JP3387753B2 - 脱穀機のカバー構造 - Google Patents

脱穀機のカバー構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン或いは
ハーベスタ等に搭載可能な脱穀機におけるカバー構造に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、実開平263630号公報に示
されるように、扱胴を入口側板と出口側板間に軸架しそ
の上方を天板で覆った扱室ケースを、下部ケースに設け
た支点軸を回転中心として扱口側を開放するように上方
に回動させて、扱室内の清掃及びメンテナンス作業等を
行うようにした脱穀機は既に知られている。また、この
脱穀機は扱室に臨設させる藁切刃を扱室ケースに取付け
ると共に、該藁切刃の交換等のメンテナンス作業を、下
部ケースの上部に回動部を介して取付けた開閉カバー
を、脱穀機の奥側に向けて開動させることによって形成
される開口部から手を差し入れて行うように構成してい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し、上記公報に示さ
れる構成の脱穀機は、扱室ケースを上動する際に奥側開
閉カバーが邪魔になるので特別な退避構造にする必要が
ある。また、藁切刃の交換等メンテナンス作業を行う際
に、奥側に向けて開動させる開閉カバーは操縦部側から
行う藁切刃の交換作業の邪魔になると共に、開口部を大
きく形成することに制約があるので自由に作業を行い難
い等の問題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による脱穀機のカバー構造は、扱胴を入口側板
と出口側板間に軸架しその上方を天板で覆った扱室ケー
スを、奥側の支点軸を回転中心として扱口側を開放する
ように下部ケースに対し上下回動可能に設けた脱穀機に
おいて、前記天板の奥側端部に奥側カバーを回動部を介
して回動可能に取付けると共に、該奥側カバーの前記回
動部より奥側部位を扱室ケース側の取付部に着脱自在に
固定することにより、上記扱室ケースと奥側カバー
支点軸を中心に一体回動するよう構成し、且つ奥側カ
バーと前記取付部との固定を解除して奥側カバーを回動
部を中心に扱口側に向けて単独回動可能に構成してい
る。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1に示すAはコンバインであり、該コ
ンバインAはクローラ式の走行装置1aを有する機台
(走行機体)1の前方に刈取部2を昇降可能に装架し、
その後部で機台1の左側に本発明に係わる脱穀機3を搭
載すると共に、右側に操縦部パネル部4a及び座席シー
ト4b等からなる操縦部4を配設し、該操縦部4の後方
に排出オーガ5aを備えたグレンタンク5を設置し、刈
取部2で刈り取った穀稈を脱穀機3へ供給して脱穀する
と共に、脱穀処理されて選別された穀粒は揚穀筒3Yを
介してグレンタンク5内に収容し、排藁は脱穀機3の後
部に設置した排藁処理部3Sで処理排出し一連の収穫作
業を円滑に行うことができるようにしている。 【0006】上記脱穀機3は、扱室3aを入口側板6a
と出口側板6b間に扱胴6Kを回転可能に内装軸架した
扱室ケース6と、揺動選別体3bの上方において受網3
cを張設した本体機枠(下部ケース)30によって、穀
稈が通過する扱口3dを形成するように枠構成され、上
記扱室ケース6を下部ケース30の奥側(反扱口側)上
方で支持枠31aに支持される支点軸31を回転中心と
して、扱口3d側を開放するように上下に揺動回動可能
に設けると共に、下部ケース30側に扱口3dの下方に
沿ってフィードチェン3Fを張設し、該フィードチェン
3Fの搬送面に対向する挟持レール3Kを扱室ケース6
に取付け支持している。また、揺動選別体3bの下方に
は揚穀筒3Y側に向けて穀粒を移送する螺旋体を横設し
た一番樋32を配設している。 【0007】そして、入口側板6a及び出口側板6bと
