JP2000217429A - 接木機械の台木苗供給案内装置 - Google Patents

接木機械の台木苗供給案内装置

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JP2000217429A
JP2000217429A JP11020225A JP2022599A JP2000217429A JP 2000217429 A JP2000217429 A JP 2000217429A JP 11020225 A JP11020225 A JP 11020225A JP 2022599 A JP2022599 A JP 2022599A JP 2000217429 A JP2000217429 A JP 2000217429A
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JP
Japan
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rootstock
scion
seedling
holding
cutting
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JP11020225A
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English (en)
Inventor
Hideo Takimoto
秀夫 滝本
Takahiro Ogoshi
崇博 大越
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切断済みの台木苗を台木挾持移送装置の両側の
台木挾持片で挾持して接合装置の前部の接合部へ移送す
るときに、この台木苗が曲ったり、又、傾斜することが
発生して、穂木苗の接合が悪くなり、接木性能が低下す
ることがあった。 【解決手段】台木苗Aを挾持して移送する台木挾持移送
装置10の一方側の台木挾持片31の上端部(イ)をこ
の台木苗Aの子葉Hの下部まで延長して、この台木苗
(イ)の倒れを防止すると共に、接合装置16先端部に
案内ガイド53を設け、この案内ガイド53でこの台木
苗Aを案内し、更に倒れを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、台木・穂木挾持
移送装置の両側の台木挾持片及び穂木挾持片で台木苗及
び穂木苗を挾持して切断部及び接合部へと順次回動移送
して、該台木苗と該穂木苗との接合部を摘むクリップを
接合装置の押出し具で押出して、このクリップで摘み接
木する該接合装置の先端部には、移送される該台木苗を
案内する案内ガイドを設けると共に、該接合装置に対し
て後側に位置する該台木挾持片の上端部を該台木苗の子
葉下部位置まで延長した技術であり、接木機械の台木苗
供給案内装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】台木苗は台木挾持移送装置の両側の台木
挾持片で挾持し、又、穂木苗は穂木挾持移送装置の両側
の穂木挾持片で挾持して、切断部、及び接合部へと順次
回動移送する。該切断部でこれら台木・穂木苗の各胚軸
部の所定位置が個別に切断され、接合装置の前部の該接
合部へこれら切断済みの台木・穂木苗は、該台木・穂木
挾持移送装置で移送されてこれら台木・穂木苗の切断部
が接合され、該接合装置の押出し具でクリップが押出し
され、このクリップで接合部が摘まれて接木が終了す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】胚軸部を切断済みの台
木苗を、接合装置の前部の接合部へ挾持移送のときに、
この台木苗を挾持した台木挾持片の上端部と切断された
切口部の下端部との距離が長く、移送中にこの台木苗が
曲ったり、傾斜することが発生し、このために曲った
