JP3349050B2 - 脱穀機の扱口カバー構造 - Google Patents

脱穀機の扱口カバー構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン或いは
ハーベスタ等に搭載可能な脱穀機における扱口カバー構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、扱胴を回転可能に内装軸架した扱
室ケースを、下部ケースに設けた支点軸を回転中心とし
て扱口側を開放するようにロック機構を設け、該ロック
機構のロックレバーを操作することにより固定を解除さ
せて、扱室ケースを上動し扱室内の清掃及びメンテナン
ス作業等を行うようにする脱穀機は既に知られており、
このような脱穀機の扱室に形成される扱口に設けたフィ
ードチェンはその上方を、鉄板製でプレス加工によって
よって形成された扱口カバーによって覆うようにしてい
ると共に、ロック機構のロックレバーを挿通案内するレ
バーガイドを、上記扱口カバーにガイド溝を穿設形成し
て行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な構成では、扱室ケースを上下回動してメンテナンス作
業を行う際に、ロックレバーを上下操作するとガイド溝
に過大な力が加えられたとき扱口カバーが変形する等の
欠点があり、この防止のために補強部材を別途に付設し
なければならず構造が複雑化すると共に、鉄板製の扱口
カバー構造を剛性を有して製作する上で機体重量が大き
くなる等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による脱穀機の扱口カバー構造は、扱胴を入口
側板と出口側板間で軸架しその上方を天板で覆う扱室ケ
ースと、受網を張設した下部ケースとによって形成され
る扱室の扱口に、フィードチェンを沿設し該フィードチ
ェンの上方を扱室ケース側に取付けられる扱口カバーで
覆うと共に、上記扱室内を開放するように天板又は扱室
ケースをロック機構を介して回動可能に固定するように
構成した脱穀機において、前記扱口カバーを合成樹脂材
で形成して取付ブラケットを介して取付けると共に、該
取付ブラケットにガイド溝を形成し該ガイド溝で上記ロ
ック機構のロックレバーを挿通案内させるようにしてい
る。
【0005】また、取付ブラケットに取付ける扱口カバ
ーに、取付ブラケットのガイド溝に対応する部位にロッ
クレバーが挿通される通孔を形成し、ロックレバーを扱
口カバーの外方に突出させることを特徴としている。
【0006】さらに、下部ケース側にフィードチェンを
設け、該フィードチェンに対向する挟持レールを扱室ケ
ースに設けて扱口カバーで覆うと共に、上記扱室ケース
を上下回動させることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1に示すAはコンバインであり、該コ
ンバインAはクローラ式の走行装置1aを有する機台
(走行機体)1の前方に刈取部2を昇降可能に装架し、
その後部で機台1の左側に本発明に係わる脱穀機3を搭
載すると共に、右側に操縦部パネル部4a及び座席シー
ト4b等からなる操縦部4を配設し、該操縦部4の後方
に排出オーガ5aを備えたグレンタンク5を設置し、刈
取部2で刈り取った穀稈を脱穀機3へ供給して脱穀する
と共に、脱穀処理されて選別された穀粒は揚穀筒3Yを
介してグレンタンク5内に収容し、排藁は脱穀機3の後
部に設置した排藁処理部3Sで処理排出し一連の収穫作
業を円滑に行うことができるようにしている。
【0008】上記脱穀機3は、扱室3aを入口側板6a
と出口側板6b間に扱胴6Kを回転可能に内装軸架した
扱室ケース6と、揺動選別体3bの上方において受網3
cを張設した本体機枠(下部ケース)30によって、穀
稈が通過する扱口3dを形成するように枠構成され、上
