JP3562003B2 - 接ぎ木ロボット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は台木苗と穂木苗を自動的に供給・切断・接木する接木苗製造用の接ぎ木ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者らは操作性の優れた接ぎ木ロボットを開発すべく、研究を重ね一連の特許出願(特願平4−161515号、特願平6−241324号、特願平6−308962号など)を行った。
前記本発明者らの開発した接ぎ木ロボットは苗供給装置に配置された台木苗と穂木苗をそれぞれの切断装置で切断し、切断された穂木と台木をこれらの接合装置でクリップにより接合する装置であり、これらの操作を自動的に行う接ぎ木ロボットである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記本発明者らの開発した接ぎ木ロボットは操作性が優れた活着率の高い接ぎ木ロボットであるが、さらに改良の余地があった。
【0004】
そこで、本発明は本発明者らの開発した前記接ぎ木ロボットをさらに操作性の優れたものにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は台木苗供給装置に配置される台木苗および穂木苗供給装置に配置される穂木苗を各々の苗の搬送装置で、各々の切断位置まで搬送し、それぞれ切断した台木苗と穂木苗をさらに各々の搬送装置で接合位置まで搬送して接合する接ぎ木ロボットにおいて、台木供給装置に一対の胚軸固定ハンドと一対の胚軸位置決めハンドを設け、さらに、該胚軸固定ハンドの下側に台木苗の根鉢上側または根の生え際の位置決め用の固定板を設けた接ぎ木ロボットにより達成される。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は台木苗供給装置に配置される台木苗および穂木苗供給装置に配置される穂木苗を各々の苗の搬送装置で、各々の切断位置まで搬送し、それぞれ切断した台木苗と穂木苗をさらに各々の搬送装置で接合位置まで搬送して接合する接ぎ木ロボットにおいて、台木供給装置に一対の胚軸固定ハンドを設け、さらに、該胚軸固定ハンドの下側に台木苗の根鉢上側または根の生え際の位置決め用の固定板を設けた接ぎ木ロボットにより達成される。
【0007】
さらに、根鉢を用いない、掘り上げ苗を台木苗供給装置に供給する時も、掘り上げ苗の根の生え際を台木根鉢位置決め用固定板に位置合わせすることで、供給位置決めがし易くなる。
【0008】
【実施例】
本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず、台木苗と穂木苗の接合を自動的に行う接ぎ木ロボットの概略を説明する。
本実施例の接ぎ木ロボットの上面図を図1(天板を外した図)に、その部分(接木部)拡大図を図2に、前面図を図3に、側面図を図4にそれぞれ示す。
【0009】
本実施例の接ぎ木ロボットの接合苗作製のための機構は図1に示すようにクリップフィーダ部1と接木部2からなり、接木部2は台木部3と穂木部5および接合部6からなっている。
【0010】
クリップフィーダ部1のクリップボウル7外周からクリップガイドレール9を設け、その先端部に接木部2を隣接させる。また、台木と穂木の各々を把持、搬送するためのそれぞれの台木搬送装置18、穂木搬送装置22および穂木苗供給板14を接木部2の天板15(図3)に懸架している。図1に示す接木部2部分の拡大図を図2に示すが、台木部3は台木苗供給装置17と台木搬送装置18および台木切断装置19からなり、また、穂木部5も同様に穂木苗供給板14、穂木搬送装置22、穂木切断装置23からなっている。
【0011】
台木苗供給装置17に人手により供給された台木苗はハンド76、77(図5参照)に把持される。また、穂木苗供給板14に人手により供給された穂木苗は溝14aに挿入される。そして、ハンド76、77に把持された台木苗は図1の矢印(イ)の方向に回転する台木搬送装置18により台木切断装置19の位置(切断位置)まで搬送され、ここで、切断装置19が回転してそのカッター刃により台木苗の胚軸を斜めに切り落とす。台木切断装置19は先端にカッター刃を取り付けた回転式カッターであり、図1、図4の矢印(ハ)方向に回転する。切断された台木は矢印(ロ)方向に搬送され、接木部2で接合部6の接合装置25(図2、図3参照)で穂木と接合される。