り、傾斜したりした台木苗であると、この台木苗の切断
部と穂木苗の切断部とを接合のときに、これら切断部が
一致せずに、ずれが発生することがあり、接木性能が低
下することがあったが、この発明により、この問題点を
解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、台木苗Aを両側の台木挾持片31,31で挾持し、
又、穂木苗Bを両側の穂木挾持片38,38で挾持し、
切断部及び接合部へと順次回動移送する台木・穂木挾持
移送装置10,11と、該台木苗Aと該穂木苗Bとを接
合するクリップ5を押出す押出し具52を内装した接合
装置16とを設けた接木機械において、該接合装置16
の先端部には、移送される該台木苗Aを該接合部へ案内
する案内ガイド53を設けると共に、該接合装置16に
対して後側に位置する該台木挾持片31の上端部(イ)
を該台木苗Aの子葉G下部位置まで延長して設けたこと
を特徴とする接木機械の台木苗供給案内装置の構成とす
る。
【0005】
【発明の作用】台木苗Aは台木挾持移送装置10の両側
の台木挾持片31,31の一方側で後側の該台木挾持片
31の上端部(イ)を、この台木苗Aの子葉G下部まで
延長したこれら台木挾持片31,31で倒れを防止して
挾持し、又、穂木苗Bは穂木挾持移送装置11の両側の
穂木挾持片38,38で挾持して、これら台木・穂木苗
A,Bは切断部、及び接合部へと順次回動移送される。
該切断部でこれら台木・穂木苗A,Bの各胚軸部の所定
位置が個別に切断され、接合装置16の該接合部へこれ
ら切断済み台木・穂木苗A,Bは、該台木・穂木挾持移
送装置10,11で移送される。この移送のときは該台
木挾持移送装置10で移送されるこの台木苗Aは、該接
合装置16の先端部に設けた案内ガイド53で倒れを防
止しながら案内して移送する。該接合部へ移送されたこ
れら台木・穂木苗A,Bの切断部は、この接合部で接合
され、該接合装置16の押出し具52でクリップ5が押
出しされ、このクリップ5で接合部が摘まれて接木が終
了する。
【0006】
【発明の効果】接合装置16の前部の接合部へ切断済み
の台木苗Aを台木挾持移送装置10の両側の台木挾持片
31,31で挾持移送のときには、この台木苗Aは案内
ガイド53で倒れを防止しながら案内されて移送される
と共に、この台木苗Aを挾持して移送する一方側で後側
の該台木挾持片31の上端部(イ)を子葉G下部まで延
長して設けたことにより、この台木苗Aは該案内ガイド
53と該台木挾持片31とにより、倒れを防止して保持
した状態で移送されることにより、曲ったり、又、傾斜
することなく、更に曲った台木苗Aであっても修正され
て、垂直状態になることにより、台木苗Aの切断部と穂
木苗Bの切断部とを接合のときに、これら切断部がずれ
ることなく、常に一致した状態で接合されることより、
接木性能は向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図例は、例えば、うり科の内のきゅ
うりの台木苗Aの胚軸E部と子葉G部の切断部Jと、き
ゅうりの穂木苗Bの胚軸F部の切断部Kとを接合してク
リップ5で摘み接木する接木機械1、及び台木苗Aを供
給したり、挾持移送する台木苗供給案内装置について図
示して説明する。
【0008】前記接木機械1は、機枠2内下部には、コ
ンプレッサ3、各種電磁弁4、クリップ5を貯留、及び
移送するクリップ貯留装置6、及びクリップ移送通路7
等を設けている。該機枠2上部には、台木苗A、及び穂
木苗Bの供給を受けて保持する台木受装置8、穂木受装
置9、これら台木苗A、及び穂木苗Bを引継ぎして挾持
移送する台木挾持移送装置10、及び穂木挾持移送装置
11を設けた構成である。
【0009】苗切断装置は、台木苗Aの各部の根鉢C部
を切断する台木根鉢切断ナイフ12を装着した台木根鉢
切断装置12aと、胚軸E部を切断する台木胚軸切断ナ
イフ13を装着した台木胚軸切断装置13aと、子葉G
