。
【0016】また、子葉除去ハンド77で子葉を除去し
た時に、確実に子葉を除去するために、図7に示すよう
に台木子葉除去ハンド77の適宜の部位に子葉除去ノズ
ル73を設けても良い。こうして、台木子葉除去ハンド
77が上昇して子葉を除去したときに、除去された子葉
がハンド77上に残り、台木苗を台木搬送装置18の台
木胚軸把持ハンド37(図5参照)などに受け渡す際
に、残った子葉が該ハンド37にかみこんだり、接合時
に子葉が穂木との接合面に入るなどの不具合が発生する
ことはなくなる。子葉除去ノズル73は、天板15(図
5参照)等に固定し、除去した子葉を吹き飛ばすように
設けても良い。
【0017】また、台木苗供給装置17で台木苗を把持
し、その子葉を除去する操作を接ぎ木ロボットが自動的
に、かつ連続的に行うが、接ぎ木ロボットの操作パネル
にリセットボタン(図示せず)を設け、このリセットボ
タンが押されると胚軸把持ハンド76及び子葉除去ハン
ド77の作動が解除される制御システムを設ける。オペ
レーターの作業不慣れのため台木苗を供給装置17に供
給できなかったり、正しく供給できなかった場合に、作
業のやり直しを行わないと、後の接ぎ木工程での作業性
能が悪くなり、苗のムダが発生するが、これを防ぐため
に、前記リセットボタンを設けて、容易に苗供給作業の
やり直しを行えるようにする。このリセットボタンに関
する制御回路を図9に示す。穂木苗供給装置21には、
一対の把持ハンド67(図3参照)が設けられているだ
けで、図示してないが、この把持ハンド67もエアーア
クチュエータで開閉制御される。
【0018】次に、台木搬送装置18と台木切断装置1
9について、主に図3、図10により説明をする。図1
0は台木部3側の切断装置19と台木搬送装置18を接
ぎ木ロボットの台木部側の側壁方向から見た側面図であ
る。台木搬送装置18の台木搬送用回転アクチュエータ
29は天板15に支持され、該アクチュエータ29の下
部には台木搬送アーム支持体30が該アクチュエータ回
転軸31を中心に回転自在に支持されている。台木搬送
アーム支持体30には、該支持体30に支持された台木
搬送アーム押出シリンダ33、該シリンダ33に固定さ
れた台木搬送アーム34と該搬送アーム34先端の台木
把持部(一対の台木胚軸把持ハンド37と台木根鉢把持
ハンド38)が設けられている。前記ハンド37、38
はそれぞれエアシリンダ37a、38aにより台木を把
持するように開閉制御される。台木苗供給装置17の台
木苗のセット位置まで押し出された台木搬送アーム34
先端の台木胚軸把持ハンド37と台木根鉢把持ハンド3
8が作動して前記両ハンド37、38が台木苗を把持す
る。台木胚軸把持ハンド37と台木根鉢把持ハンド38
の作動と同時に台木搬送用回転アクチュエータ29も作
動して、前記ハンド37、38で把持した台木苗を切断
位置まで搬送する。
【0019】また、一対の台木胚軸固定ハンド39が台
木搬送アーム支持体30に固定される支持板40に支持
され、アクチュエータ41内のエアシリンダ(図示せ
ず)により開閉される。台木苗供給装置17のハンド7
6、77に把持された台木苗の位置まで押し出された台
木搬送アーム34先端の台木胚軸把持ハンド37と台木
根鉢把持ハンド38が作動して前記両ハンド37、38
が台木苗を把持する。
【0020】台木胚軸把持ハンド37と台木根鉢把持ハ
ンド38の作動と同時に台木搬送用回転アクチュエータ
29も作動して、前記ハンド37、38で把持した台木
苗を切断位置まで搬送する。切断位置では台木搬送アー
ム34が引っ込んで、その時台木胚軸固定ハンド39が
胚軸を把持する。
【0021】台木胚軸固定ハンド39のカッター刃通過
面の形状は台木切断時に台木切断装置19のカッター刃
116の回転軌跡と接するような形状として、切断時苗
の位置決めが不安定になりやすいのを防ぎ、胚軸を固定
する。好ましくは、このカッター刃通過面の形状を鉛直
線に対してほぼ25〜30°の傾斜角度にする。胚軸の
切断角度が鈍角であると、切断面積が小さくなり、後述
するクリップ123(図14参照)の台木との接合性能
が悪くなるので、前記25〜30°の傾斜角度で胚軸を
切断する場合が、最も活着性能が良い。したがって、台
木切断装置19のカッターアーム115の回転軌跡が前
記台木胚軸固定ハンド39のカッター刃通過面の形状に