記扱室ケース6を下部ケース30の奥側(反扱口側)上
方で支持枠31aに支持される支点軸31を回転中心と
して、扱口3d側を開放するように上下に揺動回動可能
に設けると共に、下部ケース30側に扱口3dの下方に
沿ってフィードチェン3Fを張設し、該フィードチェン
3Fの搬送面に対向する挟持レール3Kを扱室ケース6
に取付け支持している。また、揺動選別体3bの下方に
は揚穀筒3Y側に向けて穀粒を移送する螺旋体を横設し
た一番樋32を配設している。
【0009】そして、入口側板6a及び出口側板6bと
下部ケース30との間には扱口3dに通じる供給口33
と排出口33aを形成し、その奥側部位に後述するロッ
ク機構7のロック部材70を介して、扱室ケース6を下
部ケース30に対し係脱可能に固定させるようにしてい
る。また、扱室ケース6と下部ケース30の間にはダン
パーシリンダ等からなる付勢部材7aを介装することに
より、上記ロック機構7の固定を解除して扱室ケース6
を上動し開動する際に、扱室ケース6を開動方向に付勢
して持ち上げ回動し易くしている。
【0010】上記扱室ケース6は、扱胴6Kの扱胴軸3
0aを軸支する入口側板6aと出口側板6bを、上部に
おいて天板6cで連結すると共に、扱口側を扱口壁枠6
dで連結し、奥側を奥側壁枠6eで連結することにより
下方が開放された筐枠体に形成している。そして、図3
(B)に示すように、入口側板6aと出口側板6bは二
重壁で形成し、この二重壁内に前記支点軸31に回動可
能に嵌挿して取付けられた取付アーム31aを挿入する
と共に、該取付アーム31aを図示する三本の取付ネジ
6Nによって二重壁で挟持状に締着固定している。尚、
上記三本の取付ネジ6Nのうち一本は出口側板6bから
後方に突出させて、後述する支持機構9のストッパ90
を回動可能に枢支する支持ピン(枢支部)6Pとなるよ
うに兼用している。
【0011】また、図3,図4に示すように上記扱口壁
枠6dには、扱室ケース6の前後に設けたロック機構7
の両ロックレバー7Lが各位置する部位に、側面視逆コ
字状の板状片で形成した取付ブラケット60,60を設
けており、該取付ブラケット60に設けたネジ孔(取付
部)61に取付ネジ62を介して、合成樹脂材によって
側面視L字状に型形成された扱口カバー63を着脱可能
に取付け、該扱口カバー63によってフィードチェン3
F及び挟持レール3Kの上方を天板6cと略同巾に覆う
ようにしている。尚、上記扱口カバー63の下縁部後端
(穀稈移送方向終端部)には、穀稈を株元側に接して誘
導案内するガイド片63Gを一体的に突出形成してお
り、該ガイド片63Gは扱口カバー63に後続して排稈
処理部3Sの側方を覆う排藁通路側板39の始端部とラ
ップして、この部における穀稈の株元側の継送を円滑に
行い、該排藁通路側板39始端部で穀稈の引っ掛かりや
過大な搬送抵抗の発生を良好に防止するようにしてい
る。
【0012】そして、上記取付ブラケット60の斜面部
には前記ロックレバー7Lを操作案内可能な逆L字状の
ガイド溝65を穿設すると共に、扱口カバー63の対応
する部位に該ガイド溝65よりも広巾な通孔66を形成
し、扱室ケース6の扱口側上部に回動可能に枢支したロ
ックレバー7Lを、ガイド溝65及び通孔66を挿通し
た状態で上下回動操作可能に構成することにより、合成
樹脂材で形成された扱口カバー63の通孔66がロック
レバー7Lに接触して摩損することを防止し、取付ブラ
ケット60によって的確に案内操作するようにしてい
る。尚、上記扱口カバー63は、必要により両取付ブラ
ケット60の中途部を扱口壁枠6dに適宜な取付片60
aを設けて取付け補強するようにしている。
【0013】また、図2に示すように前記天板6cは、
その反扱口側即ち奥側端で奥側壁枠6eの外側寄りに近
接した位置において、天板6cと略同じ長さの天板カバ
ー10を複数の回動支持部(蝶番部)11を介して回動