下部ケース30との間には扱口3dに通じる供給口33
と排出口33aを形成し、その奥側部位に後述するロッ
ク機構7のロック部材70を介して、扱室ケース6を下
部ケース30に対し係脱可能に固定させるようにしてい
る。また、扱室ケース6と下部ケース30の間にはダン
パーシリンダ等からなる付勢部材7aを介装することに
より、上記ロック機構7の固定を解除して扱室ケース6
を上動し開動する際に、扱室ケース6を開動方向に付勢
して持ち上げ回動し易くしている。 【0008】上記扱室ケース6は、扱胴6Kの扱胴軸3
0aを軸支する入口側板6aと出口側板6bを、上部に
おいて天板6cで連結すると共に、扱口側を扱口壁枠6
dで連結し、奥側を奥側壁枠6eで連結することにより
下方が開放された筐枠体に形成している。そして、図3
(B)に示すように、入口側板6aと出口側板6bは二
重壁で形成し、この二重壁内に前記支点軸31に回動可
能に嵌挿して取付けられた取付アーム31aを挿入する
と共に、該取付アーム31aを図示する三本の取付ネジ
6Nによって二重壁で挟持状に締着固定している。尚、
上記三本の取付ネジ6Nのうち一本は出口側板6bから
後方に突出させて、後述する支持機構9のストッパ90
を回動可能に枢支する支持ピン(枢支部)6Pとなるよ
うに兼用している。 【0009】また、図3,図4に示すように上記扱口壁
枠6dには、扱室ケース6の前後に設けたロック機構7
の両ロックレバー7Lが各位置する部位に、側面視逆コ
字状の板状片で形成した取付ブラケット60,60を設
けており、該取付ブラケット60に設けたネジ孔(取付
部)61に取付ネジ62を介して、合成樹脂材によって
側面視L字状に型形成された扱口カバー63を着脱可能
に取付け、該扱口カバー63によってフィードチェン3
F及び挟持レール3Kの上方を天板6cと略同巾に覆う
ようにしている。尚、上記扱口カバー63の下縁部後端
(穀稈移送方向終端部)には、穀稈を株元側に接して誘
導案内するガイド片63Gを一体的に突出形成してお
り、該ガイド片63Gは扱口カバー63に後続して排稈
処理部3Sの側方を覆う排藁通路側板39の始端部とラ
ップして、この部における穀稈の株元側の継送を円滑に
行い、該排藁通路側板39始端部で穀稈の引っ掛かりや
過大な搬送抵抗の発生を良好に防止するようにしてい
る。 【0010】そして、上記取付ブラケット60の斜面部
には前記ロックレバー7Lを操作案内可能な逆L字状の
ガイド溝65を穿設すると共に、扱口カバー63の対応
する部位に該ガイド溝65よりも広巾な通孔66を形成
し、扱室ケース6の扱口側上部に回動可能に枢支したロ
ックレバー7Lを、ガイド溝65及び通孔66を挿通し
た状態で上下回動操作可能に構成することにより、合成
樹脂材で形成された扱口カバー63の通孔66がロック
レバー7Lに接触して摩損することを防止し、取付ブラ
ケット60によって的確に案内操作するようにしてい
る。尚、上記扱口カバー63は、必要により両取付ブラ
ケット60の中途部を扱口壁枠6dに適宜な取付片60
aを設けて取付け補強するようにしている。 【0011】また、図2に示すように前記天板6cは、
その反扱口側即ち奥側端で奥側壁枠6eの外側寄りに近
接した位置において、天板6cと略同じ長さの奥側カバ
ー10を複数の回動部(蝶番部)11を介して回動可能
に取付け支持すると共に、該奥側カバー10の巾を脱穀
機3の奥側壁3eよりもさらに奥側に延設し、脱穀機3
と隣合う操縦部4乃至グレンタンク(穀粒収納部)5等
で形成される空間部位を上方からできるだけ広範囲に覆
うことにより、扱室ケース6と下部ケース30との接合
部或いは奥側壁の微小な隙間等から吹き出したり飛散す
る塵埃の舞い上がりを防止し、該塵埃が操縦部4側に至
ることのないように構成している。 【0012】また、この奥側カバー10は、その前後を
下方に位置する取付アーム31bを利用して設けた取付
部(取付片)12に対し、取付具(取付ネジ)13によ
って着脱可能に取付けており、該取付ネジ13を緩める