【0012】
また、同様に人手により穂木苗供給板14に供給された穂木苗は把持ハンド91(図3参照)により把持されて穂木搬送装置22により矢印(ニ)方向(図1参照)に搬送され、切断位置で矢印(ヘ)方向(図1、図4参照)に回転する穂木切断装置23によりその胚軸部分より上の組織を残して、一部胚軸部と根部が切り落とされる。そして、本葉部分を持つ穂木は矢印(ホ)方向に搬送され、台木と接木部2において、クリップフィーダ部1から供給されるクリップで接合され、接合苗は適宜の方法で移植される。
【0013】
ここで、台木苗供給装置17について、主に図5(図5(a)は側面図、図5(b)は図5(a)のA−A線視図であり、図5(c)は図5(a)の矢印B方向から見た後述の根鉢位置決め用固定板78を見た図である。)により詳細に説明する。
【0014】
台木苗供給装置17は台木苗胚軸固定ハンド76と胚軸位置決めハンド77と一対のハンド76を開閉する胚軸固定ハンドシリンダ76aと一対のハンド77の開閉用の胚軸位置決めハンドシリンダ77aとハンド77を上下方向に移動させるための昇降シリンダ80と根鉢位置決め用固定板78とからなる(図5(a)には台木搬送装置18の台木胚軸把持ハンド37も図示している。)。一対の台木苗胚軸固定ハンド76は人手により供給される台木苗の根鉢近くの胚軸を把持するためのもので、一対の胚軸位置決めハンド77は胚軸の把持後に、該ハンド77を上下方向に昇降させることで、切断時に邪魔になる子葉の除去を行うためのものである。
【0015】
一対の台木苗胚軸固定ハンド76と一対の胚軸位置決めハンド77の先端が開き、この一対のハンド76、77間に台木苗の胚軸を受け入れた後に、閉じてこれを把持し、その後、胚軸位置決めハンド77は台木苗の胚軸方向に上下方向にスライドして胚軸を鉛直方向に固定支持する。この胚軸位置決めハンド77の上下方向へのスライドは昇降シリンダ80で行われるが、胚軸を把持したまま、スライドさせるために、該ハンド77の内側には胚軸把持用のハンド溝(図示せず)を設けても良い。このハンド溝が胚軸を把持する時にできる円が台木苗の胚軸径と略同径になるようにしておく。そして、胚軸位置決めハンド77が台木苗を受け取る際には、ハンド溝により確実に台木苗の胚軸を把持することができる。また、台木苗を把持した後に胚軸位置決めハンド77をスライドさせるので、台木搬送装置18に受け渡す位置では胚軸固定ハンド76と胚軸位置決めハンド77の間の胚軸にある不要な子葉はそり落とされ、この両ハンド76、77間に十分な間隔C(図5参照)ができ、この部分で台木搬送装置18の胚軸把持ハンド37が胚軸を確実に把持することができると同時に、切断装置19による切断もスムーズに行える。
【0016】
このとき、胚軸位置決めハンド77の上下移動動作を2回以上くり返すように動作設定することもできる。これは、胚軸位置決めハンド77の上方移動によって、台木胚軸の使用範囲に子葉などの障害物がある場合は切除するが、子葉の分化方向の性質上、下から上に切除すると切除カスが残る場合があったが、子葉除去後、再び、上から下へ該ハンド77を移動させることで切除カスも除去することができる利点がある。
【0017】
ここで、胚軸固定ハンド76の下側に台木根鉢位置決め用固定板78を設けた理由を説明する。従来の本発明者の発明した接ぎ木ロボットでは、その台木苗供給装置17は基準板を用いて根鉢の底面を台木苗把持の位置決め基準としていたため、根鉢の高さの異なる台木苗などを供給する場合、その都度基準板を調整しなければならなかった。これに対して、本実施例では台木根鉢位置決め用固定板78を設けて図5(c)に示すように、胚軸が入り込むだけの深さの溝78aを設けてある。そして、この溝78a部分を利用して台木苗の根鉢上面を上下方向の台木苗供給位置基準としたため、根鉢寸法の異なる苗を供給する時も、基準板の調整が不要となる。また、根鉢の上側にこの台木根鉢位置決め用固定板78を設けたため、根鉢の土などが胚軸固定ハンド76の可動部などに付着することを防止できる。