可能に取付け支持すると共に、該天板カバー10の巾を
脱穀機3の奥側壁3eよりもさらに奥側に延設し、脱穀
機3と隣合う操縦部4乃至グレンタンク5等で形成され
る空間部位を上方からできるだけ広範囲に覆うことによ
り、扱室ケース6と下部ケース30との接合部或いは奥
側壁の微小な隙間等から吹き出したり飛散する塵埃の舞
い上がりを防止し、該塵埃が操縦部4側に至ることのな
いように構成している。
【0014】また、この天板カバー10は、その前後を
下方に位置する取付アーム31bを利用して設けた取付
部(取付片)12に対し、取付具(取付ネジ)13によ
って着脱可能に取付けており、該取付ネジ13を緩める
ことにより同図に点線で示すように、天板カバー10を
上方扱口側に向けて蝶番部11を中心に回動し奥側壁3
e部位の空間部を広く開放することができるようにして
いる。この状態において該空間部に位置する藁切刃15
や、伝動機構(不図示)等のメンテナンス作業を良好に
行うことができるものである。上記藁切刃15は在来の
ものと同様に、受網3cの軌跡終端に連設して扱室3a
内に突出するように設けられ、この実施形態においては
藁切刃15は扱室ケース6の奥側壁3eの上部に形成さ
れる取付枠30aに対し、取付ネジ16によって外部か
ら着脱可能に取付けられるようにしている。
【0015】このような脱穀機3において前出のロック
機構7は、扱室ケース6の入口側板6a及び出口側板6
bと下部ケース30との間で図2,図3に示すように構
成されている。即ち、上記ロック機構7は扱室3aの奥
側部位で下部ケース30にロックピン71を突設し、該
ロックピン71に係脱可能に係合するフック状の係合部
70aを有してヘ字状に形成したロック片70を、扱室
ケース6の入口側板6aと出口側板6bの側面に突設し
た支軸72に回動可能に軸支すると共に、該ロック片7
0と前記ロックレバー7Lをリンクロッド機構73を介
して連結することにより構成している。
【0016】これにより、上記ロックレバー7Lが既述
のガイド溝65の下方で実線状態に位置するときは、ロ
ック片70がロックピン71に係合して扱室ケース6を
下部ケース30に固定した脱穀作業姿勢(下動姿勢)に
固定すると共に、ロックレバー7Lが点線で示すように
上方に回動操作され、ガイド溝65の上端の鉤型の溝に
係止した状態においては、ロック片70はロックピン7
1との係合を解除して、扱室ケース6を手で持ち上げて
上動し開動させたメンテナンス姿勢(上動姿勢)に切換
可能にすることができるものである。
【0017】上記メンテナンス姿勢においては、前出の
支持機構9の扱室ケース6に設けた支持部材(ストッ
パ)90が、下部ケース30に突設したストッパーピン
(係合部)91に自動的に係合することにより、扱室3
aの上方を大きく開放させたメンテナンス姿勢に簡単且
つ確実に支持することができるようにしている。また、
この扱室ケース6の支持状態の解除操作は、扱口側に設
けた操作レバー9Lとストッパ90とを連結部材(ワイ
ヤ)99を介して連結することにより、扱口側から簡単
に行うことができるようにしている。
【0018】即ち、上記支持機構9は図2〜図4に示す
ように構成されている。上記ストッパ90は前出の支持
ピン6Pに枢支された状態において垂下姿勢になしてお
り、その板状杆の下端部内側に前記ストッパーピン91
と係合可能な係止部92を凹入形成すると共に、上端部
に支持ピン6Pを中心とする円弧状の操作溝93を穿設
し、且つ出口側板6bの適所に取着したスプリング95
によってストッパ90の前記支持ピン6P下方側を係合
方向に引っ張り付勢している。
【0019】そして、上記操作溝93内には前記操作レ
バー9Lに設けたワイヤ99の端部に形成される鉤型の
フック部99aを長孔方向にスライド可能に挿入すると
共に、該フック部99aを下部ケース30側に取着した
スプリング96によって引っ張り付勢し、該スプリング