ことにより同図に点線で示すように、奥側カバー10を
上方扱口側に向けて蝶番部11を中心に回動し奥側壁3
e部位の空間部を広く開放することができるようにして
いる。この状態において該空間部に位置する藁切刃15
や、伝動機構(不図示)等のメンテナンス作業を良好に
行うことができるものである。上記藁切刃15は在来の
ものと同様に、受網3cの軌跡終端に連設して扱室3a
内に突出するように設けられ、この実施形態においては
藁切刃15は扱室ケース6の奥側壁3eの上部に形成さ
れる取付枠30aに対し、取付ネジ16によって外部か
ら着脱可能に取付けられるようにしている。 【0013】このような脱穀機3において前出のロック
機構7は、扱室ケース6の入口側板6a及び出口側板6
bと下部ケース30との間で図2,図3に示すように構
成されている。即ち、上記ロック機構7は扱室3aの奥
側部位で下部ケース30にロックピン71を突設し、該
ロックピン71に係脱可能に係合するフック状の係合部
70aを有してヘ字状に形成したロック片70を、扱室
ケース6の入口側板6aと出口側板6bの側面に突設し
た支軸72に回動可能に軸支すると共に、該ロック片7
0と前記ロックレバー7Lをリンクロッド機構73を介
して連結することにより構成している。 【0014】これにより、上記ロックレバー7Lが既述
のガイド溝65の下方で実線状態に位置するときは、ロ
ック片70がロックピン71に係合して扱室ケース6を
下部ケース30に固定した脱穀作業姿勢(下動姿勢)に
固定すると共に、ロックレバー7Lが点線で示すように
上方に回動操作され、ガイド溝65の上端の鉤型の溝に
係止した状態においては、ロック片70はロックピン7
1との係合を解除して、扱室ケース6を手で持ち上げて
上動し開動させたメンテナンス姿勢(上動姿勢)に切換
可能にすることができるものである。 【0015】上記メンテナンス姿勢においては、前出の
支持機構9の扱室ケース6に設けた支持部材(ストッ
パ)90が、下部ケース30に突設したストッパーピン
(係合部)91に自動的に係合することにより、扱室3
aの上方を大きく開放させたメンテナンス姿勢に簡単且
つ確実に支持することができるようにしている。また、
この扱室ケース6の支持状態の解除操作は、扱口側に設
けた操作レバー9Lとストッパ90とを連結部材(ワイ
ヤ)99を介して連結することにより、扱口側から簡単
に行うことができるようにしている。 【0016】即ち、上記支持機構9は図2〜図4に示す
ように構成されている。上記ストッパ90は前出の支持
ピン6Pに枢支された状態において垂下姿勢になしてお
り、その板状杆の下端部内側に前記ストッパーピン91
と係合可能な係止部92を凹入形成すると共に、上端部
に支持ピン6Pを中心とする円弧状の操作溝93を穿設
し、且つ出口側板6bの適所に取着したスプリング95
によってストッパ90の前記支持ピン6P下方側を係合
方向に引っ張り付勢している。 【0017】そして、上記操作溝93内には前記操作レ
バー9Lに設けたワイヤ99の端部に形成される鉤型の
フック部99aを長孔方向にスライド可能に挿入すると
共に、該フック部99aを下部ケース30側に取着した
スプリング96によって引っ張り付勢し、該スプリング
96と上記ワイヤ99とによって上記ストッパ90を図
3に示す実線の支持待機姿勢に保持している。尚、上記
ワイヤ99のアウタ側1一端部は出口側板6bに固定す
ると共に、他端部を扱口壁枠6dの任意部材に固定して
いる。 【0018】一方、上記操作レバー9Lは、前記扱口カ
バー63の内方で前後巾の略中央において(図4)、フ
ィードチェン3Fの上方で扱口壁枠6dに取着される挟
持レール3Kのレール支持枠67又は既述の取付ブラケ
ット60或いは扱口壁枠6dから適宜設けた取付枠(不
図示)に、下向姿勢で回動可能に取付けると共に、この
操作レバー9Lの長さを通常姿勢では扱口カバー63の
下端から突出させないようにしている。 【0019】これにより操作レバー9Lは、扱口側にお