沿うように、カッターアーム115の回転軸を設置する
必要がある。また、一対の台木胚軸固定ハンド39の胚
軸当接面にはそれぞれ溝(図示せず)を設けておくと、
なお、切断時の保持力が増す。
【0022】また、台木胚軸(茎)の把持を確実にする
ために、一対の胚軸把持ハンド37の台木胚軸把持面に
胚軸長手方向と胚軸太さ方向にそれぞれ切欠き(図示せ
ず)を設けてある。胚軸把持ハンド37の切欠きはウリ
科に比べて硬いナス科植物の胚軸(茎)が胚軸把持ハン
ド37の把持面ですべらないようにすることができる。
さらに、該胚軸把持ハンド37の下方には、重い根鉢を
把持するために台木根鉢側面に沿う形状の一対の把持面
を備えた一対の根鉢把持ハンド38がある。
【0023】次に、台木切断装置19を図10により説
明する。なお、切断装置19、23は台木部3、穂木部
5にそれぞれ設けられているが、両方に共通する機構か
らなるものである。カッター駆動シリンダ99は鉛直方
向に向いた支柱112に支持されていて、その回転軸1
13にカッターアーム115が取り付けられている。こ
のカッターアーム115の先端に該アーム115と直交
する方向に切断軌跡を有するカッター刃116の支持部
117が取り付けられている。カッターアーム115へ
のカッター刃支持部117の取り付け位置の調整はカッ
ターアーム115に設けられた調整ボルト118等の調
整具で行う。また、カッター駆動用モータ114の取り
付け高さの調整は支柱112に設けられたネジ119と
長孔を備えた調整板120との調整具で行う。また、カ
ッターアーム115にはカッター刃116が胚軸に当た
る前にカッター刃116の回転軌跡内にある台木苗の胚
軸を台木搬送装置18側に押しつけるための台木押さえ
具121が設けられている。さらに、カッター刃116
を洗浄するための洗浄装置であるスポンジを収納したス
ポンジケース110も設けられている。
【0024】本実施例では切断装置19、23は回転形
式のものを説明したが、本発明では本出願人の特許出願
発明(特願平6−241324号)に記載したような、
構成としても良い。すなわち、図示していないが、台木
切断装置19、23は接ぎ木ロボット基体の支柱112
に取り付けられた平行四辺形の形のカッターブラケット
の鉛直方向に対して傾斜した方向に設けられている一辺
にカッター刃を固定したものを用い、搬送装置18、2
2の回転搬送時に台木苗または穂木苗の胚軸部分を切断
する形式のものを用いても良い。また、台木切断装置1
9、23のカッター刃部分をスライド可能な構成として
搬送装置18、22の回転搬送時に台木苗または穂木苗
の胚軸部分を切断する形式のものを用いても良い。
【0025】次に穂木苗供給装置21と搬送装置22の
説明をする。図11に示すように、穂木苗供給装置21
と搬送装置22の接ぎ木ロボット正面から見た図であ
る。本実施例の穂木苗供給装置21は穂木苗の胚軸を鉛
直方向にして受け取る構造になっている。すなわち、穂
木苗を受け取る受け溝を備えた穂木苗供給板14(穂木
苗供給基板14aと軸受け金具14bからなる)は水平
方向にして穂木苗供給装置21の支柱16に支持固定さ
れている。穂木苗供給基板14aと軸受け金具14bは
アクチュエータ68の支持板69を介して穂木苗供給装
置21の水平方向移動調整装置66の支持板71に固定
されている。
【0026】そして、軸受け金具14bは穂木苗供給基
板14aの裏面側に固定されている。軸受け金具14b
の側面は穂木胚軸の側面に当接可能で、胚軸の固定ハン
ドとしての機能を持つ。穂木苗供給基板14aの先端部
には穂木胚軸の受け溝(図2参照)が形成される。
【0027】また、穂木苗供給装置21の水平方向移動
調整装置66と共に垂直方向位置調整装置70の一端が
支柱16に摺動可能な板71に固定されているので、穂
木苗供給装置21の垂直方向と水平方向の位置の調整が
できる。なお、穂木搬送装置22の把持ハンド59の押
出量は接合位置で台木との間隔を調整した時点で決まる
ので、それに合わせて穂木苗供給基板14aの水平方向
を調整する。穂木苗供給装置21の調整装置66、70
を用いて、微調整ができれば、正確な穂木搬送装置22
による穂木胚軸把持位置の調整が可能となる。
【0028】また、穂木苗供給基板14aの下部にはア
クチュエータ68で作動する穂木苗の胚軸の把持用の一