部を切断する台木子葉切断ナイフ14を装着した台木子
葉切断装置14aと、穂木苗Bの胚軸F部を切断する穂
木切断ナイフ15を装着した穂木切断装置15a等より
なる構成である。
【0010】又、前記接木機械1は、切断済み台木苗A
の切断部Jと、切断済み穂木苗Bの切断部Kとを接合す
る接合装置16、及び操作装置17等を設けた構成であ
る。前記機枠2の周囲には、各側壁板18を設け、前後
両側には、折畳み自在にフレーム19,19を設け、台
木苗A、及び穂木苗B等を収納した箱を載置できる構成
である。又、各台木・穂木切断ナイフ12,13,1
4,15等の機能部品の上側には、透明で樹脂材等より
なる機能部品カバー20を開閉自在に設けて、機能部品
を覆う構成としている。
【0011】前記台木受装置8は、機枠2内の後方上部
に平行状態に設け、根鉢Cの付いた台木苗Aを作業者が
手動により、保持板21の挿入溝21aへ供給すると、
この台木苗Aは、自重によって子葉G下部が該保持板2
1へ当接するまで自然落下し、垂直状態に保持される構
成としている。前記台木受装置8は、図8、及び図10
〜図12で示す如く台木苗Aが保持板21の挿入溝21
aへ供給されると、この台木苗Aを検出する透過方式で
光電式の台木センサ22,22を該保持板21の両側壁
部に設けると共に、作業者の手を検出する反射式で光電
式の手センサ22a,22aを該台木センサ22の下部
の横側に設けている。これら台木センサ22の検出、及
び手センサ22aの未検出に伴って、保持板21下側に
開閉自在で開状態に設けた台木供給片23は、閉状態に
作動し、台木苗Aの胚軸E部の所定位置を挾持する構成
である。これにより、該手センサ22aは子葉Gを検出
する誤検出の防止ができて安全性が向上し、又、胚軸E
部が曲がった台木苗Aであっても、この台木センサ22
で確実に検出することにより、苗の適応性が向上する
し、コスト低減になる。
【0012】前記穂木受装置9は、機枠2内の前方上部
に傾斜状態に設け、根鉢D部を切断した穂木苗Bを手動
により、保持板24の挿入溝24aへ供給すると、この
穂木苗Bは、傾斜状態で自重によって子葉H下部が穂木
供給片27へ当接するまで自然落下し、傾斜状態に保持
される構成としている。前記穂木受装置9の保持板24
は、図13で示す如く穂木挾持移送装置11が挾持する
進行方向手前側から奥側へ向けて所定角度の(イ)度に
下り傾斜状態に設けている。これにより、図14、及び
図16で示す如く該穂木挾持移送装置11へ引き継ぎ挾
持したときには、この穂木挾持移送装置11に設けた背
当固定板45に、穂木苗Bの胚軸Fが確実に当接する構
成である。これによって、穂木苗Bが該穂木挾持移送装
置11へ引継ぎ挾持されたときは、該背当固定板45へ
穂木苗Bの胚軸F部が確実に当接することにより、この
胚軸F部を穂木切断ナイフ15で切断したときに、切断
面の長さ、及び切断位置が安定し、安定した接木ができ
る。
【0013】供給された穂木苗Bは、穂木センサ26で
検出され、この検出に伴ない、保持板24部に開閉自在
で開状態に設けた穂木供給片27は、閉状態に作動され
て、穂木苗B胚軸F部の所定位置を挾持する構成として
いる。供給された穂木苗Bの子葉H下部が前記穂木挾持
片27へ当接していない状態のときには、作業者が手動
により、当接するまで引き下げることができる構成であ
る。
【0014】前記穂木受装置9は、傾斜状態に設けたこ
とにより、穂木苗Bは、傾斜状態に保持される構成であ
る。保持板24上側には、図9、及び図13で示す如く
回転ローラ25,25を回転自在に装着した支持板25
aを設けている。この支持板25aは、図25、及び図
26で示す如く子葉持上シリンダ25bで上下移動自在
な構成とするもよい。この回転ローラ25,25で穂木
苗Bの両側の子葉Hを内側へ向けて押す状態に作用する
と共に、上下へ移動作用して、この両側の子葉Hを閉状