96と上記ワイヤ99とによって上記ストッパ90を図
3に示す実線の支持待機姿勢に保持している。尚、上記
ワイヤ99のアウタ側の一端部は出口側板6bに固定す
ると共に、他端部を扱口壁枠6dの任意部材に固定して
いる。
【0020】一方、上記操作レバー9Lは、前記扱口カ
バー63の内方で前後巾の略中央において(図4)、フ
ィードチェン3Fの上方で扱口壁枠6dに取着される挟
持レール3Kのレール支持枠67又は既述の取付ブラケ
ット60或いは扱口壁枠6dから適宜設けた取付枠(不
図示)に、下向姿勢で回動可能に取付けると共に、この
操作レバー9Lの長さを通常姿勢では扱口カバー63の
下端から突出させないようにしている。
【0021】これにより操作レバー9Lは、扱口側にお
いて扱口カバー63の内方に設置され、扱室ケース6の
脱穀作業姿勢においてフィードチェン3Fと挟持レール
3Kによって挟持搬送される穀稈の搬送を阻害すること
なく、且つ該操作レバー9Lが機外に突出することによ
る人体や衣服等の接触や引っ掛かり等を防止すると共
に、ロック機構7を解除して扱室ケース6を上動させた
姿勢において、広く開放された扱口カバー63の下方か
ら支持機構7の操作を容易に行うことができ、また扱室
ケース6を上動させたメンテナンス姿勢において操作レ
バー9Lが不慮に操作されることのないようにしてい
る。
【0022】以上のように構成した脱穀機3は、図2,
図3に示すようにロックレバー7L及び操作レバー90
を実線で示す脱穀作業位置に切換固定した状態において
は、ロックレバー7Lによってロック機構7のロック片
70がロックピン71に係合して、扱室ケース6を下部
ケース30に固定した脱穀作業姿勢に的確に固定するの
で脱穀作業を良好に行うことができる。このとき、支持
機構9のストッパ90は、支持ピン6Pに枢支された状
態において、ワイヤ99とスプリング95によってスト
ッパーピン91に接当することなく垂下状にバランス支
持されているので、脱穀機3の機体振動等に起因する接
当音等を生ずることなく適正な支持待機姿勢に支持され
ている。
【0023】そして、扱室ケース6を上動して扱室3a
の上方を開放して脱穀機3内のメンテナンス作業をする
際には、ロックレバー7Lを点線で示すように扱口カバ
ー63を取着する取付ブラケット60のガイド溝65に
沿わせ上方に回動操作し、その上端の鉤型の溝に係止す
ると、ロック片70がロックピン71との係合を解除す
るので、この状態において扱室ケース6を両手で持ち上
げて上動開動してメンテナンス姿勢に切換えることがで
きるものである。
【0024】このように扱室ケース6が支点軸31を中
心に上動されると、前記支持機構9のストッパ90がス
トッパーピン91にスプリング95で押接付勢されなが
ら共に上動変位することとなり、上記扱室ケース6のメ
ンテナンス姿勢位置でその係止部92をスプリング95
の付勢力並びに自重によってストッパーピン91に自動
的に係合させて、扱室ケース6をストッパ90を介し下
部ケース30に支持固定すると共に、扱室3aの上方を
大きく開放させたメンテナンス姿勢に簡単且つ確実に切
換保持することができるので、メンテナンス作業を良好
に行うことができるものである。
【0025】このとき図3に示すようにストッパ90は
支持姿勢に回動変位しておりこの結果、扱室ケース6に
取着されているワイヤ99は、そのフック部99aがス
トッパ90の操作溝93内をスライドし他端部に逃がさ
れて位置すると共に、該フック部99aはスプリング9
6で引っ張られることにより、ワイヤ99の屈折を防止
して次位の支持解除操作が支障なく行われるようにして
いる。また、上記ストッパ90は、その枢支部(支持ピ
ン)6Pを扱室ケース6に支点軸31に近接した部位に
設けていることにより、該ストッパ90の長さを長大に
することなく支持機構9を奥側部位にコンパクトに設置