対の把持ハンド67を備えている。なお、一対の把持ハ
ンド67の一方は可動ハンドとし、他方を軸受け金具1
4bに固定された固定ハンドとすることで、胚軸の固定
ハンド(軸受け金具14b)側の把持位置を所定の位置
に常に設定することができる。
【0029】また、穂木苗供給板14のアクチュエータ
68を作動させるための胚軸検出センサ63を非接触式
光電センサとし該供給基板14aの上面より下側に設け
た。これは、穂木の胚軸が細いものが多いため、接触式
リミットスイッチなどを胚軸検出センサ63として使う
とスイッチのバネ力で胚軸を押し返してしまうので、そ
れを防ぐために、非接触式の胚軸検出センサ63を用い
て、柔らかい苗でも供給可能となるようにしたものであ
る。また、穂木苗供給基板14aの下側に胚軸検出セン
サ63を配置することでハウス内作業時などの外光の影
響を光電センサに与えずに済むことと、土、ほこりなど
が胚軸検出センサ63面に付着して作業不良になるのを
防ぐことができる。
【0030】穂木苗供給板14に支持された穂木苗は、
次に、穂木搬送装置22で把持されて、切断位置と接合
位置に順次搬送される。穂木搬送装置22は穂木搬送用
回転アクチュエータ51と該アクチュエータ51の下部
の穂木搬送アーム支持体52が該アクチュエータ回転軸
53を中心に回転自在に支持されている。穂木搬送アー
ム支持体52には、該支持体52に支持された穂木搬送
アーム押出シリンダ55、該シリンダ55により伸縮さ
れる穂木搬送アーム56と該搬送アーム56先端には穂
木胚軸把持ハンド59が設けられている。前記ハンド5
9は穂木搬送アーム56先端に設けられたアクチュエー
タ58により穂木を把持するように開閉制御される。ま
た、穂木搬送アーム56は押出量調整シム60により、
その押し出し量が調整され、搬送アーム押出シリンダ5
5で押し出される。穂木搬送アーム支持体52の下部に
設けられたアーム61の先端にはアクチュエータ62が
設けられ、そのアクチュエータ62のエアシリンダ(図
示せず)により胚軸固定ハンド64が穂木の胚軸切断時
の胚軸の支持を確実にし、胚軸の切断も確実に行うこと
ができる。
【0031】また、胚軸固定ハンド64のカッター刃の
通過面の形状は穂木切断時に穂木切断装置23のカッタ
ー刃96(図12参照)の回転軌跡と接するような形状
として、一対のハンド64の胚軸当接面に溝を設けてお
き、これで胚軸を挟み込むと切断時苗の位置決めが不安
定になりやすいのを防ぎ、胚軸を固定することができ
る。好ましくは、このカッター刃通過面の形状を鉛直線
に対してほぼ25〜30°の傾斜角度にする。胚軸の切
断角度が鈍角であると、切断面積が小さくなり、台木と
の接合性能が悪くなるので、前記25〜30°の傾斜角
度で胚軸を切断する場合が、最も活着性能が良い。した
がって、穂木切断装置23のカッターアーム94(図1
2参照)の回転軌跡が前記穂木胚軸把持ハンド59のカ
ッター刃通過面の形状に沿うように、カッターアーム9
4の回転軸を設置する必要がある。
【0032】次に図12により穂木切断装置23の説明
をする。図12には穂木苗搬送装置22と穂木切断装置
23を示す。穂木切断装置23も台木切断装置19と同
様の構造からなり、カッター駆動用モータ(図示せず)
のモータの回転軸93、カッターアーム94、カッター
刃支持台95、カッター刃96、カッター刃調整ネジ9
7、長穴98、調整ネジ99、カッター刃96の洗浄装
置100などがある。また、カッターアーム94には胚
軸の切断の邪魔にならないように、カッター刃96が胚
軸に当たる前にカッター刃96の回転軌跡内にある苗の
子葉(切り落とす子葉)などを払いのけるためのローラ
101が設けられている。
【0033】本実施例の接ぎ木ロボットにおいて、自動
運転の終了時に台木切断装置19、穂木切断装置23の
両カッター刃116、96をそれぞれのカッター洗浄装
置110、100のクリーニングポットに入れて洗浄す
るが、それ以外にも、穂木苗、台木苗が接ぎ木ロボット
で検出されない時にも、両カッター刃116、96をそ
れぞれクリーニング操作を行う制御回路を図13に示
す。
【0034】自動運転の終了時だけでなく、穂木苗、台
木苗の無検出時にもカッター刃116、96を洗浄する
理由は、接ぎ木作業中に苗を供給しないで、苗の切断途
中のままでの接ぎ木ロボットが停止状態であると、カッ