態に保持する構成としている。これにより、穂木苗Bの
子葉H部を折り畳み状態で供給ができると共に、穂木苗
Bの胚軸F部の曲りを修正することができる。又、穂木
苗Bの長さが所定長さ以上でも規格苗となり、この穂木
苗Bが作りやすく、更に苗適応性が向上する。
【0015】前記穂木供給片27下方部には、作業者の
手を検出する手センサ26aを設け、この手センサ26
aが手を検出中は、穂木挾持移送装置11を始動させな
い構成としている。前記台木挾持移送装置10は、図1
〜図4で示す如く機枠2内の後方側へ回動自在に台木搬
送ローラ、及び台木搬送ベース等で支持させている。
又、該台木挾持移送装置10は、図1、及び図2で示す
如く前後両側に、台木挾持片31,31を設け、開閉、
及び移動自在な構成である。該台木挾持片31,31の
開閉、及び移動作動は、台木挾持用シリンダ(図示せ
ず)で行われる構成としている。一方側で後側の該台木
挾持片31の上部の上挾持部30aの上端部(イ)は、
台木苗Aの子葉G部の下部まで延長して設け、この台木
苗Aの倒れを防止した構成である。
【0016】前記台木受装置8に保持された台木苗Aの
胚軸E部の所定位置を、台木挾持移送装置10の台木挾
持片31が回動移動して挾持する構成であり、これによ
って挾持された台木苗Aは、台木子葉切断装置14a部
へ90度回転移動して、停止する構成としている。前記
台木挾持移送装置10の台木挾持片31,31の上挾持
部30a、及び中央挾持部30bには、図1、及び図2
で示す如く弾性材のゴム、又は樹脂材よりなる上・中挾
持部材28,29を設けると共に、該台木挾持片31,
31の上端部には、三角形状のガイド板31a,31b
を設け、図3が図4で示す作用の変化の如く台木苗Aの
胚軸E部を所定位置へ案内する構成である。これによ
り、台木苗Aは常に中央部へ移動されると共に、後方へ
向けて倒れを防止することにより、接木性能が向上し、
又、上・中位置に弾性材の該挾持部材28,29を設け
て2箇所で挾持することにより、台木苗Aの胚軸Eの逃
げが防止できて、切断位置が正確になる。
【0017】前記穂木挾持移送装置11は、機枠2内前
方側に回動自在で、更に引継ぎ挾持する穂木苗Bを垂直
状態に挾持して、この穂木苗Bの胚軸F部の切断部K切
断面積の拡大を図るべく穂木搬送ローラ、及び穂木搬送
ベース等で水平状態に支持させている。又、該穂木挾持
移送装置11は、穂木挾持片38、及び背当固定板45
等よりなり、開閉、及び移動自在な構成の該穂木挾持片
38設けると共に、穂木挾持用シリンダ36aにより、
開閉移動の作動を行わせて、穂木苗Bの胚軸F部の所定
位置を挾持する構成としている。
【0018】前記背当固定板45は、穂木挾持片38下
側に設けた供給溝46を有する支持板47の下側にL字
形状に形成して設け、この背当固定板45の前面部に
は、開口48させて、この開口48部の上側で該穂木挾
持片38下側位置には、略三角形状の凸部49,49を
設け、該背当固定板45の該開口48の上・下側部で
は、穂木苗Bの胚軸F部の後側部を受けて固定させ、該
凸部49,49間では、胚軸F部の両側部を受けて、挾
持状態に固定させた構成であり、穂木切断装置15aの
穂木切断ナイフ15で胚軸F部を切断のときに、この胚
軸F部が切断方向へ逃げることの発生を防止する構成と
して、これにより、切断したときの切断部Kの切口の長
さを常に一定長さとしたり、又、切断位置のずれを防止
して、常に一定位置が切断される構成としている。
【0019】前記穂木受装置9へ保持された穂木苗Bの
胚軸F部は、穂木挾持移送装置11の穂木挾持片38の
回動移動により、引継ぎ挾持される構成であり、これに
よって挾持された穂木苗Bは、穂木切断装置15a部へ
90度回動移動して、停止する構成としている。前記穂
木挾持移送装置11には、図9、及び図15で示す如く
回転シリンダ50を設け、この回転シリンダ50の軸端
部で穂木受装置9の回転ローラ25,25の下側に位置