【0018】
さらに、図6に示すように根鉢を用いない、掘り上げ苗を台木苗供給装置17に供給する時も、掘り上げ苗の根の生え際を台木根鉢位置決め用固定板78に位置合わせすることで、供給位置決めがし易くなる。
【0019】
また、図7に示すように、台木根鉢位置決め用固定板78の位置調整のために、各ハンド76、77、78の支持部材79に固定板78支持用の長穴79aを設け、該長穴79aに螺合する固定板78の固定板支持アーム78bを取り付けることで、固定板78を上下方向に調整可能とすることもできる。この場合は、接ぎ木の作型、品種などにより、接合後の接ぎ木を植え付ける時に地面から接合部までの長さを変更することができ、随意にその長さを調整することが可能となる。
【0020】
また、図5に示すように、一対の苗検出センサー81を胚軸固定ハンド76と胚軸位置決めハンド77の間に配置した。例えば、ナス科の台木苗を供給する場合に、台木苗が細いため、台木苗がその供給装置17のハンド76、77に把持されているか否か、接ぎ木ロボット自身で確認することができないことがあった。その場合には、ハンド76、77が正確な胚軸位置を把持できていないのに、一連の動作が進行するので、穂木との接合ミスが生じていた。そこで、センサー81を設け、このセンサー81の胚軸検出により、ハンド76、77が閉じるので、ハンド76、77の双方に最少の誤差で苗を供給できる。その結果、正確な位置で台木胚軸を把持でき、その後の一連の動作も正確に行え、穂木との接合ミスがなくなった。
【0021】
また、図8に示すように、胚軸固定ハンド76と胚軸位置決めハンド77の間に位置規制板82を設けても良い。図8(b)には図8(a)の矢印A方向から位置規制板82を見た図であるが、台木根鉢位置決め用固定板78と同様に位置規制板82には胚軸が入り込むだけの深さの溝82aを設けてある。そして、人手により台木苗を供給する場合に、この溝82a部分を利用して台木苗胚軸を適正な位置へ導くことができる。また、この位置規制板82は胚軸固定ハンド76と位置決めハンド77の中間に配置したため、双方のハンド76、77と胚軸のずれを最少にすることが可能となる。
【0022】
穂木苗供給板14部分には、台木供給装置17のように、エアーアクチュエータで開閉制御される一対の把持ハンド91を設けた穂木供給装置としても良い。台木苗と穂木苗は台木苗供給装置17と穂木苗供給板14のそれぞれ苗把持ハンドから台木搬送装置18と穂木搬送装置22に受け渡される。
【0023】
次に、台木搬送装置18について、主に図3により説明をする。台木搬送装置18の台木搬送用回転アクチュエータ29は天板15に支持され、該アクチュエータ29の下部には台木搬送アーム支持体30が該アクチュエータ回転軸31を中心に回転自在に支持されている。台木搬送アーム支持体30には、該支持体30に支持された台木搬送アーム押出シリンダ33、該シリンダ33に固定された台木搬送アーム34と該搬送アーム34先端の台木把持部(一対の台木胚軸把持ハンド37と台木根鉢把持ハンド38)が設けられている。前記ハンド37、38は図示しないエアシリンダにより台木を把持するように開閉制御される。
【0024】
また、一対の台木胚軸固定ハンド39は台木搬送アーム支持体30に固定される支持板40に支持されたアクチュエータ41内のエアシリンダ(図示せず)により開閉される。台木苗供給装置17のハンド76、77に把持された台木苗の位置まで押し出された台木搬送アーム34先端の台木胚軸把持ハンド37と台木根鉢把持ハンド38が作動して前記両ハンド37、38が台木苗を把持する。
【0025】
台木胚軸把持ハンド37と台木根鉢把持ハンド38の作動と同時に台木搬送用回転アクチュエータ29も作動して、前記ハンド37、38で把持した台木苗を切断位置まで搬送する。切断位置では台木搬送アーム34が引っ込んで、その時台木胚軸固定ハンド39が胚軸を把持する。
【0026】
胚軸(茎)の把持を確実にするために、一対の胚軸把持ハンド37の台木胚軸把持面に胚軸長手方向と胚軸太さ方向にそれぞれ断面V型またはR型の切欠き溝(図示せず)を設けてある。さらに、該胚軸把持ハンド37の下方には、重い根鉢を把持するために台木根鉢側面に沿う形状の一対の把持面を備えた一対の根鉢把持ハンド38がある。胚軸把持ハンド37の切欠き溝はウリ科に比べて硬いナス科植物の胚軸(茎)が胚軸把持ハンド37の把持面ですべらないようにすることができる。