ター刃116、96に苗の樹液が固着し、カッター刃1
16、96の切れ味が悪くなるので、これを防ぎ、常に
カッター刃116、96をきれいにすると共に、その寿
命を長く保つためである。なお、穂木切断装置23のカ
ッター刃96は、図12に示す上側の位置から下側のカ
ッター洗浄装置100のある位置に下がった後、クリー
ニングポットに入るようになっている。
【0035】本実施例では切断装置19、23は回転形
式のものを説明したが、本発明では本出願人の特許出願
発明(特願平6−241324号)に記載したような、
構成としても良い。すなわち、図示していないが、台木
切断装置19、23は接ぎ木ロボット基体の支柱に取り
付けられた平行四辺形の形のカッターブラケットの鉛直
方向に対して傾斜した方向に設けられている一辺にカッ
ター刃を固定したものを用い、搬送装置18、22の回
転搬送時に台木苗または穂木苗の胚軸部分を切断する形
式のものを用いても良い。また、台木切断装置19、2
3の切断刃部分をスライド可能な構成として搬送装置1
8、22の回転搬送時に台木苗または穂木苗の胚軸部分
を切断する形式のものを用いても良い。
【0036】次にクリップ供給装置とクリップ接合装置
について図14に示す。クリップ供給装置のクリップフ
ィーダ部1(図1参照)はクリップボウル7の内面に沿
って螺旋状の上昇路を持つ振動型のパーツフィーダにク
リップ123の取手部123aの両端部をガイドする溝
を形成した振動トラフからなるクリップガイドレール9
を接続して、そのガイドレール9の先端は接ぎ木部2に
臨むクリップ掛け装置124が接続している。図14に
はクリップガイドレール9に接続するクリッブ掛け装置
124(=クリップ接合装置25)の要部上面図を示
す。
【0037】図14に示すように、このガイドレール9
の先端は接ぎ木部2の台木と穂木の接合部6(図1参
照)の直前で前記クリップ123の取手部123aの両
端部のガイド間隔を狭め、クリップ123の把持部12
3bを開放するための狭窄ガイドレール125が接続し
ている。ここで把持部123bを開放した状態で前進し
たクリップ123(図14(a))が台木と穂木の接合
位置に来ると、クリップ開閉具126がクリップ123
の取手部123aの付勢を開放する方向に移動して(図
14(b))、把持部123bにより台木と穂木を接合
状態に保つ。
【0038】また、本実施例の接ぎ木ロボットの作動シ
ーケンスは図15に開示したとおりであり、本発明の接
ぎ木ロボットの台木部3および穂木部5の各装置の作動
タイムチャートについては、図16および図17に開示
したとおりである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、一対の子葉除去ハンド
で胚軸の把持した後に、該ハンドを上下方向に昇降させ
ることで、台木苗の切断時に邪魔になる子葉を除去する
ことができ、台木搬送装置で邪魔になる子葉が除去され
た胚軸を確実に把持できる。また、台木苗供給装置の子
葉除去ハンドの胚軸に接する位置に胚軸引き起こし板を
設けたので、台木に多少の傾きがあっても、子葉除去ハ
ンドが上昇する時に、この胚軸引き起こし板で台木の傾
きを直し、胚軸を真っすぐに引き起こして、台木苗の把
持性能と切断性能を向上させることができる。また、同
様に、胚軸引き起こし板で軟らかい苗の傾きも矯正でき
る。さらに、胚軸引き起こし板は台木苗を供給装置に供
給する時、当たりとなるので、挿入作業が容易になる。
こうして、台木の切断位置、接合位置が設定通りに行
え、接合苗の活着率が高くなる。また、胚軸把持ハンド
の把持圧力より、子葉除去ハンドの把持圧力が小さくな
るようにすることで、子葉除去ハンドを上下方向にスラ
イドしても、台木苗の胚軸把持ハンドによる把持位置は
動かないので、台木苗の切断位置が常に一定とすること
ができる。また、子葉除去ハンドの把持圧力の調整によ
り、胚軸を損傷しないように、不要な子葉を除去するこ
とができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの上面
図。
【図2】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの接ぎ木
部の上面図。
【図3】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの接ぎ木