する状態に、穂木子葉押え板51を開閉自在に設け、穂
木苗Bの子葉Hを内側へ向けて押す状態に作用する構成
であり、作用は図9の一点鎖線で示す如く移動し、穂木
苗Bを引継ぎ位置から接合位置まで移動作用し、移送が
終了すると開状態となり、作用しない構成である。これ
により、穂木苗Bの子葉H部を閉じた状態で移送、及び
胚軸Fの切断位置が正確に切断されることにより、この
穂木苗Bの切断不良が防止でき、又、移送時に動かない
ことにより、接合のときのづれがなくなった。
【0020】前記台木子葉切断装置14a、及び穂木切
断装置15aは、台木挾持移送装置10、及び穂木挾持
移送装置11の左側部の所定位置へ回動自在に設け、支
持板36、及び支持杆37,37等によって支持させた
構成である。該台木子葉切断装置14aの先端部には、
台木子葉切断ナイフ14を装着し、該穂木切断装置15
aの先端部には、穂木切断ナイフ15を装着した構成と
している。
【0021】前記台木・穂木切断ナイフ14,15の回
転駆動により、これら台木・穂木切断ナイフ14,15
で台木・穂木挾持移送装置10,11で挾持移送されて
停止状態である台木苗Aの一方側子葉Gを残した位置
と、穂木苗Bの胚軸F部の所定位置とを各々斜めに切断
する構成であり、これらの切断位置は、上下調節可能な
構成としている。
【0022】台木根鉢切断装置12aは、図17、及び
図18で示す如く台木受装置8の近傍で台木挾持移送装
置10の回動移動軌跡内に設けている。この台木根鉢切
断装置12aは、機枠2に切断用溝33aを有した取付
板33を固着して設け、この取付板33上側面には、台
木苗Aの根鉢C部の近傍を切断する台木根鉢切断ナイフ
12を調節可能に装着している。又、この取付板33の
取付位置は、該台木挾持移送装置10の回動周速が遅
く、回動中心から角度(イ)を有する位置に設けてい
る。
【0023】台木胚軸切断装置13aは、図17、及び
図18で示す如く台木苗Aを挾持して回動移送し、略9
0度回動した位置で停止し、この停止位置でこの台木苗
Aの一方側の子葉G部を台木子葉切断装置14aの台木
子葉切断ナイフ14で切断し、再度90度回動移動して
接合装置16で接合する接合位置の手前で、台木挾持移
送装置10の回動移動軌跡内に設けている。この台木胚
軸切断装置13aは、機枠2に取付板34を固着して設
け、この取付板34上側面には、台木苗Aの胚軸C部の
所定位置を切断する台木胚軸切断ナイフ13を調節可能
に装着している。又、この取付板34の位置は、該台木
挾持移送装置10の回動周速が早く、回動中心位置から
角度(ロ)を有する位置に設けている。
【0024】台木苗Aは、前記台木挾持移送装置10で
引継ぎ直後の回動移送中に、台木根鉢切断ナイフ12で
根鉢C部の近傍が切断され、次に90度回動移送されて
停止され、この停止中に台木子葉切断ナイフ14で一方
側の子葉Gを残して他方側の子葉G部が切断され、更に
次に90度回動移送中に、台木胚軸切断ナイフ13で胚
軸E部の所定位置を切断する構成である。これによって
作業者が台木苗Aの根鉢C部を切断する必要なく、接木
工数の減少、及び胚軸E部が正確な位置で切断されるこ
とにより、安定した接木作業ができる。
【0025】前記台木根鉢切断装置12aは、台木挾持
移送装置10が略90度回動移動し、再度90度回動移
動の移動始端部近傍に設けるもよく、又、この位置に上
下に所定間隔を設けて重合状態に、この台木根鉢切断装
置12aと台木胚軸切断装置13aとを設けた構成とす
るもよい。前記台木子葉切断14a、及び穂木切断装置
15aは、図19〜図21で示す如く構成であり、これ
ら図19〜図21は、該台木子葉切断装置14aを示
し、この台木子葉切断装置14aは、回転方向は下部か
ら上部へ向けて回転する構成であり、穂木切断装置15
aは上部から下部へ向けて回転する構成であり、形状、
及び構成は、図19〜図21と同じとしている。