いて扱口カバー63の内方に設置され、扱室ケース6の
脱穀作業姿勢においてフィードチェン3Fと挟持レール
3Kによって挟持搬送される穀稈の搬送を阻害すること
なく、且つ該操作レバー9Lが機外に突出することによ
る人体や衣服等の接触や引っ掛かり等を防止すると共
に、ロック機構7を解除して扱室ケース6を上動させた
姿勢において、広く開放された扱口カバー63の下方か
ら支持機構7の操作を容易に行うことができ、また扱室
ケース6を上動させたメンテナンス姿勢において操作レ
バー9Lが不慮に操作されることのないようにしてい
る。 【0020】以上のように構成した脱穀機3は、図2,
図3に示すようにロックレバー7L及び操作レバー90
を実線で示す脱穀作業位置に切換固定した状態において
は、ロックレバー7Lによってロック機構7のロック片
70がロックピン71に係合して、扱室ケース6を下部
ケース30に固定した脱穀作業姿勢に的確に固定するの
で脱穀作業を良好に行うことができる。このとき、支持
機構9のストッパ90は、支持ピン6Pに枢支された状
態において、ワイヤ99とスプリング95によってスト
ッパーピン91に接当することなく垂下状にバランス支
持されているので、脱穀機3の機体振動等に起因する接
当音等を生ずることなく適正な支持待機姿勢に支持され
ている。 【0021】 そして、扱室ケース6を上動して扱室3a
の上方を開放して脱穀機3内のメンテナンス作業をする
際には、ロックレバー7Lを点線で示すように扱口カバ
ー63を取着する取付ブラケット60のガイド溝65に
沿わせ上方に回動操作し、その上端の鉤型の溝に係止す
ると、ロック片70がロックピン71との係合を解除す
るので、この状態において扱室ケース6を両手で持ち上
げて上動開動してメンテナンス姿勢に切換えることがで
きるものである。 【0022】このように扱室ケース6が支点軸31を中
心に上動されると、前記支持機構9のストッパ90がス
トッパーピン91にスプリング95で押接付勢されなが
ら共に上動変位することとなり、上記扱室ケース6のメ
ンテナンス姿勢位置でその係止部92をスプリング95
の付勢力並びに自重によってストッパーピン91に自動
的に係合させて、扱室ケース6をストッパ90を介し下
部ケース30に支持固定すると共に、扱室3aの上方を
大きく開放させたメンテナンス姿勢に簡単且つ確実に切
換保持することができるので、扱室3a内のメンテナン
ス作業を良好に行うことができるものである。 【0023】そして、メンテナンス作業終了時において
扱室ケース6を元の脱穀作業姿勢に復帰させるときは、
作業者は扱口側から扱室ケース6を片手で支えながら他
方の手で、扱口カバー63内方に露出状態ある操作レバ
ー90を引き操作することにより、ワイヤ99を介しス
プリング95,96に抗してストッパ90をストッパー
ピン91から外し支持機構9の支持を簡単に解除するこ
とができ、これと同時に操作レバー90から手を離しそ
の近傍を支え、扱室ケース6を両手で安定よく下降回動
させることができ、次いで、扱室ケース6は所定位置に
下動されると両側のロックレバー7L,7Lをガイド溝
65に沿って下方に回動することにより、ロック機構7
のロック片70によって扱室ケース6を、下部ケース3
0に対し脱穀作業姿勢に簡単且つ確実に固定することが
できて、再び良好な脱穀作業を行うことができる。 【0024】このような作業において、脱穀作業時にお
いて天板6cは、脱穀機3の奥側に延設した開閉回動可
能な奥側カバー10を備えていることにより、該奥側カ
バー10によって脱穀機3と隣合う操縦部4或いはグレ
ンタンク5との間に形成される空間部位を上方から広範
囲に覆うことができ、脱穀機から吹き出したり飛散する
塵埃の舞い上がりを良好に防止し運転作業を支障なく行
うことができる。そして、扱室ケース6を支点軸31を
中心に回動させる際に、上記奥側カバー10は奥側に延
設しているにも係わらずその回動に支障を与えることな
く共に回動するので、扱室ケース6の回動を円滑に行い