【0027】
図9には台木苗の切断装置19による台木苗の切断時の様子を示す。なお、切断装置19、23は台木部3、穂木部5にそれぞれ設けられているが、両方に共通する機構からなるものである。台木苗の切断装置19のカッタ駆動用モータ111は鉛直方向に向いた支柱112に支持されていて、そのモータ111の回転軸113にカッタアーム115が取り付けられている。このカッタアーム115の先端に該アーム115と直交する方向に設けられたカッタ刃支持片116と押え板118にカッタ刃117が取り付けられている。カッタアーム115へのカッタ刃支持片116の取り付け位置はカッタアーム115に設けられた調整ネジ119等の調整具で行う。また、カッタ駆動用モータ111の取り付け高さの調整は支柱112に設けられた調整ネジ(図示せず)等の調整具で行う。また、カッタアーム115には胚軸の切断の邪魔にならないように、カッタ刃117が胚軸に当たる前にカッタ刃117の回転軌跡内にある苗の子葉(切り落とす子葉)を持ち上げるための子葉持ち上げローラ122が設けられている。カッタ刃117の取付形状をカッタ軌跡に沿う形としている。
【0028】
本実施例では切断装置19、23は回転形式のものを説明したが、本発明では本出願人の特許出願発明(特願平6−241324号)に記載したような、構成としても良い。すなわち、図示していないが、台木切断装置と穂木切断装置を接ぎ木ロボット基体の支柱112(図9参照)に取り付けられた平行四辺形の形のカッターブラケットの鉛直方向に対して傾斜した方向に設けられている一辺にカッター刃117を固定したものを用い、搬送装置18、22の回転搬送時に台木苗または穂木苗の胚軸部分を切断する形式のものを用いても良い。また、台木切断装置19、23のカッタ刃部分をスライド可能な構成として搬送装置18、22の回転搬送時に台木苗または穂木苗の胚軸部分を切断する形式のものを用いても良い。
【0029】
次に穂木搬送装置22の説明をする。
図3に示すように、穂木搬送装置22は穂木搬送用回転アクチュエータ51と該アクチュエータ51の下部の穂木搬送アーム支持体52が該アクチュエータ回転軸53を中心に回転自在に支持されている。穂木搬送アーム支持体52には、該支持体52に支持された穂木搬送アーム押出シリンダ55、該シリンダ55により伸縮される穂木搬送アーム56と該搬送アーム56先端には穂木胚軸把持ハンド59が設けられている。前記ハンド59は穂木搬送アーム56先端に設けられたアクチュエータ(図示せず)により穂木を把持するように開閉制御される。また、穂木搬送アーム56は押出量調整シム60により、その押し出し量が調整され、搬送アーム押出シリンダ55で押し出される。穂木搬送アーム支持体52の下部に設けられたアーム61の先端にはアクチュエータ62が設けられ、そのアクチュエータ62のエアシリンダ(図示せず)により胚軸固定ハンド64が穂木の胚軸切断時の胚軸の支持を確実にし、胚軸の切断も確実に行うことができる。また、穂木胚軸把持ハンド59は胚軸(茎)の把持を確実にするために、その胚軸把持面に胚軸長手方向に断面V型またはR型の溝(図示せず)を設けることもできる。
【0030】
次にクリップ供給装置とクリップ接合装置について図10に示す。
クリップ供給装置のクリップフィーダ部1(図1参照)はクリップボウル7の内面に沿って螺旋状の上昇路を持つ振動型のパーツフィーダ(振動システムNB−300:(株)モートロン)にクリップ123の取手部123aの両端部をガイドする溝を形成した振動トラフからなるクリップガイドレール9を接続して、そのガイドレール9の先端は接ぎ木部2に臨むクリップ掛け装置124が接続している。図10にはクリップガイドレール9に接続するクリップ掛け装置124(=クリップ接合装置25)の要部上面図を示す。
【0031】