部の前面図。
【図4】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの接ぎ木
部の側面図。
【図5】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木苗
供給装置と台木搬送装置の接ぎ木ロボットの正面から見
た図。
【図6】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木苗
供給装置の一部を示す図(図6(a)は側面図、図6
(b)は図6(a)部分の苗挿入方向から見た図)。
【図7】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木苗
供給装置の胚軸引き起し板が苗を起こす様子を示す図。
【図8】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木苗
供給装置の一部を上方から見た図(図8(a))と胚軸
規制板部分の斜視図(図8(b))。
【図9】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの操作パ
ネルに設けられる胚軸把持ハンド及び子葉除去ハンドの
リセットボタンに関する制御回路図。
【図10】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木
搬送装置と台木切断装置の側面図。
【図11】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの穂木
苗供給装置と搬送装置の接ぎ木ロボット正面から見た
図。
【図12】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの穂木
搬送装置と穂木切断装置の側面図。
【図13】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの切断
装置のカッター刃クリーニング操作用の制御回路図。
【図14】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットのクリ
ップ掛け装置の上面図。
【図15】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの作動
シーケンスを示す図。
【図16】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木
部のタイムチャートを示す図。
【図17】 本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの穂木
部のタイムチャートを示す図。
【符号の説明】
1…クリップフィーダ部、2…接木部、3…台木部、5
…穂木部、6…接合部、9…クリップガイドレール、1
4…穂木苗供給板、15…天板、17…台木苗供給装
置、18…台木搬送装置、19…台木切断装置、21…
穂木苗供給装置、22…穂木搬送装置、23…穂木切断
装置、73…子葉除去ノズル、76…台木苗胚軸把持ハ
ンド、77…子葉除去ハンド、80…昇降シリンダ、8
1…台木苗検出センサ、82…胚軸引き起こし板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗供給装置に配置される台木苗およ
    び穂木苗供給装置に配置される穂木苗を各々の苗の搬送
    装置で、各々の切断位置まで搬送し、それぞれ切断した
    台木苗と穂木苗をさらに各々の搬送装置で接合位置まで
    搬送して接合する接ぎ木ロボットにおいて、 台木苗供給装置に一対の胚軸把持ハンドと胚軸に沿って
    スライドする一対の子葉除去ハンドを設け、前記一対の
    子葉除去ハンドには、供給される台木苗の胚軸引き起こ
    し板を設けたことを特徴とする接ぎ木ロボット。
  2. 【請求項2】 胚軸把持ンドの把持圧力より、子葉除
    去ハンドの把持圧力が小さくなるように調整する手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の接ぎ木ロボッ
    ト。
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