扱室3a内のメンテナンス作業を速やかに行うことがで
きる。 【0025】また、奥側カバー10は、蝶番部11より
奥側部位を扱室ケース6を支持する取付アーム31bを
利用して、該取付アーム31bに上記蝶番部11からで
きるだけ離間した部位に取付片12及び取付ネジ13を
設けて着脱可能に取付けているので、奥側カバー10を
可及的に広巾に形成しながら安定よく取付け支持するこ
ともでき、機体の振動等による共振びびりや騒音等の発
生を良好に防止することができると共に、奥側カバー1
0の取付け構造を簡潔で廉価な構成にすることができ
る。 【0026】また、奥側カバー10の下方に設置した藁
切刃15や伝動機構等のメンテナンス作業を行う際に
は、奥側カバー10を取付ネジ13を緩めて取付片12
の固定を解除し蝶番部11を中心に上方扱口側に向けて
単独に回動させることにより、前記空間部を広く開放し
て操縦部4或いは穀粒収納部5側から自由に手を差し入
れて、側藁切刃15等の交換作業及び他のメンテナンス
作業を簡単且つ能率よく行うことができる。 【0027】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より次のような効果を奏する。請求項1の発明により、
扱室ケースが支点軸を中心に回動する際に、奥側カバー
はその回動支障なく一体的に回動するので、扱室ケ
ースの回動を円滑に行い扱室内のメンテナンス作業を速
やかに行うことができると共に、上記空間部から下方に
位置する藁切刃や伝動機構等のメンテナンス作業を行う
際に、奥側カバーは上方扱口側に向けて単独に回動させ
ることができるので、操縦部側から行う藁切刃等の交換
作業を簡単且つ能率よく行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる脱穀機を搭載したコンバインを
示し、(A)は側面図。(B)は平面図。 【図2】脱穀機の要部を一部断面して示す正面図。 【図3】(A)は脱穀機の要部を一部断面して示す背面
図。(B)は出口側板と支持機構の構成を示す平断面
図。 【図4】扱口カバー及び操作レバーの取付け構成を示す
斜視図。 【符号の説明】 3 脱穀機 3a 扱室 3d 扱口 3E 奥側壁 6 扱室ケース 6a 入口側板 6b 出口側板 6c 天板 6d 扱口壁枠 6K 扱胴 7 ロック機構 7L ロックレバー 9 支持機構 9L 操作レバー 10 奥側カバー 11 回動部(蝶番部) 12 取付部(取付片) 13 取付具(取付ネジ) 15 藁切刃 30 下部ケース 31 支点軸 31b 取付アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板持 透 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−244232(JP,A) 実開 平2−63630(JP,U) 実開 昭54−54669(JP,U) 実開 昭58−78041(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 扱胴を入口側板と出口側板間に軸架しそ
    の上方を天板で覆った扱室ケースを、奥側の支点軸を回
    転中心として扱口側を開放するように下部ケースに対し
    上下回動可能に設けた脱穀機において、前記天板の奥側
    端部に奥側カバーを回動部を介して回動可能に取付ける
    と共に、該奥側カバーの前記回動部より奥側部位を扱室
    ケース側の取付部に着脱自在に固定することにより、上
    記扱室ケースと奥側カバー上記支点軸を中心に一体
    動するよう構成し、且つ奥側カバーと前記取付部との固
    定を解除して奥側カバーを回動部を中心に扱口側に向け
    て単独回動可能に構成したことを特徴とする脱穀機のカ
    バー構造。
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