構成しているので、穀稈の搬送を阻害したり他の機構に
支障を与えることなく且つ扱室ケース6をメンテナンス
姿勢に的確に支持することができる。
【0026】そして、メンテナンス作業終了時において
扱室ケース6を元の脱穀作業姿勢に復帰させるときは、
作業者は扱口側から扱室ケース6を片手で支えながら他
方の手で、扱口カバー63内方に露出状態ある操作レバ
ー90を引き操作することにより、ワイヤ99を介しス
プリング95,96に抗してストッパ90をストッパー
ピン91から外し支持機構9の支持を簡単に解除するこ
とができ、これと同時に操作レバー90から手を離しそ
の近傍を支え、扱室ケース6を両手で安定よく下降回動
させることができ、次いで、扱室ケース6は所定位置に
下動されると両側のロックレバー7L,7Lをガイド溝
65に沿って下方に回動することにより、ロック機構7
のロック片70によって扱室ケース6を、下部ケース3
0に対し脱穀作業姿勢に簡単且つ確実に固定することが
できて、メンテナンス作業を能率よく行うことができ再
び良好な脱穀作業を行うことができる。
【0027】このような脱穀機3において、ロック機構
7のロックレバー7Lを挿通案内させるガイド溝65を
形成した取付ブラケット60によって、扱口カバー63
を扱室ケース6に取付けることにより、該扱口カバー6
3は合成樹脂材による型形成によって製作することが可
能になって、図4に示す複雑な形状のものでも合成樹脂
型形成によって簡単に製作することができ、フィードチ
ェン3F及び挟持レール3Kの上方を良好に覆うことが
できると共に、機体の軽量化も図りながら良好な脱穀作
業を遂行することができる。
【0028】また、図示例のように取付ブラケット60
に取付ける扱口カバー63に、取付ブラケット60のガ
イド溝65に対応する部位にロックレバー7Lが挿通さ
れる通孔66を形成し、ロックレバー7Lをガイド溝6
5及び通孔66を通して扱口カバー63の外方に突出さ
せるように設けることにより、ロックレバー7Lの操作
時に、ロックレバー7Lを合成樹脂材で形成された通孔
66部分に摺接接当させることなく、扱口カバー63の
損耗や変形を防止することができると共に、ロックレバ
ー7Lの操作位置を扱口3d巾内の所望の部位に操作性
よく設置構成することができる等の利点がある。
【0029】また、上述した扱口カバー63及び取付ブ
ラケット60並びにロックレバー7L等は、挟持レール
3Kを有する扱室ケース6に一体的に組付けた軽量化構
成によって、扱室ケース6の上下回動を円滑に行うこと
を可能にすると共に、ロックレバー7Lの操作位置を変
えることなく操作性の向上をも図ることができる。
【0030】尚、ロックレバー7Lは取付ブラケット6
0のガイド溝65に挿通させた状態において、扱口カバ
ー63に通孔66を形成することなく、扱口カバー63
の外側を通して扱口カバー63の外方に突出するように
設けてもよい。また、本発明は、この実施形態では扱口
カバー63を上下回動することによりメンテナンス作業
を行う脱穀機3について示したが、これに限ることなく
扱室ケース6を固定した状態で、天板6cを上下回動可
能に固定するようにロック機構7を設けて、扱室3a内
のメンテナンス作業を行うようにした脱穀機においても
適用することができるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より次のような効果を奏する。請求項1の発明により、
扱口カバーを合成樹脂材で形成すると共に、該扱口カバ
ーを取付ける取付ブラケットをロック機構のロックレバ
ーを挿通案内するガイド溝を形成してレバーガイドに兼
ねるようにしたので、扱口カバーを安定よく取付け支持
すると共に、ロックレバーの操作を良好に行い天板また
は扱室ケースの回動を円滑に行うことができる等簡潔で
廉価な構成のレバーガイドを提供することができる。