【0026】前記台木子葉切断装置14aは、機枠2に
L字形状カッタベース39に長孔40a,40aを設け
た取付板40のこの長孔40a,40a部をボルト等に
よって装着して、この長孔40a,40a部で上下に調
節可能な構成である。この取付板40にはロータリシリ
ンダ41を設け、このロータシリンダ41の軸には、回
動自在に支持板42を設け、この支持板42の下側面に
はL字形状のストッパ42aを設けている。
【0027】前記台木子葉切断装置14aの支持板42
の上側面には、ナイフ取付板43を押え板42bにより
装着した構成であり、この押え板42bはボルト等によ
って装着した構成である。このナイフ取付板43の先端
部には、台木子葉切断ナイフ14を装着している。該支
持板42と該ナイフ取付板43とは調節ボルト42cで
連接した構成とし、この調節ボルト42cの調節操作に
より、該台木子葉切断ナイフ14の位置が調節できる構
成として、台木苗Aの子葉G部の切断位置を調節可能と
し、子葉G部の所定位置を切断する構成である。
【0028】前記台木子葉切断装置14aのカッタベー
ス39のL部の両端の上端部には、弾性部材であるゴ
ム、又は樹脂材等よりなる当具44,44を設け、この
当具44へ該台木子葉切断装置14aの回動停止時に、
支持板42のストッパ42aを当接させて、この台木子
葉切断装置14aを所定位置で停止する構成である。こ
れにより、コスト低減、騒音防止、及び耐久性の向上を
図っている。
【0029】前記穂木切断装置15aは、図19〜図2
1と同じ構成であり、この穂木切断装置15aの先端部
に設けた穂木切断ナイフ15により、穂木苗Bの胚軸F
部の所定位置を切断する構成である。前記台木子葉切断
装置14a、及び穂木切断装置15aは、各切断作業が
終了すると、90度回動移動して、切断済み台木苗A、
及び切断済み穂木苗Bを接合装置16部へ移動し、停止
して待機する構成である。
【0030】前記接合装置16の先端部には、図1、及
び図2で示す如く台木挾持移送装置10で挾持して移送
する切断済み台木苗Aの胚軸Eを、該接合装置16の前
側の接合部であるハンド部53a部へ移送案内する案内
ガイド53を設け、この案内ガイド53は板材等よりな
り、上下方向は所定幅に形成すると共に、該台木挾持移
送装置10の移送始端部へ向けて後方へ傾斜状態に移送
始端部側を広くして設け、移送始端部から移送終端部へ
向けて、順次接合部である該ハンド部53aへこの案内
ガイド53で案内されて移送する構成であり、この台木
苗Aが後方へ向けて曲ったり、又、傾斜したりすること
を防止する構成である。
【0031】更にこの台木苗Aが前方へ向けて曲った
り、又、傾斜したりすることの防止は、前記台木挾持移
送装置11の後側の台木挾持片31の上端部(イ)を前
記した如くこの台木苗Aの子葉G下側位置まで延長して
設けたことにより、この延長させたこと、及び案内ガイ
ド53を設けたことの両者により、この台木苗Aは前後
方向へ曲ったり、又、傾斜することなく、垂直姿勢で接
合部であるハンド部53aへ移送され、この台木苗Aの
切断部Jへ穂木苗Bの切断部Kを接合する構成であり、
接木性能が安定する構成である。
【0032】前記クリップ貯留装置6は、接合装置16
の右側部に設け、このクリップ貯留装置6の揺動回転に
より、収容されたクリップ5は、下段の底部から上段の
底部の外周部へと順次移動して、この外周部を経てクリ
ップ移送通路7へと移送され、このクリップ移送通路7
で該クリップ5は、待機状態になる構成としている。前
記クリップ移送通路7へクリップ5を供給のときに、逆
方向を向いた該クリップ5、及び該クリップ移送通路7
内が該クリップ5で満杯状態のときには、このクリップ
5は、クリップ貯留装置6内へ還元される構成としてい
る。
【0033】前記接合装置16は、クリップ5を押出す
押出し具52、及びハンド部53等よりなり、これら押
出し具52、及びハンド部53は、クリップ移送通路7