図10に示すように、このガイドレール9の先端は接ぎ木部2の台木と穂木の接合部6(図1参照)の直前で前記クリップ123の取手部123aの両端部のガイド間隔を狭め、クリップ123の把持部123bを開放するための狭窄ガイドレール125が接続している。ここで把持部123bを開放した状態で前進したクリップ123(図10(a))が台木と穂木の接合位置に来ると、クリップ開閉具126がクリップ123の取手部123aの付勢を開放する方向に移動して(図10(b))、把持部123bにより台木と穂木を接合状態に保つ。
【0032】
また、本実施例の接ぎ木ロボットの作動シーケンスは図11に開示したとおりであり、本発明の接ぎ木ロボットの台木部3および穂木部5の各装置の作動タイムチャートについては、図12および図13に開示したとおりである。
【0033】
【発明の効果】
本発明では台木根鉢位置決め用固定板を利用して台木苗の根鉢上面を上下方向の台木苗供給位置基準としたため、根鉢寸法の異なる苗を供給する時も、基準位置の調整が不要となり、根鉢の土などが胚軸固定ハンドの可動部などに付着することを防止でき、さらに、掘り上げ苗を用いる時も、掘り上げ苗の根の生え際を位置合わせすることで、供給位置決めが確実に行える。こうして、本発明は台木と穂木との接合精度が向上し、活着率も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの上面図。
【図2】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの接ぎ木部の上面図。
【図3】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの接ぎ木部の前面図。
【図4】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの接ぎ木部の側面図。
【図5】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木把持部を中心として台木苗供給装置の一部側面図(図5(a))、図5(a)のA−A線視図(図5(b))、図5(a)の矢印B方向から根鉢位置決め用固定板を見た図(図5(c))。
【図6】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木苗供給装置の一部側面図。
【図7】本発明の他の実施例の接ぎ木ロボットの台木苗供給装置の一部側面図。
【図8】本発明の他の実施例の接ぎ木ロボットの台木苗供給装置の一部側面図(図8(a))、図8(a)の矢印A方向から位置規制板を見た図(図8(b))。
【図9】本発明の接ぎ木ロボットの台木切断の様子を示す図。
【図10】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットのクリップ掛け装置の上面図。
【図11】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの作動シーケンスを示す図。
【図12】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの台木部のタイムチャートを示す図。
【図13】本発明の一実施例の接ぎ木ロボットの穂木部のタイムチャートを示す図。
【符号の説明】
1…クリップフィーダ部、2…接木部、3…台木部、5…穂木部、
6…接合部、9…クリップガイドレール、14…穂木苗供給板、15…天板、
17…台木苗供給装置、18…台木搬送装置、19…台木切断装置、
22…穂木搬送装置、23…穂木切断装置、76…台木苗胚軸固定ハンド、
77…台木苗胚軸位置決めハンド、78…根鉢位置決め用固定板、
80…昇降シリンダ、81…苗検出センサー、82…位置規制板

Claims (1)

  1. 台木苗供給装置に配置される台木苗および穂木苗供給装置に配置される穂木苗を各々の苗の搬送装置で、各々の切断位置まで搬送し、それぞれ切断した台木苗と穂木苗をさらに各々の搬送装置で接合位置まで搬送して接合する接ぎ木ロボットにおいて、
    台木供給装置に一対の胚軸固定ハンドを設け、さらに、該胚軸固定ハンドの下側に台木苗の根鉢上側または根の生え際の位置決め用の固定板を設けたことを特徴とする接ぎ木ロボット。
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