【0032】請求項2の発明により、取付ブラケットの
ガイド溝に対応する部位の扱口カバーにロックレバーを
挿通する通孔を形成することにより、ロックレバーを扱
口巾内に自由に設置することが可能になると共に、ロッ
クレバーを扱口カバーの外方に突出させて操作しても、
合成樹脂材で形成された扱口カバーの変形や損耗等を防
止してロックレバーの操作を良好に行うことができる。
【0033】請求項3の発明により、扱口カバーで挟持
レールを良好に覆うことができると共に、扱室ケースを
上下回動する際にロックレバーを適正位置に支持した状
態で共に一体的に回動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる脱穀機を搭載したコンバインを
示し、(A)は側面図。(B)は平面図。
【図2】脱穀機の要部を一部断面して示す正面図。
【図3】(A)は脱穀機の要部を一部断面して示す背面
図。(B)は出口側板と支持機構の構成を示す平断面
図。
【図4】扱口カバー及び操作レバーの取付け構成を示す
斜視図。
【符号の説明】
3 脱穀機 3a 扱室 3d 扱口 3F フィードチェン 3K 挟持レール 6 扱室ケース 6a 入口側板 6b 出口側板 6c 天板 6d 扱口壁枠 6K 扱胴 6P 支持ピン(枢支部) 7 ロック機構 7L ロックレバー 9 支持機構 9L 操作レバー 30 下部ケース 31 支点軸 60 取付ブラケット 62 取付ネジ 63 扱口カバー 65 ガイド溝 66 通孔 90 ストッパ(支持部材) 91 ストッパーピン(係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板持 透 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−256579(JP,A) 実開 昭62−172327(JP,U) 実開 平1−125034(JP,U) 実開 平5−51042(JP,U) 実開 昭56−77254(JP,U) 実開 昭62−196639(JP,U) 実開 平2−142117(JP,U) 実開 平5−60235(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴を入口側板と出口側板間で軸架しそ
    の上方を天板で覆う扱室ケースと、受網を張設した下部
    ケースとによって形成される扱室の扱口に、フィードチ
    ェンを沿設し該フィードチェンの上方を扱室ケース側に
    取付けられる扱口カバーで覆うと共に、上記扱室内を開
    放するように天板又は扱室ケースをロック機構を介して
    回動可能に固定するように構成した脱穀機において、前
    記扱口カバーを合成樹脂材で形成して取付ブラケットを
    介して取付けると共に、該取付ブラケットにガイド溝を
    形成し該ガイド溝で上記ロック機構のロックレバーを挿
    通案内させることを特徴とする脱穀機の扱口カバー構
    造。
  2. 【請求項2】 取付ブラケットに取付ける扱口カバー
    に、取付ブラケットのガイド溝に対応する部位にロック
    レバーが挿通される通孔を形成し、ロックレバーを扱口
    カバーの外方に突出させる請求項1の脱穀機の扱口カバ
    ー構造。
  3. 【請求項3】 下部ケース側にフィードチェンを設け、
    該フィードチェンに対向する挟持レールを扱室ケースに
    設けて扱口カバーで覆うと共に、上記扱室ケースを上下
    回動させる請求項1又は2の脱穀機の扱口カバー構造。
JP27655696A 1996-10-18 1996-10-18 脱穀機の扱口カバー構造 Expired - Fee Related JP3349050B2 (ja)

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