先端部に設けた構成であり、該ハンド部53でクリップ
5を開状態に保持する構成であり、開状態に保持された
該クリップ5は、該押出し具52で押出しする構成であ
り、このクリップ5の押出しされた位置は、切断済み台
木苗Aの子葉G部の切断部Jと、穂木苗Bの胚軸F部の
切断部Kとが接合される位置になる構成としている。
【0034】前記クリップ5は、所定位置まで押され、
所定位置へ達するとハンド部53で閉状態に作動され、
閉状態になることにより、切断済み台木苗Aと穂木苗B
との切断部J,Kの接合部をこのクリップ5で摘んで保
持する構成であり、この保持が終了すると接木が終了
し、接木済み苗は、下部へ排出される構成としている。
前記クリップ5で接合部を摘むときは、台木挾持片31
は、切断済み台木苗Aと穂木苗Bとの挾持を解除する構
成として、該クリップ5は、この台木挾持片31へ当接
を防止する構成としている。
【0035】前記コンプレッサ3から供給される空気
は、操作装置17からの各種信号の出力により、開閉制
御される各種電磁弁4を経て接木機械1の各部が始動、
及び停止制御される構成としている。前記操作装置17
は、図22で示す如く箱形状に形成して機枠2の所定位
置に装着して設け、この箱体の表面板には、ON−OF
F方式の電源スイッチ、スタートスイッチ、リセットス
イッチ、各マニアルスイッチ、各種表示する各種表示ラ
ンプ、及び警報を発するブザー等を設け、内部には、各
種入力項目を算術論理演算、比較演算、及び各種信号を
出力するCPU55を有する制御装置54を内装した構
成としている。
【0036】前記穂木挾持移送装置11の回転シリンダ
50に設けた支持具56には、図30〜図33で示す如
くU字形状で弾性材の線材等よりなる穂木子葉押え杆5
7を設け、この穂木子葉押え杆57で穂木苗Bの子葉H
を内側へ向けて押す状態に作用する構成であり、この穂
木子葉押え杆57は押え具58の中央部を丁ボルト59
等によって締付けて、該穂木子葉押え杆57を装着した
構成である。
【0037】前記支持具56の中央部の丁ボルト59の
締付孔56aの両側には、ネジ孔60a,60aを設
け、このネジ孔60a,60aにピン60b,60bを
螺挿入した構成であり、このピン60b,60bを位置
ぎめとして、穂木子葉押え杆57を調節可能な構成であ
る。これにより、線材とし、又、調節可能方式にしたこ
とによって、穂木苗Bの損傷を防止できると共に、穂木
苗Bの生育状態、及び種類等に対する適応性が向上し、
更に軽くなったことにより、前記回転シリンダ50の負
荷を軽減することができた。
【0038】前記穂木受装置9の回転ローラ25,25
を装着した支持板25aの上側には、図27、及び図2
8で示す如く供給切換板61を設けて、該支持板25a
に連接させた構成であり、この供給切換板61の長孔6
1a部を丁ボルト61bで締付けた構成であり、この長
孔61aを手動の調節により、該回転ローラ25,25
で穂木苗Bの両側の子葉Hを内側へ向けて押す状態に作
用する作用状態と、この回転ローラ25,25が回動し
て、子葉Hを押ない非作用状態とに変化する構成であ
る。この作用状態と非作用状態とを検出するON−OF
Fスイッチ方式のリミットスイッチ62を設け、このリ
ミットスイッチ62のONで作用状態であると検出さ
れ、OFFで非作用状態であると検出される構成であ
る。
【0039】この作用状態へ切換するときは、接木する
苗が西瓜苗のときである。又、非作用状態へ切換すると
きは、接木苗がきゅうり苗、又はメロン苗のときであ
る。前記穂木受装置9の穂木苗Bの子葉Hの制御は、図
29で示すフローチャート図に沿って作用を説明する
と、接木作業がスタートされ(S−101),(S−1
02)へ進み、(S−102)〜(S−104)は図示
の如く制御され、西瓜苗でリミット62でNOが検出さ
れ(S−105)、YESと判定されると子葉持上シリ
ンダ25bがONされて作動され(S−106)、回転
シリンダ50がONされて作動され(S−107)、接
木作業が行われる。(S−105)でNOと判定される
と直接接木作業が行われる。
【0040】これにより、ON−OFFする前記リミッ
トスイッチ62のONにより、子葉持上シリンダ25
b、及び回転シリンダ50が自動作動することにより、
操作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合部の台木挾持移送装置、及び接合装置の拡
大平面図。
【図2】接合部の台木挾持移送装置、及び接合装置の拡
大正面図。
【図3】台木挾持移送装置部の拡大平面図。
【図4】台木挾持移送装置部の拡大作用平面図。
【図5】接木機械の一部破断した全体正面図。
【図6】接木機械の全体側面図。
【図7】接木機械の一部破断した全体平面図。
【図8】接木機械の一部の拡大平面図。
【図9】穂木挾持移送装置部の拡大平面図。
【図10】台木受装置部の拡大側面図。
【図11】台木受装置部の拡大正面図。
【図12】台木受装置部の拡大平面図。
【図13】台木挾持移送装置部の拡大正面図。
【図14】穂木挾持移送装置部の拡大作用正面図。
【図15】穂木挾持移送装置部の拡大正面図。
【図16】穂木挾持移送装置部の拡大側面斜視図。
【図17】台木切断装置部の拡大平面図。
【図18】台木切断装置部の拡大側面図。
【図19】台木子葉切断装置部の拡大側面図。
【図20】台木子葉切断装置部の拡大平面図。
【図21】台木子葉切断装置部の拡大正面図。
【図22】操作装置の拡大正面図。
【図23】ブロック図。
【図24】台木・穂木苗拡大図。
【図25】他の実施例を示す図で、穂木受装置部の拡大
正面図。
【図26】他の実施例を示す図で、穂木受装置部の拡大
側面図。
【図27】他の実施例を示す図で、穂木受装置部の拡大
平面図。
【図28】他の実施例を示す図で、穂木受装置部の拡大
正面図。
【図29】他の実施例を示す図で、フローチャート図。
【図30】他の実施例を示す図で、穂木子葉押え部の拡
大正面図。
【図31】他の実施例を示す図で、穂木子葉押え部の拡
大平面図。
【図32】他の実施例を示す図で、穂木子葉押え部の拡
大側面図。
【図33】他の実施例を示す図で、穂木子葉押え部の拡
大平面図。
【符号の説明】 5 クリップ 10 台木挾持移送装置 11 穂木挾持移送装置 16 接合装置 31 台木挾持片 38 穂木挾持片 52 押出し具 53 案内ガイド A 台木苗 B 穂木苗 G 子葉 (イ) 上端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗Aを両側の台木挾持片31,31
    で挾持し、又、穂木苗Bを両側の穂木挾持片38,38
    で挾持し、切断部及び接合部へと順次回動移送する台木
    ・穂木挾持移送装置10,11と、該台木苗Aと該穂木
    苗Bとを接合するクリップ5を押出す押出し具52を内
    装した接合装置16とを設けた接木機械において、該接
    合装置16の先端部には、移送される該台木苗Aを該接
    合部へ案内する案内ガイド53を設けると共に、該接合
    装置16に対して後側に位置する該台木挾持片31の上
    端部(イ)を該台木苗Aの子葉G下部位置まで延長して
    設けたことを特徴とする接木機械の台木苗供給案内装
    置。
JP11020225A 1999-01-28 1999-01-28 接木機械の台木苗供給案内装置 Pending JP2000217429A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104322293A (zh) * 2014-11-12 2015-02-04 聊城大学 一种圆弧形嫁接夹自动推夹机构以及推夹方法

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